JP4769849B2 - 移送用球体支持装置 - Google Patents

移送用球体支持装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4769849B2
JP4769849B2 JP2008206814A JP2008206814A JP4769849B2 JP 4769849 B2 JP4769849 B2 JP 4769849B2 JP 2008206814 A JP2008206814 A JP 2008206814A JP 2008206814 A JP2008206814 A JP 2008206814A JP 4769849 B2 JP4769849 B2 JP 4769849B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sphere
concave spherical
spherical surface
support device
transfer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008206814A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008281207A (ja
Inventor
薫 井口
真 小西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iguchi Kiko Co Ltd
Original Assignee
Iguchi Kiko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Iguchi Kiko Co Ltd filed Critical Iguchi Kiko Co Ltd
Priority to JP2008206814A priority Critical patent/JP4769849B2/ja
Publication of JP2008281207A publication Critical patent/JP2008281207A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4769849B2 publication Critical patent/JP4769849B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Rollers For Roller Conveyors For Transfer (AREA)
  • Bearings For Parts Moving Linearly (AREA)
  • Rolling Contact Bearings (AREA)

Description

本発明は、回転自在に支持した球体によって物体を移動可能に支持する物体の移送用球体支持装置に関する。
この種の装置は、多数の小さい副球を介して凹球面上に大きい主球を回転自在に支持し、その主球により物体を移送可能に支持するようになっている。例えば、下面の平らな物体を幾つかの主球に支持させると、主球が回転自在であることから物体を小さい力で任意の方向に移動させることができる。
従来の移送用球体支持装置により物体を支持して移送しているとき、物体の移動を停止させる、あるいは減速させるには、移送用球体支持装置とは別の装置、例えば、ストッパ、プッシャー、ガイド等により移動方向に抵抗する方向の力を与えている。
前記移送中の物体が、例えばストッパで止められるとき、移送速度が大きいと衝撃が大きくなることによる不都合を回避するために、緩衝部を設けるとか、移送速度を犠牲にして低く押さえる等の手段がとられる。このような場合に、移送用球体支持装置の側で物体に制動力を与えることができれば、ある程度移送速度を早くしてもストッパ作用前に速度を低下させて衝撃を小さくできるから、移送速度の向上に有利である。
また、移送用球体支持装置は、ローラと異なり方向性を持たないため、幾つかの主球が移送物を支持している状態で、主球による支持面が少しでも傾いていると、あるいは傾くと、その傾きの方向に移動を始めてしまうから、予期しない方向の、意図しない移動が起こる恐れがある。例えば、移送中の移送物を一時的に保持したい場合には、厳密に水平を維持しなければ、移送物は保持されることなく、意図しない移動を始めてしまう。このような場合に移送用球体支持装置の側で移動を抑制することができれば、移送物を移送用球体支持装置の上に載荷したままで移送する場合などに有利である。
本発明は、移送用球体支持装置で移送中の物体に、移送用球体支持装置の側から制動作用を与えることができる装置を提供することを課題とする。
本発明の移送用球体支持装置は、上面に凹球面を有する凹球面部材と、前記凹球面に接触した状態で配置され、前記凹球面の開口周縁に位置するものは、上部が前記凹球面の開口よりも上方に突出している多数の副球と、これら多数の副球を介して前記凹球面に回転自在に支持され、上部が前記凹球面よりも上方に突出している主球と、この主球の前記凹球面からの飛び出しを防止するように前記凹球面部材の上方に配置された蓋部材と、この蓋部材と前記凹球面部材の上面との間に昇降可能に設けられた加圧部材と、この加圧部材を少なくとも下降駆動する駆動手段とを、具備している。前記加圧部材が降下時に、前記凹球面の開口より突出している前記副球の上部に接触して押圧する環状の副球接触部を、前記加圧部材が有している。
更に、前記移送用球体支持装置において、前記駆動手段が、流体圧シリンダ、又は電磁石を用いたものである構成とするのがよい。流体圧シリンダを用いる場合は、流体圧力により制動力を調節しやすい利点があり、電磁石を用いる場合は、装置が大きくならない利点がある。
請求項1記載の発明は、移送中の物体に移送用球体支持装置側から制動力を与えて減速又は停止させ、或いは停止位置に保持することができる効果を奏する。
請求項2記載の発明は、液体圧シリンダを用いる場合は、液体圧力により制動力を調整しやすい利点があり、電磁石を用いる場合は,装置が大きくならない利点がある。
本発明の参考例の球体支持装置を、図1を用いて説明する。この移送用球体支持装置1は、同図(a)、(b)に示すように、凹球面部材2、主球3、副球4、蓋部材5、蓋部材駆動手段6等で構成されている。凹球面部材2は、短円柱状部材の上端面に凹球面10を形成されたものである。その凹球面10に多数の小径の副球4を一層に並べ、その上に大きい径の主球3を載置してある。従って、主球3は、凹球面に副球4を介して支持され、回転自在である。蓋部材5は、板状のものに主球3の上部が突出するように円孔11を設けてある。
蓋部材駆動手段6は、主球3の制動手段としてエアシリンダ(流体圧シリンダ)12を設けたものである。そのエアシリンダ12は、シリンダ部13が上端を蓋部材5に結合しており、下方に伸延する途中部分が凹球面部材2を包囲しており、下端にロッドカバー14を設けてある。そしてピストン15は、凹球面部材2で形成され、下端部に前記ロッドカバー14を貫通したロッド部16を設けてある。ロッド部16の下部には基盤17に取付けて固定するための雄ねじ部18を設けてある。ピストン15とロッドカバー14との間に形成される圧力室19には、ロッド部16を通って設けられた流体通路20を介して圧力流体を給排できるようになっている。図中21、22はOリング、23は復帰ばねである。なお、蓋部材5は、本来は主球3や副球4が凹球面部材2側から飛び出すのを防ぐことを主目的として設けられており、凹球面部材2に固定されていたものであるが、この実施形態では別に制動機能を付加するために、下部をシリンダ部13に形成して、上下に変位可能としてある。
この移送用球体支持装置1は、圧力室19に圧縮空気を供給していない時は、図1(a)に示すように、蓋部材5及びシリンダ部13が復帰ばね23の作用で持ち上げられており、蓋部材5の円孔11内縁と主球3との間に微小間隙24が形成され、制動されていない主球3で物体25を支持した状態である。この状態は、物体25を任意の方向へ小さい力で移動させることができる、従来の移送用球体支持装置と同じ状態である。なお、蓋部材5及びシリンダ部13の上昇位置は適当な制限手段で微小間隙24を調整できるようにしてあるものとする。圧縮空気が供給されると、シリンダ部13及び蓋部材5が復帰ばね23に抗して下降し、図1(b)に示すように、蓋部材5の円孔11内縁が主球3に上から押付けられ、主球3に制動作用を与える。従って、主球3の回転が低下し、そして停止するから、主球3に支持されて移送されていた物体25は移動速度が低下し、そして停止する。この物体25の減速及び停止動作は供給する圧縮空気の制御によって任意に制御できる。
本発明の1実施形態の移送用球体支持装置1aを、図2を用いて説明する。この移送用球体支持装置1aは、同図(a)、(b)に示すように、凹球面部材2a、主球3、副球4、蓋部材5a、副球の転動拘束手段30等で構成されている。凹球面部材2aは、短円柱状部材の上端面に凹球面10を形成され、下端に基盤等に対する取付用の外方に突出したフランジ部31を設けたものである。その凹球面10に多数の小径の副球4を一層に並べ、その上に大きい径の主球3を載置してある。従って、主球3は、凹球面10に副球4を介して支持され、回転自在である。蓋部材5aは、円板状のものの中央部に主球3の上部が突出するように円孔11を設けたものである。この蓋部材5は、前記主球3が円孔11から突出し、円孔11の内縁が主球3に微小な隙間24を介して近接した状態に、前記凹球面部材2aに、例えば、4本の円形断面のピンからなる脚状部32によって間隔を置いて固定されている。
副球の転動拘束手段30は、加圧部材33、とその駆動手段34によって構成されている。加圧部材33は、主球3表面と凹球面10との間の副球収容間隙の開放側、つまり上側位置に設けられ、前記脚状部32を案内部として昇降可能とされ、下降時に椀状をなす副球群の上縁部に接触する環状の接触部35を有するものであり、例えば、中心孔36を有する円形の鋼板で形成されている。駆動手段34は、加圧部材33を下方へのみ、又は下方と上方へ押圧駆動する電磁線輪である。なお、下方へのみ駆動するものとした場合には復帰ばね37を設ける。
この移送用球体支持装置1aは、駆動手段34により加圧部材33が上方へ押圧駆動されている状態では、図2(a)に示すように、蓋部材5aの円孔11内縁と主球3との間に微小間隙24が形成され、制動されていない主球3で物体25を支持した状態である。この状態は、物体25を任意の方向へ小さい力で移動させることができる、従来の移送用球体支持装置と同じ状態である。駆動手段34により加圧部材33が下方へ押圧駆動されている状態になると、図2(b)に示すように、副球4の群の上縁部が加圧部材33により押圧されるから、副球4は自在に循環することができなくなる。つまり主球3が転がる状態、すなわち移送物を移送できる状態は、副球4が主球3の転がり方向にそって凹球面10上を転動しながら自在に循環している状態であり、この自在に循環している状態を加圧部材33の押圧力により拘束する。従って、各副球4の転動が拘束されると、主球3の転がりに対して制動力が作用する。加圧部材33の昇降駆動は駆動手段34によって任意に操作できるから、物体を支持して移送中の主球3を任意に制動できる。
前記参考例において説明した、蓋部材5の駆動手段6は、加圧部材33の駆動手段としても適用でき、また、加圧部材33の駆動手段34は、蓋部材5の駆動手段としても適用できる。流体圧シリンダはエアシリンダとして示したが油圧シリンダとしても差支えない。また、流体圧力や電磁作用力のほかに、特定の移送用球体支持装置に所定の制動機能を持たせて使用するようなときは、駆動手段にねじを使用してもよい。
前述した実施形態から理解されるようにように、副球4の転動を拘束することによって主球3を制動することにより、移送中の物体を減速させあるいは停止させ、また停止状態に保持することができる移送用球体支持装置となる。
本発明の参考例の異なる状態を示し、(a)は主球の自由回転状態の縦断面図、(b)は主球の制動状態の縦断面図である。 本発明の1実施形態の異なる状態を示し、(a)は主球の自由回転状態の縦断面図、(b)は主球の制動状態の縦断面図である。
符号の説明
1、1a 移送用球体支持装置
2、2a 凹球面部材
3 主球
4 副球
5、5a 蓋部材
6 蓋部材駆動手段
10 凹球面
11 円孔
12 エアシリンダ(流体圧シリンダ)
13 シリンダ部
14 ロッドカバー
15 ピストン
16 ロッド部
17 基盤
18 雄ねじ部
19 圧力室
20 流体通路
21、22 Oリング
23 復帰ばね
24 微小間隙
25 物体
31 フランジ部
32 脚部
33 加圧部材
34 駆動手段
35 接触部
36 中心穴
37 復帰ばね

Claims (2)

  1. 上面に凹球面を有する凹球面部材と、
    前記凹球面に接触した状態で配置され、前記凹球面の開口周縁に位置するものは、上部が前記凹球面の開口よりも上方に突出している多数の副球と、
    これら多数の副球を介して前記凹球面に回転自在に支持され、上部が前記凹球面よりも上方に突出している主球と、
    この主球の前記凹球面からの飛び出しを防止するように前記凹球面部材の上方に配置された蓋部材と、
    この蓋部材と前記凹球面部材の上面との間に昇降可能に設けられた加圧部材と
    この加圧部材を少なくとも下降駆動する駆動手段とを、
    具備し、前記加圧部材が降下時に、前記凹球面の開口より突出している前記副球の上部に接触して押圧する環状の副球接触部を、前記加圧部材が有する
    移送用球体支持装置。
  2. 請求項1記載の移送用球体支持装置において、前記駆動手段が、液体圧シリンダ、又は電磁石を用いたものであることを特徴とする移送用球体支持装置。
JP2008206814A 2008-08-11 2008-08-11 移送用球体支持装置 Expired - Fee Related JP4769849B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008206814A JP4769849B2 (ja) 2008-08-11 2008-08-11 移送用球体支持装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008206814A JP4769849B2 (ja) 2008-08-11 2008-08-11 移送用球体支持装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002178865A Division JP4190808B2 (ja) 2002-06-19 2002-06-19 移送用球体支持装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008281207A JP2008281207A (ja) 2008-11-20
JP4769849B2 true JP4769849B2 (ja) 2011-09-07

Family

ID=40142172

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008206814A Expired - Fee Related JP4769849B2 (ja) 2008-08-11 2008-08-11 移送用球体支持装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4769849B2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5551888B2 (ja) 2009-04-14 2014-07-16 株式会社井口機工製作所 フリーボールベアリング、ベアリング装置、支持テーブル、搬送設備、ターンテーブル
JP2010265095A (ja) 2009-05-15 2010-11-25 Iguchi Kiko Seisakusho:Kk ベアリングユニット、フリーボールベアリング、支持テーブル、搬送設備、ターンテーブル
JP5325062B2 (ja) * 2009-09-29 2013-10-23 倉敷化工株式会社 制御弁の駆動機構
JP5299569B2 (ja) 2010-06-04 2013-09-25 トヨタ自動車株式会社 ブレーキ装置、ブレーキ装置用摩擦対及びブレーキパッド
JP5488234B2 (ja) * 2010-06-15 2014-05-14 トヨタ自動車株式会社 ブレーキ装置、ブレーキ装置用摩擦対及びブレーキパッド
JP5663554B2 (ja) * 2012-12-27 2015-02-04 株式会社フリーベアコーポレーション 支承装置
CN104912939B (zh) * 2015-05-30 2017-07-28 德清恒富机械有限公司 耐磨型轴承滚子
KR102334200B1 (ko) * 2020-06-03 2021-12-02 한국고요써모시스템(주) 열처리 장치의 기판 반송 유닛

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3277302B2 (ja) * 1994-09-28 2002-04-22 ワイケイケイ株式会社 地金結束用帯鉄の除去用作業台
JP2001140873A (ja) * 1999-11-10 2001-05-22 Takachiho Takeda 搬送用ボールユニット

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008281207A (ja) 2008-11-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4769849B2 (ja) 移送用球体支持装置
JP4190808B2 (ja) 移送用球体支持装置
EP2688825B1 (en) Elevator braking system
US7299898B2 (en) Progressive safety device
JP5973316B2 (ja) エレベーターの非常止め装置
KR20080052449A (ko) 승강기 설비의 승강실을 유지 및 제동하기 위한 제동 장치및 승강기 설비의 유지 및 제동 방법
EP2787240B1 (en) A brake and an elevator
JP6022008B1 (ja) エレベータおよびエレベータ用非常止め機構のロック装置
JP2010052333A (ja) 脆性材料ブレーク装置
JP2013060291A (ja) 停止装置及びそれを備えたエレベータ
CN108691934A (zh) 用于提升结构的安全制动器致动机构
KR101996602B1 (ko) 로프 제동장치
US7762158B2 (en) Self-locking device for a table elevating screw
AU2019406965B2 (en) Lift system arrangement with a lift brake device
JP6646101B2 (ja) 荷役機械用制動装置
EP1892212A1 (en) Rope brake device for elevator
CN111038908A (zh) 一种可以锁定的浮动承载放置架及货物位置调整和锁定方法
US2661857A (en) Hold-down apparatus for industrial trucks
KR20210027923A (ko) 반목 장치
JP2012158440A (ja) エレベータ
CN101160256B (zh) 电梯用卷扬机的制动器装置
KR100689838B1 (ko) 웨이퍼 카세트 엘리베이터 시스템
JP7520262B2 (ja) エレベータの非常止め作動装置
KR100945239B1 (ko) 웨이퍼 이송로봇 및 웨이퍼 이송방법
JP7213847B2 (ja) エレベータの油入緩衝器

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110125

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110127

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110328

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110524

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110620

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140624

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees