JP4764732B2 - 自動開店装置 - Google Patents

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Description

本発明は、CD/ATMが設置された金融機関の店舗等の自動開店装置に関し、特に開店時刻に合わせて店舗の出入口に設置したシャッタを開放完了させる技術に関する。
従来、金融機関の店舗に設置されたCD/ATM、出入口の電気錠やシャッタ、照明等の設備を自動制御する装置が知られている(特許文献1)。この装置は、予め記憶された設備制御についてのスケジュールに従って、各種の制御を行っている。
そして、店舗の出入口に設置されたシャッタについても、開放動作の開始時刻を予め記憶することにより、当該時刻に自動開放を行う。
ところで、このようなシャッタの開放制御は店舗の開店時刻に合わせて行う必要がある。しかし、シャッタの開放動作の開始時刻を、店舗の開店時刻と同じ時刻に設定すると、開店時刻からしばらくの間は、シャッタが開放しきっていないこととなる。このため、営業時間であるにも関わらず、利用者が開店時刻直後にCD/ATMで取引できず不便である。
特許文献1のシャッタの自動開閉システムでは、シャッタの開放時刻を、開店時刻の1分前に予め設定している。
特公平01−56236号公報
しかしながら、シャッタの開放時刻の設定に関しては、以下の問題が生じる。
開店時刻までにシャッタが全開となるように余裕を持って開放動作の開始時刻を設定した場合、店舗に設置されている設備を利用するための営業準備がまだできていないにも関わらず、開店時刻前に利用者が入店してしまう場合がある。
この問題を回避するためには、開放動作の開始時刻を正確に設定することが設定者に求められる。すなわち、設定者は、シャッタが全開となったときが、ちょうど開店時刻となるようにシャッタの動作時間を考慮して、開放動作の開始時刻を正確に設定しなければならない。しかし、開放動作の開始時刻を正確に設定するには、全閉状態にあるシャッタが開放動作を開始してから全開となるまでの動作時間を設定者が計測しなければならならず、非常に時間と手間がかかる。
また、店舗の出入口の高さは店舗ごとに異なる上、シャッタの開放速度も種類ごとに異なる。設定者が、ある一つの店舗のシャッタについて動作時間を計測したとしても、その動作時間を一律に各店舗のシャッタの開放制御に適用することはできない。従って、シャッタの動作時間の計測作業を店舗ごと、シャッタごとに逐一行う必要があり、設定者に多大な時間的・作業的な負担をかけることになる。
そこで、本発明の目的は、シャッタが全開となる時刻が正確に店舗の開店時刻となるようにシャッタを開放制御することができる自動開店装置を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明による自動開店装置は、出力時刻になると開制御信号を出力して出入口のシャッタを開放する自動開店装置であって、開放基準時刻と該開放基準時刻以前となる強制開放時刻とを記憶し、前記シャッタが開放動作する毎に開放開始から開放完了までの動作時間を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に前記動作時間の記憶数が第1の所定数以上あるか否かを判定する記憶数判定手段と、前記動作時間の記憶数が前記第1の所定数以上あれば、第1の所定数の動作時間を少なくとも用いて開放動作時間を統計的に算出する算出手段と、前記開放基準時刻から前記開放動作時間を減算した時刻を前記出力時刻として設定する設定手段とを備え、前記設定手段は、前記動作時間の記憶数が前記第1の所定数未満であれば、前記強制開放時刻を前記出力時刻として設定することを特徴としている。
これにより、本発明による自動開店装置は、シャッタが開放開始してから開放完了するまでの開放動作に要する動作時間を記憶してゆく。そして、この動作時間を記憶した数が第1の所定数以上であれば、第1の所定数の動作時間を少なくとも用いて得られた開放動作時間を開放基準時刻から減算した時刻をシャッタの開制御信号の出力時刻とする。
一方、動作時間を記憶している数が第1の所定数未満であれば、強制開放時刻をシャッタの開制御信号の出力時刻とする。
また好ましくは、更に、前記算出手段は、前記記憶手段に記憶した動作時間のうち、直近の前記第1の所定数分の前記動作時間から前記開放動作時間を統計的に算出することを特徴としている。
これにより、本発明による自動開店装置は、最近の開放動作にて記憶した動作時間を、開放動作時間算出の基となるデータとするので、算出する開放動作時間をシャッタの動作時間の最近の変化に対応したものにでき、開放動作時間の信頼性が高まる。
更に、好ましくは、前記シャッタが開放動作しているときに該シャッタの異常を判定する異常判定手段を備え、前記記憶手段は、前記異常判定手段が前記シャッタの異常を判定したときの前記動作時間を記憶しないことを特徴としている。
これにより、本発明による自動開店装置は、シャッタの異常があったときの動作時間は、開放動作時間の算出に用いられることがないので、開放動作時間の信頼性が高まる。
更に、好ましくは、前記シャッタが開放動作しているときに該シャッタの異常を判定する異常判定手段と、前記異常判定手段が異常を判定した前記シャッタの開放動作が連続した回数を計数するカウンタとを備え、前記記憶手段は、前記カウンタの計数した回数が第2の所定数以上になると記憶している全ての前記動作時間を消去することを特徴とている。
これにより、本発明による自動開店装置は、シャッタの異常が一時的ではなく連続的に発生した場合には、記憶している動作時間を全て消去して、動作時間の記憶を最初からやり直す。従って、シャッタの設定変更(例えば、シャッタの開放速度の変更)やシャッタの交換等があった場合には、当該設定変更や交換前に記憶した動作時間に基づいてシャッタの開放動作時間が算出されることを防止でき、開放動作時間の信頼性が高まる。
本発明による自動開店装置によれば、動作時間から算出される開放動作時間を用いてシャッタの開制御信号の出力時刻を設定するので、開放基準時刻丁度にシャッタが開放完了することとなり、利用者が開放基準時刻直後に入店することを可能とし、かつ、開放基準時刻前に店内に人が侵入することを防止できる。
また、記憶している動作時間の信頼性が低い場合には、この時間のみから開放動作時間を用いてシャッタを開放制御すると、開店時刻より大幅に早くシャッタが開放完了する可能性があり、セキュリティ上好ましくない。
例えば、人が寄りかかる、物が引っかかる等、シャッタの開放に遅延が生じたときの動作時間から開放動作時間を統計的に算出すると、この開放動作時間は正常な値(遅延が生じない場合の値)よりも長くなってしまう。この時間分だけ開店時刻から遡った時刻にシャッタの開放を開始する場合、正常な開放動作がなされると、開店時刻よりも大幅に前にシャッタが開放完了してしまう場合がある。すなわち、開店前に店舗内に人が侵入する可能性がある。
開放動作時間を複数の動作時間から算出すれば、信頼性の低い動作時間があっても、その影響が低くなるが、動作時間の記憶数が少ない場合は信頼性の確保は困難となる。
本発明による自動開店装置によれば、記憶手段に記憶される動作時間の記憶数が第1の所定数未満である場合に、強制開放時刻に開制御信号を出力する。
これにより、開放基準時刻ちょうどにシャッタが開放完了する機能を実現しつつ、開放基準時刻前にシャッタを開放する場合の信頼性を保証できる。
以下に添付図面を参照して本発明の最良の実施例を説明する。
まず、本発明に係る自動開店装置100を備えた設備制御システムの全体構成について、図1を参照して説明する。
自動開店装置100は、店舗の出入口を開閉する電動式のシャッタ2と、このシャッタ2を制御するシャッタ制御盤4と、このシャッタ制御盤4に検出したシャッタ2の開閉を出力する開閉検出手段3と、手動操作されるとシャッタ2の動作を制御する信号をシャッタ制御盤4に出力する客室手動スイッチ7と、シャッタ制御盤4と接続される店舗制御機としてのコントローラ1と、閉店制御時に利用者の有無を検知してコントローラ1に出力する人体センサ95と、コントローラ1に接続されるCD/ATM90等の設備とから構成される。
本実施例においては、自動開店装置100が設置される店舗として、CD/ATM90が設置された無人店舗Aを例に説明する。
コントローラ1は、機械室内に配置され、シャッタ2やその他の設備を所定のスケジュールに従い制御する。
特に、本発明において、コントローラ1は、複数回にわたりシャッタ2の開放動作にかかる時間を動作時間として記憶し、この複数回分の動作時間から、シャッタ2を開放開始する時刻を決定する。このとき、動作時間の記憶数が所定数(第1の所定数)以上記憶されていなければ、予めスケジュールとして指定されている時刻(以下、強制開放時刻という)をシャッタの開放開始の時刻とする。
また、コントローラ1は、遠隔の監視センタ5と通信回線6にて接続され、スケジュール等の受信や店舗に生じた異常の通報等を行う。
監視センタ5は、通信回線6を介して無人店舗Aを含む複数の無人店舗や銀行等を監視する集中監視センタとして機能する。
監視センタ5では、コントローラ1から送信される信号を監視員が常時監視しており、無人店舗Aにて、何らかの防犯上又は設備上の異常が発生した場合には、該当店舗付近に待機している点検員に対処指示をする。点検員は、対処指示に基づいて該当店舗に直行し、異常の原因を特定して排除する。
次に、コントローラ1と接続される無人店舗内の設備について説明する。
本例において、コントローラ1と接続される無人店舗内の設備としては、開閉検出手段3が接続されるシャッタ制御盤4、客室手動スイッチ7、CD/ATM90、オートホン91、照明92、空調93、閉店予告灯94、人体センサ95がある。
シャッタ制御盤4は、店舗出入口における上縁部分に設けられた巻取機構(図示せず)を回転駆動させることによってシャッタ2の上端側を巻き取り、または巻き戻して店舗出入口のシャッタ2の開閉を行っている。巻取機構は、シャッタ制御盤4にて回転駆動される。
シャッタ制御盤4は、電動モータを含み、客室手動スイッチ7又はコントローラ1からの入力により当該電動モータを駆動してシャッタ2の開放及び閉鎖制御を行う。また、シャッタ制御盤4は、開閉検出手段3からの信号を受けて、店舗出入口におけるシャッタ下端位置を判定し、全開状態と判定されれば開放制御を終了し、全閉状態と判定されれば閉鎖制御を終了する。また更に、シャッタ制御盤4は、判定したシャッタ下端位置をコントローラ1に出力する。
開閉検出手段3は、店舗出入口におけるシャッタ開閉を検出してシャッタ制御盤4に出力する手段であり、全開検出スイッチ30及び全閉検出スイッチ31から構成される。全開検出スイッチ30は、全開状態となったシャッタ2が当接するリミットスイッチで、シャッタ2が全開となったときONとなり、そうでない場合OFFとなる。他方、全閉検出スイッチ31は、全閉状態となったシャッタ2が当接するリミットスイッチで、シャッタ2が全閉となったときONとなり、そうでない場合OFFとなる。
なお、開閉検出手段3は、上記構成に限定されない。例えば、シャッタ2巻取機構の正負方向の回転量を検出するエンコーダで構成されてよく、この場合、シャッタ制御盤4はエンコーダが出力する回転量に基づき店舗出入口の全開、全閉を判定する。
客室手動スイッチ7は、CD/ATM90が設置される客室に設置されるスイッチである。この客室手動スイッチ7は、利用者等の操作に応じて、シャッタ2を開放させる開制御信号、閉鎖させる閉制御信号、又は停止させる停止信号をシャッタ制御盤4に出力する。
CD/ATM90は、店舗の利用者がカードまたは通帳を用いて現金の引き出し等を行う装置である。
オートホン91は、店舗の利用者が受話器を取ることで銀行等が運営する問い合わせセンタへ自動発信する装置である。
照明92及び空調93については、周知のものが使用されるため説明を省略する。
閉店予告灯94は客室内の壁面に設置され、店舗閉店を予告するメッセージ及びコマーシャルメッセージを表示する装置である。
上記に説明したCD/ATM90、オートホン91、照明92、空調93、閉店予告灯94の各設備は、スケジュールに基づく制御信号がコントローラ1から入力されることにより、電源のONまたはOFFが制御される。
人体センサ95は、人体を検知してコントローラ1に検知信号を出力するセンサであり、例えば、焦電素子やサーモパイル等を使用した熱検知式センサや、送信した超音波の反射波の変化から物体を検知する超音波センサ等が使用される。
この人体センサ95は、店舗の機械室及び客室に複数個設置される。客室に設置される人体センサ95は、閉店制御時に客室内に利用者が存在するか否かを検知するために使用される。コントローラ1は、閉店制御時、この検知信号に基づいてシャッタ2の閉鎖制御を行う。
また、コントローラ1は、人体センサ95からの検知信号に基づき防犯監視を行う。
次に、コントローラ1の構成を説明する。
コントローラ1は、通信手段11、タイマ部14、記憶手段16、算出手段17、設定手段18、操作手段13、表示手段12、異常判定手段19、記憶数判定手段20、カウンタ15、入出力手段21、及び制御手段10とから構成される。以下、上記各構成を詳細に説明する。
通信手段11は、遠隔の監視センタ5と通信回線6を介して信号の送受信を行う手段である。通信手段11は、シャッタ2やその他の設備のスケジュール等を監視センタ5から受信して制御手段10に出力する。また、シャッタ2やその他の設備の状態の通知、店舗に発生した異常の通報等を制御手段10の制御に基づき監視センタ5に行う。
タイマ部14は、計時手段及び時計手段から構成される。
計時手段は、制御手段10からの起動信号の入力により計時を開始し、秒単位の計時時間を制御手段10に出力するタイマである。また、制御手段10からの停止信号の入力により計時を停止し、クリア信号の入力により計時をクリアする。
時計手段は、現在の年月日、時分秒を出力するリアルタイムクロックである。
記憶手段16は、ROMまたはRAMである。
記憶手段16の記憶内容についての詳細な説明は図2を参照して説明する。
制御プログラム記憶領域80は制御手段10が実行する各種の制御プログラムを記憶する領域である。主なプログラムとしては、開店動作及び閉店動作に関するシャッタ2の制御プログラム、CD/ATM90、オートホン91、照明92、空調93、及び閉店予告灯94の制御プログラム、監視センタ5との通信制御プログラム等である。
動作時間記憶領域81は、シャッタ2が全閉状態から開放状態を開始して全開となるまでの計時時間を動作時間として10回分記憶する記憶領域である。動作時間は、開放動作する毎に10回分が蓄積されるまで順番に記憶され、記憶数が10を超えると古い動作時間からクリアされて新たな動作時間が記憶される。
なお、本実施例では、動作時間記憶領域81に蓄積される動作時間の記憶数は10としているがこれに限られるものではない。
開放動作時間82は、シャッタ2が全閉状態から開放を開始して全開状態となるまでの基準とすべき時間である。この開放動作時間82は、動作時間記憶領域81に記憶している動作時間のうち、直近の3回分(第1の所定数)の動作時間から算出手段17が統計的に算出する時間である。算出手段17については後述する。
スケジュール記憶領域86は、開放基準時刻としての開店時刻、閉店予告時刻、閉店時刻、強制開放時刻、設備の電源をONする時刻、及びOFFする時刻の組をスケジュールとして記憶する領域である。このスケジュール記憶領域86にはモードとして複数組のスケジュールが記憶されている。これは、スケジュールをモードごとに複数組記憶することで、特定の日付や曜日ごとに異なるスケジュールで設備の制御を行うためである。例えば、図2に示すモード1は平日に使用し、モード2は土曜日と日曜日に使用する等の制御が可能となる。この制御における曜日の判定は、後述する制御手段10が、時計手段からの年月日の情報、及び記憶手段16に記憶されるカレンダー情報(図示せず)とを参照することにより行う。
なお、時刻は、時、分、秒で記憶されている(図面には24時間表記で記載している)。例えば、モード1のCD/ATM90の電源をONする時刻は、07時30分00秒となる。また、本実施例では、スケジュールは監視センタ5から受信するものとして説明するが、後述する操作手段13にて設定者が入力するものとしてもよい。
強制開放時刻は、動作時間から統計的に算出される開放動作時間82の信頼性が低い場合にシャッタ2の開放を開始する時刻で、開店時刻以前の時刻である。強制開放時刻は、全閉状態であるときのシャッタ2の下端位置から全開状態であるときのシャッタ2の下端位置までの距離をシャッタ2の開放速度で割った時間を開店時刻から減算した時刻としている。本実施例では、全閉状態であるときのシャッタ2の下端位置から全開状態であるときのシャッタ2の下端位置までの距離をシャッタ2の開放速度で割った時間は60秒である場合を想定しており、開店時刻60秒前である時刻に予め記憶されている。例えば、図中のモード1において、強制開放時刻は、開店時刻08時00分00秒から60秒を減算した時刻である07時59分00秒である。
強制開放制御フラグ85は、シャッタ2の開放制御の際に、開放動作時間82を用いたシャッタ2の開放制御を実行するか、または強制開放時刻を用いたシャッタ2の開放制御を実行するかを制御手段10が判定するためのフラグである。
当日スケジュール83は、時計手段の出力する現在の日付に対応する設備制御の時刻の組である。具体的には、閉店予告時刻、閉店時刻、設備の電源をONする時刻、OFFする時刻、及びシャッタ2の開制御信号の出力時刻の組である。
閉店予告時刻は、店舗閉店を予告するメッセージを表示する旨の信号をコントローラ1から閉店予告灯94に出力する時刻である。
閉店時刻は、シャッタ2の閉鎖制御などの店舗の閉店制御の基準となる時刻である。
また、開制御信号の出力時刻は、シャッタ2の開放動作を開始を指示するための開制御信号をシャッタ制御盤4に出力する時刻である。この開制御信号の出力時刻として設定する時刻は、開放動作時間82に基づき決定される時刻、または強制開放時刻である。どちらの時刻を開制御信号の出力時刻として採用するかは記憶数判定手段20の判定に基づいて制御手段10が決定する。なお、記憶数判定手段20については後述する。
待機時間84(M)は、コントローラ1がシャッタ2の開制御信号を出力したにもかかわらず、シャッタ2が動作を開始しないときに、開制御信号を再度出力するまでの待機時間である。
以下、図1に戻り、コントローラ1の構成の説明を続ける。
算出手段17は、動作時間記憶領域81に記憶されている直近の第1の所定数の動作時間から開放動作時間82を統計的に算出する手段である。本実施例では、これにより、算出する開放動作時間82がシャッタの最近の動作時間の変化に対応できるようにしている。この第1の所定数は、記憶手段16に記憶されている。
具体的には、第1の所定数を3として、記憶されている直近の3回分の動作時間の平均値を算出して、この値を開放動作時間とする。開放動作時間82は、記憶手段16に出力されて記憶される。なお、第1の所定数は3に限らない。開放動作時間の算出に用いる動作時間の数は多ければ多いほど、算出された開放動作時間82の信頼性が向上する。従って、動作時間記憶領域81に記憶することができる最大の記憶数を第1の所定数として開放動作時間82を算出してもよい。
また、開放動作時間82の算出は、直近の第1の所定数の動作時間から行っているが、記憶手段16に第1の所定数よりも多くの動作時間を記憶しているのであれば、算出手段17は、直近の動作時間のうち第1の所定数よりも多くの動作時間を用いて、あるいは全ての動作時間を用いて開放動作時間82を算出してもよい。
なお、この開放動作時間82を算出する統計的な手法としては上記の平均に限られるものではない。
複数の動作時間についての中央値を算出して、この値を開放動作時間としてもよく、その他の統計的手法を用いて開放動作時間82を算出してもよい。
また、開放動作時間82を既に算出し記憶しているときは、次のようにして新たな開放動作時間82を算出してもよい。既に記憶している開放動作時間82から動作時間を減算して絶対値を算出する処理を実行する。この処理を直近の複数、例えば第1の所定数の動作時間について繰り返し行う。そして、得られた3つの絶対値のうち、最も大きい値を示した動作時間を除き、残りの動作時間(2回分)の平均値を新たな開放動作時間82とする。
設定手段18は、制御手段10の指示により、開制御信号の出力時刻を設定する手段である。設定手段18が行う開制御信号の出力時刻の設定動作には次の二つがある。
一つめの動作は、記憶手段16から開店時刻及び開放動作時間82を読み出し、開店時刻から開放動作時間82を減算した時刻を開制御信号の出力時刻とする。
二つめの動作は、記憶手段16のスケジュール記憶領域86に記憶されている強制開放時刻を開制御信号の出力時刻とする。
設定手段18がどちらの動作を実行するかは制御手段10からの指示により決定される。
操作手段13は、図示しないタッチパネル、押し釦、及びカードリーダから構成されている。タッチパネル及び押し釦は、点検員や無人店舗Aの従業員等によって操作され、制御手段10に対し情報や命令を出力する。カードリーダは、点検員が所持する対処用カードや無人店舗Aの従業員等が所持するユーザーカードの情報を読み取り、予め記憶している登録者情報と照合して一致した場合に所定の警備モードを設定する。なお、カードリーダは、生体認証装置その他の認証装置を利用してもよい。
警備モードには、警備セットモード、警備解除モード、対処モード、及び保守モードの4種類がある。
警備セットモードは、人体センサ95の監視を行うモードであって、人体センサ95から検知信号の入力がコントローラ1にあったとき、コントローラ1が監視センタ5へ異常信号を送信するモードである。この警備セットモードは、警備解除モード中に、対処用カード及びユーザーカードが照合一致すると設定される。
警備解除モードは、人体センサ95の監視を行わないモードで、警備セットモード中に、無人店舗の従業員等が所持するユーザーカードが照合一致すると設定される。
対処モードは、人体センサ95の監視を行わないモードで、警備セットモード中または警備解除モード中に、点検員が所持する対処用カードが照合一致すると設定される。
保守モードは、スケジュールの変更等を行うモードで、対処モード中に所定の操作がなされて対処用カードが照合一致したとき、または警備解除モード中に所定の操作がなされてユーザーカードが照合一致したときに設定される。
なお、客室に設置された人体センサ95の監視は、閉店時刻となり自動開店装置100が閉店の制御を開始して、シャッタ2が全閉となった後から、設定手段18が設定したシャッタ2の開制御信号の出力時刻となるまで行われる。この時間帯においては、対処用カード及びユーザーカードによる警備モードの設定に連動して客室側の人体センサ95の監視の有無が決定することもできる。
また、警備モードは、設定されるたびに監視センタ5にその旨が送信され、監視センタ5の監視員が無人店舗Aの状態を把握することができる。
表示手段12は、液晶ディスプレイである。液晶ディスプレイには、操作ガイダンスその他各種の情報が表示される。例えば、設備の制御状態や発生した異常の種別、または記憶されているスケジュール等を表示する。
異常判定手段19は、タイマ部14、カウンタ15、記憶手段16の記憶内容、及びシャッタ下端位置の情報に基づき、シャッタ2が開放動作しているときに当該シャッタ2の異常を判定する。具体的な異常判定については後述する。
記憶数判定手段20は、動作時間記憶領域81に記憶されている動作時間の記憶数が3以上(第1の所定数以上)あるか否かを判定する。この判定結果に基づいて、シャッタ2を開放開始する時刻を、開放動作時間82を用いて決定した時刻とするか強制開放時刻とするかを制御手段10は判定する。
カウンタ15は、異常判定手段19が異常を判定したシャッタ2の開放動作が連続した回数を計数するカウンタと、シャッタ2の開制御信号を出力した回数を計数するカウンタである。
特に、前者の異常が連続して発生した回数を計数するカウンタは、制御手段10が動作時間記憶領域81に記憶される動作時間を全て消去するか否かを判定する際に使用される。本実施例では、この回数が3回(第2の所定数)に達すると制御手段10が動作時間記憶領域81に記憶される動作時間を全て消去する。なお、第2の所定数は3回に限られるものではない。また、この第2の所定数は記憶手段16に記憶されている。
入出力手段21は、入力手段と出力手段とから構成される。
入力手段は、シャッタ制御盤4から出力されるシャッタ下端位置の情報及び人体センサ95から出力される検知信号を制御手段10に出力する。
出力手段は、制御手段10の制御に基づいて、シャッタ2を開放動作する開制御信号、シャッタ2を閉鎖動作させる閉制御信号をシャッタ制御盤4に出力する。また、出力手段21は、制御手段10の制御に基づいて、電源をONまたはOFFする制御信号をCD/ATM90、オートホン91、照明92、空調93、または閉店予告灯94に出力する。
制御手段10は、コントローラ1の各手段を制御するCPUである。なお、各手段において当該CPUで処理可能なものは、同CPUで実施されるものとしてもよい。例えば、算出手段17、設定手段18、異常判定手段19、記憶数判定手段20等は、同CPUで実現されてもよい。
次に、コントローラ1の制御手段10が実行するメインフローについて図3を参照して説明する。
本フローは、コントローラ1の電源がONとなったときにスタートする。
S101にて、制御手段10は、動作時間記憶領域81に記憶されている動作時間の記憶数が3(第1の所定数)以上あるか否かを記憶数判定手段20に判定させる。電源ONした直後は記憶数が0であるので、S101はNOと判定されS102に進み、強制開放制御フラグ85をONにする。そして、S103にて、制御手段10は、記憶手段16に記憶されている強制開放時刻を開制御信号の出力時刻として設定手段18に設定させる。次に、S104にて、制御手段10は当日スケジュール83を生成する。すなわち、制御手段10は、S103にて設定された出力時刻(強制開放時刻)を記憶手段16に記憶するとともに、時計手段から出力される現在の日付に対応する閉店予告時刻、設備の電源をONする時刻、及びOFFする時刻をスケジュール記憶領域86から読み出して記憶手段16に記憶する。
一方、S101にて、動作時間の記憶数が3以上ある場合には、S105に進み、制御手段10は、強制開放制御フラグ85をOFFにする。そして、S106にて、制御手段10は、開放動作時間82を算出手段17に算出させる。次に、制御手段10は、開店時刻から開放動作時間82を減算した時刻を開制御信号の出力時刻として設定手段18に設定させる(S107)。更に、S108にて、制御手段10は、S107にて設定された出力時刻を記憶手段16に記憶するとともに、時計手段から出力される現在の日付に対応する閉店予告時刻、設備の電源をONする時刻、及びOFFする時刻をスケジュール記憶領域86から読み出して記憶手段16に記憶する。
S101NO→S102→S103→S104、又はS101YES→S105→S106→S107→S108の処理によって、当日スケジュール83の記憶が終わると、S111にて、制御手段10は、23時59分59秒となるまで現在時刻が当日スケジュール83の時刻と一致するか否かの判定を繰り返し、一致すれば(S109YES)、該当する設備制御プログラムをスタートさせる(S110)。
S111にて現在時刻が23時59分59秒と判定されると、S101に戻る。なお、このときに記憶している当日スケジュール83は消去してもよい。
これにより、開放動作時刻を統計的に算出するための基のデータが十分になく(本実施例では3回未満)、算出される開放動作時間82の信頼性が低い可能性があるような場合には、開店時刻前の既定の時刻(強制開放時刻)を開制御信号の出力時刻とするので、開店時刻前にシャッタ開放制御することの信頼性を保証できる。
なお、本メインフローのS110にてスタートする設備の制御プログラムは、平行して実行することができる。従って、1つの制御プログラムを実行している間でも、他の制御プログラムを実行することができる。
次に、図3のメインフローS109にて当日スケジュール83におけるシャッタ2を開放開始する時刻に現在時刻がなったと判定されたとき、S110にてスタートするシャッタ2の開放制御動作について図4から図7を参照して説明する。
まず、S201にて、制御手段10は、シャッタ制御盤4へ開制御信号を出力する。次にS202にて、制御手段10は計時手段に起動信号を出力して計時を開始させる(以下、このS202にて計時した計時時間をT1という)とともにカウンタに+1を加える(以下、このカウンタをAとする。なお、初期状態のカウンタは0である)。
次に、S203にて、制御手段10は、全開検出スイッチ30がOFFのままで全閉検出スイッチ31がONからOFFに変化(以下、全閉状態から変化という)するかを判定する。全閉状態から変化していない場合(S203NO)、S204にて、制御手段10は、T1が待機時間84(M)より大きいか否かを異常判定手段19に判定させる。T1が待機時間84(M)より大きくないと異常判定手段19にて判定される(S204NO)と、S203に戻り、制御手段10は、全閉状態から変化するか否かを再び判定する。T1を計時してから待機時間84(M)を超えても、全閉状態から変化しない場合は、S205へ進む。S205にて、制御手段10はT1をクリアする。そして、S206にて、制御手段10は、Aが3以上となったか否かを異常判定手段19に判定させる。異常判定手段19にて3に満たないと判定された場合(S206NO)にはS201に戻り、制御手段10は開制御信号をシャッタ制御盤4へ出力する処理を再試行する。そうではなく、S206において異常判定手段19にてAが3以上となったと判定されると、制御手段10は、カウンタAをクリアする(S207)とともに、所定の異常処理を行った(S208)後、本動作フローを終了する。
すなわち、シャッタ制御盤4へ開制御信号を出力する処理を3回行っても、シャッタ2が開き始めなければ、所定の異常処理を行って終了する。これにより、シャッタ2の開放動作の開放自体が正常に開始されていない異常を判定することができる。
ここで、制御手段10が行うこの所定の異常処理を図7を参照して説明する。
この異常処理は、シャッタ2の開放動作が正常に行われなかった場合、つまり、シャッタ2が開放動作しているときに異常判定手段19が該シャッタ2の異常を判定したときに行われる処理である。
まず、S301にて、制御手段10は、監視センタ5へシャッタ2の開放動作に異常があった旨の異常信号を通信手段11を介して出力する。なお、S208にて実行する異常処理では、開制御信号をコントローラ1から出力してもシャッタ2の開放動作が開始されない旨の異常信号を出力する。
次に、S302にて、カウンタに+1を加える。
このカウンタは前述のカウンタAとは別にカウントするものである(以下、このカウンタをBとする。なお、初期状態のカウンタは0である)。このカウンタBは、異常判定手段19による異常が複数のシャッタ2の開放動作にわたり連続して発生したときに制御手段10によって+1加算され、異常判定手段19による異常が判定されなかったときにクリアされるものである。なお、カウンタBのクリアのタイミングについては後述する。
次のS303では、カウンタBが3(第2の所定数)以上であるか否かを判定する。3以上である場合(S303YES)はS304に進み、制御手段10は、動作時間記憶領域81に記憶されている動作時間を全てクリアする。そして、カウンタBをクリアして(S305)、本異常処理のフローを抜ける。そうでない場合(S303NO)は、S304及びS305をスキップして本異常処理のフローを抜ける。
本異常処理により、シャッタ2の開放動作が正常に行われなかったことを異常判定手段19が判定した場合には、遠隔の監視センタ5に異常内容とともに異常の旨の信号が送信される。従って、監視センタ5の監視員が点検員に対して的確かつ迅速な指示を行うことができる。
また、本異常処理により、複数のシャッタの開放動作にわたり異常が連続して3回(第2の所定数)発生した場合には、動作時間記憶領域81に記憶されている動作時間が全てクリアされる。従って、シャッタの設定変更(例えば、シャッタの開放速度の変更)やシャッタの交換等があった場合には、当該設定変更や交換前に記憶した動作時間に基づいてシャッタの開放動作時間82が算出されることを防止でき、開放動作時間82の信頼性が高まる。
更に、記憶されている動作時間をクリアした後は、動作時間の記録数が第1の所定数以上となるまで(S101YESとなるまで)は既定の強制開放時刻に開放開始するので、開放基準時刻以前にシャッタを開放する場合の信頼性を保証できる。
図4に戻り、S203にて全閉状態から変化した場合(S203YES)の動作について説明する。
S209にて、制御手段10は、T1及びカウンタAをクリアし、S210に進む。S210では、強制開放制御フラグ85がOFFであるか否かを判定する。OFFである場合は、図5の動作フローに進み(S210YES)、ONである場合は図6の動作フローに進む(S210NO)。
次に、S210にて強制開放制御フラグ85がOFFと判定したときの制御手段10の動作フローを図5を参照して説明する。
まず、S220にて、制御手段10は計時手段に起動信号を出力して計時を開始させる(以下、このS220にて計時した計時時間をT2という)。次に、S221にて、制御手段10は、シャッタ2が全開状態となったか否かを判定する。全開状態でないと判定されると(S221NO)、S222に進み、制御手段10は、現在時刻が開店時刻を過ぎたか否かを異常判定手段19に判定させる。なお、この開店時刻を過ぎたか否かの判定は、正常にシャッタ2が開放動作したときに生じる設計上の誤差範囲を考慮して、開店時刻を過ぎたか否かを判定するものである。例えば、現在の時刻が開店時刻+5(秒)を経過したか否かを判定する。
開店時刻を過ぎていないと判定されない場合(S222NO)は、過ぎたと判定するまで、S221のシャッタ2が全開状態となったか否かの判定を繰り返す。開店時刻を過ぎたと判定された場合(S222YES)は、S223にて制御手段10は所定の異常処理を行う。
S223の異常処理は、先に説明した図7による処理と同様であるが、S301にて監視センタ5へ出力する異常信号は、シャッタ2の開放が開店時刻になっても完了しない旨の異常信号とする。
S223の異常処理の後は、S224にてシャッタ2が全開状態となるまで判定を繰り返す。シャッタ2が全開状態となった場合(S224YES)は、S230に進む。S230にて制御手段10は、計時しているT2をクリアし、S231にて、シャッタ2が全開状態となった旨の全開信号を監視センタ5へ通信手段11を介して出力する。
一方、S221にて、制御手段10が、シャッタ2が全開状態となったことを判定した場合、S225に進む。S225では、制御手段10は、シャッタ2が全開状態となった時刻が開店時刻近傍であるか否かを異常判定手段19に判定させる。この判定は、シャッタ2が正常に開放動作したときに生じる設計上の誤差範囲を考慮して、開店時刻丁度にシャッタ2が全開状態となったか否かを判定するものである。例えば、シャッタ2が全開状態となった時刻が開店時刻±5(秒)の範囲内であるか否かを判定する。シャッタ2が全開状態となった時刻が開店時刻近傍であると判定されないと(S225NO)、S229に進み、所定の異常処理を行う。つまり、S225NOの場合は、シャッタ2の開放が開店時刻よりも早く完了してしまったことになるので異常処理を行うのである。
なお、例では、開店時刻±5(秒)の範囲外にあれば異常処理をすることになるが、シャッタ2の開放が完了する時刻が開店時刻+5(秒)を超える場合には、S222で異常処理がなされるので、S225の判定に際して、開店時刻+5(秒)以内であるかどうかの判定はしなくてもよい。
また、S229の異常処理も、先に説明した図7による処理と同様であるが、S301にて監視センタ5へ出力する異常信号は、シャッタ2の開放が開店時刻前に完了した旨の異常信号とする。そして、先に説明したS230及びS231の処理を実行し、終了する。
S225にて、シャッタ2が全開状態となった時刻が開店時刻近傍であると判定された場合、S226に進む。S226では、制御手段10は、カウンタBをクリアする。開店時刻近傍にシャッタ2の開放が完了した場合には、正常にシャッタ2の開放が完了したので、連続して何回異常が発生したかを示すカウンタBをクリアするのである。
次に、S227にて、制御手段10はT2の計時を停止する。そして、S228にて、このT2を、動作時間記憶領域81に動作時間として記憶する。
そして、先に説明したS230及びS231の処理を実行し、終了する。
以上が、S210にて強制開放フラグOFFであると判定された場合の動作である。
次に、強制開放フラグがONである場合(S210NO)の動作を図6を参照して説明する。
まず、S240にて、制御手段10は計時手段に起動信号を出力して計時を開始させる(以下、このS240にて計時した計時時間をT2という)。次に、S241にて、制御手段10は、シャッタ2が全開状態となったか否かを判定する。全開状態でないと判定されると(S241NO)、S242に進み、制御手段10は、現在時刻が「開店時刻+猶予時間」を過ぎたか否かを異常判定手段19に判定させる。シャッタ2が開放開始する時刻で最も遅い時刻となるのは、開店時刻丁度であり、この判定において、「開店時刻+猶予時間」は、シャッタ2が開店時刻丁度に開放を開始した場合にシャッタ2が開放を遅くとも完了している時刻に、経年変化によるシャッタ2の開放速度の低下の影響を考慮して決定する時刻である。具体的には、本実施例では、全閉状態であるときのシャッタ2の下端位置から全開状態であるときのシャッタ2の下端位置までの距離をシャッタ2の開放速度で割った時間は60秒としている。開店時刻が09時00分00秒とすると、開店時刻丁度に開放を開始したシャッタ2が開放を遅くとも完了している時刻は09時01分00秒となる。この時刻にシャッタ2の経年変化による開放速度の低下を考慮して+60秒を加えた値、つまり、09時02分00秒を「開店時刻+猶予時間」としている。
「開店時刻+猶予時間」を過ぎていないと判定されない場合(S242NO)は、当該時刻を過ぎたと判定する(S242YES)まで、S241のシャッタ2が全開状態となったか否かの判定を繰り返す。開店時刻を過ぎたと判定された場合(S242YES)は、S243にて制御手段10は所定の異常処理を行う。
S243の異常処理は、先に説明した図7の処理と同様であるが、S301にて監視センタ5へ出力する異常信号は、シャッタ2の開放が開店時刻になっても完了しない旨の異常信号とする。なお、S243の異常判定は、S222の異常判定よりも遅く判定されるものであるので、より緊急の異常である旨を加えて異常信号を監視センタ5へ送信してもよい。
S243の異常処理の後は、S244にてシャッタ2が全開状態となるまで判定を繰り返す。シャッタ2が全開状態となった場合(S244YES)は、S248に進む。S248にて制御手段10は、計時しているT2をクリアし、S249にて、シャッタ2が全開状態となった旨の全開信号を監視センタ5へ通信手段11を介して出力する。
一方、S241にて、制御手段10が、シャッタ2が全開状態となったことを判定した場合、S245に進む。S245では、制御手段10は、カウンタBをクリアする。次に、S246にて、制御手段10はT2の計時を停止する。そして、S247にて、このT2を、動作時間記憶領域81に動作時間として記憶する。
そして、先に説明したS248及びS249の処理を実行し、終了する。
以上が、メインフローS108にて当日スケジュール83におけるシャッタ2を開放制御する時刻に現在時刻がなったと判定されたときの、シャッタ2の開放制御の動作である。
このシャッタ2の開放制御の動作では、異常判定手段19がシャッタ2の開放動作に係る異常を判定した場合に、当該開放動作の動作時間を動作時間記憶領域81に記憶しない。従って、算出手段17が算出する開放動作時間81の信頼性が高まる。
次に、当日スケジュール83におけるシャッタ2を開放制御する時刻に現在時刻がなったと判定されたとき、S110にてスタートするシャッタ2の開放制御動作の他の実施例について図7から図10を参照して説明する。以下に説明する他の実施例は、コントローラ1からシャッタ制御盤4に開制御信号を出力した時点をシャッタ2の開放開始としている点で上述の実施例と異なる。
まず、図8のフローを参照して説明する。S110にてシャッタ2の開放制御の動作がスタートすると、S401にて、制御手段10は、シャッタ制御盤4へ開制御信号を出力する。次にS402にて、制御手段10は計時手段に起動信号を出力して計時を開始させる(以下、このS402にて計時した計時時間をT3という)とともにカウンタに+1を加える(以下、このカウンタをCという。なお、初期状態のカウンタは0である)。
次に、S403にて、制御手段10は、全開検出スイッチ30がOFFのままで全閉検出スイッチ31がONからOFFに変化(以下、全閉状態から変化という)するかを判定する。全閉状態から変化していない場合(S403NO)、S404にて、制御手段10は、T3がリトライ待機時間84(M)より大きいか否かを異常判定手段19に判定させる。T3が待機時間84(M)より大きくないと異常判定手段19にて判定される(S404NO)と、S403に戻り、制御手段10は、全閉状態から変化するか否かを再び判定する。T3を計時してから待機時間84(M)を超えても、全閉状態から変化しない場合は、S405へ進む。S405にて、制御手段10はT3をクリアする。そして、S406にて、制御手段10は、カウンタCが3以上となったか否かを異常判定手段19に判定させる。異常判定手段19にて3に満たないと判定された場合(S406NO)にはS401に戻り、制御手段10は開制御信号をシャッタ制御盤4へ出力する処理を再試行する。そうではなく、異常判定手段19にてカウンタCが3以上となったと判定されると、制御手段10は、カウンタCをクリアする(S407)とともに、所定の異常処理を行った(S408)後、本動作フローを終了する。なお、この所定の異常処理は図7にて説明したものと同じ動作を実行する。ただし、S302のカウンタはDと読み替えることとする。また、S408にて実行する異常処理では、開制御信号をコントローラ1から出力してもシャッタ2の開放動作が開始されない旨の異常信号を出力する。
一方、S403にて全閉状態から変化した場合(S403YES)は、S409にて、制御手段10は、S409に進む。S409では、強制開放制御フラグ85がOFFであるか否かを判定する。OFFである場合は、図9の動作フローに進み(S409YES)、ONである場合は図10の動作フローに進む(S409NO)。
次に、S409にて強制開放制御フラグ85がOFFと判定したときの制御手段10の動作フローを図9を参照して説明する。
まず、S420にて、制御手段10は、シャッタ2が全開状態となったか否かを判定する。全開状態でないと判定されると(S420NO)、S421に進み、制御手段10は、現在時刻が開店時刻を過ぎたか否かを異常判定手段19に判定させる。なお、この開店時刻を過ぎたか否かの判定は、上述の実施例を説明する図5のS222の判定と同様の考えに基づいて判定する。
開店時刻を過ぎていないと判定されない場合(S421NO)は、過ぎたと判定する(S421YES)まで、S420のシャッタ2が全開状態となったか否かの判定を繰り返す。開店時刻を過ぎたと判定された場合(S421YES)は、S422にて制御手段10は所定の異常処理を行う。
S422の異常処理は、先に説明した図7による処理と同様であるが、S422にて監視センタ5へ出力する異常信号は、シャッタ2の開放が開店時刻になっても完了しない旨の異常信号とする。
S422の異常処理の後は、S423にてシャッタ2が全開状態となるまで判定を繰り返す。シャッタ2が全開状態となった場合(S423YES)は、S430に進む。S430にて制御手段10は、計時しているT3をクリアし、S431にて、シャッタ2が全開状態となった旨の全開信号を監視センタ5へ通信手段11を介して出力する。
一方、S420にて、制御手段10が、シャッタ2が全開状態となったことを判定した場合、S424に進む。S424では、制御手段10は、シャッタ2が全開状態となった時刻が開店時刻近傍であるか否かを異常判定手段19に判定させる。この判定は、上述の実施例の図5のS225における判定と同様の考えに基づき実行する。シャッタ2が全開状態となった時刻が開店時刻近傍であると判定されないと(S424NO)、S425に進み、所定の異常処理を行う。
また、S425の異常処理も、先に説明した図7による処理と同様であるが、S425にて監視センタ5へ出力する異常信号は、シャッタ2の開放が開店時刻前に完了した旨の異常信号とする。そして、先に説明したS430及びS431の処理を実行し、終了する。
S424にて、シャッタ2が全開状態となった時刻が開店時刻近傍であると判定された場合、S426に進む。S426では、制御手段10は、カウンタDをクリアする。
次に、S427にて、制御手段10は、カウンタCが1であるか否かを判定する。カウンタCが1である場合は、S428にて、制御手段10はT1の計時を停止する。そして、S429にて、このT1を、動作時間記憶領域81に動作時間として記憶し、S430へ進む。
一方、S427にて、カウンタCが1でない場合は、S428及びS429の処理を行わずに、S430へ進む。
このS427の判定によって、コントローラ1からの開制御信号の出力が1回目である場合に限って、開放動作記憶領域に計時した動作時間を計時することができる。
そして、上述のS430及びS431の処理を実行し、終了する。
以上が、S409にて強制開放フラグOFFであると判定された場合の動作である。
次に、強制開放フラグがONである場合(S409NO)の動作を図10を参照して説明する。
まず、S440にて、制御手段10は、シャッタ2が全開状態となったか否かを判定する。全開状態でないと判定されると(S240NO)、S441に進み、制御手段10は、現在時刻が「開店時刻+猶予時間」を過ぎたか否かを異常判定手段19に判定させる。なお、この判定における「開店時刻+猶予時間」は、図6のS242と同様の考え方に基づいて定める。
「開店時刻+猶予時間」を過ぎていないと判定されない場合(S441NO)は、当該時刻を過ぎたと判定する(S441YES)まで、S440のシャッタ2が全開状態となったか否かの判定を繰り返す。開店時刻を過ぎたと判定された場合(S441YES)は、S442にて制御手段10は所定の異常処理を行う。
S442の異常処理は、先に説明した図7の処理と同様であるが、S301にて監視センタ5へ出力する異常信号は、シャッタ2の開放が開店時刻になっても完了しない旨の異常信号とする。なお、S441の異常判定は、S421の異常判定よりも遅く判定されるものであるので、より緊急の異常である旨を加えて異常信号を監視センタ5へ送信してもよい。
S442の異常処理の後は、S443にてシャッタ2が全開状態となるまで判定を繰り返す。シャッタ2が全開状態となった場合(S443YES)は、S448に進む。S448にて制御手段10は、計時しているT3をクリアし、S449にて、シャッタ2が全開状態となった旨の全開信号を監視センタ5へ通信手段11を介して出力する。
一方、S440にて、制御手段10が、シャッタ2が全開状態となったことを判定した場合、S444に進む。S444では、制御手段10は、カウンタDをクリアする。すなわち、開店時刻丁度にシャッタ2の開放が完了した場合には、正常にシャッタ2の開放が完了したので、連続して何回異常が発生したかを示すカウンタDをクリアするのである。S445にて、制御手段10は、カウンタCが1であるか否かを判定する。カウンタCが1である場合は、S446にて、制御手段10はT3の計時を停止する。そして、S447にて、このT1を、動作時間記憶領域81に動作時間として記憶し、S448へ進む。
一方、S445にて、カウンタCが1でない場合は、S446及びS447の処理を行わずに、S448へ進む。
そして、先に説明したS448及びS449の処理を実行し、終了する。
なお、図5のS223、図6のS244、図9のS423、及び図10のS443で全開状態を検出するまで待機状態とするようにしたが、所定時間以上、待機状態が継続した場合は、処理を終了するようにしてもよい。
また、図5のS222及びS225、図9のS421及びS424において、異常判定手段19は、開放動作時間82を使用して異常を判定してもよい。この場合、図5のS222においては、計時中のT2の計時時間が開放動作時間分を過ぎたか否かを判定する。図5のS225においては、計時中のT2の計時時間が開放動作時間近傍であるか否かを判定する。また、図9のS421においては、計時中のT3の計時時間が開放動作時間分を過ぎたか否かを判定する。図9のS424においては、計時中のT3の計時時間が開放動作時間近傍であるか否かを判定する。なお、これらの判定の考え方は、先の実施例で述べた考え方と同様である。
本実施例では、強制開放時刻は、予め記憶手段16のスケジュール記憶領域86に記憶されているものとして説明したが、これに限られるものではない。全閉状態であるときのシャッタ2の下端位置から全開状態であるときのシャッタ2の下端位置までの距離をシャッタ2の開放速度で割った時間自体を予め記憶しておいてもよい。この場合、強制開放時刻を開制御信号の出力時刻として設定するステップ(具体的には、図3のS103)において、この予め記憶した時間を開店時刻から減算すれば、本実施例と同様の強制開放時間を得ることができる。
また、店舗出入口の床から上縁部分までの高さが非常に高い場合、全開検出スイッチ30とは別の検出スイッチを設けて利用者が屈むことなく歩行して入店できる程度の高さを検出し、シャッタの下端位置がこの高さにまで達したことを開放完了としてもよい。
更に、操作手段13の操作にて、動作時間記憶領域81に記憶されている動作時間を消去するものとしてもよい。
本実施例では、開放基準時刻として金融機関の無人店舗の開店時刻を例に挙げて説明したがこれに限られるものではない。その他、自動開店制御を行う商業施設等の開店時刻であってもよい。
本発明に係る自動開店装置を備えた設備制御システムの全体構成図 本発明に係る自動開店装置の記憶手段の記憶内容を示す図 本発明に係る自動開店装置が実行するメインフロー 本発明に係る自動開店装置が実行するシャッタ開放制御動作フロー(1) 本発明に係る自動開店装置が実行するシャッタ開放制御動作フロー(2) 本発明に係る自動開店装置が実行するシャッタ開放制御動作フロー(3) コントローラの制御手段が行う異常処理を示す図 本発明に係る自動開店装置が実行する他のシャッタ開放制御動作フロー(1) 本発明に係る自動開店装置が実行する他のシャッタ開放制御動作フロー(2) 本発明に係る自動開店装置が実行する他のシャッタ開放制御動作フロー(3)
符号の説明
1 コントローラ
2 シャッタ
3 開閉検出手段
5 監視センタ

Claims (4)

  1. 出力時刻になると開制御信号を出力して出入口のシャッタを開放する自動開店装置であって、
    開放基準時刻と該開放基準時刻以前となる強制開放時刻とを記憶し、前記シャッタが開放動作する毎に開放開始から開放完了までの動作時間を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に前記動作時間の記憶数が第1の所定数以上あるか否かを判定する記憶数判定手段と、
    前記動作時間の記憶数が前記第1の所定数以上あれば、第1の所定数の動作時間を少なくとも用いて開放動作時間を統計的に算出する算出手段と、
    前記開放基準時刻から前記開放動作時間を減算した時刻を前記出力時刻として設定する設定手段と
    を備え、
    前記設定手段は、前記動作時間の記憶数が前記第1の所定数未満であれば、前記強制開放時刻を前記出力時刻として設定することを特徴とした自動開店装置。
  2. 前記算出手段は、前記記憶手段に記憶した動作時間のうち、直近の前記第1の所定数分の前記動作時間から前記開放動作時間を統計的に算出することを特徴とした請求項1に記載の自動開店装置。
  3. 更に、前記シャッタが開放動作しているときに該シャッタの開放動作の異常を判定する異常判定手段を備え、
    前記記憶手段は、前記異常判定手段が前記シャッタの開放動作の異常を判定したときの前記動作時間を記憶しないことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の自動開店装置。
  4. 更に、前記シャッタが開放動作しているときに該シャッタの開放動作の異常を判定する異常判定手段と、
    前記異常判定手段が異常を判定した前記シャッタの開放動作が連続した回数を計数するカウンタと
    を備え、
    前記記憶手段は、前記カウンタの計数した回数が第2の所定数以上になると記憶している全ての前記動作時間を消去することを特徴とした請求項1又は請求項2に記載の自動開店装置。
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