JPH11212554A - 演奏情報入力装置および演奏情報出力装置 - Google Patents

演奏情報入力装置および演奏情報出力装置

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JPH11212554A
JPH11212554A JP10030484A JP3048498A JPH11212554A JP H11212554 A JPH11212554 A JP H11212554A JP 10030484 A JP10030484 A JP 10030484A JP 3048498 A JP3048498 A JP 3048498A JP H11212554 A JPH11212554 A JP H11212554A
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JP
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output
input
performance information
terminal
connection
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JP10030484A
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Inventor
Hiroyuki Yasunaga
浩之 安永
Shoichi Kojima
昭一 児島
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Roland Corp
Original Assignee
Roland Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】自動的に接続関係を認識することができるよう
にした演奏情報入力装置を提供する。 【解決手段】演奏情報を入力する入力側端子と、入力側
端子に機器が接続されていることを検出する接続状態検
出手段と、入力側端子に接続された機器に固有の情報の
照会を行う機器情報照会手段とを有し、接続状態検出手
段が入力側端子に機器が接続されたことを検出したとき
に、機器情報照会手段が機器に固有の情報の照会を行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、演奏情報入力装置
および演奏情報出力装置に関し、さらに詳細には、任意
の機器を接続することのできる演奏情報入力装置および
演奏情報出力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、電子楽器やコンピューターなど
に内蔵されたインターフェースと称される演奏情報入出
力装置(演奏情報入力装置と演奏情報出力装置とが一体
的に組み込まれた装置)を介して電子楽器同士を接続し
たり、電子楽器とコンピューターなどの周辺機器とを接
続したりして使用することが行われている。
【0003】従来、こうした複数の機器を接続して使用
する場合においては、第1の問題点として、電源を入れ
たままで各機器の接続の変更を行うことができないとい
う問題点があった。即ち、電源を入れた状態では各機器
は動作中であり、こうした動作中の機器の接続を変更す
ると、変更前に設定された情報などが有効なまま別の機
器に接続されることになり、新しく接続された機器同士
の間で想定する状況が異なってしまうこととなり、しか
もそれを認識する手段もないため、不具合の原因となっ
ていた。従って、こうした不具合を防ぐために、一般に
は、双方の機器の電源を一旦切った上で接続の変更を行
うことが原則とされていた。
【0004】また、従来においては、第2の問題点とし
て、各機器を接続しても、その接続が正しいか否かを認
識することができないという問題点があった。即ち、演
奏情報入出力装置が複数のポートを備えている場合に
は、受信すべきポートの入力側端子に正しく機器を接続
しないと、入力側端子まで演奏情報が到達してもその情
報を受信できないため演奏(例えば、楽音の発音)が行
われなかったり、出力すべきポートの出力側端子に正し
く機器を接続しないと、出力側端子に機器が接続されて
もデータが送信さなかったり、また、誤って別のポート
にデータを出力してもそれが分からなかったりするた
め、ユーザーに混乱を来していた。
【0005】さらに、従来においては、第3の問題点と
して、上記した第2の問題点の原因ともなるものである
が、演奏情報入出力装置が複数のポートを備えている場
合に、これら複数のポートの管理をユーザーが行わなけ
ればならないので、その管理が煩雑かつ面倒であるとい
う問題点があった。即ち、ユーザーが入出力する演奏情
報とポートとの対応を間違えると、データが受信できな
かったり、演奏が行えなかったりという混乱が生ずる
が、それぞれのポートにどの機器を接続して、いずれの
ポートからデータを受信し、いずれのポートにどの演奏
情報を送出するかの管理は、全てユーザーの責任で行う
必要があった。そして、各機器の接続を変更する場合に
は、接続を変更する度に各機器を正しく設定し直す必要
があるが、ユーザーは各機器間の接続が複雑な場合には
各機器の接続や設定を間違えることがしばしばあり、ユ
ーザーに対しこうした間違いを検出したり指摘したりす
る手段はなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記したよ
うな従来の技術の有する種々の問題点に鑑みてなされた
ものであり、その目的とするところは、自動的に接続関
係を認識することのできるようにした演奏情報入力装置
を提供しようとするものである。
【0007】また、本発明は、電源を入れたままで接続
しても誤動作を生じさせることがないようにした演奏情
報出力装置を提供しようとするものである。
【0008】また、本発明は、接続された機器に最も適
した初期状態に設定することができるようにした演奏情
報出力装置を提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のうち請求項1に記載の発明は、演奏情報を
入力する入力側端子と、上記入力側端子に機器が接続さ
れていることを検出する接続状態検出手段と、上記入力
側端子に接続された機器に固有の情報の照会を行う機器
情報照会手段とを有し、上記接続状態検出手段が上記入
力側端子に機器が接続されたことを検出したときに、上
記機器情報照会手段が上記機器に固有の情報の照会を行
うようにしたものである。
【0010】従って、本発明のうち請求項1に記載の発
明によれば、入力側端子に新たに機器を接続すると、そ
れを自動的に認識して接続された機器の照会を行うの
で、接続状態の変更に応じて当該接続された機器に対応
した制御が可能になる。このように、自動的に接続関係
を認識するので、接続された機器の設定に誤りがない。
また、本発明のうち請求項2に記載の発明は、演奏情報
を出力する出力側端子と、上記出力側端子に機器が接続
されていることを検出する接続状態検出手段と、上記出
力側端子に接続された機器の初期化を行う初期化手段と
を有し、上記接続状態検出手段が上記出力側端子に機器
が接続されたことを検出したときに、上記初期化手段が
上記機器の初期化を行うようにしたものである。
【0011】従って、本発明のうち請求項2に記載の発
明によれば、出力側端子に新たに機器を接続すると、そ
れを認識して自動的に初期化を行うので、相手側がどん
な状態にあっても初期状態に復帰したものとして以後の
制御を行うことができ、誤動作を防ぐことができる。ま
た、強制的に初期化するので、電源を入れたままで接続
を変更しても誤動作することはない。
【0012】また、本発明のうち請求項3に記載の発明
は、請求項2に記載の発明において、請求項2に記載の
演奏情報出力装置において、上記初期化手段は、上記出
力側端子に接続された機器に固有の情報を照会して、上
記固有の情報に対応した初期化を行うようにしたもので
ある。
【0013】従って、本発明のうち請求項3に記載の発
明によれば、出力側端子に接続された機器の情報を照会
して、機器に応じた初期化を行うので、接続された機器
に対して最も適した初期状態を設定することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照しなが
ら、本発明による演奏情報入力装置および演奏情報出力
装置の実施の形態の一例を詳細に説明する。
【0015】なお、以下の説明においては理解を容易に
するために、各装置はMIDIに対応したものとして説
明を行うが、本発明はMIDIに対応した装置に限定さ
れるものではなく、MIDI以外の規格に対応した装置
に適用できるものであることは勿論である。
【0016】図1には、本発明による実施の形態の一例
として、演奏情報入力装置および演奏情報出力装置を一
体的に組み込んで演奏情報入出力装置(IF)10とし
て構成した例が示されている。この演奏情報入出力装置
10は、マイクロ・コンピューターによりその動作の制
御が行われており、マイクロ・コンピューターにより行
われる動作の制御に関しては、フローチャート(図2乃
至図4)を参照しながら後述する。
【0017】また、図1に示す装置においては、本発明
による演奏情報入力装置および演奏情報出力装置を一体
的に組み込んだ演奏情報入出力装置10とシーケンサー
12とが、装置内部で接続されて一体化されている。
【0018】そして、演奏情報入出力装置10には、複
数(図1においては3個の)入力側端子(MIDI I
N)14と、複数(図1において3個)の出力側端子
(MIDI OUT)16とが設けられている。これら
入力側端子14と出力側端子16とには、それぞれ任意
の機器(図示せず)が接続されるものである。
【0019】以上の構成において、演奏情報は、入力側
端子14に接続された機器から当該入力側端子14を介
してシーケンサー12へ入力され、また、シーケンサー
12から演奏情報入出力装置10の出力側端子16介し
て当該出力側端子16に接続された機器へ出力される。
【0020】次に、図2乃至図4のフローチャートを参
照しながら、マイクロ・コンピューターにより制御され
る演奏情報入出力装置10の動作の詳細について説明す
る。図2および図3にはメイン・ルーチンのフローチャ
ートが示されており、このメイン・ルーチンは電源を投
入されると起動され、起動された後、図2のフローチャ
ートのフローが実行され、その後は電源が遮断されるま
で図3のフローチャートのフローが繰り返し実行される
ものである。
【0021】このメイン・ルーチンにおいては、まず演
奏情報入出力装置10の初期化の処理を行い、演奏情報
入出力装置10を初期状態に設定する(ステップS20
2)。
【0022】次に、全てのポートに関して入力側端子1
4の接続状況を調べてその接続状況を把握し(ステップ
S204)、入力側端子14に接続された機器を検出し
た場合には、そのポート番号をホスト(「ホスト」と
は、この実施の形態においては、シーケンサー12を意
味する。)に通知する(ステップS206)。
【0023】それから、全てのポートに関して出力側端
子16の接続状況を調べてその接続状況を把握し(ステ
ップS208)、出力側端子16に接続された機器を検
出した場合には、そのポート番号をホストに通知すると
ともに、基本的な初期化のためのメッセージを接続を検
出された出力側端子16から当該接続された機器へ出力
し、当該接続された機器に対して基本的な初期化を行わ
せる(ステップS210)。
【0024】ここで、基本的な初期化のメッセージと
は、例えば、出力側端子16に接続された各機器におい
て楽音が鳴り続けるなどの不具合を解消するためのメッ
セージであり、例えば、オール・ノート・オフ(All
Notes Off)、リセット・オール・コントロ
ーラー(Reset All Controller
s)、システム・リセット(System Rese
t)などがある。
【0025】上記したステップ202乃至ステップS2
10の処理により、全てのポートに関して入力側端子1
4ならびに出力側端子16の接続状況の把握を完了して
ホストへの通知を行うとともに、基本的な初期化のため
のメッセージを接続を検出された出力側端子16から当
該接続された機器へ出力し終えると、メイン・ルーチン
のサブ・ルーチンである照会ルーチンを実行する(ステ
ップS212)。
【0026】図4には、照会ルーチンのフローチャート
が示されており、この照会ルーチンにおいては、まず出
力側端子16のポートのポート番号を示すレジスタたる
レジスタ出力ポート番号(以下、単に「出力ポート番
号」と称する。)に「1」をセットして、出力ポート番
号1により示されるポートから順に全てのポートに対し
て以降の処理を行う準備をする(ステップS402)。
【0027】それから、出力ポート番号の示すポートの
出力側端子16に機器が接続されているか否かを判断し
(ステップS404)、出力ポート番号の示すポートの
出力側端子16に機器が接続されていないと判断された
場合には、ステップS422へジャンプして進み、出力
ポート番号を「1」インクリメントしてからステップS
424へ進む。
【0028】一方、出力ポート番号の示すポートの出力
側端子16に機器が接続されていると判断された場合に
は、インクワイアリー・メッセージ(Inquiry
Message)のアイデンティティー・リクエスト
(Identity Request)を機器が接続さ
れているポートの出力側端子16から当該機器へ送出し
(ステップS406)、当該アイデンティティー・リク
エストに対してアイデンティティー・リプライ(Ide
ntity Reply)が戻ってくるまでに時間がか
かるので、その時間を待つためのタイマーをセットする
(ステップS408)。
【0029】それから、アイデンティティー・リプライ
の入力があったか否かを監視し(ステップS410)、
アイデンティティー・リプライの入力がなかった場合に
は、タイマーにセットした時間がオーバーしたか否かを
判断し(ステップS412)、タイマーにセットした時
間がオーバーしていないと判断された場合には、ステッ
プS410に戻って処理を繰り返す。
【0030】ここで、ステップS412において、タイ
マーにセットした時間がオーバーしたと判断された場合
には、ステップS406においてアイデンティティー・
リクエストを送出したポートの出力側端子16に対応す
る入力側端子14はないとホストに通知し、ステップS
422へ進む。
【0031】一方、ステップS410において、アイデ
ンティティー・リプライの入力があった場合には、アイ
デンティティー・リプライの入力のあった入力側端子1
4のポート(入力ポート)とアイデンティティー・リク
エストを送出した出力側端子16のポート(出力ポー
ト)とを対応付けて、その対応付けをアイデンティティ
ー・リクエストに示される機器情報とともにホストへ通
知する(ステップS416)。
【0032】そして、この演奏情報入出力装置10にお
いては、上記した入力ポートと出力ポートとの対応付け
を示すレジスタを備えているものとし、ステップS41
6において入力ポートと出力ポートとの対応付けがなさ
れると、入力ポートと出力ポートとの対応付けを示すレ
ジスタに現在記憶されている対応付けか否かを判断し
(ステップS418)、新たな対応付けであると判断さ
れた場合には、入力ポートと出力ポートとの対応付けを
示すレジスタの記憶内容を更新するとともに、アイデン
ティティー・リクエストに示される機器情報に基づいて
当該機器に応じた最適な初期化のためのデータを、当該
機器が接続されているポートの出力側端子16から当該
接続された機器へ出力し、当該接続された機器に対して
最適な初期化を行わせてから(ステップS420)、ス
テップS422へ進む。
【0033】ここで、機器に応じた最適な初期化のため
のデータとしては、例えば、ジェネラル・ミディ(GE
NERAL MIDI:GM)システムにおける「GM
On」などのような特別のメッセージなどである。
【0034】一方、ステップS418において、新たな
対応付けでないと判断された場合には、そのままステッ
プS422へ進む。
【0035】そして、ステップS422においては、上
記したように、出力ポート番号を「1」インクリメント
してからステップS424へ進む。
【0036】ステップS424においては、全てのポー
トに関して上記したステップS404乃至ステップS4
22の処理を行ったか否かを判断し、全てのポートに関
して上記したステップS404乃至ステップS422の
処理が行われていないと判断した場合には、ステップS
404へ戻って処理を繰り返し、全てのポートに関して
上記したステップS404乃至ステップS422の処理
が行われたと判断されえた場合には、メイン・ルーチン
へリターンする。
【0037】このように、照会ルーチンにおいては、機
器が接続された出力ポートの出力側端子16にアイデン
ティティー・メッセージを送出して入力を監視し、入力
があった場合には、入力があった入力側端子14の入力
ポートとアイデンティティー・メッセージを送出した出
力側端子16の出力ポートとの関係ならびにアイデンテ
ィティー・メッセージの示す機器情報をホストに通知
し、当該機器情報に基づいて最適の初期化データを送出
するものであり、こうした処理を全ての出力ポートに関
して行うものである。
【0038】上記したステップS212における照会ル
ーチンを終了すると、入力側端子14の接続状況に変化
があったか否かを判断し(ステップS214)、入力側
端子14に新たな接続があったと判断された場合には、
新たな接続のあった入力側端子14のポート番号をホス
トに通知し(ステップS216)、照会ルーチン(図
4)を実行し(ステップS218)、それからステップ
S222へ進む。
【0039】一方、ステップS214において、入力側
端子14に接続の離脱があったと判断された場合には、
接続の離脱のあった入力側端子14のポート番号をホス
トに通知し(ステップS220)、さらに、入力ポート
と出力ポートとの対応付けを示すレジスタの記憶内容を
更新して、接続の離脱のあった入力側端子14との対応
付けを解消し(ステップS221)、ステップS222
へ進む。
【0040】また、ステップS214において、入力側
端子14の接続に何らの変化もなかったと判断された場
合には、そのままステップS222へジャンプして進
む。
【0041】ステップS222においては、出力側端子
16の接続状況に変化があったか否かを判断し、出力側
端子16に新たな接続があったと判断された場合には、
新たな接続のあった出力側端子16のポート番号をホス
トに通知し(ステップS224)、ステップS210に
おいて行われた基本的な初期化に関する処理と同様な処
理を行い(ステップS226)、それから照会ルーチン
(図4)を実行し(ステップS228)、ステップS2
14へ戻って処理を繰り返す。
【0042】一方、ステップS222において、出力側
端子16に接続の離脱があったと判断された場合には、
接続の離脱のあった出力側端子16のポート番号をホス
トに通知し(ステップS230)、さらに、入力ポート
と出力ポートとの対応付けを示すレジスタの記憶内容を
更新して、接続の離脱のあった出力側端子16との対応
付けを解消し(ステップS231)、ステップS214
へ戻って処理を繰り返す。
【0043】また、ステップS222において、出力側
端子16の接続に何らの変化もなかったと判断された場
合には、そのままステップS214へ戻って処理を繰り
返す。
【0044】即ち、ステップS214以降の処理におい
ては、入力側端子14、出力側端子16の接続状況の変
化を随時監視し、入力側端子14、出力側端子16に接
続の離脱を検出した場合にはホストに通知し、入力側端
子14の新たな接続を検出した場合には照会ルーチンを
実行して最適な初期化を行い、出力側端子16の新たな
接続を検出した場合には基本的な初期化を行った後に照
会ルーチンを実行して最適な初期化を行う。
【0045】なお、ホストにおいては、演奏情報入出力
装置10から通知された機器情報を表示したり、当該機
器情報に基づいてアプリケーション・ソフトの設定を変
更したりすることができる。
【0046】なお、上記した実施の形態は、以下に説明
するように変形することができるものである。
【0047】(1)上記した実施の形態においては、M
IDIに対応したものとして説明を行ったが、「発明の
実施の形態」の冒頭において説明したように、本発明は
MIDIに対応した装置に限定されるものではなく、M
IDI以外の規格に対応した装置に適用できるものであ
ることは勿論である。
【0048】(2)上記した実施の形態においては、演
奏情報入力装置と演奏情報出力装置とを一体的に組み込
んだ演奏情報入出力装置10に関して説明したが、これ
に限られることなしに、演奏情報入力装置と演奏情報出
力装置とをそれぞれ独立して構成してもよいことは勿論
である。
【0049】(3)上記した実施の形態においては、入
力側端子14と出力側端子16とがそれぞれ複数設けら
れている場合について説明したが、入力側端子14と出
力側端子16の数は複数に限定されるものではなく、入
力側端子14と出力側端子16とがともに単数であって
も、またどちらか一方が単数で他方が複数であってもよ
いことは勿論である。なお、入力側端子14、出力側端
子16が単数の場合にはポートの管理は不要になり、入
力側端子14、出力側端子16のそれぞれの接続状況お
よび入力側端子14と出力側端子16との対応付けのみ
把握すればよい。
【0050】(4)上記した実施の形態においては、演
奏情報入出力装置10をシーケンサー12と一体化した
場合について説明したが、演奏情報入出力装置10をシ
ーケンサー12などの機器と一体化することなく、例え
ば、図5ならびに図6に示すように、RS−232C、
USB、IEEE1394などにより、演奏情報入出力
装置10とパーソナル・コンピューターとを双方向通信
で接続するようにしてもよい。なお、図5に示す例は、
USBによりハブを介して演奏情報入出力装置10とパ
ーソナル・コンピューターとを接続した場合を示してい
る。また、図6に示す例は、内部にシーケンサーを含む
パーソナル・コンピューターに演奏情報入出力装置10
を直接接続した場合を示している。
【0051】また、上記した図5ならびに図6に示す例
においては、パーソナル・コンピューターが図2乃至図
4のフローチャートにおけるホストとなる。
【0052】そして、上記した図5ならびに図6に示す
例においては、演奏情報は、入力側端子14に接続され
た機器から当該入力側端子14を介してパーソナル・コ
ンピューターへ入力され、また、パーソナル・コンピュ
ーターから演奏情報入出力装置10の出力側端子16介
して当該出力側端子16に接続された機器へ出力され
る。
【0053】また、演奏情報入出力装置10とパーソナ
ル・コンピューターとの間の通信は、単方向(例えば、
演奏情報入出力装置10からパーソナル・コンピュータ
ーへ機器情報を送出する。)でもよい。
【0054】さらに、演奏情報入出力装置10をシーケ
ンサーやパーソナル・コンピューターなどの機器と接続
することなく、演奏情報入出力装置10の出力側端子1
6と演奏情報入出力装置10の入力側端子14とを接続
し、演奏情報入出力装置10により演奏情報を中継する
ようにしてもよい。
【0055】(5)上記した実施の形態においては、入
力側端子14、出力側端子16への接続の検出は自動的
に行うようにしたが、ユーザーの指示(手動)で行って
もよいし、ホストからの指示に基づいて行うようにして
もよい。また、USBやIEEE1394を用いた場合
には、USBやIEEE1394における初期化が行わ
れたときに、同時に入力側端子14、出力側端子16へ
の接続の検出を行うようにしてもよい。
【0056】(6)上記した実施の形態においては、入
力側端子14、出力側端子16への接続の検出方法に関
しては、具体的な説明は省略したが、例えば、入力側端
子14、出力側端子16にスイッチを設けておき、この
スイッチの状態に基づいて入力側端子14、出力側端子
16の接続状況を判断するようにしてもよいし、MID
Iの電流ループの発生/消滅により入力側端子14、出
力側端子16の接続状況を判断するようにしてもよい。
また、入力側端子14に関しては、適宜に設定したメッ
セージの受信により接続状況を判断してもよいし、アク
ティブ・センシング(FE)の受信により接続状況を判
断してもよいし、アイデンティティー・リプライの受信
により接続状況を判断してもよい。さらには、上記の検
出方法を複数組み合わせてもよい。
【0057】(7)上記した実施の形態においては、照
会ルーチンにおいてインクワイアリー・メッセージを用
いて機器の照会を行ったが、これに限られることなし
に、インクワイアリー・メッセージ以外のシステム・エ
クスクルーシブ・メッセージ(System Excl
usive Message)などを用いて、受信可能
チャンネル数や最大発音数などのより詳細な機器情報を
得るようにしてもよい。 (8)上記したステップS420における初期化におい
ては、システム・エクスクルーシブ・メッセージなどを
用いて、機器の性能に応じたより詳細な制御を行うよう
にしてもよい。
【0058】(9)演奏情報入出力装置10は、入力側
端子14や出力側端子16の接続状況を検出するのみで
もよい。即ち、演奏情報入出力装置10は入力側端子1
4や出力側端子16の接続状況をホストに通知し、その
後の機器情報の照会などはホストの指示で行うようにし
てもよい。また、演奏情報入出力装置10やホストが入
力側端子14や出力側端子16の接続状況を表示し、ユ
ーザーの指示によって機器情報の照会を行うようにして
もよい。また、演奏情報入出力装置10は機器情報の照
会を行わずに、ユーザーに機器情報の入力を促すように
してもよい。また、演奏情報入出力装置10が自動的に
行う機器情報の照会で機器情報が得られなかったときに
のみ、ユーザーに機器情報や対応付け(入力側端子14
の入力ポートと出力側端子16の出力ポートとの関係)
の入力を促すようにしてもよい。 (10)演奏情報入出力装置10が組み込まれたシステ
ム上において、新たな機器の接続を自動認識することが
できる場合に、MIDIの接続状況の変化を検出したと
きに、MIDIの接続状況の変化をシステム全体に通知
するようにしてもよい。即ち、例えばUSBにおいて
は、一旦ケーブルを抜いて接続を解除したのち再び接続
したのと同じ電気的状態を発生させることにより、演奏
情報入出力装置10が新たに接続されたように見せかけ
るすることができる。この際に、演奏情報入出力装置1
0の状態が調査されるので、MIDIの状態も併せて通
知するようにしてもよい。
【0059】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、自動的に接続関係を認識することのできる
演奏情報入力装置を提供することができるという優れた
効果を奏する。
【0060】また、本発明は、電源を入れたままで接続
しても誤動作を生じさせることがない演奏情報入力装置
を提供することができるという優れた効果を奏する。
【0061】また、本発明は、接続された機器に最も適
した初期状態に設定することができる演奏情報入力装置
を提供することができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例としての演奏情報入
出力装置の接続の形態の一例を示すブロック構成図であ
る。
【図2】演奏情報入出力装置の動作の制御のメイン・ル
ーチンのフローチャートである。
【図3】演奏情報入出力装置の動作の制御のメイン・ル
ーチンのフローチャートである。
【図4】照会ルーチンのフローチャートである。
【図5】本発明の実施の形態の一例としての演奏情報入
出力装置の接続の形態の他の例を示すブロック構成図で
ある。
【図6】本発明の実施の形態の一例としての演奏情報入
出力装置の接続の形態の他の例を示すブロック構成図で
ある。
【符号の説明】
10 演奏情報入出力装置 12 シーケンサー 14 入力側端子 16 出力側端子

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 演奏情報を入力する入力側端子と、 前記入力側端子に機器が接続されていることを検出する
    接続状態検出手段と、前記入力側端子に接続された機器
    に固有の情報の照会を行う機器情報照会手段とを有し、 前記接続状態検出手段が前記入力側端子に機器が接続さ
    れたことを検出したときに、前記機器情報照会手段が前
    記機器に固有の情報の照会を行うことを特徴とする演奏
    情報入力装置。
  2. 【請求項2】 演奏情報を出力する出力側端子と、 前記出力側端子に機器が接続されていることを検出する
    接続状態検出手段と、 前記出力側端子に接続された機器の初期化を行う初期化
    手段とを有し、 前記接続状態検出手段が前記出力側端子に機器が接続さ
    れたことを検出したときに、前記初期化手段が前記機器
    の初期化を行うことを特徴とする演奏情報出力装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の演奏情報出力装置にお
    いて、 前記初期化手段は、前記出力側端子に接続された機器に
    固有の情報を照会して、前記固有の情報に対応した初期
    化を行うことを特徴とする演奏情報出力装置。
JP10030484A 1998-01-28 1998-01-28 演奏情報入力装置および演奏情報出力装置 Pending JPH11212554A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001290753A (ja) * 2000-04-06 2001-10-19 Casio Comput Co Ltd 電子機器
US7279628B2 (en) 2003-09-30 2007-10-09 Yamaha Corporation Editing apparatus of setting information for electronic music apparatuses
JP2007293311A (ja) * 2006-03-28 2007-11-08 Yamaha Corp 音楽処理装置
JP2007316116A (ja) * 2006-05-23 2007-12-06 Yamaha Corp 電子楽器システム及びそのためのプログラム

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