JP4769454B2 - 再生機器切替装置、再生機器切替方法及び再生機器切替用プログラム - Google Patents
再生機器切替装置、再生機器切替方法及び再生機器切替用プログラム Download PDFInfo
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請求項6の発明は、請求項5の再生機器切替方法において、前記切替設定部は、前記再生機器の切り替えの順序を設定することを特徴とする。
請求項10の発明は、請求項9の再生機器切替用プログラムにおいて、前記コンピュータに、再生機器の切り替えの順序を設定させることを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項5又は請求項6の再生機器切替装置において、前記切替設定部は、前記レベル検知部の検知基準を設定することを特徴とする。
請求項11の発明は、請求項9又は請求項10の再生機器切替用プログラムにおいて、前記コンピュータに、前記調整部のレベルの検知基準を設定させることを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項5〜7のいずれか1項の再生機器切替方法において、解除手段が、前記切替部による再生機器の切替を解除することを特徴とする。
請求項12の発明は、請求項9〜11のいずれか1の再生機器切替用プログラムにおいて、前記コンピュータに、再生機器の切替を解除させることを特徴とする。
[第1の実施形態]
[構成]
まず、第1の実施形態を説明する。すなわち、本実施形態の再生機器切替装置は、ミキシング装置100の一部として構成されている。なお、図1には、1チャネル分の装置が示されているが、実際のミキシング装置は、多数のチャネルが用意され、それぞれのチャネルにおいて、再生機器切替装置が構成されている。このようなミキシング装置100には、音源となる再生機器であるCD200、DAT300、MD400が接続されるとともに、音声を入力するためのマイク500が接続されている。ミキシング装置100は、切替部10、切替制御部11、レベル検知部12、切替設定部13、ヘッドアンプ(HA)14,15、フェーダ部16,17、ミキシング部18を備えている。
[処理の概要]
本実施形態による切替処理の概要は、以下の通りである。すなわち、ユーザがフェーダ部16のつまみ16aを最小レベルまで下げると、切替制御部11によって制御される切替部10が、切替設定部13に設定された順序に従って、音源として使用する再生機器(CD200、DAT300、MD400)のいずれかを選択的に切り替える。そして、ユーザがフェーダ部16のつまみ16aを最小レベルから上げると、新たに選択された再生機器の再生信号とマイク500からの音声信号が、ミキシング部18においてミキシングされて出力される。
以上のような処理の詳細を、図5のフローチャートを参照して説明する。まず、切替部10に接続された再生機器CD200、DAT300、MD400について、切替順序設定部13bに切り替えの順序を設定する(ステップ501)。設定内容は、例えば、図3のようなテーブルであるが、ここでは、チャンネル1に関する制御に絞って説明する。なお、第1回目の回線から最後の回線まで切り替えた後に、再び第1回目の回線に切り替えるか(繰り返し設定)、切替処理を終了するかを設定することもできる。また、フェーダ部16が最小レベルとなってから、切り替え処理に移行するための基準となる時間(例えば、数秒)は、デフォルトで設定されていてもよいし、ユーザが所望の値を設定してもよい。
以上のような本実施形態によれば、CD200、DAT300、MD400等の再生機器からの音声を切り替えて出力する場合に、フェーダ部16を再生機器の台数分用意する必要がなくなるので、装置全体の小型化が可能となる。また、各チャンネルについて、単一のフェーダ部16を上げ下げする度に、複数の再生機器の切り替えを自動的に行うことができるので、ユーザの操作負担がより一層軽減される。
[構成]
次に、第2の実施形態を説明する。本実施形態は、基本的には、上記の第1の実施形態とほぼ同様の構成を有している。但し、本実施形態においては、回線制御部11aと切替部10との間に、切替制御信号の出力を解除するためのリモートスイッチ19が設けられている。このリモートスイッチ19は、図7に示すように、フェーダ部16のスライドつまみの近傍に設けられたボタンによって操作可能に構成されている。
[処理の概要]
本実施形態は、リモートスイッチ19と機器制御部11bとのAND条件で、再生機器の切替を実現するものである。つまり、フェーダ部16を上げておいてから、リモートスイッチ19をONとすることで、再生機器に対して機器動作指示を出力することが可能になるが、リモートスイッチ19をOFFにすると、その時の回線接続状態で固定になり、フェーダ部16の上げ下げに応じた再生機器の切り替えは行われない。このように、リモートスイッチ19は、切替機能を解除する解除手段として機能し、回線を強制的に固定することができる。
以上のような処理の詳細を、図8のフローチャートを参照して説明する。なお、上記の第1の実施形態と同様の処理については、説明を簡略化する。まず、最初の段階では、リモートスイッチ19は、ONになっているものとする。そして、切替部10に接続された再生機器について、切替順序設定部13bに切り替えの順序を設定する(ステップ801)。設定後、実行スイッチをONにすることにより、切替機能を有効とすると(ステップ802)、切替設定部13は、1回目の設定内容を切替制御部11に出力する(ステップ803)。
以上のような本実施形態によれば、上記の第1の実施形態と同様の作用効果が得られるとともに、リモートスイッチ19を設けることによって、ユーザが、各チャンネルについて、再生機器の自動切替を行うか、再生機器を固定して使用するかを選択できるので、応用範囲が広がり、利便性が向上する。
本発明は、上記のような実施形態に限定されるものではない。操作のためのインタフェースの具体的態様については、自由である。例えば、フェーダ部を操作するための入力手段についても、スライドつまみには限定されない。回転させるつまみであってもよいし、タッチパネルに表示される態様であってもよい。コンピュータにより実現する場合には、ディスプレイに擬似的に表示されるスライドつまみを、キーボード、マウス、タッチパネル等の入力手段によって操作する構成であってもよい。さらに、選択されている機器をフェーダ部の近傍に設けられたランプの点灯や、ディスプレイに表示させることによって、明示する構成としてもよい。
10A−1〜3,10B−1〜3,10E,10F,10G…回線
10C−1〜3,10D−1〜3…スイッチ
11…切替制御部
11a…回線制御部
11b…機器制御部
12…レベル検知部
13…切替設定部
13a…検知基準設定部
13b…切替順序設定部
16,32…フェーダ部
16a…つまみ
18,33…ミキシング部
19…リモートスイッチ
14,31…ヘッドアンプ
30,100…ミキシング装置
200,40…CD
300,50…DAT
400,60…MD
500,70…マイク
Claims (12)
- フェーダ部に設けられたつまみを操作することで、入力された音声信号を調整して出力する調整部と、
前記調整部の数よりも多い複数の再生機器から出力される音声信号のうち、いずれの音声信号を前記調整部による調整の対象とするかを選択的に切り替える切替部と、
前記フェーダ部に設けられたつまみによって前記調整部による調整レベルを検知するレベル検知部と、
前記レベル検知部によって、前記つまみにて設定したレベルが、前記調整部が所定のレベルにあると検知した場合に、前記切替部に再生機器の切り替えを指示する切替制御部と、
前記切替部の切り替え条件を設定する切替設定部と、
を有することを特徴とする再生機器切替装置。 - 前記切替設定部は、再生機器の切り替えの順序を設定する切替順序設定部を有することを特徴とする請求項1記載の再生機器切替装置。
- 前記切替設定部は、前記レベル検知部の検知基準を設定する検知基準設定部を有することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の再生機器切替装置。
- 前記切替部による再生機器の切替を解除する解除手段を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の再生機器切替装置。
- 切替設定部が、複数の再生機器の切り替え条件を設定し、
レベル検知部が、再生機器からの音声信号をフェーダ部に設けられたつまみを操作することで、調整して出力する単一の調整部が所定のレベルにあると検知し、
切替制御部が、前記切り替え条件に従って再生機器の切り替えを指示し、
切替部が、前記切替制御部による切り替え指示に応じて、再生機器から出力される音声信号のうち、いずれの音声信号を前記調整部による調整の対象とするかを選択的に切り替えることを特徴とする再生機器切替方法。 - 前記切替設定部は、前記再生機器の切り替えの順序を設定することを特徴とする請求項5記載の再生機器切替方法。
- 前記切替設定部には、前記レベル検知部の検知基準を設定することを特徴とする請求項5又は請求項6記載の再生機器切替方法。
- 解除手段が、前記切替部による再生機器の切替を解除することを特徴とする請求項5〜7のいずれか1項に記載の再生機器切替方法。
- コンピュータを制御することにより、
複数の再生機器の切り替え条件を設定させ、
再生機器からの音声信号をフェーダ部に設けられたつまみを操作することで、調整して出力する単一の調整部が、所定のレベルにあることを検知させ、
前記切り替え条件に従って再生機器の切り替えを指示させ、
前記切り替え指示に応じて、再生機器から出力される音声信号のうち、いずれの音声信号を前記調整部による調整の対象とするかを選択的に切り替えさせることを特徴とする再生機器切替用プログラム。 - 前記コンピュータに、再生機器の切り替えの順序を設定させることを特徴とする請求項9記載の再生機器切替用プログラム。
- 前記コンピュータに、前記調整部のレベルの検知基準を設定させることを特徴とする請求項9又は請求項10記載の再生機器切替用プログラム。
- 前記コンピュータに、再生機器の切替を解除させることを特徴とする請求項9〜11のいずれか1項に記載の再生機器切替用プログラム。
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