JP4765765B2 - 電子楽器システム及びそのためのプログラム - Google Patents

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Description

この発明は、複数の任意の音楽機器を拡張性のある汎用の通信接続手段で接続し全体としてユーザ所望の楽器を構成することができる電子楽器システムに関する。
最近の電子楽器では、電子楽器とは別体に構成された音源装置などの音楽機器を通信ケーブルで電子楽器に接続して音源などの音楽的機能を所望のものに拡張することができる。例えば、特許文献1には、電子楽器と外部の音源装置をUSB(Universal Serial Bus)等の通信接続手段で接続したときにその通信経路を設定する技術が開示されている。
特開2006−65178号公報
複数の任意の音楽機器を繋いでユーザ所望の楽器を構築することが考えられる。しかしながら、従来技術は、全体を1つの楽器と見た場合、楽器の構成要素である2つの音楽機器を1対1に使うもので、それ以上の音楽機器を繋いでユーザ所望の楽器を得ようとするものではない。また、一般的に複数の任意の音楽機器をMIDIで繋ぐことができるが、MIDIでは音楽機器間を物理結線するのも論理結線の設定をするのも難しかしい。
この発明は、このような事情に鑑み、複数の任意の音楽機器を繋ぐことで、簡単に、カスタマイズしたりスケーラブルに拡張してユーザの好みに応じた楽器を構築することができる電子楽器システムを提供することを目的とする。
この発明の主たる特徴に従うと、複数の音楽機器(EM:EMa,EMb,…)を拡張性のある通信接続手段(CB,UH)で接続することにより1つの楽器として機能する電子楽器システムであって、通信接続手段(CB,UH)で接続される複数の音楽機器(EM:EMa,EMb,…)は、それぞれ、当該音楽機器の種類を表わす機器情報を保持し、これらの音楽機器(EM:EMa,EMb,…)のうち1つの音楽機器(EMa)は、他の音楽機器(EMb,…)が通信接続手段(CB,UH)で接続されたことを検知する接続検知手段(A2)と、接続検知手段(A2)により相互に接続されたことが検知された音楽機器(EMa,EMb,…)から機器情報を取得し、実際の音楽機器接続状態(Pa:Pa1,Pa2)を確認する接続状態確認手段(A2)と、通信接続手段(CB,UH)により実現可能な複数の音楽機器の組合せ(Pc;Index1〜Indexn)に対応して記述され、各音楽機器(EM)の間で音楽データを転送する経路(〔a〕,〔b〕,…)を指定する複数の経路ルール情報(Rt:Rt1〜Rtn)を取得するルール取得手段(A4)と、ルール取得手段(A4)により取得された複数の経路ルール情報(Rt)のうち、接続検知手段(A2)により接続されたことが検知された音楽機器と一致しない音楽機器の個数が最小となる組合せに対応する経路ルール情報を、接続状態確認手段(A2)により確認された実際の音楽機器接続状態(Pa)に対応する経路ルール情報(Rt)として選択するルール選択手段(A3,A4)と、ルール選択手段(A3,A4)により選択された経路ルール情報(Rt)で指定される経路(〔a〕,〔b〕,…)に従って音楽データを転送するデータ転送手段(A10,A11;8)とを具備する電子楽器システム〔請求項1〕、並びに、夫々が当該音楽機器の種類を表わす機器情報を保持する複数の音楽機器(EM:EMa,EMb,…)を拡張性のある通信接続手段(CB,UH)で接続することにより1つの楽器として機能する電子楽器システムにおいて1つの音楽機器として機能するコンピュータ(EMa)に、他の音楽機器(EMb,…)が通信接続手段(CB,UH)で接続されたことを検知する接続検知ステップ(A2)と、接続検知ステップ(A2)で相互に接続されたことが検知された音楽機器(EMa,EMb,…)から機器情報を取得し、実際の音楽機器接続状態(Pa:Pa1,Pa2)を確認する接続状態確認ステップ(A2)と、通信接続手段(CB,UH)により実現可能な複数の音楽機器の組合せ(Pc;Index1〜Indexn)に対応して記述され、各音楽機器(EM)の間で音楽データを転送する経路(〔a〕,〔b〕,…)を指定する複数の経路ルール情報(Rt:Rt1〜Rtn)を取得するルール取得ステップ(A4)と、ルール取得ステップ(A4)で取得された複数の経路ルール情報(Rt)のうち、接続検知手段(A2)により接続されたことが検知された音楽機器と一致しない音楽機器の個数が最小となる組合せに対応する経路ルール情報を、接続状態確認ステップ(A2)で確認された実際の音楽機器接続状態(Pa)に対応する経路ルール情報(Rt)として選択するルール選択ステップ(A3,A4)と、ルール選択ステップ(A3,A4)で選択された経路ルール情報により指定される経路(〔a〕,〔b〕,…)に従って音楽データを転送するデータ転送ステップ(A10,A11)とから成る手順を実行させる電子楽器のためのプログラム〔請求項3〕が提供される。なお、括弧書きは実施例の参照記号、用語、箇所等を表わし、以下においても同様である。
また、この発明による電子楽器システムにおいて、実際の音楽機器接続状態(Pa:Pa1,Pa2)は、通信接続手段(CB,UH)で接続し得る複数の音楽機器の夫々について実際に接続されているか否かを示す接続有無情報〔図1(2),図2:「1」、「0」〕で表現され、実現可能な各音楽機器の組合せ(Pc;Index1〜Indexn)は、複数の音楽機器の夫々について接続の有無を示す接続有無情報〔図3:「1」、「0」〕で表現され、ルール選択手段(A3,A4)は、前者接続有無情報(Pa)に一致する後者接続有無情報で表現される音楽機器の組合せ(Pc)に対応して記述された経路ルール情報(Rt)を選択する〔請求項2〕ように構成することができる。
この発明によると(請求項1,3)、USBなどの拡張性のある通信接続手段(CB,UH)で複数の音楽機器(EM:EMa,EMb,…)をネットワーク接続することにより、1つの楽器として機能する電子楽器システムを提供することができる。通信接続手段(CB,UH)で接続される複数の音楽機器(EM)は、それぞれ、当該音楽機器の種類を表わす機器情報を保持している。また、これらの音楽機器(EM)のうち、「ホスト音楽機器」と呼ばれる1つの音楽機器(EMa)は、通信接続手段(CB,UH)により実現可能な複数の音楽機器の組合せ(Pc;Index1〜Indexn)に対応してそれぞれ記述された複数の経路ルール情報(Rt:Rt1〜Rtn)を取得することができる(A4;3,SV)。ここで、各経路ルール情報(Rt)は、各音楽機器の組合せ(Pc)において音楽機器(EM)の間で音楽データを転送する経路(論理結線:〔a〕,〔b〕,…)を指定する機能を有する(図4)。
この電子楽器システムにおいて、ホスト音楽機器(EMa)は、他の音楽機器(EMb,…)が通信接続手段(CB,UH)で接続されると(A2)、相互に接続された音楽機器(EMa,EMb,…)から機器情報を取得し、実際の音楽機器接続状態(Pa:Pa1,Pa2)を確認し(A2)、複数の経路ルール情報(Rt)のうち、接続を確認した音楽機器と一致しない音楽機器の個数が最小となる組合せに対応する経路ルール情報を、実際の音楽機器接続状態(Pa)に対応する経路ルール情報(Rt)として自動的に選択・保持する(A3,A4)。そして、この経路ルール情報(Rt)で指定される経路(〔a〕,〔b〕,…)に従って音楽データを転送する(A10,A11;8)。つまり、ホスト音楽機器(EMa)は、ネットワーク上にどんな音楽機器が実際に接続されているかを調べ、調べられた実際の機器接続状況に応じて最適な論理結線を設定し1台の所望の電子楽器システムを構築する。
従って、この発明によれば、電子楽器システムを構成する音楽機器の接続端子は、USBなどの拡張性のある通信接続手段に統一することができ、各音楽機器間の物理結線が簡単になり、論理結線などの設定を自動化することができる。これにより、複数の任意の音楽機器を繋ぐだけで、簡単に、カスタマイズしたりスケーラブルに拡張してユーザの好みに応じた電子楽器システムを構築することができる。
また、この発明の電子楽器システムでは、予め設定される実現可能な複数の音楽機器の組合せ(Pc;Index1〜n)については、通信接続手段(CB,UH)で接続し得る複数の音楽機器の夫々について接続の有無を示す接続有無情報〔図3:「1」、「0」〕のパターン(モデル接続パターンPc)で表現し、実際の音楽機器接続状態(Pa)についても、複数の音楽機器の夫々について実際に接続されているか否かを示す接続有無情報〔図1(2),図2:「1」、「0」〕のパターン(実接続パターンPa)で表現する。そして、経路ルール情報(Rt)を選択する際には、検出された実接続パターン(Pa)と予め設定された複数のモデル接続パターン(Pc)とを比較し、実接続パターン(Pa)に一致するモデル接続パターン(Pc)に対応して記述された経路ルール情報(Rt)を選択する(請求項2)。従って、この発明によれば、種々の音楽機器の組合せに対応して予め設定された経路ルール情報の中から実際の音楽機器接続状態に最も適した経路ルール情報を選択し最適な論理結線を設定することができる。
〔電子楽器システムの概要〕
この発明の一実施例による電子楽器システムでは、音源装置(TG)を含む複数の任意の音楽機器(電子音楽装置)をUSBなどの拡張性のある通信接続手段で接続することによって、任意の電子楽器機能を有する1つの楽器が構築される。図1は、この発明の一実施例による電子楽器システムの概要説明図であり、図1(1)は音源装置のハードウエア構成ブロック図を表わす。音源装置(TG)EMaは、楽音信号生成などに関する楽音情報処理機能を有する一種のコンピュータであり、中央処理装置(CPU)1、ランダムアクセスメモリ(RAM)2、読出専用メモリ(ROM)3、検出回路4、表示回路5、音源回路6、効果回路7、USBホストインターフェース(I/F)8、通信インターフェース(I/F)9などを備え、これら要素1〜9はバス10を介して互いに接続される。
CPU1は、RAM2及びROM3と共にデータ処理部として機能し、所定の制御プログラムに従い、タイマ11によるクロックを利用して所定の楽音情報処理を実行する。この楽音情報処理には、USBホストI/F8と共に実行されるホスト処理と呼ばれる音楽データ転送経路の設定・制御が含まれる。RAM2は、これらの処理に際して必要な各種データを一時記憶するためのワーク領域として用いられ、例えば、ホスト処理の際には、機器テーブル(At)作成領域や経路ルール(Rt)設定領域が確保される。また、ROM3には、これらの処理を実行するための各種制御プログラムや、構成テーブル(Ct)、経路ルール情報(Rt)などの制御データが予め記憶され、この音楽機器EMaの種類が音源装置(TG)であることを表わす機器情報がディスクリプタとして記述される。
また、通信I/F9にはインターネットやLAN等の通信ネットワークCNを介してサーバコンピュータSV等が接続され、サーバコンピュータSVからの制御プログラムや制御データ等をRAM2にロードして利用することもできる。
検出回路4は、操作パネル上に設けられた設定操作子12に対するユーザの操作内容を検出しデータ処理部に導入する。表示回路5は、LCD等のディスプレイ(表示器)や各種インジケータを含む表示器類13の表示・点灯内容をCPU1からの指令に従って制御し、操作子12の操作に対する表示援助や演奏内容の表示などを行うことができ、これらの要素4,5,12,13はユーザインターフェースとして機能する。
音源回路6は、演奏データの各楽音に対応する波形をもつオーディオデータを生成し、効果付与DSPを有する効果回路7は、このオーディオデータに当該演奏データに基づく効果を付与したオーディオデータを生成する。両回路6,7は、オーディオデータ生成部(音源部ともいう)として機能し、ソフトウエアで構成することができる。効果回路7に後置されたサウンドシステム14は、D/A変換部やアンプ、ヘッドフォンスピーカを備え、音源部6,7からのオーディオデータに基づく楽音を発生する。
USBホストI/F8は、外部の音楽機器から演奏データを音源部6,7に入力するための仮想的なMIDI入力端子としての機能や、音源部6,7からのオーディオデータを外部の音楽機器に出力するための仮想的なAudio出力端子としての機能などを備えている。また、USBホストI/F8にはUSBケーブルCBが接続され、この音源装置(TG)EMaは、USBケーブルCBを含むUSBネットワークを通じてUSBに対応した他の音楽機器が接続される。図1(1)の例では、中継装置として機能するUSBハブ装置(hub)UHにUSBケーブルCBをスター状に接続したUSBネットワークが構成され、鍵盤演奏に基づき鍵盤演奏データを生成する鍵盤装置(KB)EMb等を含む他のUSB対応音楽機器EMb,…が、このUSBネットワークで接続される。ここで、音源装置EMaは、USBホストの音楽機器として機能し「ホスト機器」又は「本体機器」と呼ばれ、また、他の音楽機器EMb,…はUSBクライアントとして機能し「クライアント機器」又は「外部機器」と呼ばれる。
つまり、音源装置(TG)EMaは、USBホストI/F8を通じてUSBネットワークで接続された他の音楽機器EMb,…からの機器情報を取得することができ、取得した機器情報に基づいて、各音楽機器EMi:EMa,EMb,…からの音楽データが転送されるべき各転送先EMjを決定し、USBホストI/F8は、或る音楽機器EMiの音楽データを受けると、当該音楽データに対して決定された転送先の音楽機器EMjに転送する。例えば、鍵盤装置(KB)EMbから鍵盤演奏データを受けると、これを音源装置(TG)EMaの仮想的なMIDI入力端子に渡し、また、音源部6,7からオーディオデータを受けると、これを音源装置(TG)EMaの仮想的なAudio出力端子に渡す。このように複数の音楽機器EMa,EMb,…の間で種々の音楽情報を送受し合うことにより、1つの楽器として機能する電子楽器システムが構成される。
図1(2)は、この電子音楽システムの一構成例を構成例1として示す。構成例1では、左側の物理結線に示すように、USBホストの音源装置(TG)EMaに、USBケーブルCB及びUSBハブ装置UHを介して、鍵盤装置(KB)EMbの外、鍵盤装置EMbの鍵盤演奏データや自身の打ち込み等に基づいてシーケンサ演奏データを作成するシーケンサ装置(SQ)EMc、任意の入力オーディオデータを混合して任意のオーディオ処理機器に出力するミキサ装置(MX)EMd、ミキサ装置EMdからのオーディオデータに効果を付与してミキサ装置EMdに返すエフェクタ装置(EF)EMe、及び、任意の入力オーディオデータをD/A変換及び増幅してスピーカから楽音を発生するスピーカ装置(パワードスピーカSP)EMfが、それぞれ、USBケーブルCBで接続される。
構成例1によると、例えば、鍵盤装置EMbの鍵盤演奏データを音源及びシーケンサ装置EMa,EMcに出力し、シーケンサ装置EMcのシーケンサ演奏データを音源装置EMaに出力し、音源及びエフェクタ装置EMa,EMeのオーディオデータをミキサ装置EMdに出力し、ミキサ装置EMdのオーディオデータをエフェクタ及びスピーカ装置EMe,EMfに出力する。このようなデータ授受により、構成例1の電子音楽システムは1つの楽器として機能することができる。
なお、電子楽器システムの構成要素となる音楽機器には、この外に、ペダル鍵盤などの演奏操作に基づき演奏データや演奏制御データを生成するフットコントローラ(FC)、独立して演奏データのピッチやモジュレーション等を制御する演奏制御データを生成するホイール装置(WH)、独立してフェーダや楽音発生条件設定スイッチ類として機能する他の補助操作装置(AX)、種々の演奏データをCD等の所定の記録媒体に記録するレコーダ装置(RC)、独立して演奏内容に対応する表示を行う表示装置(DP)、演奏データを保存するストレージ装置(ST)などがある。また、システム構成要素となる音楽機器は、それぞれ、音源装置EMaと同様に、データ処理部及びユーザインターフェースやUSBI/Fを備えると共に、夫々に特有の音楽情報処理に対応する装備を有し、自身の機器種類を表わす機器情報をディスクリプタとして保持する。
この電子楽器システムでは、上述のように、楽器の各部をUSB機器EMa,EMb,…で構成し、各USB機器EMa,EMb,…は、自身の機器情報をディスクリプタとして持っている。ホスト機器である音源装置EMaは、USBネットワークに接続された各機器のディスクリプタから得られる機器情報から、ネットワーク上にどんな機器が在るか物理結線を調べて機器テーブルAtをRAM2上に作成する。そして、機器テーブルAtが示す物理結線の状況に応じて対応する経路ルール情報Rtを求め、経路ルール情報Rtに従って、各機器間における音楽データの送受関係を示す論理結線を決定することにより、最適な1台の楽器として機能する楽器システムを構築する。
機器テーブルAtは、USBネットワークで接続して楽器を構成し得る最大数(m)の音楽機器に対応して予め設定された構成機器番号(単に「機器番号」とも、機器テーブルアドレスともいう)1,2,…,mに、接続有無情報「1」,「0」を記述して、システムの実際の音楽機器接続状態を表現したテーブルであり、RAM2の機器テーブル作成領域にに記憶される。各接続有無情報「1」,「0」は、各構成機器番号に対応する音楽機器が実際に接続されているか否かを示す。
各構成機器番号は、例えば、図1(2)右側のテーブル中欄に示すように、機器番号1=音源装置TG、機器番号2=鍵盤装置KB、機器番号3=ホイール装置WH、機器番号4=シーケンサ装置SQ、機器番号5=ミキサ装置MX、機器番号6=エフェクタ装置EF、機器番号7=スピーカ装置SP、機器番号8=フットコントローラ、…のように、音楽機器の種類に対応して設定される。各機器番号に対応する音楽機器がUSBネットワーク上に存在するか否か物理結線が調べられ、同テーブル右欄に示すように、当該音楽機器が存在する場合は当該機器番号に接続有無情報=「1」を記述し、当該音楽機器が存在しない場合には当該機器番号に接続有無情報=「0」を記述する。これらの接続有無情報からなるデータ列は、実接続パターンPaと呼ばれる。
例えば、図1(2)左側のような物理結線のように接続された場合は、USBホスト機器EMaは、相互に接続された自身のディスクリプタ及び他のUSB機器EMb〜EMfのディスクリプタから、音源装置TG、鍵盤装置KB、シーケンサ装置SQ、ミキサ装置MX、エフェクタ装置EF及びスピーカ装置SPが、USBネットワーク上に存在することが調べられ、図1(2)右側の機器テーブルAt1に示すように、各音楽機器に対応する機器番号に接続有無情報=「1」を記述し、他の機器番号に接続有無情報=「0」を記述する。これにより、実接続パターンPa1=「11011110…」が得られる。
図2は、この電子音楽システムの他の構成例として、最も簡単な機器構成である構成例2を示す。構成例2では、図2左側の物理結線に示すように、USBホストの音源装置(TG)EMaには、USBケーブルCBを介して鍵盤装置(KB)EMbが接続されるだけである。従って、構成例2の物理結線については、図2右側に示すように、実接続パターンPa2=「110…」を持つ機器テーブルAt2が得られる。
この電子楽器システムのホスト音楽機器EMaには、USBネットワーク上にある音楽機器の物理結線状況に対応する論理結線を決定するために経路ルール情報Rtが用意され、この経路ルール情報Rtは、ROM3或いはサーバコンピュータSVから取得することができる。また、機器テーブルAtの実接続パターンPa:Pa1,Pa2から、対応する経路ルール情報Rtを求めるために、電子楽器システムの実現を可能にする種々の物理結線状況を表わすモデル接続パターンPcに対応して参照される経路ルール情報Rtをインデックス番号で規定した構成テーブルCtが用意され、構成テーブルCtも、ROM3或いはサーバコンピュータSVから取得することができる。図3は、ホスト音楽機器に用意される構成テーブルの一例を示し、図4は、構成テーブルのインデックスにより参照される経路ルール情報の一例を示す。
構成テーブルCtは、図3に示すように、USBネットワークに物理的に接続して電子楽器システムを構成し得る全ての音楽機器の組合せを表わすパターンPcに、経路ルール情報Rtへの参照情報を示すインデックス(Index1〜n)を対応させたテーブルであり、これらのパターンPcは、上述のように、モデル接続パターンと呼ばれる。各モデル接続パターンPcは、機器テーブルAt:At1,At2と同様に、USBネットワークの接続により楽器の構成要素になり得る音楽機器に対応する機器番号に、USBネットワークに物理的に接続される音楽機器については接続有無情報=「1」を記述し、結線されていない音楽機器については接続有無情報=「0」を記述したものである。従って、各モデル接続パターンPcにおいて、接続有無情報=「1」が記述された音楽機器は、設定された組合せに従って相互に接続されることを表わしている。
なお、Index3は、音源装置TG及びホイール装置WHのみがUSBネットワークに接続されるモデル接続パターンPc=「1010……」に対応するが、現実にはホイール装置WHの演奏制御データのみを音源装置TGに送ることはないので、省略することができる。つまり、現実に有り得ない物理結線は構成テーブルCtから除外してテーブルのデータ量を節減することができる。
各モデル接続パターンPcに対応付けられたインデックス(Index1〜n)は、図3右欄に示すように、当該モデル接続パターンPcが表わす音楽機器の物理結線状態にある場合に参照すべき経路ルール情報Rtを指示する機能を有する。経路ルール情報Rtは、図4に示すように、実現可能な各音楽機器接続状態即ち構成テーブルCtの各インデックス(Index1〜n)に対応して記述されたデータ経路指定情報であり、インデックスに対応する音楽機器接続状態で電子楽器システムが構成された場合に最適な音楽データの転送経路を指定する。
音楽機器EMb,…が接続された場合のホスト音楽機器EMaの動作については、前述のように、互いに接続された音楽機器EMa,EMb,…からの機器情報に基づいて機器テーブルAt:At1,At2を作成し、実際の物理結線を表わす実接続パターンPa:Pa1,Pa2を得ると、以後、構成テーブルCt及び経路ルール情報Rtを利用して最適の論理結線を設定することができる。この場合、得られた実接続パターンPa1で構成テーブルCtを検索して実接続パターンPa1に一致するモデル接続パターンPcを求め、求められたモデル接続パターンPcに対応するインデックスが指示する経路ルール情報Rtに従って実際の物理結線状況に対応した最適の論理結線を決定し、次に実際に物理結線が変更されるまで、この論理結線による経路で音楽データを転送することができる。
なお、実接続パターンPaによる構成テーブルCtの検索には、実接続パターンPaとモデル接続パターンPcのパターンマッチングを用いることが好ましい。この場合、実接続パターンPaに完全に一致するモデル接続パターンPcがない場合は、実接続パターンPaの全接続有無情報=「1」と一致し且つ実接続パターンPaと一致しない接続有無情報=「1」が最小個数であるモデル接続パターンPcを該当するモデル接続パターンPcとして採用する。これにより、不要の経路情報を最小にすることができる。
構成テーブルCtと経路ルール情報Rtの具体例を説明すると、例えば、図3の構成テーブルCtにおいて、Index1は、音源装置TGのみがUSBネットワークに接続されるモデル接続パターンPc=「100……」に対応しており、このパターンの場合は、図4の(Index1)で示す経路ルール情報Rt1が参照され、音源装置TGは何らの音楽データも送受しない。また、Index2は、音源装置TG及び鍵盤装置KBがUSBネットワークに接続されるシステム構成例2〔図2〕の場合に対応しており、モデル接続パターンPc=「110…」=実接続パターンPa2である。この場合は、図4の(Index2)で示す経路ルール情報Rt2が参照され、〔a〕鍵盤装置KBの仮想MIDI出力端子1の鍵盤演奏データを音源装置TGの仮想MIDI入力端子1に渡すように指示する。なお、ここで説明するMIDI及びAudioの入力及び出力端子は、物理端子を表わすものではなく、USB端子によって実現される仮想的な端子を表わす。
さらに、図3のIndexiは、音源装置TG、鍵盤装置KB及びスピーカ装置SPがUSBネットワークに接続される場合のパターンに対応している。この場合は、図4の(Indexi)で示される経路ルール情報Rtiが参照され、〔a〕音源装置のAudio出力端子1のオーディオデータをスピーカ装置SPの仮想Audio入力端子1に渡すと共に、〔b〕音鍵盤装置KBの仮想MIDI出力端子1の鍵盤演奏データを音源装置の仮想MIDI入力端子1に渡すように指示する。
また、図3のIndexkは、音源装置TG、鍵盤装置KB、シーケンサ装置SQ、ミキサ装置MX、エフェクタ装置EF及びスピーカ装置SPがUSBネットワークに接続されるシステム構成例1〔図1(2)〕の場合に対応しており、モデル接続パターンPc==「11011110…」実接続パターンPa1である。この場合は、図4の(Indexk)で示される経路ルール情報Rtkが参照され、次のような経路〔a〕〜〔f〕で論理結線を指示する:
〔a〕音源装置TGの仮想Audio出力端子1のオーディオデータはミキサ装置MXの仮想Audio入力端子1に渡す、
〔b〕鍵盤装置KBの仮想MIDI出力端子1のデータは音源装置TGの仮想MIDI入力端子1及びシーケンサ装置SQの仮想MIDI入力端子1に渡す、
〔c〕シーケンサ装置SQの仮想MIDI出力端子1のシーケンサ演奏データは音源装置TGの仮想MIDI入力端子2に渡す、
〔d〕ミキサ装置MXの仮想Audio出力端子1のオーディオデータはスピーカ装置SPの仮想Audio入力端子1に渡す、
〔e〕ミキサ装置MXの仮想Audio出力端子2のオーディオデータはスピーカ装置SPの仮想Audio入力端子2に渡す、
〔f〕ミキサ装置MXの仮想Audio出力端子3のオーディオデータは、エフェクタ装置EFの仮想Audio入力端子1に渡す、
〔g〕エフェクタ装置EFの仮想Audio出力端子4のオーディオデータはミキサ装置MXの仮想Audio入力端子9に渡す。
以上を要するに、この発明の一実施例による電子楽器システムは、図1(2)の構成例1の場合について簡潔に説明すれば、次の点に特徴がある。すなわち、この電子楽器システムは、USBネットワークCB,UHのように拡張性のある通信接続手段で複数の音楽機器EMa〜EMfを接続することにより1台の楽器として機能する。各音楽機器EMa〜EMfは、夫々の音楽機器の種類を表わす機器情報を保持しており、これらの音楽機器EMa〜EMfのうち「ホスト音楽機器」と呼ばれる1つの音楽機器EMaには、USBネットワークで実現可能な複数の音楽機器接続状態をモデル接続パターンPcで表わし、各音楽機器接続状態に対応する経路ルール情報Rt1〜Rtnをインデックス(Index1〜n)で指示する論理結線検索用「構成テーブルCt」と、各音楽機器接続状態において音楽機器間で音楽データを転送する経路(論理結線)を指定する複数の「経路ルール情報Rt:Rt1〜Rtn」とが用意されている。ホスト音楽機器EMaは、他の音楽機器EMb〜EMfが通信接続手段CB,UHで接続されたことを検出すると、相互に接続された音楽機器EMa〜EMfから機器情報を取得し、取得した機器情報に基づいて実際の音楽機器接続状態(物理結線)を確認し、この音楽機器接続状態を実接続パターンPa1で表わした機器テーブルAt1を作成する。次いで、構成テーブルCtから、実接続パターンPa1に一致するモデル接続パターンPcを有するインデックス(Indexk)を検索する。そして、複数の経路ルール情報Rt1〜Rtnから、検索されたインデックス(Indexk)により指示される経路ルール情報Rtkを選択し(図4)、当該経路ルール情報Rtkで指定される最適経路に従って音楽データを転送する。
〔処理フロー例〕
図5は、この発明の一実施例による電子楽器システムにおけるホスト音楽機器で実行されるホスト処理の例を表わすフローチャートである。この電子楽器システムにおいて、ホスト音楽機器、例えば、音源装置TG(EMa)において、ホスト処理が開始(スタート)すると、CPU1は、まず、ステップA1で初期化を行い、ホスト処理に関する各種設定状態をクリアし、次いで、順次ステップA2〜A4に進んで機器構成更新処理を行う。機器構成更新処理(A2〜A4)では、USBネットワーク上における音楽機器の物理的な接続を検知し、検知された物理的接続状態に応じて論理的な接続を決定し、システムの機器構成を更新する。ここで、論理的な接続を決定するには、ROM3に予め記憶されている経路ルール情報Rtを利用するか或いはサーバコンピュータSVから経路ルール情報RtをRAM2上にロードして利用する。そして、機器構成更新処理の後は、ステップA5〜A11のイベント処理に進む。
機器構成更新処理では、まず、ステップA2で、現在USBネットワークを構成している全音楽機器のディスクリプタから機器情報を取得し、取得した機器情報から実際の機器接続状態を確認する。すなわち、取得した機器情報に基づいて、USBネットワークに接続されている音楽機器を表わす機器テーブルAtを作成する。続くステップA3で、USBネットワーク上の種々の物理結線パターンをIndexに対応付けた構成テーブルCtから、作成した機器テーブルAtが表わす実際の物理結線パターンに該当するインデックスを検索する。そして、ステップA4にて、ROM3又はサーバコンピュータSVから取得した経路ルール情報Rtの中から、ステップA3での検索の結果得られたインデックスが指示する経路ルール情報RtをRAM2内の経路ルール設定領域に記憶し保持する。
次のイベント処理(A5〜A11)では、ステップA5で、音源装置TGで出力すべきAudioデータが用意できたか否かを判定し、当該Audioデータが用意できたときは(A5→YES)、ステップA6にて、RAM2内に格納されている経路ルール情報Rtを参照して当該Audioデータの送信先となる音楽機器を特定し、USBホストI/F8から、特定された送信先音楽機器に当該Audioデータを送信する。
音源装置TGで出力すべきAudioデータが用意できていないとき(A5→NO)或いは当該Audioデータを送信する処理(A6)の後は、まず、ステップA7で、USBホストI/F8を通じて他の音楽機器からの音楽データを取得すると、当該音楽データと共に取得される送信元情報に基づいて送信元の音楽機器を特定する。次いで、ステップA8で、RAM2内に格納されている経路ルール情報Rtを参照して、ステップA7で取得された音楽データの送信先となる音楽機器を特定する。さらに、ステップA9にて、ステップA7で取得された音楽データがMIDIデータ(演奏データ乃至演奏制御データ)であり且つその送信先が音源装置TG自身であるか否かを判定する。
ここで、MIDIデータで送信先が音源装置TG自身であると判定されたときは(A9→YES)、ステップA7で取得された音楽データ(音源装置TG宛てMIDIデータ)を、ステップA8で特定された音源回路6乃至効果回路7に送り、そうでないときには(A9→NO)、USBホストI/F8から、ステップA7で取得された音楽データを、ステップA8で特定された送信先音楽機器に転送する。そして、ステップA10,A11の何れかの処理の後は、ステップA12に進む。なお、ステップA7に進んだときに他の音楽機器からの音楽データを取得しないときには、ステップA7〜A11の処理をスルーして、直ちに、ステップA12に進む。
ステップA12では、現在、電子楽器システムを構成しているUSBネットワークに対して音楽機器の抜き差しや電源オン/オフがあったか否かを判定する。つまり、現在USBネットワークで通信可能な状態にある音楽機器をUSBネットワークから切り離したりこの音楽機器の電源をオフした場合、或いは、USBネットワークに新たな音楽機器を接続したりUSBネットワークに電源オフで接続されていた音楽機器の電源をオンして各音楽機器がUSBネットワークで通信可能な状態に通信可能になった場合は、ホスト音楽機器である音源装置TGのUSBホストI/Fは、これを検知して電子楽器システムの機器構成に変更があったと判定する。従って、ステップA12で音楽機器の抜き差しや電源オン/オフがないと判定されたときは(A12→NO)ステップA5に戻り、システムの機器構成に変更がない間は、現在RAM2内に格納されている経路ルール情報Rtに従ってステップA5〜A11のイベント処理を繰り返す。
一方、ステップA12で音楽機器の抜き差しや電源オン/オフがあったと判定されたときは(A12→NO)ステップA2に戻り、ステップA2〜A4の機器構成更新処理で、電子楽器システムの新たな機器構成に基づく経路ルール情報RtをRAM2内に設定してから、ステップA5〜A11のイベント処理を行う。
〔種々の実施態様〕
以上、図面を参照しつつこの発明の好適な実施の一形態について説明したが、これは単なる一例であって、この発明は、発明の精神を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、実施例ではホスト音楽機器として、専用の音源装置TGを用いたが、USB端子を備え、ソフトウエア音源を含むオーディオデータ生成アプリケーションが動作可能なパーソナルコンピュータを用いてもよい。
経路ルール(Rt)の決定は、汎用の通信ネットワークCN経由でサーバコンピュータSVにやらせてもよい。また、実際の物理的結線パターンに応じて一旦自動的に決定された経路ルール(Rt)を、ユーザが編集するようにしてもよい。
この発明の一実施例による電子音楽システムの構成例の説明図である。 この発明の一実施例による電子音楽システムの別の構成例を表わす図である。 この発明の一実施例による電子音楽システムで利用される構成テーブルの一例を表わす図である。 この発明の一実施例による電子音楽システムで利用される経路ルール情報の一例を表わす図である。 この発明の一実施例による音源装置(USBホスト)のホスト処理例を表わすフローチャートである。
符号の説明
EM;EMi;EMj;EMa〜EMf USBホスト音楽機器(音源装置TG)EMaやUSBクライアント音楽機器EMb〜EMfなどの音楽機器(電子音楽装置)、
CB,UH USBケーブル及びUSBハブ装置、
At:At1,Rt2 機器テーブル(実際の物理結線情報)、
Pa:Pa1,Pa2 実接続パターン、
Ct 構成テーブル(論理結線検索用物理結線情報)、
Pc モデル接続パターン、
Rt:Rt1,Rt2,… 経路ルール情報(選択可能に用意された論理結線情報)。

Claims (3)

  1. 複数の音楽機器を拡張性のある通信接続手段で接続することにより1つの楽器として機能する電子楽器システムであって、
    通信接続手段で接続される複数の音楽機器は、それぞれ、当該音楽機器の種類を表わす機器情報を保持し、
    これらの音楽機器のうち1つの音楽機器は、
    他の音楽機器が通信接続手段で接続されたことを検知する接続検知手段と、
    接続検知手段により相互に接続されたことが検知された音楽機器から機器情報を取得し、実際の音楽機器接続状態を確認する接続状態確認手段と、
    通信接続手段により実現可能な複数の音楽機器の組合せに対応して記述され、各音楽機器の間で音楽データを転送する経路を指定する複数の経路ルール情報を取得するルール取得手段と、
    ルール取得手段により取得された複数の経路ルール情報のうち、接続検知手段により接続されたことが検知された音楽機器と一致しない音楽機器の個数が最小となる組合せに対応する経路ルール情報を、接続状態確認手段により確認された実際の音楽機器接続状態に対応する経路ルール情報として選択するルール選択手段と、
    ルール選択手段により選択された経路ルール情報で指定される経路に従って音楽データを転送するデータ転送手段と
    を具備する
    ことを特徴とする電子楽器システム。
  2. 前記実際の音楽機器接続状態は、前記通信接続手段で接続し得る複数の音楽機器の夫々について実際に接続されているか否かを示す接続有無情報で表現され、
    前記実現可能な各音楽機器の組合せは、上記複数の音楽機器の夫々について接続の有無を示す接続有無情報で表現され、
    前記ルール選択手段は、前者接続有無情報に一致する後者接続有無情報で表現される音楽機器の組合せに対応して記述された経路ルール情報を選択する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子楽器システム。
  3. 夫々が当該音楽機器の種類を表わす機器情報を保持する複数の音楽機器を拡張性のある通信接続手段で接続することにより1つの楽器として機能する電子楽器システムにおいて1つの音楽機器として機能するコンピュータに、
    他の音楽機器が通信接続手段で接続されたことを検知する接続検知ステップと、
    接続検知ステップで相互に接続されたことが検知された音楽機器から機器情報を取得し、実際の音楽機器接続状態を確認する接続状態確認ステップと、
    通信接続手段により実現可能な複数の音楽機器の組合せに対応して記述され、各音楽機器の間で音楽データを転送する経路を指定する複数の経路ルール情報を取得するルール取得ステップと、
    ルール取得ステップで取得された複数の経路ルール情報のうち、接続検知手段により接続されたことが検知された音楽機器と一致しない音楽機器の個数が最小となる組合せに対応する経路ルール情報を、接続状態確認ステップで確認された実際の音楽機器接続状態に対応する経路ルール情報として選択するルール選択ステップと、
    ルール選択ステップで選択された経路ルール情報により指定される経路に従って音楽データを転送するデータ転送ステップと
    から成る手順を実行させる電子楽器のためのプログラム。
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