JP4773064B2 - 非水電解質電池用セパレーターおよび非水電解質電池 - Google Patents
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Description
一方、大型の二次電池はロードレベリング、無停電電源(UPS)、電気自動車をはじめ環境問題に関連する多くの分野において研究開発が進められ、大容量、高出カ、高電圧および長期保存性に優れている点より非水電解液二次電池の一種であるリチウムイオン二次電池の用途が広がっている。
非水電解液用の溶媒としては、より多くのリチウムイオンを存在させることができる高誘電率有機溶媒が用いられ、該高誘電率有機溶媒としてポリプロピレンカーボネートやエチレンカーボネート等の有機炭酸エステルが使用されている。溶媒中でリチウムイオン源となる支持電解質として、6フッ化リン酸リチウム等の反応性の高い電解質を溶媒中に溶かして使用している。
この安全性の観点から、微細孔構造を有し、高温(140〜160℃)状態になると微細孔が閉塞され、その結果電池内部のイオン伝導を遮断し、その後の電池内部の温度上昇を防止できるシャットダウン機能を具備したポリオレフィン系樹脂からなるセパレーターが提供されている。
しかし、シャットダウン後も何らかの理由で電池温度の上昇が続いてセパレーターの耐熱温度を超えるとセパレーターが溶融し正極と負極との隔離性が著しく低下するため、電池内でショートが発生する恐れがある。
しかし、ポリオレフィン系樹脂と無機粉体を素材としてセパレーター用の多孔性フィルムを製造する際、上記ポリオレフィン樹脂と無機粉体に大量の鉱物オイルからなる可塑剤を混合し、この混合物をシート状に成形する一次加工、該シートを延伸・圧延等して空孔を設ける二次加工を行った後に、配合している鉱物オイルを有機溶媒で抽出除去する工程が必要となり、この抽出工程で多量の有機溶剤等を使用すると共に工程数が増加するなど生産性が悪いという問題がある。
しかしながら、ポリプロピレン系樹脂は融点が高く異常高温時での微細孔の閉塞が困難で、シャットダウン機能が期待できない。よって、大容量の電池システム用のセパレーターとしては使用可能であるが、民生用電池のセパレーターとしては使用されていなのが現状である。
また、特許文献2に開示された多孔性フィルムは、ポリプロピレン樹脂を用いるため、均一な透過性を有するフィルムを作成することが困難で、かつ、フィルムを特定の厚みおよび特定の厚み精度に保持しにくい。よって、フィルムの厚さが均一になりにくいため、圧力が負荷された時に薄い部分が裂け易くなり絶縁性に問題がある。かつ、巻芯を用いて正極、セパレーターおよび負極を渦巻状に捲回する際に、裂けやすいため切断が困難で安定して電池を製造することができない。
しかしながら、本発明者が追試した結果、均一な孔径を有するセパレーターを作ることが実際上困難であり、また厚み精度も目的とする精度に制御することは非常に困難であった。そのため、円筒形、菱形または扁平形等の巻芯を用いて正極、セパレーターおよび負極を重ねて渦巻き状に捲回する際、所定のサイズに収めることができず、電池缶に収容できなかったり、収容できても局所的に圧力がかかり短絡が発生する場合があった。
平均粒径0.1μm以上25μm以下のフィラー状で、硫酸バリウムあるいは炭酸カルシウムを含む充填剤(B)と、
スルホラン、グリセリントリステアレートもしくはソルビタンモノステアレート、またはこれらいずれか一種とエチレンカーボネートとの組み合わせから選ばれる可塑剤(C)とを含み、
上記高密度ポリエチレン樹脂99〜70質量部および低密度ポリエチレン樹脂1〜30質量部からなる樹脂(A)100質量部に対して、上記充填剤(B)が50〜400質量部、上記可塑剤(C)が1〜30質量部の割合で含まれている樹脂組成物からなるフィルムであり、
該フィルムが縦方向に延伸倍率4〜4.5倍、横方向に延伸倍率4〜4.5倍の2軸延伸により上記充填剤を起点として空孔が設けられ、透気度が130(sec/100cc)〜300(sec/100cc)とされていると共に、1/1000mmのダイアルゲージにて面内を不特定に30箇所測定した平均厚みが5μm以上40μm以下で且つ厚み振れは(最大厚みまたは最小厚みー平均厚み)/平均厚み×100(%)が±6〜12%とされている多孔性フィルムからなる非水電解質電池用セパレータを提供している。
さらに、フィルムの平均厚みを5μm以上40μm以下とし、厚みの最大値と最小値とを平均厚みの±6〜12%未満に制御することにより、優れた絶縁性を発揮できる。具体的には、厚さが均一であるために圧力が負荷された時に薄い部分が裂けることが実質的にない。また、所定の厚さとしているために、本発明の多孔性フィルムをセパレーターとして用い、正極、セパレーターおよび負極を重ねて渦巻き状に捲回する際に所定のサイズに収めることができ、その結果局所的な圧力がかかることがなく電池缶に容易に収容することでき、短絡の発生を防ぐことができる。
また、上記高密度ポリエチレンについては、成形するフィルムの強度を所要に保持するために、メルトフローレートが1.5g/10分以下、好ましくは1.1g/10分以下、より好ましくは0.6g/10分以下、特に好ましくは0.1g/10分以下である。メルトフローレートが1.5g/10分より大きいと3倍以上の延伸が難しくなり、得られる多孔性フィルムの強度が低下する。なお、下限は0.01g/10分である。
上記高密度ポリエチレンの重合触媒には特に制限はなく、チーグラー型触媒、フイリップス型触媒、カミンスキー型触媒等いずれのものでも良い。ポリエチレンの重合方法として、一段重合、二段重合もしくはそれ以上の多段重合等があり、いずれの方法でもよい。
低密度ポリエチレンとしては、線状低密度ポリエチレンまたは高圧法にてラジカル重合させた低密度ポリエチレン等が挙げられる。上記線状低密度ポリエチレンはエチレンとα−オレフィンとの共重合体であり、α−オレフィンとしてはプロピレン、ブテンまたはヘキセンなどが挙げられる。
高圧法にてラジカル重合させた低密度ポリエチレンはホモポリマーであってもα−オレフィンとのコポリマーであってもよい。α−オレフィンコモノマーとしては、プロピレン、ブテンまたはヘキセンなどが挙げられる。
より好ましくは、樹脂100質量部に対して充填剤を60質量部以上150質量部以下の割合で配合する。
さらに、上記可塑剤は、沸点が140℃以上である上に融点が25℃以上であることがより好ましい。融点が25℃以上の可塑剤を用いれば、フィルムの剛性が向上し、例えば電池などの本発明のフィルムを有する製品の組み立て工程でのハンドリングがより容易となる。ここで、融点が25℃以上の可塑剤とは、DSC(示差走査熱量測定)による測定で溶融時の吸熱ピークが明確に25℃以上であるもの、またはDSCによる測定で吸熱ピークを明確に有していないものは25℃の動粘度が100000mm2/sec以上のものと定義する。
具体的には、前記「プラスチックス配合剤」のP154〜P158に記載されている酸化防止剤、P178〜P182に記載されている紫外線吸収剤、P271〜P275に記載されている帯電防止剤としての界面活性剤、P283〜294に記載されている滑剤が必要に応じて適宜に配合される。
且つ、厚みの最大値と最小値とが平均厚みの±6〜12%、すなわち厚みの振れを±6〜12%としている。厚みの振れが平均厚みの±12%を越えると、捲回した時に部分的に圧力がかかり、電池用セパレーターとして用いたときに絶縁性が低下する。
多孔性フィルムの厚さは、上記熱可塑性樹脂(A)、充填剤(B)および可塑剤(C)の種類もしくは配合量、延伸条件(延伸倍率、延伸温度等)によって自由に調整できる。
まず、各成分をヘンシェルミキサー、スーパーミキサー、タンブラー型ミキサー等の粉体混合機で混合する。このとき、熱可塑性樹脂はパウダーあるいはペレット状、充填材はパウダー、可塑剤はパウダー、延伸補助財はペレット状に予めしておくことが好ましい。
ついで、1軸あるいは2軸混練機、ニーダー等で加熱混練する。その後、ペレット化して成膜工程に移行しても良いし、ペレット化せずに直接成型機で製膜してもよい。このペレットはサイロ、ホッパーフレコン等の原料を保存する設備、容器に一時的に保存しておいても良い。
上記延伸工程における延伸倍率は、延伸時のフィルムの破れ、得られるフィルムの透気度またはフィルムの硬さ等に対応させて適宜選択すればよい。具体的には、例えば2軸延伸の場合、縦横方向の延伸倍率は4〜4.5倍としている。
より具体的には、本発明の多孔性フィルムは、その透気度が130〜300(sec/100cc)としている。
透気度を130〜300(sec/100cc)としているのは、130(sec/100cc)未満とすると、電解液の含浸性・保持性が低下して二次電池の容量が低くなったり、サイクル性が低下したりする恐れがある。一方、透気度が300(sec/100cc)を超えると、イオン導電性が低くなり非水電解質電池用セパレーターとして用いた場合に十分な電池特性を得ることが困難となる。
なお、上記透気度(ガーレ値)はJIS P8117に準拠して透気度(sec/100cc)を測定している。
そのうえ、本発明の多孔質フィルムの物性は、樹脂、充填剤および可塑剤の配合量や種類、延伸条件(延伸倍率、延伸温度等)によって自由に調整できる。そのため、該条件等を種々変化させることにより、用途に応じた所望の物性の多孔性フィルムを得ることができる。
図1は非水電解質電池用セパレーターとして用いる多孔性フィルムの断面模式図であり、多孔性フィルム1は三次元網状の空孔1aを備え、該空孔1aは多孔性フィルムの両面1b、1cに連通し、多孔性フィルムの透気度は130〜300(sec/100cc)の範囲内としている。
多孔性フィルム1の厚さは25〜30μm、かつ、厚みの振れを平均厚さの±6〜12%としている。
充填剤として平均粒径0.1〜25μmの硫酸バリウムまたは炭酸カルシウムを用い、可塑剤として融点が25℃以上で且つ沸点が140℃以上であるソルビタンモノステアレート、またはグリセリントリステアレートを用いている。充填剤と可塑剤の配合比は、上記樹脂100質量部に対して充填剤が50〜150質量部、可塑剤が5〜10質量部である。
電解液としては、例えばリチウム塩を支持電解質とし、これを有機溶媒に溶解した電解液が用いられる。有機溶媒としては特に限定されるものではないが、例えばプロピレンカーボネート、エチレンカーボネート、ブチレンカーボネート、γ−ブチロラクトン、γ−バレロラクトン、ジメチルカーボネート、プロピオン酸メチル、酢酸ブチルなどのエステル類;アセトニトリル等のニトリル類;1,2−ジメトキシエタン、1,2−ジメトキシメタン、ジメトキシプロパン、1,3−ジオキソラン、テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン、4−メチル−1,3−ジオキソランなどのエーテル類;さらにはスルホランなどが使用できる。これら溶媒は1種類を単独で使用しても良いし、2種類以上の混合溶媒としてもよい。
後述する実施例においてセパレータを装着するリチウム二次電池缶に充填する電解液は、エチレンカーボネート1質量部に対してメチルエチルカーボネートを2質量部配合した混合溶媒中にL1PF6を1.4mol/Lの割合で溶解した電解液としている。
上記正極板21、セパレーター1’および負極板22を一体的に巻き付けた捲回体を有底円筒状の電池ケース内に充填し、正極及び負極のリード体24、25と溶接する。ついで、上記電解液を電池缶内に注入し、セパレーター1’などに十分に電解液を浸透させた後、電池缶の開口周縁にガスケット26を介して正極蓋27を封口し、予備充電、エージングを行い、筒型の二次リチウム電池を作製している。
本発明の多孔性フィルムと比較例の多孔性フィルムを作製して、厚み、厚み精度、透気度、捲回不良率、昇温後の絶縁不良率を測定した。
高密度ポリエチレン[三井化学社製 HI−ZEX3300F、密度:0.950g/cm3、メルトフローレート:1.1g/10分]を20メッシュスルーの大きさ以下に粉砕したもの80質量部と、低密度ポリエチレン[日本ポリケム社製 HF230、密度:0.923g/cm3]20質量部との混合樹脂に、可塑剤としてスルホラン[和光純薬工業社製 試薬 融点29℃、沸点287℃]5質量部、充填剤として硫酸バリウム[堺化学社製 B−55]100質量部をブレンドしてコンパウンドを行った。上記硫酸バリウムは平均粒径0.66μmであった。
次に、温度200℃でTダイ成形を行い原反シートを得た。原反シートの厚みは平均250μmであった。
次に得られた原反シートを80℃でシートの長手方向(MD)に4.5倍、次いで125℃で直交する横方向(TD)に4倍の延伸倍率で逐次延伸を行い、本発明に係る多孔性フィルムを作製した。
高密度ポリエチレン[三井化学社製 HI−ZEX7000FP、密度:0.956g/cm3、メルトフローレート:0.04g/10分]70質量部と、実施例1で用いた低密度ポリエチレン30質量部との混合樹脂に、可塑剤としてエチレンビスステアリン酸アミド[日本油脂社製 アルフローH−50L 融点144℃、140℃1時間の加熱後の重量減少率が0.3%]10質量部、充填剤として炭酸カルシウム[日東粉化社製 NC#2310]120質量部をブレンドしてコンパウンドを行った。上記炭酸カルシウムは平均粒径0.97μmであった。
次に、温度200℃でTダイ成形を行い原反シートを得た。原反シートの厚みは平均250μmであった。得られた原反シートを用いて実施例1と全く同様にして本発明に係る多孔性フィルムを作製した。
参考実施例2で用いた高密度ポリエチレン90質量部と、実施例1で用いた低密度ポリエチレン10質量部との混合樹脂に、可塑剤としてエチレンカーボネート[和光純薬工業社製 試薬 融点39℃、沸点238℃]5質量部およびソルビタンモノステアレート[花王株式会社製 レオドールSP−S10 融点51℃、140℃・1時間加熱後の重量減少率が0.1%]5質量部、充填剤として硫酸バリウム[堺化学社製 B−55]120質量部をブレンドしてコンパウンドを行った。
次に、温度200℃でTダイ成形を行い原反シートを得た。原反シートの厚みは平均250μmであった。得られた原反シートを用いて実施例1と全く同様にして本発明に係る多孔性フィルムを作製した。
参考実施例2で用いた高密度ポリエチレン80質量部と、実施例1で用いた低密度ポリエチレン20質量部との混合樹脂に、可塑剤としてグリセリントリステアレート[和光純薬工業社製 試薬 融点72℃、140℃1時間加熱後の重量減少率が1.1%]5質量部、充填剤として硫酸バリウム[堺化学社製 B−55]120質量部をブレンドしてコンパウンドを行った。
次に、温度200℃でTダイ成形を行い原反シートを得た。原反シートの厚みは平均250μmであった。得られた原反シートを用いて実施例1と全く同様にして本発明に係る多孔性フィルムを作製した。
参考実施例2で用いた高密度ポリエチレン50質量部と、実施例1で用いた低密度ポリエチレン50質量部との混合樹脂に、可塑剤としてエチレンカーボネート[和光純薬工業社製 試薬 融点39℃、沸点238℃]10質量部、充填剤として硫酸バリウム[堺化学社製 B−55]122質量部をブレンドしてコンパウンドを行った。
次に、温度200℃でTダイ成形を行い原反シートを得た。原反シートの厚みは平均250μmであった。得られた原反シートを用いて実施例1と全く同様にして本発明に係る多孔性フィルムを作製した。
参考実施例2で用いた高密度ポリエチレン80質量部と、実施例1で用いた低密度ポリエチレン20質量部との混合樹脂に、可塑剤としてエチレンカーボネート[和光純薬工業社製 試薬 融点39℃、沸点238℃]10質量部、充填剤として硫酸バリウム[堺化学社製 B−55]110質量部をブレンドしてコンパウンドを行った。
次に、温度200℃でTダイ成形を行い原反シートを得た。原反シートの厚みは平均250μmであった。得られた原反シートを80℃でシートの長手方向(MD)に4.5倍、次いで125℃で直交する横方向(TD)に4倍の延伸倍率で逐次延伸を行い、多孔性フィルムを作製した。
比較例1と全く同様にして原反シートを作成した。得られた原反シートを80℃でシートの長手方向(MD)に4倍、次いで125℃で直交する横方向(TD)に3.3倍の延伸倍率で逐次延伸を行い、多孔性フィルムを作製した。
高密度ポリエチレン[三井化学社製 HI−ZEX7000FP、密度:0.956g/cm3、メルトフローレート:0.04g/10分]100質量部に、可塑剤としてエチレンカーボネート[和光純薬工業社製 試薬 融点39℃、沸点238℃]6質量部、充填剤として硫酸バリウム[堺化学社製 B−55]110質量部をブレンドしてコンパウンドを行った。
次に、温度200℃でTダイ成形を行い原反シートを得た。原反シートの厚みは平均250μmであった。
次に得られた原反シートを80℃でシートの長手方向(MD)に4.5倍、次いで125℃で直交する横方向(TD)に4倍の延伸倍率で逐次延伸を行い、本発明に係る多孔性フィルムを作製した。
(厚みの測定)
1/1000mmのダイアルゲージにて面内の厚みを不特定に30箇所測定し、その平均値を算出した。
(厚み振れ=厚み精度の測定)
上記測定方法で測定した30箇所の測定値のうち最も大きい値(最大厚み)、最も小さい値(最小厚み)および算出された平均値から次式に基づき厚み振れを算出した。なお、表中には次式で算出される値のうち大きい方を記載した。
(最大厚み−平均厚み)/平均厚み×100(%)
(最小厚み−平均厚み)/平均厚み×100(%)
(透気度)
JIS P 8117に準拠して、透気度(秒/100cc)を測定した。
エチレンカーボネートが1質量部に対してメチルエチルカーボネートを2質量部含む混合溶媒中にLiPF6を1.4モル/リットルの割合で溶解した電解液を調整した。この電解液を電池缶内に注入し、セパレーターなどに十分に電解液を浸透させた後、電池缶の開口周縁にガスケットを介して正極蓋を封口し、予備充電、エージングを行い、筒型の二次リチウム電池を作製した。
(捲回不良率の測定)
長さ50cm、幅59mmの正極板と負極板を用い、上記実施例1〜3、参考実施例1、2および比較例1〜3の多孔性フィルムからなるセパレーターを2枚用い、該セパレーター2枚と上記正極板と負極板とを交互に重ね、正極板に3.92N/cm、負極板に3.92N/cm、セパレーターに0.29N/cmの力をかけ、直径4mmでセパレーターを2枚分挟めるようなスリットを入れてある金属製の巻芯を用いて、この巻芯に巻き付けるように捲回した。終了後金属製巻芯を引きぬいた。
上記巻き込み電極群を100個作り、セパレーターが裂けているものの数を確認した。セパレーターが裂けているものの数をxとすると捲回不良率はx%となる。
上記巻き込み電極群100個を速度10℃/分で昇温させ、130℃のオーブンに1時間入れ、正負電極間の絶縁抵抗を測定し、1MΩ以下となった数を数えた。1MΩ以下となった数をyとすると昇温後の絶縁不良率はy%となる。この比率が大きいと電池としての初期不良率が増大する。
1a 空孔
1’セパレーター
10 フィルム
11 樹脂
12 充填剤
20 電池
21 正極板
22 負極板
Claims (2)
- 密度が0.94g/cm3以上0.97g/cm3以下の高密度ポリエチレン樹脂と、密度が0.86g/cm3以上0.94g/cm3未満である低密度ポリエチレン樹脂からなる樹脂(A)と、
平均粒径0.1μm以上25μm以下のフィラー状で、硫酸バリウムあるいは炭酸カルシウムを含む充填剤(B)と、
スルホラン、グリセリントリステアレートもしくはソルビタンモノステアレート、またはこれらいずれか一種とエチレンカーボネートとの組み合わせから選ばれる可塑剤(C)とを含み、
上記高密度ポリエチレン樹脂99〜70質量部および低密度ポリエチレン樹脂1〜30質量部からなる樹脂(A)100質量部に対して、上記充填剤(B)が50〜400質量部、上記可塑剤(C)が1〜30質量部の割合で含まれている樹脂組成物からなるフィルムであり、
該フィルムが縦方向に延伸倍率4〜4.5倍、横方向に延伸倍率4〜4.5倍の2軸延伸により上記充填剤を起点として空孔が設けられ、透気度が130(sec/100cc)〜300(sec/100cc)とされていると共に、1/1000mmのダイアルゲージにて面内を不特定に30箇所測定した平均厚みが5μm以上40μm以下で且つ厚み振れは(最大厚みまたは最小厚みー平均厚み)/平均厚み×100(%)が±6〜12%とされている多孔性フィルムからなる非水電解質電池用セパレータ。 - 請求項1に記載の非水電解質電池用セパレータを収容している非水電解質電池。
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