JP4773381B2 - インクジェット印字装置 - Google Patents

インクジェット印字装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4773381B2
JP4773381B2 JP2007024938A JP2007024938A JP4773381B2 JP 4773381 B2 JP4773381 B2 JP 4773381B2 JP 2007024938 A JP2007024938 A JP 2007024938A JP 2007024938 A JP2007024938 A JP 2007024938A JP 4773381 B2 JP4773381 B2 JP 4773381B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
blower
head unit
head
print medium
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007024938A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007253613A (ja
Inventor
猛 武藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mutoh Industries Ltd
Original Assignee
Mutoh Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mutoh Industries Ltd filed Critical Mutoh Industries Ltd
Priority to JP2007024938A priority Critical patent/JP4773381B2/ja
Publication of JP2007253613A publication Critical patent/JP2007253613A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4773381B2 publication Critical patent/JP4773381B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、印字媒体にインクジェット型の印字ヘッドで印字を行うとともに、送風装置で印字媒体に載せたインク滴を乾燥させるようにした印字装置に関する。
インクジェット印字装置で印字する場合に、媒体上に付着したインクの乾燥という問題がある。インクが浸透しやすい印字媒体とインクの組み合わせであれば問題はないが、インクがほとんど浸透しない樹脂やプラスチックなどの印字媒体に印字を行う場合、インクの定着は、主としてインクの溶剤(溶媒)の蒸発によって行われる。そのため、インクの定着に時間がかかり、インクの定着の促進は大きな問題となっている。通常は、印字媒体上の空気にインクが蒸発するだけの状態であるため、なかなか蒸発が促進されず、また、印字が、覆いなどで囲まれた閉じられた空間内で行われる場合には、印字媒体上の空気が動かないため、インクの定着が促進されないという状態となる。従来、印字前の印字媒体近傍に滞留しているインクミストや蒸発した溶剤(溶媒)などを含む空気を記録ヘッドの両側に設けた送風機の風で吹き飛ばしてから印字を行う記録装置が知られている(例えば特許文献1参照)。また、インクジェットヘッドに気体吹き付け装置を取り付け、基板面に向けて常時気体を吹き出し、基板上のインク滴から蒸発した溶媒蒸気を吹き飛ばすインクジェット装置が知られている(例えば特許文献2参照)。
特開2005−212323号公報 特開2001−341296号公報
印字された直後の印字媒体に対して直接強い風を吹き付けると、インクが乾燥(定着)する前に直接インクに吹き付けられるので、インクが送風方向に流れてしまい、その状態で乾燥が促進されてしまう場合があり、印字結果が悪くなる可能性がある。また、送風装置から噴出するエアーが汚れていると印字結果に悪影響が出る可能性がある。また、印字媒体に風を吹き付けインクの蒸発を促進させる場合、吹き付け効果の効率を上げるには、送風をできるだけ印字媒体に近い位置で行うことが望ましい。例えば上記特許文献2の特開2001−341296号のような、チューブに穴を開けた構造である場合、斜め下に送風するのであれば問題ないのであるが、印字面に平行に送風をすることを考えた場合には、必ずチューブの穴の下にチューブの下側部分が存在する。また、この構造に限らず、物に穴を設けて印字面に平行に送風することを考えた場合、送風口の下面の部分が必ず存在している。そのため、インクジェットヘッドを使用した印字装置においては、印字媒体との紙面間距離が非常に小さいため、ヘッド部よりも下の位置にものを突出させる事が物理的に不可能であるため、インクジェットヘッドよりも下の部分で平行に空気だけを移動させるということは非常に難しい。
また、インクジェットで送風装置をヘッド部近傍で使用する場合、微少な液滴のインクを吐出する印字方式であるために、印字中の空気の流れは飛翔中のインクに微妙な影響を与え、印字に悪影響がでてしまう可能性がある。そのため、できればヘッド部の下には風が流れないないようにすることが望ましい。
本発明は上記問題点を解決することを目的とするものである。
上記目的を達成するため本発明は、印字媒体を支持する支持面を有し、印字媒体を所定方向に搬送するための印字媒体搬送機構と、インクジェットヘッドを搭載したヘッド部と、該ヘッド部を前記印字媒体の搬送方向と直交する方向に往復動させるためのヘット部移動機構と、コントローラとを備え、前記コントローラの制御により、前記印字媒体を所定方向に送る一方、前記ヘッド部を前記印字媒体を横切る方向に移動し、前記ヘッド部から印字媒体に向けてインクを吐出し、印字媒体に印字を行うインクジェット印字装置であって、前記ヘッド部の両側部の中、少なくとも前記ヘッド部の印字移動方向に対して後方側の側部に送風装置を取り付け、該送風装置は、該送風装置の下側に、隣接するヘッド部と離れる方向に向かう、前記インクの吐出方向に対して略直角な方向の水平気流を発生させるエアー噴出部を備え、該水平気流によって前記印字媒体上のインクを乾燥させるようにしたものである。
また本発明は、印字媒体を支持する支持面を有し、印字媒体を所定方向に搬送するための印字媒体搬送機構と、インクジェットヘッドを搭載したヘッド部と、該ヘッド部を前記印字媒体の搬送方向と直交する方向に往復動させるためのヘット部移動機構と、コントローラとを備え、前記コントローラの制御により、前記印字媒体を所定方向に送る一方、前記ヘッド部を前記印字媒体を横切る方向に移動し、前記ヘッド部から印字媒体に向けてインクを吐出し、印字媒体に印字を行うインクジェット印字装置であって、前記ヘッド部の両側部の中、少なくとも前記ヘッド部の印字移動方向に対して後方側の側部に送風装置を取り付け、該送風装置は、空気を前記印字媒体に向けて噴出するエアーノズルを備え、該送風装置の底部に、エアーノズルから噴出した空気をコアンダ効果によって直角方向に曲げ、該送風装置の下側に、隣接するヘッド部と離れる方向に向かう、前記インクの吐出方向に対して略直角な方向の水平気流を発生させる壁面を備え、該水平気流によって前記印字媒体上のインクを乾燥させるようにしたものである。
また本発明は、前記ヘッド部の両側に前記送風装置を取り付けたことを特徴とするものである。
また本発明は、前記ヘッド部と前記送風装置との間にこれらの上方から前記水平気流に引き込まれる空気を供給する空気流通穴を設けたものである。
また本発明は、前記ヘッド部と前記送風装置との間に、前記水平気流による負圧が前記ヘッド部の下方に及ぶのを阻止するための遮蔽部材を設けたものである。
また本発明は、前記水平気流が、前記送風装置の長手方向の略全域から噴射されることを特徴とするものである。
また本発明は、前記送風装置の空気供給経路に空気の汚れを除去するフイルターを配置したものである。
また本発明は、前記送風装置から送風される水平気流の方向を前記ヘッド部の移動方向に対して略平行としたものである。
また本発明は、前記送風装置から送風される水平気流の方向を前記ヘッド部の移動方向に対して斜めにしたものである。
また本発明は、前記送風装置と前記ヘッド部の側部との間に前記水平気流の影響が前記ヘッド部の下面に及ばないようにするための離間距離を設定する連結体を介して前記送風装置と前記ヘッド部の側部とを連結したことを特徴とするものである。
本発明は、送風装置からインクの吐出方向に対して略直角な方向の水平気流を送出するようにしたので、印字直後のインクに対して送風が直接影響することがなく、印字直後のインクが送風方向に流れて、その状態で乾燥が促進されてしまうということがない。
また、送風装置の底部に水平気流発生部を設けたので水平気流を容易に印字面に近づけることができる。また、送風する気体にフイルターを作用させたので、印字後のインクに悪影響が出るのを防止できる。
また、送風装置を斜めに設けることで、印字直後だけでなく、印字後の印字媒体の搬送された後のインクに対しても送風の影響を与えることができる。また、ヘッド部と送風装置との間にヘッド部の下以外から空気が流れてくるような空気の供給領域を設けたので、更にヘッド部の下の、送風装置による空気流の影響を少なくでき、良好な印字結果を得ることができる。
以下に本発明の構成を添付した図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明に係るインクジェット印字装置の概略構成を示す説明図であり、該インクジェット印字装置は、床面に対して水平な、Y軸方向に延びるY軸レール2を備えている。このY軸レール2は、インクジェット印字装置の機体(図示省略)に架設されている。前記Y軸レール2には、ヘッド部4がキャリッジ6を介して、Y軸レール2の長手方向に沿って往復動可能に連結している。
前記ヘッド部4の基板には、複数個のインクジェット印字ヘッドのインク吐出ノズルが前記ヘッド部4の底部の開口部に同一平面上に配列されて配置されている。前記機体には、前記Y軸レール2の下方に位置して、プラテン8(載置板)が支持されている。前記プラテン8には、前記Y軸レール2に対して平行な方向に延びる隙間(図示省略)が形成され、これに、図3に示すように、搬送板10を、Y軸レール2と直交するX軸方向に搬送するための駆動ローラ12が回転自在に配置されている。
前記駆動ローラ12は、コントローラにより制御されるモータを含むX軸駆動機構に連係している。前記プラテン8の、前記Y軸レール2の長手方向に対して直角方向の延長平面上には、複数の並列状に配置されたコロからなる搬送板ガイド補助機構14,16が設けられている。前記Y軸レール2側には、前記駆動ローラ12に対応して、複数の加圧ローラ18がローラ支持部材を介して、昇降可能に支持されている。前記ヘッド部4には、前記搬送板10上の印字媒体20を検出する物体検出センサ(図示省略)が設けられている。
前記ヘッド部4のY軸レール2に沿った走査移動経路には、図5に示すように、前記プラテン8上の印字領域から外れた位置に、前記ヘッド部4が待機するためのホームポジション(待機位置)が設けられ、該ホームポジションに、インクジェットヘッドのノズルのメンテナンス例えばインクの空吐出、ノズルの洗浄を行うためのパージボックス22が配置されている。前記ヘッド部4が前記ホームポジションで待機しているときはノズル内のインクが乾かないように、ノズルへのキャッピングも行われる。
前記ヘッド部4の両側には、そのY軸レール2に沿った印字移動方向の前後に位置するように、連結体23を介して、送風装置24,25が取り付けられている。前記送風装置24,25は、図4に示すように、装置本体28の内部に、プラテン8の、床面に対して水平な支持平面に対して垂直な薄い空間からなるエアーノズル26が設けられ、該エアーノズル26に、装置本体28内部の高圧チャンバーから高圧エアーが供給されるように構成されている。前記エアーノズル26の空気噴出口26aは、前記装置本体28の底部に開口している。
前記装置本体28の底部壁面には、エアーノズル26の空気噴出口26aからプラテン8又は搬送板10の支持平面又は印字媒体20の印字平面に対して垂直に噴射される圧縮エアーの流れをコアンダ効果によって、プラテン8又は搬送板20の支持平面又は印字媒体20の印字平面に対して水平で且つヘッド部4に向かう方向とは反対の方向に変えるための曲面30と、平行面32が形成されている。前記空気噴出口26aは、前記曲面の上部に接している。送風装置24,25とヘッド部4との間の連結体23には、送風装置24,25の上方の空気を、該送風装置24,25の下方に供給するエアー流通穴35が形成されている。図1には、前記送風装置24,25にエアーを供給するエアー供給機構が示されている。
このエアー供給機構は、機体側に配置された空圧ポンプ34(コンプレッサー)と、空気の通路を必要に応じて開閉する電磁弁36,38,40と、空気内のゴミを除去するフイルター42と、空気圧を一定に調整するレギュレータ44とを備え、これらはチューブにより連結している。電磁弁38,40のそれぞれの出力ポートに連結するチューブ46,48は、対応する送風装置24,25の装置本体28のエアー入り口に、連結具を介して、連結し、ポンプ34から圧送されたエアーが、電磁弁38,40を介して、装置本体28内の高圧チャンバーに供給されるように構成されている。送風装置24,25は、図7に示すように、装置本体28の長手方向の略全域から、水平気流が送出される。この水平気流の送出範囲は、本実施形態では、ヘッド部4の印字幅と略同一であるが、もちろん水平気流の送出範囲即ちエアーノズル26の幅は印字幅よりも大きくても構わない。
本印字装置はコントローラを備え、このコントローラによって、駆動ローラ12、ヘッド部4,エアー供給機構、ヘッド部移動機構等の各駆動部が制御されて、搬送板10上の印字媒体20に印字を行うように構成され、コントローラの記憶装置には、印字プログラム及び送風装置制御プログラムが格納されている。
次に印字装置の印字動作について説明する。
搬送板10上に板状の印字媒体20をセットし、該印字媒体20を、搬送板10とともに、図3に示すように、駆動ローラ12と加圧ローラ18とで挟持する。該状態において、コントローラの制御により、駆動ローラ12が図3中、反時計方向に間欠的に回転され、印字媒体20は、図3中、左方向に送られる。一方、コントローラの制御により、ヘッド部4が、Y軸レール2に沿って、印字媒体20の搬送方向とは直交する方向に送られるともに、ヘッド部4に搭載されたインクジェットヘッドのノズルから、プラテン8あるいは搬送板10の支持平面又は印字媒体20の印字平面に対してインクが吐出され、搬送板20上の印字媒体20に印字が行われる。なお、本発明の実施に際しては、搬送板を用いた印字装置に特に限定されるものではなく、印字媒体として通常のロール紙やカット紙に印字を行う印字装置やプラテンとして回転型のドラム構造を用いたもの、その他種々の印字装置を用いることができ、本発明は特に図示する印字装置の構成に限定されるものではない。
上記印字中、図1に示すように、ヘッド部4の移動方向に対して後方側の送風装置24がコントローラの制御により駆動される。送風装置24のエアーノズル26の空気噴出口26aから噴射されたエアーは、装置本体28の壁面に形成された曲面30と平行面32によって、前記支持平面又は印字媒体20の印字平面に対して平行な方向で且つ、ヘッド部4の移動方向とは逆方向に向かう、印字媒体20の印字面の上方を流れる水平気流Hとなる。
この水平気流Hにより、空気噴出口26aの周囲近傍の空気が水平気流に引き込まれて負圧が生じるが、この負圧は、ヘッド部4と装置本体28との間に設けた空気流通穴35から空気を引き込む事により緩衝される。これによって、水平気流Hの発生に伴う負圧の影響が、ヘッド部4の下側に及ぶのを押さえることができ、ヘッド部4の下側の空気が、送風装置24による水平気流によって吸い込まれ、気流が発生しないようにしている。印字平面上に発生した水平気流Hは、図2に示すように、印字直後のインクの溶剤(溶媒)の蒸発を促進し、インクの固化に要する時間が短縮される。
なお、水平気流Hの発生に伴う負圧により、ヘッド部4の下方に空気の流れが発生するのを防止する手段として、図9に示すように、上記空気流通穴35の構成に加えて、送風装置24,25とヘッド部4との間に仕切などの遮蔽部材37を設けるようにしても良い。この遮蔽部材37を設けることで、前記水平気流Hの発生に伴う負圧により、ヘッド部4の下方に空気の流れが発生しないようにしてインクの吐出に影響を与えないようにし、またヘッド部4の、送風装置24に近い部分のノズルが乾燥しないようにしている。
また、図10に示すように、ヘッド部4と送風装置24,25とを横方向に長い連結体50で連結し、ヘッド部4と送風装置24,25との対向距離をできるだけ離れるように構成することで、水平気流Hの発生に伴う負圧の影響が、ヘッド部4の下側に及ぶのを抑制することができる。図10に示す実施形態においては、送風装置24,25とヘッド部4との間が大きく離れ、しかも、連結体50,50の対向部間に、上方から前記水平気流に引き込まれる空気を供給する空気流通穴を構成する隙間52が形成されているので、ヘッド部4に及ぼす送風装置24,25の負圧の影響が更に少なくなる。
次に、図6に示すフローチャートを参照してコントローラによる送風装置の制御動作について説明する。
印字装置が印字モードに入ると、ヘッド部4は、コントローラの制御により、図5に示す待機位置(パージエリア)からY軸レール2に沿って、図5中、左方向に移動を開始する(ステップ1)。このとき、ポンプ34は、電源オンの状態となっている。また、コントローラの制御により、電磁弁36は「開」、電磁弁38,40はいずれも「閉」の状態となっており、図5中、ヘッド部4の、その印字前移動方向に対して、前方の送風装置24と後方の送風装置25はいずれも停止状態となっている。
次にヘッド部4は、印字媒体20の上方に移動し、物体検出センサで、この印字媒体20を走査する。これにより、コントローラは、印字媒体20の位置を認識する(ステップ2)。次に、ヘッド部4は、図5中、Y軸レール2に沿って、右方向に移動し、印字エリアから外れた待機位置に戻り、該位置で停止する(ステップ3)(図5A参照)。このヘッド部4の待機位置停止状態において、電磁弁38,40の出力ポートは、いずれも閉じた状態が保持される。
次に、ヘッド部4が、図5中、待機位置から、送風装置24,25が送風停止状態を保持したまま、左方向に、印字媒体20に向けて移動を開始する(ステップ4)(図5B参照)。次に、ヘッド部4は、図5Cに示すように、印字媒体20上で、インクを吐出し、印字媒体20の印字平面に印字動作を開始する。この印字動作開始と同時に、コントローラは、電磁弁38の出力ポートを開き、ヘッド部4の印字移動方向に対して後方側の送風装置25を送風状態とする(ステップ5)。
このとき、ヘッド部4の印字移動方向に対して、前方側の送風装置24は、送風停止状態のままである。印字中、印字媒体20上をヘッド部4が、インクを吐出しながら、図1,2に示すように、Y軸レール2に沿って、右方向に移動するときは、コントローラは、電磁弁38の出力ポートを閉じ、電磁弁40の出力ポートを開いて、ヘッド部4の印字移動方向に対して後方側の送風装置24を選択し、該送風装置24を送風状態とするとともに、前方の送風装置25を送風停止状態とする。印字媒体20への印字が完了すると、コントローラは、ヘッド部4のインク吐出動作を停止する(ステップ6)。
このとき、コントローラは、電磁弁36又は、電磁弁38,40の両方を閉じ、送風装置24,25をいずれも送風停止状態とする。次に、コントローラは、電磁弁36又は、電磁弁38,40の両方を閉じた状態で、メモリに印字データがあるか否か判断し(ステップ7)、肯定を判断したときは、ステップ4に戻って印字動作を開始し、否定を判断したときは、電磁弁36又は、電磁弁38,40の両方を閉じた状態で、ヘッド部4を待機位置に移動させ、該待機位置で停止させ(ステップ8)、印字動作を完了する。
尚、ヘッド部4の、Y軸レール2に沿った、図1中、双方向の移動の中、一方向の移動においてのみ、印字を行い、他方向の移動中は印字を行わない片側印字の場合には、ヘッド部4の、その印字移動方向に対して後方に位置する側にのみ送風装置を設ければ良く、ヘッド部4の両側に送風装置を設けなくても良い。また、ステップ5での印字中、電磁弁38,40の両方を「開」とし、ヘッド部4の両側の送風装置24,25を送風状態としても、印字面のインクを促進させる効果が得られる。
尚、図1に示す実施形態において、ヘッド部4の両側の送風装置24と25は同一構造であり、またこれらをヘッド部4に連結する左右の連結体35は、互いに同一の構造のものが使用され、ヘッド部4の両側は、図1中、左右対称となっている。尚、上記実施形態では、図7に示すように、装置本体28の長手方向を、印字媒体20の搬送方向と平行に設定し、送風装置24,25の送風方向をヘッド部4の移動方向に対して平行としたが、図8に示すように、装置本体28の長手方向を印字媒体20の搬送方向に対して傾け、送風装置24,25の送風方向を、ヘッド部4の移動方向に対して斜めにするようにしてもよい。図8中、送風装置25の送風方向は、矢印で示されている。この構成によって、図8で示すように、ヘッド部4の、図中、左方向の印字走査移動方向に対して後方の送風装置25(ヘッド部4が右方向に走査移動するときは送風装置24)は、印字直後のインクだけでなく、印字後の印字媒体20の搬送された後のインクに対しても送風の影響を与えることができる。
本発明に係るインクジェット印字装置の説明図である。 インクジェット印字装置の説明図である。 インクジェット印字装置の説明図である。 インクジェット印字装置の説明図である。 インクジェット印字装置の動作説明図である。 インクジェット印字装置の動作を示すフローチャートである。 インクジェット印字装置の平面説明図である。 インクジェット印字装置の他の実施形態を示す平面説明図である。 インクジェット印字装置の他の実施形態を示す側面説明図である。 インクジェット印字装置の他の実施形態を示す平面説明図である。
符号の説明
2 Y軸レール
4 ヘッド部
6 キャリッジ
8 プラテン
10 搬送板
12 駆動ローラ
14 搬送板ガイド補助機構
16 搬送板ガイド補助機構
18 加圧ローラ
20 印字媒体
22 パージボックス
24 送風装置
25 送風装置
26 エアーノズル
26a 空気噴出口
28 装置本体
30 曲面
32 平行面
34 空圧ポンプ
35 空気流通穴
36 電磁弁
37 遮蔽部材
38 電磁弁
40 電磁弁
42 フイルター
44 レギュレータ
46 チューブ
48 チューブ
50 連結体
52 隙間

Claims (8)

  1. 印字媒体を支持する支持面を有し、印字媒体を所定方向に搬送するための印字媒体搬送機構と、インクジェットヘッドを搭載したヘッド部と、該ヘッド部を前記印字媒体の搬送方向と直交する方向に往復動させるためのヘッド部移動機構と、コントローラとを備え、前記コントローラの制御により、前記印字媒体を所定方向に送る一方、前記ヘッド部を前記印字媒体の搬送方向と直交する方向に移動し、前記ヘッド部から印字媒体に向けてインクを吐出し、印字媒体に印字を行うインクジェット印字装置であって、前記ヘッド部の両側部の中、少なくとも前記ヘッド部の印字移動方向に対して後方側の側部に送風装置を取り付け、該送風装置は、空気を前記印字媒体に向けて噴出するエアーノズルを備え、該送風装置の底部に、エアーノズルから噴出した空気をコアンダ効果によって直角方向に曲げ、該送風装置の下側に、隣接するヘッド部と離れる方向に向かう、前記インクの吐出方向に対して略直角な方向の水平気流を発生させる壁面を備え、該水平気流によって前記印字媒体上のインクを乾燥させるようにし、前記ヘッド部と前記送風装置との間にこれらの上方から前記水平気流に引き込まれる空気を供給する空気流通穴を設けたことを特徴とするインクジェット印字装置。
  2. 前記ヘッド部の両側に前記送風装置を取り付けたことを特徴とする請求項1に記載のインクジェット印字装置。
  3. 前記ヘッド部と前記送風装置との間に、前記水平気流による負圧が前記ヘッド部の下方に及ぶのを阻止するための遮蔽部材を設けたことを特徴とする請求項1に記載のインクジェット印字装置。
  4. 前記水平気流が、前記送風装置から、前記ヘッド部の印字幅と略同一の範囲又は該印字幅より大きな範囲にわたって噴射されることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット印字装置。
  5. 前記送風装置の空気供給経路に空気の汚れを除去するフイルターを配置したことを特徴とする請求項1に記載のインクジェット印字装置。
  6. 前記送風装置から送風される水平気流の方向を前記ヘッド部の移動方向に対して略平行としたことを特徴とする請求項1に記載のインクジェット印字装置。
  7. 前記送風装置から送風される水平気流の方向を前記ヘッド部の移動方向に対して斜めにしたことを特徴とする請求項1に記載のインクジェット印字装置。
  8. 前記送風装置と前記ヘッド部の側部との間に前記水平気流の影響が前記ヘッド部の下面に及ばないようにするための離間距離を設定する連結体を介して前記送風装置と前記ヘッド部の側部とを連結したことを特徴とする請求項1に記載のインクジェット印字装置。
JP2007024938A 2006-02-22 2007-02-04 インクジェット印字装置 Active JP4773381B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007024938A JP4773381B2 (ja) 2006-02-22 2007-02-04 インクジェット印字装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006045881 2006-02-22
JP2006045881 2006-02-22
JP2007024938A JP4773381B2 (ja) 2006-02-22 2007-02-04 インクジェット印字装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007253613A JP2007253613A (ja) 2007-10-04
JP4773381B2 true JP4773381B2 (ja) 2011-09-14

Family

ID=38628309

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007024938A Active JP4773381B2 (ja) 2006-02-22 2007-02-04 インクジェット印字装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4773381B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009292130A (ja) 2008-06-09 2009-12-17 Seiko Epson Corp 液体噴射装置
US20140063159A1 (en) * 2012-08-29 2014-03-06 Fujifilm Corporation Image forming apparatus and image forming method
EP3575719A4 (en) 2017-01-25 2020-10-21 Think Laboratory Co., Ltd. WATERPROOF SHEET SUBSTRATE SURFACE DRYING DEVICE, PRINTING DEVICE AND PRINTING PROCESS
JP7437122B2 (ja) * 2019-07-09 2024-02-22 株式会社キーエンス インクジェット記録装置
CN115519909B (zh) * 2022-06-24 2023-12-26 安徽九为新材料有限公司 建筑铝模板排序打码装置

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2801231B2 (ja) * 1988-12-30 1998-09-21 キヤノン株式会社 画像記録装置
JPH05147204A (ja) * 1991-11-28 1993-06-15 Fujitsu Ltd インクジエツト記録装置
JP3103696B2 (ja) * 1992-12-22 2000-10-30 松下精工株式会社 空調用吹出し装置
JPH0811299A (ja) * 1994-06-30 1996-01-16 Hitachi Koki Co Ltd 加熱処理装置
JPH08207330A (ja) * 1995-02-03 1996-08-13 Sony Corp 記録装置及びその使用方法
JP2000263767A (ja) * 1999-03-17 2000-09-26 Canon Inc インクジェット記録装置
JP2001341296A (ja) * 2000-03-31 2001-12-11 Seiko Epson Corp インクジェット法による薄膜形成方法、インクジェット装置、有機el素子の製造方法、有機el素子
JP2001349600A (ja) * 2000-06-02 2001-12-21 Daikin Ind Ltd 空気調和装置
JP3558056B2 (ja) * 2001-06-27 2004-08-25 セイコーエプソン株式会社 画像形成装置
JP2003211652A (ja) * 2002-01-25 2003-07-29 Konica Corp インクジェットプリンタ
JP4285959B2 (ja) * 2002-09-12 2009-06-24 シャープ株式会社 空気調和機
JP2004174887A (ja) * 2002-11-27 2004-06-24 Canon Inc インクジェット記録装置
JP4617670B2 (ja) * 2003-12-25 2011-01-26 コニカミノルタエムジー株式会社 画像記録装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007253613A (ja) 2007-10-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5469857B2 (ja) インクジェットプリンタ
WO2007097114A1 (ja) インクジェット印字装置
US8960829B2 (en) Printing apparatus and method of circulating white ink
JP5982969B2 (ja) 液体吐出装置、及び、液体吐出方法
JP4773381B2 (ja) インクジェット印字装置
JP2010058441A (ja) インクジェットプリンタおよびヘッドユニット
JP5372456B2 (ja) インクジェットプリンタ
JP2009073012A (ja) 液体噴射装置
JP6631709B2 (ja) 液滴吐出装置
JP6506979B2 (ja) インクジェット印刷装置
JP2000062197A (ja) 描画ヘッド装置及びその清掃装置
JP4916184B2 (ja) 印字装置
CN111086325B (zh) 印刷装置
JP2010158839A (ja) 記録装置
JP6028411B2 (ja) 液体吐出装置
JP2013010245A (ja) 乾燥装置および記録装置
JP5786428B2 (ja) 記録装置
KR102376421B1 (ko) 싱글 패스 잉크젯 프린터용 인쇄매체 안내장치
JP6790472B2 (ja) 液体吐出装置
US9573399B2 (en) Air jet emission method used in liquid ejecting apparatus, and the apparatus
JP2019150961A (ja) 記録装置
JP2000246983A (ja) 画像形成装置
US11040538B2 (en) Inkjet printer and maintenance method
WO2024062700A1 (ja) 印刷装置
JP2023092947A (ja) 印刷装置

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20070822

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090217

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110425

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110427

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110524

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110610

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110623

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140701

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4773381

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140701

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140701

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250