JP4770320B2 - カラーフィルタの製造方法及びカラーフィルタ - Google Patents
カラーフィルタの製造方法及びカラーフィルタ Download PDFInfo
- Publication number
- JP4770320B2 JP4770320B2 JP2005226272A JP2005226272A JP4770320B2 JP 4770320 B2 JP4770320 B2 JP 4770320B2 JP 2005226272 A JP2005226272 A JP 2005226272A JP 2005226272 A JP2005226272 A JP 2005226272A JP 4770320 B2 JP4770320 B2 JP 4770320B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- color filter
- pigment
- colored resin
- pigment red
- resin layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Optical Filters (AREA)
- Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
- Materials For Photolithography (AREA)
Description
また、反射表示部は、反射型液晶表示装置として機能する領域であり、周囲からの外光が、ガラス基板、着色画素層を通過し色光となり、次いで反射膜にて反射され、再び外部へ射出するようになっている。この半透過型液晶表示装置は、屋内のような暗い環境下では、バックライトを点灯して透過型液晶表示装置として機能させ、また、屋外のような非常に明るい環境下では、バックライトを消灯して反射型液晶表示装置として機能させて用いられる。
図2(a)はピンホール方式のカラーフィルタの一例の断面図及び部分拡大図である。各着色画素層22R、22G、22Bの反射表示部Reにピンホール23と呼ばれる開口部を複数設けた構造になっている。
ピンホール方式においては、ピンホールの数や大きさを調整することで、多層方式においては膜厚の差をつけることで、反射表示部ないし透過表示部の明度や色合いを最適化するものである。
上記多層方式における半透過型カラーフィルタにおいて、膜厚の差をつける方法として透過表示部に透過表示に最適な三原色を設け、反射表示部に反射表示に最適な三原色を設け、計6色とした方法がある。しかしながら、この方法においては、6色各々を別々に形成する必要があり、着色樹脂層の形成、露光、現像といった所謂フォトリソグラフィー工程をそれぞれ繰り返し、最低6回は行わなくてはならず、作業工程が増加して時間がかかるだけでなく、それぞれのアライメントの位置合わせ精度不良から、不良品の発生数も高まるため、結果としてコストが嵩むという問題があった。
また、上記感光性着色樹脂組成物を用いたカラーフィルタの製造方法、並びにカラーフィルタを提供することを課題とする。
前記(C)光重合開始剤が、モノアシルフォスフィンオキサイド系光重合開始剤、ビスアシルフォスフィンオキサイド系光重合開始剤あるいはチタノセン系光重合開始剤から選ばれる光重合開始剤と、アセトフェノン系光重合開始剤との2種を併用したものであり、前記感光性着色樹脂組成物に前記2種の光重合開始剤が〔1:10〕〜〔2:1〕の重量比で含有されていて、該感光性着色樹脂組成物を用いて形成した着色樹脂層への露光量に高低差を設けることにより、現像後の着色樹脂層における低露光量部の膜厚(t2)と、現像後の着色樹脂層における高露光量部の膜厚(t1)との比の値〔t2/t1〕が、0.05以上0.7以下の範囲となるものであり、
前記着色樹脂層に対する露光がレーザー光を用いて描画露光する方法であることを特徴
とするカラーフィルタの製造方法である。
さらに本発明によれば、従来の方法においては必要不可欠であったフォトマスクが不要となるため、フォトマスクの作製にかかる時間とコストを削減することができ、結果、より短時間で、より細かい要求品質を満たす着色画素層のパターンを形成することが可能となり、例えば、半透過型カラーフィルタのように、様々な仕様に対応した高付加価値のカラーフィルタを安価に提供することができる。
半透過型LCDに用いられるカラーフィルタは、赤、緑、青の三原色を用いた多層方式が主流であり、着色画素層の反射表示部を透過表示部よりも薄くして、膜厚差を形成するものが一般的である。このような膜厚差を形成した着色画素層を得るためには、従来は、着
色樹脂の塗布工程、所定のパターンを有したフォトマスクによる露光工程、不必要部分を溶解除去する現像工程を経て熱による後硬化工程といった所謂フォトリソグラフィーの工程を1色あたり2度繰り返す必要がある。
また、着色画素層を形成した後、加熱工程を行うことから、耐熱性に優れたガラス基板が好ましく、さらには熱膨張率が小さく加熱工程での寸法安定性に優れたガラスを選択することが好ましい。
以降、本願では、このブラックマトリックスと赤、緑、青の着色画素層を合わせてカラーフィルタ層と呼ぶこととする。
チレン性不飽和化合物、(C)光重合開始剤、および(D)着色剤からなり、露光時に露光量に高低差を設けることで、現像後の塗膜の厚さがそれぞれ異なる厚さを形成せしめる。即ち、高露光量部の厚さをt1、低露光量部の厚さをt2としたとき、t2/t1が0.05以上0.7以下の範囲となるものである。t2/t1が0.7より大きいと、反射表示部の着色画素層の厚さが大きくなり、液晶表示装置の反射表示が暗くなる。また、t2/t1が0.05未満であると、反射表示部の着色画素層の厚さが過小となり、現像工程で反射表示部の着色画素層の剥れを生じることがある。
エチレン性不飽和化合物の含有量は、通常、感光性着色樹脂組成物の固形分を基準として1〜80重量%が好ましく、より好ましくは3〜70重量%である。エチレン性不飽和化合物の含有量が1重量%未満であると、紫外線の照射により十分な硬化塗膜が得られず、80重量%を越えると反射表示部の着色画素層が必要以上に硬化するため膜厚が厚くなり、液晶表示装置の反射表示が暗くなる。
ルベンゾイル−ジフェニルフォスフィンオキサイドなどのモノアシルフォスフィンオキサイド系光重合開始剤、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)フェニルフォスフィンオキサイド、ビス(2,6−ジメトキシベンゾイル)2,4,4−トリメチル−ペンチルフォスフィンオキサイド、ビス(2,6−ジメチルベンゾイル)エチルフォスフィンオキサイドなどのビスアシルフォスフィンオキサイド系光重合開始剤、ビス(η5−2,4−シクロペンタジエン−1−イル)−ビス(2,6−ジフルオロ−3−(1H−ピロール−1−イル)フェニル)チタニウムなどのチタノセン系光重合開始剤、4−フェノキシジクロロアセトフェノン、4−t−ブチル−ジクロロアセトフェノン、ジエトキシアセトフェノン、1−(4−イソプロピルフェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1オン、2,2−ジメトキシ−1,2−ジフェニルエタン−1−オン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニル−プロパン−1−オン、1−[4−(2−ヒドロキシエトキシ)−フェニル]−2−ヒドロキシ−2−メチル−1−プロパン−1−オン、2−メチル−1−[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルフォリノプロパン−1−オン、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)−ブタン−1−オン等のアセトフェノン系光重合開始剤、エチル−4−ジメチルアミノベンゾエート、2−エチルヘキシル−4−ジメチルアミノベンゾエート等のアミノベンゾエート系光重合開始剤、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンジルジメチルケタール等のベンゾイン系光重合開始剤、ベンゾフェノン、ベンゾイル安息香酸、ベンゾイル安息香酸メチル、4−フェニルベンゾフェノン、ヒドロキシベンゾフェノン、アクリル化ベンゾフェノン等のベンゾフェノン系光重合開始剤、チオキサンソン、2−クロルチオキサンソン、2−メチルチオキサンソン、イソプロピルチオキサンソン、2,4−ジエチルチオキサンソン、2,4−ジイソプロピルチオキサンソン等のチオキサンソン系光重合開始剤、2,4,6−トリクロロ−s−トリアジン、2−フェニル−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−(p−メトキシフェニル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−(p−トリル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−ピペニル−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2,4−ビス(トリクロロメチル)−6−スチリル−s−トリアジン、2−(ナフト−1−イル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−(4−メトキシ−ナフト−1−イル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2,4−トリクロロメチル−(ピペロニル)−6−トリアジン、2,4−トリクロロメチル(4'−メトキシスチリル)−6−トリアジン等のトリアジン系光重合開始剤、カルバゾール系光重合開始剤、1,2−オクタジオン−1−[4−(フェニルチオ)−,2−(O−ベンゾイルオキシム)]等のオキシムエステル系光重合開始剤、ヨードニウムボレート、スルホニウムボレート、アンモニウムボレートなどのオニウムボレート系光重合開始剤などが挙げられる。
光重合開始剤の含有量が0.1重量%未満であると、紫外線の照射により十分な硬化塗膜が得られず、20重量%を超えると、反射表示部の着色画素層が必要以上に硬化するため膜厚が厚くなり、液晶表示装置の反射表示が暗くなる。
一方、高露光量の条件においては、フォトブリーチング効果が十分に発揮されるため塗膜表面及び内部の硬化が十分に進行するので、膜厚の厚い透過表示部の形成に適している。
メントイエロー166、C.I.ピグメントイエロー168、C.I.ピグメントイエロー175等が挙げられる。
メントレッド193、C.I.ピグメントレッド194、C.I.ピグメントレッド202、C.I.ピグメントレッド206、C.I.ピグメントレッド207、C.I.ピグメントレッド208、C.I.ピグメントレッド209、C.I.ピグメントレッド215、C.I.ピグメントレッド216、C.I.ピグメントレッド220、C.I.ピグメントレッド224、C.I.ピグメントレッド226、C.I.ピグメントレッド242、C.I.ピグメントレッド243、C.I.ピグメントレッド245、C.I.ピグメントレッド254、C.I.ピグメントレッド255、C.I.ピグメントレッド264、C.I.ピグメントレッド265等が挙げられる。
緑色顔料としては、C.I.ピグメントグリーン7、C.I.ピグメントグリーン36等が挙げられる。
茶色顔料としては、C.I.ピグメントブラウン23、C.I.ピグメントブラウン25等が挙げられる。
黒色顔料としては、C.I.ピグメントブラック1、ピグメントブラック7等が挙げられる。
これらの有機顔料は、単独でまたは2種以上を混合して使用することができる。
着色剤の含有量は、通常、感光性着色組成物の固形分を基準として1〜80重量%が好ましく、より好ましくは2〜70重量%である。着色剤の含有量が2重量%未満であると、カラーフィルタの膜厚が過剰に厚くなるため好ましくなく、70重量%を超えると、良好な分散状態が得られず好ましくない。
界面活性剤としては、ラウリル硫酸ソーダ、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、ドデシルベンゼンスルホン酸ソーダ、スチレン−アクリル酸共重合体のアルカリ塩、ステアリン酸ナトリウム、アルキルナフタリンスルホン酸ナトリウム、アルキルジフェニルエーテルジスルホン酸ナトリウム、ラウリル硫酸モノエタノールアミン、ラウリル硫酸トリエタノールアミン、ラウリル硫酸アンモニウム、ステアリン酸モノエタノールアミン、ステアリン酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム、スチレン−アクリル酸共重合体のモノエタノールアミン、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸エステルなどのアニオン性界面活性剤;ポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート、ポリエチレングリコールモノラウレートなどのノニオン性界面活性剤;アルキル4級アンモニウム塩やそれらのエチレンオキサイド付加物などのカオチン性界面活性剤;アルキルジメチルアミノ酢酸ベタインなどのアルキルベタイン、アルキルイミダゾリンなどの両性界面活性剤が挙げられ、これらは単独でまたは2種以上を混合して用いることができる。界面活性剤の使用量は、着色剤100重量部に対して、通常、50重量部以下、好ましくは30重量部以下である。
樹脂と相溶性のある部位とを有し、着色剤に吸着して着色剤のアルカリ可溶性樹脂への分散を安定化する働きをするものである。樹脂型分散剤として具体的には、ポリウレタン、ポリアクリレートなどのポリカルボン酸エステル、不飽和ポリアミド、ポリカルボン酸、ポリカルボン酸(部分)アミン塩、ポリカルボン酸アンモニウム塩、ポリカルボン酸アルキルアミン塩、ポリシロキサン、長鎖ポリアミノアマイドリン酸塩、水酸基含有ポリカルボン酸エステルや、これらの変性物、ポリ(低級アルキレンイミン)と遊離のカルボキシル基を有するポリエステルとの反応により形成されたアミドやその塩などの油性分散剤;(メタ)アクリル酸−スチレン共重合体、(メタ)アクリル酸−(メタ)アクリル酸エステル共重合体、スチレン−マレイン酸共重合体、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドンなどの水溶性樹脂や水溶性高分子化合物、ポリエステル系、変性ポリアクリレート系、エチレンオキサイド/プロピレンオキサイド付加化合物、燐酸エステル系等が用いられ、これらは単独でまたは2種以上を混合して用いることができる。樹脂型分散剤の使用量は、着色剤100重量部に対して、通常、50重量部以下、好ましくは30重量部以下である。
感光性着色樹脂組成物は、遠心分離、焼結フィルタ、メンブレンフィルタ等の手段にて、5μm以上の粗大粒子、好ましくは1μm以上の粗大粒子、さらに好ましくは0.5μm以上の粗大粒子および混入した塵の除去を行うことが好ましい。
反射表示部の着色画素層の厚さが、透過表示部の着色画素層の厚さ100%に対して5%未満の場合は、反射表示部の着色画素層の厚さが極めて薄く、現像工程でパターンの剥れを生じることがあり、また、反射表示部の着色画素層の厚さが、透過表示部の着色画素層
の厚さに対して75%を越える場合は、反射表示が暗くなるため、いずれも本発明の目的を達成できない。
ぐために必要に応じて透明な保護膜層を設けることができる。
設けられる保護膜層は、透明性が要求され、該保護膜層を形成する材料としては、光硬化型、熱硬化型、光及び熱硬化型の樹脂組成物、エポキシ、アクリルやポリイミドなどの樹脂硬化物、あるいはスパッタや蒸着による無機化合物等、前述の目的を達成できる材料であればよい。カラーフィルタ層の表面状態を考慮して0.5から3μmの範囲にて形成することができる。
アルカリ可溶性樹脂(ベンジルアクリレートとメタクリル酸の共重合体、共重合比は60/40、重量平均分子量が31,000)を6重量部、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、カヤラッドDPHA(日本化薬(株)製)を3重量部、光重合開始剤として、フォトブリーチングしない光重合開始剤のイルガキュア907を0.5重量部、フォトブリーチングする光重合開始剤のイルガキュア819を0.5重量部(ともにチバスペシャリティケミカルズ社製)、及び増感剤のカヤキュアDETX(日本化薬(株)製)を0.1重量部、赤色顔料としてC.I.ピグメントレッド254を3.02重量部、黄色顔料としてC.I.ピグメントイエロー150を2.51重量部、樹脂型分散剤としてDisperbyk161(ビックケミー社製)0.02重量部、これをシクロヘキサノン80重量部と混合して、赤色感光性着色樹脂組成物とした。
上記赤色感光性着色樹脂組成物において、顔料を緑色顔料としてC.I.ピグメントグリーン36を3.02重量部、黄色顔料としてC.I.ピグメントイエロー150を2.51重量部とし、樹脂型分散剤をDisperbyk174(ビックケミー社製)0.08重量部に変更した以外は同様に調製し、緑色感光性着色樹脂組成物とした。
上記赤色感光性着色樹脂組成物において、顔料を青色顔料としてC.I.ピグメントブルー15:6を4.68重量部とし、樹脂型分散剤をDisperbyk165(ビックケミー社製)0.03重量部に変更した以外は同様に調製し、青色感光性着色樹脂組成物とした。
まず、0.7mm厚の無アルカリガラス(OA−2:日本電気硝子(株)製)の透明基体にアクリル系樹脂にカーボンブラックを分散した黒色の感光性樹脂をスピンナーを用いて塗布し、黒色感光性樹脂組成物層を形成し、露光、現像等のパターニング処理、加熱処理を行って幅14μm、高さ1.3μmの遮光層を形成した。
を行い、赤色画素層を形成した。得られたパターンは、透過表示部が幅100μmで、高さ2.4μm、高さ精度0.1μm未満であり、一方、反射表示部は幅90μmで、高さ0.95μm、高さ精度0.1μm未満であり、いずれも要求特性を十分に満たすものであった。
11・・・カラーフィルタ基板
12・・・電極基板
13・・・開口反射膜
14・・・バックライト
15・・・液晶分子層
16・・・透過光の経路を示す矢印
17・・・反射光の経路を示す矢印
21、31・・・カラーフィルタ
22R・・・赤色画素層
22G・・・緑色画素層
22B・・・青色画素層
23・・・ピンホール
32R・・・赤色画素層の透過表示部
32G・・・緑色画素層の透過表示部
32B・・・青色画素層の透過表示部
33R・・・赤色画素層の反射表示部
33G・・・緑色画素層の反射表示部
33B・・・青色画素層の反射表示部
34・・・保護膜層
Re・・・反射表示部
Tr・・・透過表示部
Claims (4)
- 少なくとも(A)アルカリ可溶性樹脂、(B)エチレン性不飽和化合物、(C)光重合開始剤、および(D)着色剤からなる感光性着色樹脂組成物を用いて、基体上に着色樹脂層を形成する工程と、該着色樹脂層に露光し所定のパターンを感光させる工程と、該着色樹脂層を現像する工程とを有するカラーフィルタの製造方法において、
前記(C)光重合開始剤が、モノアシルフォスフィンオキサイド系光重合開始剤、ビスアシルフォスフィンオキサイド系光重合開始剤あるいはチタノセン系光重合開始剤から選ばれる光重合開始剤と、アセトフェノン系光重合開始剤との2種を併用したものであり、前記感光性着色樹脂組成物に前記2種の光重合開始剤が〔1:10〕〜〔2:1〕の重量比で含有されていて、該感光性着色樹脂組成物を用いて形成した着色樹脂層への露光量に高低差を設けることにより、現像後の着色樹脂層における低露光量部の膜厚(t2)と、現像後の着色樹脂層における高露光量部の膜厚(t1)との比の値〔t2/t1〕が、0.05以上0.7以下の範囲となるものであり、
前記着色樹脂層に対する露光がレーザー光を用いて描画露光する方法であることを特徴
とするカラーフィルタの製造方法。 - 前記レーザー光はデジタル・マイクロミラー・デバイスにより制御され、該着色樹脂層への照射量を調節して異なる膜厚を有するパターンを形成することを特徴とする請求項1記載のカラーフィルタの製造方法。
- 前記レーザー光が半導体レーザーであることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のカラーフィルタの製造方法。
- 請求項1、請求項2、又は請求項3記載のカラーフィルタの製造方法を用いて製造したカラーフィルタであって、着色画素層の反射表示部の厚さ(t12)と、透過表示部の厚さ(t11)との比の値〔t12/t11〕が、0.05以上0.7以下の範囲であることを特徴とするカラーフィルタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005226272A JP4770320B2 (ja) | 2005-08-04 | 2005-08-04 | カラーフィルタの製造方法及びカラーフィルタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005226272A JP4770320B2 (ja) | 2005-08-04 | 2005-08-04 | カラーフィルタの製造方法及びカラーフィルタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007041343A JP2007041343A (ja) | 2007-02-15 |
JP4770320B2 true JP4770320B2 (ja) | 2011-09-14 |
Family
ID=37799379
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005226272A Expired - Fee Related JP4770320B2 (ja) | 2005-08-04 | 2005-08-04 | カラーフィルタの製造方法及びカラーフィルタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4770320B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4975579B2 (ja) * | 2007-10-01 | 2012-07-11 | 太陽ホールディングス株式会社 | 組成物、ドライフィルム、硬化物及びプリント配線板 |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3360866B2 (ja) * | 1993-03-31 | 2003-01-07 | 東京応化工業株式会社 | カラーフィルタ用感光性樹脂組成物 |
JPH09114095A (ja) * | 1995-10-16 | 1997-05-02 | Kansai Paint Co Ltd | 感光性着色組成物及びカラーフィルタの製造方法 |
JP2002286928A (ja) * | 2001-01-18 | 2002-10-03 | Fuji Photo Film Co Ltd | カラーフィルター、カラーフィルター形成材料およびカラーフィルターの製造方法 |
JP3921360B2 (ja) * | 2001-06-01 | 2007-05-30 | 富士フイルムエレクトロニクスマテリアルズ株式会社 | 半透過反射型液晶表示装置用のカラーフィルター硬化性組成物、カラーフィルター及び液晶表示装置 |
JP2003107232A (ja) * | 2001-09-27 | 2003-04-09 | Jsr Corp | 半透過型液晶表示装置用カラーフィルタとその製造方法および放射線硬化型着色組成物 |
JP2003140334A (ja) * | 2001-11-01 | 2003-05-14 | Mitsubishi Chemicals Corp | 光重合性画像形成材及び画像形成方法 |
JP2003307614A (ja) * | 2002-02-15 | 2003-10-31 | Jsr Corp | 半透過型カラーフィルタ、感放射線性組成物およびカラー液晶表示素子 |
JP2004347916A (ja) * | 2003-05-23 | 2004-12-09 | Toyo Ink Mfg Co Ltd | カラーフィルタ形成用感光性着色組成物およびカラーフィルタ |
JP4529460B2 (ja) * | 2004-02-06 | 2010-08-25 | 東洋インキ製造株式会社 | 感光性着色組成物、それを用いて形成されるカラーフィルタ、およびカラーフィルタの製造方法 |
-
2005
- 2005-08-04 JP JP2005226272A patent/JP4770320B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2007041343A (ja) | 2007-02-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8216750B2 (en) | Colored composition, color filter and manufacturing method thereof | |
JP2010175599A (ja) | カラーフィルタおよびこれを備えた液晶表示装置 | |
US20100253888A1 (en) | Colored composition, color filter and method of manufacturing the same | |
KR101526678B1 (ko) | 착색 감광성 수지 조성물, 컬러필터 및 이를 포함하는 액정표시장치 | |
JP2012013734A (ja) | 赤色感光性樹脂組成物およびカラーフィルタ | |
KR100904176B1 (ko) | 반투과반사형 액정표시장치용 컬러필터 경화성 조성물, 컬러필터, 및 액정표시장치 | |
JP3665688B2 (ja) | 多色画像シートの製造方法 | |
JP5459949B2 (ja) | 着色組成物、カラーフィルタ及びその製造方法 | |
JP4770320B2 (ja) | カラーフィルタの製造方法及びカラーフィルタ | |
JP2009251000A (ja) | カラーフィルタおよびこれを用いた半透過型液晶表示装置 | |
JP2010072589A (ja) | 感光性転写材料、樹脂パターンの形成方法、樹脂パターン付き基板、表示素子及び表示装置 | |
JP2009175507A (ja) | カラーフィルタ用シアン色感光性着色組成物、それを用いたカラーフィルタおよび液晶表示装置 | |
JP4529460B2 (ja) | 感光性着色組成物、それを用いて形成されるカラーフィルタ、およびカラーフィルタの製造方法 | |
JP2017116857A (ja) | 緑色感光性着色組成物、それを用いたカラーフィルタ及びカラー表示装置 | |
JP2017138547A (ja) | 緑色感光性着色組成物、それを用いたカラーフィルタ及びカラー表示装置 | |
JP5365330B2 (ja) | 青色感光性樹脂組成物、カラーフィルタ及び液晶表示装置 | |
JP2008225048A (ja) | 半透過型液晶表示装置用カラーフィルタ | |
JP5041745B2 (ja) | カラーフィルタの製造方法及び該方法で作製されたカラーフィルタを用いた半透過型液晶表示装置 | |
JP2007108498A (ja) | カラーフィルタの製造方法、カラーフィルタ及び液晶表示装置 | |
JP4106420B2 (ja) | 半透過反射型液晶表示装置 | |
JP5035309B2 (ja) | 感光性着色組成物、それを用いて形成されるカラーフィルタ、およびカラーフィルタの製造方法 | |
JP2010060841A (ja) | 感光性転写材料、樹脂パターンの形成方法、樹脂パターン付き基板、表示装置及び液晶表示装置 | |
KR102510303B1 (ko) | 착색 감광성 수지 조성물, 이를 사용하여 제조된 컬러필터, 및 상기 컬러필터를 포함하는 화상표시장치 | |
JP2010139692A (ja) | 感光性着色組成物、及びそれを用いるカラーフィルタ基板の製造方法 | |
JP2009288608A (ja) | 光学部品の製造方法およびカラーフィルタ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080725 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100628 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100706 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100824 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110308 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110420 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110524 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110606 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140701 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |