JP4775619B2 - 自動変速機の制御装置 - Google Patents
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Description
まず、図1及び図2に基づいて自動変速機11の概略構成を説明する。図2に示すように、エンジン(図示せず)の出力軸には、トルクコンバータ12の入力軸13が連結され、このトルクコンバータ12の出力軸14に、油圧駆動式の変速歯車機構15が連結されている。トルクコンバータ12の内部には、流体継手を構成するポンプインペラ31とタービンランナ32が対向して設けられ、ポンプインペラ31とタービンランナ32との間には、オイルの流れを整流するステータ33が設けられている。ポンプインペラ31は、トルクコンバータ12の入力軸13に連結され、タービンランナ32は、トルクコンバータ12の出力軸14に連結されている。
これらの観点から、3ビット全てが「1」となるパターンは、Dレンジに割り付けられるのが最適である。
図6(b)に示すように、スイッチ体S1の断線時には、全ての位置でスイッチ体S1の信号値が「0」となる。これにより、シフトレバー25の位置がDレンジの場合は、スイッチ体S1〜S3の信号値が「011」となるため、「R−N中間レンジ」と誤判定される。
図6(c)に示すように、スイッチ体S2の断線時には、全ての位置でスイッチ体S2の信号値が「0」となる。これにより、シフトレバー25がDレンジの位置の場合は、スイッチ体S1〜S3の信号値が「101」となるため、「N−D中間レンジ」と誤判定される。シフトレバー25がRレンジの位置でスイッチ体S2が断線してスイッチ体S2の信号値が「0」となると、「000」という無信号状態(異常なコード)が発生する。
図6(d)に示すように、スイッチ体S3の断線時には、全ての位置でスイッチ体S3の信号値が「0」となる。これにより、シフトレバー25がDレンジの位置の場合は、スイッチ体S1〜S3の信号値が「110」となるため、「P−R中間レンジ」と誤判定されるが、シフトレバー25がDレンジの位置で車両走行中に、スイッチ体S3が断線してスイッチ体S3の信号値が「0」となると、検出レンジ位置の変化パターンが「Dレンジ」→「P−R中間レンジ」という正常な状態では発生し得ない変化パターンとなるため、レンジ位置検出装置42の異常と判定することができる。
図7(b)に示すように、3つのスイッチ体S1のいずれかが地絡しても、シフトレバー25がDレンジにシフトされた状態になっていれば、検出レンジ位置が「Dレンジ」となるため、車両の走行が可能である。
P−R定常状態の信号時に、(1)スイッチ体S1の地絡状態で、「P−R中間レンジ」から「Rレンジ」にセレクトしたとき又はR定常状態、また、(2)スイッチ体S3の断線状態で、「P−R中間レンジ」から「Dレンジ」にセレクトしたとき又はD定常状態の場合である。この場合には、レンジ位置検出装置42の異常時に、同じ信号の変化パターンとなる複数の実セレクト操作の油圧の中から最も高い油圧を選択することで、クラッチ滑りを防止して、ショックを軽減する。具体的には、図10に示す油圧設定を用いる。本実施例では、レンジ位置検出装置42の正常時も、異常時と同様に、図10に示す油圧設定を用いる。
「R定常圧+N−D圧」は、後進用クラッチREV/BをRレンジの定常圧設定とし、前進用クラッチFWD/BをN−D中間レンジの油圧設定とすることで、Rレンジ定常状態滑り防止とDレンジへのセレクトショック対策の双方で共用できる油圧設定である。
また、Dレンジ信号からN−D中間レンジ信号への変化時にDレンジ時に滑らない油圧設定(D定常圧)とする。
「P−R中間レンジ」から「Nレンジ」への変化が検出されれば、ステップ106に進み、図10に示す油圧設定を用いて、油圧設定を「R−N+ディレーN−D圧」とする。
「R−N中間レンジ」から「N−D中間レンジ」への変化が検出されれば、ステップ108に進み、図10に示す油圧設定を用いて、油圧設定を「ディレーN−D圧」とする。
しかしながら、本発明の油圧設定は、レンジ位置検出装置42の異常時のみに実施し、正常時には従来同様の油圧設定を行うようにしても良い。
Claims (10)
- 運転者のシフトレバーの操作により切り換えられる少なくともパーキングレンジ(以下「Pレンジ」と表記)、リバースレンジ(以下「Rレンジ」と表記)、ニュートラルレンジ(以下「Nレンジ」と表記)、ドライブレンジ(以下「Dレンジ」と表記)の各レンジ位置とその中間状態位置を検出するための信号を出力するレンジ位置検出装置と、
自動変速機内の複数の摩擦係合要素に供給する油圧を制御する複数の油圧制御弁と、
前記シフトレバーの操作に連動して前記複数の油圧制御弁への油圧供給回路を切り換えるように設けられ、前記シフトレバーがDレンジにシフトされているときのみ、前進変速段を確立させるのに必要な摩擦係合要素の油圧制御弁への油圧供給回路を形成するように切り換えられる手動切換弁と、
前記レンジ位置検出装置から出力される信号に基づいてレンジ位置を判定するレンジ位置判定手段と、
前記レンジ位置判定手段で判定したレンジ位置に応じて前記複数の油圧制御弁を制御することで前記複数の摩擦係合要素の係合状態を油圧で制御して変速段を切り換える変速制御手段と、
前記レンジ位置検出装置から出力される信号に基づいて該レンジ位置検出装置の異常の有無を判定する異常診断手段と
を備えた自動変速機の制御装置において、
前記レンジ位置検出装置の異常時に、同じ信号の変化パターンとなる複数の実セレクト操作の油圧の中から最も高い油圧が選択されるように前記複数の油圧制御弁を制御する油圧制御手段を備えていることを特徴とする自動変速機の制御装置。 - 前記油圧制御手段は、前記レンジ位置検出装置の正常時も、異常時と同様に、同じ信号の変化パターンとなる複数の実セレクト操作の油圧の中から最も高い油圧を選択することを特徴とする請求項1に記載の自動変速機の制御装置。
- 前記油圧制御手段は、後進用摩擦係合要素の油圧を元圧で制御し、前進用摩擦係合要素の油圧を該前進用摩擦係合要素のソレノイド圧で制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の自動変速機の制御装置。
- 前記油圧制御手段は、後進用摩擦係合要素の油圧をN−R中間レンジの油圧設定とし且つ前進用摩擦係合要素の油圧をN−D中間レンジの油圧設定とすることで、Rレンジへのセレクトショック対策とDレンジへのセレクトショック対策の双方で共用できる油圧設定とすることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の自動変速機の制御装置。
- 前記油圧制御手段は、後進用摩擦係合要素の油圧をRレンジの定常圧設定とし且つ前進用摩擦係合要素の油圧をN−D中間レンジの油圧設定とすることで、Rレンジ定常状態滑り防止とDレンジへのセレクトショック対策の双方で共用できる油圧設定とすることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の自動変速機の制御装置。
- 前記油圧制御手段は、後進用摩擦係合要素の油圧をN−R中間レンジの油圧設定とし且つ前進用摩擦係合要素の油圧をDレンジの定常圧設定とすることで、Dレンジ定常状態滑り防止とRレンジへのセレクトショック対策の双方で共用できる油圧設定とすることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の自動変速機の制御装置。
- 前記油圧制御手段は、Pレンジ又はP−R中間レンジ又はRレンジ又はR−N中間レンジ又はNレンジ信号からN−D中間レンジ信号へと変化した場合に所定時間遅らせて開始するN−D中間レンジの油圧を用いることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の自動変速機の制御装置。
- 前記油圧制御手段は、前記所定時間遅らせて開始するN−D中間レンジの油圧を用いる場合に、Pレンジ又はP−R中間レンジ又はRレンジ信号からN−D中間レンジ信号へと変化したときに元圧をR−Nセレクト時用とすることを特徴とする請求項7に記載の自動変速機の制御装置。
- 前記油圧制御手段は、P−R中間レンジ定常状態又はR−N中間レンジ定常状態又は無信号定常状態では、Rレンジ時及びDレンジ時の双方で滑らない油圧設定とすることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の自動変速機の制御装置。
- 前記油圧制御手段は、Dレンジ信号からN−D中間レンジ信号への変化時にDレンジ時に滑らない油圧設定とすることを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の自動変速機の制御装置。
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