JP4762649B2 - 画像処理装置、画像形成装置、制御プログラムおよびコンピュータ読取可能な記録媒体 - Google Patents

画像処理装置、画像形成装置、制御プログラムおよびコンピュータ読取可能な記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、入力されたRGB階調データに基づいて下地処理を行なう画像処理装置に関するものである。
近年、複写機の進歩により、様々な原稿を忠実に再現した複写を行なうことができるようになってきている。特に、カラーの原稿や、写真原稿、様々な種類の紙に画像が形成されている原稿の場合であっても、オリジナルに近い複写物が得られるようになっている。
ところで、例えば、通常の紙に画像が形成された原稿を複写する場合と、写真用の紙に画像が形成された原稿を複写する場合とでは、原稿を読み取った後で行なわれる下地処理が異なる。具体的には、下地である紙の特性に応じた処理(下地処理)が行なわれることになる。また、カラー複写機においては、例えば、原稿全体に薄い黄ばみ等が存在する場合に、その情報を「白」に変換するいわゆる下地除去処理を行うと好適である。このため、下地処理を行う場合には、原稿を読み取る際に、下地レベルも検出しておく必要がある。
そして、この下地レベル検出を行うために、従来のカラー複写機においては、プリスキャン(本来の画像読み取りの前に、その数倍の速度で予め行われる粗いスキャン)を行うことが一般的である。一旦プリスキャンを行うことで、原稿のカラー/白黒の別および下地レベルが検出できるため、本来の画像読み取りのためのイメージスキャンを行なう際には、原稿を読み終わると同時に画像出力を開始させることができる。
しかしながら、このプリスキャンを行って下地レベルを検出する場合には、プリスキャンを行なうための時間が必要になるため、複写速度が遅いという問題点がある。
そこで、この問題点を解決する方法としては、例えば、特許文献1、2に開示された技術が提案されている。
具体的には、上記特許文献1、2では、プリスキャンを行なうことなく、上記イメージスキャン(本読取)によって得られた画像データに基づいて下地処理を行なっている。
そして、上記特許文献1では、まず、原稿を読み取ることにより得られたRGB階調データを一旦、Lab形式の画像データに変換している。そして、この画像データに基づいて下地を検出し、このLab形式のデータをCMYK形式の画像データに変換した後で、当該CMYK形式の画像データを用いて下地処理を行なっている。
また、上記特許文献2では、原稿を読み取ることにより得られたRGB階調データの濃度ヒストグラムを求めている。そして、この濃度ヒストグラムに基づいて、上記RGBデータから一定の階調値だけ減算処理を行なうことにより、下地処理を行なっている。
特開2000−232589号公報(公開日:2000年8月22日) 特開平1−296775号公報(公開日:1989年11月30日)
しかしながら、上記従来の構成では、ハイライト部分における色再現性については何ら考慮されておらず、さらに、下地除去の精度が悪いという問題を生じる。
具体的には、上記特許文献1では、下地処理を、CMYK形式の画像データを用いて行なっている。CMYK形式の画像データは、一般にRGB形式の画像データの自然対数を求めることによって得られるものであり、CMYK形式の画像データを用いて下地除去を行なった場合には、除去の精度が悪い。
また、上記特許文献2では、RGB階調データから一定の割合だけ減算しているため、場合によっては下地除去を行いすぎる部分が生じることになる。
また、上記特許文献1および2ともに、単に下地処理を行なうものであり、ハイライト部分の色再現性については何ら考慮されていない。上記のように、CMYK形式の画像データは、RGB階調データの自然対数を求めることで得られる。このため、ハイライト部分については、隣接する画像においてRGB階調値が大きく変動している場合であってもCMYK形式の画像データに変換するとこの隣接する画像の差はあまりなくなってしまう。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、ハイライト部分の色再現性を維持したまま、下地処理をより精度よく行なうことができる画像処理装置を提供することにある。
本発明に係る画像処理装置は、上記課題を解決するために、RGB形式の画像データであるRGB階調データをRGB色空間にて補正する補正手段と、上記RGB色空間における原点およびR,G,Bの最大階調値以外の点であり、かつ、上記R,G,Bの各階調値が同じ値である予め定められたホワイトポイントと、RGB階調データのR,G,Bの階調値とをそれぞれ比較する比較手段とを備え、上記補正手段は、(A)R,G,Bの階調値のうち、上記比較手段により上記ホワイトポイントが示す階調値よりも大きいと判断された階調値については、その階調値と上記ホワイトポイントが示す階調値との差が小さくなるように補正し、(B)R,G,Bの階調値のうち、上記比較手段により上記ホワイトポイントが示す階調値よりも小さいと判断された階調値について階調値と上記ホワイトポイントが示す階調値との差が大きくなるように補正するものであることを特徴としている。
ホワイトポイントとは、ハイライトポイントとも呼ばれ、下地の階調値を表すものである。より具体的には、上記ホワイトポイントは、画像データを下地処理するために使用されるものであり、当該ホワイトポイントが示す階調値を下地の階調値であるとして下地処理が行なわれる。
上記の構成によれば、比較手段による比較結果より、入力されたRGB階調データが、上記ホワイトポイントよりも大きいと判断すると、上記補正手段は、このRGB階調データが示す画像は下地であると判断する。そこで、上記補正手段は、下地除去処理を行なうために、上記RGB階調データの階調値を、予め設定されているホワイトポイントに近づけるように補正を行なう。
また、比較手段による比較結果より、入力されたRGB階調データが、上記ホワイトポイントよりも小さいと判断すると、上記補正手段は、このRGB階調データが示す画像はハイライト部分の画像であると判断する。そこで、上記補正手段は、上記ハイライト部分の画像を強調するために、上記RGB階調データの階調値を、予め設定されているホワイトポイントから遠ざかるように補正を行なう。
つまり、上記構成によれば、上記補正手段は、RGB階調データの階調値とホワイトポイントとの比較結果に応じて、下地部分とハイライト部分との画像における補正をそれぞれ分けて行なうことができる。
これにより、下地カブリを抑えたままでハイライト部分の色再現性を向上させることができる。
なお、比較手段におけるR,G,Bの階調値とホワイトポイントとの比較は、R,G,Bの各階調とホワイトポイントの階調値(RGBとも同じ値)とをそれぞれ比較する。そして、上記補正手段は、比較手段における各比較結果に基づいて、R,G,Bの各階調をそれぞれ補正している。
本発明にかかる画像処理装置において、上記補正手段にて補正されたRGB階調データをCMY形式の画像データであるCMY階調データに変換する変換手段を備える構成であってもよい。
上記の構成によれば、補正手段にて補正した後のRGB階調データをCMY階調データに変換している。これにより、下地カブリを抑えたままでハイライト部分の色再現性が向上されたCMY階調データを得ることができる。
また、本発明にかかる画像処理装置において、上記ホワイトポイントは、上記R,G,Bの最大階調値の80%〜95%の範囲内に設定されている構成であってもよい。換言すると、本発明にかかる画像処理装置において、上記R,G,Bの階調値が0〜Max(255)の範囲内である場合に、上記ホワイトポイントが0.8Max〜0.95Maxの値である構成であってもよい。より具体的には、上記R,G,Bの階調値が0〜255の範囲内である場合に、上記ホワイトポイントが235である構成であってもよい。
上記構成によれば、ホワイトポイントは、上記R,G,Bの最大階調値の80%〜95%の範囲内に設定されている。これにより、より正確に下地を除去することができるとともに、色再現性を向上させることができる。
本発明にかかる画像処理装置において、撮像素子からの出力を、シェーディング補正するシェーディング補正手段を備え、上記シェーディング補正手段は、上記撮像素子からの出力を、RGB色空間における最大階調値よりも所定値だけ小さな出力設定値になるように補正するものであり、上記補正手段は、上記シェーディング補正手段によって補正されたRGB階調データを補正するものである構成であってもよい。
上記の構成によれば、シェーディング補正手段は、基準白板を読み取った際に撮像素子から出力されるRGB階調データがフルスケール(RGB色空間における最大階調値)にならないように補正している。これにより、例えば、基準白板より白色度の高い原稿下地、あるいは、ノイズ、蛍光インクなどの影響により撮像素子からの出力がスケールオーバーして飽和することが防止できる。これにより、ハイライト部(ハイライト領域)の再現性が確保できる。
本発明にかかる画像処理装置において、上記出力設定値と上記ホワイトポイントとが同じ値である構成であってもよい。
本発明にかかる画像形成装置は、上記の課題を解決するために、上記画像処理装置を備えたことを特徴としている。
上記の構成とすることで、下地カブリを抑えたままでハイライト部分の色再現性が向上された画像を形成することができる。
本発明に係る画像処理装置は、以上のように、RGB形式の画像データであるRGB階調データをRGB色空間にて補正する補正手段と、上記RGB色空間における原点およびR,G,Bの最大階調値以外の点であり、かつ、上記R,G,Bの各階調値が同じ値であるホワイトポイントの階調値と、RGB階調データのR,G,Bの階調値とをR,G,Bごとにそれぞれ比較する比較手段とを備え、上記補正手段は、(A)R,G,Bの階調値のうち、上記比較手段により上記ホワイトポイントが示す階調値よりも大きいと判断された階調値については、その階調値と上記ホワイトポイントが示す階調値との差が小さくなるように補正し、(B)R,G,Bの階調値のうち、上記比較手段により上記ホワイトポイントが示す階調値よりも小さいと判断された階調値について階調値と上記ホワイトポイントが示す階調値との差が大きくなるように補正するものである構成である。
これにより、下地カブリを抑えたままでハイライト部分の色再現性を向上させることができる。
本発明の一実施形態について説明すると以下の通りである。すなわち、本実施の形態にかかる画像処理装置は、例えば、画像形成装置に搭載された画像処理装置であって、画像形成装置が備える原稿読取部によって得られたRGB信号を補正するものである。
具体的には、上記画像処理装置は、RGB信号を用いて下地除去処理およびハイライト部分の明瞭化処理を行なうものである。
まず、本実施の形態にかかる画像処理装置が搭載された画像形成装置について説明する。
図2は、本発明の実施形態に係る画像形成装置であるデジタルカラー複写機(以下、カラー複写機と称する)1の構成を示す断面図である。このカラー複写機1は印刷モードを設定する機能を有し、利用者により設定された印刷モード或いは自動的に設定された印刷モードに応じた印字出力が実行される。なお、上記印刷モードの具体例として、例えば、原稿画像の種類(テキスト画像、写真画像、テキストと写真の混在画像、G3等のFAX画像)に応じた階調処理を実行して印字出力するモードが挙げられ、より具体的には、上記原稿画像の種類に応じて、テキストモード、写真モード、テキスト/写真混在モード、FAXモード等がある。
なお、上記カラー複写機1は画像形成装置の単なる一例であって、他の例として、例えばモノクロ複写機、プリンタ装置、ファクシミリ装置、或いはこれらの各機能を有する複合機が該当する。そして、このような画像形成装置にも本発明を適用することが可能である。
そして、図2に示すように、カラー複写機1の上面には、原稿台111及び後述する操作パネルが設けられている。また、カラー複写機1の内部には、原稿読取部40および画像形成部42が設けられている。
原稿台111の上面には、当該原稿台111に対して開閉可能な状態で支持され、かつ、原稿台111面に対して所定の位置に原稿を搬送する両面自動原稿送り装置(RADF;Reversing Automatic Document Feeder)112が装着されている。
この両面自動原稿送り装置112は、まず、原稿の一方の面が原稿台111の所定位置(原稿読取部40と対向する位置)にくるように当該原稿を搬送し、この原稿の一方の面の画像読み取りが終了した後に、他方の面が原稿台111の所定位置(原稿読取部40と対向する位置)にくるように原稿を反転させて搬送する。そして、両面自動原稿送り装置112は、1枚の原稿について両面の画像読み取りが終了した後でこの原稿を排出し、次の原稿についての両面搬送動作を実行する。なお、両面自動原稿送り装置112における原稿の搬送および表裏反転の動作は、複写機全体の動作に関連して制御されるものである。
原稿読取部40は、原稿に形成されている画像を読取るものである。そして、原稿読取部40は、両面自動原稿送り装置112によって原稿台111上に搬送されてきた原稿の画像を読み取るために、原稿台111の下方に配置されている。そして、原稿読取部40は、当該原稿台111の下面に沿って平行に往復移動する原稿走査体113、114と、光学レンズ115と、光電変換素子であるカラーCCD40aとを有している。
この原稿走査体113、114は、第1の走査ユニット113と第2の走査ユニット114とから構成されている。第1の走査ユニット113は原稿画像表面を露光する露光ランプと、原稿からの反射光像を所定の方向に向かって偏向する第1ミラーとを有し、原稿台111の下面に対して一定の距離を保ちながら所定の走査速度で平行に往復移動するものである。また、第2の走査ユニット114は、第1の走査ユニット113の第1ミラーにより偏向された原稿からの反射光像をさらに所定の方向に向かって偏向する第2および第3ミラーとを有し、第1の走査ユニット113と一定の速度関係を保って平行に往復移動するものである。
光学レンズ115は、第2の走査ユニットの第3ミラーにより偏向された原稿からの反射光像を縮小し、縮小された光像をカラーCCD40a上の所定位置に結像させるものである。
カラーCCD40aは、結像された光像を順次光電変換して電気信号として出力するものである。カラーCCD40aは、白黒画像あるいはカラー画像を読み取り、R(赤)、G(緑)、B(青)の各色成分に色分解したラインデータを出力することのできる3ラインのカラーCCDである。このカラーCCD40aにより電気信号に変換された原稿画像情報は、さらに、後述する画像処理部に転送されて所定の画像データ処理が施される。
次に、画像形成部42の構成、および画像形成部42に係わる各部の構成について説明する。
画像形成部42の下方には、用紙トレイ内に積載収容されている用紙(記録媒体)Pを1枚ずつ分離して画像形成部42に向かって供給する給紙機構211が設けられている。そして1枚ずつ分離供給された用紙Pは、画像形成部42の手前に配置された一対のレジストローラ212によりタイミングが制御されて画像形成部42に搬送される。さらに、片面に画像が形成された用紙Pは、画像形成部42の画像形成にタイミングを合わせて画像形成部42に再供給搬送される。
画像形成部42の下方には、転写搬送ベルト機構213が配置されている。転写搬送ベルト機構213は、駆動ローラ214と従動ローラ215との間に略平行に伸びるように張架された転写搬送ベルト216に用紙Pを静電吸着させて搬送する構成となっている。そして、転写搬送ベルト216の下側に近接して、パターン画像検出ユニットが設けられている。
さらに、用紙搬送路における転写搬送ベルト機構213の下流側には、用紙P上に転写形成されたトナー像を用紙P上に定着させるための定着装置217が配置されている。この定着装置217の一対の定着ローラ間のニップを通過した用紙Pは、搬送方向切り換えゲート218を経て、排出ローラ219によりカラー複写機1の本体の外壁に取り付けられている排紙トレイ220上に排出される。
切り換えゲート218は、定着後の用紙Pの搬送経路を、カラー複写機1の本体へ用紙Pを排出する経路と、画像形成部42に向かって用紙Pを再供給する経路との間で選択的に切り換えるものである。切り換えゲート218により再び画像形成部42に向かって搬送方向が切り換えられた用紙Pは、スイッチバック搬送経路221を介して表裏反転された後、画像形成部42へと再度供給される。
また、画像形成部42における転写搬送ベルト216の上方には、転写搬送ベルト216に近接して、第1の画像形成ステーションPa、第2の画像形成ステーションPb、第3の画像形成ステーションPc、および第4の画像形成ステーションPdが、用紙搬送経路上流側から順に並設されている。
転写搬送ベルト216は駆動ローラ214によって、図2において矢印Zで示す方向に摩擦駆動され、前述したように給紙機構211を通じて給送される用紙Pを担持し、用紙Pを画像形成ステーションPa〜Pdへと順次搬送する。
各画像ステーションPa〜Pdは、実質的に同一の構成を有している。各画像ステーションPa、Pb、Pc、Pdは、図2に示す矢印F方向に回転駆動される感光体ドラム222a、222b、222c、および222dをそれぞれ含んでいる。
各感光体ドラム222a〜222dの周辺には、感光体ドラム222a〜222dをそれぞれ一様に帯電する帯電器223a、223b、223c、223dと、感光体ドラム222a〜222d上に形成された静電潜像をそれぞれ現像する現像装置224a、224b、224c、224dと、現像された感光体ドラム222a〜222d上のトナー像を用紙Pへ転写する転写用放電器225a、225b、225c、225dと、感光体ドラム222a〜222d上に残留するトナーを除去するクリーニング装置226a、226b、226c、226dとが感光体ドラム222a〜222dの回転方向に沿って順次配置されている。
また、各感光体ドラム222a〜222dの上方には、レーザービームスキャナユニット(以下、LSUと称する)227a、227b、227c、227dがそれぞれ設けられている。LSU227a〜227dは、画像データに応じて変調されたドット光を発する半導体レーザ素子(図示せず)、半導体レーザ素子からのレーザービームを主走査方向に偏向させるためのポリゴンミラー(偏向装置)240と、ポリゴンミラー240により偏向されたレーザービームを感光体ドラム222a〜222d表面に結像させるためのfθレンズ241やミラー242、243などから構成されている。
LSU227aにはカラー原稿画像の黒色成分像に対応する画素信号が、LSU227bにはカラー原稿画像のシアン色成分像に対応する画素信号が、LSU227cにはカラー原稿画像のマゼンタ色成分像に対応する画素信号が、そして、LSU227dにはカラー原稿画像のイエロー色成分像に対応する画素信号がそれぞれ入力される。
これにより色変換された原稿画像情報に対応する静電潜像が各感光体ドラム222a〜222d上に形成される。そして、現像装置224aには黒(K)色のトナーが、現像装置224bにはシアン(C)色のトナーが、現像装置224cにはマゼンタ(M)色のトナーが、現像装置224dにはイエロー(Y)色のトナーがそれぞれ収容されており、感光体ドラム222a〜222d上の静電潜像は、これら各色のトナーにより現像される。これにより、画像形成部42にて色変換された原稿画像情報が各色のトナー像として再現される。
また、第1の画像形成ステーションPaと給紙機構211との間には用紙吸着用帯電器228が設けられている。そして、この吸着用帯電器228は、転写搬送ベルト216の表面を帯電させる。そして、給紙機構211から供給された用紙Pは、転写搬送ベルト216上に確実に吸着させた状態で第1の画像形成ステーションPaから第4の画像形成ステーションPdの間をずれることなく搬送される。
一方、第4の画像ステーションPdと定着装置217との間で駆動ローラ214のほぼ真上部には除電器229が設けられている。この除電器229には搬送ベルト216に静電吸着されている用紙Pを転写搬送ベルト216から分離するための交流電流が印加されている。
上記構成のカラー複写機1においては、用紙Pとしてシート状の紙が使用される。この用紙Pは、給紙カセットから送り出されて給紙機構211の給紙搬送経路のガイド内に供給されると、その用紙Pの先端部分がセンサ(図示せず)にて検知され、このセンサから出力される検知信号に基づいて一対のレジストローラ212により一旦停止される。
そして、用紙Pは、各画像ステーションPa〜Pdとタイミングをとって、図2の矢印Z方向に回転している転写搬送ベルト216上に送られる。このとき転写搬送ベルト216には前述したように吸着用帯電器228により所定の帯電が施されているので、用紙Pは、各画像ステーションPa〜Pdを通過する間、安定して搬送供給される。
次に、各画像ステーションPa〜Pdにおいて各色のトナー像がそれぞれ形成され、転写搬送ベルト216により静電吸着されて搬送される用紙Pの支持面上で重ね合わされる。第4の画像ステーションPdによる画像(トナー像)の転写が完了すると、用紙Pは、その先端部分から順次、除電用放電器により転写搬送ベルト216上から剥離され、定着装置217へと導かれる。最後に、トナー画像が定着された用紙Pは、用紙排出口(図示せず)から排紙トレイ220上へと排出される。
なお、上述の説明ではLSU227a〜227dによって、レーザービームを走査して露光することにより、感光体への光書き込みを行なう例について説明している。しかし、例えば、LSUの代わりに、発光ダイオードアレイと結像レンズアレイからなる書き込み光学系(LEDヘッド)を用いても良い。LEDヘッドはLSUに比べ、サイズも小さく、また可動部分がなく無音である。よって、複数個の光書き込みユニットを必要とするタンデム方式のカラー複写機などの画像形成装置では好適に用いることができる。
図3は、カラー複写機1における制御を説明するためのブロック図である。以下、図3を参照して、上記カラー複写機1における制御の概要について説明する。
図3に示すように、上記カラー複写機1は、原稿読取部40と、画像処理部41と、画像データ記憶部43と、外部画像データ入力部47と、濃度センサ信号入力部46と、画像編集部45と、外部インターフェース(外部I/F)48と、画像形成部42と、データ記憶部43と、CPU(中央演算処理装置)44とを備え、これらの各構成要素がデータバスにデータ通信可能に接続されて構成されている。
上記原稿読取部40は、原稿の画像を読み取るものである。上記外部画像データ入力部47は、外部装置から転送された画像データを入力するものである。
上記CPU44は、上記各構成要素を所定のシーケンスプログラムに基づいて統括的に制御するものである。
上記原稿読取部40は、3ラインのカラーCCD40aと、シェーディング補正部(シェーディング補正回路)40bと、ラインバッファなどのライン合わせ部40cと、センサ色補正部(センサ色補正回路)40dと、MTF補正部(MTF補正回路)40eと、γ補正部(γ補正回路)40fとを備えて構成される。
上記3ラインのカラーCCD40aは、白黒原稿またはカラー原稿の画像を読み取ってRGBの色成分に色分解したラインデータを出力するものである。上記シェーディング補正部40bは、上記カラーCCD40aにより読み取られた原稿画像におけるRGB各色のラインデータのライン画像レベルを補正するものである。上記ライン合わせ部40cは、上記各色のラインデータのずれを補正するものである。上記センサ色補正部40dは、上記各色のラインデータの各色相(色データ)を補正するものである。上記MTF補正部(MTF補正回路)40eは、各画素の信号の変化にめりはりを持たせるよう補正するものである。上記γ補正部40fは、画像の明暗を補正して視感度補正を行うものである。
また、上記画像処理部41は、モノクロデータ生成部41aと、入力処理部41bと、領域分離部41cと、黒生成部41dと、色補正部(色補正回路)41eと、ズーム処理部(ズーム処理回路)41fと、空間フィルタ41gと、中間調処理部41hと、上記各構成要素における各処理を実行するDSP等の半導体プロセッサ(不図示)とを少なくとも有する。また、外部装置からCMYK形式の画像データを受け取る構成とする場合には、上記画像処理部41は、空間フィルタ41gにおける処理と中間調処理部41hにおける処理との間に、CMYK形式の画像データを入力するためのプリントデータ入力部41iが設けられている。
上記モノクロデータ生成部41aは、モノクロコピーモード時に原稿読取部40から入力されるカラー画像信号であるRGB信号からモノクロデータを生成するものである。上記入力処理部41bは、フルカラーコピーモード時に入力されたRGB信号を前記画像形成部42が備えるYMC(イエロー、マゼンタ、シアン)の各色に対応するプロセスユニットに適用し得るYMC信号に変換すると共に、クロック変換するものである。なお、上記入力処理部41bの詳細については後述する。
以下に、フルカラーコピーモード時に上記画像処理部41で行われる画像処理手順について簡単に説明する。
上記入力処理部41bにおいてRGB信号からYMC信号に変換された画像データは、その後、領域分離部41cに転送される。この領域分離部41cでは、上記画像データに含まれる画像の種類(例えば、文字、網点写真、画紙写真等)が判断された後に、上記画像データが文字領域(テキスト領域)、網点写真領域、印画紙写真領域等の画像の種類毎の領域に分離される。続いて、上記各領域に分離された画像データは、上記黒生成部41dで当該画像データのYMC信号に基づいてK(ブラック)信号が生成される(黒生成処理)。
このようにして生成されたYMCK各色の画像データは、後段に設けられた色補正部(色補正回路)41eに転送される。この色補正部41eでは、印刷モード毎に用意された濃度補正データに基づいて、印字濃度を上記原稿読取部40や外部画像データ入力部47或いは外部インターフェース48から入力された入力画像の濃度に合わせるよう補正する処理(濃度補正処理)が行われる。上記濃度補正処理は、YMCK各色毎に行われる。そのため、一つの印刷モードの濃度補正データには、該印刷モードで印字される画像のYMCK各色に対応する色別濃度補正データが含まれている。そして濃度補正データは、上記色補正部41e内の図示しない濃度補正データ記憶部に記憶されている。
上記濃度補正データ記憶部に格納された上記濃度補正データは、所定のタイミングで更正(修正)される。即ち、新たな濃度補正データを生成して上記濃度補正データ記憶部に格納された上記濃度補正データを、新たに生成された濃度補正データに更新する処理が行われる。これは、前記画像形成部42の感光体ドラム101(図2参照)の感光特性の経時的変化、或いは環境温度の変化等の種々の要因により、上記濃度補正処理後の画像データに基づいて印字された印字画像の濃度が入力画像(例えば原稿の画像)の濃度に適合しなくなるという問題に対処するために行われる。
上記色補正部41eで濃度補正処理がなされた画像データは、その後、後段のズーム処理部(ズーム処理回路)41fで利用者により予め設定された倍率に応じた倍率変換処理がなされ、その後、空間フィルタ41gによるフィルタ処理がなされた後に、中間調処理部41hにおいて多値誤差拡散処理や多値ディザ処理等の階調性を表現するための中間調処理が行われる。
上記画像処理部41において上述の各構成部により各種処理がなされた画像データは、画像データ記憶部43に格納される。上記画像データ記憶部43は、上記画像処理部41からシリアル出力されるYMCK各色8ビット(合計32ビット)の画像データを順次受け取り、図示しないバッファに一時的に記憶する。上記バッファに一次記憶された32ビットの画像データは、記憶された順に読み出されて、8ビット4色の画像データに変換された後に各色毎に設けられた4基のハードディスク(回転記憶媒体)43a、43b、43c、43dそれぞれに記憶される。
上記ハードディスク43a〜43dに格納された8ビット4色の画像データが後述の画像形成部42のLSU227に出力されるタイミングになると、上記各色の画像データは、バッファメモリ43e(半導体メモリ)に一旦記憶され、それぞれ出力タイミングがずらされた後にYMCK各色に対応するLSU227(227a〜227d)に出力される。これにより、各画像プロセスユニットの配設位置が異なることによる出力タイミングのズレが補正され、中間転写ベルト上に順次転写される画像のズレが防止される。
上記外部インターフェース(外部I/F)48は、カラー複写機1と接続して通信携帯端末、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ等の画像入力処理装置から画像データを受け入れるための通信インターフェース手段である。なお、この外部I/F48から入力される画像データも、一旦画像処理部41に入力されて前記した濃度補正処理や中間調処理等が行われることで、カラー複写機1のプロセスユニットにおいて画像形成され得るデータレベルに変換される。
上記外部画像データ入力部47はカラー複写機1とネットワーク等を介して外部接続されたパーソナルコンピュータ等の情報処理装置またはファクシミリ装置において作成された画像データを入力するプリンタインタフェースまたはFAXインターフェースである。この外部画像データ入力部47から入力される画像データは、前記した濃度補正処理、倍率変換処理、フィルタ処理等がなされたYMCK信号に既に変換されているため、前記中間調処理部41hのみを経た後に画像データ記憶部43のハードディスク43a、43b、43c、43dに記憶管理されることになる。
上記画像編集部45は、上記外部画像データ入力部47、上記画像処理部41または上記外部I/F48を経て上記画像データ記憶部43に転送(或いは入力)されて上記各ハードディスク43a〜dに格納された画像データに対して所定の画像編集処理を行うものである。この画像編集処理は、図示しない画像合成用メモリ上の仮想描画領域で行われる。なお、画像データ記憶部43のバッファメモリ43eを画像合成用メモリとして用いてもかまわない。
ここで、本実施の形態にかかる画像処理部41が備える入力処理部41bの詳細について説明する。図1は、本実施の形態にかかる入力処理部41bの構成を示すブロック図である。
上記入力処理部41bは、入力されたRGB信号に基づいて、下地除去処理と、ハイライト部分を明瞭にする明瞭化処理とを同時に行うものである。そして、入力処理部41bは、下地除去処理および明確化処理を行なった後のRGB信号(説明の便宜上、R´G´B´信号と称する)をCMY形式のCMY信号に変換するものである。
具体的には、入力処理部41bは、図1に示すように、信号補正部10と補正データ記憶部20と信号変換部30とを備えている。
上記信号補正部10は、入力処理部41bに下地除去処理および明確化処理を行なうために、入力されたRGB信号に対して補正処理を行うものである。具体的には、上記信号補正部10は、補正記憶部を参照して、入力されたRGB信号をR´G´B´信号に変換する。
補正データ記憶部20は、信号補正部10が入力されたRGB信号をR´G´B´信号に変換する際に必要なデータを記憶するものである。なお、上記信号補正部10および補正データ記憶部20の構成および具体的な補正処理については後述する。
信号変換部30は、上記R´G´B´信号をCMY信号に変換するものである。具体的には、上記信号変換部30は、下式(1)〜(3)に基づいて変換する。なお、以下の式を用いて変換する場合は、R´G´B´信号が8bit(256階調)で処理する場合であり、下式中Aは定数である。
C=−Alog(R´/255) …(1)
M=−Alog(G´/255) …(2)
Y=−Alog(B´/255) …(3)
このようにして、上記信号変換部30は、上記R´G´B´信号をCMY信号に変換する。
また、上記入力処理部41bでは、必要に応じて、出力されるCMY信号または入力されたRGB信号(R´G´B´信号でもよい)に対してクロック変換処理を行ってもよい。
ここで、本実施の形態にかかる信号補正部10におけるRGB信号をR´G´B´信号に変換する変換方法(補正方法)について説明する。
まず、補正データ記憶部20の構成について説明する。
上記補正データ記憶部20は、LUT21とホワイトポイント記憶部22とを備えている。
上記LUT21は、上記RGB信号とR´G´B´信号との対応関係を記録したテーブルである。また、ホワイトポイント記憶部22は、予め設定されているホワイトポイントを記憶するものである。
このホワイトポイントとは、ハイライトポイントとも呼ばれ、下地の階調値を示すものである。このホワイトポイントは、下地除去処理を行なう際に用いられる。具体的には、例えば、画像が形成された紙(原稿)を原稿読取部40にて光学的に読み取る場合、上記紙の種類によって、得られるRGB信号は変化することになる。そこで、紙の影響を除去するために、このホワイトポイントを用いて下地除去処理が行なわれることになる。なお、ホワイトポイントは、例えば、原稿読取部40が備えるカラーCCD40aの特性等に応じて適宜設定すればよい。
また、上記ホワイトポイントが示す階調値は、RGBの各階調値は互いに同じ値である。本実施の形態(RGB信号が8bitで入力される場合)では、ホワイトポイントは、RGB色空間における原点(0,0,0)および最大階調値(255,255,255)以外の点であり、ここでは、RGB=(235,235,235)に設定されている。
そして、上記信号補正部10は、上記LUT21およびホワイトポイント記憶部22に基づいて入力されたRGB信号をR´G´B´信号に変換する。より具体的には、上記信号補正部10は、比較部11を備えており、この比較部11の比較結果に応じて、補正方法を変更している。
上記比較部11は、入力されたRGB信号の各階調値とホワイトポイントとを比較するものである。より具体的には、上記比較部11は、RGB信号のR信号、G信号およびB信号がホワイトポイント(235)よりも大きいか否かを各信号毎に比較する。
そして、上記信号補正部10は、上記比較部11の比較結果に基づいて補正方法が決定される。具体的には、上記信号補正部10は、(A)RGB信号(RGB階調データ)のR,G,Bの階調値が上記ホワイトポイントよりも大きいと判断すると、上記R,G,Bの階調値を上記ホワイトポイントに近くなるように補正したR´G´B´信号を作成し、(B)RGB信号のR,G,Bの階調値が上記ホワイトポイントよりも小さいと判断すると、上記R,G,Bの階調値を上記ホワイトポイントに遠くなるように補正したR´G´B´信号を作成する。また、上記信号補正部10は、(C)RGB階調データのR,G,Bの階調値が上記ホワイトポイントと同じであると判断すると、入力されたRGB信号と同じ階調値をR´G´B´信号とする。より詳細には、上記信号補正部10は、上記(A)、(B)および(C)の条件が反映されたテーブルであるLUT21を参照してRGB信号をR´G´B´信号に変換している。
ここで、上記(A)、(B)、(C)の条件について詳細に説明する。
図4は、RGB信号とR´G´B´信号との関係を説明するグラフである。図4に示すように、信号補正部10は、R´G´B´信号の階調値(以下、R´G´B´信号値とする)を、入力されたRGB信号の階調値(以下、RGB信号値とする)に応じて変化させるように補正する。より具体的には、RGB信号に応じて、変換に用いる式を変更している。
まず、RGB信号値が0〜200の範囲の場合、上記信号補正部10は、下式(4)に基づいて、R´G´B´信号値を生成している。
R´=(174/200)×R (0≦R≦200) …(4)
なお、上記G、Bの場合も同様である。
次に、RGB信号値が200〜235の範囲の場合、上記信号補正部10は、下式(5)に基づいて、R´G´B´信号値を生成している。
R´=235−(235−R)×1.75 (200<R≦235) …(5)
なお、上記G、Bの場合も同様である。
そして、上記RGB信号値が235〜255の範囲の場合、上記信号補正部10は、下式(6)に基づいて、R´G´B´信号値を生成している。
R´=0.1×R+213.5 (235<R≦255) …(6)
なお、上記G、Bの場合も同様である。
図5は、RGB信号とR´G´B´信号との対応関係を示すテーブルである。上記式(4)〜(6)に基づいてR´G´B´信号を生成した場合、図5に示すテーブルの結果になる。
このように、上記信号補正部10は、入力されたRGB信号値に応じて補正する度合いを変更している。具体的には、上記信号補正部10は、入力されたRGB信号値がホワイトポイントよりも大きいか否かの判定結果より、大きい場合には、上記RGB信号をホワイトポイントに近づくように補正したR´G´B´信号を生成している。また、上記信号補正部10は、入力されたRGB信号値がホワイトポイントよりも小さい場合には、上記RGB信号をホワイトポイントから遠ざかるように補正したR´G´B´信号を生成している。
また、上記信号補正部10は、入力されたRGB信号値がホワイトポイントよりも小さい場合であって、当該RGB信号値がホワイトポイントに近いハイライト領域である場合には、RGB信号値とR´G´B´信号値との変動幅がハイライト領域以外の領域と比べて大きくなるようにRGB信号値を補正したR´G´B´信号値を生成する。
そして、上記信号補正部10にて生成されたR´G´B´信号は、信号変換部30にてCMY信号に変換される。具体的には、上記信号変換部30は、上記(1)〜(3)式に基づいて、R´G´B´信号をCMY信号に変換する。このときのR´G´B´信号とCMY信号との関係を図6に示す。図6は、R´G´B´信号とCMY信号との対応関係を示すグラフである。図6に示すように、ハイライト領域では、R´G´B´信号が大きく変動した場合であっても、変換後のCMY信号の変動幅は小さくなる。
つまり、本実施の形態に示すように、RGB色空間で下地除去処理を行った後CMY信号に変換する構成の場合(つまり、RGB信号→R´G´B´信号→CMY信号とした場合)と、RGB信号をCMY信号に変換した後CMY色空間で下地除去処理を行なった場合(つまり、RGB信号→CMY信号→C´M´Y´信号とした場合)とでは、以下に説明するように、最終的に得られる信号値に差がある。
(実施例;RGB信号→R´G´B´信号→CMY信号の場合)
図7は、下地領域(RGB信号がハイライトポイント(235)以上の領域)のRGB信号を本実施の形態に構成において下地除去処理を行なった履歴を示すテーブルである。また、図8は、ハイライト領域のRGB信号の変換履歴を示すテーブルである。
(下地領域)
RGB信号(248,235,238)が入力された場合、上記信号補正部10は、上記(4)〜(6)の関係となるように、R´G´B´信号を生成する。この結果、上記信号補正部10は、上記RGB信号を下地除去処理することにより、図7に示すR´G´B´信号(239,235,237)を生成する。その後、信号変換部30によって、上記R´G´B´信号はCMY信号(0,1,0)に変換される。
(ハイライト領域)
次に、ハイライト領域のRGB信号(220,220,220)の場合も上記と同様の処理が行なわれる。つまり、上記信号補正部10および信号変換部30は、図8に示すように、上記RGB信号を、CMY信号(6,6,6)に変換する。
(比較例;RGB信号→CMY信号→C´M´Y´信号の場合)
図9は、下地領域のRGB信号を従来の一般的な方法を用いて下地除去処理を行なった履歴を示すテーブルである。また、図10は、従来の一般的な方法で、ハイライト領域のRGB信号を変換した変換履歴を示すテーブルである。
(下地領域)
まず、入力されたRGB信号(248,235,238)は、CMY信号(248,235,238)に変換される。その後、このCMY信号を用いて下地除去処理が行なわれ、その結果、図9に示すように、下地除去処理が行なわれたC´M´Y´信号(0,3,2)が生成される。
(ハイライト領域)
また、上記ハイライト領域についても上記と同様の処理が行なわれ、RGB信号(220,220,220)は、図10に示すように、下地除去処理が行なわれたC´M´Y´信号(6,6,6)に変換される。
ここで、上記実施例と比較例とを比較してみる。
上記ハイライト領域において、本実施例および比較例とも同じ結果になっている。一方、下地領域では、本実施例ではCMY信号(0,1,0)が得られる一方で、比較例ではC´M´Y´信号(0,3,2)が得られることとなる。
この結果より、本実施例のほうが精度よく下地除去処理を行なうことがわかる。また、ハイライト領域については従来と変わらないレベルの処理が行なえることがわかる。
ここで、下地のスキャンデータ(RGB信号)と一般画像のスキャンデータの違いについて説明する。
図11(a)はRB平面における下地のスキャンデータを示すグラフであり、(b)はRG平面における下地のスキャンデータを示すグラフであり、(c)は、BG平面における下地のスキャンデータを示すグラフである。
ここで、下地とは、画像を形成するための紙(記録材)を示している。つまり、図11(a)〜(c)は、種々の紙を原稿読取部40にて読み取ったRGB信号を示している。
また、図12(a)はRB平面における一般画像のスキャンデータを示すグラフであり、(b)はRG平面における一般画像のスキャンデータを示すグラフであり、(c)は、BG平面における一般画像のスキャンデータを示すグラフである。
図11に示すように、下地のスキャンデータの大部分は、ホワイトポイント(235)よりも大きい階調値を有していることが分かる。また、図12に示すように、一般画像のスキャンデータの大部分は、ホワイトポイントよりも小さい階調値を有していることが分かる。
この結果より、ホワイトポイントよりも大きい階調値(RGB信号)の場合には下地である可能性が高いので、この下地の影響を除去するために当該RGB信号を上記ホワイトポイントに近づけるように補正することで、下地除去処理を好適に行なえる。
また、ホワイトポイントよりも小さい階調値の場合には、画像データである可能性が高いので、この画像データを明瞭にするために当該RGB信号を上記ホワイトポイントから遠ざかるように補正することで、ハイライト部分の画像データを明瞭にすることができる。
つまり、下地処理を精度よく行う一方、ハイライト部分の画像データを明瞭にするように画像処理するためには、RGB色空間で、下地除去処理(上記(A)の処理)および明瞭化処理(上記(B)の処理)を行なうことがよいことがわかる。
また、上記RGB信号とホワイトポイントとを比較し、この比較結果に基づいて下地処理または明確化処理を行なうことにより、従来のRGB信号から一定の階調値だけ減算処理を行なうことで下地除去処理を行なう構成と比べて、下地を除去しすぎることなく、かつ、ハイライト部分については明瞭化することができる。
以上のように、本実施の形態に係る画像処理部41は、RGB形式の画像データであるRGB階調データをRGB色空間にて補正する信号補正部10と、上記RGB色空間における原点およびR,G,Bの最大階調値以外の点であり、かつ、上記R,G,Bの各階調値が同じ値である予め定められたホワイトポイントと、RGB階調データのR,G,Bの階調値とをそれぞれ比較する比較部11とを備え、上記信号補正部10は、A)R,G,Bの階調値のうち、上記ホワイトポイントが示す階調値よりも大きいと判断された階調値については、上記ホワイトポイントが示す階調値に近くなるように補正し、(B)R,G,Bの階調値のうち、上記ホワイトポイントが示す階調値よりも小さいと判断された階調値については上記ホワイトポイントが示す階調値から遠くなるように補正するものであることを特徴としている。
上記の構成によれば、比較部11による比較結果より、入力されたRGB階調データが、上記ホワイトポイントが示す階調値よりも大きいと判断すると、上記信号補正部10は、このRGB階調データが示す画像は下地であると判断する。そこで、上記信号補正部10は、下地除去処理を行なうために、上記RGB階調データの階調値を、予め設定されているホワイトポイントに近づけるように補正を行なう。
また、比較部11による比較結果より、入力されたRGB階調データが、上記ホワイトポイントよりも小さいと判断すると、上記信号補正部10は、このRGB階調データが示す画像はハイライト部分の画像であると判断する。そこで、上記信号補正部10は、上記ハイライト部分の画像を強調するために、上記RGB階調データの階調値を、予め設定されているホワイトポイントから遠ざかるように補正を行なう。
つまり、上記構成によれば、上記信号補正部10は、RGB階調データの階調値とホワイトポイントとの比較結果に応じて、下地部分とハイライト部分との画像における補正をそれぞれ分けて行なうことができる。
これにより、下地カブリを抑えたままでハイライト部分の色再現性を向上させることができる。
本実施の形態にかかる画像処理部41において、上記信号補正部10にて補正されたRGB階調データをCMY形式の画像データであるCMY階調データに変換する信号変換部30を備える構成であってもよい。
上記の構成によれば、信号補正部10にて補正した後のRGB階調データをCMY階調データに変換している。これにより、下地カブリを抑えたままでハイライト部分の色再現性が向上されたCMY階調データを得ることができる。
本実施の形態にかかる画像処理部41において、ホワイトポイントは最大階調値の80%〜95%の値とすることが望ましく、80%以下にすると階調データのダイナミックレンジが圧縮されてしまい階調性が劣化し、また95%以上とすると階調値がスケールオーバーすることに対するマージンが確保できず飽和してしまう恐れがあり好ましくない。具体的には、上記R,G,Bの階調値が0〜255の範囲内である場合に、上記ホワイトポイントが235である構成であってもよい。
上記構成によれば、0〜255の範囲内で階調値を表したとき、ホワイトポイントを235に設定している。これにより、より正確に下地を除去することができるとともに、色再現性を向上させることができる。
本実施の形態にかかる画像処理部41において、カラーCCD40aが基準白板を読み取った際に当該カラーCCD40aからの出力を、シェーディング補正するシェーディング補正部40bを備え、上記シェーディング補正部40bは、上記撮像素子からの出力を、RGB色空間における最大階調値よりも所定値だけ小さな出力設定値になるように補正するものである構成であってもよい。そして、上記信号補正部10は、上記シェーディングシェーディング補正部40bによって補正されたRGB階調データを補正する構成としてもよい。
上記の構成によれば、シェーディング補正部40bは、カラーCCD40aから出力されるRGB階調データがフルスケールにならないように補正している。これにより、例えば、原稿下地の白色度、あるいは、ノイズ、蛍光インクなどの影響によりカラーCCD40aからの出力がスケールオーバーして飽和することが防止できる。これにより、ハイライト部(ハイライト領域)の再現性が確保できる。
本実施の形態にかかる画像処理部41において、上記出力設定値と上記ホワイトポイントとが同じ値である構成であってもよい。
本実施の形態にかかるカラー複写機1は、上記画像処理部41を備えた構成である。これにより、下地カブリを抑えたままでハイライト部分の色再現性が向上された画像を形成することができる。
また、上記の説明では、原稿読取部40のカラーCCD40aからRGB信号を取得する構成について説明しているが、この場合、上記カラーCCD40aは、基準白板を用いてシェーディング補正を行う際に使用されるRGB信号の最大出力がフルスケールよりも所定値だけ小さな出力設定値になるように補正されたものであることが好ましい。
つまり、カラーCCD40aによってRGB信号が生成され、このRGB信号が、シェーディング補正部40bで基準白板を用いてシェーディング補正される。そして、シェーディング補正された後、このシェーディング補正部40bから出力されるカラーCCD40aからの出力値(RGB信号)の最大値が、フルスケールよりも所定値だけ小さな出力設定値になるように、カラーCCD40aの出力値がシェーディング補正部40bにて補正されることがより好ましい。
また、上記出力設定値とホワイトポイントとが同じ値である(本実施の形態の場合には235)ことがより好ましい。
なお、上記の説明では、上記信号補正部10は、LUT21を参照して補正する例について説明している。しかしながら、上記RGB信号をR´G´B´信号に変換する方法としては、上記に限定されるものではなく、例えば、関数を用いて変換してもよい。具体的には、上記図4に示す補正を行なうための式に基づいて、入力されたRGB信号からR´G´B´信号を算出してもよい。
また、本実施の形態にかかる画像処理部41は、RGB形式の画像データであるRGB階調データをRGB色空間にて補正する信号補正部10と、上記RGB色空間における原点およびR,G,Bの最大階調値以外の点であり、かつ、上記R,G,Bの各階調値が同じ値であるホワイトポイントと、RGB階調データのR,G,Bの階調値とをそれぞれ比較する比較部11とを備え、上記信号補正部10は、(A)RGB階調データのR,G,Bの階調値が上記ホワイトポイントよりも大きいと判断すると、RGB階調データのR,G,Bの階調値を上記ホワイトポイントに近づけるように補正し、(B)RGB階調データのR,G,Bの階調値が上記ホワイトポイントよりも小さいと判断すると、RGB階調データのR,G,Bの階調値を上記ホワイトポイントから遠ざかるように補正し、(C)RGB階調データのR,G,Bの階調値が上記ホワイトポイントと同じ値であると判断すると、RGB階調データのR,G,Bの階調値を補正しない構成としてもよい。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
最後に、画像処理部41の各ブロック、特に、入力処理部41bは、ハードウェアロジックによって構成してもよいし、次のようにCPUを用いてソフトウェアによって実現してもよい。
すなわち、画像処理部41は、各機能を実現する制御プログラムの命令を実行するCPU(central processing unit)、上記プログラムを格納したROM(read only memory)、上記プログラムを展開するRAM(random access memory)、上記プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)などを備えている。そして、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアである画像処理部41の制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、上記画像処理部41に供給し、そのコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成可能である。
上記記録媒体としては、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ系などを用いることができる。
また、画像処理部41を通信ネットワークと接続可能に構成し、上記プログラムコードを通信ネットワークを介して供給してもよい。この通信ネットワークとしては、特に限定されず、例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(virtual private network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、通信ネットワークを構成する伝送媒体としては、特に限定されず、例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、802.11無線、HDR、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお、本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
本発明にかかる画像処理装置は、RGB信号を用いて下地除去処理を行なう用途に適用でき、特に、CCD等の撮像素子によって生成されたRGB信号を補正する用途に好適である。
本実施の形態にかかる入力処理部の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置であるデジタルカラー複写機の構成を示す断面図である。 カラー複写機における制御を説明するためのブロック図である。 RGB信号とR´G´B´信号との関係を説明するグラフである。 RGB信号とR´G´B´信号との対応関係を示すテーブルである。 R´G´B´信号とCMY信号との対応関係を示すグラフである。 下地領域(RGB信号がハイライトポイント(235)以上の領域)のRGB信号を本実施の形態に構成において下地除去処理を行なった履歴を示すテーブルである。 ハイライト領域のRGB信号の変換履歴を示すテーブルである。 下地領域のRGB信号を従来の一般的な方法を用いて下地除去処理を行なった履歴を示すテーブルである。 従来の一般的な方法で、ハイライト領域のRGB信号を変換した変換履歴を示すテーブルである。 (a)はRB平面における下地のスキャンデータを示すグラフであり、(b)はRG平面における下地のスキャンデータを示すグラフであり、(c)は、BG平面における下地のスキャンデータを示すグラフである。 (a)はRB平面における一般画像のスキャンデータを示すグラフであり、(b)はRG平面における一般画像のスキャンデータを示すグラフであり、(c)は、BG平面における一般画像のスキャンデータを示すグラフである。
符号の説明
1 カラー複写機
10 信号補正部(補正手段)
11 比較部(比較手段)
20 補正データ記憶部
21 LUT
22 ホワイトポイント記憶部
30 信号変換部(変換手段)
40 原稿読取部
40a カラーCCD(撮像手段)
40b シェーディング補正部(シェーディング補正手段)
40d センサ色補正部
40e MTF補正部
40f 補正部
41 画像処理部
41a モノクロデータ生成部
41b 入力処理部
41c 領域分離部
41d 黒生成部
41e 色補正部
41f ズーム処理部
41g 空間フィルタ
41h 中間調処理部
41i プリントデータ入力部
42 画像形成部
43 画像データ記憶部
43a〜43d ハードディスク
43e バッファメモリ
44 CPU
45 画像編集部
46 濃度センサ信号入力部
47 外部画像データ入力部
48 外部インターフェース
50 エンジン制御部

Claims (8)

  1. RGB形式の画像データであるRGB階調データをRGB色空間にて補正する補正手段と、
    上記RGB色空間における原点およびR,G,Bの最大階調値以外の点であり、かつ、上記R,G,Bの各階調値が同じ値であるホワイトポイントの階調値と、RGB階調データのR,G,Bの階調値とをR,G,Bごとにそれぞれ比較する比較手段とを備え、
    上記補正手段は、(A)R,G,Bの階調値のうち、上記比較手段により上記ホワイトポイントが示す階調値よりも大きいと判断された階調値については、その階調値と上記ホワイトポイントが示す階調値との差が小さくなるように補正し、(B)R,G,Bの階調値のうち、上記比較手段により上記ホワイトポイントが示す階調値よりも小さいと判断された階調値について階調値と上記ホワイトポイントが示す階調値との差が大きくなるように補正するものであることを特徴とする画像処理装置。
  2. 上記補正手段にて補正されたRGB階調データをCMY形式の画像データであるCMY階調データに変換する変換手段を備えることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 上記ホワイトポイントは、上記R,G,Bの最大階調値の80%〜95%の範囲内に設定されていることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  4. 撮像素子からの出力を、シェーディング補正するシェーディング補正手段を備え、
    上記シェーディング補正手段は、上記撮像素子からの出力を、RGB色空間における最大階調値よりも所定値だけ小さな出力設定値になるように補正するものであり、
    上記補正手段は、上記シェーディング補正手段によって補正されたRGB階調データを補正するものであることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  5. 上記出力設定値と上記ホワイトポイントとが同じ値であることを特徴とする請求項4記載の画像処理装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像処理装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像処理装置を動作させる画像処理装置の制御プログラムであって、コンピュータを上記の各手段として機能させるための制御プログラム。
  8. 請求項7に記載の制御プログラムを記録した、コンピュータ読取可能な記録媒体。
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