JP4764732B2 - 自動開店装置 - Google Patents
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Description
そして、店舗の出入口に設置されたシャッタについても、開放動作の開始時刻を予め記憶することにより、当該時刻に自動開放を行う。
特許文献1のシャッタの自動開閉システムでは、シャッタの開放時刻を、開店時刻の1分前に予め設定している。
開店時刻までにシャッタが全開となるように余裕を持って開放動作の開始時刻を設定した場合、店舗に設置されている設備を利用するための営業準備がまだできていないにも関わらず、開店時刻前に利用者が入店してしまう場合がある。
一方、動作時間を記憶している数が第1の所定数未満であれば、強制開放時刻をシャッタの開制御信号の出力時刻とする。
これにより、本発明による自動開店装置は、最近の開放動作にて記憶した動作時間を、開放動作時間算出の基となるデータとするので、算出する開放動作時間をシャッタの動作時間の最近の変化に対応したものにでき、開放動作時間の信頼性が高まる。
これにより、本発明による自動開店装置は、シャッタの異常があったときの動作時間は、開放動作時間の算出に用いられることがないので、開放動作時間の信頼性が高まる。
これにより、本発明による自動開店装置は、シャッタの異常が一時的ではなく連続的に発生した場合には、記憶している動作時間を全て消去して、動作時間の記憶を最初からやり直す。従って、シャッタの設定変更(例えば、シャッタの開放速度の変更)やシャッタの交換等があった場合には、当該設定変更や交換前に記憶した動作時間に基づいてシャッタの開放動作時間が算出されることを防止でき、開放動作時間の信頼性が高まる。
これにより、開放基準時刻ちょうどにシャッタが開放完了する機能を実現しつつ、開放基準時刻前にシャッタを開放する場合の信頼性を保証できる。
まず、本発明に係る自動開店装置100を備えた設備制御システムの全体構成について、図1を参照して説明する。
本実施例においては、自動開店装置100が設置される店舗として、CD/ATM90が設置された無人店舗Aを例に説明する。
特に、本発明において、コントローラ1は、複数回にわたりシャッタ2の開放動作にかかる時間を動作時間として記憶し、この複数回分の動作時間から、シャッタ2を開放開始する時刻を決定する。このとき、動作時間の記憶数が所定数(第1の所定数)以上記憶されていなければ、予めスケジュールとして指定されている時刻(以下、強制開放時刻という)をシャッタの開放開始の時刻とする。
また、コントローラ1は、遠隔の監視センタ5と通信回線6にて接続され、スケジュール等の受信や店舗に生じた異常の通報等を行う。
監視センタ5では、コントローラ1から送信される信号を監視員が常時監視しており、無人店舗Aにて、何らかの防犯上又は設備上の異常が発生した場合には、該当店舗付近に待機している点検員に対処指示をする。点検員は、対処指示に基づいて該当店舗に直行し、異常の原因を特定して排除する。
本例において、コントローラ1と接続される無人店舗内の設備としては、開閉検出手段3が接続されるシャッタ制御盤4、客室手動スイッチ7、CD/ATM90、オートホン91、照明92、空調93、閉店予告灯94、人体センサ95がある。
シャッタ制御盤4は、電動モータを含み、客室手動スイッチ7又はコントローラ1からの入力により当該電動モータを駆動してシャッタ2の開放及び閉鎖制御を行う。また、シャッタ制御盤4は、開閉検出手段3からの信号を受けて、店舗出入口におけるシャッタ下端位置を判定し、全開状態と判定されれば開放制御を終了し、全閉状態と判定されれば閉鎖制御を終了する。また更に、シャッタ制御盤4は、判定したシャッタ下端位置をコントローラ1に出力する。
なお、開閉検出手段3は、上記構成に限定されない。例えば、シャッタ2巻取機構の正負方向の回転量を検出するエンコーダで構成されてよく、この場合、シャッタ制御盤4はエンコーダが出力する回転量に基づき店舗出入口の全開、全閉を判定する。
オートホン91は、店舗の利用者が受話器を取ることで銀行等が運営する問い合わせセンタへ自動発信する装置である。
照明92及び空調93については、周知のものが使用されるため説明を省略する。
閉店予告灯94は客室内の壁面に設置され、店舗閉店を予告するメッセージ及びコマーシャルメッセージを表示する装置である。
この人体センサ95は、店舗の機械室及び客室に複数個設置される。客室に設置される人体センサ95は、閉店制御時に客室内に利用者が存在するか否かを検知するために使用される。コントローラ1は、閉店制御時、この検知信号に基づいてシャッタ2の閉鎖制御を行う。
また、コントローラ1は、人体センサ95からの検知信号に基づき防犯監視を行う。
コントローラ1は、通信手段11、タイマ部14、記憶手段16、算出手段17、設定手段18、操作手段13、表示手段12、異常判定手段19、記憶数判定手段20、カウンタ15、入出力手段21、及び制御手段10とから構成される。以下、上記各構成を詳細に説明する。
計時手段は、制御手段10からの起動信号の入力により計時を開始し、秒単位の計時時間を制御手段10に出力するタイマである。また、制御手段10からの停止信号の入力により計時を停止し、クリア信号の入力により計時をクリアする。
時計手段は、現在の年月日、時分秒を出力するリアルタイムクロックである。
記憶手段16の記憶内容についての詳細な説明は図2を参照して説明する。
制御プログラム記憶領域80は制御手段10が実行する各種の制御プログラムを記憶する領域である。主なプログラムとしては、開店動作及び閉店動作に関するシャッタ2の制御プログラム、CD/ATM90、オートホン91、照明92、空調93、及び閉店予告灯94の制御プログラム、監視センタ5との通信制御プログラム等である。
なお、本実施例では、動作時間記憶領域81に蓄積される動作時間の記憶数は10としているがこれに限られるものではない。
なお、時刻は、時、分、秒で記憶されている(図面には24時間表記で記載している)。例えば、モード1のCD/ATM90の電源をONする時刻は、07時30分00秒となる。また、本実施例では、スケジュールは監視センタ5から受信するものとして説明するが、後述する操作手段13にて設定者が入力するものとしてもよい。
閉店予告時刻は、店舗閉店を予告するメッセージを表示する旨の信号をコントローラ1から閉店予告灯94に出力する時刻である。
閉店時刻は、シャッタ2の閉鎖制御などの店舗の閉店制御の基準となる時刻である。
また、開制御信号の出力時刻は、シャッタ2の開放動作を開始を指示するための開制御信号をシャッタ制御盤4に出力する時刻である。この開制御信号の出力時刻として設定する時刻は、開放動作時間82に基づき決定される時刻、または強制開放時刻である。どちらの時刻を開制御信号の出力時刻として採用するかは記憶数判定手段20の判定に基づいて制御手段10が決定する。なお、記憶数判定手段20については後述する。
算出手段17は、動作時間記憶領域81に記憶されている直近の第1の所定数の動作時間から開放動作時間82を統計的に算出する手段である。本実施例では、これにより、算出する開放動作時間82がシャッタの最近の動作時間の変化に対応できるようにしている。この第1の所定数は、記憶手段16に記憶されている。
具体的には、第1の所定数を3として、記憶されている直近の3回分の動作時間の平均値を算出して、この値を開放動作時間とする。開放動作時間82は、記憶手段16に出力されて記憶される。なお、第1の所定数は3に限らない。開放動作時間の算出に用いる動作時間の数は多ければ多いほど、算出された開放動作時間82の信頼性が向上する。従って、動作時間記憶領域81に記憶することができる最大の記憶数を第1の所定数として開放動作時間82を算出してもよい。
また、開放動作時間82の算出は、直近の第1の所定数の動作時間から行っているが、記憶手段16に第1の所定数よりも多くの動作時間を記憶しているのであれば、算出手段17は、直近の動作時間のうち第1の所定数よりも多くの動作時間を用いて、あるいは全ての動作時間を用いて開放動作時間82を算出してもよい。
複数の動作時間についての中央値を算出して、この値を開放動作時間としてもよく、その他の統計的手法を用いて開放動作時間82を算出してもよい。
また、開放動作時間82を既に算出し記憶しているときは、次のようにして新たな開放動作時間82を算出してもよい。既に記憶している開放動作時間82から動作時間を減算して絶対値を算出する処理を実行する。この処理を直近の複数、例えば第1の所定数の動作時間について繰り返し行う。そして、得られた3つの絶対値のうち、最も大きい値を示した動作時間を除き、残りの動作時間(2回分)の平均値を新たな開放動作時間82とする。
一つめの動作は、記憶手段16から開店時刻及び開放動作時間82を読み出し、開店時刻から開放動作時間82を減算した時刻を開制御信号の出力時刻とする。
二つめの動作は、記憶手段16のスケジュール記憶領域86に記憶されている強制開放時刻を開制御信号の出力時刻とする。
設定手段18がどちらの動作を実行するかは制御手段10からの指示により決定される。
警備セットモードは、人体センサ95の監視を行うモードであって、人体センサ95から検知信号の入力がコントローラ1にあったとき、コントローラ1が監視センタ5へ異常信号を送信するモードである。この警備セットモードは、警備解除モード中に、対処用カード及びユーザーカードが照合一致すると設定される。
警備解除モードは、人体センサ95の監視を行わないモードで、警備セットモード中に、無人店舗の従業員等が所持するユーザーカードが照合一致すると設定される。
対処モードは、人体センサ95の監視を行わないモードで、警備セットモード中または警備解除モード中に、点検員が所持する対処用カードが照合一致すると設定される。
保守モードは、スケジュールの変更等を行うモードで、対処モード中に所定の操作がなされて対処用カードが照合一致したとき、または警備解除モード中に所定の操作がなされてユーザーカードが照合一致したときに設定される。
また、警備モードは、設定されるたびに監視センタ5にその旨が送信され、監視センタ5の監視員が無人店舗Aの状態を把握することができる。
特に、前者の異常が連続して発生した回数を計数するカウンタは、制御手段10が動作時間記憶領域81に記憶される動作時間を全て消去するか否かを判定する際に使用される。本実施例では、この回数が3回(第2の所定数)に達すると制御手段10が動作時間記憶領域81に記憶される動作時間を全て消去する。なお、第2の所定数は3回に限られるものではない。また、この第2の所定数は記憶手段16に記憶されている。
入力手段は、シャッタ制御盤4から出力されるシャッタ下端位置の情報及び人体センサ95から出力される検知信号を制御手段10に出力する。
出力手段は、制御手段10の制御に基づいて、シャッタ2を開放動作する開制御信号、シャッタ2を閉鎖動作させる閉制御信号をシャッタ制御盤4に出力する。また、出力手段21は、制御手段10の制御に基づいて、電源をONまたはOFFする制御信号をCD/ATM90、オートホン91、照明92、空調93、または閉店予告灯94に出力する。
本フローは、コントローラ1の電源がONとなったときにスタートする。
S111にて現在時刻が23時59分59秒と判定されると、S101に戻る。なお、このときに記憶している当日スケジュール83は消去してもよい。
まず、S201にて、制御手段10は、シャッタ制御盤4へ開制御信号を出力する。次にS202にて、制御手段10は計時手段に起動信号を出力して計時を開始させる(以下、このS202にて計時した計時時間をT1という)とともにカウンタに+1を加える(以下、このカウンタをAとする。なお、初期状態のカウンタは0である)。
すなわち、シャッタ制御盤4へ開制御信号を出力する処理を3回行っても、シャッタ2が開き始めなければ、所定の異常処理を行って終了する。これにより、シャッタ2の開放動作の開放自体が正常に開始されていない異常を判定することができる。
この異常処理は、シャッタ2の開放動作が正常に行われなかった場合、つまり、シャッタ2が開放動作しているときに異常判定手段19が該シャッタ2の異常を判定したときに行われる処理である。
このカウンタは前述のカウンタAとは別にカウントするものである(以下、このカウンタをBとする。なお、初期状態のカウンタは0である)。このカウンタBは、異常判定手段19による異常が複数のシャッタ2の開放動作にわたり連続して発生したときに制御手段10によって+1加算され、異常判定手段19による異常が判定されなかったときにクリアされるものである。なお、カウンタBのクリアのタイミングについては後述する。
また、本異常処理により、複数のシャッタの開放動作にわたり異常が連続して3回(第2の所定数)発生した場合には、動作時間記憶領域81に記憶されている動作時間が全てクリアされる。従って、シャッタの設定変更(例えば、シャッタの開放速度の変更)やシャッタの交換等があった場合には、当該設定変更や交換前に記憶した動作時間に基づいてシャッタの開放動作時間82が算出されることを防止でき、開放動作時間82の信頼性が高まる。
更に、記憶されている動作時間をクリアした後は、動作時間の記録数が第1の所定数以上となるまで(S101YESとなるまで)は既定の強制開放時刻に開放開始するので、開放基準時刻以前にシャッタを開放する場合の信頼性を保証できる。
S209にて、制御手段10は、T1及びカウンタAをクリアし、S210に進む。S210では、強制開放制御フラグ85がOFFであるか否かを判定する。OFFである場合は、図5の動作フローに進み(S210YES)、ONである場合は図6の動作フローに進む(S210NO)。
まず、S220にて、制御手段10は計時手段に起動信号を出力して計時を開始させる(以下、このS220にて計時した計時時間をT2という)。次に、S221にて、制御手段10は、シャッタ2が全開状態となったか否かを判定する。全開状態でないと判定されると(S221NO)、S222に進み、制御手段10は、現在時刻が開店時刻を過ぎたか否かを異常判定手段19に判定させる。なお、この開店時刻を過ぎたか否かの判定は、正常にシャッタ2が開放動作したときに生じる設計上の誤差範囲を考慮して、開店時刻を過ぎたか否かを判定するものである。例えば、現在の時刻が開店時刻+5(秒)を経過したか否かを判定する。
開店時刻を過ぎていないと判定されない場合(S222NO)は、過ぎたと判定するまで、S221のシャッタ2が全開状態となったか否かの判定を繰り返す。開店時刻を過ぎたと判定された場合(S222YES)は、S223にて制御手段10は所定の異常処理を行う。
S223の異常処理は、先に説明した図7による処理と同様であるが、S301にて監視センタ5へ出力する異常信号は、シャッタ2の開放が開店時刻になっても完了しない旨の異常信号とする。
S223の異常処理の後は、S224にてシャッタ2が全開状態となるまで判定を繰り返す。シャッタ2が全開状態となった場合(S224YES)は、S230に進む。S230にて制御手段10は、計時しているT2をクリアし、S231にて、シャッタ2が全開状態となった旨の全開信号を監視センタ5へ通信手段11を介して出力する。
なお、例では、開店時刻±5(秒)の範囲外にあれば異常処理をすることになるが、シャッタ2の開放が完了する時刻が開店時刻+5(秒)を超える場合には、S222で異常処理がなされるので、S225の判定に際して、開店時刻+5(秒)以内であるかどうかの判定はしなくてもよい。
また、S229の異常処理も、先に説明した図7による処理と同様であるが、S301にて監視センタ5へ出力する異常信号は、シャッタ2の開放が開店時刻前に完了した旨の異常信号とする。そして、先に説明したS230及びS231の処理を実行し、終了する。
そして、先に説明したS230及びS231の処理を実行し、終了する。
次に、強制開放フラグがONである場合(S210NO)の動作を図6を参照して説明する。
「開店時刻+猶予時間」を過ぎていないと判定されない場合(S242NO)は、当該時刻を過ぎたと判定する(S242YES)まで、S241のシャッタ2が全開状態となったか否かの判定を繰り返す。開店時刻を過ぎたと判定された場合(S242YES)は、S243にて制御手段10は所定の異常処理を行う。
S243の異常処理は、先に説明した図7の処理と同様であるが、S301にて監視センタ5へ出力する異常信号は、シャッタ2の開放が開店時刻になっても完了しない旨の異常信号とする。なお、S243の異常判定は、S222の異常判定よりも遅く判定されるものであるので、より緊急の異常である旨を加えて異常信号を監視センタ5へ送信してもよい。
S243の異常処理の後は、S244にてシャッタ2が全開状態となるまで判定を繰り返す。シャッタ2が全開状態となった場合(S244YES)は、S248に進む。S248にて制御手段10は、計時しているT2をクリアし、S249にて、シャッタ2が全開状態となった旨の全開信号を監視センタ5へ通信手段11を介して出力する。
そして、先に説明したS248及びS249の処理を実行し、終了する。
このシャッタ2の開放制御の動作では、異常判定手段19がシャッタ2の開放動作に係る異常を判定した場合に、当該開放動作の動作時間を動作時間記憶領域81に記憶しない。従って、算出手段17が算出する開放動作時間81の信頼性が高まる。
一方、S403にて全閉状態から変化した場合(S403YES)は、S409にて、制御手段10は、S409に進む。S409では、強制開放制御フラグ85がOFFであるか否かを判定する。OFFである場合は、図9の動作フローに進み(S409YES)、ONである場合は図10の動作フローに進む(S409NO)。
まず、S420にて、制御手段10は、シャッタ2が全開状態となったか否かを判定する。全開状態でないと判定されると(S420NO)、S421に進み、制御手段10は、現在時刻が開店時刻を過ぎたか否かを異常判定手段19に判定させる。なお、この開店時刻を過ぎたか否かの判定は、上述の実施例を説明する図5のS222の判定と同様の考えに基づいて判定する。
開店時刻を過ぎていないと判定されない場合(S421NO)は、過ぎたと判定する(S421YES)まで、S420のシャッタ2が全開状態となったか否かの判定を繰り返す。開店時刻を過ぎたと判定された場合(S421YES)は、S422にて制御手段10は所定の異常処理を行う。
S422の異常処理は、先に説明した図7による処理と同様であるが、S422にて監視センタ5へ出力する異常信号は、シャッタ2の開放が開店時刻になっても完了しない旨の異常信号とする。
S422の異常処理の後は、S423にてシャッタ2が全開状態となるまで判定を繰り返す。シャッタ2が全開状態となった場合(S423YES)は、S430に進む。S430にて制御手段10は、計時しているT3をクリアし、S431にて、シャッタ2が全開状態となった旨の全開信号を監視センタ5へ通信手段11を介して出力する。
また、S425の異常処理も、先に説明した図7による処理と同様であるが、S425にて監視センタ5へ出力する異常信号は、シャッタ2の開放が開店時刻前に完了した旨の異常信号とする。そして、先に説明したS430及びS431の処理を実行し、終了する。
一方、S427にて、カウンタCが1でない場合は、S428及びS429の処理を行わずに、S430へ進む。
このS427の判定によって、コントローラ1からの開制御信号の出力が1回目である場合に限って、開放動作記憶領域に計時した動作時間を計時することができる。
そして、上述のS430及びS431の処理を実行し、終了する。
次に、強制開放フラグがONである場合(S409NO)の動作を図10を参照して説明する。
「開店時刻+猶予時間」を過ぎていないと判定されない場合(S441NO)は、当該時刻を過ぎたと判定する(S441YES)まで、S440のシャッタ2が全開状態となったか否かの判定を繰り返す。開店時刻を過ぎたと判定された場合(S441YES)は、S442にて制御手段10は所定の異常処理を行う。
S442の異常処理は、先に説明した図7の処理と同様であるが、S301にて監視センタ5へ出力する異常信号は、シャッタ2の開放が開店時刻になっても完了しない旨の異常信号とする。なお、S441の異常判定は、S421の異常判定よりも遅く判定されるものであるので、より緊急の異常である旨を加えて異常信号を監視センタ5へ送信してもよい。
S442の異常処理の後は、S443にてシャッタ2が全開状態となるまで判定を繰り返す。シャッタ2が全開状態となった場合(S443YES)は、S448に進む。S448にて制御手段10は、計時しているT3をクリアし、S449にて、シャッタ2が全開状態となった旨の全開信号を監視センタ5へ通信手段11を介して出力する。
一方、S445にて、カウンタCが1でない場合は、S446及びS447の処理を行わずに、S448へ進む。
そして、先に説明したS448及びS449の処理を実行し、終了する。
2 シャッタ
3 開閉検出手段
5 監視センタ
Claims (4)
- 出力時刻になると開制御信号を出力して出入口のシャッタを開放する自動開店装置であって、
開放基準時刻と該開放基準時刻以前となる強制開放時刻とを記憶し、前記シャッタが開放動作する毎に開放開始から開放完了までの動作時間を記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に前記動作時間の記憶数が第1の所定数以上あるか否かを判定する記憶数判定手段と、
前記動作時間の記憶数が前記第1の所定数以上あれば、第1の所定数の動作時間を少なくとも用いて開放動作時間を統計的に算出する算出手段と、
前記開放基準時刻から前記開放動作時間を減算した時刻を前記出力時刻として設定する設定手段と
を備え、
前記設定手段は、前記動作時間の記憶数が前記第1の所定数未満であれば、前記強制開放時刻を前記出力時刻として設定することを特徴とした自動開店装置。 - 前記算出手段は、前記記憶手段に記憶した動作時間のうち、直近の前記第1の所定数分の前記動作時間から前記開放動作時間を統計的に算出することを特徴とした請求項1に記載の自動開店装置。
- 更に、前記シャッタが開放動作しているときに該シャッタの開放動作の異常を判定する異常判定手段を備え、
前記記憶手段は、前記異常判定手段が前記シャッタの開放動作の異常を判定したときの前記動作時間を記憶しないことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の自動開店装置。 - 更に、前記シャッタが開放動作しているときに該シャッタの開放動作の異常を判定する異常判定手段と、
前記異常判定手段が異常を判定した前記シャッタの開放動作が連続した回数を計数するカウンタと
を備え、
前記記憶手段は、前記カウンタの計数した回数が第2の所定数以上になると記憶している全ての前記動作時間を消去することを特徴とした請求項1又は請求項2に記載の自動開店装置。
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