JP4771145B2 - 塗装木質基材の製造方法 - Google Patents
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Description
(1)該合板木質基材の単板厚が0.03mm〜2.0mmであり、(2)該光ラジカル反応性塗料組成物が、1分子中に(メタ)アクリロイル基を1個以上有する樹脂組成物(A)と、光ラジカル重合開始剤(B)を含有し、かつ反応性希釈剤を実質的に含有しない光ラジカル反応性塗料組成物であり、塗工時の塗料温度が60〜150℃、塗料粘度が100〜10,000mPa・s、塗布量が10〜200g/m2であり、(3)塗工工程が、ナチュラルロールコーターで塗工する第一の塗工工程と、リバースロールコーターで塗工する第二の塗工工程とを有することを特徴とする塗装木質基材の製造方法を提供する。
1分子中にアクリロイル基またはメタクリロイル基を1個以上含有する樹脂組成物(A)として、以下のオリゴマーを用いた。
オリゴマー(a):ビスフェノールA型エポキシアクリレートであり、平均分子量は430である。
オリゴマー(b):水添ジフェニルメタンジイソシアネート及び3官能型ポリプロピレングリコール及びハイドロキシエチルアクリレートからなるウレタンアクリレートであり、平均分子量は1800である。
上記オリゴマー成分を100℃で加熱、光ラジカル重合開始剤(ダロキュア1173:チバスペシャリティーケミカルズ社製)を添加し、攪拌、混合することにより、表1に記載の各下塗り塗料、塗料(a)、塗料(b)を調製した。
(1)ナチュラル・リバースロールコーター
第一の塗工工程に用いるナチュラルロールコーターと第二の塗工工程に用いるリバースロールコーターを備えた2連塗装機である。ナチュラルロールコーター(I)のコーティングロールは、直径220mm、長さ460mmで50度のブチルゴムを15mmの厚さで巻き、50m/minの速度で基材搬送に対し順回転させる。同ナチュラルロールコーターのドクターロールは、直径140mm、長さ460mmのSUS製で硬質クロームメッキを施し、10m/minの速度でナチュラルロールに対し順回転させる。同ナチュラルロールコーターのバックアップロールは直径220mm、長さ360mmのスチール製で、50m/minの速度で基材搬送に対し順回転させる。
リバースロールコーター(II)のコーティングロールは、直径220mm、長さ460mmのSUS製で硬質クロームメッキを施し、スチール製のブレードを付け25m/minの速度で基材搬送に対し逆回転させる。同リバースロールコーターのバックアップロールは、直径220mm、長さ360mmで、80度のシリコンゴムを15mmの厚さで巻き、50m/minの速度で基材搬送に対し順回転させる。
同一のナチュラルロールコーターの2連塗装機である。コーティングロールは、直径220mm、長さ460mmで50度のブチルゴムを15mmの厚さで巻き、50m/minの速度で基材搬送に対し順回転させる。同ナチュラルロールコーターのドクターロールは、直径140mm、長さ460mmのSUS製で硬質クロームメッキを施し、4m/minの速度でナチュラルロールコーターに対し順回転させる。同ナチュラルロールコーターのバックアップロールは、直径220mm、長さ360mmのスチール製で、50m/minの速度で基材搬送に対し順回転させる。
基材搬送入り口側と出口側とで異なる材質のナチュラルロールを有するナチュラルロールコーターの2連塗装機である。基材搬送入り口側のコーティングロールは、直径220mm、長さ460mmで50度のブチルゴムを15mmの厚さで巻き、50m/minの速度で基材搬送に対し順回転させる。同ナチュラルロールコーターのドクターロールは、直径140mm、長さ460mmのSUS製で硬質クロームメッキを施し、8m/minの速度でナチュラルロールコーターに対し順回転させる。同ナチュラルロールコーターのバックアップロールは、直径220mm、長さ360mmのスチール製で、50m/minの速度で基材搬送に対し順回転させる。基材搬送出口側のコーティングロールは、直径220mm、長さ460mmのSUS製で硬質クロームメッキを施し、50m/minの速度で基材搬送に対し順回転させる。同ナチュラルロールコーターのドクターロールは、直径140mm、長さ460mmで80度のシリコンゴムを10mmの厚さで巻き、1m/minの速度でナチュラルロールに対し順回転させる。同ナチュラルロールコーターのバックアップロールは、直径220mm、長さ360mmで80度のシリコンゴムを15mmの厚さで巻き、50m/minの速度で基材搬送に対し順回転させる。
アクリレートオリゴマー成分、ユニディックV−5508(大日本インキ化学工業:エポキシアクリレート)を50部、2官能アクリレートモノマー、トリメチロールプロパンジアクリレート(東亞合成:アロニックスM−220)を20部、光重合開始剤、イルガキュア184(チバスペシャリティーケミカルズ)を5部、ベンゾフェノンを1部、艶消し剤、ミネックス#7(白石カルシウム)を15部、サイロイドED−50(グレースジャパン)を3部、ミクロンホワイト5000A(林化成)を15部配合し、攪拌、混合し、上塗り塗料を得た。
◎:平滑感が高く鏡面に近い
○:平滑感は有るが僅かにロール塗装に起因する凹凸(ローピング)が認められる
△:ロール塗装に起因する凹凸(ローピング)がやや目立つ
×:ロール塗装に起因する凹凸(ローピング)が著しく、平滑感に欠ける
◎:割れ無し
○:1cm以下の割れが数本
△:1cm以上の割れが1〜5本
×:1cm以上の割れ複数
Claims (5)
- 合板木質基材に、光ラジカル反応性塗料組成物を塗工する工程と、活性エネルギー線を照射する工程とを有する塗装木質基材の製造方法であって、
(1)該合板木質基材の単板厚が0.03mm〜2.0mmであり、
(2)該光ラジカル反応性塗料組成物が、1分子中に(メタ)アクリロイル基を1個以上有する樹脂組成物(A)と、光ラジカル重合開始剤(B)を含有し、かつ反応性希釈剤を実質的に含有しない光ラジカル反応性塗料組成物であり、塗工時の塗料温度が60〜150℃、塗料粘度が100〜10,000mPa・s、塗布量が10〜200g/m2であり、
(3)塗工工程が、ナチュラルロールコーターで塗工する第一の塗工工程と、リバースロールコーターで塗工する第二の塗工工程とを有することを特徴とする塗装木質基材の製造方法。 - 前記した第一の塗工工程であるナチュラルロールコーターでの塗布量が10〜300g/m2であり、第二の塗工工程であるリバースロールコーターでの塗工が、第一塗工工程で塗工された塗料を、1〜200g/m2の範囲で除去する工程である請求項1に記載の塗装木質基材の製造方法。
- 前記した第一の塗工工程であるナチュラルロールコーターで塗工後、基材上の光ラジカル反応性塗料組成物の温度が40℃以上の状態で、前記第二の塗工工程であるリバースロールコーターで塗工を行う請求項1又は2に記載の塗装木質基材の製造方法。
- 基材上の光ラジカル反応性塗料組成物の温度が40℃以上の状態で、活性エネルギー線を照射する請求項1〜3の何れかに記載の塗装木質基材の製造方法。
- 前記したリバースロールコーターに使用するリバースロールの材質が金属であり、芯部に加温設備を有するロールである請求項1〜4の何れかに記載の塗装木質基材の製造方法。
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