JP4769454B2 - 再生機器切替装置、再生機器切替方法及び再生機器切替用プログラム - Google Patents

再生機器切替装置、再生機器切替方法及び再生機器切替用プログラム Download PDF

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本発明は、複数の再生機器から入力された音声信号を、所望の順序で切り替えて出力する再生機器切替装置、再生機器切替方法及び再生機器切替用プログラムに関する。
従来から、CDプレーヤ(以下、CDとする)、DATプレーヤ(以下、DATとする)、MDプレーヤ(以下、MDとする)等の再生機器によって再生される音声信号(再生信号)を、放送等において使用する場合は、一度に複数の再生機器を作動させて再生するのではなく、1台ずつ順番に再生していくことが多い。このため、再生機器やマイク等からの種々の音声信号をミキシングして出力するミキシング装置は、使用する再生機器を切り替える機能を備えている。
一般的に、ミキシング装置は、再生機器が接続された各回線に音量等の調整を行う調整手段を備えており、これらの出力信号を、ミキシング手段によってミキシングして出力することができる(特許文献1参照)。ここで、再生機器を切り替える機能については、例えば、以下のように実現されている。すなわち、図9に示すように、ミキシング装置30における各回線に、それぞれフェーダ部32が設けられ、再生機器(CD40、DAT50、MD60)及びマイク70が接続されている。フェーダ部32は、図10に示すように、上下にスライドさせるつまみ32aによって、各回線の音量を調整する調整手段である。
そして、各フェーダ部32のつまみの位置を最小レベルから少しでも上げると、対応する再生機器が作動指示によって作動し、再生信号を出力する。出力された再生信号は、マイク70からの音声信号とミキシング部33においてミキシングされ、外部へ出力される。なお、図中、31はヘッドアンプである。
さらに、各フェーダ部32は、つまみの位置を最小レベルに戻すと、対応する再生機器が停止指示によって停止するので、再生信号の出力が停止する。このように、フェーダ部32のつまみを昇降させることによって、複数の再生機器による音声信号の再生を選択的に行っていた。なお、再生機器の出力停止は、別途設けられた手操作用のスイッチで行うこともあった。
特開2002−328677号公報
しかしながら、上記のような従来のミキシング装置における再生機器の切り替え機能は、接続される再生機器の台数分の回線を用意して、それぞれにフェーダ部を備えておく必要があった。このため、切り替える再生機器の台数を増加させる場合には、設計の段階で、フェーダ部を多数設けておかなければならなかった。このようなフェーダ部の増大は、ミキシング装置全体の大型化を招くことになり、操作の煩雑さにも繋がる。
本発明は、上記のような従来技術の問題点を解決するために提案されたものであり、その目的は、調整部の数を節約しつつ、簡単な操作で複数の再生機器の切り替えを行うことができる再生機器切替装置、再生機器切替方法及び再生機器切替用プログラムを提供することにある。
上記の目的を達成するため、請求項1の発明は、フェーダ部に設けられたつまみを操作することで、入力された音声信号を調整して出力する調整部と、前記調整部の数よりも多い複数の再生機器から出力される音声信号のうち、いずれの音声信号を前記調整部による調整の対象とするかを選択的に切り替える切替部と、前記フェーダ部に設けられたつまみによって前記調整部による調整レベルを検知するレベル検知部と、前記レベル検知部によって、前記つまみにて設定したレベルが、前記調整部が所定のレベルにあると検知した場合に、前記切替部に再生機器の切り替えを指示する切替制御部と、前記切替部の切り替え条件を設定する切替設定部と、を有することを特徴とする。
請求項5の発明は、切替設定部が、複数の再生機器の切り替え条件を設定し、レベル検知部が、再生機器からの音声信号をフェーダ部に設けられたつまみを操作することで、調整して出力する単一の調整部が所定のレベルにあると検知し、切替制御部が、前記切り替え条件に従って再生機器の切り替えを指示し、切替部が、前記切替制御部による切り替え指示に応じて、再生機器から出力される音声信号のうち、いずれの音声信号を前記調整部による調整の対象とするかを選択的に切り替えることを特徴とする。
請求項9の発明は、コンピュータを制御することにより、複数の再生機器の切り替え条件を設定させ、再生機器からの音声信号をフェーダ部に設けられたつまみを操作することで、調整して出力する単一の調整部が、所定のレベルにあることを検知させ、前記切り替え条件に従って再生機器の切り替えを指示させ、前記切り替え指示に応じて、再生機器から出力される音声信号のうち、いずれの音声信号を前記調整部による調整の対象とするかを選択的に切り替えさせることを特徴とする。
以上のような請求項1、5及び9の発明では、再生機器よりも少ない調整部による調整が、所定のレベルから変動するとともに、再生機器の切り替えが自動的に行われる。従って、調整部の数を節約しつつ、切り替え操作を簡単にすることができる。
請求項2の発明は、請求項1の再生機器切替装置において、前記切替設定部は、再生機器の切り替えの順序を設定する切替順序設定部を有することを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項5の再生機器切替方法において、前記切替設定部は、前記再生機器の切り替えの順序を設定することを特徴とする。
請求項10の発明は、請求項9の再生機器切替用プログラムにおいて、前記コンピュータに、再生機器の切り替えの順序を設定させることを特徴とする。
以上のような請求項2、6及び10の発明では、ユーザの所望の切り替え順序を設定しておくことによって、種々の切り替えパターンを実現することができる。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2の再生機器切替装置において、前記切替設定部は、前記レベル検知部の検知基準を設定する検知基準設定部を有することを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項5又は請求項6の再生機器切替装置において、前記切替設定部は、前記レベル検知部の検知基準を設定することを特徴とする。
請求項11の発明は、請求項9又は請求項10の再生機器切替用プログラムにおいて、前記コンピュータに、前記調整部のレベルの検知基準を設定させることを特徴とする。
以上のような請求項3、7及び11の発明では、調整部のレベルの検知基準を設定することにより、例えば、所定のレベルとなってから所定の時間経過した場合にのみ切り替えを行うようにすることができるので、誤操作等を防止できる。
請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれか1項の再生機器切替装置において、前記切替部による再生機器の切替を解除する解除手段を有することを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項5〜7のいずれか1項の再生機器切替方法において、解除手段が、前記切替部による再生機器の切替を解除することを特徴とする。
請求項12の発明は、請求項9〜11のいずれか1の再生機器切替用プログラムにおいて、前記コンピュータに、再生機器の切替を解除させることを特徴とする。
以上のような請求項4、8及び12の発明では、切替解除が可能なので、再生機器の自動切替を行うか、再生機器を固定して使用するかを選択でき、応用範囲が広がる。
本発明によれば、フェーダ部の数を節約しつつ、簡単な操作で複数の再生機器の切り替えを行うことができる再生機器切替装置、再生機器切替方法及び再生機器切替用プログラムを提供することにある。
以下、本発明を実施するための最良の形態(実施形態)について、図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
[構成]
まず、第1の実施形態を説明する。すなわち、本実施形態の再生機器切替装置は、ミキシング装置100の一部として構成されている。なお、図1には、1チャネル分の装置が示されているが、実際のミキシング装置は、多数のチャネルが用意され、それぞれのチャネルにおいて、再生機器切替装置が構成されている。このようなミキシング装置100には、音源となる再生機器であるCD200、DAT300、MD400が接続されるとともに、音声を入力するためのマイク500が接続されている。ミキシング装置100は、切替部10、切替制御部11、レベル検知部12、切替設定部13、ヘッドアンプ(HA)14,15、フェーダ部16,17、ミキシング部18を備えている。
切替部10は、CD200、DAT300、MD400のいずれの再生機器を音源とするかを切り替える手段である。各再生機器は、図2に示すように、再生信号が入力される回線10A−1〜10A−3と、各再生機器の動作を制御する信号が出力される回線10B−1〜10B−3を介して、切替部10に接続されている。回線10A−1〜10A−3には、それぞれスイッチ10C−1〜10C−3が設けられている。回線10B−1〜10B−3には、それぞれスイッチ10D−1〜10D−3が設けられている。
音声信号用の回線10A−1〜10A−3は、再生信号を出力するための単一の回線10Eに接続されている。動作制御信号が出力される回線10B−1〜10B−3は、機器動作制御信号が入力される単一の回線10Fに接続されている。さらに、各スイッチ10C−1〜10C−3,10D−1〜10D−3は、これらを制御するための回線切替制御信号が入力される回線10Gに接続されている。
切替制御部11は、回線制御部11a及び機器制御部11bを有している。回線制御部11aは、レベル検知部12における検知信号と、切替設定部13における設定内容に基づいて、切替部10におけるスイッチ10C−1〜10C−3,10D−1〜10D−3の切り替えを指示する手段である。機器制御部11bは、レベル検知部12における検知信号と、切替設定部13における設定内容に基づいて、切替部10を介して、再生機器の作動、停止を指示する信号を出力する手段である。
レベル検知部12は、フェーダ部16の調整レベルを検知する手段である。切替設定部13は、再生機器の切り替え条件を設定する手段であり、切り替えの契機となる検知基準を設定する検知基準設定部13aと、切り替えの順序を設定する切替順序設定部13bとを有している。検知基準設定部13aには、例えば、切り替えの契機として、レベル検知部12によって検知されるフェーダ部16の調整レベルが最小レベルであること、そして、その最小レベルとなってからの経過時間が設定されている。
切替順序設定部13bには、例えば、図3に示すように、各チャンネル毎に、切り替え対象となる再生機器を記述したテーブルが設定されている。図3では、3種類の再生機器を切り替える順序が設定されている。なお、切替設定部13に対する設定は、例えば、スイッチ、キーボード、マウス、タッチパネル等の入力手段(図示せず)から入力することによって、行うことができる。
また、ヘッドアンプ14,15は、ミキシング部に適した信号レベルに入力信号レベルを揃える手段である。フェーダ部16,17は、図4に示すように、スライドするつまみの位置に応じて、音量を調整する調整部である。さらに、ミキシング部18は、選択された再生機器及びマイクからの音声信号をミキシングして、外部に出力する手段である。
なお、ミキシング装置100を実現するための回路は、例えば、これらの機能を実現するASICやCPU等のICチップやその他の周辺回路によって構成したり、複数の機能を集約したシステムLSIによって構成する等、種々考えられるものであり、特定のものには限定されない。切替設定部13としてどのような種類、容量のメモリを確保するか、設定内容のデータ形式等についても自由である。また、レベル検知部12による検知の際、最小レベルとなってからの経過時間の測定に内蔵のタイマを用いるが、これも一般的な技術で設計可能である。ハードウェア処理によって実現する範囲とソフトウェア処理によって実現する範囲も自由である。
また、パーソナルコンピュータやサーバ装置のような汎用のコンピュータを、プログラムで制御することで実現することもできる。この場合のプログラムは、コンピュータのハードウェアを物理的に活用することで、本実施形態における各部の機能を実現するものであり、かかるプログラム及びプログラムを記録したハードディスク、CD−ROM、DVD−ROMその他の種々の記録媒体は単独でも本発明の一態様である。従って、例えば、コンピュータにアプリケーションプログラムをインストールすることにより、本実施形態を構成することもできる。
[作用]
[処理の概要]
本実施形態による切替処理の概要は、以下の通りである。すなわち、ユーザがフェーダ部16のつまみ16aを最小レベルまで下げると、切替制御部11によって制御される切替部10が、切替設定部13に設定された順序に従って、音源として使用する再生機器(CD200、DAT300、MD400)のいずれかを選択的に切り替える。そして、ユーザがフェーダ部16のつまみ16aを最小レベルから上げると、新たに選択された再生機器の再生信号とマイク500からの音声信号が、ミキシング部18においてミキシングされて出力される。
[処理の詳細]
以上のような処理の詳細を、図5のフローチャートを参照して説明する。まず、切替部10に接続された再生機器CD200、DAT300、MD400について、切替順序設定部13bに切り替えの順序を設定する(ステップ501)。設定内容は、例えば、図3のようなテーブルであるが、ここでは、チャンネル1に関する制御に絞って説明する。なお、第1回目の回線から最後の回線まで切り替えた後に、再び第1回目の回線に切り替えるか(繰り返し設定)、切替処理を終了するかを設定することもできる。また、フェーダ部16が最小レベルとなってから、切り替え処理に移行するための基準となる時間(例えば、数秒)は、デフォルトで設定されていてもよいし、ユーザが所望の値を設定してもよい。
上記のような設定後、実行スイッチ(図示せず)をONにすることにより、切替機能を有効とすると(ステップ502)、切替設定部13は、1回目の設定内容を切替制御部11に出力する(ステップ503)。1回目に接続すべき再生機器はCD200であるから、回線制御部11aは、切替部10に対して、CD200に対応するスイッチ10C−1,10D−1のONを指示すると、CD200に対応する回線10A−1,10B−1が接続される(ステップ504)。
ユーザのつまみ操作によって、レベル検知部12によって検知されるフェーダ部16のレベルが、最小よりも上である場合には(ステップ505)、機器制御部11bは、CD200に対して作動指示信号を出力する(ステップ506)。これにより、CD200が作動するので、1回目の再生機器であるCD200からの音声信号が、フェーダ部16により調整されてミキシング部18に入力され、マイク500からの音声信号とミキシングされて、外部に出力される(ステップ507)。
次に、ユーザがフェーダ部16を操作して最小レベルまで下げた状態が、検知基準設定部13aに設定された時間経過したことを、レベル検知部12が検知した場合には(ステップ508)、機器制御部11bは、CD200に対して停止指示信号を出力する(ステップ509)。これにより、CD200からの音声信号の出力が停止する(ステップ510)。
切替順序設定部13bは、設定内容に、次の再生機器がある場合には(ステップ511)、次(2回目)の設定内容を切替制御部11に出力する(ステップ512)。2回目に接続すべき再生機器はDAT300であるから、回線制御部11aは、切替部10に対して、CD200に対応するスイッチ10C−1,10D−1のOFFを指示するとともに、DAT300に対応するスイッチ10C−2,10D−2のONを指示する。よって、CD200に対応する回線10A−1,10B−1が切断され、DAT300に対応する回線10A−2,10B−2が接続される(ステップ513)。
ユーザのつまみ操作によって、レベル検知部12によって検知されるフェーダ部16のレベルが、最小よりも上となった場合には(ステップ514)、機器制御部11bは、DAT300に対して作動指示信号を出力する(ステップ515)。これにより、DAT300が作動するので、2回目の再生機器であるDAT300からの再生信号が、フェーダ部16により調整されてミキシング部18に入力され、マイク500からの音声信号とミキシングされて、外部に出力される(ステップ516)。
上記のように、フェーダ部16が最小レベルになる度に、切替順序設定部13bに設定された次の再生機器への切り替えが行われる(ステップ508〜516)。そして、最後に設定された回線の後は(ステップ511)、実行スイッチがOFFとされなければ(ステップ517)、切替順序設定部13bの設定が繰り返しとなっている場合(ステップ518)、第1回目の再生機器への切り替え処理へと移行して、上記と同様の処理を繰り返す(ステップ503以降)。設定が繰り返しでない場合には(ステップ518)、処理を終了する。
[効果]
以上のような本実施形態によれば、CD200、DAT300、MD400等の再生機器からの音声を切り替えて出力する場合に、フェーダ部16を再生機器の台数分用意する必要がなくなるので、装置全体の小型化が可能となる。また、各チャンネルについて、単一のフェーダ部16を上げ下げする度に、複数の再生機器の切り替えを自動的に行うことができるので、ユーザの操作負担がより一層軽減される。
切替設定部13の切替順序設定部13bに、ユーザの所望の切り替え順序を設定できるので、種々の切り替えパターンを実現できる。そして、切替設定部13の検知基準設定部13aにおける設定により、最小レベルとなってから、所定の時間が経過した場合にのみ切り替えが行われるので、誤操作により一瞬だけ最小レベルとしてしまった場合のような意図しない切り替えを防止できる。
[第2の実施形態]
[構成]
次に、第2の実施形態を説明する。本実施形態は、基本的には、上記の第1の実施形態とほぼ同様の構成を有している。但し、本実施形態においては、回線制御部11aと切替部10との間に、切替制御信号の出力を解除するためのリモートスイッチ19が設けられている。このリモートスイッチ19は、図7に示すように、フェーダ部16のスライドつまみの近傍に設けられたボタンによって操作可能に構成されている。
[作用]
[処理の概要]
本実施形態は、リモートスイッチ19と機器制御部11bとのAND条件で、再生機器の切替を実現するものである。つまり、フェーダ部16を上げておいてから、リモートスイッチ19をONとすることで、再生機器に対して機器動作指示を出力することが可能になるが、リモートスイッチ19をOFFにすると、その時の回線接続状態で固定になり、フェーダ部16の上げ下げに応じた再生機器の切り替えは行われない。このように、リモートスイッチ19は、切替機能を解除する解除手段として機能し、回線を強制的に固定することができる。
[処理の詳細]
以上のような処理の詳細を、図8のフローチャートを参照して説明する。なお、上記の第1の実施形態と同様の処理については、説明を簡略化する。まず、最初の段階では、リモートスイッチ19は、ONになっているものとする。そして、切替部10に接続された再生機器について、切替順序設定部13bに切り替えの順序を設定する(ステップ801)。設定後、実行スイッチをONにすることにより、切替機能を有効とすると(ステップ802)、切替設定部13は、1回目の設定内容を切替制御部11に出力する(ステップ803)。
このとき、リモートスイッチ19はONになっているため、切替処理に移行する(ステップ804)。つまり、回線制御部11aは、切替部10に対して、1回目に接続すべきCD200に対応するスイッチ10C−1,10D−1のONを指示すると、CD200に対応する回線10A−1,10B−1が接続される(ステップ805)。
ユーザのつまみ操作によって、レベル検知部12によって検知されるフェーダ部16のレベルが、最小よりも上となった場合には(ステップ806)、機器制御部11bは、CD200に対して作動指示信号を出力する(ステップ807)。これにより、CD200が作動するので、1回目の再生機器であるCD200からの音声信号が、フェーダ部16により調整されてミキシング部18に入力され、マイク500からの音声信号とミキシングされて、外部に出力される(ステップ808)。
次に、ユーザがフェーダ部16を操作して最小レベルまで下げた状態が、検知基準設定部13aに設定された時間経過したことを、レベル検知部12が検知した場合には(ステップ809)、機器制御部11bは、CD200に対して停止指示信号を出力する(ステップ810)。これにより、CD200からの音声信号の出力が停止する(ステップ811)。
そして、リモートスイッチ19がONのままであれば(ステップ812)、切替順序設定部13bが、設定内容に、次の再生機器がある場合には(ステップ813)、次(2回目)の設定内容を切替制御部11に出力するので(ステップ814)、CD200に対応する回線10A−1,10B−1が切断され、DAT300に対応する回線10A−2,10B−2が接続される(ステップ815)。
ユーザのつまみ操作によって、フェーダ部16のレベルが、最小よりも上となった場合には(ステップ816)、機器制御部11bは、DAT300に対して作動指示信号を出力するので(ステップ817)、DAT300が作動して、音声信号が出力される(ステップ818)。
このように、上記の実施形態と同様に、フェーダ部16が最小レベルになる度に、切替順序設定部13bに設定された次の再生機器への切り替えが行われる(ステップ809〜818)。但し、本実施形態においては、ある再生機器による再生中に、ユーザがリモートスイッチ19をOFFにすると(ステップ812)、回線制御部11aからの切替指示が切替部10に出力できなくなるので、次の再生機器への切り替えは行われない。そして、ユーザのつまみ操作によって、フェーダ部16のレベルが、最小よりも上となった場合には(ステップ816)、機器制御部11bは、現在再生中の再生機器に対して作動指示信号を出力するので(ステップ817)、同じ再生機器による音声出力が継続する(ステップ818)。
ユーザが切り替え処理を有効としたい場合には、再びリモートスイッチ19をONとしておく。すると、上記の通り、フェーダ部16が最小レベルになる度に、切替順序設定部13bに設定された次の再生機器への切り替えが行われる(ステップ809〜818)。さらに、最後に設定された回線の後は、実行スイッチがOFFとされなければ(ステップ819)、切替順序設定部13bの設定が繰り返しの場合(ステップ820)、第1回目の再生機器への接続処理へと移行して、上記と同様の処理を繰り返す(ステップ803以降)。設定が繰り返しでない場合には(ステップ820)、処理を終了する。
[効果]
以上のような本実施形態によれば、上記の第1の実施形態と同様の作用効果が得られるとともに、リモートスイッチ19を設けることによって、ユーザが、各チャンネルについて、再生機器の自動切替を行うか、再生機器を固定して使用するかを選択できるので、応用範囲が広がり、利便性が向上する。
[他の実施形態]
本発明は、上記のような実施形態に限定されるものではない。操作のためのインタフェースの具体的態様については、自由である。例えば、フェーダ部を操作するための入力手段についても、スライドつまみには限定されない。回転させるつまみであってもよいし、タッチパネルに表示される態様であってもよい。コンピュータにより実現する場合には、ディスプレイに擬似的に表示されるスライドつまみを、キーボード、マウス、タッチパネル等の入力手段によって操作する構成であってもよい。さらに、選択されている機器をフェーダ部の近傍に設けられたランプの点灯や、ディスプレイに表示させることによって、明示する構成としてもよい。
また、回線数やチャネル数は、特定の数には限定されず、用意する音源の数、ミックスする音声信号の数に応じて、自由に設定可能である。音源の種類も自由である。一つのチャネルにおいて、切替部が複数の回線をON、OFFできるようにして、複数の再生機器を選択できるようにしてもよい。切替設定部に設定される切替順序や検知基準についても、上記の実施形態に例示されたものには限定されない。例えば、最小レベル以外のレベルを基準としてもよい。さらに、本発明における音声信号(音声信号が記録されたものを再生する場合の再生信号も含む)は、最終的に空気振動として出力するために電気的に変換されたものを広く含むものである。従って、本発明は、アナログ信号を処理する回路としても、A/D変換を介してディジタル信号を処理する回路としても実現可能である。
本発明の第1の実施形態の構成例を示すブロック図である。 図1の実施形態の切替部の構成例を示すブロック図である。 図1の実施形態の切替順序設定部に設定されるテーブルの一例を示す図である。 図1の実施形態のフェーダ部の操作面を示す図である。 図1の実施形態の処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態の構成例を示すブロック図である。 図6の実施形態のフェーダ部の操作面を示す図である。 図6の実施形態の処理の流れを示すフローチャートである。 従来のミキシング装置の一例を示すブロック図である。 従来のミキシング装置の操作面を示す図である。
符号の説明
10…切替部
10A−1〜3,10B−1〜3,10E,10F,10G…回線
10C−1〜3,10D−1〜3…スイッチ
11…切替制御部
11a…回線制御部
11b…機器制御部
12…レベル検知部
13…切替設定部
13a…検知基準設定部
13b…切替順序設定部
16,32…フェーダ部
16a…つまみ
18,33…ミキシング部
19…リモートスイッチ
14,31…ヘッドアンプ
30,100…ミキシング装置
200,40…CD
300,50…DAT
400,60…MD
500,70…マイク

Claims (12)

  1. フェーダ部に設けられたつまみを操作することで、入力された音声信号を調整して出力する調整部と、
    前記調整部の数よりも多い複数の再生機器から出力される音声信号のうち、いずれの音声信号を前記調整部による調整の対象とするかを選択的に切り替える切替部と、
    前記フェーダ部に設けられたつまみによって前記調整部による調整レベルを検知するレベル検知部と、
    前記レベル検知部によって、前記つまみにて設定したレベルが、前記調整部が所定のレベルにあると検知した場合に、前記切替部に再生機器の切り替えを指示する切替制御部と、
    前記切替部の切り替え条件を設定する切替設定部と、
    を有することを特徴とする再生機器切替装置。
  2. 前記切替設定部は、再生機器の切り替えの順序を設定する切替順序設定部を有することを特徴とする請求項1記載の再生機器切替装置。
  3. 前記切替設定部は、前記レベル検知部の検知基準を設定する検知基準設定部を有することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の再生機器切替装置。
  4. 前記切替部による再生機器の切替を解除する解除手段を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の再生機器切替装置。
  5. 切替設定部が、複数の再生機器の切り替え条件を設定し、
    レベル検知部が、再生機器からの音声信号をフェーダ部に設けられたつまみを操作することで、調整して出力する単一の調整部が所定のレベルにあると検知し、
    切替制御部が、前記切り替え条件に従って再生機器の切り替えを指示し、
    切替部が、前記切替制御部による切り替え指示に応じて、再生機器から出力される音声信号のうち、いずれの音声信号を前記調整部による調整の対象とするかを選択的に切り替えることを特徴とする再生機器切替方法。
  6. 前記切替設定部は、前記再生機器の切り替えの順序を設定することを特徴とする請求項5記載の再生機器切替方法。
  7. 前記切替設定部には、前記レベル検知部の検知基準を設定することを特徴とする請求項5又は請求項6記載の再生機器切替方法。
  8. 解除手段が、前記切替部による再生機器の切替を解除することを特徴とする請求項5〜7のいずれか1項に記載の再生機器切替方法。
  9. コンピュータを制御することにより、
    複数の再生機器の切り替え条件を設定させ、
    再生機器からの音声信号をフェーダ部に設けられたつまみを操作することで、調整して出力する単一の調整部が、所定のレベルにあることを検知させ、
    前記切り替え条件に従って再生機器の切り替えを指示させ、
    前記切り替え指示に応じて、再生機器から出力される音声信号のうち、いずれの音声信号を前記調整部による調整の対象とするかを選択的に切り替えさせることを特徴とする再生機器切替用プログラム。
  10. 前記コンピュータに、再生機器の切り替えの順序を設定させることを特徴とする請求項9記載の再生機器切替用プログラム。
  11. 前記コンピュータに、前記調整部のレベルの検知基準を設定させることを特徴とする請求項9又は請求項10記載の再生機器切替用プログラム。
  12. 前記コンピュータに、再生機器の切替を解除させることを特徴とする請求項9〜11のいずれか1項に記載の再生機器切替用プログラム。
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