JP4774215B2 - 多層プリント配線基板 - Google Patents
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Description
高密度の多層配線板としては、ビルドアップ多層プリント配線基板がインターナショナル・ビジネス・マシーンズ(IBM)社より1991年に既に提案されている。
このビルドアップ多層配線基板は、コア基板上に、微細配線が可能なビルドアップ層を1層ずつ積み上げた構成で、従来の基板に比較して微細配線形成が可能なため、これまでに様々な電子機器に採用されてきた。
しかしながら、このビルドアップ多層配線基板においても、ビルドアップ層数の増加、スタックドビア構造等を実現しようとすると、工程が複雑になり、したがって、製造コストが高くなり、価格も高価なものとなる。
そこで、これらの欠点を解消したものとして、配線設計の自由度が高く、スタックドビア構造の実現が可能であり、しかも高速信号伝送に適した全層IVH構造の多層配線基板が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この多層配線基板は、プリプレグへのビア加工法を用いて作製される。
まず、上記のシート基板材に貫通穴を形成し、次いで、この貫通穴に金属粒子を含む導電性ペーストを充填して乾燥固化し、次いで、この両面に銅箔を熱プレスすることにより、上記の導電性ペーストを硬化させた両面銅張板とし、次いで、この両面銅張板にエッチングを施すことにより、両面に回路パターンが形成された両面回路基板とし、次いで、この両面回路基板の両側に前記シート基板材を配置し、さらに、これらのシート基板材各々の外側に銅箔を配置し、これらを熱プレスすることにより、4層のインナビアホール構造とする。
この多層配線基板は、一括積層法により得られる全層IVH配線基板であり、ガラスクロスエポキシ基材からなるリジッドな片面銅張積層板を用いて、各層毎に配線パターンとビアホールを有する片面回路板を作製し、この片面回路板の配線パターンが形成された反対側の面に熱硬化性樹脂からなる接着剤を塗布し、この接着剤が塗布された片面回路板を複数個重ね合わせ、一括積層することにより得られる。
この一括積層法の特徴としては、スタックドビア構造やパッドオンビア構造が容易に実現できることに加えて、上記のプリプレグにビア加工を施す工法と比べて、一括積層の際にビア位置が変化し難いためにビアランド径を小さくすることができ、欠陥がない基板だけを一括積層することにより、高い歩留まりを実現することができ、工程が極めて単純であり、しかも各層を平行して作製することにより製造時間を大幅に短縮することができる。
この一括積層法は、熱硬化性樹脂からなる片面銅張積層板の銅張面とは反対側の面に、熱硬化性樹脂をベースとした接着層とそのカバーフィルムを予め設けられたカバーフィルム付き片面銅張積層板を複数枚用意しておき、これらの片面銅張積層板の銅張面にエッチングにより所望の回路パターンをそれぞれ形成し、次いで、これらの片面銅張積層板に導電性ペーストによるビアを形成し、その後これらの片面銅張積層板を、カバーフィルムを取り除いて重ね合わせ、これらを一括積層する方法である。
この全芳香族ポリエステル樹脂は、GHzの周波数帯域での比誘電率及び誘電正接が低く、また、吸水率が低いので、高周波化対応に優れた絶縁樹脂である。
この絶縁基材を全芳香族ポリエステル樹脂の液晶転移温度以上にて一括積層することにより、層間に熱融着を生じさせ、これらを一括積層体としている。
したがって、このビア加工法が適用された4層のインナビアホール構造を有する多層配線基板を、高密度配線を施すマザーボードやモジュール基板として使用することは難かしい。
また、耐加水分解性が低いために、基材を十分に脱水することなく高温で積層すると、機械的強度が大幅に低下し、脆い多層配線基板になってしまい、さらに、z方向の線膨張係数が高いためにz方向のビア配線の接続信頼性が低いという問題点があった。
この全芳香族ポリエステル樹脂は、それ自体の誘電特性等は極めて優れているものの、多層配線基板の絶縁基材として本格的に実用化するには至っていない。
また、様々な仕様の配線基材を組み合わせることで、少量多品種という製造形態にとっても好適である。
前記積層体の積層方向の両端部それぞれの配線基板は、前記第1の配線基板からなることが好ましい。
前記結晶性ポリアリールケトン樹脂を30重量%以上かつ70重量%以下含有し、残部を前記非晶性ポリエーテルイミド樹脂及び不可避不純物とすれば、より好ましい。
前記結晶性ポリアリールケトン樹脂は、ポリエーテルエーテルケトン樹脂であることが好ましい。
よって、高密度かつ高精度であり、しかも電気的特性及び信頼性に優れた高多層の多層プリント配線基板を提供することができる。
なお、この形態は、発明の趣旨をより良く理解させるために具体的に説明するものであり、特に指定のない限り、本発明を限定するものではない。
図1は本発明の第1の実施形態の多層プリント配線基板を示す断面図であり、図において、1、2は(第1の)配線基板、3は(第2の)配線基板であり、配線基板1、2と、配線基板3とが交互に積層され、かつ、これらは一括積層法により積層体とされている。
また、上記のバイア配線14は、導電性ペーストを加熱し硬化させたもので、導電性ペーストとしては、樹脂系圧接タイプの銀(Ag)ペースト、銀(Ag)コート−銅(Cu)ペースト、銅(Cu)ペースト、Sn/Ag/Cu等の金属拡散タイプの樹脂系半田ペースト等が好適に用いられる。
この結晶融解ピーク温度が260℃以上である結晶性ポリアリールケトン樹脂とは、その構造単位に芳香核結合、エーテル結合およびケトン結合を含む熱可塑性樹脂のことであり、その代表例としては、ポリエーテルケトン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエーテルケトンケトン等がある。このポリアリールケトン樹脂のなかでも、ポリエーテルエーテルケトン樹脂が好ましい。
なお、ポリエーテルエーテルケトンは、「PEEK151G」、「PEEK381G」、「PEEK450G」(いずれもVICTREX社の商品名)等として市販されている。
また、この熱可塑性樹脂の残部(30重量%以上かつ70重量%以下)を非晶性ポリエーテルイミド樹脂及び不可避不純物としたのは、この非晶性ポリエーテルイミド樹脂の含有率が30重量%未満の場合には、組成物全体としての結晶性が高いために多層化する際の積層性が低下するからであり、また、含有率が75重量%を超える場合には、組成物全体としての結晶性自体が低下し、結晶融解ピーク温度が260℃以上であってもリフロー耐熱性が低下するからである。
無機充填材としては、特に制限はなく、公知のいかなるものも使用できる。例えば、タルク、マイカ、雲母、ガラスフレーク、窒化ホウ素(BN)、板状炭酸カルシウム、板状水酸化アルミニウム、板状シリカ、板状チタン酸カリウム等が挙げられる。これらは1種類のみを単独で添加してもよく、2種類以上を組合せて添加してもよい。特に、平均粒径が15μm以下、アスペクト比(粒径/厚み)が30以上の鱗片状の無機充填材が、平面方向と厚み方向の線膨張係数比を低く抑えることができ、熱衝撃サイクル試験時の基板内のクラック発生を抑制することができるので、好ましい。
これら無機充填材を含めた各種添加剤を添加する方法としては、公知の方法、例えば下記に挙げる方法(a)、(b)を用いることができる。
(b)使用する樹脂に直接、各種添加剤をニーダーや押出機等を用いて機械的にブレンドする方法。
これらの方法の中では、(a)の方法が分散性や作業性の点から好ましい。さらに、絶縁基材21の表面には積層性を向上させる目的でコロナ処理等を適宜施しても構わない。
まず、配線基板1〜3それぞれの製造方法について説明し、次いで、これらの配線基板1〜3を用いた多層プリント配線基板の製造方法について説明する。
図2(a)に示すように、全芳香族ポリエステル樹脂を主成分とする絶縁基材11を用意する。
この絶縁基材11としては、フィルム状、薄板状またはシート状が好ましい。その成形方法としては、公知の方法、例えばTダイを用いる押出キャスト法、あるいはカレンダー法、インフレーション成形法等が好ましく、特に限定されるものではないが、シートの製膜性や安定生産性等を考慮すると、Tダイを用いる押出キャスト法が好ましい。
次いで、図2(b)に示すように、この絶縁基材11の表面(一主面)11aに、銅(Cu)箔31を貼着する。貼着は、Tダイを用いてシートを製膜する際に、銅(Cu)箔をラミネートする方法、あるいは、既に製膜されたシートを、銅(Cu)箔と再度ラミネートする方法が用いられる。
次いで、スクリーン印刷等によりバイアホール13内に導電性ペースト33を充填し、その後、この導電性ペースト33を加熱しペースト中の溶剤を揮発させて乾燥固化させることにより、バイア配線14とする。この時点では、導電性ペースト33中のバインダー樹脂は未硬化状態である。
次いで、図2(d)に示すように、エッチングにより銅(Cu)箔31を所定の形状にパターニングし、導電パターン12とする。
以上により、配線基板1を作製することができる。
配線基板2も、配線基板1と全く同様にして作製することができる。
まず、図3(a)に示すように、熱可塑性樹脂を主成分とする絶縁基材21を用意する。
この絶縁基材21としては、フィルム状、薄板状またはシート状が好ましく、成形方法としては、公知の方法、例えばTダイを用いる押出キャスト法、あるいはカレンダー法等を採用することができ、特に限定されるものではないが、シートの製膜性や安定生産性等の面から、Tダイを用いる押出キャスト法が好ましい。
また、押出キャスト製膜時に急冷製膜することにより非晶性フィルム化し、200〜230℃付近に弾性率が低下する領域を発現するので、この温度領域での熱融着が可能である。
次いで、スクリーン印刷等によりバイアホール22内に導電性ペースト33を充填し、その後、この導電性ペースト33を加熱して乾燥固化させ、バイア配線14とする。
次いで、絶縁基材21上に残っている導電性ペースト33の乾燥固化物を、機械的研磨等により研削して除去する。
以上により、配線基板3を作製することができる。
図4に示すように、ヒーター内蔵の積層治具41内に、下側より弾性及び離型性を有するクッションフィルム42、配線基板2、配線基板3、配線基板2、配線基板3、配線基板1、配線基板3、配線基板1、弾性及び離型性を有するクッションフィルム42をこの順に重ね、その後、押圧治具43を押下させ、これら配線基板2〜配線基板1に熱圧着を施す。これにより、これら配線基板2〜配線基板1は積層され、一体化される。
この熱圧着の条件としては、例えば、熱可塑性樹脂の組成が、結晶融解ピーク温度が260℃以上の結晶性ポリアリールケトン樹脂を30重量%以上かつ70重量%以下含有し、残部が非晶性ポリエーテルイミド樹脂及び不可避不純物の場合、最高保持温度:210〜260℃、圧力:30〜70kg/cm2、保持時間:30分である。
また、この条件での積層後に、配線基材3を構成する絶縁基材21は結晶化し、半田耐熱性を発現し、一方、導電性ペースト33は各層間で接続し完全に硬化する。
以上により、本実施形態の多層プリント配線基板を作製することができる。
また、積層時に全芳香族ポリエステル樹脂の液晶転移温度以上に温度を上げないので、樹脂の流動が生じず、小径のランドへの対応が可能になり、高精度かつ高精細な導体配線パターンやバイアランドの小径化を実現することができる。
また、表面実装部を、全芳香族ポリエステル樹脂を主成分とする配線基板1、2により構成したので、電気的特性及び信頼性に優れた多層プリント配線基板を提供することができる。
図5は本発明の第2の実施形態の多層プリント配線基板を示す断面図であり、本実施形態の多層プリント配線基板が第1の実施形態の多層プリント配線基板と異なる点は、第1の実施形態の配線基板3が、100μm以下の厚みの熱可塑性樹脂を主成分とする絶縁基材21に複数のバイア配線14のみを形成したのに対し、本実施形態の(第2の)配線基板51は、50〜200μmの厚みの熱可塑性樹脂を主成分とする絶縁基材21にバイア配線14を複数形成し、さらに、この絶縁基材21の上面に、35μm以下の厚みの銅(Cu)箔からなる導電パターン12を形成した点である。
なお、(第2の)配線基板52は、絶縁基材21の下面に導電パターン12を形成した点のみが配線基板51と異なる。
ここでは、配線基板1〜3それぞれの製造方法については、第1の実施形態にて既に説明したので説明を省略し、まず、配線基板51、52の製造方法について説明した後、これらの配線基板1〜3、51、52を用いた多層プリント配線基板の製造方法について説明する。
図6(a)に示すように、熱可塑性樹脂を主成分とする絶縁基材21を用意する。
この絶縁基材21は、50〜200μmの厚みのフィルム状、薄板状またはシート状が好ましく、成形方法としては、公知の方法、例えば、Tダイを用いる押出キャスト法、あるいはカレンダー法等を採用することができ、特に限定されるものではないが、シートの製膜性や安定生産性等を考慮すると、Tダイを用いる押出キャスト法が優れているので好ましい。
次いで、この絶縁基材21の表面(一主面)21aに、銅(Cu)箔31を貼着する。貼着は、Tダイを用いてシートを製膜する際に、銅(Cu)箔をラミネートする方法が用いられる。
次いで、スクリーン印刷等によりバイアホール22内に導電性ペースト33を充填し、この導電性ペースト33を加熱して乾燥固化させる。これにより、この導電性ペースト33はバイア配線14となる。この導電性ペースト33の乾燥固化条件は、第1の実施形態と全く同様である。
次いで、図6(c)に示すように、エッチングにより銅(Cu)箔31を所定の形状にパターニングし、導電パターン12とする。
以上により、配線基板51を作製することができる。
なお、配線基板52は、絶縁基材21の下面に導電パターン12を形成した点のみが配線基板51と異なるものであるから、配線基板51と全く同様にして作製することができる。
図7に示すように、ヒーター内蔵の積層治具41内に、下側より弾性及び離型性を有するクッションフィルム42、配線基板2、配線基板52、配線基板2、配線基板3、配線基板1、配線基板51、配線基板1、弾性及び離型性を有するクッションフィルム42をこの順に重ね、その後、押圧治具43を押下させることで、これら配線基板2〜配線基板1に熱圧着を施す。これにより、これら配線基板2〜配線基板1は積層され、一体化される。
この場合の熱圧着の条件は、第1の実施形態における熱圧着の条件と全く同様である。
以上により、本実施形態の多層プリント配線基板を作製することができる。
しかも、配線基板51、52は、絶縁基材21の上面(または下面)に銅(Cu)箔からなる導電パターン12を形成したので、配線の自由度を向上させることができ、様々な配線パターンに対応することができる。
図8は本発明の第3の実施形態の多層プリント配線基板を示す断面図であり、本実施形態の多層プリント配線基板が第2の実施形態の多層プリント配線基板と異なる点は、第2の実施形態の(第2の)配線基板51、52が、絶縁基材21の上面(または下面)に銅(Cu)箔からなる導電パターン12を形成したのに対し、本実施形態の(第2の)配線基板61は、スクリーン印刷等により、絶縁基材21の上面に導電性ペーストを塗布し、その後、乾燥固化してなる導電パターン63を形成した点である。
なお、(第2の)配線基板62は、絶縁基材21の下面に導電パターン63を形成した点のみが配線基板61と異なる。
ここでは、配線基板1〜3それぞれの製造方法については、第1の実施形態にて既に説明したので説明を省略し、まず、配線基板61、62の製造方法について説明した後、これらの配線基板1〜3、61、62を用いた多層プリント配線基板の製造方法について説明する。
図9(a)に示すように、熱可塑性樹脂を主成分とする絶縁基材21を用意する。
この絶縁基材21は、50〜200μmの厚みのフィルム状、薄板状またはシート状が好ましく、成形方法としては、公知の方法、例えば、Tダイを用いる押出キャスト法、あるいはカレンダー法等を採用することができ、特に限定されるものではないが、シートの製膜性や安定生産性等を考慮すると、Tダイを用いる押出キャスト法が優れているので好ましい。
この押出キャスト法における成形温度は、第2の実施形態の成形温度と全く同様である。
次いで、スクリーン印刷等によりバイアホール22内に導電性ペースト33を充填した後、この導電性ペースト33を加熱して乾燥固化させる。これにより、バイアホール22内にバイア配線14が形成されることとなる。なお、導電性ペースト33の乾燥固化条件は、第1の実施形態と全く同様である。
次いで、図9(c)に示すように、スクリーン印刷法により、絶縁基材21上に導電性ペースト33を塗布し、その後、この導電性ペースト33を加熱して乾燥固化させ、所定のパターンの導電パターン63とする。導電性ペースト33の乾燥固化条件は、第1の実施形態と全く同様である。
以上により、配線基板61を作製することができる。
なお、配線基板62は、絶縁基材21の下面に導電パターン63を形成した点のみが配線基板61と異なるものであるから、配線基板61と全く同様にして作製することができる。
図10に示すように、ヒーター内蔵の積層治具41内に、下側より弾性及び離型性を有するクッションフィルム42、配線基板2、配線基板62、配線基板2、配線基板3、配線基板1、配線基板61、配線基板1、弾性及び離型性を有するクッションフィルム42をこの順に重ね、その後、押圧治具43を押下させることで、これら配線基板2〜配線基板1に熱圧着を施す。これにより、これら配線基板2〜配線基板1は積層され、一体化される。
この場合の熱圧着の条件は、第1の実施形態における熱圧着の条件と全く同様である。
以上により、本実施形態の多層プリント配線基板を作製することができる。
しかも、配線基板61、62では、絶縁基材21の上面(または下面)に導電性ペースト33を乾燥固化してなる導電パターン63を形成したので、配線の自由度を向上させることができ、様々な配線パターンに対応することができ、しかも銅箔等に比べて安価である。
3 (第2の)配線基板
11 (第1の)絶縁基材
11a 表面(一主面)
12 導電パターン
13 バイアホール
14 バイア配線(層間配線)
21 (第2の)絶縁基材
22 バイアホール
31 銅(Cu)箔
32 貫通孔
33 導電性ペースト
34 貫通孔
41 積層治具
42 クッションフィルム
43 押圧治具
51,52 (第2の)配線基板
61,62 (第2の)配線基板
63 導電パターン
Claims (8)
- 全芳香族ポリエステル樹脂を主成分とする第1の絶縁基材からなる1つ以上の第1の配線基板と、結晶融解ピーク温度が260℃以上の熱可塑性樹脂を主成分とする第2の絶縁基材からなる1つ以上の第2の配線基板とを、混在して積層体としてなり、
前記第2の配線基板は、
前記第2の絶縁基材の少なくとも一方の面に導電パターンを形成するとともに前記第2の絶縁基材にその厚み方向に貫通する層間配線を形成してなる配線基板、
前記第2の絶縁基材にその厚み方向に貫通する層間配線のみを形成してなる配線基板、のいずれか一方または双方からなることを特徴とする多層プリント配線基板。 - 前記第1の配線基板は、前記第1の絶縁基材の少なくとも一方の面に導電パターンを形成するとともに、前記第1の絶縁基材にその厚み方向に貫通する層間配線を形成してなることを特徴とする請求項1記載の多層プリント配線基板。
- 前記層間配線は、導電性ペーストからなることを特徴とする請求項1または2記載の多層プリント配線基板。
- 前記積層体の積層方向の両端部それぞれの配線基板は、前記第1の配線基板からなることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項記載の多層プリント配線基板。
- 前記全芳香族ポリエステル樹脂は、液晶転移温度が260℃以上であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項記載の多層プリント配線基板。
- 前記熱可塑性樹脂は、結晶融解ピーク温度が260℃以上の結晶性ポリアリールケトン樹脂と非晶性ポリエーテルイミド樹脂とを含有してなることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項記載の多層プリント配線基板。
- 前記結晶性ポリアリールケトン樹脂を30重量%以上かつ70重量%以下含有し、残部を前記非晶性ポリエーテルイミド樹脂及び不可避不純物としたことを特徴とする請求項6記載の多層プリント配線基板。
- 前記結晶性ポリアリールケトン樹脂は、ポリエーテルエーテルケトン樹脂であることを特徴とする請求項6または7記載の多層プリント配線基板。
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