JP4765133B2 - パチンコ遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、賞品球が適正に払い出されているか否かを把握することができるパチンコ遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、パチンコ遊技機は、パチンコ球が入賞口へ入賞したこと、又はパチンコ球がゲートを通過したことを検出する入賞球センサ(入賞検出手段)と、各種遊技制御を行う主制御基盤(主制御部)と、パチンコ球払出装置(パチンコ球払出手段)を駆動してパチンコ球を払い出させる払出制御基盤(払出制御部)と、を備えており、主制御基盤は、入賞球センサによる検出結果に基づいて、遊技者に賞品球として払い出すべきパチンコ球の個数を確定して払出個数信号として払出制御基盤に出力し、払出制御基盤は、この払出個数信号に基づいて、パチンコ球払出装置を駆動して所定個数のパチンコ球を払い出させる様に構成されている。そして、外部から主制御基盤へ不正な信号が入力されない様にするために、主制御基盤と払出制御基盤との間で行われる通信は、主制御基盤から払出制御基盤への一方向に限られている(特開平9−226981号公報等参照)。この様に払出制御基盤から主制御基盤への通信が禁止されると、主制御基盤に対する入力を大幅に少なくすることができるので、主制御基盤の信頼性が向上する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、この様に払出制御基盤から主制御基盤への通信が禁止されていると、主制御基盤は、自身が出力した払出個数信号に基づいてパチンコ球の払い出しが適正に行われているか否かを判断することができない。このため、パチンコ球払出装置等の故障によって賞品球の払い出しが適正に行われなくなったとしても、主制御基盤は、その旨を把握することができないので、何等対処することができない。
【0004】
そこで、本発明は、主制御基盤と払出制御基盤との間で行われる通信が主制御基盤から払出制御基盤への一方向に限られているパチンコ遊技機において、賞品球が適正に払い出されているか否かを容易に把握することができる様にすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段、及び発明の効果】
この様な目的を達成するため、第1の発明にかかるパチンコ遊技機は、請求項1に記載されている様に、パチンコ球が入賞口へ入賞したこと、又はパチンコ球がゲートを通過したことを検出する入賞検出手段と、該入賞検出手段による検出結果に基づいて、遊技者に払い出すべき賞品球の個数を確定して払出個数信号として出力する払出個数信号出力手段を有する主制御部と、前記払出個数信号出力手段から出力される払出個数信号に基づいて、遊技者にパチンコ球を払い出すためのパチンコ球払出手段を駆動して所定個数のパチンコ球を払い出させる払出指令手段を有する払出制御部と、を備え、前記主制御部と前記払出制御部との間で行われる通信が当該主制御部から当該払出制御部への一方向に限られるパチンコ遊技機において、前記パチンコ球払出手段から賞品球として払い出されたパチンコ球を検出する賞品球検出手段を設け、前記主制御部に、前記パチンコ球払出手段から賞品球として払い出されるべきパチンコ球の個数である払出個数を記憶しておくための主制御部側記憶手段と、前記入賞検出手段による検出結果に基づいて前記主制御部側記憶手段に記憶されている払出個数を加算更新する主制御部側加算更新手段と、前記賞品球検出手段による検出結果に基づいて前記主制御部側記憶手段に記憶されている払出個数を減算更新する主制御部側減算更新手段と、前記主制御部側記憶手段に記憶されている払出個数が、予め設定された正値を上回っているか、予め設定された負値を下回っている場合に、パチンコ球の払い出しが適正に行われていないと判断し、判断結果を出力する第1払出適正判断手段と、を設けたことを特徴とする。
【0006】
本発明にかかるパチンコ遊技機では、従来のパチンコ遊技機と同様に、パチンコ球が例えば入賞口に入賞し、入賞検出手段がその旨を検出すると、入賞検出手段の検出結果に基づいて、主制御部を構成する払出個数信号出力手段が、賞品球として払い出すべきパチンコ球の個数を確定して払出個数信号として払出制御部へ出力する。そして、この払出個数信号に基づいて、払出制御部を構成する払出指令手段が、パチンコ球払出手段を駆動する。すると、パチンコ球払出手段から、払出個数信号に応じた個数のパチンコ球が賞品球として払い出される。そして、賞品球検出手段によって、パチンコ球払出手段から賞品球として払い出されたパチンコ球が検出される。
【0007】
又、本発明にかかるパチンコ遊技機の主制御部には、パチンコ球払出手段から賞品球として払い出されるべきパチンコ球の個数である払出個数を記憶しておくための主制御部側記憶手段が設けられており、入賞検出手段による検出結果に基づいて主制御部側加算更新手段が払出個数を加算更新すると共に、賞品球検出手段による検出結果に基づいて主制御部側減算更新手段が払出個数を減算更新することにより、主制御部側記憶手段に記憶されている払出個数が書き換えられる様に構成されている。例えば、大入賞口にパチンコ球が1個入賞すると15個払い出し、その他の入賞口にパチンコ球が入賞すると5個払い出す様に構成されている場合には、主制御部側加算更新手段は、入賞検出手段により大入賞口への入賞球が検出される毎に払出個数を15ずつ加算すると共に、入賞検出手段により他の入賞口への入賞球が検出される毎に払出個数を5ずつ加算し、主制御部側減算更新手段は、賞品球検出手段により賞品球が検出される毎に払出個数を1ずつ減算して行く。
【0008】
そして、主制御部側記憶手段に記憶されている払出個数が異常な値となっている場合には、第1払出適正判断手段によって、パチンコ球の払い出しが適正に行われていないと判断される。即ち、パチンコ遊技機が適正である場合には、入賞検出手段により入賞球が検出されて払出個数が加算された分と同数の賞品球が払い出されるはずであり、賞品球検出手段により賞品球が検出されて払出個数が減算されると払出個数は0となる(払出個数が0となる前に次の入賞球が検出されて払出個数が加算されても、賞品球は次々に払い出されて最終的に払出個数は0となる)はずであるので、払出個数が異常な値となった場合には、パチンコ球の払い出しが適正に行われていないと判断するのである。
【0009】
例えば、大入賞口へ入賞する毎に15個払い出す様に構成されている払出制御部が、大入賞口へ入賞する毎に10個払い出す様に不正改造された場合には、入賞球1個について払出個数が5ずつ増加して行くことになり、払出個数は僅かの間に非常に大きな値となる。逆に、大入賞口へ入賞する毎に15個払い出す様に構成されている払出制御部が、大入賞口へ入賞する毎に20個払い出す様に不正改造された場合には、入賞球1個について払出個数が5ずつ減少して行くことになり、払出個数は僅かの間に非常に小さな値(負の大きな値)となる。
【0010】
この様に、本発明にかかるパチンコ遊技機によれば、主制御部側記憶手段,主制御部側加算更新手段,主制御部側減算更新手段,第1払出適正判断手段によって、パチンコ球払出手段から払い出されるパチンコ球を監視しているので、パチンコ球払出手段からパチンコ球が適正に払い出されなくなった場合にその旨を容易に把握することができる。
【0011】
又、本発明にかかるパチンコ遊技機では、主制御部側加算更新手段が入賞球検出手段により入賞球が検出される毎に払出個数を加算し、主制御部側減算更新手段が賞品球検出手段により賞品球が検出される毎に払出個数を減算し、第1払出適正判断手段がパチンコ球の払い出しが適正であるか否かを判断する、という処理と、払出個数信号出力手段が入賞検出手段による検出結果に基づいて払出個数信号を出力する処理とは、互いに干渉することなく別個独立に行われる。即ち、ある払出個数信号に対応する個数の賞品球が払い出された旨が確認されるまで次の払出個数信号を出力してはならない、という様な制約はなく、払出個数信号出力手段は、入賞検出手段が入賞球を検出する毎に、随時、払出制御部に払出個数信号を出力する。従って、入賞球が検出されてから賞品球を払い出すまでの一連の処理を速やかに行うことができる。
【0012】
そして、請求項2に記載されている様に、前記第1払出適正判断手段からパチンコ球の払い出しが適正に行われていない旨の判断結果が出力された場合にその旨を報知する報知手段を設ければ、遊技者に知らせることによって自主的に遊技を中止させる、又は、パチンコ遊技場の店員に知らせることによって店員から遊技者に事情を伝えて遊技を中止させることができる。このため、遊技者側の不正によって規定の個数より多く賞品球が払い出された場合や、パチンコ遊技場側の不正によって規定の個数より少なく払い出された場合に、即座に対処することができる。従って、善良な遊技者及び善良なパチンコ遊技場が大きな損害を被る事態を回避することができる。
【0013】
又、請求項3に記載されている様に、前記第1払出適正判断手段からパチンコ球の払い出しが適正に行われていない旨の判断結果が出力された場合に遊技を停止させる遊技停止手段を設ければ、遊技が強制的に停止され、不適正な状態の下でそれ以上遊技が行われなくなるので、同様に、善良な遊技者及び善良なパチンコ遊技場が大きな損害を被る事態を回避することができる。尚、遊技をどの様に停止させるかは任意であるが、少なくとも払出制御部による制御を停止させる様に構成されていれば、不適正な払出動作をそれ以上行わない様にすることができるので、簡単な構成で充分な効果を得ることができる。又、パチンコ球発射装置の機能を停止させる様に構成されていても良いし、図柄表示装置の機能を停止させる、あるいはパチンコ球が適正に払い出されていない旨を図柄表示装置に表示させる様に構成されていても良いし、複数の装置(払出制御部,パチンコ球発射装置,図柄表示装置等)の機能をまとめて停止させる様に構成されていても良い。
【0014】
ところで、極希に、賞品球検出手段が賞品球を検出し損なうことや、賞品球検出手段から主制御部までの伝送線に外部からノイズが入り込むこと等があるので、賞品球検出手段による検出結果に1,2個程度の誤差が生じることがあり、この誤差はそのまま払出個数の誤差として現れる。1,2個の誤差であれば払出個数の適正範囲を逸脱することはないので問題ないが、この誤差が、例えば開店時から閉店時まで累積されると、場合によっては適正範囲を逸脱することがあり、実際には払い出しが適正に行われているにもかかわらず、報知や遊技の停止を行ってしまうことになり得る。
【0015】
そこで、請求項4に記載されている様に、前記主制御部に、前記払出個数信号出力手段が払出個数信号を出力した回数が予め設定された所定回数に達した場合に前記主制御部側記憶手段に記憶されている払出個数を0にする第1初期化手段を設けると良い。又は、請求項5に記載されている様に、前記主制御部に、前記賞品球検出手段が検出したパチンコ球の個数が予め設定された所定個数に達した場合に前記主制御部側記憶手段に記憶されている払出個数を0にする第2初期化手段を設けると良い。
【0016】
この様に構成されている場合には、払出個数信号の出力回数が所定回数に達すると、又は、賞品球の個数が所定個数に達すると、払出個数が0となるので、所定回数又は所定個数を適切な値に設定すれば、累積された誤差によって払い出しが適正に行われていないと判断することがないので、不必要な報知や遊技の停止を行うことがない。
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
又、第1の発明にかかるパチンコ遊技機は、請求項6に記載されている様に、前記主制御部を被覆して外部から当該主制御部を構成する電子部品に触れることができない様にするための遮蔽手段と、該遮蔽手段が開披された場合に痕跡が残る様に封印する封印手段と、を備えていると更に良い。
【0023】
第1の発明,第2の発明にかかるパチンコ遊技機がこの様に構成されている場合には、主制御部に対して不正な加工を施すことが困難であるので、パチンコ球払出手段からパチンコ球が適正に払い出されているか否かを確実に把握することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
まず、本実施例のパチンコ遊技機の構成について説明する。
図1は、本実施例のパチンコ遊技機の主制御基盤や払出制御基盤等の配置を説明するための背面図である。図2は、パチンコ遊技機の主要部の電気的接続を説明するためのブロック図である。
【0025】
本実施例のパチンコ遊技機1は、図1,2に示す様に、主制御基盤10と、払出制御基盤20と、パチンコ球払出装置30と、入賞球センサ40と、補給球センサ41と、図柄表示装置50と、パチンコ球発射装置60と、プリペイドカードユニット70と、電源基盤80と、電源中継基盤90と、を備える。
【0026】
主制御基盤10は、図2に示す様に、マイクロコンピュータ11と、入出力I/F12と、未払出賞品球数表示器13と、を備える。主制御基盤10は、外部から当該主制御基盤10を構成する電子部品(マイクロコンピュータ11のICチップ等)に触れることができない様に樹脂製のカバーで被覆されており、このカバーは、万一開披された場合にその痕跡が残る様にかしめでしっかりと封印され、パチンコ遊技機1に固定されている。
【0027】
マイクロコンピュータ11は、入出力I/F12を介して外部と情報の送受を行うと共に各種演算処理を行うためのものであり、CPU11aと、ROM11bと、RAM11cと、を備える。
入出力I/F12は、未払出賞品球数表示器13,入賞球センサ40,補給球センサ41,図柄表示装置50,ホールコンピュータH,入出力I/F22とマイクロコンピュータ11とを接続するためのものである。尚、入出力I/F12は、所謂ランプ制御基盤や音声制御基盤等とも接続されているが、説明は省略する。
【0028】
未払出賞品球数表示器13は、0から9までの数字を表示することができる7セグメント表示器3個によって構成されており、3桁の数字を表示する。未払出賞品球数表示器13は、マイクロコンピュータ11からの指令に従って動作する。尚、具体的な動作内容については後述する。
【0029】
払出制御基盤20は、図2に示す様に、マイクロコンピュータ21と、入出力I/F22と、異常内容表示器24と、リセット釦25と、残球処理釦26と、を備える。
マイクロコンピュータ21は、入出力I/F22を介して外部と情報の送受を行うと共に各種演算処理を行うためのものであり、CPU21aと、ROM21bと、RAM21cと、を備える。
【0030】
入出力I/F22は、異常内容表示器24,リセット釦25,残球処理釦26,パチンコ球払出装置30,パチンコ球発射装置60,プリペイドカードユニット70,入出力I/F12とマイクロコンピュータ21とを接続するためのものである。
【0031】
異常内容表示器24は、0から9までの数字を表示することができる7セグメント表示器1個によって構成されており、1桁の数字を表示する。異常内容表示器24も、マイクロコンピュータ21からの指令に従って動作する。尚、具体的な動作内容については後述する。
【0032】
リセット釦25は、パチンコ遊技場の店員が、点検・修理の後で押圧するためのものであり、押釦式のスイッチによって構成されている。リセット釦25の押圧状態は、マイクロコンピュータ21に入力される。
残球処理釦26は、パチンコ遊技場の店員が、球抜きの際に押圧するためのものであり、押釦式のスイッチによって構成されている。残球処理釦26の押圧状態は、マイクロコンピュータ21に入力される。
【0033】
そして、主制御基盤10と払出制御基盤20との間で行われる通信は、主制御基盤10から払出制御基盤20への一方向に限られており、主制御基盤10から払出制御基盤20へは、図3に示す様なコマンドデータが送信される。コマンドデータには、賞品球の払い出しを要求するためのもの(10H〜1EH)や異常の発生及び異常の解除を知らせるもの(20H〜28H)があり、特に、コマンド14H(5個払出信号),1EH(15個払出信号)が頻繁に送信される。各コマンドデータと払出制御基盤20の制御内容との関係についての詳細は後述する。尚、主制御基盤10と払出制御基盤20との間の通信は、この様なコマンドデータ形態によるものに限られず、計数線によるものであっても良い。
【0034】
パチンコ球払出装置30は、図2に示す様に、パチンコ球払出部31と、賞品球センサ33と、貸出球センサ34と、を備える。
パチンコ球払出部31は、払出制御基盤20(マイクロコンピュータ21)からの指令に従って、パチンコ球を賞品球又は貸出球として払い出す様に構成されている。
【0035】
賞品球センサ33は、パチンコ球払出部31から賞品球として払い出されたパチンコ球の存在を検出するためのものであり、所謂近接センサによって構成されている。賞品球センサ33の検出結果は、主制御基盤10(マイクロコンピュータ11)及び払出制御基盤20(マイクロコンピュータ21)に入力される。
【0036】
貸出球センサ34は、パチンコ球払出部31から貸出球として払い出されたパチンコ球の存在を検出するためのものであり、賞品球センサ33と同じく近接センサによって構成されている。貸出球センサ34の検出結果は、払出制御基盤20(マイクロコンピュータ21)に入力される。
【0037】
入賞球センサ40は、パチンコ遊技機1の遊技盤に設けられている入賞口(一般入賞口,始動入賞口,大入賞口)にパチンコ球が入賞したことを検出するためのものであり、賞品球センサ33,貸出球センサ34と同じく近接センサによって構成されている。入賞球センサ40の検出結果は、主制御基盤10(マイクロコンピュータ11)に入力される。尚、本実施例のパチンコ遊技機1においては、一般入賞口に入賞した場合には賞品球を5個払い出し、始動入賞口に入賞した場合には賞品球を5個払い出し、大入賞口に入賞した場合には賞品球を15個払い出すように構成されており、払い出す賞品球の個数に関しては、一般入賞口と始動入賞口とは同じものとして扱われる。
【0038】
補給球センサ41は、パチンコ球払出装置30の上流に適量のパチンコ球が存在するか否かを検出するためのものであり、賞品球センサ33,貸出球センサ34,入賞球センサ40と同じく近接センサによって構成されている。補給球センサ41の検出結果は、主制御基盤10(マイクロコンピュータ11)に入力される。
【0039】
図柄表示装置50は、抽選画像,大当り画像等を表示するためのものであり、液晶ディスプレイによって構成されており、主制御基盤10(マイクロコンピュータ11)からの指令に従って動作する。
パチンコ球発射装置60は、遊技者による発射ハンドル(図示せず)の操作に応じてパチンコ球を遊技盤の遊技領域に発射するためのものであり、モータ等によって構成されている。
【0040】
プリペイドカードユニット70は、遊技者によるパチンコ球の貸出要求を受け付けるためのものであり、プリペイドカード挿入口(図示せず)等を備える。プリペイドカードユニット70は、遊技者によってプリペイドカードがプリペイドカード挿入口に挿入され、パチンコ遊技機1正面の上皿(図示せず)に設けられている貸出要求釦(図示せず)が押圧されると、貸出要求信号を払出制御基盤20(マイクロコンピュータ21)に送信する。
【0041】
電源基盤80は、外部電源装置(図示せず)からの電力供給を受け、電源中継基盤90を介して、主制御基盤10,払出制御基盤20,図柄表示装置50,パチンコ球発射装置60等に、32V,24V,12V,5Vの4通りの電圧で動作電力を供給するためのものであり、主制御基盤10には、32V,12V,5Vの3通りの電圧で、動作電力が供給される様に構成されている。そして、主制御基盤10と電源中継基盤90との間は、32Vの動作電力を供給するための32V供給線、12Vの動作電力を供給するための12V供給線、5Vの動作電力を供給するための5V供給線によって接続されている。
【0042】
電源中継基盤90は、外部電源装置からの電力供給が遮断されて電源基盤80が機能しなくなった場合に、主制御基盤10のマイクロコンピュータ11を構成するRAM11cの記憶内容及び払出制御基盤20のマイクロコンピュータ21を構成するRAM21cの記憶内容を保持するための動作電力を供給する予備電源用コンデンサ(図示せず)を備えている。
【0043】
続いて、本実施例のパチンコ遊技機の作用について説明する。
まず、主制御基盤10のマイクロコンピュータ11が行う基本的な処理について簡単に説明する。
本実施例のパチンコ遊技機1は、パチンコ球が一般入賞口又は始動入賞口に1個入賞すると賞品球を5個払い出し、パチンコ球が大入賞口に1個入賞すると賞品球を15個払い出す様に構成されており、各入賞口へパチンコ球が入賞すると、各入賞球センサ40がその旨を検出し、主制御基盤10のマイクロコンピュータ11に検出結果が入力される。
【0044】
主制御基盤10のマイクロコンピュータ11は、一般入賞口又は始動入賞口へパチンコ球が入賞した旨の検出結果が入力される毎にRAM11c内の5個払出用カウンタAの値を1増加させ、大入賞口へパチンコ球が入賞した旨の検出結果が入力される毎にRAM11c内の15個払出用カウンタBの値を1増加させる。そして、5個払出用カウンタAの値が1以上であればコマンド14H(5個払出信号)を払出制御基盤20へ送信して、5個払出用カウンタAの値を1減少させ、5個払出用カウンタAの値が0であり、かつ、15個払出用カウンタBの値が1以上であればコマンド1EH(15個払出信号)を払出制御基盤20へ送信して、15個払出用カウンタBの値を1減少させる。尚、主制御基盤10は、パチンコ球が入賞した旨の検出結果が入力されると即座に払出制御基盤20へコマンド14H(5個払出信号)又はコマンド1EH(15個払出信号)を送信するので、実際には、5個払出用カウンタA及び15個払出用カウンタBの値が2以上の大きな値になることは殆どない。
【0045】
又、主制御基盤10のマイクロコンピュータ11は、始動入賞口への入賞に伴う大当り抽選処理や各種電動役物の制御等の各種制御も行うが、これらの処理は従来のパチンコ遊技機と同様であるので説明は省略する。
次に、主制御基盤10のマイクロコンピュータ11がこれら基本的な処理に並行して行う特徴的な処理を、図4,5,6,7に示すフローチャートに沿って説明する。
【0046】
図4に示すメインルーチンの処理は、図示しない電源装置からパチンコ遊技機1の各部に動作電力が供給され、マイクロコンピュータ11のCPU11aがROM11bに記憶されている処理手順を読み出して実行することにより開始される。
【0047】
この処理が開始されると、マイクロコンピュータ11は、RAM11c内の判定フラグF2が1であるか否かを判断する(S10)。そして、判定フラグF2の値が1でない場合には(S10において「NO」)、RAM11c内の判定フラグF1,累積カウンタCa,累積保存カウンタCp,送信回数カウンタCs,未払出賞品球数カウンタCxの値を0にする(S11)。そして、図5に示す電源監視処理を行う(S20)。一方、判定フラグF2の値が1である場合には(S10において「YES」)、判定フラグF2の値を0にする(S12)。そして、累積カウンタCaに未払出賞品球数カウンタCxの値を代入する(S13)。そして、電源監視処理を行う(S20)。
【0048】
電源監視処理が開始されると、マイクロコンピュータ11は、電源基盤80,電源中継基盤90からの電力供給が正常であるか、具体的には、32V供給線の電圧が20Vを上回っているか否かを判断する(S21)。そして、20Vを上回っている場合には(S21において「YES」)、電力供給に異常がないとしてメインルーチンに戻る。一方、20Vを上回っていない場合には(S21において「NO」)、20Vを上回っていない状態で50ミリ秒間経過しているか否かを判断する(S22)。そして、50ミリ秒間経過していない場合には(S22において「NO」)、電力供給に異常がないとしてメインルーチンに戻る。一方、50ミリ秒間経過している場合には(S22において「YES」)、電力供給に異常がある旨を知らせるためのコマンド27H(図3参照)を、払出制御基盤20のマイクロコンピュータ21に送信する(S23)。そして、判定フラグF2の値を1にする(S24)そして、未払出賞品球数カウンタCxに累積カウンタCaの値を代入し(S25)、未払出賞品球数表示器13に未払出賞品球数カウンタCxの値を表示させる(S26)。そして、メインルーチンに戻る。ここで、32V供給線の電圧が20Vを上回っていなくても50ミリ秒間経過するまでコマンド27Hの送信を猶予するのは、瞬間的な電圧低下の場合には各部の機能に支障を来さないからである。尚、S23においてコマンド27Hを払出制御基盤20のマイクロコンピュータ21に送信した後、パチンコ遊技場の店員によって一旦電源が切られ、電源基盤80,電源中継基盤90等が点検され、再度電源が入れられ、32V供給線の電圧が回復すると、マイクロコンピュータ11は、電力供給の異常が解消された旨を知らせるためのコマンド28H(図3参照)を、払出制御基盤20のマイクロコンピュータ21に送信する様に構成されているが、フローチャートは省略する。
【0049】
次に、マイクロコンピュータ11は、判定フラグF1の値が1であるか否かを判断する(S30)。そして、判定フラグF1の値が1である場合には(S30において「YES」)、後述する遊技停止処理を行う(S80)。一方、判定フラグF1の値が1でない場合には(S30において「NO」)、図6に示す送信回数判定処理を行う(S40)。
【0050】
送信回数判定処理が開始されると、マイクロコンピュータ11は、コマンド14H(5個払出信号)又はコマンド1EH(15個払出信号)を送信したか否かを判断する(S41)。そして、何れも送信していない場合には(S41において「NO」)、メインルーチンに戻る。一方、何れかを送信した場合には(S41において「YES」)、送信回数カウンタCsの値を1増加させる(S42)。次に、送信回数カウンタCsの値が5000を上回っているか否かを判断する(S43)。そして、送信回数カウンタCsの値が5000を上回っていない場合には(S43において「NO」)、メインルーチンに戻る。一方、送信回数カウンタCsの値が5000を上回っている場合には(S43において「YES」)、累積保存カウンタCp及び送信回数カウンタCsの値を0にする(S44)。そして、メインルーチンに戻る。即ち、コマンド14H(5個払出信号)又は1EH(15個払出信号)の送信回数が5000を上回ると、累積保存カウンタCpの値が初期化されるのである。
【0051】
次に、マイクロコンピュータ11は、入賞球センサ40により入賞球が検出されたか否かを判断する(S50)。そして、入賞球センサ40により入賞球が検出された場合には(S50において「YES」)、検出されたのが大入賞口への入賞球であるか否かを判断し(S54)、検出されたのが一般入賞口又は始動入賞口への入賞球である場合には(S54において「NO」)、累積カウンタCaの値を5増加させ(S56)、検出されたのが大入賞口への入賞球である場合には(S54において「YES」)、累積カウンタCaの値を15増加させる(S58)。そして、S62に進む。一方、入賞球センサ40により入賞球が検出されていない場合には(S50において「NO」)、累積カウンタCaの値が0であるか否かを判断する(S60)。そして、累積カウンタCaの値が0でない場合には(S60において「NO」)、S62に進む。
【0052】
次に、マイクロコンピュータ11は、賞品球センサ33により賞品球が検出されたか否かを判断する(S62)。そして、賞品球センサ33により賞品球が検出された場合には(S62において「YES」)、累積カウンタCaの値を1減少させる(S64)。そして、タイマTの値を0にする(S66)。そして、S20に戻って処理を繰り返す。尚、タイマTは、1秒間経過する毎にその値が1ずつ増加していくものであり、その値は、タイマTの値を0にした時点からの経過時間(単位は秒)を表す。
【0053】
一方、賞品球センサ33により賞品球が検出されていない場合には(S62において「NO」)、タイマTの値が20より小さいか否かを判断する(S68)。そして、タイマTの値が20より小さい場合には(S68において「YES」)、S20に戻って処理を繰り返す。一方、タイマTの値が20以上である場合には(S68において「NO」)、S70に進む。
【0054】
又、入賞球センサ40により入賞球が検出されておらず、かつ、累積カウンタCaの値が0である場合には(S50において「NO」,S60において「YES」)、タイマTの値を0にし(S92)、賞品球センサ33により賞品球が検出されたか否かを判断する(S94)。そして、賞品球センサ33により賞品球が検出されていない場合には(S94において「NO」)、S20に戻って処理を繰り返す。一方、賞品球センサ33により賞品球が検出された場合には(S94において「YES」)、累積カウンタCaの値を1減少させる(S96)。そして、S70に進む。
【0055】
次に、マイクロコンピュータ11は、累積保存カウンタCpの値に累積カウンタCaの値を加算し(S70)、未払出賞品球数カウンタCxに累積カウンタCaの値を代入し(S71)、累積カウンタCa及びタイマTの値を0にする(S72)。そして、累積保存カウンタCpの値が100を上回っている、又は、−100を下回っているか否かを判断する(S74)。そして、累積保存カウンタCpの値が−100以上100以下である場合には(S74において「NO」)、S20に戻って処理を繰り返す。一方、累積保存カウンタCpの値が100を上回っている、又は、−100を下回っている場合には(S74において「YES」)、判定フラグF1,F2の値を1にする(S76)。そして、図7に示す遊技停止処理を行う(S80)。
【0056】
遊技停止処理が開始されると、マイクロコンピュータ11は、大当り遊技中であるか否かを判断する(S81)。そして、大当り遊技中である場合には(S81において「YES」)、その時点における全ての遊技情報、具体的には、大当り遊技のラウンド数やカウント数に関する情報,始動入賞記憶数に関する情報,確率変動に関する情報等をマイクロコンピュータ11のRAM11cに保存し(S82)、大入賞口を閉塞し(S83)、S87に進む。一方、大当り遊技中でない場合には(S81において「NO」)、図柄表示装置50の図柄が変動表示中であるか否か、即ち大当りの抽選中であるか否かを判断する(S84)。そして、図柄が変動表示中でない場合には(S84において「NO」)、遊技情報、具体的には、始動入賞記憶数に関する情報,確率変動に関する情報等をマイクロコンピュータ11のRAM11cに保存し(S86)、S87に進む。一方、図柄が変動表示中である場合には(S84において「YES」)、図柄を速やかに停止表示させ(S85)、その後で遊技情報を保存し(S86)、S87に進む。
【0057】
次に、マイクロコンピュータ11は、パチンコ球の払い出しに異常がある旨を知らせるためのコマンド26H(図3参照)を、払出制御基盤20のマイクロコンピュータ21に送信する(S87)。そして、未払出賞品球数表示器13に未払出賞品球数カウンタCxの値を表示させる(S88)。そして、図柄表示装置50に指令を出して図柄等の表示を消去させ、代わりに異常が発生した旨のメッセージを表示させる(S89)。又、ホールコンピュータHにもその旨を連絡すると共に、パチンコ遊技機1と一対一に対応させて遊技島に設置さている所謂呼出ランプ,遊技島の両端に設置されている所謂代表ランプを点灯させる。そして、メインルーチンに戻り、S20から処理を繰り返す。
【0058】
尚、遊技停止処理が行われた場合には、一旦電源を切り、再度電源を入れることにより、復帰させる。
続いて、払出制御基盤20のマイクロコンピュータ21が行う基本的な処理について簡単に説明する。
【0059】
払出制御基盤20のマイクロコンピュータ21は、プリペイドカードユニット70から貸出要求信号が送られて来る毎にRAM21c内の貸出球払出用カウンタLの値を1増加させ、主制御基盤10からコマンド14H(5個払出信号)が送られて来る毎にRAM21c内の5個賞品球払出用カウンタMの値を1増加させ、主制御基盤10からコマンド1EH(15個払出信号)が送られて来る毎にRAM21c内の15個賞品球払出用カウンタNの値を1増加させる。
【0060】
次に、払出制御基盤20のマイクロコンピュータ21がこれら基本的な処理に並行して行う特徴的な処理を、図8,9に示すフローチャートに沿って説明する。
図8に示すメインルーチンの処理は、図示しない電源装置からパチンコ遊技機1の各部に動作電力が供給され、マイクロコンピュータ21のCPU21aがROM21bに記憶されている処理手順を読み出して実行することにより開始される。
【0061】
この処理が開始されると、マイクロコンピュータ21は、図9に示す異常処理を行う(S100)。
異常処理が開始されると、マイクロコンピュータ21は、主制御基盤10からコマンド26Hが送られて来たか否かを判断する(S101)。そして、主制御基盤10からコマンド26Hが送られて来ていない場合には(S101において「NO」)、S104に進む。一方、主制御基盤10からコマンド26Hが送られて来ている場合には(S101において「YES」)、パチンコ球払出装置30及びパチンコ球発射装置60の機能を停止させる(S102)。そして、異常内容表示器24に異常内容を表示させる(S103)。そして、S104に進む。
【0062】
次に、マイクロコンピュータ21は、主制御基盤10からコマンド27Hが送られて来たか否かを判断する(S104)。そして、主制御基盤10からコマンド27Hが送られて来ていない場合には(S104において「NO」)、メインルーチンに戻る。一方、主制御基盤10からコマンド27Hが送られて来ている場合には(S104において「YES」)、パチンコ球払出装置30及びパチンコ球発射装置60の機能を停止させる(S105)。そして、異常内容表示器24に異常内容を表示させる(S106)。そして、メインルーチンに戻る。
【0063】
次に、マイクロコンピュータ21は、判定フラグF3の値が0であるか否かを判断する(S110)。尚、初期状態における判定フラグF3の値は0である。そして、判定フラグF3の値が0でない場合には(S110において「NO」)、S144に進む。一方、判定フラグF3の値が0である場合には(S110において「YES」)、貸出球払出用カウンタLの値が正であるか否かを判断する(S112)。そして、貸出球払出用カウンタLの値が正である場合には(S112において「YES」)、貸出球払出用カウンタLの値を1減少させ(S114)、パチンコ球払出部31に指令を出して貸出球を125個払い出させる(S116)。そして、貸出球センサ34によって125個の貸出球が検出されたか否かを判断する(S118)。そして、貸出球センサ34によって125個の貸出球が検出された場合には(S118において「YES」)、S112に戻って処理を繰り返す。一方、貸出球センサ34によって125個の貸出球が検出されなかった場合には(S118において「NO」)、S136に進む。
【0064】
又、貸出球払出用カウンタLの値が0である場合には(S112において「NO」)、5個賞品球払出用カウンタMの値が正であるか否かを判断する(S120)。そして、5個賞品球払出用カウンタMの値が正である場合には(S120において「YES」)、5個賞品球払出用カウンタMの値を1減少させ(S122)、パチンコ球払出部31に指令を出して賞品球を5個払い出させる(S124)。そして、賞品球センサ33によって5個の賞品球が検出されたか否かを判断する(S126)。そして、賞品球センサ33によって5個の賞品球が検出された場合には(S126において「YES」)、S100に戻って処理を繰り返す。一方、賞品球センサ33によって5個の賞品球が検出されなかった場合には(S126において「NO」)、S136に進む。
【0065】
又、5個賞品球払出用カウンタMの値が0である場合には(S120において「NO」)、15個賞品球払出用カウンタNの値が正であるか否かを判断する(S128)。そして、15個賞品球払出用カウンタNの値が正である場合には(S128において「YES」)、15個賞品球払出用カウンタNの値を1減少させ(S130)、パチンコ球払出部31に指令を出して賞品球を15個払い出させる(S132)。そして、賞品球センサ33によって15個の賞品球が検出されたか否かを判断する(S134)。そして、賞品球センサ33によって15個の賞品球が検出された場合には(S134において「YES」)、S100に戻って処理を繰り返す。一方、賞品球センサ33によって15個の賞品球が検出されなかった場合には(S134において「NO」)、S136に進む。
【0066】
又、15個賞品球払出用カウンタNの値が0である場合には(S128において「NO」)、S100に戻って処理を繰り返す。
次に、マイクロコンピュータ21は、パチンコ球払出部31に指令を出して不足分のパチンコ球を貸出球又は賞品球として払い出させる(S136)。そして、貸出球センサ34又は賞品球センサ33によって当該不足分のパチンコ球が検出されたか否かを判断する(S138)。そして、貸出球センサ34又は賞品球センサ33によって不足分のパチンコ球が検出された場合には(S138において「YES」)、S100に戻って処理を繰り返す。一方、不足分のパチンコ球が検出されなかった場合には(S138において「NO」)、異常内容表示器24に異常内容を表示させる(S140)。そして、パチンコ球払出装置30及びパチンコ球発射装置60の機能を停止させる(S141)。そして、判定フラグF3の値を1にする(S142)。
【0067】
次に、マイクロコンピュータ21は、リセット釦25が押圧されたか否かを判断する(S144)。そして、リセット釦25が押圧されていない場合には(S144において「NO」)、S100に戻って処理を繰り返す。一方、リセット釦25が押圧されている場合には(S144において「YES」)、パチンコ球払出装置30及びパチンコ球発射装置60の機能の停止を解除し(S146)、判定フラグF3の値を0にする(S148)。そして、S100に戻って処理を繰り返す。
【0068】
尚、主制御基盤10からコマンド27Hが送られて来たことにより、S105及びS106の処理を行った後、主制御基盤10からコマンド28Hが送られて来た場合には、パチンコ球払出装置30の機能の停止を解除し、パチンコ球払出部31に指令を出して、5個賞品球払出用カウンタMの値に相当する個数分の賞品球及び15個賞品球払出用カウンタNの値に相当する個数分の賞品球を払い出させ、その後、パチンコ球発射装置60の機能の停止も解除する様に構成されているが、フローチャートは省略する。又、主制御基盤10からコマンド22Hが送られて来た後、20秒間経過するまでに残球処理釦26が押圧された場合には、パチンコ球払出部31に指令を出して賞品球を28個払い出させる様に構成されているが、フローチャートは省略する。
【0069】
続いて、本実施例のパチンコ遊技機において実際に遊技を行った場合の具体的な動作内容の一例について説明する。
まず、遊技者がプリペイドカードユニット70にプリペイドカードを挿入して貸出要求釦を押圧すると、プリペイドカードユニット70によって、貸出要求信号が、払出制御基盤20のマイクロコンピュータ21に送信される。そして、マイクロコンピュータ21によって貸出要求信号が受信されると、貸出球払出用カウンタLの値が1になり、S112において「YES」となる。すると、貸出球払出用カウンタLの値が1減少して0になり、パチンコ球払出部31から貸出球が125個払い出される(S114,S116)。そして、遊技者は、この貸出球を用いて遊技を開始する。
【0070】
この様にして遊技が開始され、パチンコ球が例えば一般入賞口に入賞すると、入賞球センサ40によってその旨が検出される。すると、主制御基盤10のマイクロコンピュータ11から払出制御基盤20のマイクロコンピュータ21に5個払出信号が送られる。払出制御基盤20のマイクロコンピュータ21によって5個払出信号が受信されると、5個賞品球払出用カウンタMの値が1になり、S120において「YES」となる。すると、5個賞品球払出用カウンタMの値が1減少して0になり、パチンコ球払出部31から賞品球が5個払い出される(S122,S124)。同様に、大入賞口に入賞すると、主制御基盤10のマイクロコンピュータ11から払出制御基盤20のマイクロコンピュータ21に15個払出信号が送られ、15個賞品球払出用カウンタNの値が1になり、S128において「YES」となり、15個賞品球払出用カウンタNの値が1減少して0になり、パチンコ球払出部31から賞品球が15個払い出される(S130,S132)。
【0071】
又、主制御基盤10においては、パチンコ球が一般入賞口に入賞すると、累積カウンタCaの値が5になる(S50,S54,S56)。そして、パチンコ球払出部31から賞品球が払い出されて、賞品球センサ33により賞品球が検出されると、累積カウンタCaの値が5から4になる(S62,S64)。又、タイマTの値が0になる(S66)。この状態で、入賞球が検出されないと、S50において「NO」となり、累積カウンタCaが0でないので、S60において「NO」となり、再び賞品球センサ33により賞品球が検出されると、累積カウンタCaの値が4から3になる(S62,S64)。これを繰り返して累積カウンタCaの値が0になると、S60において「YES」となり、この状態で賞品球が検出されなければ、S94において「NO」となり、S20に戻ってS20,S30,S40,S50,S60,S92,S94の処理が繰り返される。
【0072】
又、累積カウンタCaの値が0になる前に次々とパチンコ球が入賞した場合には、一般入賞口又は始動入賞口への入賞であれば累積カウンタCaの値は5ずつ増加し、大入賞口への入賞であれば累積カウンタCaの値は15ずつ増加し(S50乃至S58)、賞品球が払い出される毎に累積カウンタCaの値は1ずつ減少する(S62,S64)。
【0073】
パチンコ遊技機1が適正である場合には、入賞球センサ40により入賞球が検出されて累積カウンタCaの値が増加した分と同数の賞品球が払い出されるはずであり、賞品球センサ33により賞品球が検出されて累積カウンタCaの値が減少すると最終的には0になるはずであるので、累積カウンタCaの値が0より大きいにもかかわらず賞品球が払い出されない場合には、パチンコ球の払い出しが適正に行われていないおそれがある(賞品球払出不足)。但し、賞品球が払い出されている最中に貸出球が払い出されると、約20秒間賞品球は払い出されないので、最後に賞品球が払い出されてから(S66においてタイマTの値が0となってから)20秒間経過するまで(S68において「NO」)は、賞品球が検出されなくても(S62において「NO」)、S20に戻ってS20乃至S62,S68の処理を繰り返す。ここで、S68において20秒間を閾値としているのは、パチンコ球払出装置30を駆動して貸出球を125個払い出させるために要する時間と、払い出された貸出球の個数が不足しているためにパチンコ球払出装置30を再度駆動して不足分を払い出させるために要する時間と、を合計した時間が約20秒間であるからである。
【0074】
そして、累積カウンタCaの値が正である状態で最後に賞品球が払い出されてから20秒間経過しても賞品球が検出されない場合には、S68において「NO」となり、累積保存カウンタCpの値に累積カウンタCaの値が加算され、未払出賞品球数カウンタCxに累積カウンタCaの値が代入され、累積カウンタCa及びタイマTの値が0になる(S70乃至S72)。そして、累積保存カウンタCpの値が100を上回っているか、又は−100を下回っているか否かが判断される(S74)。累積保存カウンタCpの値が例えば50程度であれば、誤差の許容範囲内であるとして、S20に戻って処理を繰り返すが、再び、累積カウンタCaの値が正である状態で最後に賞品球が払い出されてから20秒間経過しても賞品球が検出されなくなり、S70において累積保存カウンタCpの値に累積カウンタCaの値が加算されて100を上回ってしまうと、判定フラグF1,F2の値が1になる(S76)。そして、遊技停止処理が行われる(S80)。具体的には、大当り遊技中であれば、S81において「YES」となり、遊技情報が保存されると共に大入賞口が閉塞され(S82,S83)、図柄表示装置50の図柄が変動表示中であれば、S84において「YES」となり、図柄が停止表示され(S85)、遊技情報が保存される(S86)。そして、払出制御基盤20にコマンド26Hが送信され(S87)、未払出賞品球数表示器13に未払出賞品球数カウンタCxの値が表示され(S88)、異常が発生した旨のメッセージが図柄表示装置50に表示される(S89)。判定フラグF1の値が1になると、S20,S30,S80が繰り返される。
【0075】
このとき、払出制御基盤20はコマンド26Hを受信しているので、S101において「YES」となり、パチンコ球払出装置30及びパチンコ球発射装置60の機能が停止され、異常内容表示器24に異常内容が表示される(S102,S103)。
【0076】
又、逆に、累積カウンタCaの値が0であるにもかかわらず賞品球が払い出された場合にも(S60において「YES」,S94において「YES」)、パチンコ球の払い出しが適正に行われていないおそれがある(賞品球払出過剰)。この場合には、まず、累積カウンタCaの値が1減算され、−1になる(S96)。そして、累積保存カウンタCpの値に累積カウンタCaの値が加算される、即ち、累積保存カウンタCpの値が1減少する(S70)。そして、前述した賞品球払出不足の場合と同様に、未払出賞品球数カウンタCxに累積カウンタCaの値が代入され(S71)、累積カウンタCa及びタイマTの値が0になり(S72)、累積保存カウンタCpの値が100を上回っているか、又は−100を下回っているか否かが判断される(S74)。そして、累積保存カウンタCpの値が−100を下回ってしまうと、S74において「YES」となり、判定フラグF1,F2の値が1になる(S76)。そして、遊技停止処理が行われる(S80)。又、同様に、払出制御基盤20により、パチンコ球払出装置30及びパチンコ球発射装置60の機能が停止され、異常内容表示器24に異常内容が表示される(S102,S103)。
【0077】
ところで、極希に、賞品球センサ33が賞品球を検出し損なうことや、賞品球センサ33から主制御基盤10までの伝送線に外部からノイズが入り込むこと等があるので、賞品球センサ33による検出結果に1,2個程度の誤差が生じることがあり、賞品球払出不足又は賞品球払出過剰と判断され、累積保存カウンタCpに残ってしまうが、送信回数判定処理により、主制御基盤10から払出制御基盤20へのコマンド14H(5個払出信号)又はコマンド1EH(15個払出信号)の送信回数が5000回を上回ると(S43において「YES」)、累積保存カウンタCpの値は0になる(S44)。
【0078】
又、電源監視処理により、電源基盤80,電源中継基盤90からの電力供給が正常であるかが監視されており、32V供給線の電圧が20Vを上回っていない状態で50ミリ秒間経過すると(S21において「NO」,S22において「YES」)、払出制御基盤20にコマンド27Hが送信される(S23)。そして、判定フラグF2の値が1になり(S24)、未払出賞品球数カウンタCxに累積カウンタCaの値が代入され(S25)、未払出賞品球数カウンタCxの値が未払出賞品球数表示器13に表示される(S26)。又、払出制御基盤20がコマンド27Hを受信すると、S104において「YES」となり、パチンコ球払出装置30及びパチンコ球発射装置60の機能が停止され(S105)、異常内容表示器24に異常内容が表示される(S106)。
【0079】
そして、パチンコ遊技場の店員によって一旦電源が切られ、電源基盤80,電源中継基盤90等が点検され、再度電源が入れられると、払出制御基盤20により、パチンコ球払出装置30の機能の停止が解除され、5個賞品球払出用カウンタMの値に相当する個数分の賞品球及び15個賞品球払出用カウンタNの値に相当する個数分の賞品球が払い出される。このとき、主制御基盤10においては、判定フラグF2の値が1であるので、S10において「YES」となり、判定フラグF2の値を0になり(S12)、累積カウンタCaに未払出賞品球数カウンタCxの値が代入される(S13)。そして、賞品球が検出される毎に、累積カウンタCaの値が1ずつ減算されて行く(S62において「YES」,S64)。そして、その後、払出制御基盤20により、パチンコ球発射装置60の機能の停止が解除される。
【0080】
又、点検等のために所謂球抜きを行う場合には、まず、パチンコ遊技場の店員が補給球センサ41の上流側に設けられている球抜き弁(図示せず)を開けて、球抜き弁の上流に存在するパチンコ球を全て排出させ、その後、何れかの入賞口にパチンコ球を1個入賞させて、球抜き弁から補給球センサ41までに存在するパチンコ球をパチンコ球払出装置30に払い出させる。すると、補給球センサ41によってパチンコ球が検出されなくなり、主制御基盤10からコマンド22Hが送られて来る。そして、主制御基盤10からコマンド22Hが送られて来た後、20秒間経過するまでに残球処理釦26を押圧すると、補給球センサ41からパチンコ球払出装置30までに存在するパチンコ球が払い出され、これによって、パチンコ遊技機のパチンコ球は1つ残らず抜き取られる。
【0081】
尚、本実施例において、主制御基盤10が前述の主制御部に相当し、主制御基盤10を被覆する樹脂製カバーが前述の遮蔽手段に相当し、かしめが前述の封印手段に相当し、マイクロコンピュータ11が行う基本的な処理の内、5個払出用カウンタ,15個払出用カウンタの値に基づいてコマンド14H(5個払出信号),コマンド1EH(15個払出信号)を払出制御基盤20へ送信する処理が前述の払出個数信号出力手段の作用に相当し、マイクロコンピュータ11のRAM11c(累積カウンタCa,累積保存カウンタCp,未払出賞品球数カウンタCx)が前述の主制御部側記憶手段に相当し、マイクロコンピュータ11が行う主制御基盤のメインルーチンのS56,S58の処理が前述の主制御部側加算更新手段の作用に相当し、S64,S96の処理が前述の主制御部側減算更新手段の作用に相当し、S78の処理が前述の第1払出適正判断手段の作用に相当し、マイクロコンピュータ11が行う遊技停止処理が前述の遊技停止手段の作用に相当し、マイクロコンピュータ11が行う送信回数判定処理が前述の第1初期化手段の作用に相当し、払出制御基盤20が前述の払出制御部に相当し、マイクロコンピュータ21が行う払出制御基盤のメインルーチンのS116,S124,S132,S136の処理が前述の払出指令手段の作用に相当し、異常内容表示器24,図柄表示装置50が前述の報知手段に相当し、パチンコ球払出装置30が前述のパチンコ球払出手段に相当し、賞品球センサ33が前述の賞品球検出手段に相当し、入賞球センサ40が前述の入賞検出手段に相当する。
【0082】
続いて、本実施例のパチンコ遊技機の効果について説明する。本実施例のパチンコ遊技機1では、主制御基盤10に設けられているマイクロコンピュータ11によって、賞品球の払い出しが適正に行われているか否かを監視しているので、主制御基盤10と払出制御基盤20との間で行われる通信が主制御基盤10から払出制御基盤20への一方向に限られていても、パチンコ球払出装置30から賞品球が適正に払い出されなくなった場合にその旨を容易に把握することができる。
【0083】
又、マイクロコンピュータ11は、累積カウンタCa,累積保存カウンタCpの値を加減し、累積保存カウンタCpの値が適正範囲にあるか否かを判断する処理と、コマンド14H(5個払出信号),コマンド1EH(15個払出信号)を出力する処理とを、別個独立に行っている。即ち、コマンド14H(5個払出信号),コマンド1EH(15個払出信号)に対応する個数の賞品球が払い出された旨が確認されるまで次のコマンドを出力してはならない、という様な制約はなく、逐次、払出制御基盤20にコマンド14H(5個払出信号),コマンド1EH(15個払出信号)を出力する。従って、入賞球が検出されてから賞品球を払い出すまでの一連の処理を速やかに行うことができる。
【0084】
そして、賞品球の払い出しが適正に行われていない場合には異常内容表示器24,図柄表示装置50にその旨が表示されると共に、パチンコ球払出装置30,パチンコ球発射装置60等の機能が停止されるので、遊技者に知らせることによって自主的に遊技を中止させる、又は、パチンコ遊技場の店員に知らせることによって店員から遊技者に事情を伝えて遊技を中止させることができる。このため、遊技者側の不正によって規定の個数より多く賞品球が払い出された場合や、パチンコ遊技場側の不正によって規定の個数より少なく払い出された場合に、即座に対処することができる。従って、善良な遊技者及び善良なパチンコ遊技場が大きな損害を被る事態を回避することができる。
【0085】
又、主制御基盤10から払出制御基盤20へのコマンド14H(5個払出信号)又はコマンド1EH(15個払出信号)の送信回数が5000回を上回ると、累積保存カウンタCpの値が0になるので、賞品球センサ33の検出誤差が累積されることによって累積保存カウンタCpの値が100を上回ることや−100を下回ることが殆どなくなるので、不必要な報知及び遊技の停止を防止することができる。
【0086】
又、電源中継基盤90は、外部電源装置からの電力供給が遮断されて電源基盤80が機能しなくなった場合でもマイクロコンピュータ11のRAM11c及びマイクロコンピュータ21のRAM21cの記憶内容を保持することができる様に動作電力を供給する予備電源用コンデンサを備えており、停電等の事故が発生しても、パチンコ球払出装置30から賞品球として払い出されるべきパチンコ球の個数は保持されるので、遊技者が大きな損害を被ることはない。従って、遊技者は安心して遊技を行うことができる。加えて、電源基盤80,電源中継基盤90からの電力供給が正常でなくなると、未払出賞品球数カウンタCxの値が未払出賞品球数表示器13に表示されるので、遊技者は、未払出賞品球数表示器13を見ることによって復旧後に払い出される個数を確認することができるので、遊技者とパチンコ遊技場の店員との間における無用のトラブルを回避することができる。
【0087】
又、予備電源用コンデンサは、電源基盤80と主制御基盤10,払出制御基盤20等との間に設けられている電源中継基盤90に設けられているので、電源基盤80の構成を何等変更することなく、電源中継基盤90の構成を変更するだけで、例えば、マイクロコンピュータ11のRAM11c及びマイクロコンピュータ21のRAM21cに加えて図柄表示装置の記憶内容等も保持することができる様になる。従って、経済的である。
【0088】
主制御基盤10は、樹脂製のカバーで被覆されており、かしめによって封印されてパチンコ遊技機1にしっかり固定されているので、主制御基盤10に対して不正な加工を施すことが困難である。従って、パチンコ球払出装置30からパチンコ球が適正に払い出されているか否かを確実に把握することができる。
【0089】
以上、本発明の一実施例について説明したが、本発明は前述した実施例に何等限定されるものではなく、更に種々の態様において実施しても良いことはもちろんである。
例えば、実施例では、送信回数が5000回を上回る毎に累積保存カウンタCpの値を0にする様に構成されているが、賞品球センサ33により検出された賞品球の個数が例えば20000個を上回る毎に累積保存カウンタCpの値を0にする様に構成されていても良い。尚、この様に、賞品球センサ33により検出された賞品球の個数が所定個数を上回る毎に累積保存カウンタCpの値を0にする処理は、前述の第2初期化手段の作用に相当する。
【0090】
又、実施例では、未払出賞品球数表示器13は主制御基盤10に備えられているが、払出制御基盤20に備えられていても良い。この様に構成されている場合には、5個賞品球払出用カウンタMの値の5倍と15個賞品球払出用カウンタNの値の15倍との和を演算し、その値を未払出賞品球数表示器に表示することになる。
【0091】
又、実施例では、主制御基盤10から払出制御基盤20へコマンド27Hが送信され、払出制御基盤20によってパチンコ球払出装置30,パチンコ球発射装置60の機能が停止された後、パチンコ遊技場の店員によって一旦電源が切られ、電源基盤80,電源中継基盤90等が点検され、再度電源が入れられると、主制御基盤10から払出制御基盤20へコマンド28Hが送信され、コマンド28Hを受けた払出制御基盤20は、まず、未払出賞品球数表示器23に表示されている個数分の賞品球が払い出させ、その後で、パチンコ球発射装置60の機能の停止を解除する様に構成されているが、コマンド28Hを受信したら即座にパチンコ球発射装置60の機能の停止を解除する様に構成されていても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 主制御基盤,払出制御基盤等の配置を説明するためのパチンコ遊技機の背面図である。
【図2】 パチンコ遊技機の主要部の電気的接続を説明するためのブロック図である。
【図3】 コマンドデータの一覧を表す説明図である。
【図4】 主制御基盤のメインルーチンの流れを説明するためのフローチャートである。
【図5】 主制御基盤の電源監視処理の流れを説明するためのフローチャートである。
【図6】 主制御基盤の送信回数判定処理の流れを説明するためのフローチャートである。
【図7】 主制御基盤の遊技停止処理の流れを説明するためのフローチャートである。
【図8】 払出制御基盤のメインルーチンの流れを説明するためのフローチャートである。
【図9】 払出制御基盤の異常処理の流れを説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1…パチンコ遊技機 10…主制御基盤 11…マイクロコンピュータ 11a…CPU 11b…ROM 11c…RAM 12…入出力I/F 13…未払出賞品球数表示器 20…払出制御基盤 21…マイクロコンピュータ 21a…CPU 21b…ROM 21c…RAM 22…入出力I/F 24…異常内容表示器 25…リセット釦 26…残球処理釦 30…パチンコ球払出装置 31…パチンコ球払出部 33…賞品球センサ 34…貸出球センサ 40…入賞球センサ 41…補給球センサ 60…パチンコ球発射装置 70…プリペイドカードユニット 80…電源基盤 90…電源中継基盤 H…ホールコンピュータ。

Claims (6)

  1. パチンコ球が入賞口へ入賞したこと、又はパチンコ球がゲートを通過したことを検出する入賞検出手段と、
    該入賞検出手段による検出結果に基づいて、遊技者に払い出すべき賞品球の個数を確定して払出個数信号として出力する払出個数信号出力手段を有する主制御部と、前記払出個数信号出力手段から出力される払出個数信号に基づいて、遊技者にパチンコ球を払い出すためのパチンコ球払出手段を駆動して所定個数のパチンコ球を払い出させる払出指令手段を有する払出制御部と、
    を備え、前記主制御部と前記払出制御部との間で行われる通信が当該主制御部から当該払出制御部への一方向に限られるパチンコ遊技機において、
    前記パチンコ球払出手段から賞品球として払い出されたパチンコ球を検出する賞品球検出手段を設け、
    前記主制御部に、
    前記パチンコ球払出手段から賞品球として払い出されるべきパチンコ球の個数である払出個数を記憶しておくための主制御部側記憶手段と、
    前記入賞検出手段による検出結果に基づいて前記主制御部側記憶手段に記憶されている払出個数を加算更新する主制御部側加算更新手段と、
    前記賞品球検出手段による検出結果に基づいて前記主制御部側記憶手段に記憶されている払出個数を減算更新する主制御部側減算更新手段と、
    前記主制御部側記憶手段に記憶されている払出個数が、予め設定された正値を上回っているか、予め設定された負値を下回っている場合に、パチンコ球の払い出しが適正に行われていないと判断し、判断結果を出力する第1払出適正判断手段と、
    を設けたことを特徴とするパチンコ遊技機。
  2. 前記第1払出適正判断手段からパチンコ球の払い出しが適正に行われていない旨の判断結果が出力された場合にその旨を報知する報知手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載のパチンコ遊技機。
  3. 前記第1払出適正判断手段からパチンコ球の払い出しが適正に行われていない旨の判断結果が出力された場合に遊技を停止させる遊技停止手段を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載のパチンコ遊技機。
  4. 前記主制御部に、前記払出個数信号出力手段が払出個数信号を出力した回数が予め設定された所定回数に達した場合に前記主制御部側記憶手段に記憶されている払出個数を0にする第1初期化手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載されているパチンコ遊技機。
  5. 前記主制御部に、前記賞品球検出手段が検出したパチンコ球の個数が予め設定された所定個数に達した場合に前記主制御部側記憶手段に記憶されている払出個数を0にする第2初期化手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載されているパチンコ遊技機。
  6. 前記主制御部を被覆して外部から当該主制御部を構成する電子部品に触れることができない様にするための遮蔽手段と、
    該遮蔽手段が開披された場合に痕跡が残る様に封印する封印手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載のパチンコ遊技機。
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