JP4772733B2 - Dll回路 - Google Patents

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    • H03L7/0814Details of the phase-locked loop provided with an additional controlled phase shifter and where no voltage or current controlled oscillator is used the phase shifting device being digitally controlled

Description

本発明は、DLL(Delay Locked Loop)回路に関し、特に、電磁放射ノイズの強度を低減する機能を有するDLL回路に関する。
電子機器に搭載されるLSIは、消費電力又は動作周波数の大きさに応じて電磁波を放出する。電磁波は、電磁放射ノイズとして電子機器全体に悪影響を及ぼす。電磁放射ノイズの主な原因は、LSIに設けられたDLL(Delay Locked Loop)回路及び当該DLL回路の出力信号(DLL出力信号)を使用しているその他の回路から発生する電磁波である。特に、DLL出力信号を使用しているその他の回路からは、強い電磁波が発生する。
一方、近年の電子機器の高機能化及び集積技術の向上に伴い、電子機器に搭載されるLSIの消費電力及び動作周波数、並びに集積密度及び数が増加している。その結果、LSIから放出される電磁波の強度(電磁放射強度)が増加し、電磁放射ノイズが電子機器に与える影響を無視できなくなってきている。
一般的なLSIは、DLL回路を備えている。DLL回路がロック状態にある場合(すなわち、DLL回路及びDLL回路を備えたLSIが動作状態にある場合)には、DLL回路のDLL出力信号の周波数は一定の値(DLL Lock周波数)を示す。その結果、DLL Lock周波数の電磁放射強度が非常に強くなる。
特許文献1には、広範囲に調整可能な遅延時間の最小遅延時間(最小スルーレート)を抑えるDLL回路が開示されている。しかし、特許文献1は、DLL回路に起因する電磁放射ノイズを低減する手段については開示していない。
従って、従来のDLL回路では、DLL回路及びDLL回路を備えたLSIの電磁放射強度が強くなり、当該LSIを備えた電子機器が電磁放射ノイズによって悪影響を受けるという問題があった。
特開2004−260663号公報
本発明の目的は、DLL回路を備えたLSIの電磁放射強度を低減し、電磁放射ノイズの電子機器への影響を低減することである。
本発明の第1態様によれば、入力信号に基づいて同期基準信号を生成する入力部回路と、 同期基準信号を遅延する第1遅延部と、前記第1遅延部によって遅延された同期基準信号の同期位置を調整し、同期対象信号を生成するタイミングオフセット部回路と、前記同期基準信号と前記同期対象信号との位相差を比較する位相比較部回路と、前記位相比較部回路の比較結果に基づいて前記第1遅延部の出力信号を選択する第1制御部回路と、前記同期基準信号又は前記同期対象信号を遅延する第2遅延部と、前記位相比較部回路の比較結果が所定の範囲内である場合に、前記第2遅延部の出力信号を選択する第2制御部回路と、を備え、前記位相比較部回路は、前記同期基準信号と前記同期対象信号のうち前記第2遅延部によって遅延された信号と他方の信号との位相差を比較することを特徴とするDLL回路が提供される。
本発明の第2態様によれば、入力信号に基づいて同期基準信号を生成する入力部回路と、 前記入力部回路によって生成された同期基準信号を遅延する第1遅延部と、前記第1遅延部によって遅延された同期基準信号の同期位置を調整し、同期対象信号を生成するタイミングオフセット部回路と、前記入力部回路によって生成された同期基準信号と前記タイミングオフセット部回路によって生成された同期対象信号との位相差を比較する位相比較部回路と、前記位相比較部回路の比較結果に基づいて前記第1遅延部の出力信号を選択する第1制御部と、前記位相比較部回路の比較結果が所定の範囲内である場合に、前記第1制御部によって選択された出力信号を遅延する第2遅延部と、を備えたことを特徴とするDLL回路が提供される。
本発明によれば、DLL回路を備えたLSIの電磁放射強度を低減し、ひいては、電磁放射ノイズの電子機器への影響を低減することができる。
以下に、本発明の実施例について図面を参照して説明する。なお、以下の実施例は、本発明の実施の一態様であって、本発明の範囲を限定するものではない。
はじめに、本発明の実施例1について説明する。
図1は、本発明の実施例1のDLL回路の構成を示す回路図である。
本発明の実施例1のDLL回路は、入力回路101、第1遅延部102、タイミングオフセット回路103、第2遅延部104、位相比較回路105、第1制御回路106、及び第2制御回路107を備えている。
入力回路101は、DLL入力信号(201)から同期の基準となる「同期基準信号(202)」を生成し、第1遅延部102及び位相比較回路105に出力する。
第1遅延部102は、Delay Line1021及び選択回路1022から構成されている。Delay Line1021と選択回路1022は、複数の信号線を介してシリアル接続されている。
Delay Line1021は、入力回路101から出力された「同期基準信号(202)」を入力し、所定の遅延時間分だけ遅延させて「遅延同期基準信号(203)」を生成する。
選択回路1022は、後述する第1制御回路106から出力された「制御信号(207)」に従って、Delay Line1021から出力された「遅延同期基準信号(203)」の中から「DLL出力信号(204)」を選択し、タイミングオフセット回路103又はDLL回路に接続されている図示しない外部回路に出力する。
タイミングオフセット回路103は、選択回路1022から出力された「DLL出力信号(204)」を入力し、同期位置を調整して「同期対象信号(205)」を生成し、第2遅延部104に出力する。
第2遅延部104は、5個の遅延回路1041〜1045及び位相比較対象選択回路1046から構成されている。各遅延回路1041〜1045は、それぞれ、異なる遅延時間(D1〜D5)を有する。例えば、LSIに搭載されるプロセッサの動作周波数が1GHzである場合には、D1=20ps、D2=40ps、D3=60ps、D4=80ps、D5=100psである。なお、各遅延回路1041〜1045の平均遅延時間(上記の例では、D3=60ps)を有する回路(上記の例では、遅延回路1043)を標準遅延回路とする。また、遅延回路1041〜1045の数は、2個以上であれば幾つでも良い。
各遅延回路1041〜1045は、それぞれ、タイミングオフセット回路103から出力された「同期対象信号(205)」を入力し、所定の遅延時間(D1〜D5)分だけ遅延させて「遅延同期対象信号(2081〜2085)」を生成し、位相比較対象選択回路1046に出力する。
位相比較対象選択回路1046は、後述する選択信号生成回路1073から出力された「選択信号(214)」に従って、各遅延回路1041〜1045から出力された「遅延同期対象信号(2081〜2085)」の中から第2遅延部104の出力信号としての「選択遅延同期対象信号(209)」を選択し、位相比較回路105に出力する。なお、位相比較対象選択回路1046は、DLL回路がロック状態でないときには、常に、標準遅延回路(例えば、遅延回路1043)から出力された「遅延同期対象信号(2083」)を選択する。
位相比較回路105は、入力回路101から出力された「同期基準信号(202)」及び位相比較対象選択回路1046から出力された「選択遅延同期対象信号(209)」を入力し、両者の位相を比較し、「比較結果(206)」を第1制御回路106に出力する。
第1制御回路106は、位相比較回路105から出力された「比較結果(206)」を入力し、「比較結果(206)」に従って、選択回路1022を制御するための「制御信号(207)」を生成し、選択回路1022に出力する。また、第1制御回路106は、「比較結果(206)」に応じて後述するサイクルカウンタ1071をイネーブル状態にするための「サイクルカウンタイネーブル信号(210)」を生成し、サイクルカウンタ1071に出力する。なお、DLL回路は、第1制御回路106によって「サイクルカウンタイネーブル信号(210)」が生成されたときには、いわゆる「ロック状態」となる。
第2制御回路107は、サイクルカウンタ1071、比較回路1072、及び選択信号生成回路1073から構成されている。
サイクルカウンタ1071は、第1制御回路106から出力された「サイクルカウンタイネーブル信号(210)」に応じてサイクル数のカウントを開始し、「サイクルカウント値(212)」を比較回路1072に出力する。また、サイクルカウンタ1071は、後述する比較回路1072の「比較結果(212)」が「一致する」を示すときには、サイクルカウント値をリセットする。
比較回路1072は、サイクルカウンタ1071から出力された「サイクルカウント値(212)」と所定の「遅延回路の切替サイクル設定値(211)」を比較し、「比較結果(213)」を選択信号生成回路1073に出力する。
選択信号生成回路1073は、比較回路1072から出力された「比較結果(213)」に従って、位相比較対象選択回路1046を制御するための「選択信号(214)」を生成し、位相比較対象選択回路1046に出力する。ここで、選択信号生成回路1073は、直前に選択された遅延回路の次に遅延時間の長い遅延回路(例えば、直前に遅延回路1043が選択されていた場合には、遅延回路1044)から出力された「遅延同期対象信号(2083」)が選択されるように「選択信号(214)」を生成する。なお、選択信号生成回路1073は、直前に選択された遅延回路の次に遅延時間の短い遅延回路から出力された「遅延同期対象信号」が選択されるように「選択信号(214)」を生成するように構成されても良い。また、選択信号生成回路1073は、直前に選択された遅延回路が最短の遅延時間(又は最長の遅延時間)を有する遅延回路であった場合には、最長の遅延時間(又は最短の遅延時間)を有する遅延回路から出力された「遅延同期対象信号」が選択されるように「選択信号(214)」を生成するように構成されても良い。
図2は、本発明の実施例1の選択遅延同期対象信号生成処理におけるDLL回路の処理手順を示すフローチャートである。
はじめに、ロック状態でない場合には(S201−No)、位相比較対象選択回路1046は、標準遅延回路(例えば、遅延回路1043)から出力された選択遅延同期対象信号(例えば、「選択遅延同期対象信号(2083)」)を選択する(S202)。
一方、ロック状態である場合には(S201−Yes)、第1制御回路106は、「サイクルカウンタイネーブル信号(210)」を生成する(S203)。続いて、サイクルカウンタ107は、サイクルカウントを開始する(S204)。続いて、選択信号生成回路1073は、比較回路1072から出力された「比較結果(213)」が一致を示す場合に(S205−Yes)、「選択信号(214)」を生成する(S206)。続いて、サイクルカウンタ107は、サイクルカウント値をリセットする(S207)。続いて、位相比較対象選択回路1046は、直前に選択された遅延回路とは異なる遅延回路(例えば、直前に選択された遅延回路の次に遅延時間の長い遅延回路)から出力された選択遅延同期対象信号を選択する(S208)。
S201〜S208は、終了信号が検出されるまで繰り返される(S209−No)。一方、S202又はS208の後に終了信号が検出された場合には(S209−Yes)、本発明の実施例1の選択遅延同期対象信号生成処理は終了する。終了信号は、LSIがスリープ状態に以降する場合、リセットされる場合、及び省電力モードに以降する場合に検出される。なお、省電力モードでは、本発明の実施例1のDLL回路は、タイミングオフセット回路103、第2遅延部104、位相比較回路105及び第2制御回路107の動作を止める。このとき、第1遅延部102は、一定の周波数で「DLL出力信号(204)」を出力する。
本発明の実施例1によれば、DLLがロック状態であって、かつ、LSIが動作状態である場合には、位相比較対象選択回路1046は、「DLL出力信号(204)」の周波数が一定のサイクルで変化するように「選択遅延同期対象信号(209)」を選択するので、LSIの電磁放射強度を低減することができ、ひいては、電磁放射ノイズの電子機器への影響を低減することができる。
次に、本発明の実施例2について図面を参照して説明する。本発明の実施例1では、同期対象信号を遅延させる例について説明したが、本発明の実施例2では、同期基準信号を遅延させる例について説明する。なお、本発明の実施例1と同様の内容についての説明は省略する。
図3は、本発明の実施例2のDLL回路の構成を示す回路図である。
本発明の実施例2のDLL回路は、入力回路301、第1遅延部302、タイミングオフセット回路303、第2遅延部304、位相比較回路305、第1制御回路306、及び第2制御回路307を備えている。
入力回路301は、DLL入力信号(401)から同期の基準となる「同期基準信号(402)」を生成し、第2遅延部304に出力する。
第1遅延部302は、Delay Line3021及び選択回路3022から構成されている。Delay Line3021と選択回路3022は、複数の信号線を介してシリアル接続されている。
Delay Line3021は、後述する第2遅延部304から出力された「選択遅延同期基準信号(409)」を入力し、所定の遅延時間分だけ遅延させて「遅延同期基準信号(403)」を生成する。
選択回路3022は、後述する第1制御回路306から出力された「制御信号(407)」に従って、Delay Line4021から出力された「遅延同期基準信号(403)」の中から「DLL出力信号(404)」を選択し、タイミングオフセット回路303又はDLL回路に接続されている図示しない外部回路に出力する。
タイミングオフセット回路303は、選択回路3022から出力された「DLL出力信号(404)」を入力し、同期位置を調整して「同期対象信号(405)」を生成し、位相比較回路305に出力する。
第2遅延部304は、5個の遅延回路3041〜3045及び位相比較対象選択回路3046から構成されている。各遅延回路3041〜3045は、それぞれ、異なる遅延時間(D1〜D5)を有する。例えば、LSIに搭載されるプロセッサの動作周波数が1GHzである場合には、D1=20ps、D2=40ps、D3=60ps、D4=80ps、D5=100psである。なお、各遅延回路3041〜3045の平均遅延時間(上記の例では、D3=60ps)を有する回路(上記の例では、遅延回路1043)を標準遅延回路とする。また、遅延回路3041〜3045の数は、2個以上であれば幾つでも良い。
各遅延回路3041〜3045は、それぞれ、入力回路301から出力された「同期基準信号(402)」を入力し、所定の遅延時間(D1〜D5)分だけ遅延させて「遅延同期基準信号(4081〜4085)」を生成し、位相比較対象選択回路3046に出力する。
位相比較対象選択回路3046は、後述する選択信号生成回路3073から出力された「選択信号(414)」に従って、各遅延回路3041〜3045から出力された「遅延同期基準信号(4081〜4085)」の中から第2遅延部304の出力信号としての「選択遅延同期対象信号(409)」を選択し、位相比較回路305に出力する。なお、位相比較対象選択回路3046は、DLL回路がロック状態でないときには、常に、標準遅延回路(例えば、遅延回路3043)から出力された「遅延同期基準信号(4083」)を選択する。
位相比較回路305は、タイミングオフセット回路303から出力された「同期対象信号(405)」及び位相比較対象選択回路3046から出力された「選択遅延同期基準信号(409)」を入力し、両者の位相を比較し、「比較結果(406)」を第1制御回路306に出力する。
なお、第1制御回路306及び第2制御回路307は、本発明の実施例1の第1制御回路106及び第2制御回路107と同様である。
図4は、本発明の実施例2の選択遅延同期基準信号生成処理におけるDLL回路の処理手順を示すフローチャートである。
はじめに、ロック状態でない場合には(S201−No)、位相比較対象選択回路3046は、標準遅延回路(例えば、遅延回路3043)から出力された選択遅延同期基準信号(例えば、「選択遅延同期基準信号(4083)」)を選択する(S402)。
一方、ロック状態である場合には(S401−Yes)、図2のS203〜S207と同様の処理が行われる(S403)。続いて、位相比較対象選択回路3046は、直前に選択された遅延回路とは異なる遅延回路(例えば、直前に選択された遅延回路の次に遅延時間の長い遅延回路)から出力された選択遅延同期基準信号を選択する(S404)。
S401〜S404は、終了信号が検出されるまで繰り返される(S405−No)。一方、S402又はS404の後に終了信号が検出された場合には(S405−Yes)、本発明の実施例2の選択遅延同期基準信号生成処理は終了する。
本発明の実施例2によれば、DLLがロック状態であって、かつ、LSIが動作状態である場合には、位相比較対象選択回路3046は、「DLL出力信号(404)」の周波数が一定のサイクルで変化するように「選択遅延同期基準信号(409)」を選択するので、LSIの電磁放射強度を低減することができ、ひいては、電磁放射ノイズの電子機器への影響を低減することができる。
次に、本発明の実施例3について図面を参照して説明する。本発明の実施例1では、同期対象信号を遅延させる例について説明したが、本発明の実施例3では、DLL出力信号を遅延させる例について説明する。なお、本発明の実施例1及び2と同様の内容についての説明は省略する。
図5は、本発明の実施例3のDLL回路の構成を示す回路図である。
本発明の実施例1のDLL回路は、入力回路501、第1遅延部502、タイミングオフセット回路503、第2遅延部504、位相比較回路505、第1制御回路506、及び第2制御回路507を備えている。
第1遅延部502の選択回路5022は、後述する第1制御回路506から出力された「制御信号(607)」に従って、Delay Line5021から出力された「遅延同期基準信号(603)」の中から「DLL出力信号(604)」を選択し、タイミングオフセット回路503又は第2遅延部504に出力する。
タイミングオフセット回路503は、選択回路5022から出力された「DLL出力信号(604)」を入力し、同期位置を調整して「同期対象信号(605)」を生成し、位相比較回路505に出力する。
第2遅延部504は、5個の遅延回路5041〜5045及びDLL出力信号選択回路5046から構成されている。各遅延回路5041〜5045は、それぞれ、異なる遅延時間(D1〜D5)を有する。例えば、LSIに搭載されるプロセッサの動作周波数が1GHzである場合には、D1=20ps、D2=40ps、D3=60ps、D4=80ps、D5=100psである。なお、各遅延回路5041〜5045の平均遅延時間(上記の例では、D3=60ps)を有する回路(上記の例では、遅延回路5043)を標準遅延回路とする。また、遅延回路5041〜5045の数は、2個以上であれば幾つでも良い。
各遅延回路5041〜5045は、それぞれ、選択回路5022から出力された「DLL出力信号(604)」を入力し、所定の遅延時間(D1〜D5)分だけ遅延させて「遅延DLL出力信号(6081〜6085)」を生成し、DLL出力信号選択回路5046に出力する。
DLL出力信号選択回路5046は、後述する選択信号生成回路5073から出力された「選択信号(614)」に従って、各遅延回路5041〜5045から出力された「遅延DLL出力信号(6081〜6085)」の中からDLL回路の出力信号としての「選択遅延DLL出力信号(609)」を選択し、DLL回路に接続されている図示しない外部回路に出力する。なお、DLL出力信号選択回路5046は、DLL回路がロック状態でないときには、常に、標準遅延回路(例えば、遅延回路5043)から出力された「遅延DLL出力信号(6083」)を選択する。
位相比較回路505は、入力回路101から出力された「同期基準信号(602)」及びタイミングオフセット回路503から出力された「同期対象信号(605)」を入力し、両者の位相を比較し、「比較結果(606)」を第1制御回路506に出力する。
なお、入力回路501、第1遅延部502のDelay Line5021、第1制御回路506、及び第2制御回路507は、本発明の実施例1の入力回路101、第1遅延部102のDelay Line1021、第1制御回路106、及び第2制御回路107と同様である。
図6は、本発明の実施例3の選択遅延DLL出力信号生成処理におけるDLL回路の処理手順を示すフローチャートである。
はじめに、ロック状態でない場合には(S601−No)、DLL出力信号選択回路5046は、標準遅延回路(例えば、遅延回路5043)から出力された選択遅延DLL出力信号(例えば、「選択遅延DLL出力信号(5083)」)を選択する(S602)。
一方、ロック状態である場合には(S601−Yes)、図2のS203〜S207と同様の処理が行われる(S603)。続いて、DLL出力信号選択回路5046は、直前に選択された遅延回路とは異なる遅延回路(例えば、直前に選択された遅延回路の次に遅延時間の長い遅延回路)から出力された選択遅延DLL出力信号を選択する(S604)。
S601〜S604は、終了信号が検出されるまで繰り返される(S605−No)。一方、S602又はS604の後に終了信号が検出された場合には(S605−Yes)、本発明の実施例3の選択遅延DLL出力信号生成処理は終了する。
本発明の実施例3によれば、DLLがロック状態であって、かつ、LSIが動作状態である場合には、DLL出力信号選択回路5046は、「DLL出力信号(604)」の周波数が一定のサイクルで変化するように「遅延DLL出力信号(609)」を選択するので、LSIの電磁放射強度を低減することができ、ひいては、電磁放射ノイズの電子機器への影響を低減することができる。
また、本発明の実施例3によれば、第2遅延部504が第1遅延部502の後段に接続されるので、DLL回路の設計を容易化することができる。
比較例
次に、本発明の比較例について図面を参照して説明する。なお、実施例1〜3と同様の内容についての説明は省略する。
図7は、本発明の比較例のDLL回路の構成を示す回路図である。
本発明の比較例のDLL回路は、入力回路701、第1遅延部702、タイミングオフセット回路703、位相比較回路705、及び第1制御回路706を備えている。
タイミングオフセット回路703は、選択回路7022から出力された「DLL出力信号(804)」を入力し、同期位置を調整して「同期対象信号(805)」を生成し、位相比較回路705に出力する。
位相比較回路705は、入力回路701から出力された「同期基準信号(802)」及びタイミングオフセット回路703から出力された「同期対象信号(805)」を入力し、両者の位相を比較し、「比較結果(806)」を第1制御回路706に出力する。
第1制御回路706は、位相比較回路705から出力された「比較結果(806)」を入力し、「比較結果(806)」に従って、選択回路7022を制御するための「制御信号(807)」を生成し、選択回路7022に出力する。
なお、入力回路701及び第1遅延部702は、本発明の実施例1の入力回路101及び第1遅延部102と同様である。
図8は、本発明の実施例1〜3のDLL回路及び本発明の比較例のDLL回路を備えたLSIの電磁波放射強度の分布の一例を示すグラフである。図8Aは、本発明の比較例のDLL回路を備えたLSIの電磁波放射強度の分布の一例を示し、図8Bは、本発明の実施例1〜3のDLL回路を備えたLSIの電磁波放射強度の分布の一例を示す。
本発明の比較例のDLL回路は、DLLがロック状態であって、かつ、LSIが動作状態である場合には、「DLL出力信号(804)」の周波数(DLLロック周波数)が一定であるため、電磁波放射強度の最大値は大きくなり(Level−A)、かつ、DLLロック周波数の幅は狭くなる(図8Aを参照)。図8Aに示されるように、本発明の比較例のDLL回路では、特定の周波数における電磁波放射強度が強くなる。
一方、本発明の実施例1〜3のDLL回路は、DLLがロック状態であって、かつ、LSIが動作状態である場合には、「DLL出力信号」の周波数が一定のサイクルでスイングするように処理を行うので、電磁波放射強度の最大値は本発明の比較例に比べて小さくなり(Level−B)、かつ、DLLロック周波数の幅は広くなる(図8Bを参照)。図8Bに示されるように、本発明の実施例1〜3のDLL回路では、電磁波放射強度の最大値を示す周波数帯域が広がり、かつ、その最大値も小さくなる。
以上のことから、本発明の実施例1〜3のDLL回路では、本発明の比較例のDLL回路に比べて電磁波放射強度が低減されることが分かった。
本発明の実施例1のDLL回路の構成を示す回路図である。 本発明の実施例1の選択遅延同期対象信号生成処理におけるDLL回路の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施例2のDLL回路の構成を示す回路図である。 本発明の実施例2の選択遅延同期基準信号生成処理におけるDLL回路の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施例3のDLL回路の構成を示す回路図である。 本発明の実施例3の選択遅延DLL出力信号生成処理におけるDLL回路の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の比較例のDLL回路の構成を示す回路図である。 本発明の実施例1〜3のDLL回路及び本発明の比較例のDLL回路によって放出される電磁波放射強度の分布の一例を示すグラフである。
符号の説明
101 入力回路
102 第1遅延部
1021 Delay Line
1022 選択回路
103 タイミングオフセット回路
104 第2遅延部
1041〜1045 遅延回路
1046 位相比較対象選択回路
105 位相比較回路
106 第1制御回路
107 第2制御回路
1071 サイクルカウンタ
1072 比較回路
1073 選択信号生成回路

Claims (5)

  1. 入力信号に基づいて同期基準信号を生成する入力回路と、
    同期基準信号を遅延する第1遅延部と、
    前記第1遅延部によって遅延された同期基準信号の同期位置を調整し、同期対象信号を生成するタイミングオフセット回路と、
    前記同期基準信号と前記同期対象信号との位相差を比較する位相比較回路と、
    前記位相比較回路の比較結果に基づいて前記第1遅延部の出力信号を選択する第1制御回路と、
    前記タイミングオフセット回路によって生成された同期対象信号を、それぞれ異なる遅延時間分だけ遅延する複数の遅延回路を有する第2遅延部と、
    前記位相比較回路の比較結果が所定の範囲内である場合に、前記複数の遅延回路の出力信号の中から前記第2遅延部の出力信号を選択する第2制御回路と、を備え、
    前記位相比較回路は、前記入力回路によって生成された同期基準信号前記第2遅延部の出力信号との位相差を比較することを特徴とするDLL回路。
  2. 入力信号に基づいて同期基準信号を生成する入力回路と、
    同期基準信号を遅延する第1遅延部と、
    前記第1遅延部によって遅延された同期基準信号の同期位置を調整し、同期対象信号を生成するタイミングオフセット回路と、
    前記同期基準信号と前記同期対象信号との位相差を比較する位相比較回路と、
    前記位相比較回路の比較結果に基づいて前記第1遅延部の出力信号を選択する第1制御回路と、
    前記入力部によって生成された同期基準信号を、それぞれ異なる遅延時間分だけ遅延する複数の遅延回路を有する第2遅延部と、
    前記位相比較回路の比較結果が所定の範囲内である場合に、前記複数の遅延回路の出力信号の中から前記第2遅延部の出力信号を選択する第2制御回路と、を備え、
    前記位相比較回路は、前記第2遅延部の出力信号と前記タイミングオフセット回路によって生成された同期対象信号との位相差を比較することを特徴とするDLL回路。
  3. 入力信号に基づいて同期基準信号を生成する入力回路と、
    前記入力回路によって生成された同期基準信号を遅延する第1遅延部と、
    前記第1遅延部によって遅延された同期基準信号の同期位置を調整し、同期対象信号を生成するタイミングオフセット回路と、
    前記入力回路によって生成された同期基準信号と前記タイミングオフセット回路によって生成された同期対象信号との位相差を比較する位相比較回路と、
    前記位相比較回路の比較結果に基づいて前記第1遅延部の出力信号を選択する第1制御回路と、
    前記第1遅延部の出力信号を、それぞれ異なる遅延時間分だけ遅延する複数の遅延回路を有する第2遅延部と、
    前記位相比較回路の比較結果が所定の範囲内である場合に、前記複数の遅延回路の出力信号の中から前記第2遅延部の出力信号を選択する第2制御回路と、を備えたことを特徴とするDLL回路。
  4. 前記第2制御回路は、
    前記第1制御回路の出力信号のサイクル数をカウントするサイクルカウンタと、
    前記サイクルカウンタのカウント値と所定の値とを比較する比較回路と、
    前記比較回路の比較結果が一致した場合に、前記第2遅延部の出力信号を選択するための選択信号を生成する選択信号生成回路と、を有する請求項1乃至3の何れかに記載のDLL回路。
  5. 前記選択信号生成回路は、前記複数の遅延回路の出力信号のうち、直前に選択した遅延回路の次に遅延時間の長い又は短い出力信号を選択するための前記選択信号を生成する、請求項4に記載のDLL回路。
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