JP4761975B2 - まくら木連結体 - Google Patents
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Description
まくら木は、木製のものや、コンクリート製のものや、ポリウレタン発泡樹脂を長繊維で強化した樹脂成形体である合成まくら木や、鋼材などの金属製のまくら木などが用いられている。そして、まくら木の材質は、使用される条件や、コストなどにより選定される。
図1は、本発明の部分的な実施形態におけるまくら木の斜視図である。図2は、図1に示すまくら木の分解斜視図である。図3は、図1に示すまくら木の要部を拡大した斜視図である。図4は、図1に示すまくら木の一部を上から見た正面図である。図5は、図4のA−A断面図である。図6は、本発明の第1の実施形態におけるまくら木の要部を拡大した斜視図である。図7は、本発明の第2の実施形態におけるまくら木の要部を拡大した斜視図である。図8、図9は、本発明のまくら木連結体を示した斜視図である。
そして、まくら木1の全体形状は長尺状であり、図1に示されるように、レール90の下方に配置されるものであり、レール90やレール90上を通過する列車の荷重を支えている。
また、まくら木1は、通常のものと同様に、図示しないバラストに埋設されている。
締結部材収納部21には、底面21aと4ヵ所の側面壁21bが形成されている。また、押さえ板収納部22には、収納部20の開口部分の縁付近に形成される水平面22a及び垂直面22bが形成されている。
そして、突出部18によって、まくら木1が設置された場合に突出部18の間にバラストが入り込むなどして、道床抵抗を大きくすることができる。
ブロック部材25は、下端側には上側よりも幅広である幅広部27を有しており、また、ブロック部材25の上面10a側にはレール配置部28が形成されている。幅広部27とレール配置部28との間に中間部29が形成されている。
長孔26bは、傾斜部26aの傾斜方向と平行となる方向に長い孔である。そのため、ボルト33を緩めることにより、ボルト33を長孔26bに挿通してネジ穴35と螺合した状態で、レール押さえ部材26をスライドさせることができ、レール押さえ部材26のスライドによって、レール90の位置を変更することができる。
また、本実施形態の締結部材11のブロック部材25や、レール押さえ部材26の材質についても限定されるものではないが、本体部材10と同様な材質のものを用いることができる。そして、本実施形態のブロック部材25やレール押さえ部材26は、所定の型によって形成することが可能な材質であって、必要な強度を発現することができるものであって、コンクリート製、又は、繊維を含む樹脂の粉状体を用いた成形体であり、これらの原料を所定の形状に成形されている。又、レール押さえ部材26は金属で製作されたものでもよい。
埋め材13は、シート状の部材を用いて、ブロック部材25を配置する際に収納部20との間に入れて配置することもでき、幅広部27にはブロック状の弾性体を配置することができる。又は、当初は流動状であって、時間経過によって固化する材料を用いることもできる。本実施形態の場合には、幅広部27と中間部29との間で隙間の幅が異なるので、時間経過により固化する材料を用いることにより作業性を向上させることができる。
穿孔可能な材質としては、ガラス繊維を有するポリウレタン樹脂や木製のものがある。
まくら木2、3は、図6、図7に示されるように、本体部材10の長尺方向の端部に凸条部50、51や凹溝部52を形成したものである。そして、この凸条部50、51や凹溝部52に、後述する連結部材55を固定して、複数のまくら木2、3を連結してまくら木連結体60、61を形成するものである。
なお、まくら木2、3においても、埋め材13の上側に配置される押さえ板12が設けられているので、本体部材10と締結部材11との固定を確実に行うことができる。
図8に示されるまくら木連結体60では、2ヵ所の凸条部50、51に、それぞれ連結部材55を固定して、複数のまくら木2を連結している。本実施形態に用いられる連結部材55は、2ヵ所の対向面56、57と対向面56、57をつなぐ接続面58を有するものであり、対向面56、57と接続面58とは垂直な関係であって、断面形状がコ字状の鋼材である。
まくら木連結体61においても、ボルト62を貫通孔58aに挿入して、まくら木2の木口面53の凹溝部52に形成されたネジ穴53bを用いてボルト62を螺合されている。
まくら木3は、上記したまくら木2の長尺方向の両端のレール90方向の幅を長くした形状であり、他の構造はまくら木2と同様である。そして、まくら木3においても、まくら木3同士の連結が可能であり、特に、連結部材55との固定部分を長くすることができるため、より強固に固定することができる。
10 本体部材
10a 上面
10b 下面
11 締結部材
12 押さえ板
13 埋め材
18 突出部
20 収納部
25 ブロック部材
25a 拡幅部
26 レール押さえ部材
26a 傾斜部
30 傾斜部
50、51 凸条部
52 凹溝部
55 連結部材
56、57 対向面
58 接続面
60、61 まくら木連結体
90 レール
90a フランジ部
Claims (11)
- レール締結部に対応する位置に上面側が開口している収納部を有する本体部材と、前記収納部に収納される締結部材と、締結部材と収納部の隙間に配置される埋め材と、収納部の開口の上側に配置して埋め材の上部への移動を阻止する押さえ板とが設けられており、
本体部材は長尺状であり、本体部材の長尺方向の端部付近にはレール方向に延びる凸条部又は凹溝部が形成されており、
締結部材を用いてレールとの締結が行われることを特徴とするまくら木を複数並べた状態で、連結部材を用いて前記まくら木を連結してなり、連結部材は長尺状であって各まくら木の凸条部又は凹溝部に固定されていることを特徴とするまくら木連結体。 - 締結部材には拡幅部が設けられ、前記拡幅部は下側に向かって幅が拡がるものであることを特徴とする請求項1に記載のまくら木連結体。
- 拡幅部は締結部材の下側付近に配置されていることを特徴とする請求項2に記載のまくら木連結体。
- 締結部材の上側が収納部の開口からはみ出していることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のまくら木連結体。
- 締結部材にはレール方向に対して傾斜する傾斜部が設けられ、前記傾斜部をスライド可能なレール押さえ部材を用いてレールの締結が行われることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のまくら木連結体。
- 締結部材は、コンクリート製、又は、繊維を含む樹脂の粉状体を用いて所定の形状に成形されたものであることを特徴とする請求項5に記載のまくら木連結体。
- 締結部材は穿孔可能な材質であり、締結部材に穿孔された固定用の孔を用いてレールとの固定が行われることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のまくら木連結体。
- 本体部材は、コンクリート製、又は、繊維を含む樹脂の粉状体を用いて所定の形状に成形されたものであることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のまくら木連結体。
- 本体部材には下方に向かって突出する突出部が形成されていることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載のまくら木連結体。
- 連結部材は2ヵ所の対向面と前記対向面をつなぐ接続面を有するものである断面形状がコ字状の鋼材であり、まくら木の凸条部に連結部材の対向面の間に嵌めて固定するものであることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載のまくら木連結体。
- 連結部材は2ヵ所の対向面と前記対向面をつなぐ接続面を有するものである断面形状がコ字状の鋼材であり、まくら木の凹溝部に連結部材を嵌めて固定するものであることを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載のまくら木連結体。
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