JPH10308877A - 画像処理装置と画像形成装置 - Google Patents

画像処理装置と画像形成装置

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JPH10308877A
JPH10308877A JP9119695A JP11969597A JPH10308877A JP H10308877 A JPH10308877 A JP H10308877A JP 9119695 A JP9119695 A JP 9119695A JP 11969597 A JP11969597 A JP 11969597A JP H10308877 A JPH10308877 A JP H10308877A
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Japan
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data
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JP9119695A
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Inventor
Tsutomu Takai
務 高井
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/46Colour picture communication systems
    • H04N1/56Processing of colour picture signals
    • H04N1/60Colour correction or control
    • H04N1/6016Conversion to subtractive colour signals
    • H04N1/6019Conversion to subtractive colour signals using look-up tables

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Color Image Communication Systems (AREA)
  • Image Analysis (AREA)
  • Processing Of Color Television Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】3次元色空間の補間法において、回路規模の縮
小を図ると共に補間精度の向上と出力結果の連続性の保
持を図る。 【解決手段】入力系G1に入力された3次元色空問信号
の上位ビット信号により、LUTメモリ2Y,2M,2
Cで単位立方体の8個の格子点データが出力され、一
方、入力された3次元色空間信号を比較演算部G5で大
小比較し、出力値の空間位置決定部G6で空間座標位置
を決定し、分割多面体選択部G8で分割多面体を選択
し、比較演算部G5の比較結果から分割多面体の境界面
付近に存在するか否かを境界面付近選択部G7で判断
し、境界面付近であると判断された場合、データ補正処
理部3Y,3M,3Cで格子点データが補正され、この
補正された格子点データが分割多面体選択部G8の選択
結果により選択部9Y,9M,9Cで選択され、補間演
算処理部4Y、4M、4Cで内挿補間して出力値を求め
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、3次元色空間の
補間法を用いた画像処理装置と、この画像処理装置を有
して複数の感光体ドラムに各色成分毎の画像を形成して
記録紙上で重ね合わせることによりカラー画像を形成す
る画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、テレビ、ビデオ、光ディスク、カ
ラープリンタ、カラー複写機等の画像形成装置、カラー
ファクシミリなどカラー画像を扱う様々なメディアが開
発されている。これらのカラー画像を扱うメディアにお
いて、理想的な色再現は原画色がそのまま最終出力とな
って伝送されることである。しかし、カラー画像を扱う
機器では、入出力において、原画色を再現する色信号空
間が異なることが多く色空間信号の変換が不可欠となっ
ている。
【0003】色信号空間の変換は、一般形として、3色
入力に対して3色出力の関係を示す関数式を用いて表現
する。色信号空間変換処理は、3出力の1色ずつかそれ
ぞれ3入力変数の関数となるために、変換を複雑にして
いる。そのため、どのような関数に対しても柔軟に色信
号空間の変換を行う手段として、ルックアップテーブル
(以下、LUTと記述する)法が用いられている。
【0004】LUT法は、入出力関係を辞書の形で全て
メモリに記憶しておき、これを3色入力信号で参照すれ
ば、直ちに希望の変換出力が得られる。しかし、LUT
法では、8ビット×3色の通常フルカラー入力で約50
メガバイトの大量のメモリを必要とする。このような大
容量のメモリにするとコスト的な問題が大きく、またテ
ーブル作成に多大な時間がかかり、目的に応じて迅速に
色信号空間の変換が行えない。そのため、最近の色信号
空間の変換は、少容量のLUTメモリと3次元補間演算
器から構成されるLUT補間方式が用いられる。
【0005】少容量のLUTメモリで、入力色信号空間
の粗い格子点上での変換出力値を記憶しておき、3次元
補間演算器で、この粗い出力値を受けて格子点間の入力
値に対する精密な出力値を補間によってつくり出す。こ
れらの処理により近似的に大容量のLUTメモリと同等
の色信号空間の変換機能を実現している。
【0006】3次元色空間の補間法には、(a)立方体
補間法、(b)6面体補間法、(c)5面体補間法、
(d)4面体補間法が提案されている。(a)立方体補
間法は、最も単純な補間方法であり、入力色空間を3色
の軸にそって単純に8つの格子点からなる単位立方体に
分割し、格子点上の色変換値を用いて内挿補間して出力
値を算出する。それに対して(b)6面体補間法、
(c)5面体補間法、(d)4面体補間法は、立方体補
間法で用いる単位立方体をさらに、6面体、5面体、4
面体に分割した後、内挿補間を行う方法である。
【0007】しかしながら、従来の3次元色空間の補間
法において立方体補間は、補間演算に最も多く(8点)
の格子点データを用いるため、3次元の乗算回数が多
く、回路規模が大きくなるという問題点がある。また、
6面体補間法、5面体補間法、4面体補間法では、単位
立方体を6面体、5面体、4面体に分割するため、補間
演算に用いる格子点データの数が少なく補間精度に問題
があった。さらに、分割された結果、境界面の両側にお
いて参照するデータが異なるため、境界面付近では補間
データの連続性が損なわれるという問題点も生じてい
た。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
の3次元色空間の補間法を用いた画像処理装置におい
て、立方体補間は補間演算に最も多く(8点)の格子点
データを用いるため、3次元の乗算回数が多く、回路規
模が大きくなり、6面体補間法、5面体補間法、4面体
補間法では単位立方体を6面体、5面体、4面体に分割
するため、補間演算に用いる格子点データの数が少なく
補間精度が悪く、さらに分割された結果、境界面の両側
において参照するデータが異なるため、境界面付近では
出力結果の連続性が損なわれるという問題があった。
【0009】そこで、この発明は、回路規模の縮小を図
ると共に補間精度の向上と出力結果の連続性の保持を図
ることのできる3次元色空間の補間法を用いた画像処理
装置と、この画像処理装置を有する画像形成装置を提供
することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明の画像処理装置
は、入力画像信号から求めるべき色空間変換データから
出力値の存在する分割多面体を選択する選択手段と、上
記入力画像信号から求めるべき出力値が分割多面体の境
界面及び境界面付近に存在するか否かを判断する判断手
段と、この判断手段で分割多面体の境界面及び境界面付
近に存在すると判断された際、上記色空間変換データを
用いて補正する補正手段と、この補正手段で補正された
色空間変換データを上記選択手段で選択された分割多面
体に応じて補間演算を行う補間演算手段とから構成され
ている。
【0011】この発明の画像処理装置は、入力画像信号
から求めるべき色空間変換データから出力値の存在する
分割多面体を選択する第1の選択手段と、上記入力画像
信号から求めるべき出力値が分割多面体の境界面及び境
界面付近に存在するか否かを判断する判断手段と、この
判断手段で分割多面体の境界面及び境界面付近に存在す
ると判断された際、上記色空間変換データを用いて補正
する補正手段と、この補正手段で補正された色空間変換
データから上記第1の選択手段で選択された分割多面体
に応じて補間演算用データを選択する第2の選択手段
と、この第2の選択手段で選択された補間演算用データ
の補間演算を行う補間演算手段とから構成されている。
【0012】この発明の画像処理装置は、入力画像信号
を記憶してこの記憶した画像信号の上位ビットを参照し
て色空間変換データを出力する記憶出力手段と、上記入
力画像信号の下位ビットの大小を比較する比較演算手段
と、この比較演算手段の演算結果により、求めるべき出
力値の存在する分割多面体を選択する第1の選択手段
と、上記比較演算手段の演算結果により、求めるべき出
力値が分割多面体の境界面及び境界面付近に存在するか
否かを判断する判断手段と、この判断手段で分割多面体
の境界面及び境界面付近に存在すると判断された際、上
記記憶出力手段から出力された色空間変換データを用い
て補正する補正手段と、この補正手段で補正された色空
間変換データから上記第1の選択手段で選択された分割
多面体に応じて補間演算用データを選択する第2の選択
手段と、この第2の選択手段で選択された補間演算用デ
ータの補間演算を行う補間演算手段とから構成されてい
る。
【0013】この発明の画像形成装置は、画像信号を読
み取る読取手段と、この読取手段で読み取られた画像信
号から求めるべき色空間変換データから出力値の存在す
る分割多面体を選択する選択手段と、上記読取手段で読
み取られた画像信号から求めるべき出力値が分割多面体
の境界面及び境界面付近に存在するか否かを判断する判
断手段と、この判断手段で分割多面体の境界面及び境界
面付近に存在すると判断された際、上記色空間変換デー
タを用いて補正する補正手段と、この補正手段で補正さ
れた色空間変換データを上記選択手段で選択された分割
多面体に応じて補間演算を行う補間演算手段と、この補
間演算手段で補間演算されたデータに基づいて画像を形
成する画像形成手段とから構成されている。
【0014】この発明の画像形成装置は、画像信号を読
み取る読取手段と、この読取手段で読み取られた画像信
号を記憶してこの記憶した画像信号の上位ビットを参照
して色空間変換データを出力する記憶出力手段と、上記
読取手段で読み取られた画像信号の下位ビットの大小を
比較する比較演算手段と、この比較演算手段の演算結果
により、求めるべき出力値の存在する分割多面体を選択
する選択手段と、上記比較演算手段の演算結果により、
求めるべき出力値が分割多面体の境界面及び境界面付近
に存在するか否かを判断する判断手段と、この判断手段
で分割多面体の境界面及び境界面付近に存在すると判断
された際、上記記憶出力手段から出力された色空間変換
データを用いて補正する補正手段と、この補正手段で補
正された色空間変換データを上記選択手段で選択された
分割多面体に応じて補間演算を行う補間演算手段と、こ
の補間演算手段で補間演算されたデータに基づいて画像
を形成する画像形成手段とから構成されている。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施の形態に
ついて図面を参照して説明する。図1は、この発明の画
像処理装置と、この画像処理装置を有する画像形成装置
に係るデジタルカラー複写機の構成を示すものである。
デジタルカラー複写機は、読取手段としてのスキャナ部
1と画像形成手段としてのプリンタ部2とから構成され
ている。
【0016】原稿の画像を読取るスキャナ部1は、その
上部に原稿台カバー3を有し、閉じた状態にある原稿台
カバー3に対向され、原稿Dがセットされる透明なガラ
スからなる原稿台4を有している。原稿台4の下方に
は、原稿台4に載置された原稿Dを照明する露光ランプ
5、露光ランプ5からの光を原稿Dに集光させるための
リフレクター6、および原稿Dからの反射光を図中左方
向に折曲げる第1ミラー7などが配設されている。な
お、これらの露光ランプ5、リフレクター6、および第
1ミラー7は、第1キャリッジ8に固設されている。第
1キャリッジ8は、図示しない歯付きベルト等を介して
図示しないパルスモータに接続され、パルスモータの駆
動力が伝達されて原稿台4に沿って平行に移動されるよ
うになっている。
【0017】第1キャリッジ8に対して図中左側、すな
わち第1ミラー7により反射された反射光が案内される
方向には、図示しない駆動機構たとえば歯付きベルトな
らびにDCモータなどを介して原稿台4と平行に移動可
能に設けられた第2キャリッジ9が配設されている。第
2キャリッジ9には、第1ミラー7により案内される原
稿Dからの反射光を下方に折曲げる第2ミラー11、お
よび第2ミラー11からの反射光を図中右方に折り曲げ
る第3ミラー12が互いに直角に配置されている。第2
キャリッジ9は、第1キャリッジ8に従動されるととも
に、第1キャリッジ8に対して1/2の速度で原稿台4
に沿って平行に移動されるようになっている。
【0018】第2キャリッジ9を介して折返された光の
光軸を含む面内には、第2キャリッジ9からの反射光を
所定の倍率で結像させる結像レンズ13が配置され、結
像レンズ13を通過した光の光軸と略直交する面内に
は、結像レンズ13により集束性が与えられた反射光を
電気信号すなわち画像データに変換するCCDイメージ
センサ(光電変換素子)15が配置されている。
【0019】しかして、露光ランプ5からの光をリフレ
クター6により原稿台4上の原稿Dに集光させると、原
稿Dからの反射光が、第1ミラー7、第2ミラー11、
第3ミラー12、および結像レンズ13を介してCCD
イメージセンサ15に入射され、ここで画像データに変
換される。
【0020】プリンタ部2は、周知の減色混合法に基づ
いて、各色成分毎に色分解された画像、即ち、イエロー
(黄、以下、yと示す) 、マゼンタ (赤の一種、以下、
mと示す) 、シアン (青みがかった紫、以下、cと示
す) およびブラック (黒、以下、kと示す) の4色の画
像をそれぞれ形成する第1乃至第4の画像形成部10
y、10m、10c、10kを有している。
【0021】各画像形成部10y、10m、10c、1
0kの下方には、各画像形成部により形成された各色毎
の画像を図中矢印a方向に搬送する搬送ベルト21を含
む搬送手段としての搬送機構20が配設されている。搬
送ベルト21は、図示しないベルトモータにより矢印a
方向に回転される駆動ローラ91と駆動ローラ91から
所定距離離間された従動ローラ92との間に巻回されて
張設され、矢印a方向に一定速度で無端走行される。な
お、各画像形成部10y、10m、10c、10kは、
搬送ベルト21の搬送方向に沿って直列に配置されてい
る。
【0022】各画像形成部10y、10m、10c、1
0kは、それぞれ、搬送ベルト21と接する位置で外周
面が同一の方向に回転可能に形成された像担持体として
の感光体ドラム61y、61m、61c、61kを含ん
でいる。各感光体ドラムには、各感光体ドラムを所定の
周速度で回転させるための図示しないドラムモータがそ
れぞれ接続されている。
【0023】それぞれの感光体ドラム61y、61m、
61c、61kの軸線は、搬送ベルト21により画像が
搬送される方向と直交するよう配置され、各感光体ドラ
ムの軸線が互いに等間隔に配置される。なお、以下の説
明においては、各感光体ドラムの軸線方向を主走査方向
(第2の方向)とし、感光体ドラムが回転される方向す
なわち搬送ベルト21の回転方向(図中矢印a方向)を
副走査方向(第1の方向)とする。
【0024】各感光体ドラム61y、61m、61c、
61kの周囲には、主走査方向に延出された帯電手段と
しての帯電装置62y、62m、62c、62k、除電
装置63y、63m、63c、63k、主走査方向に同
様に延出された現像手段としての現像ローラ64y、6
4m、64c、64k、下撹拌ローラ67y、67m、
67c、67k、上撹拌ローラ68y、68m、68
c、68k、主走査方向に同様に延出された転写手段と
しての転写装置93y、93m、93c、93k、主走
査方向に同様に延出されたクリーニングブレード65
y、65m、65c、65k、および排トナー回収スク
リュー66y、66m、66c、66kが、それぞれ、
対応する感光体ドラムの回転方向に沿って順に配置され
ている。
【0025】なお、各転写装置は、対応する感光体ドラ
ムとの間で搬送ベルト21を狭持する位置、すなわち搬
送ベルト21の内側に配設されている。また、後述する
露光装置による露光ポイントは、それぞれ帯電装置と現
像ローラとの間の感光体ドラムの外周面上に形成され
る。
【0026】搬送機構20の下方には、各画像形成部1
0y、10m、10c、10kにより形成された画像を
転写する被画像形成媒体としての記録紙Pを複数枚収容
した用紙カセット22a,22bが配置されている。
【0027】用紙カセット22a,22bの一端部であ
って、従動ローラ92に近接する側には、用紙カセット
22a,22bに収容されている記録紙Pを (最上部か
ら)1枚ずつ取り出すピックアップローラ23a,23
bが配置されている。ピックアップローラ23a,23
bと従動ローラ92との間には、用紙カセット22a,
22bから取り出された記録紙Pの先端と画像形成部1
0yの感光体ドラム61yに形成されたyトナー像の先
端とを整合させるためのレジストローラ24が配置され
ている。なお、他の感光体ドラム11y、11m、11
cに形成されたトナー像(m、c、k)は、搬送ベルト
21上を搬送される記録紙Pの搬送タイミングに合せて
各転写位置に供給される。
【0028】レジストローラ24と第1の画像形成部1
0yとの間であって、従動ローラ92の近傍、実質的
に、搬送ベルト21を挟んで従動ローラ92の外周上に
は、レジストローラ24を介して所定のタイミングで搬
送される記録紙Pに、所定の静電吸着力を提供する吸着
ローラ26が配置されている。なお、吸着ローラ26の
軸線と従動ローラ92の軸線は、互いに平行に配置され
る。
【0029】搬送ベルト21の一端であって、駆動ロー
ラ91の近傍、実質的に、搬送ベルト21を挟んで駆動
ローラ91の外周上には、搬送ベルト21上に形成され
た画像の位置を検知するための位置ずれセンサ96が、
駆動ローラ91から所定距離離間して配置されている。
位置ずれセンサ96は、透過型あるいは反射型の光セン
サにより構成される。
【0030】駆動ローラ91の外周上であって位置ずれ
センサ96の下流側の搬送ベルト21上には、搬送ベル
ト21上に付着したトナーあるいは記録紙Pの紙かすな
どを除去する搬送ベルトクリーニング装置95が配置さ
れている。
【0031】搬送ベルト21を介して搬送された記録紙
Pが駆動ローラ91から離脱されてさらに搬送される方
向には、記録紙Pを所定温度に加熱することにより記録
紙Pに転写されたトナー像を溶融し、トナー像を記録紙
Pに定着させる定着装置80が配置されている。定着器
80は、ヒー卜ロ一ラ対81、オイル塗付ローラ82、
83、ウェブ巻き取りローラ84、ウェブローラ85、
ウェブ押し付けローラ86とから構成されている。記録
紙P上に形成されたトナーを記録紙に定着させ、排紙ロ
ーラ対87により排出される。
【0032】各感光体ドラムの外周面上にそれぞれ色分
解された静電潜像を形成する露光装置50は、後述する
画像処理装置にて色分解された各色毎の画像データ
(y、m、c、k)に基づいて発光制御される半導体レ
ーザ60を有している。半導体レーザ60の光路上に
は、レーザービームを反射、走査するポリゴンモータ5
4に回転されるポリゴンミラー51、およびポリゴンミ
ラー51を介して反射されたレーザービームの焦点を補
正して結像させるためのfθレンズ52、53が順に設
けられている。
【0033】fθレンズ53と各感光体ドラム61y、
61m、61c、61kとの間には、fθレンズ53を
通過された各色毎のレーザービームを各感光体ドラムの
露光位置に向けて折り曲げる第1の折り返しミラー55
(y、m、c、k)、および、第1の折り返しミラー5
5y、55m、55cにより折り曲げられたレーザービ
ームを更に折り曲げる第2および第3の折り返しミラー
56(y、m、c)、57(y、m、c)が配置されて
いる。なお、黒用のレーザービームは、第1の折り返し
ミラー55kにより折り返された後、他のミラーを経由
せずに感光体ドラム61kに案内される。
【0034】図2には、図1におけるデジタルカラー複
写機の電気的接続および制御のための信号の流れを概略
的に表わすブロック図が示されている。図2によれば、
デジタルカラー複写機において、主制御部30内のメイ
ンCPU31とスキャナ部1のスキャナCPU100と
プリンタ部2のプリンタCPU110の3つのCPUで
構成される。メインCPU31は、プリンタCPU11
0と共有RAM35を介して双方向通信を行うものであ
り、メインCPU31は動作指示をだし、プリンタCP
U110は状態ステータスを返すようになっている。プ
リンタCPU110とスキャナCPU100はシリアル
通信を行い、プリンタCPU110は動作指示をだし、
スキャナCPU100は状態ステータスを返すようにな
っている。
【0035】操作パネル40はメインCPU31に接続
され、全体を制御するパネルCPU41、液晶表示器4
2、及びプリントキー43とから構成されている。主制
御部30は、メインCPU31、ROM32、RAM3
3、NVM34、共有RAM35、画像処理装置36、
ページメモリ制御部37、ページメモリ38、プリンタ
コントローラ39、およびプリンタフォントROM12
1によって構成されている。
【0036】メインCPU31は、主制御部30の全体
を制御するものである。ROM32は、制御プログラム
が記憶されている。RAM33は、一時的にデータを記
憶するものである。
【0037】NVM(持久ランダムアクセスメモリ:no
nvolatile RAM)34は、バッテリ(図示しない)に
バックアップされた不揮発性のメモリであり、電源を切
った時NVM34上のデータを保持するようになってい
る。
【0038】共有RAM35は、メインCPU31とプ
リンタCPU110との間で、双方向通信を行うために
用いるものである。ページメモリ制御部37は、ページ
メモリ38に画像データを記憶したり、読出したりする
ものである。ページメモリ38は、複数ページ分の画像
データを記憶できる領域を有し、スキャナ部1からの画
像データを圧縮したデータを1ページ分ごとに記憶可能
に形成されている。
【0039】プリンタフォントROM121には、プリ
ントデータに対応するフォントデータが記憶されてい
る。プリンタコントローラ39は、パーソナルコンピュ
ータ等の外部機器122からのプリントデータをそのプ
リントデータに付与されている解像度を示すデータに応
じた解像度でプリンタフォントROM121に記憶され
ているフォントデータを用いて画像データに展開するも
のである。
【0040】スキャナ部1は、スキャナ部1の全体を制
御するスキャナCPU100、制御プログラム等が記憶
されているROM101、データ記憶用のRAM10
2、CCDイメージセンサ15を駆動するCCDドライ
バ103、露光ランプ5およびミラー7、11、12等
を移動するモータの回転を制御するスキャンモータドラ
イバ104、CCDイメージセンサ15からのアナログ
信号をディジタル信号に変換するA/D変換回路とCC
Dイメージセンサ15のばらつきあるいは周囲の温度変
化などに起因するCCDイメージセンサ15からの出力
信号に対するスレッショルドレベルの変動を補正するた
めのシェーディング補正回路とシェーディング補正回路
からのシェーディング補正されたディジタル信号を一旦
記憶するラインメモリからなる画像補正部105によっ
て構成されている。
【0041】プリンタ部2は、プリンタ部2の全体を制
御するプリンタCPU110、制御プログラム等が記憶
されているROM111、データ記憶用のRAM11
2、半導体レーザ60による発光をオン/オフするレー
ザドライバ113、露光装置50のポリゴンモータ54
の回転を制御するポリゴンモータドライバ114、搬送
機構20による用紙Pの搬送を制御する紙搬送部11
5、帯電装置62y、62m、62c,62k、現像ロ
ーラ64y、64m、64c、64k、転写装置93
y、93m、93c、93kを用いて帯電、現像、転写
を行う現像プロセス部116、定着器80を制御する定
着制御部117、およびオプション部118によって構
成されている。
【0042】また、画像処理装置36、ページメモリ3
8、プリンタコントローラ39、画像補正部105、レ
ーザドライバ113は、画像データバス120によって
接続されている。
【0043】次に、本発明の第1実施例の説明を行う。
図3は、画像処理装置36の構成を示すものである。画
像処理装置36は、スキャナ部1等からの画像が入力さ
れる入力系G1、8ビットの3次元色空間RGB信号S
12を大小比較する比較演算手段としての比較演算部G
5、比較演算部G5で大小比較された結果の1ビット出
力信号S51から求めるべき出力値の空間位置を求めて
空間座標データS61を決定する決定手段としての空間
位置決定部G6、空間座標位置データ61により求める
べき出力値を含む分割4面体を選択して分割4面体を表
す3ビット出力信号S81を出力する分割4面体選択部
G8、比較演算部G5で大小比較された結果の出力信号
S52から分割される境界面付近に存在するかしないか
を判断する1ビットの判断結果信号S71を出力する判
断手段または選択手段としての境界面付近選択部G7、
入力画像の3次元色空間RGB信号の上位3ビット信号
S11から格子点データを出力する記憶出力手段として
のLUTメモリ2Y,2M,2C、LUTメモリ2Y,
2M,2Cから出力されたそれぞれ8個の8ビット格子
点データ(P0−P7)21Y,21M,21Cを判断
結果S71を用いて補正する補正手段としてのデータ補
正処理部3Y,3M,3C、補正された8ビット格子点
データ(P0′−P7′)31Y,31M,31Cを選
択された分割4面体を表す出力信号S81により補間演
算用8ビットデータとして選択する選択部9Y,9M,
9C、選択されたデータ91Y,91M,91Cの内挿
補間を行う補間演算手段としての補間演算処理部4Y,
4M,4Cとから構成されている。
【0044】本実施例では、分割4面体について述べら
れているが、単位立方体を分割する補間演算方式であれ
ば、5面体に分割する方式、6面体に分割する方式につ
いて適用できることはいうまでもない。
【0045】次に、このような構成において、第1実施
例における色変換の3次元色空間の補間法の動作につい
て図4のフローチャートを参照して説明する。なお、図
19に単位立方体、図20に分割4面体のイメージ図及
び分割4面体の選択方法を示している。
【0046】入力系G1に入力された3次元色空間信号
の上位3ビット信号S11により、単位立方体Qが選択
される。図19では、R=111、G=000、B=1
11となっている。単位立方体Qの8個の格子点データ
(PO−P7)21Y,21M,2ICは、LUTメモ
リ2Y,2M,2Cから出力される(ST1)。
【0047】一方、入力された3次元色空間RGB信号
S12を比較演算部G5において、図20の(b)に示
されている判別条件に基づいて大小比較し(ST2)、
出力値の空間位置決定部6で求めるべき出力値の空間座
標位置が空間座標データS61として決定される(ST
3)。この空間座標データS61を用いて、出力値が存
在する分割多面体q2を分割多面体選択部G8において
選択し(ST4)、分割多面体q2を表す信号S81を
出力する。
【0048】図20の場合では、r>b、g>b、r>
g、のためP5−P0−P3−P2を頂点とする分割4
面体が選択される。また、比較演算部G5における大小
比較の結果、出力値が選択された分割4面体の境界面付
近に存在するかしないかを境界面付近選択部G7におい
て判断され、判断結果S71が出力される(ST5)。
【0049】出力信号S81が出力されて境界面付近で
あると判断された場合、データ補正処理部3Y,3M,
3Cで格子点データ(P0−P7)21Y,21M,2
1Cが補正される(ST6)。
【0050】そして、データ補正処理部3Y,3M,3
Cで補正された格子点データ(P0′−P7′)31
Y,31M,31Cは、判断結果S71により選択部9
Y,9M,9Cで選択され、補間演算処理部4Y,4
M,4Cにおいて内挿補間され、8ビット出力値が求め
られる(ST7)。
【0051】図5は、格子点データ(P0−P7)を発
生させるLUTメモリ2Y,2M,2Cの構成を示すも
のである。P0−P7アドレス発生器70、格子点デー
タP0用のメモリ71a、格子点データP1用のメモリ
71b、格子点データP2用のメモリ71c、格子点デ
ータP3用のメモリ71d、格子点データP4用のメモ
リ71e、格子点データP5用のメモリ71f、格子点
データP6用のメモリ71g、格子点データP7用のメ
モリ71hとから構成されている。
【0052】次に、LUTメモリ2Y,2M,2Cの動
作を図6のフローチャートを参照して説明する。図22
は、本実施例の画像処理部36におけるLUTメモリ部
の動作タイミングである。図22の(a)に示すHDE
Nは主走査方向の画像有効区間信号であり、“0”の区
間の画像データのみ有効となる。図22の(b)に示す
CLKは画像転送クロックであり、1→0の立ち下がり
のタイミングで画像データを転送する。図22の(c)
に示すR,G,B信号は、3次元色空間RGB信号の上
位3ビット信号S11であり、その上位3ビットのRG
B信号よリアドレス発生器70で9ビットのアドレス信
号を作成し(ST11)、メモリ71a〜71hから格
子点データP0−P7を出力する(ST12)。
【0053】次に、境界面付近選択の処理について述べ
る。図7は、に境界面付近選択部G7の概略構成を示す
ものである。境界面付近選択部G7は、比較器72aと
重み付け係数選択部73a、比較器72bと重み付け係
数73b、比較器72cと重み付け係数選択部73cと
から構成されている。
【0054】次に、境界面付近検出処理動作について図
8のフローチャートを参照して説明する。比較器72a
は、入力された3次元RGB信号を用いて、色空間RG
信号の入力下位5ビット信号の差分値と閾値Trg(1
H)とを比較し、閾値以下であった場合は、境界面付近
であると判断し、結果として1ビットの出力信号Srg
を出力する(ST21)。また、重み付け係数撰択部7
3aは、色空間RG信号の入力下位5ビット信号の差分
出力が0Hの場合、Krg=0.5、1Hの場合Krg
=0.25の値の重み付け係数Krgを選択して出力す
る(ST22)。
【0055】今回の実施例では、閾値Trgは1、Kr
gは0.5と0.25という値であったが、入力される
RG信号は、下位5ビット信号であるため、RG信号差
分値は0〜31の範囲となり、閾値Trgの値は、この
範囲で設定可能であり、重み付け係数Krgの値に関し
ては、無数に設定可能である。また入力される信号のビ
ット数が増加すれば、閾値Trg、重み付け係数Krg
の設定可能値が増加するのはいうまでもない。ただし、
回路規模の点からみても閾値Trgとしては、1または
2ぐらいの値が、重み付け係数としては、2のべき乗
(この場合は小数)の値が望ましい。
【0056】比較器72bは、入力された3次元RGB
信号を用いて、色空間RB信号の入力下位5ビット信号
の差分値と閾値Trb(1H)とを比較し、閾値以下で
あった場合は、境界面付近であると判断し、結果として
1ビットの出力信号Srbを出力する(ST23)。ま
た、重み付け係数選択部73bは、色空間RB信号の入
力下位5ビット信号の差分出力が0の場合、Krb=
0.5、1の場合Krb=0.25の値の重み付け係数
Krbを選択して出力する(ST24)。
【0057】閾値Trb、重み付け係数Krbについて
も、前述した閾値Trg、重み付け係数Krgと同様の
ことが言える。比較器72cは、入力された3次元RG
B信号を用いて、色空間GB信号の入力下位5ビット信
号の差分値と閾値Tgb(1H)とを比較し、閾値以下
であった場合は、境界面付近であると判断し、結果とし
て1ビットの出力信号Sgbを出力する(ST25)。
【0058】また、重み付け係数選択部73cは、色空
間RB信号の入力下位5ビット信号の差分出力が0の場
合、Kgb=0.5、1の場合Kgb=0.25の値の
重み付け係数Kgbを選択して出力する(ST26)。
閾値Tgb、重み付け係数Kgbについても、前述した
閾値Trg、重み付け係数Krgと同様のことが言え
る。
【0059】次にデータ補正処理について述べる。図
9、図10、図11は、それぞれデータ補正処理部3
Y,3M,3Cの構成を示すものである。すなわち、デ
ータ補正処理部3Y,3M,3Cは、乗算器131a〜
131h、134a〜134h、137a〜137h、
平均化回路132a〜132d、135a〜135d、
138a〜138d、信号選択部133a〜133d、
136a〜136d、139a〜139dとから構成さ
れている。
【0060】図9において、入力される格子点データP
0、P6とKrg、1−Krgとから、乗算器131
a、131b、及び平均化回路132aで下記式が演算
される。
【0061】 P0´=(Krg*P0+(1−Krg)*P6)/2 乗算器131c,131d、及び平均化回路132bで
下記式が演算される。 P6´=(Krg*P6+(1−Krg)*P0)/2 また、入力される格子点データP1、P7とKrg、1
−Krgとから、乗算器131e、131f、及び平均
化回路132cで下記式が演算される。
【0062】 P1´=(Krg*P1+(1−Krg)*P7)/2 乗算器131g、131h、及び平均化回路132dで
下記式が演算される。 P7´=(Krg*P7+(1−Krg)*P1)/2 図10において、入力される格子点データP0、P4と
Krb、1−Krbとから、乗算器134a、134
b、及び平均化回路135aで下記式が演算される。
【0063】 P0´=(Krb*P0十(1−Krb)*P4)/2 乗算器134c、134d、及び平均化回路135bで
下記式が演算される。 P1´=(Krg*P1+(1−Krg)*P7)/2 乗算器131g、131h、及び平均化回路132dで
下記式が演算される。
【0064】 P7´=(Krg*P7+(1−Krg)*P1)/2 図10において、入力される格子点データP0、P4と
Krb、1−Krbとから、乗算器134a、134
b、及び平均化回路135aで下記式が演算される。
【0065】 P0´=(Krb*P0十(1−Krb)*P4)/2 乗算器134c、134d、及び平均化回路135bで
下記式が演算される。 P4´=(Krb*P4+(1−Krb)*PO)/2 また、入力される格子点データP3、P7とKrb、1
−Krbとから、乗算器134e、134f、及び平均
化回路135cで下記式が演算される。
【0066】 P3´=(Krb*P3+(1−Krb)*P7)/2 乗算器134g、134h、及び平均化回路135dで
下記式が演算される。 P7´=(Krb*P7十(1−Krb)*P3)/2 図11において、入力される格子点データP4、P6と
Kgb、1−Kgbとから、乗算器137a、137
b、及び平均化回路138aで下記式が演算される。
【0067】 P4´=(Kgb*P4十(1−Kgb)*P6)/2 乗算器137c、137d、及び平均化回路138bで
下記式が演算される。 P6´=(Kgb*P6+(1−Kgb)*P4)/2 また、入力される格子点データP1、P3とKgb、1
−Kgbとから、乗算器137e、137f、及び平均
化回路138cで下記式が演算される。
【0068】 P1´=(Kgb*P1+(1−Kgb)*P3)/2 乗算器137g、137h、及び平均化回路138dで
下記式が演算される。 P3´=(Kgb*P3+(1−Kgb)*P1)/2 次に、データ補正処理動作について図12のフローチャ
ートを参照して説明する。図21は、分割4面体q2
(P5−P0−P3−P2)のRG平面への投影図であ
る。図20の(a)で示される分割4面体q2では、入
力された3次元色空間RGB信号の下位5ビット信号
は、r>b,g>b,r>b,r−b=1Hであり、前
述した境界面付近選択部G7において境界付近であると
判断され、Srg=1、Krg=0.5が、また、分割
4面体選択部G8よりS81=2がデータ補正処理部3
Y,3M、3Cに入力される。
【0069】データ補正処理部3Y,3M,3Cのそれ
ぞれにおいて、信号選択部133aにSrg=1が入力
されたため(ST31)、分割4面体を表す信号S81
の値により、格子点データの補正を行う。図20の
(a)における分割4面体q2では、S81=2となっ
ているため(ST331)、格子点データP0の値を前
述の演算式に基づき、乗算器131a、乗算器131
b、平均化回路132aで補正する(ST332)。
【0070】ここで、境界面選択部G7のところで述べ
たように、重み付け係数Krgを2のべき乗の値に設定
することにより、乗算器131aはビットシフト、乗算
器131bは加算回路となり、回路規模を小さくでき
る。また、同様の方法で、S81=3(P5ーP6−P
3−P2を頂点とする分割4面体)の場合(ST33
3)、格子点データP6の値を補正する(ST33
4)。
【0071】S81=4(P5−P4−P7−P2を頂
点とする分割4面体)の場合(ST335)には、格子
点データP7の値を補正し(ST336)、S81=6
(P5−P4−P1ーP2を頂点とする分割4面体)の
場合(ST337)、格子点データP1の値を補正する
(ST338)。
【0072】なお、信号選択部133aに入力されたS
rgが0であった場合(ST31)、格子点データP
0、P1、P6、P7は補正しない(ST32)。次
に、信号選択部136aに入力されたSrbは0である
ため(ST34)、格子点データP0、P3、P4、P
7は補正しない(ST35)。
【0073】なお、Srb=1が入力されれば(ST3
4)、分割4面体を表す信号S81の値により、格子点
データの補正を行う。S81=1(P5−P0−P1−
P2を頂点とする分割4面体)の場合(ST361)、
格子点データP0の値を前述の演算式に基づき、乗算器
134a、乗算器134b、平均化回路135aで補正
する(ST362)。重み付け係数Krbを2のべき乗
の値に設定して、回路規模を小さく出きる点は、データ
補正処理部3Yと同じである。
【0074】S81=3(P5−P6−P3−P2を頂
点とする分割4面体)の場合(ST363)、格子点デ
ータP3の値を補正する(ST364)。S81=5
(P5−P6−P7−P2を頂点とする分割4面体)の
場合(ST365)には、格子点データP7の値を補正
し(ST366)、S81=6(P5−P4−P1−P
2を頂点とする分割4面体)の場合(ST367)、格
子点データP4の値を補正する(ST338)。
【0075】続いて、信号選択部139aに入力された
Sgbは0であるため(ST37)、格子点データP
1、P3、P4、P6は補正しない(ST38)。な
お、Sgb=1が入力されれば(ST37)、分割4面
体を表す信号S81の値により、格子点データの補正を
行う。S81=1(P5−P0−P1−P2を頂点とす
る分割4面体)の場合(ST391)、格子点データP
1の値を前述の演算式に基づき、乗算器137a、乗算
器137b、平均化回路138aで補正する(ST39
2)。重み付け係数Kgbを2のべき乗の値に設定し
て、回路規模を小さく出きる点は、データ補正処理部3
Yと同じである。
【0076】S81=2(P5−P0−P3−P2を頂
点とする分割4面体)の場合(ST393)、格子点デ
ータP3の値を補正する(ST394)。S81=4
(P5−P4−P7−P2を頂点とする分割4面体)の
場合(ST395)には、格子点データP4の値を補正
し(ST396)、S81=5(P5−P6−P7−P
2を頂点とする分割4面体)の場合(ST397)、格
子点データP6の値を補正する(ST398)。
【0077】次に、本発明の第2実施例の説明を行う。
図13は、画像処理装置36の他の構成を示すものであ
る。なお、第1実施例と同一箇所には、同一符号を付し
て説明を省略する。第2実施例における画像処理装置3
6は、スキャナ部1等からの画像が入力される入力系G
1、8ビット入力画像の3次元色空間RGB信号S12
を大小比較する比較演算部G5、比較演算部G5で大小
比較された結果の1ビット出力信号S51から求めるべ
き出力値の空間位置を求めて空間座標データS61を決
定する空間位置決定部G6、空間座標データ61により
求めるべき出力値を含む分割4面体を選択して分割4面
体を表す3ビットの出力信号S81を出力する分割4面
体選択部G8、比較演算部G5で大小比較された結果の
出力信号S52から分割される境界面付近に存在するか
しないかを判断する1ビットの判断結果信号S71を出
力する境界面付近選択部G17、入力画像の3次元色空
間RGB信号の上位3ビット信号S11から格子点デー
タを出力するLUTメモリ2Y,2M,2C、LUTメ
モリ2Y,2M,2Cから出力されたそれぞれ8個の8
ビットの格子点データ(P0−P7)21Y,21M,
21Cを分割4面体を表す出力信号S81により補間演
算用データとして選択する選択部19Y,19M,19
C、選択された8ビットの補間演算用データ91Y,9
2Y,91M,92M,91C,92Cが入力されて補
間演算処理を行う補間演算処理部13Y,23Y,13
M,23M,13C,23C、補間演算処理された8ビ
ットの出力データ31Y,32Y,31M,32M,3
1C,32Cが入力されて判断結果S71を用いて補正
するデータ補正処理部14Y,14M,14Cとから構
成されている。
【0078】次に、このような構成において、第2実施
例における色変換の3次元色空間補間法の動作について
図14のフローチャートを参照して説明する。入力系G
1に入力された3次元色空間信号の上位3ビット信号S
11により、LUTメモリ2Y,2M,2Cから単位立
方体の8個の格子点データ(P0−P7)21Y,21
M,21Cが出力される(ST41)。一方、入力され
た3次元色空間RGB信号S12を比較演算部G5にお
いて大小比較され(ST42)、出力値の空間位置決定
部G6で求めるべき出力値の空間位置座標が空間座標デ
ータS61として決定される(ST43)。この空間座
標データS61を用いて、出力値が存在する分割4面体
を分割4面体選択部G8において選択されて分割4面体
を表す出力信号S81が出力される(ST44)。
【0079】また、比較演算部G5における大小比較の
結果、出力値が選択された分割4面体の境界面付近に存
在するかしないかを境界面付近選択部G17において判
断されて判断結果S71が出力される(ST45)。出
力信号S81が出力されて境界面付近であると判断され
た場合、その境界面に接する全ての分割4面体におい
て、内挿補間による補間演算処理を補間演算処理部13
Y,23Y,13M,23M,13C,23Cで行なわ
れる(ST46)。
【0080】そして、それぞれの分割4面体で内挿補間
された出力値31Y,32Y,31M、32M、31
C,32Cを用いて、判断結果S71によりデータの重
み付けによる補正処理がデータ補正処理部14Y,14
M,14Cで行われ、出力値が得られる(ST47)。
【0081】図15は、境界面付近選択部G17の概略
構成を示すものである。境界面付近選択部G17は、比
較器140a〜140c、重み付け係数選択部141、
及び比較器合成回路142とから構成されている。
【0082】次に、境界面付近検出処理動作について図
16のフローチャートを参照にして説明する。比較器1
40aは、入力された3次元RGB信号を用いて、色空
間RG信号の入力下位5ビット信号の差分値と閾値Tr
g(1H)とを比較し、閾値以下であった場合は境界面
付近であると判断し、判断結果として1ビットの出力信
号(Srg)を出力する(ST51)。
【0083】比較器140bは、入力された3次元RG
B信号を用いて、色空間RB信号の入力下位5ビット信
号の差分値と閾値Trb(1H)とを比較し、閾値以下
であった場合は境界面付近であると判断し、判断結果と
して1ビットの出力信号(Srb)を出力する(ST5
2)。
【0084】比較器140cは、入力された3次元RG
B信号を用いて、色空間GB信号の入力下位5ビット信
号の差分値と閾値Tgb(1H)とを比較し、閾値以下
であった場合は境界面付近であると判断し、判断結果と
して1ビットの出力信号(Sgb)を出力する(ST5
3)。
【0085】比較出力合成回路142は、これらの比較
結果としての出力信号Srg,Srb,Sgbを合成し
て1ビットの出力信号Srgbを出力する(ST5
4)。また、重み付け係数選択部141は、色空間RG
信号、PB信号、GB信号の入力下位ビット信号のそれ
ぞれの差分出力で最小値により、重み付け係数をKrg
bを選択して出力する(ST55)。差分出力の最小値
が0Hである場合、重み付け係数は、Krgb=0.
5、最小値が1Hである場合、Krgb=0.25の値
となっている。第1実施例で述べたように、閾値Tr
g,Trb,Tgbの値としては、1または2ぐらいの
値が、重み付け係数Srgbとしては、2のべき乗の値
が望ましい。
【0086】次にデータ補正処理について述べる。図1
7は、データ補正処理部14Y,14M,14Cの構成
を示すものである。データ補正処理部(14Y,14
M,14C)は、乗算器151a,151b、平均化回
路152、及び信号選択部153とから構成されてい
る。なお、入力される補間演算出力01、02とKrg
b、1−Krgbとから、乗算器151a、151b及
び平均化回路152で下記式が演算される。
【0087】01´=(Krgb*01+(1−Krg
b)*02)/2 次に、データ補正処理動作について図18のフローチャ
ートを参照して説明する。図20の(a)で示される分
割4面体q2(P5−P0−P3−P2)では、入力さ
れた3次元RGB信号の下位5ビット信号は、r>b,
g>b,r>b,r−b=1Hであり、前述した境界面
付近選択部G17において境界面付近であると判断さ
れ、Srgb=1、Krgb=0.5がデータ補正処理
部14Y,14M,14Cに入力される。
【0088】データ補正処理部14Y,14M,14C
では、信号選択部153にSrgb=1が入力されたた
め(ST61)、8ビットの補間演算出力01´を前述
の演算式に基づき、乗算器151a,151b、平均化
回路152で補正する(ST63)。また、信号選択部
153に入力されたSrgbが0であった場合(ST6
1)、補間演算出力01´は補正しない(ST62)。
【0089】以上説明したように上記発明の実施の形態
によれば、3次元色空間の補間法において、補間精度の
向上と出力結果の連続性の保持、回路規模の縮小を図る
ことができる。
【0090】また、8点補間法では、単位立方体を分割
しないために生じていた補間演算処理の乗算回数が多く
なることや回路規模が非常に大きくなることを防ぐこと
ができる。
【0091】また、6点、5点、4点補間法では、単位
立方体をそれぞれ6面体、5面体、4面体に分割するた
めに生じていた分割された境界面付近での補間誤差の拡
大、出力値の不連続性となることを解決することができ
る。
【0092】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
回路規模の縮小を図ると共に補間精度の向上と出力結果
の連続性の保持を図ることのできる3次元色空間の補間
法を用いた画像処理装置と、この画像処理装置を有する
画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の画像形成装置に係るデジタルカラー
複写機の構成を示す断面図。
【図2】デジタルカラー複写機の概略構成を示すブロッ
ク図。
【図3】画像処理装置の構成を示す図。
【図4】第1実施例における色変換の3次元色空問補間
法の動作を説明するためのフローチャート。
【図5】格子点データを発生させるLUTメモリの構成
を示す図。
【図6】LUTメモリの動作を説明するためのフローチ
ャート。
【図7】境界面付近選択部の概略構成を示す図。
【図8】境界面付近検出処理動作を説明するためのフロ
ーチャート。
【図9】データ補正処理部の構成を示す図。
【図10】データ補正処理部の構成を示す図。
【図11】データ補正処理部の構成を示す図。
【図12】データ補正処理動作を説明するためのフロー
チャート。
【図13】画像処理装置の他の構成を示す図。
【図14】第2実施例における色変換の3次元色空問補
間法の動作を説明するためのフローチャート。
【図15】境界面付近選択部の概略構成を示す図。
【図16】境界面付近検出処理動作を説明するためのフ
ローチャート。
【図17】データ補正処理部の構成を示す図。
【図18】データ補正処理動作を説明するためのフロー
チャート。
【図19】色変換の単位立方体を説明するための図。
【図20】分割4面体及び分割方法を説明するための
図。
【図21】分割4面体のRG平面への投影を示す図。
【図22】各部のタイミングの例を示すタイミングチャ
ート。
【符号の説明】
1…スキャナ部 2…プリンタ部 2Y,2M,2C…LUTメモリ 3Y,3M,3C…データ補正処理部 4Y,4M,4C…補間演算処理部 G5…比較演算部 G6…空間位置決定部 G7…境界面付近選択部 G8…分割多面体選択部 31…メインCPU 36…画像処理装置 100…スキャナCPU 110…プリンタCPU

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力画像信号から求めるべき色空間変換
    データから出力値の存在する分割多面体を選択する選択
    手段と、 上記入力画像信号から求めるべき出力値が分割多面体の
    境界面及び境界面付近に存在するか否かを判断する判断
    手段と、 この判断手段で分割多面体の境界面及び境界面付近に存
    在すると判断された際、上記色空間変換データを用いて
    補正する補正手段と、 この補正手段で補正された色空間変換データを上記選択
    手段で選択された分割多面体に応じて補間演算を行う補
    間演算手段と、 を具備したことを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 入力画像信号から求めるべき色空間変換
    データから出力値の存在する分割多面体を選択する第1
    の選択手段と、 上記入力画像信号から求めるべき出力値が分割多面体の
    境界面及び境界面付近に存在するか否かを判断する判断
    手段と、 この判断手段で分割多面体の境界面及び境界面付近に存
    在すると判断された際、上記色空間変換データを用いて
    補正する補正手段と、 この補正手段で補正された色空間変換データから上記第
    1の選択手段で選択された分割多面体に応じて補間演算
    用データを選択する第2の選択手段と、 この第2の選択手段で選択された補間演算用データの補
    間演算を行う補間演算手段と、 を具備したことを特徴とする画像処理装置。
  3. 【請求項3】 入力画像信号を記憶してこの記憶した画
    像信号の上位ビットを参照して色空間変換データを出力
    する記憶出力手段と、 上記入力画像信号の下位ビットの大小を比較する比較演
    算手段と、 この比較演算手段の演算結果により、求めるべき出力値
    の存在する分割多面体を選択する第1の選択手段と、 上記比較演算手段の演算結果により、求めるべき出力値
    が分割多面体の境界面及び境界面付近に存在するか否か
    を判断する判断手段と、 この判断手段で分割多面体の境界面及び境界面付近に存
    在すると判断された際、上記記憶出力手段から出力され
    た色空間変換データを用いて補正する補正手段と、 この補正手段で補正された色空間変換データから上記第
    1の選択手段で選択された分割多面体に応じて補間演算
    用データを選択する第2の選択手段と、 この第2の選択手段で選択された補間演算用データの補
    間演算を行う補間演算手段と、 を具備したことを特徴とする画像処理装置。
  4. 【請求項4】 入力画像信号から求めるべき色空間変換
    データから出力値の空間座標位置を決定する決定手段
    と、 この決定手段で決定された空間座標位置を用いて出力値
    が存在する分割多面体を選択する第1の選択手段と、 上記入力画像信号から求めるべき出力値が分割多面体の
    境界面及び境界面付近に存在するか否かを判断する判断
    手段と、 この判断手段で分割多面体の境界面及び境界面付近に存
    在すると判断された際、上記色空間変換データを用いて
    補正する補正手段と、 この補正手段で補正された色空間変換データ、または上
    記判断手段で分割多面体の境界面及び境界面付近に存在
    しないと判断されて補正されなかった色空間変換データ
    から上記第1の選択手段で選択された分割多面体に応じ
    て補間演算用データを選択する第2の選択手段と、 この第2の選択手段で選択された補間演算用データの補
    間演算を行う補間演算手段と、 を具備したことを特徴とする画像処理装置。
  5. 【請求項5】 入力画像信号を記憶してこの記憶した画
    像信号の上位ビットを参照して色空間変換データを出力
    する記憶出力手段と、 上記入力画像信号の下位ビットの大小を比較する比較演
    算手段と、 この比較演算手段の演算結果により、求めるべき出力値
    の空間座標位置を決定する決定手段と、 この決定手段で決定された空間座標位置を用いて出力値
    が存在する分割多面体を選択する第1の選択手段と、 上記比較演算手段の演算結果により、求めるべき出力値
    が分割多面体の境界面及び境界面付近に存在するか否か
    を判断する判断手段と、 この判断手段で分割多面体の境界面及び境界面付近に存
    在すると判断された際、上記記憶出力手段から出力され
    た色空間変換データを用いて補正する補正手段と、 この補正手段で補正された色空間変換データ、または上
    記判断手段で分割多面体の境界面及び境界面付近に存在
    しないと判断されて補正されなかった色空間変換データ
    から上記第1の選択手段で選択された分割多面体に応じ
    て補間演算用データを選択する第2の選択手段と、 この第2の選択手段で選択された補間演算用データの補
    間演算を行う補間演算手段と、 を具備したことを特徴とする画像処理装置。
  6. 【請求項6】 入力画像信号から求めるべき出力値が分
    割多面体の境界面及び境界面付近に存在するか否かを判
    断する判断手段と、 上記入力画像信号から求めるべき色空間変換データから
    出力値の存在する分割多面体を選択する選択手段と、 この選択手段で選択された分割多面体に応じて上記色空
    間変換データの補間演算を行う補間演算手段と、 この補間演算手段で得られた補間演算値を上記判断手段
    の判断結果に応じて補正する補正手段と、 を具備したことを特徴とする画像処理装置。
  7. 【請求項7】 入力画像信号を記憶してこの記憶した画
    像信号の上位ビットを参照して色空間変換データを出力
    する記憶出力手段と、 上記入力画像信号の下位ビットの大小を比較する比較演
    算手段と、 この比較演算手段の演算結果により、求めるべき出力値
    が分割多面体の境界面及び境界面付近に存在するか否か
    を判断する判断手段と、 上記比較演算手段の演算結果により、求めるべき出力値
    の存在する分割多面体を選択する選択手段と、 この選択手段で選択された分割多面体に応じて上記記憶
    出力手段から出力された色空間変換データの補間演算を
    行う補間演算手段と、 この補間演算手段で得られた補間演算値を上記判断手段
    の判断結果に応じて補正する補正手段と、 を具備したことを特徴とする画像処理装置。
  8. 【請求項8】 入力画像信号から求めるべき出力値が分
    割多面体の境界面及び境界面付近に存在するか否かを判
    断する判断手段と、 上記入力画像信号から求めるべき色空間変換データから
    出力値の存在する分割多面体を選択する第1の選択手段
    と、 この第1の選択手段で選択された分割多面体に応じて上
    記色空間変換データから補間演算用データを選択する第
    2の選択手段と、 この第2の選択手段で選択された補間演算用データの補
    間演算を行う補間演算手段と、 この補間演算手段で得られた補間演算値を上記判断手段
    の判断結果に応じて補正する補正手段と、 を具備したことを特徴とする画像処理装置。
  9. 【請求項9】 入力画像信号を記憶してこの記憶した画
    像信号の上位ビットを参照して色空間変換データを出力
    する記憶出力手段と、 上記入力画像信号の下位ビットの大小を比較する比較演
    算手段と、 この比較演算手段の演算結果により、求めるべき出力値
    が分割多面体の境界面及び境界面付近に存在するか否か
    を判断する判断手段と、 上記比較演算手段の演算結果により、求めるべき出力値
    の存在する分割多面体を選択する第1の選択手段と、 この第1の選択手段で選択された分割多面体に応じて上
    記記憶出力手段から出力された色空間変換データから補
    間演算用データを選択する第2の選択手段と、 この第2の選択手段で選択された補間演算用データの補
    間演算を行う補間演算手段と、 この補間演算手段で得られた補間演算値を上記判断手段
    の判断結果に応じて補正する補正手段と、 を具備したことを特徴とする画像処理装置。
  10. 【請求項10】 入力画像信号から求めるべき出力値が
    分割多面体の境界面及び境界面付近に存在するか否かを
    判断する判断手段と、 重み付け係数を決定する決定手段と、 上記入力画像信号から求めるべき色空間変換データから
    出力値の空間座標位置を決定する決定手段と、 この決定手段で決定された空間座標位置を用いて出力値
    の存在する分割多面体を選択する第1の選択手段と、 この第1の選択手段で選択された分割多面体に応じて上
    記色空間変換データから補間演算用データを選択する第
    2の選択手段と、 この第2の選択手段で選択された補間演算用データの補
    間演算を行う補間演算手段と、 この補間演算手段で得られた補間演算値を上記判断手段
    で判断された判断結果と上記決定手段で決定された重み
    付け係数とに応じて補正する補正手段と、 を具備したことを特徴とする画像処理装置。
  11. 【請求項11】 入力画像信号を記憶してこの記憶した
    画像信号の上位ビットを参照して色空間変換データを出
    力する記憶出力手段と、 上記入力画像信号の下位ビットの大小を比較する比較演
    算手段と、 この比較演算手段の演算結果により、求めるべき出力値
    が分割多面体の境界面及び境界面付近に存在するか否か
    を判断する判断手段と、 重み付け係数を決定する決定手段と、 上記比較演算手段の演算結果により、求めるべき出力値
    の空間座標位置を決定する決定手段と、 この決定手段で決定された空間座標位置を用いて出力値
    の存在する分割多面体を選択する第1の選択手段と、 この第1の選択手段で選択された分割多面体に応じて上
    記記憶出力手段から出力された色空間変換データから補
    間演算用データを選択する第2の選択手段と、 この第2の選択手段で選択された補間演算用データの補
    間演算を行う補間演算手段と、 この補間演算手段で得られた補間演算値を上記判断手段
    で判断された判断結果と上記決定手段で決定された重み
    付け係数とに応じて補正する補正手段と、を具備したこ
    とを特徴とする画像処理装置。
  12. 【請求項12】 画像信号を読み取る読取手段と、 この読取手段で読み取られた画像信号から求めるべき色
    空間変換データから出力値の存在する分割多面体を選択
    する選択手段と、 上記読取手段で読み取られた画像信号から求めるべき出
    力値が分割多面体の境界面及び境界面付近に存在するか
    否かを判断する判断手段と、 この判断手段で分割多面体の境界面及び境界面付近に存
    在すると判断された際、上記色空間変換データを用いて
    補正する補正手段と、 この補正手段で補正された色空間変換データを上記選択
    手段で選択された分割多面体に応じて補間演算を行う補
    間演算手段と、 この補間演算手段で補間演算されたデータに基づいて画
    像を形成する画像形成手段と、 を具備したことを特徴とする画像形成装置。
  13. 【請求項13】 画像信号を読み取る読取手段と、 この読取手段で読み取られた画像信号を記憶してこの記
    憶した画像信号の上位ビットを参照して色空間変換デー
    タを出力する記憶出力手段と、 上記読取手段で読み取られた画像信号の下位ビットの大
    小を比較する比較演算手段と、 この比較演算手段の演算結果により、求めるべき出力値
    の存在する分割多面体を選択する選択手段と、 上記比較演算手段の演算結果により、求めるべき出力値
    が分割多面体の境界面及び境界面付近に存在するか否か
    を判断する判断手段と、 この判断手段で分割多面体の境界面及び境界面付近に存
    在すると判断された際、上記記憶出力手段から出力され
    た色空間変換データを用いて補正する補正手段と、 この補正手段で補正された色空間変換データを上記選択
    手段で選択された分割多面体に応じて補間演算を行う補
    間演算手段と、 この補間演算手段で補間演算されたデータに基づいて画
    像を形成する画像形成手段と、 を具備したことを特徴とする画像形成装置。
  14. 【請求項14】 画像信号を読み取る読取手段と、 この読取手段で読み取られた画像信号から求めるべき色
    空間変換データから出力値の空間座標位置を決定する決
    定手段と、 この決定手段で決定された空間座標位置を用いて出力値
    が存在する分割多面体を選択する第1の選択手段と、 上記読取手段で読み取られた画像信号から求めるべき出
    力値が分割多面体の境界面及び境界面付近に存在するか
    否かを判断する判断手段と、 この判断手段で分割多面体の境界面及び境界面付近に存
    在すると判断された際、上記色空間変換データを用いて
    補正する補正手段と、 この補正手段で補正された色空間変換データ、または上
    記判断手段で分割多面体の境界面及び境界面付近に存在
    しないと判断されて補正されなかった色空間変換データ
    から上記第1の選択手段で選択された分割多面体に応じ
    て補間演算用データを選択する第2の選択手段と、 この第2の選択手段で選択された補間演算用データの補
    間演算を行う補間演算手段と、 この補間演算手段で補間演算されたデータに基づいて画
    像を形成する画像形成手段と、 を具備したことを特徴とする画像形成装置。
  15. 【請求項15】 画像信号を読み取る読取手段と、 この読取手段で読み取られた画像信号を記憶してこの記
    憶した画像信号の上位ビットを参照して色空間変換デー
    タを出力する記憶出力手段と、 上記読取手段で読み取られた画像信号の下位ビットの大
    小を比較する比較演算手段と、 この比較演算手段の演算結果により、求めるべき出力値
    の空間座標位置を決定する決定手段と、 この決定手段で決定された空間座標位置を用いて出力値
    が存在する分割多面体を選択する第1の選択手段と、 上記比較演算手段の演算結果により、求めるべき出力値
    が分割多面体の境界面及び境界面付近に存在するか否か
    を判断する判断手段と、 この判断手段で分割多面体の境界面及び境界面付近に存
    在すると判断された際、上記記憶出力手段から出力され
    た色空間変換データを用いて補正する補正手段と、 この補正手段で補正された色空間変換データ、または上
    記判断手段で分割多面体の境界面及び境界面付近に存在
    しないと判断されて補正されなかった色空間変換データ
    から上記第1の選択手段で選択された分割多面体に応じ
    て補間演算用データを選択する第2の選択手段と、 この第2の選択手段で選択された補間演算用データの補
    間演算を行う補間演算手段と、 この補間演算手段で補間演算されたデータに基づいて画
    像を形成する画像形成手段と、 を具備したことを特徴とする画像形成装置。
  16. 【請求項16】 画像信号を読み取る読取手段と、 この読取手段で読み取られた画像信号から求めるべき出
    力値が分割多面体の境界面及び境界面付近に存在するか
    否かを判断する判断手段と、 上記読取手段で読み取られた画像信号から求めるべき色
    空間変換データから出力値の存在する分割多面体を選択
    する選択手段と、 この選択手段で選択された分割多面体に応じて上記色空
    間変換データの補間演算を行う補間演算手段と、 この補間演算手段で得られた補間演算値を上記判断手段
    の判断結果に応じて補正する補正手段と、 この補正手段で補正されたデータに基づいて画像を形成
    する画像形成手段と、を具備したことを特徴とする画像
    形成装置。
  17. 【請求項17】 画像信号を読み取る読取手段と、 この読取手段で読み取られた画像信号を記憶してこの記
    憶した画像信号の上位ビットを参照して色空間変換デー
    タを出力する記憶出力手段と、 上記読取手段で読み取られた画像信号の下位ビットの大
    小を比較する比較演算手段と、 この比較演算手段の演算結果により、求めるべき出力値
    が分割多面体の境界面及び境界面付近に存在するか否か
    を判断する判断手段と、 上記比較演算手段の演算結果により、求めるべき出力値
    の存在する分割多面体を選択する選択手段と、 この選択手段で選択された分割多面体に応じて上記記憶
    出力手段から出力された色空間変換データの補間演算を
    行う補間演算手段と、 この補間演算手段で得られた補間演算値を上記判断手段
    の判断結果に応じて補正する補正手段と、 この補正手段で補正されたデータに基づいて画像を形成
    する画像形成手段と、を具備したことを特徴とする画像
    形成装置。
  18. 【請求項18】 画像信号を読み取る読取手段と、 この読取手段で読み取られた画像信号から求めるべき出
    力値が分割多面体の境界面及び境界面付近に存在するか
    否かを判断する判断手段と、 重み付け係数を決定する決定手段と、 上記読取手段で読み取られた画像信号から求めるべき色
    空間変換データから出力値の空間座標位置を決定する決
    定手段と、 この決定手段で決定された空間座標位置を用いて出力値
    の存在する分割多面体を選択する第1の選択手段と、 この第1の選択手段で選択された分割多面体に応じて上
    記色空間変換データから補間演算用データを選択する第
    2の選択手段と、 この第2の選択手段で選択された補間演算用データの補
    間演算を行う補間演算手段と、 この補間演算手段で得られた補間演算値を上記判断手段
    で判断された判断結果と上記決定手段で決定された重み
    付け係数とに応じて補正する補正手段と、 この補正手段で補正されたデータに基づいて画像を形成
    する画像形成手段と、 を具備したことを特徴とする画像形成装置。
  19. 【請求項19】 画像信号を読み取る読取手段と、 この読取手段で読み取られた画像信号を記憶してこの記
    憶した画像信号の上位ビットを参照して色空間変換デー
    タを出力する記憶出力手段と、 上記読取手段で読み取られた画像信号の下位ビットの大
    小を比較する比較演算手段と、 この比較演算手段の演算結果により、求めるべき出力値
    が分割多面体の境界面及び境界面付近に存在するか否か
    を判断する判断手段と、 重み付け係数を決定する決定手段と、 上記比較演算手段の演算結果により、求めるべき出力値
    の空間座標位置を決定する決定手段と、 この決定手段で決定された空間座標位置を用いて出力値
    の存在する分割多面体を選択する第1の選択手段と、 この第1の選択手段で選択された分割多面体に応じて上
    記記憶出力手段から出力された色空間変換データから補
    間演算用データを選択する第2の選択手段と、 この第2の選択手段で選択された補間演算用データの補
    間演算を行う補間演算手段と、 この補間演算手段で得られた補間演算値を上記判断手段
    で判断された判断結果と上記決定手段で決定された重み
    付け係数とに応じて補正する補正手段と、 この補正手段で補正されたデータに基づいて画像を形成
    する画像形成手段と、 を具備したことを特徴とする画像形成装置。
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