JP2007124263A - 音声入力切替装置、その制御方法及び制御用プログラム - Google Patents

音声入力切替装置、その制御方法及び制御用プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】入力回線の切り替えに伴う調整パラメータの変更を、特別な装置を設けることなく、簡単な操作で素早く行うことが可能な音声入力切替装置、その制御方法及び制御用プログラムを提供する。
【解決手段】音声処理部100に、複数の入力回線、入力回線からの音声をパラメータに基づいて調整する調整部12、入力回線を切替える入力切替部11を備える。操作用の端末300に、入力回線番号にパラメータを関連付けた入力回線切替テーブルを記憶するテーブル記憶部32、入力回線番号を入力する操作部31を備える。音声処理部100に入力回線の切り替えを指示する音声制御部200に、調整用のパラメータを設定する設定部22b、入力切替部11による切り替え動作に連動させて、入力回線切替テーブルのうち、操作部31から入力された入力回線番号に対応するパラメータに、設定部22bに設定されたパラメータを変更する変更部22cを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、放送用等に使用される音量音質調整装置において、入力された音声信号を適宜切り替える音声入力切替装置、その制御方法及び制御用プログラムに関する。
放送用の番組制作を行う場合には、一般に、音量音質調整装置(オーディオミキサー)と呼ばれる音声調整卓(装置)が用いられる。この音声調整卓は、入力された各信号源に対応する入力回線に対して、遅延時間、音質、音声レベルなどを、それぞれについて設定された調整パラメータに基づいて調整しつつ、フェーダ、スイッチ、エンコーダ等の操作部を操作することにより、各種の調整を行うことができる(例えば、特許文献1参照)。また、入力回線は、多数の信号源の中から選択的に切り替えることができる。
特開2003−167580号公報
ところで、従来の音声調整卓における入力切替(INPUT MTX)操作においては、入力回線を変更する場合には、変更後の回線に対して、音質・音声レベル調整等を改めて行う必要があった。例えば、図9に示すように、パーソナルコンピュータ等の操作用の端末300から、所望の入力回線番号を送信すると、音声制御部200における入力切替制御部21が、音声処理部100の入力切替部11に切り替えを指示するので、信号源が切り替わる。一方、各種調整部12による調整用のパラメータは、エンコーダ(ENC)、スイッチ(SW)、フェーダー(FADER)等の操作部によって操作されるパラメータ制御部22に設定されており、これらは必要に応じて別途設定しなおす必要がある。
このような音声調整卓の調整用のパラメータのうち、例えば、以下の(1)、(2)は、回線への関連性が高いため、入力切替操作を行う度に、毎回パラメータの変更操作を行う手間がかかっていた。
(1)遅延(DELAY)をはじめとしてた時間情報
(2)ダイナミクス(DYNAMICS)をはじめとした音声レベル情報
これに対処するため、コンピュータの操作手法であるコピー&ペーストによるパラメータの編集機能を組み込むことが考えられるが、生放送における緊急の入力切替操作では、使用が困難である。特に、映像との遅延量を調整する遅延パラメータは放送中に操作できる性質のものではないため、場合によっては、音声調整卓の遅延機能を使用せず、音声設備として遅延装置を外部ユニットで準備することもあった。この場合、スタジオとしてはコストアップに繋がり、結局のところ、音声調整卓の標準機能でありながら、遅延機能を十分に使えていなかった。
本発明は、上記のような従来技術の問題点を解決するために提案されたものであり、その目的は、入力回線の切り替えに伴う調整パラメータの変更を、特別な装置を設けることなく、簡単な操作で素早く行うことができる音声入力切替装置、その制御方法及び制御用プログラムを提供することにある。
上記の目的を達成するため、請求項1の発明は、複数の音声の入力回線と、前記入力回線からの音声を調整用のパラメータに基づいて調整する調整部と、前記入力回線を切り替える切替部とを備えた音声入力切替装置において、パラメータを、入力回線ごとの識別情報に関連付けて記憶するパラメータ記憶部と、前記調整部による音声調整用のパラメータを設定する設定部と、切り替える入力回線の識別情報を入力する入力部と、前記切替部による切り替え動作に連動させて、前記設定部に設定されたパラメータを、前記パラメータ記憶部に記憶されたパラメータのうち前記入力部から入力された識別情報に対応するパラメータに変更する変更部と、変更されたパラメータを前記調整部に通知する通知部と、を有することを特徴とする。なお、かかる発明は、上記の各機能(処理)が実現されるように、音声入力切替装置を制御する方法(請求項5)及び制御用プログラム(請求項9)として捉えることもできる。
以上のような発明では、入力部を用いて、入力回線の識別情報を入力することにより、入力回線の切り替えとパラメータの変更が自動的に行われるので、操作者の操作負担が大幅に低減されるとともに、特別な装置が不要となるために、コスト削減に繋がる。
請求項2の発明は、複数の音声の入力回線と、前記入力回線からの音声を調整用のパラメータに基づいて調整する調整部と、前記入力回線を切り替える切替部とを備えた音声入力切替装置において、パラメータを、入力回線ごとの識別情報に関連付けて記憶するパラメータ記憶部と、前記識別情報を設定する設定部と、切り替える入力回線の識別情報を入力する入力部と、前記切替部による切り替え動作に連動させて、前記調整部に対して、前記パラメータ記憶部に記憶されたパラメータのうち前記入力部から入力された識別情報に対応するパラメータを通知する通知部と、を有することを特徴とする。なお、かかる発明は、上記の各機能(処理)が実現されるように、音声入力切替装置を制御する方法(請求項6)及び制御用プログラム(請求項10)として捉えることもできる。
以上のような発明では、設定部においては、識別情報のみを管理すればよいので、メモリ消費を抑えることができる。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2の音声入力切替装置において、前記パラメータは複数のグループIDごとに設定され、前記入力回線ごとに、対応するパラメータを決定するための前記グループIDが設定されていることを特徴とする。なお、かかる発明は、音声入力切替装置を制御する方法(請求項7)及び制御用プログラム(請求項11)として捉えることもできる。
以上のような発明では、数種のパラメータのパターンにそれぞれグループIDを設定し、入力回線には対応するパラメータに応じたグループIDを設定することにより、全ての入力回線について個別にパラメータを設定する場合に比べて、パラメータ記憶部若しくは設定部のメモリ消費を抑えることができる。
請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれか1項の音声入力切替装置において、前記入力部の操作条件を設定する条件設定部と、前記条件設定部に設定された操作条件に基づいて、入力回線の切り替え動作に連動させたパラメータの変更を行うか否かを判定する判定部と、を有することを特徴とする。なお、かかる発明は、上記の各機能(処理)が実現されるように、音声入力切替装置を制御する方法(請求項8)及び制御用プログラム(請求項12)として捉えることもできる。
以上のような発明では、あらかじめ設定された操作条件に従った操作を行うか否かによって、パラメータの変更を行うか否かを選択できるので、特に、生放送における緊急の切替操作に有効となる。
以上の通り、本発明によれば、入力回線の切り替えに伴う調整パラメータの変更を、特別な装置を設けることなく、簡単な操作で素早く行うことが可能な音声入力切替装置、その制御方法及び制御用プログラムを提供できる。
以下、本発明を実施するための最良の形態(実施形態)について、図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
[構成]
まず、本実施形態の構成を、図1を参照して説明する。すなわち、本実施形態は、音声調整卓に各チャネルごとに構成された音声処理部100及び音声制御部200と、これを操作するための端末300を備えている。
[音声処理部]
音声処理部100は、音声制御部200からの指令を受けて、実際に入力回線の切り替え、音声レベル、音質等の調整を行う手段である。この音声処理部100は、複数の信号源に対応する入力回線が接続されるとともに、入力回線を切り替える入力切替部(INPUT MTX)11(請求項の切替部)、入力音声に対する各種調整を行う調整部12(請求項の調整部)を備えている。チャネル数、信号源は、図1では3つであるが、実際にはこれよりも遥かに多い数とするのが一般的である。なお、図1においては、音声処理部100の信号入力及び調整機能部分のみを示し、他は省略する。
[音声制御部]
音声制御部200は、端末300からの指令を受けて、音声処理部100に対して入力切替及びパラメータ変更指令を出す手段である。この音声制御部200は、音声処理部100の入力切替部11を制御する入力切替制御部21と、調整部12を制御するパラメータ制御部22と、端末300からの受信信号を解析する受信データ解析部23を備えている。なお、音声制御部200は、エンコーダ(ENC)、スイッチ(SW)、フェーダー(FADER)を有し、手動で各種パラメータを調整することもできる。
入力切替制御部21は、端末300から送信されてきた入力回線番号を、入力切替部11に通知することにより、切り替えを指示する。パラメータ制御部22は、調整部12にパラメータを通知する通知部22a(請求項に記載の通知部)、調整部12に通知するパラメータに関する情報を設定する設定部22b(請求項に記載の設定部)、設定部22bの設定を変更する変更部22c(請求項に記載の変更部)を有している。なお、本実施形態においては、設定部22bは、内部ワークエリアに、後述する入力回線番号とこれに対応するパラメータを設定したものとする。
受信データ解析部23は、端末300からの受信データをバッファリングし、これに含まれる入力回線番号とパラメータを解析してパラメータ制御部22、入力切替制御部21にそれぞれ通知する手段である。
[端末]
端末300は、入力回線情報の設定・管理及び入力回線切替指令を出す手段である。この端末300は、各種の入力を行うための操作部31(請求項に記載の入力部)、入力切替テーブルを記憶するテーブル記憶部32(請求項に記載のパラメータ記憶部)、操作用の各種GUIを表示する表示部33、音声制御部200とのデータの送受信を行う送受信部35、各部を制御する制御部34を備えている。操作部31は、キーボード、マウス等の入力装置である。
テーブル記憶部32に記憶される入力切替テーブルは、例えば、図2に示すように、回線番号、回線名等の回線を識別するための識別情報に、各種調整機能(DELAY、EQ、DYNA、P48)に対応するパラメータ情報が付加されている。また、この入力切替テーブルは、例えば、図5に示すように、図2の回線を識別するための識別情報としてグループIDが設定されたグループIDパラメータテーブルTB02と、回線番号及び回線名に対応して、パラメータ自体ではなく、グループIDが設定されたテーブルTB01とすることもできる。これらのテーブルに含まれるパラメータ情報は、表示部33に表示されるGUI表示される表に対して、操作部31を操作することにより入力することができる。回線番号は、入力回線切替の切替素材である入力回線に対して付加されたユニークな番号(回線を一意に決定できる固有値)である。なお、EQはイコライザ機能、P48はコンデンサマイクの供給電源のON・OFF機能である。
入力回線切替時に表示部33に表示されるGUIとしては、例えば、図3に示すように、メインウィンドウW01に表示された複数の入力切替該当箇所のうち、所望の回線に対応するボタン(例えば、CM)をクリックすると、サブウィンドウW02が開き、これに表示された切り替わるべき対象を示すボタンをクリックすることにより、選択操作ができるものとする。なお、表示部33にタッチパネルの機能を持たせて、ウィンドウの所望の箇所(ボタン等)に触れることにより、選択操作できるようにしてもよい。この場合、表示部33も、請求項に記載の入力部として機能する。
[作用]
以上のような本実施形態による入力回線の切替手順を、図4のフローチャートに従って説明する。まず、操作者は、あらかじめ端末のGUI上で入力回線に対して各種パラメータ情報を設定しておく。入力回線切替の開始を指示すると、図3に示すように、メインウィンドウW01が開く(ステップ401)。そして、表示されたボタンをクリックすることにより入力回線切替チャネルを選択する(ステップ402)。すると、切替素材がボタン表示されたサブウィンドウW02が開く(ステップ403)。
操作者は、これらのボタンの中から、切替対象となる素材をクリックすることによって選択する(ステップ404)。制御部34は、入力切替テーブルを参照し、選択された入力回線番号とこれに対応するパラメータをコマンド出力するので、送受信部35は、対応するチャネルの音声制御部200に対して、入力回線番号通知及びパラメータ通知を行う(ステップ406)。なお、図5に示すようなテーブルTB01、グループIDパラメータテーブルTB02を用いた場合には、まず、テーブルT01が参照され、選択された入力回線番号に対応するグループIDに基づいて、グループIDパラメータテーブルT02から対応するパラメータが選択され、この入力回線番号とパラメータがコマンド出力される。
音声制御部200においては、受信データ解析部23が通知された情報を解析し、入力切替制御部21に入力回線番号を通知し、パラメータ制御部22にパラメータを通知する(ステップ407)。パラメータ制御部22は、変更部22cが設定部22bの設定内容(内部ワークエリアの設定情報)を、通知されたパラメータへ変更(更新)する(ステップ408)。なお、音声制御部200では、操作子等でパラメータ変更ができるため、それぞれの操作子におけるSW、ENC、LED等の表示デバイスにおいても、同期処理を行う。
そして、入力切替制御部21は、対応するチャネルの音声処理部100に、入力回線番号通知を行い、パラメータ制御部22の通知部22aは、対応するチャネルの音声処理部100に変更後のパラメータ通知を行う(ステップ409)。音声処理部100においては、入力切替部11が、通知された入力回線番号への切替を行うとともに、調整部12が、通知された新たなパラメータによる調整を行う(ステップ410)。
[効果]
以上のような本実施形態によれば、入力回線を切り替える際に、あらかじめ設定されたパラメータを通知することで、パラメータ変更が自動的になされるので、番組制作時等における操作者の音質調整操作負担が大幅に減少する。特に、生放送中に緊急で入力回線切替操作を行う場合、最小限の調整で回線を立ち上げ、本線出力することが可能となる。また、無駄な周辺機器(例えば、外付けDELAYレベル調整用バッファアンプ等)を減らすことができるので、システム(スタジオ設備)としてのトータルコスト削減に繋がる。
また、図5に示すような、グループIDによって関連付けられたテーブルTB01、グループIDパラメータテーブルTB02を用いた場合には、切り替え対象となる入力回線のパラメータは、あらかじめ用意されたパラメータのパターンからなるグループIDパラメータテーブルTB02の中から選択される。従って、特定のパラメータのパターンを複数の入力回線で共有させることでき、全ての入力回線について個別にパラメータ情報を持たせる場合に比べて、テーブル記憶部32のメモリ消費を抑えることができる。また、テーブルTB01における入力回線のグループIDを変更するだけで、各入力回線に対応させるパラメータの変更が可能となる。
[第2の実施形態]
[構成]
次に、本発明の第2の実施形態を説明する。本実施形態は、基本的には、上記の第1の実施形態と同様の構成である。但し、本実施形態においては、端末300のテーブル記憶部32には、図5に示したグループIDパラメータテーブルTB02が記憶されている。そして、音声制御部200におけるパラメータ制御部22の設定部22bには、図5に示したテーブルTB01が設定されている。
[作用]
以上のような本実施形態による入力回線の切替手順を、図6のフローチャートに従って説明する。なお、ステップ601〜604の手順は、図4のステップ401〜404と同様である。すなわち、ステップ605では、制御部34が、選択された入力回線番号をコマンド出力するので、送受信部35は、対応するチャネルの音声制御部200に対して、入力回線番号通知を行う(ステップ605)。
音声制御部200においては、パラメータ制御部22が、設定部22bに設定されたテーブルTB01の内容に基づいて、通知された入力回線番号に対応するグループIDを参照し(ステップ606)、これに対応するパラメータを、端末300のテーブル記憶部32に記憶されたグループIDパラメータテーブルTB02から取得する(ステップ607)。
そして、入力切替制御部21は、対応するチャネルの音声処理部100に、入力回線番号通知を行い、パラメータ制御部22の通知部22aは、対応するチャネルの音声処理部100に対して、取得したパラメータ通知を行う(ステップ608)。音声処理部100においては、入力切替部11が、通知された入力回線番号への切替を行うとともに、調整部12が、通知された新たなパラメータによる調整を行う(ステップ609)。
[効果]
以上のような本実施形態によれば、上記の第1の実施形態と同様の効果が得られるとともに、音声制御部200や端末300において、それぞれが入力回線ごとに個別にパラメータ情報を持つ場合に比べて、さらにメモリ消費を抑えることができる。
[第3の実施形態]
[構成]
本発明の第3の実施形態を説明する。本実施形態は、基本的には、上記の第1の実施形態と同様の構成である。但し、本実施形態においては、図7に示すように、端末300に、操作部31による操作時間(例えば、ダブルクリックの間隔Tx)を計測する時間検出部36と、あらかじめしきい値となる時間Tyを設定する基準値記憶部37(請求項の条件設定部)と、TxがTy以下か否かを判定する判定部38(請求項の判定部)が設定されている。
[作用]
以上のような本実施形態による入力回線の切替手順を、図8のフローチャートに従って説明する。まず、入力回線切替の開始を指示すると、メインウィンドウW01が開く(ステップ801)。そして、表示されたボタンをクリックすることにより入力切替チャネルを選択する(ステップ802)。すると、切替素材がボタン表示されたサブウィンドウW02が開く(ステップ803)。
操作者は、これらのボタンの中から、切替対象となる素材をダブルクリックすることによって選択すると(ステップ804)、切替対象が確定する(ステップ806)。このダブルクリックの間隔Txが、時間検出部36によってサンプリングされる(ステップ805)。そして、判定部38は、このダブルクリックの間隔Txが、あらかじめ基準値記憶部37に記憶されたしきい値の時間Ty以下か否かを判定する(ステップ807)。
Tx≦Tyの場合には、端末300の制御部34は、入力切替制御部21に対して、パラメータ連動を通知する(ステップ808)。そして、制御部34は、入力切替テーブルを参照し(ステップ809)、選択された入力回線番号とこれに対応するパラメータをコマンド出力するので、送受信部35は、対応するチャネルの音声制御部200に対して、入力回線番号通知及びパラメータ通知を行う(ステップ810)。
音声制御部200においては、受信データ解析部23が通知された情報を解析し、入力切替制御部21に入力回線番号を通知し、パラメータ制御部22にパラメータを通知する(ステップ811)。パラメータ制御部22は、変更部22cが設定部22bの設定内容(内部ワークエリアの設定情報)を通知されたパラメータへ変更(更新)する(ステップ812)。
そして、入力切替制御部21は、対応するチャネルの音声処理部100に、入力回線番号通知を行い、パラメータ制御部22の通知部22aは、対応するチャネルの音声処理部100に変更後のパラメータ通知を行う(ステップ813)。音声処理部100においては、入力切替部11が、通知された入力回線番号への切替を行うとともに、調整部12が、通知された新たなパラメータによる調整を行う(ステップ814)。
一方、Tx>Tyの場合、端末300の制御部34は、入力切替制御部21に対して、パラメータ非連動を通知する(ステップ815)。そして、制御部34は、入力切替テーブルを参照し(ステップ816)、選択された入力回線番号をコマンド出力するので、送受信部35は、対応するチャネルの音声制御部200に対して、入力回線番号通知を行う(ステップ817)。音声制御部200においては、受信データ解析部23が通知された情報を解析し、入力切替制御部21に入力回線番号を通知する(ステップ818)。そして、入力切替制御部21は、対応するチャネルの音声処理部100に、入力回線番号通知を行う(ステップ819)。音声処理部100においては、入力切替部11が、通知された入力回線番号への切替を行う(ステップ814)。
[効果]
以上のような本実施形態によれば、操作部31の操作に応じて、パラメータを変更するか否かを選択することができるので、状況に応じて、適切な対応が可能となる。特に、クリック時間等の操作時間を基準とすることにより、新たな操作部材や操作対象を付加することなく、素早い操作が可能となる。
[他の実施形態]
本発明は、上記のような実施形態に限定されるものではない。例えば、音声信号の調整機能は、レベル調整、イコライザー、フィルタ等、一般的に電気信号に変換された音声信号(デジタル、アナログの別を問わない)に対して行いうるあらゆる調整機能を設定可能である。そして、各調整機能に対応して回線に関連付けるパラメータとしては、DELAY TIME等の時間情報、EQ/HPF/LPF等の音質情報、DYNAMICS/TRIM/GAIN等の音声レベル情報、その他、INPUT、BUS ASSIGNなどが考えられるが、これらに限定されない。
パラメータ連動、非連動を決定するための操作条件としては、上記の実施形態で例示したものには限定されない。クリックの場合、メインウインドウでクリックしてから、サブウインドウでクリックするまでの時間でもよいし、クリックの回数を基準としてもよい。タッチパネルにタッチする間隔やタッチの回数を基準としてもよい。各部の入力手段としては、スイッチ、エンコーダ、タッチパネル、キーボード、マウス等、現在又は将来において利用可能なあらゆる入力装置が適用可能である。
表示画面のGUIのレイアウトに関しても、機能に対応するボタンの大きさや数を含めて、自由に設定可能である。かかるレイアウトを、ユーザが自由に設定できるようにしてもよい。回線番号やグループID等の識別情報、各種パラメータを含めて、数字、記号、図形等、情報の表現形式として何を用いるかは自由であり、その表示態様も特定のものには限定されない。
なお、本発明は、コンピュータをプログラムで制御することで実現できるが、この場合のハードウェアやプログラムの実現態様は各種変更可能である。例えば、ハードウェアの構成態様は、各機能を実現するいわゆるチップとその周辺回路によって実現したり、複数の機能を集約したシステムLSIによって実現する等、種々考えられるものであり、特定の回路に限定されない。したがって、上記の説明では、各機能を実現する仮想的回路ブロックを用いている。また、かかるプログラム及びプログラムを記録した記録媒体は単独でも本発明の一態様である。例えば、パーソナルコンピュータにアプリケーションプログラムをインストールすることにより、端末、音声制御部、音声処理部の機能の全部若しくは一部を実現することもできる。
本発明の実施形態の構成を示す機能ブロック図である。 本発明の第1の実施形態における入力切替テーブルの一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態における表示画面例を示す図である。 本発明の第1の実施形態の入力回線切替手順を示すフローチャートである。 本発明の第1及び第2の実施形態におけるグループIDパラメータテーブルの一例を示す図である。 本発明の第2の実施形態の入力回線切替手順を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態における端末の構成を示すブロック図である。 本発明の第3の実施形態における入力回線切替手順を示すフローチャートである。 従来の入力回線切替装置の一例を示すブロック図である。
符号の説明
11…入力切替部
12…調整部
21…入力切替制御部
22…パラメータ制御部
22a…通知部
22b…設定部
22c…変更部
23…受信データ解析部
31…操作部
32…テーブル記憶部
33…表示部
34…制御部
35…送受信部
36…時間検出部
37…基準値記憶部
38…判定部
100…音声処理部
200…音声制御部
300…端末

Claims (12)

  1. 複数の音声の入力回線と、前記入力回線からの音声を調整用のパラメータに基づいて調整する調整部と、前記入力回線を切り替える切替部とを備えた音声入力切替装置において、
    パラメータを、入力回線ごとの識別情報に関連付けて記憶するパラメータ記憶部と、
    前記調整部による音声調整用のパラメータを設定する設定部と、
    切り替える入力回線の識別情報を入力する入力部と、
    前記切替部による切り替え動作に連動させて、前記設定部に設定されたパラメータを、前記パラメータ記憶部に記憶されたパラメータのうち前記入力部から入力された識別情報に対応するパラメータに変更する変更部と、
    変更されたパラメータを前記調整部に通知する通知部と、
    を有することを特徴とする音声入力切替装置。
  2. 複数の音声の入力回線と、前記入力回線からの音声を調整用のパラメータに基づいて調整する調整部と、前記入力回線を切り替える切替部とを備えた音声入力切替装置において、
    パラメータを、入力回線ごとの識別情報に関連付けて記憶するパラメータ記憶部と、
    前記識別情報を設定する設定部と、
    切り替える入力回線の識別情報を入力する入力部と、
    前記切替部による切り替え動作に連動させて、前記調整部に対して、前記パラメータ記憶部に記憶されたパラメータのうち前記入力部から入力された識別情報に対応するパラメータを通知する通知部と、
    を有することを特徴とする音声入力切替装置。
  3. 前記パラメータは複数のグループIDごとに設定され、
    前記入力回線ごとに、対応するパラメータを決定するための前記グループIDが設定されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の音声入力切替装置。
  4. 前記入力部の操作条件を設定する条件設定部と、
    前記条件設定部に設定された操作条件に基づいて、入力回線の切り替え動作に連動させたパラメータの変更を行うか否かを判定する判定部と、
    を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の音声入力切替装置。
  5. 複数の音声の入力回線と、前記入力回線からの音声を調整用のパラメータに基づいて調整する調整部と、前記入力回線を切り替える切替部とを備えた音声入力切替装置の制御方法において、
    パラメータ記憶部が、パラメータを、入力回線ごとの識別情報に関連付けて記憶し、
    設定部が、前記調整部による音声調整用のパラメータを設定し、
    入力部が、切り替える入力回線の識別情報を入力し、
    変更部が、前記切替部による切り替え動作に連動させて、前記設定部に設定されたパラメータを、前記パラメータ記憶部に記憶されたパラメータのうち前記入力部から入力された識別情報に対応するパラメータに変更し、
    通知部が、変更されたパラメータを前記調整部に通知することを特徴とする音声入力切替装置の制御方法。
  6. 複数の音声の入力回線と、前記入力回線からの音声を調整用のパラメータに基づいて調整する調整部と、前記入力回線を切り替える切替部とを備えた音声入力切替装置の制御方法において、
    パラメータ記憶部が、パラメータを、入力回線ごとの識別情報に関連付けて記憶し、
    設定部が、前記識別情報を設定し、
    入力部が、切り替える入力回線の識別情報を入力し、
    通知部が、前記切替部による切り替え動作に連動させて、前記調整部に対して、前記パラメータ記憶部に記憶されたパラメータのうち前記入力部から入力された識別情報に対応するパラメータを通知することを特徴とする音声入力切替装置の制御方法。
  7. 前記パラメータは複数のグループIDごとに設定され、
    前記入力回線ごとに、対応するパラメータを決定するための前記グループIDが設定されていることを特徴とする請求項5又は請求項6記載の音声入力切替装置の制御方法。
  8. 条件設定部が、前記入力部の操作条件を設定し、
    判定部が、前記条件設定部に設定された操作条件に基づいて、入力回線の切り替え動作に連動させたパラメータの変更を行うか否かを判定することを特徴とする請求項5〜7のいずれか1項に記載の音声入力切替装置の制御方法。
  9. コンピュータに、これに接続された音声の入力回線からの音声を、調整用のパラメータに基づいて調整させる調整処理と、複数の入力回線を切り替えさせる切替処理とを行わせる音声入力切替装置の制御用プログラムにおいて、
    前記コンピュータに、
    パラメータを、入力回線ごとの識別情報に関連付けて記憶させる記憶処理と、
    前記調整処理に用いるパラメータを設定させる設定処理と、
    切り替える入力回線の識別情報を入力させる入力処理と、
    前記切替処理に連動させて、前記設定処理で設定されたパラメータを、前記記憶処理で記憶されたパラメータのうち前記入力処理で入力された識別情報に対応するパラメータに変更させる変更処理と、
    変更されたパラメータを前記調整部に通知させる通知処理と、
    を行わせることを特徴とする音声入力切替装置の制御用プログラム。
  10. コンピュータに、これに接続された音声の入力回線からの音声を、調整用のパラメータに基づいて調整させる調整処理と、複数の入力回線を切り替えさせる切替処理とを行わせる音声入力切替装置の制御用プログラムにおいて、
    前記コンピュータに、
    パラメータを、入力回線ごとの識別情報に関連付けて記憶させる記憶処理と、
    前記識別情報を設定させる設定処理と、
    切り替える入力回線の識別情報を入力させる入力処理と、
    前記切替処理に連動させて、前記調整部に対して、前記記憶処理で記憶されたパラメータのうち前記入力部から入力された識別情報に対応するパラメータを通知する通知処理と、
    を行わせることを特徴とする音声入力切替装置の制御用プログラム。
  11. 前記パラメータは複数のグループIDごとに設定され、
    前記入力回線ごとに、対応するパラメータを決定するための前記グループIDが設定されていることを特徴とする請求項9又は請求項10記載の音声入力切替装置の制御用プログラム。
  12. 前記コンピュータに、
    前記入力処理の操作条件を設定させる条件設定処理と、
    前記条件設定処理で設定された操作条件に基づいて、入力回線の切り替えに連動させたパラメータの変更処理をさせるか否かを判定させる判定処理と、
    を行わせることを特徴とする請求項9〜11のいずれか1項に記載の音声入力切替装置の制御用プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009027280A (ja) * 2007-07-17 2009-02-05 Pioneer Electronic Corp 出力制御装置、出力制御方法、出力制御プログラムおよび記録媒体
JP2013183365A (ja) * 2012-03-02 2013-09-12 Tamura Seisakusho Co Ltd 音声調整卓および音声調整卓の制御方法

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