JP4763269B2 - カレンダ - Google Patents
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Description
吊下式カレンダは、例えばオフィス室内壁面に鋲等の固定手段を用いてその上端を固定され、壁面上に吊下げられる。吊下式カレンダは、比較的スペースに余裕のある壁面上に配設されるので、広い紙面を用いて形成され、遠くからも七曜表が視認可能とされるのが一般的である。また、オフィス内の通行の妨げないように、薄く形成される。
一方で日捲り式カレンダは、日を記したシートを束にして、毎日そのシートを捲る或いは切り離すことで、該当日を表示するものである。毎日捲る或いは切り離す作業を要するため、このような日捲り式カレンダは作業場所の近く、例えば卓上或いは卓上付近の壁に配設されることが多い。日捲り式カレンダの利点は、1日の表示面積が比較的大きく取ることができ、日毎のスケジュールを直接シートに記入できることである。
請求項3記載の発明は、前記表示部に旧暦が記載されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のカレンダである。
請求項4記載の発明は、前記各領域に表される日にちに対応する誕生花或いは誕生石が記載されることを特徴とする請求項1乃至3いずれかに記載のカレンダである。
請求項6記載の発明は、前記各領域に表される日にちに対応する過去の出来事が記載されることを特徴とする請求項1乃至5いずれかに記載のカレンダである。
請求項7記載の発明は、前記各領域に表される日にちに対応する行事が記載されることを特徴とする請求項1乃至6いずれかに記載のカレンダである。
請求項8記載の発明は、前記各領域にメモ欄が設けられることを特徴とする請求項1乃至7いずれかに記載のカレンダである。
請求項9記載の発明は、前記シートの裏面に罫線が施されていることを特徴とする請求項1乃至8いずれかに記載のカレンダである。
また、日捲り式に表示される日にちを更新可能となる。よって机の上等の作業スペースにカレンダを載置可能であり、電話等を用いて作業スケジュールの打ち合わせなどをしている場合等に、カレンダに簡便にスケジュールを書き込むことができる。また日捲り式カレンダの形態で前後1ヶ月をあわせた3ヶ月の日付並びに曜日を一目で確認可能である。また既に過ぎた特定の日の曜日を容易に確認可能である。
請求項2記載の発明によれば、日にちを表示する領域と七曜表を表示する領域とが分離可能であるので、七曜表に書き込んだ記録を更新する必要があるとき以外は、日にちを表示する領域を切り離し、記録が書き込まれた七曜表を表示面に残すことが可能となる。
請求項9記載の発明によれば、各領域に設けられたメモ欄に各領域が示す日にちのスケジュール等を記載可能となる。
請求項10記載の発明によれば、シート裏面をメモ用紙として利用可能となる。
図1は本発明に係るカレンダの第1の実施形態を示す斜視図である。
本発明のカレンダ(1)は主に表示部(2)と表示部(2)を支持する支持部材(3)からなる。
第1の実施形態において、表示部(2)は複数枚のシートを重ね合わせて構成される。各シートは3つの領域に分けられ、表示部(2)中央に位置する領域は第1領域(21)、第1領域(21)左方に位置する領域は第2領域(22)及び第1領域(21)右方に位置する領域は第3領域(23)とされる。
各領域(21,22,23)には、少なくとも日にちを表す数字(211,221,231)及び七曜表(212,222,232)が記載される。尚、図1に示す例においては、各日にちを表す数字(211,221,231)の右脇には当該日の曜日が記載されている。また各日にちを表す数字の左上側には当該日の属する月が記載されている。
第2領域(22)に記載される日にちを表す数字(221)は、第1領域(21)に記載される日にちの1日前の日を表す数字である。また第3領域(23)に記載される日にちを表す数字(231)は、第1領域(21)に記載される日にちの1日後の日を表す数字である。
第2領域(22)に記載される七曜表(222)は、第1領域(21)に記載される七曜表(212)の1月前の七曜表であり、第3領域(23)に記載される七曜表(232)は、第1領域(21)に記載される七曜表(212)の1月後の七曜表である。
図2上側に示すシートにおいて、第1領域(21)に記載される日にちは2005年1月4日である。第2領域(22)に記載される日にちを表す数字(221)は第1領域(21)の日にちの1前日の2005年1月3日を表す数字「3」が記載されている。また、第3領域(23)に記載される日にちを表す数字(231)は第1領域(21)の日にちの1後日の2005年1月5日を表す数字「5」が記載されている。
図2上側に示すシートにおいて、第1領域(21)に記載される七曜表(212)は第1領域(21)に記載される日にちの属する月である2005年1月の七曜表(212)が記載されている。第2領域(22)に記載される七曜表(222)は、第1領域(21)に記載される七曜表(212)の1月前の月の2004年12月の七曜表(222)が記載されている。第3領域(23)に記載される七曜表(232)は、第1領域(21)に記載される七曜表(212)の1月後の月の2005年2月の七曜表(232)が記載されている。
図2上側に示されるシートと同様に、シート中央に配される第1領域(21)の七曜表(212)は、第1領域(21)に記載される日にち2005年1月7日の属する2005年1月を表す七曜表(212)が記載され、第2領域(22)の七曜表(222)はその1月前の2004年12月、第3領域(23)の七曜表(232)はその1月後の2005年2月の七曜表である。
このようにして、1年間全ての日が複数のシートに記載されている。更には、当該1年間前後の日にちを含んでシートに記載されていてもよい。
また各シートには、他の情報が記載されてもよい。例えば、ことわざ、大吉・先勝・友引・先負・仏滅・赤口等の六輝、旧暦、花言葉、過去の出来事或いは各地で行われる祭事等の行事等の情報である。更には、各日にちに対応する誕生花や誕生石が記載されていてもよい。誕生花が記載される場合には、記載された誕生花が表す花言葉を付記することが好ましい。
更には、各シートにメモ欄が設けられていることが好ましい。メモ欄を設けることにより、シート内の所定位置にシートが表す日にちのスケジュール等を書き込まれるので、シート内の情報が整然とされ、該情報を確認しやすくなる。尚、メモ欄は、複数の罫線を並列させて表示されることが好ましい。
加えて、シート裏面に複数の罫線を並列させてもよい。このようにすると、使用され、カレンダから切り離されたシートの裏面をメモ用紙代わりに使用可能となる。
表示部(2)上縁に沿って輪部(32)に対応する複数の矩形穴が形成され、輪部(32)が該矩形穴に通されることで、表示部(2)は支持部材(3)に支持されるものとなる。表示部(2)は三角柱状部材(31)斜面上に載置され、必要に応じて背面に向かって表示部(2)を構成するシートが捲られる。或いは輪部(32)から切り離される。
或いは、シートを境界で予め分断してもよい。
ミシン目を設けることや領域毎に分断することによって、前日を表すシート部分を除去し、常に当日以降の日にちを所望に応じて表示可能となる。また、このようにミシン目を設け、或いは領域を分断し、不必要となったシートを捲り、或いは破り取ったとしても、新たに表示されるシートには、捲られ或いは破り取られたシートと同じ七曜表が記載されているので、常に、当月を中心とした前後1月の七曜表が表示され、3ヶ月連続の七曜表が表示されることとなる。図2を用いて具体的に述べると、2005年1月4日において、2005年1月3日のシートは最早表示する必要がない。したがって、2005年1月3日のシート部分を破り取ることとする。2005年1月3日のシートの下には、2005年1月6日のシートが配され、該シートが表示されることとなる。2005年1月6日のシートには2005年1月3日のシートと同様に2004年12月の七曜表が記載されている。したがって、2005年1月3日のシートが破り取られた後においても、2004年12月、2005年1月及び2005年2月の3ヶ月連続した七曜表が表示部(2)に現れることとなる。
尚、図1に示す例において、第2領域(22)及び第3領域(23)を第1領域(21)の左右に配設したが、上下に配設してもよい。この場合には、上から第2領域(22)、第1領域(21)及び第3領域(23)の順番で並ぶ。支持部材(3)は、七曜表(212,222,232)が記載される側の表示部(2)の縁を支持するようにすることが好ましい。
図3に示す例において、3ヶ月に跨る作業予定の記録が示されている。2004年12月21日に工事に用いられる部品が発注されている。そして納品予定日が2005年1月12日であり、工事開始予定日が2005年1月13日であり、工事終了予定日が2005年2月2日である。このように3ヶ月にわたる作業記録或いは予定を一目で認識可能となる。
このようにミシン目を設けることで、既に記録された七曜表(212,222,232)をカレンダ(1)から分離することなしに、日にちを表す数字(211,221,231)が記載された領域のみをカレンダ(1)から切り離すことが可能である。これにより、七曜表(212,222,232)の記録を書き換えることが必要となったときのみ七曜表(212,222,232)を切り離せばよいものとなる。
或いは、表面と同じ日付を裏面に記し、所望の追加情報を書き込み可能としてもよい。このようにすると、表面に記載しきれなかった情報を裏面に記載し補足することが可能となる。
本発明に係るカレンダ(1)がパソコン等のデジタルデバイスに組み込まれている参考形態の場合には、支持部材(3)はデジタルデバイスのモニタを支持する筐体となる。また、デジタルデバイスのモニタが表示部(2)となる。
参考形態のカレンダ(1)は、デジタルデバイスのモニタに表示され、第1の実施形態と同様にモニタ上の表示は3つの領域に分けられる。モニタ中央に現れる領域は第1領域(21)であり、第1領域(21)左方に現れる領域は第2領域(22)であり、第1領域(21)右方に現れる領域が第3領域(23)である。
第2領域(22)に記載される日にちを表す数字(221)は、第1領域(21)に記載される日にちの1日前の日を表す数字である。また第3領域(23)に記載される日にちを表す数字(231)は、第1領域(21)に記載される日にちの1日後の日を表す数字である。
第2領域(22)に記載される七曜表(222)は、第1領域(21)に記載される七曜表(212)の1月前の七曜表であり、第3領域(23)に記載される七曜表(232)は、第1領域(21)に記載される七曜表(212)の1月後の七曜表である。
第2の実施形態のカレンダ(1)において、第1領域(21)に現れる日にちを表す数字(211)及び七曜表(212)は、デジタルデバイスに格納されるとともに自動的に更新される時間データと連動し、表示されることが好ましい。即ち、デジタルデバイス内の時間データが、例えば、2005年1月7日であれば、第1領域(21)に現れる日にちを表す数字(211)が自動的に「7」を表示し、七曜表(212)が2005年1月の七曜表を表示するなどである。
2・・・・・・・・・・・・・・表示部
21・・・・・・・・・・・・・第1領域
22・・・・・・・・・・・・・第2領域
23・・・・・・・・・・・・・第3領域
211,221,231・・・・日にちを表す数字
212,222,232・・・・七曜表
Claims (9)
- 日にちを表示する表示部と、
該表示部を支持する支持部材からなり、
前記表示部は3つの領域からなり、
該表示部中央に配される第1領域には日にちを表す数字と該日にちが属する月の七曜表が記載され、
前記第1領域の左方若しくは上方に配される第2領域には、前記第1領域に記載された日にちの1つ前の日にちを表す数字及び第1領域に記載された七曜表の1つ前の月が記載され、
前記第1領域の右方若しくは下方に配される第3領域には、前記第1領域に記載された日にちの1つ後の日にちを表す数字及び第1領域に記載された七曜表の1つ後の月の七曜表が記載されており、
前記表示部が複数のシートを重ね合わせて形成され、
一のシートの下に重ねられたシートの第2領域には、前記一のシートの第3領域の翌日を表す数字が記載され、
前記第1領域と前記第2領域との間及び前記第1領域と第3領域との間はミシン目が設けられるか又は分断されていることを特徴とするカレンダ。 - 前記支持部が表示部上縁に配設され、
前記各領域が上下に分けられ、
上側の領域に七曜表が記載され、下側の領域に日にちを表す数字が記載され、
上下の領域の間にミシン目が施されることを特徴とする請求項1記載のカレンダ。 - 前記表示部に旧暦が記載されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のカレンダ。
- 前記各領域に表される日にちに対応する誕生花或いは誕生石が記載されることを特徴とする請求項1乃至3いずれかに記載のカレンダ。
- 前記誕生花が表す花言葉が更に記載されることを特徴とする請求項4記載のカレンダ。
- 前記各領域に表される日にちに対応する過去の出来事が記載されることを特徴とする請求項1乃至5いずれかに記載のカレンダ。
- 前記各領域に表される日にちに対応する行事が記載されることを特徴とする請求項1乃至6いずれかに記載のカレンダ。
- 前記各領域にメモ欄が設けられることを特徴とする請求項1乃至7いずれかに記載のカレンダ。
- 前記シートの裏面に罫線が施されていることを特徴とする請求項1乃至8いずれかに記載のカレンダ。
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