JP4767074B2 - 吊りボルトの長さ調整機構 - Google Patents

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Description

本発明は、空調用ダクトなどの比較的軽い設備部材を建築物の天井や梁などから吊り下げ保持する際に使用される吊りボルトの長さ調整機構に関する。
建築物の天井や梁などの躯体に、天井セル材、空調用ダクト、各種配管類、照明器具あるいは空調用吹出口などを吊り下げる場合、これらの部材は比較的軽く、工事中の位置合わせなども多いため、吊り下げ部材として、例えば、図12に示すようなターンバックル80が使用されている。従来のターンバックル80は、右雌ネジ部81aおよび左雌ネジ部81bを有するバックル本体81と、これらの右雌ネジ部81a・左雌ネジ部81bに対し、右雄ネジ部82b・左雄ネジ部83bをそれぞれ螺合させて取り付けられた右ネジボルト82および左ネジボルト83と、を備えている。また、右ネジボルト82・左ネジボルト83の基端部には、他の部材に係止するためのネジ孔82d,83dを有する羽子板部82c,83cが設けられている。
ターンバックル80の使い方は、周知の通り、バックル本体81を回転させると右ネジボルト82と左ネジボルト83との軸方向距離が変化して羽子板部82c,83cの間の距離が伸縮するため、バックル本体81の回転操作によって吊り下げ対象物(図示せず)の高さ位置を調整することができる。
ところが、従来のターンバックル80はバックル本体81の軸方向長さが限られているため、その調整範囲も限定されている。即ち、右ネジボルト82と左ネジボルト83とを接近させる方向にバックル本体81を回転させた場合、それぞれのボルト先端部82a,83a同士が当接状態のときに羽子板部82c,83cの間の距離が最短となり、それぞれのボルト先端部82a,83aが右雌ネジ部81a・左雌ネジ部81bに位置する状態まで離れたときに羽子板部82c,83cの間の距離が最長となる。
従って、ターンバックル80による長さ調整範囲(ストローク)は、最大でも、バックル本体81の軸方向長さ程度しか確保できない。そこで、バックル本体81の軸方向長さよりも長いストロークを確保できる吊り下げ具が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1記載の「吊り下げ具」を使用することにより、図12に示す従来のターンバックル80などよりも長いストロークを得ることができる。
特開2005−140167号公報 実開昭61−117907号公報
特許文献1記載の「吊り下げ具」を使用する場合、ボルト継手を上下から狭持するロックナットを締め付けたり、緩めたりするときに、ボルト継ぎ手の一方の端部に位置するロックナットにスパナなどの工具を係合させて回転させるとボルト継手が共回りすることが多いため、作業性が悪く、他方のボルトを捩ったり、締め付け不良が生じたりすることがある。このような状況を回避するためには、ボルト継手の他方の端部にあるナットに別のスパナなどを係合させて作業を行う必要があるが、二つの工具がボルト継ぎ手を挟んで離れて位置するため作業性が悪い。また、それぞれの工具が隣り合うボルトに干渉して作業性を悪化させることがある。
一方、特許文献2記載の「転用可能なターンバックル」の場合、ターンバックルの長さが短く、貫通孔同士の距離がターンバックル金具長さと相対的に長い形状となっている。このため、ターンバックル金具の丸鋼を支えるナット係合面同士間において、吊り元ボルトと吊り下げボルトの水平ズレによる曲げモーメントが働くこととなる。従って、当該曲げモーメントを解消しようとして、構成部材の中で最も弾性限度の低い吊りボルトが連結部材の端部で急激に曲げられる結果、吊り元ボルトと吊り下げボルトの水平ズレが小さくなるように変形し(即ち、連結部材を斜めに保持するように変形し)、最終的には、連結部材端部において吊りボルトが剪断されることがある。また、剪断に至らない場合でも、連結部材から離れた側のナットの端部において吊りボルトが曲がって当該ナットが回動できなくなり、調整不能となることがある。
本発明が解決しようとする第1の課題は、吊りボルトに螺合されているナットの締緩作業を容易に行うことのできる吊りボルトの長さ調整機構を提供することにあり、第2の課題は、吊りボルトに螺合されているナットの締緩作業を容易に行うことができ、且つ、吊り元ボルトおよび吊り下げボルトが軸間距離を小さくするように変形して剪断されたり、ナットが回動不能となったりすることのない吊りボルトの長さ調整機構を提供することにある。
前記第1の課題を解決するため、本発明の吊りボルトの長さ調整機構は、互いに略平行を成すように配置された二つの貫通孔を有する連結部材と、前記貫通孔に対しそれぞれ反対方向から挿通された二本の吊りボルトと、前記貫通孔の両端から突出する前記吊りボルトにそれぞれ螺合されたナットと、前記ナットと前記連結部材端面との間に嵌合された平座金と、を備え、前記連結部材の少なくとも一部に、スパナなどの工具が係脱可能な係合部を設けたことを特徴とする。
このような構成とすれば、連結部材に設けられた二つの貫通孔にそれぞれ挿通された吊りボルトは、当該吊りボルトの長さの範囲内であれば連結部材に対して任意の位置に配置することが可能であり、配置後は、それぞれの貫通孔の両端から突出する当該吊りボルトに螺合されたナットで連結部材を狭持するように締め付けることによって各々の吊りボルトを連結部材に固定することができる。
この場合、スパナなどの工具をナットに係合させるとともに、当該ナットに接している連結部材に設けられた係合部に他の工具を係合させて締め付け作業を行うことができる。また、これらのナットを緩めるときも同様に作業を行うことができる。即ち、吊りボルトに螺合されているナットを締め付けたり、緩めたりする際に、スパナなどの工具を係合部に係合させて作業を行うことができるため作業性が良好であり、ナットの締緩作業を容易に行うことができる。
また、連結部材の貫通孔の長さなどによって制限されることなく、吊りボルトの長さに応じて従来のターンバックルよりも長いストロークを得ることができる。さらに、それぞれの吊りボルトはナットによって連結部材に固定されるため、二本の吊りボルトは右ネジまたは左ネジの1種類であればよいこととなり、締め付け方向の異なる2種類の吊りボルトを必要としない。さらに、ナットと連結部材の間に平座金を介在させたことにより、吊りボルトの長さ調整作業を行なうとき、平座金がナットと連結部材の間の緩衝材となるため、連結部材がアルミニウムなど柔らかな材質であっても摩擦によって発塵することがない。このため、クリーンルームなどの発塵を極端に嫌う環境においても、支障なく吊りボルトの長さ調整作業を行なうことができる。
また、前記第2の課題を解決するため、本発明の吊りボルトの長さ調整機構は、
互いに略平行を成すように配置された二つの貫通孔を有し当該貫通孔の軸心間距離Lmmである連結部材と、前記貫通孔に対しそれぞれ反対方向から挿通された外径Dmm、縦弾性係数EkN/mm2、降伏強さ(永久歪み0.2%)RpN/mm2であって荷重WNがかかる二本の吊りボルト(前記連結部材から突出する荷重のかかる長さlmm)と、前記貫通孔の両端から突出する前記吊りボルトにそれぞれ螺合されたナットと、前記ナットと前記連結部材端面との間に嵌合された平座金と、を備え、
前記連結部材中の二つの前記貫通孔が並存する領域において、
一方の前記貫通孔の開口端の中心と当該連結部材を挟んで反対側に位置する他方の前記貫通孔の開口端の中心とを結ぶ仮想線と、
一方の前記貫通孔の軸心と、の交差角度をθ=θ1+θ2としたとき、
sinθ1≦{(1/安全率)×Rp×(3/4)×D3}/(W×L×10)
θ2(rad)={W×sin(i+θ2)×l2}/(2×E×πD4/64)
を満たすようにしたことを特徴とする。
さらに、前記第2の課題を解決するため、本発明の吊りボルトの長さ調整機構は、
互いに略平行を成すように配置された二つの貫通孔を有する連結部材と、前記貫通孔に対しそれぞれ反対方向から挿通された二本の吊りボルトと、前記貫通孔の両端から突出する前記吊りボルトにそれぞれ螺合されたナットと、前記ナットと前記連結部材端面との間に嵌合された平座金と、を備え、
前記連結部材中の二つの前記貫通孔が並存する領域において、
一方の前記貫通孔の開口端の中心と当該連結部材を挟んで反対側に位置する他方の前記貫通孔の開口端の中心とを結ぶ仮想線と、
一方の前記貫通孔の軸心と、の交差角度を5度〜11度とし、
前記連結部材から突出する前記吊りボルトの荷重のかかる長さが450mm〜5500mmであることを特徴とする。
連結部材の長さが比較的短く、貫通孔間の距離が長い場合、連結部材の両端部をナットで締結した状態においては、吊り元ボルトと吊り下げボルトの水平ズレによる曲げモーメントが働くこととなる。この場合、当該曲げモーメントを解消しようとして、構成部材の中で最も弾性限度の低い吊りボルトが、連結部材の端部で急激に曲げられ、吊り元ボルトと吊り下げボルトの水平ズレが少なくなるように(連結部材を斜めに保持するように)変形し、最終的には連結部材端部において吊りボルトが剪断されることがある。また、剪断に至らなくても、ナットの連結部材から離れた側の端部において吊りボルトが曲がってナットが回動できなくなり、調整不能となることがある。
そこで、前述した構成とすれば、2本のつり元ボルトと吊り下げボルトの水平ズレによる曲げモーメント発生を抑えることができ、連結部材による2本の吊りボルトの保持が吊りボルトの弾性限度を超えた曲げによる吊りボルトの一部に過大な負荷が加わることがないため、優れた強度が得られる。従って、吊り元ボルトおよび吊り下げボルトが軸間距離を小さくするように変形して剪断されたり、ナットが回動不能となったりすることもない。
通常、建築用ターンバックルボルトの強度選定としては、JIS A 5542にあるように、短期許容応力相当の保証荷重として規定されている。M8では9.1Nf、M10では14.3Nfである。M10(有効径9mm)の場合は、吊りボルトの水平ズレが19mmであり、360kg/本(3.5kN/本)の荷重がかかるとすると、回転モーメントの中心はボルト水平ズレの中央なので、連結部材部分では、曲げモーメントM=3.5kN×(0.019/2)m=0.034kNmとなる。
吊りボルトはその断面形状が円形なので、断面の剪断応力分布として、ねじれなく荷重が加わった際に、剪断応力τmax=4/3×荷重/断面積となり、引っ張り応力より4/3大きくなる。また、丸棒の断面係数Z=D3/10である。よって、荷重が100%剪断力としてかかったとすると、
吊りボルトの剪断応力τは、最大引っ張り応力σmax=M/Zから、
τ=4/3×0.034kNm/9mm3×10
=4/3×34000Nmm/73mm2
=621N/mm2
となる。吊りボルトの降伏強さは225N/mm2(JIS G 3101)程度なので、100%では、この値を超えており、降伏した後の断面積が小さくなることで破断するおそれがある。
通常、ねじりも配慮した安全率を考慮して、ボルトの軸方向荷重または剪断荷重の許容応力Pt=(0.25〜0.5)×弾性限度Rp(降伏強さ永久歪み0.2%耐力)とすることが多い。よって、吊りボルトの剪断応力がこの許容応力となるように、
Pt=0.25×(最大剪断応力τmax/降伏強さRp)×Rp
とすればよい。従って、上記試算においては、
Pt=0.25×(225N/mm2/621N/mm2)×Rp
=0.091×Rp
となる。
従って、連結部材の開口端における軸心同士を結ぶ仮想線と直交するベクトル成分を、この0.091の係数を超えないように抑えれば安全となる。ここで、sin5.2度=0.091であるため、一方の前記貫通孔の開口端の中心と、当該連結部材を挟んで反対側に位置する、他方の前記貫通孔の開口端の中心とを結ぶ仮想線と、一方の前記貫通孔の軸心との交差角度θのうち、剪断応力で規定されるθ1=5.2度となる。
ここで、2つの吊りボルトのうち、連結部材に挿嵌された側と反対の端部の支持状態は、吊り元ボルトはインサートなどに嵌入されて締結され、吊り元ボルトは片持ち梁の形となる。対して吊り下げボルトは単純支持ばりの状態となる。そこで、以下、ボルト自体の撓みが少ない方の吊り元ボルトについて考える。ボルトのインサート端から連結部材開口端までの長さをlとすると、鋼の縦弾性係数E=210kN/mm2、丸棒断面の2次モーメントI=πD4/64より、
片持ち梁の撓み角i(rad)=Wl2/(2×E×I)
={3.5kN×sin(i+5.2)}×l2/(2×210kN/mm2×π
×9mm4/64)
={3.5N×sin(i+5.2)}×l2/135200
このボルトの撓み分は剪断応力を弱める方向に働くので、この撓み角をθ2とすると、連結部材の貫通孔の開口端の中心と、反対側にある他方の貫通孔開口端の中心とを結ぶ仮想線と、一方の貫通孔の軸心との交差角度θ=θ1+θ2とすればよい。
吊り元ボルトの連結部材から突出する荷重のかかる長さを200mmとすると、
撓み角i={3.5N×sin(i+5.2)}×(200mm)2/135200
={3.5N×sin(i+5.2)}×0.296
よって、撓み角iは約0.8度となる。
吊り元ボルトの連結部材から突出する荷重のかかる長さを300mmとすると、
撓み角i={3.5N×sin(i+5.2)}×(300mm)2/135200
={3.5N×sin(i+5.2)×0.666
よって、撓み角iは約1.8度となる。
吊り元ボルトの連結部材から突出する荷重のかかる長さを400mmとすると、
撓み角i={3.5N×sin(i+5.2)}×(400mm)2/135200
={3.5N×sin(i+5.2)}×1.18
よって、撓み角iは約4.2度となる。
吊り元ボルトの連結部材から突出する荷重のかかる長さを450mmとすると、
撓み角i={3.5N×sin(i+5.2)}×(450mm)2/135200
={3.5N×sin(i+5.2)}×1.50
よって、撓み角iは約7度となる。
吊り元ボルトの連結部材から突出する荷重のかかる長さを500mmとすると、
撓み角i={3.5N×sin(i+5.2)}×(500mm)2/135200
={3.5N×sin(i+5.2)}×1.85
よって、撓み角iは約12度となる。
吊りボルトの連結部材から突出する荷重のかかる長さを450mmとした場合、交差角度θ=θ1+θ2=7+5.2=12.2度となるが、11度未満とする。よって、一方の貫通孔の開口端中心と、他方の貫通孔の開口端中心とを結ぶ仮想線と、一方の貫通孔の軸心との交差角度が11度を超えないように、且つ、吊りボルトの長さを450mm以上にすればよい。
これを整理すると、連結部材の互いに略平行である二つの貫通孔の軸心間距離がLmmであり、貫通孔に対しそれぞれ反対方向から挿通される2本の吊りボルト(連結部材から突出する荷重のかかる長さlmm)が外径Dmmであり、縦弾性係数EkN/mm2であり、降伏強さ(永久歪み0.2%)RpN/mm2であり、荷重WNがかかるとすると、連結部材中の二つの貫通孔が並存する領域において、一方の貫通孔の開口端中心と、連結部材を挟んで反対側に位置する、他方の貫通孔の開口端中心とを結ぶ仮想線と、一方の貫通孔の軸心との交差角度θ=θ1+θ2は、
sinθ1≦{1/安全率×Rp×3/4×D3}/(W×L×10)
θ2(rad)={W×sin(i+θ2)×l2}/(2×E×πD4/64)
によって規定することができることが判る。
また、逆に、連結部材の長さが長い場合、吊り元ボルトと吊り下げボルトの軸心が離れている場合、各ボルトを連結部材に挿入する際に連結部材の穴の両端でボルトを強制的に曲げられて、連結部材内では両ボルトを軸間距離で平行に矯正する働きが強くなるので、連結部材の端部で剪断破断したり、連結部材の端部で雄ねじ部が噛んだりしてしまい、上下に動かなくなってしまうことがある。
これは、吊り元高さと吊り下げ対象物高さとの距離により決まることであるが、連結部材があまり長いと発生しやすい。また、連結部材製作コストも関連するので、M10のボルトで連結部材が210mm程度になるように、連結部材中の二つの貫通孔が並存する領域において、一方の貫通孔の開口端中心と、連結部材を挟んで反対側に位置する、他方の貫通孔の開口端中心とを結ぶ仮想線と、一方の貫通孔の軸心との交差角度θを5度〜11度とすることが望ましい。これにより、ボルトの強度を損なわずに、係合部が短い場合や長い場合の不具合が発生せず、調整をスムーズに行える。
なお、前記交差角度が11度より大きくなると、二つの貫通孔同士が離れた形状や、連結部材の長さ(貫通孔の軸心方向の長さ)が短い形状となるため、二本の吊りボルトに張力が付加されたとき、連結部材に大きな捩り力が生じたり、貫通孔の開口端付近の吊りボルトに大きな曲げ力が生じたりすることがある。逆に、前記交差角度が5度より小さくなると、二つの貫通孔同士が接近した形状や、連結部材の長さ(貫通孔の軸心方向の長さ)が長い形状となるため、連結部材の貫通孔内に位置する二つの吊りボルトを平行に保持しようとする作用が強くなり、貫通孔の開口端付近の吊りボルトに大きな負荷が加わることがある。このため、前記交差角度は5度〜11度の範囲内とすることが望ましい。
一方、前記係合部として、前記連結部材の外周の少なくとも一部に、前記貫通孔の軸心を挟んで互いに平行をなす少なくとも一対の平面部を設けることもできる。このような構成とすれば、少なくとも一対の平面部に対し、スパナなどの汎用工具を係合させて締緩作業を行うことができるため、施工性、汎用性が向上する。
また、二つの前記貫通孔を互いに軸方向に変位させて配置することもできる。このような構成とすれば、貫通孔の両端位置が互いに軸方向に変位した状態となり、貫通孔の両端から突出するボルトにそれぞれ螺合したナットが隣り合うことがないため、一つのナットを締め付けたり、緩めたりするときに隣のナットに干渉するのを防止することができる。
また、前記貫通孔の軸心間距離を、挿通される吊りボルトに適合する前記平座金外径と同等若しくは前記平座金外径に0.5mm未満の寸法を加えた寸法とし、前記貫通孔の内径を、前記吊りボルト外径に0.5mmを加えた寸法とすることもできる。
請求項1,2記載の発明により、吊りボルトに螺合されているナットの締緩作業を容易に行うことでき且つ、吊り元ボルトおよび吊り下げボルトが軸間距離を小さくするように変形して剪断されたり、ナットが回動不能となったりすることのない吊りボルトの長さ調整機構を提供することができる。
以下、図面に基づいて、本発明の実施の形態について説明する。図1は本発明の第1の実施形態である吊りボルトの長さ調整機構を示す斜視図、図2は図1に示す吊りボルトの長さ調整機構を構成する連結部材の斜視図、図3は図1に示す吊りボルトの長さ調整機構の一部を示す分解図、図4は図1に示す吊りボルトの長さ調整機構の使用状態を示す図である。
図1〜図4に示すように、本実施形態の吊りボルトの長さ調整機構10(以下、長さ調整機構10という。)は、互いに平行を成すように配置された二つの貫通孔11a,11bを有する連結部材11と、これらの貫通孔11a,11bに対しそれぞれ反対方向から挿通された二本の吊りボルト12,13と、貫通孔11a,11bの両端から突出する吊りボルト12a,13aにそれぞれ螺合された合計4個のナット14a,14b,15a,15bと、を備えている。また、スパナなどの工具が係合可能な係合部として、連結部材11の外周に、それぞれの貫通孔11a,11bの軸心Cを挟んで平行をなす合計二対の平面部11c,11dを設けている。吊りボルト12,13のそれぞれの基端部には、他の部材に係止するためのネジ孔12b,13bを有する羽子板部12c,13cが設けられている。ナット14a,14b,15a,15bと貫通孔11a,11bの両端との間にはそれぞれ座金Wが介在されている。
図2に示すように、連結部材11においては、二つの貫通孔11a,11bが、その軸心Cが互いに平行を成すように配置され、これらの軸心Cと直交する方向の面が略8字形状を成すように形成されている。吊りボルト12,13の外径は、貫通孔11a,11bの内径より小さいため、ナット14a,14b,15a,15bで固定されていない状態であれば、吊りボルト12,13はそれぞれ貫通孔11a,11b内において軸心C方向に移動自在である。また、本実施形態の連結部材11はアルミニウム合金の引き抜き加工材によって形成されているが、その材質、形状、製造方法などは、これに限定するものではない。
図3に示すように、吊りボルト12にナット14bを螺合させ、連結部材11の貫通孔11aの長さよりも深い位置までねじ込んで座金Wを取り付けた後、吊りボルト12の先端部12aを貫通孔11aに挿通する。そして、貫通孔11aの反対側から突出した吊りボルト12の先端部12aに座金Wを取り付けるとともにナット14aを螺合させる。同様に、吊りボルト13にナット15bを螺合させ、連結部材11の貫通孔11bの長さよりも深い位置までねじ込んで座金Wを取り付けた後、吊りボルト13の先端部13aを貫通孔11bに挿通し、貫通孔11bの反対側から突出した吊りボルト13の先端部13aに座金Wを取り付けるとともにナット15aを螺合させると、長さ調整機構10が形成される。
連結部材11の二つの貫通孔11a,11bにそれぞれ挿通された吊りボルト12,13は、当該吊りボルト12,13の長さの範囲内であれば連結部材11に対し任意の位置に配置することができ、配置後は、それぞれの貫通孔11a,11bの両端から突出する吊りボルト12,13に螺合されたナット14a,14bおよびナット15a,15bで連結部材11を狭持するように締め付けることによって各吊りボルト12,13を連結部材11に固定することができる。従って、連結部材11の貫通孔11a,11bの長さなどによって制限されることなく、吊りボルト12,13の長さに応じて従来のターンバックル80(図8参照)などよりも長いストロークを得ることができる。
締め付け作業において、スパナなどの工具をナット14a,14b,15a,15bに係合させたとき、当該ナット14a,14b,15a,15bに接している連結部材11に設けられた平面部11c,11dに他の工具を係合させて作業を行うことができる。また、これらのナット14a,14b,15a,15bを緩めるときも同様に作業を行うことができる。このように、吊りボルト12,13に螺合されているナット14a,14b,15a,15bを締め付けたり、緩めたりするときに、スパナなどの工具を平面部11c,11dに係合させて作業を行うことができるため、作業性が良好であり、ナット14a,14b,15a,15bの締緩作業を容易に行うことができる。
図4(b)に示すように、長さ調整機構10を使用して、建築物(図示せず)の梁16に設備部材19を吊り下げる場合、吊りボルト13の羽子板部13cのネジ孔13bに差し込んだネジ18を設備部材19に螺着させ、吊りボルト12の羽子板部12cのネジ孔12bに差し込んだネジ17を梁16に螺着させる。これによって設備部材19は梁16に吊り下げ保持されるため、貫通孔11a,11bの両端から突出する吊りボルト12,13に螺合されたナット14a,14bおよびナット15a,15bを回転させ連結部材11に対する螺着位置を変更することにより、設備部材19の高さ調整を行うことができる。
また、施工現場の都合などにより、設備部材19を本来の取り付け高さよりも高い位置に保持しておきたい場合、図3,図4(a)に示すように、連結部材11の貫通孔11bに対して吊りボルト13を深く差し込み、ナット15a,15bで固定することによって対応することができる。そして、図4(b)に示すように、連結部材11の貫通孔11bに対する吊りボルト13の位置を本来の位置まで戻し、ナット15a,15bで固定すれば、設備部材19を所定の高さに吊り下げ保持することができる。従って、連結部材11の貫通孔11a,11bの長さなどで制限されることなく、吊りボルト12,13の長さに応じた長いストロークを確保することができる。
また、二本の吊りボルト12,13はナット14a,14bおよびナット15a,15bによって連結部材11に固定されるため、これらの吊りボルト12,13は、締め付け方向の異なる2種類の吊りボルトとする必要がなく、右ネジまたは左ネジボルト1種類のみであればよいこととなる。従って、大規模建築物などにおいて大量の個数を必要とする場合でも比較的容易に入手することができる。さらに、連結部材11は、アルミニウム合金の引き抜き加工材で形成しているため、均一性に優れた連結部材11を大量生産することができる。従って、大量の連結部材11を必要とする場合にも容易に対応することができる。なお、前述した組み立て手順は一例であって、これに限定するものではないので、施工現場の状況に応じた組み立て手順を採ることができる。
次に、図5,図6を参照して、図1に示す長さ調整機構10のその他の使用状態について説明する。図5,図6は図1に示す長さ調整機構のその他の使用状態を示す図である。
図5に示す使用状態においては、二つの長さ調整機構10を垂直方向に配置することにより、梁16aに設備部材19aを吊り下げるとともに、もう一つの長さ調整機構10を斜めに配置することによって梁16aと設備部材19aとを連結している。このような構成とすれば、設備部材19aがその長手方向に揺動しない構造となるので、耐震補強機能を得ることができる。
図6に示す使用状態においては、垂直に配置された一つの長さ調整機構10を挟んで二つの長さ調整機構10をV字状に配置することによって、梁16bに設備部材19bを吊り下げている。設備部材19bは、合計三つの長さ調整機構10によって吊り下げ保持されるため、比較的重い設備部材19bであっても安全に保持することができる。
次に、図7,図8を参照して、本実施形態の長さ調整機構を構成する連結部材について説明する。図7は図1に示す長さ調整機構を構成する連結部材を示す正面図、図8は連結部材に関するその他の実施形態を示す正面図である。
図1〜図6に示す長さ調整機構10を構成する連結部材11は、図7に示すように、連結部材11中の二つの貫通孔11a,11bが並存する領域Z1において、一方の貫通孔11aの開口端11axの中心C1と、当該連結部材11を挟んで反対側に位置する、他方の貫通孔11bの開口端11bxの中心C2と、を結ぶ仮想線Xと、一方の貫通孔11aの軸心Cとの交差角度R1を10度としている。従って、二本の吊りボルト12,13(図1参照)をそれぞれ連結部材11の貫通孔11a,11b内において安定保持することができ、吊りボルト12,13や連結部材11の一部に過大な負荷が加わることがなく、優れた強度が得られる。交差角度R1は10度に限定するものではないので、使用条件に応じて変更することができるが、5度〜11度の範囲内とすることが望ましい。
図8に示す連結部材31は、二つの貫通孔11a,11bを互いに軸心C方向に変位した形状をなしている。連結部材31中の二つの貫通孔11a,11bが並存する領域Z2において、一方の貫通孔11aの開口端11ayの中心C3と、当該連結部材31を挟んで反対側に位置する、他方の貫通孔11bの開口端11byの中心C3と、を結ぶ仮想線Yと、一方の貫通孔11aの軸心Cとの交差角度R2を10度としている。従って、前述と同様、二本の吊りボルト12,13(図1参照)をそれぞれ連結部材31の貫通孔11a,11b内において安定保持することができ、吊りボルト12,13や連結部材31の一部に過大な負荷が加わることがなく、優れた強度が得られる。交差角度R2は10度に限定するものではないので、使用条件に応じて変更することができるが、4度〜11度の範囲内とすることが望ましい。
なお、図1〜図6に示す連結部材11および後述する図9〜図10に示す連結部材21,41は、前述した交差角度R1,R2が11度より大きくなるような形状で表示されているが、これは図面スペースの都合により、連結部材11,21,31の軸心C方向の長さを縮めて表示する必要があったためである。
次に、図9〜図11を参照して、本発明のその他の実施の形態について説明する。図9は本発明の第2の実施形態である長さ調整機構を示す斜視図、図10は図9に示す長さ調整機構を構成する連結部材の斜視図、図11は連結部材に関するその他の実施の形態を示す正面図である。なお、図9に示す高さ調整機構20において、図1〜図4に示す高さ調整機構10と同じ構造、機能を有する部分はそれぞれ同じ符号を付して説明を省略する。
図9に示すように、本実施形態の吊りボルトの高さ調整機構20は、図2で示した連結部材11の代わりに、図10に示す連結部材21を用いて構成されている。この連結部材21は、図10に示すように、軸心Cが互いに略平行を成すように配置された二つの貫通孔21a,21bを有し、それぞれの外周面には、工具の係合部として、軸心Cを挟んで互いに平行をなす三対の平面部23が形成されている。また、貫通孔21a,21bの内径は、吊りボルト12,13の外径より大であるため、ナット14a,14b,15a,15bで固定されていない状態であれば、吊りボルト12,13はそれぞれ貫通孔21a,21b内において軸心C方向に移動自在である。
このような構成とすれば、吊りボルト12,13に螺合されているナット14a,14b,15a,15bを締め付けたり、緩めたりする際に、スパナなどの締め付け工具を平面部23に係合させて作業を行うことができるため、作業性が良好である。なお、連結部材21は、貫通孔21a,21bを有する2つの六角柱状部材21x,21yを、軸心Cが互いに略平行を成すように配置し、接合部分を溶接部22で固着することによって形成されているが、これに限定するものではないので、引き抜き加工材によって形成することもできる。
また、図11に示すように、六角柱状部材21x,21yをそれぞれの軸心C方向に変位させて配置し、接合部分を溶接部22で固着することによって連結部材41を形成することもできる。このような構成とすれば、二つの貫通孔21a,21bは互いに軸心C方向に変位した状態となり、貫通孔21a,21bの両端位置も軸心C方向に変位し、段差部24が形成される結果、貫通孔21a,21bから突出する吊りボルト(図示せず)にそれぞれ螺合されるナット(図示せず)同士が隣接することがなくなるため、一つのナットを締め付けたり、緩めたりするときに隣のナットに干渉することがない。
本発明の吊りボルトの長さ調整機構は、建設業などの産業分野において、空調用ダクトなどの比較的軽い設備部材を建築物の天井や梁などから吊り下げ保持する手段として広く利用することができる。
本発明の第1の実施形態である長さ調整機構を示す斜視図である。 図1に示す長さ調整機構を構成する連結部材の斜視図である。 図1に示す長さ調整機構の一部を示す分解図である。 図1に示す長さ調整機構の使用状態を示す図である。 図1に示す長さ調整機構のその他の使用状態を示す図である。 図1に示す長さ調整機構のその他の使用状態を示す図である。 図1に示す長さ調整機構を構成する連結部材を示す正面図である。 連結部材に関するその他の実施形態を示す正面図である。 本発明の第2の実施形態である長さ調整機構を示す斜視図である。 図9に示す長さ調整機構を構成する連結部材を示す斜視図である。 連結部材に関するその他の実施の形態を示す正面図である。 従来のターンバックルを示す斜視図である。
符号の説明
10,20 長さ調整機構
11,21,31,41 連結部材
11a,11b,21a,21b 貫通孔
11c,11d,23 平面部
11ax,11ay,11bx,11by 開口端
12,13 吊りボルト
12a,13a 先端部
12b,13b ネジ孔
12c,13c 羽子板部
14a,14b,15a,15b ナット
16,16a,16b 梁
17,18 ネジ
19,19a,19b 設備部材
21x,21y 六角柱状部材
22 溶接部
24 段差部
C 軸心
C1,C2,C3,C4 中心
R1,R2 交差角度
W 座金
X,Y 仮想線
Z1,Z2 領域

Claims (5)

  1. 互いに略平行を成すように配置された二つの貫通孔を有し当該貫通孔の軸心間距離Lmmである連結部材と、前記貫通孔に対しそれぞれ反対方向から挿通された外径Dmm、縦弾性係数EkN/mm 2 、降伏強さ(永久歪み0.2%)RpN/mm 2 であって荷重WNがかかる二本の吊りボルト(前記連結部材から突出する荷重のかかる長さlmm)と、前記貫通孔の両端から突出する前記吊りボルトにそれぞれ螺合されたナットと、前記ナットと前記連結部材端面との間に嵌合された平座金と、を備え、
    前記連結部材中の二つの前記貫通孔が並存する領域において、
    一方の前記貫通孔の開口端の中心と当該連結部材を挟んで反対側に位置する他方の前記貫通孔の開口端の中心とを結ぶ仮想線と、
    一方の前記貫通孔の軸心と、の交差角度をθ=θ 1 +θ 2 としたとき、
    sinθ 1 ≦{(1/安全率)×Rp×(3/4)×D 3 }/(W×L×10)
    θ 2 (rad)={W×sin(i+θ 2 )×l 2 }/(2×E×πD 4 /64)
    を満たすようにしたことを特徴とする吊りボルトの長さ調整機構。
  2. 一方の前記貫通孔の開口端の中心と当該連結部材を挟んで反対側に位置する他方の前記貫通孔の開口端の中心とを結ぶ仮想線と、
    一方の前記貫通孔の軸心と、の交差角度θを5度〜11度とし、
    前記連結部材から突出する前記吊りボルトの荷重のかかる長さが450mm〜5500mmであることを特徴とする請求項1記載の吊りボルトの長さ調整機構。
  3. 前記係合部として、前記連結部材の外周の少なくとも一部に、スパナなどの締結工具が係脱可能であって、前記貫通孔の軸心を挟んで互いに平行をなす少なくとも一対の平面部を設けたことを特徴とする請求項1または2記載の吊りボルトの長さ調整機構。
  4. 二つの前記貫通孔を互いに軸方向に変位させて配置したことを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の吊りボルトの長さ調整機構。
  5. 前記貫通孔の軸心間距離は、挿通される吊りボルトに適合する前記平座金外径と同等若しくは前記平座金外径に0.5mm未満の寸法を加えた寸法であり、前記貫通孔の内径は前記吊りボルト外径に0.5mmを加えた寸法であることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の吊りボルトの長さ調整機構。
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