JP4761056B2 - クラスター型真空成膜装置 - Google Patents

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本発明は、真空成膜装置に関し、特に、中央に配置された搬送室の周囲の複数の成膜室を配置してなるクラスター型真空成膜装置に関する。
基板上に成膜を行って薄膜等を製造する成膜装置として、中央に配置された搬送室の周囲の複数の成膜室を配置してなるクラスター型真空成膜装置が知られ、例えば、太陽電池用薄膜等の種々の半導体製造に使用されている。
従来、このようなクラスター型真空成膜装置では、1つの成膜室に対して1つの基板トレイを搬入するという、一対一の構成が一般的である。
太陽電池の薄膜を製造する際には、基板上にP層、I層、およびN層の3層を成膜する。これら各層の膜厚には相違があり、P層およびN層と、I層とは膜厚が極端に異なる。例えば、P層およびN層は50nmであるのに対して、I層は2000nmである。そのため、膜厚が厚いI層の成膜には長時間を要することになる。
薄膜のスループットを高めるための一構成として、長い成膜時間を要するI層の成膜室の個数を増やすことが考えられる。この構成では、一つの中央搬送室の周囲に多数のI層の成膜室を配置することになる。図13は、中央搬送室に多数のI層の成膜室を配置した構成例を示している。この構成では、中央搬送室のサイズや、ロード室は排気装置等の成膜室以外の機構の配置構成の制約から、一つの中央搬送室が備える成膜室の個数には制限があり、また、P層やN層の成膜室に対する基板トレイの搬送操作動作と、I層の成膜室に対する基板トレイの搬送操作動作とのバランスが極端となり、操作手順や操作時間等にも影響を与えるという問題がある。
そこで、本発明は上記課題を解決して、クラスター型真空成膜装置において、膜厚を異にする成膜処理を行う場合の成膜室の個数を低減することを目的とする。
本発明は、多数枚の基板を成膜することができる成膜室を用いることで、処理能力を高め、1つの中央搬送室に設ける成膜室の個数を低減する。
この、多数枚の基板を成膜する成膜室内に基板トレイを導入しようとする場合、従来のように成膜室と基板トレイとが一対一の関係を有する構成では、中央搬送室およびロード室共に、各基板トレイをそれぞれ搬送する2系列の搬送機構が必要となる。しかしながら、一般に、中央搬送室内のスペースは限られており、各基板トレイに対して独立した系列を個別に備えた複数の搬送機構を設けることは困難である。
そこで、本発明のクラスター型真空成膜装置は、多数枚の基板を成膜する成膜室を備えると共に、中央搬送室内において、1つの搬送機構により各成膜室への基板トレイの搬送を行うことができる構成とする。
本発明のクラスター型真空成膜装置は、クラスター型の中央搬送室と、この中央搬送室の周囲に設けたロード室および複数の成膜室を備える。複数の成膜室は、収納することができる基板トレイの個数を異にする成膜室を含み、中央搬送室は、複数の成膜室に基板トレイを搬送する搬送機構を有する。この搬送機構は、各成膜室に対し、成膜室が収納することができる基板トレイの個数に応じた基板トレイを選択的に搬送する。
例えば、中央搬送室に、1つの基板トレイを搬入して成膜処理を行う成膜室と、2つの基板トレイを搬入して成膜処理を行う成膜室とを備える場合には、中央搬送室が備える搬送機構は、例えば、1つの基板トレイを搬入する成膜室に対しては、複数の基板トレイの中から1つの基板トレイを選択し、選択した基板トレイを成膜室内に搬送する。また、2つの基板トレイを搬入する成膜室に対しては、複数の基板トレイの中から2つの基板トレイを選択し、選択した基板トレイを成膜室内に搬送する。
本発明の搬送機構は、成膜室が収納することができる基板トレイの個数に応じた個数の基板トレイを選択的に搬送する構成とすることによって、1つの搬送機構によって、各成膜室への基板トレイの搬送を行うことができる。
本発明の成膜室は、1枚の基板トレイを収納することができる複数の第1の成膜室と、複数の基板トレイを収納することができる少なくとも1つの第2の成膜室を有する。また、本発明のロード室は、同一の搬送動作で複数枚の基板を中央搬送室に対して導入あるいは導出する。
本発明の搬送機構は、中央搬送室内に導入された複数の基板トレイの内で、1つあるいは複数の基板トレイを選択的に搬送する複数の搬送系を有する。
複数の搬送系の中から一つの搬送系を選択し、複数の基板トレイから選択した1つの基板トレイを第1の成膜室に搬送する。また。複数の搬送系の中から複数の搬送系を選択し、選択した複数の搬送系によって、複数の基板トレイを第2の成膜室に搬送する。
本発明の複数の搬送系を含む搬送機構は、中央搬送室内において一体で回転自在であり、各搬送系は回転中心から径方向に偏芯した位置に設置する。
この偏芯位置の設置において、複数の第1の成膜室は、中央搬送室の周囲において、回転中心を通る径に対して偏芯した位置に配置する。また、複数の搬送系は、搬送系の搬送位置において、搬送方向の延長上に第1の成膜室の配置位置とする。
また、第1の成膜室が有する2つの成膜室は、中央搬送室を挟んで対向する位置に設置する。この搬送系の搬送位置において、複数の搬送系は、対向する位置に設置された第1の成膜室の2つの成膜室に対して、それぞれ逆方向に基板を搬送する。
ここで、第1の成膜室は対向配置される2枚の電極を有し、第2の成膜室は両面に電極を有する中央電極と、この中央電極と対向する1枚の電極を有する2つの外電極を含む4枚の電極を有する。また、搬送機構は、第1の成膜室に対して1つの基板トレイを搬送し、第2の成膜室に対して2つの基板トレイを搬送する。基板は、基板トレイに載置された状態で搬送が行われる。基板トレイは、1枚又は2枚の基板を載置することができる。
本発明によれば、クラスター型真空成膜装置において、膜厚を異にする成膜処理を行う場合の成膜室の個数を低減することができる。
本発明の態様によれば、多数枚の基板を成膜する成膜室を備えると共に、中央搬送室内において、1つの搬送機構により各成膜室への基板トレイの搬送を行うことができる。
以下、本発明の実施の形態について、図を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明のクラスター型真空成膜装置を説明するための概略図である。図1において、クラスター型真空成膜装置1は、クラスター型の中央搬送室2と、この中央搬送室2の周囲に設けたロード室7と、複数の成膜室3〜6を備える。
ロード室7は、中央搬送室2と装置外部との間で基板10の搬出入を行うチャンバである。中央搬送室2は、図示しない真空装置によって真空排気可能であって、周囲の成膜室3〜6を備え、ロード室7を通して搬送された基板10を成膜室3〜6との間で導出入するチャンバであり、同一の搬送動作で複数枚の基板10を中央搬送室2に対して導入あるいは導出する。
中央搬送室2において、内部に搬送機構8を備え、成膜室3〜6との間で行う基板10の導出入を行う。なお、基板の搬送および導出入は、基板トレイに載置した状態で行う。
搬送機構8は、各成膜室3〜6に対し、その成膜室3〜6が収納することができる基板トレイの個数に応じた基板トレイを選択的に搬送する。
以下、太陽電池用の薄膜を成膜する場合について説明する。太陽電池用の薄膜は、P層、N層、およびI層の3層を備える。太陽電池用の薄膜を成膜するクラスター型真空成膜装置1は、このP層、N層、およびI層の3層の各層を生成するために、P層成膜室3、N層成膜室4、およびI層成膜室5,6を備える。ここで、I層の膜厚は、P層とN層の膜厚と比較して厚いため、装置規模の大型化を抑えると共に、処理のスループットを向上させるために、クラスター型真空成膜装置1は、I層成膜室5,6の個数をP層成膜室3およびN層成膜室4の個数よりも多く備える。
図1では、P層成膜室3およびN層成膜室4をそれぞれ1つの成膜室とし、I層成膜室5,6を2個とする例を示している。
また、P層成膜室3およびN層成膜室4は1つの基板トレイを収納することができ、1つの基板トレイに載置された基板を成膜する。一方、I層成膜室5,6は2つの基板トレイを収納することができ、2つの基板トレイに載置された基板を成膜する。なお、ここでは、I層成膜室5,6は2つの基板トレイを収納する構成例を示しているが、2つの基板トレイに限らず、さらに多数の基板トレイを収納可とする構成とすることもできる。なお、この個数は一例であって、個数および個数比率はこの例限られるものではない。
搬送機構8は、中央搬送室2内に導入された複数個の基板トレイの内で、1つあるいは複数の基板トレイを選択的に搬送する複数の搬送系を有する。この複数の搬送系から選択した一つの搬送系は、複数の基板トレイから選択した1つの基板トレイをP層成膜室3およびN層成膜室4に搬送する。また、複数の搬送系から選択した複数の搬送系は、複数の基板トレイをI層成膜室5,6に搬送する。
以下、図2,図3を用いて、中央搬送室内の備える搬送機構の一例について説明する。図2はP層成膜室3およびN層成膜室4に対する基板トレイの搬送動作を説明するための図であり、図3はN層成膜室5,6に対する基板トレイの搬送動作を説明するための図である。
搬送機構8は複数の搬送系8A,8Bを備え、中央搬送室2内に導入された複数個の基板トレイ11の内で、1つあるいは複数の基板トレイを、成膜室3〜6から選択された一つの成膜室に対して選択的に搬送する。
図2,3において、搬送系8A,8Bは、中央搬送室2内において、図示しない回転機構によって一体で回転自在とし、回転中心から径方向に偏芯した位置に設置する。図2,3では、搬送系8A,8Bは並列配置すると共に、回転駆動の中心を通る径方向に対して偏芯させて配置する。一方、P層成膜室3とN層成膜室4は、中央搬送室2に対して対称の位置に配置し、搬送系8A,8Bと同様に、回転駆動の中心を通る径方向に対して偏芯させて配置する。この搬送系8A,8Bの偏芯と、P層成膜室3およびN層成膜室4の偏芯とによって、P層成膜室3は搬送系8Aの搬送方向の延長上に配置され、N層成膜室4は搬送系8Bの搬送方向の延長上に配置される。
この配置構成により、搬送系8A,8Bは、中央搬送室2内に搬入された2つの基板トレイ11を、それぞれP層成膜室3とN層成膜室4に選択的に導入する。
図2(a)は、基板トレイ11を中央搬送室2内に搬入し、搬送系8Aおよび搬送系8Bに載置した状態を示している。P層成膜室3とN層成膜室4は、中央搬送室2に対して180度の位置に配置されると共に、回転中心を通る径方向に対して偏芯しており、また、搬送系8A,8Bについても回転中心を通る径方向に対して偏芯した状態で並列配置する構成としている。そのため、例えば、搬送系8AをP層成膜室3の方向の回転位置に停止させたときには、搬送系8BはN層成膜室4の方向の回転位置に停止し、同一の回転位置において、2つの基板トレイ11をそれぞれ異なる成膜室との間で導出入を行うことができる。
また、搬送系8Aおよび搬送系8Bと、P層成膜室3およびN層成膜室4との関係は、対称であるため、一方の基板トレイに載置される基板に対してP層を成膜し、他方の基板トレイに載置される基板に対してN層を成膜した後、搬送機構8を180度回転させることによって搬送系と成膜室との関係を逆の関係とすることによって、一方の基板トレイに載置される基板に対してN層を成膜し、他方の基板トレイに載置される基板に対してP層を成膜することができる。図2(b)は、この状態を示している。
また、図3は、I層成膜室5,6に対して搬送系8Aおよび搬送系8Bを回転させて位置合わせすることによって、各成膜室に対してそれぞれ2つの基板トレイを同時に導入あるいは導出することができる。このとき、搬送系8Aおよび搬送系8Bは、I層成膜室5あるいは成膜室6に対して、基板トレイを一体で搬送する。
なお、ここでは、I層成膜室5,6として、2つの基板トレイを導入する例を示しているが、電極数を増やすことによって導入する基板トレイの個数を増やすこともできる。図3(a)は、I層成膜室5に対する2つの基板トレイの導出入を行う状態を示し、図3(b)は、I層成膜室6に対する2つの基板トレイの導出入を行う状態を示している。
図2,図3に示すように、搬送機構8が備える2つの搬送系8A,8Bを偏芯させ、また、P層成膜室3とN層成膜室4を偏芯させる構成、および、2つの搬送系8A,8Bを個別にあるいは一体で移動させる構成とすることによって、単に搬送機構8を回転させるだけで、中央搬送室2の周囲に配置した各成膜室に対して、基板トレイを選択的に導出入することができる。
ここで、図4,5を用いて、P層成膜室3およびN層成膜室4が備える電極構成と、I層成膜室5,6が備える電極構成について説明する。
P層およびN層の膜厚は薄いため、P層成膜室3およびN層成膜室は2つの電極構成とし、I層の膜厚は厚いため、I層成膜室5,6は4つの電極構成とする。
図4に示す成膜室20は、2つの電極21a,21bを備える。2つの電極21a,21bは、間に基板トレイ11を挿入自在とする隙間を空けて対向配置する。図4(a)は基板トレイ11を挿入前の状態を示し、図4(b)は基板トレイ11を挿入した状態を示している。基板トレイ11は、2枚の基板10を両側の支持面に載置する。
また、図5に示す成膜室30は、4つの電極31a〜31dを備える。4つの電極31a〜31dの内、両側の電極31a,31dは外電極を構成し、内側の電極31b,31cは中央電極を構成する。これら電極において、2つの電極31a,31bは、間に基板トレイ11を挿入自在とする隙間を空けて対向配置し、また、2つの電極31c,31dについても、間に基板トレイ11を挿入自在とする隙間を空けて対向配置する。
図5(a)は基板トレイ11を挿入前の状態を示し、図5(b)は基板トレイ11を挿入した状態を示している。2つの基板トレイ11は、それぞれ2枚の基板10を両側の支持面に載置し、合計4枚の基板を支持する。
この電極構成により、2つの基板トレイに載置した4枚の基板に対して成膜を行うことができる。
なお、図5では、2つの基板トレイに載置した4枚の基板を成膜する構成例と示しているが、中央電極の個数を増やすことによって、導入する基板トレイを増やし、成膜する基板の枚数を増やすことができる。
以下、図1に示す構成例において、2つの基板トレイからなる複数の組み(A〜C)を成膜処理する手順例について図6〜図12を用いて説明する。なお、以下示す手順は一例であって、この手順に限られるものではなく別の手順としてもよい。
はじめに、2枚の基板を有する基板トレイ(A)をロード室(L/U)に導入した後(図6(a),(b))、中央搬送室内に導入する(図6(c))。
次に、2枚の基板を有する基板トレイ(B)をロード室(L/U)に導入すると共に、基板トレイ(A)を回転させて基板トレイ(A)をI層成膜室に位置合わせし(図7(b))、基板A1,A2をI層成膜室内に導入する。このとき、基板トレイ(B)を中央搬送室内に導入する(図7(c))。
I層成膜室内において基板A1,A2にI層を成膜する間に、基板B1,B2にP層を成膜する。基板B1,B2上へのP層の成膜は以下の手順で行われる。搬送機構は基板トレイ(B)を回転させて基板B1をP層成膜室に位置合わせし(図7(d))、基板B2を中央搬送室内に残し、基板B1をP層成膜室内に導入する(図7(e))。P層成膜室内で基板B1にP層を成膜した後、基板B1を中央搬送室内に戻す(図7(f))。中央搬送室内において、搬送機構は基板トレイ(B)を回転させて、基板B2をP層成膜室に位置合わせし(図7(g))、基板B1を中央搬送室内に残し、基板B2をP層成膜室内に導入する(図7(h))。P層成膜室内で基板B2にP層を成膜した後、基板B2を中央搬送室内に戻す(図8(a))。
次に、基板トレイ(B)を回転させて他のI層成膜室に位置合わせし(図8(b))、基板B1,B2をI層成膜室内に導入する。このとき、I層成膜室内の基板A1,A2を中央搬送室内に戻す(図8(c))。
I層成膜室内において基板B1,B2にI層を成膜する間に、基板A1,A2にN層を成膜する。基板A1,A2上へのN層の成膜は以下の手順で行われる。搬送機構は基板トレイ(A)を回転させて基板A1をN層成膜室に位置合わせし(図8(d))、基板A2を中央搬送室内に残し、基板A1をN層成膜室内に導入する(図8(e))。N層成膜室内で基板A1にN層を成膜した後、基板A1を中央搬送室内に戻す(図8(f))。中央搬送室内において、搬送機構は基板トレイ(A)を回転させて、基板A2をN層成膜室に位置合わせし(図8(g))、基板A1を中央搬送室内に残し、基板A2をN層成膜室内に導入する(図8(h))。N層成膜室内で基板A2にN層を成膜した後、基板A2を中央搬送室内に戻す(図9(a))。
搬送機構は基板トレイ(A)を回転させてロード室(L/U)に位置合わせし(図9(b))基板トレイ(A)を中央搬送室からロード室(L/U)を介して導出する((図9(c))。
次に、2枚の基板を有する基板トレイ(C)をロード室(L/U)に導入し(図9(d))、基板トレイ(B)を中央搬送室内に導入する(図9(e))。
搬送機構はこの基板トレイ(C)を回転させて基板C1をP層成膜室に位置合わせし(図9(f))、基板C2を中央搬送室内に残し、基板C1をP層成膜室内に導入する(図9(g))。P層成膜室内で基板C1にP層を成膜した後、基板C1を中央搬送室内に戻す(図9(h))。中央搬送室内において、搬送機構は基板トレイ(C)を回転させて、基板C2をP層成膜室に位置合わせし(図10(a))、基板C1を中央搬送室内に残し、基板C2をP層成膜室内に導入する(図10(b))。P層成膜室内で基板C2にP層を成膜した後、基板C2を中央搬送室内に戻す(図10(c))。
次に、基板トレイ(C)を回転させてI層成膜室に位置合わせし(図10(d))、基板C1,C2をI層成膜室内に導入する。このとき、I層成膜室内の基板B1,B2を中央搬送室内に戻す(図10(e))。
I層成膜室内において基板C1,C2にI層を成膜する間に、基板B1,B2にN層を成膜する。基板B1,B2上へのN層の成膜は以下の手順で行われる。搬送機構は基板トレイ(B)を回転させて基板B1をN層成膜室に位置合わせし(図10(f))、基板B2を中央搬送室内に残し、基板B1をN層成膜室内に導入する(図10(g))。N層成膜室内で基板B1にN層を成膜した後、基板B1を中央搬送室内に戻す(図10(h))。中央搬送室内において、搬送機構は基板トレイ(B)を回転させて、基板B2をN層成膜室に位置合わせし(図11(a))、基板B1を中央搬送室内に残し、基板B2をN層成膜室内に導入する(図11(b))。N層成膜室内で基板B2にN層を成膜した後、基板B2を中央搬送室内に戻す(図11(c))。
搬送機構は基板トレイ(B)を回転させてロード室(L/U)に位置合わせし(図11(d))基板トレイ(B)を中央搬送室からロード室(L/U)を介して導出すると共に、I層成膜室内の基板C1,C2を中央搬送室内に戻す(図11(e))。
搬送機構は基板トレイ(C)を回転させて基板C1をN層成膜室に位置合わせし(図11(f))、基板C2を中央搬送室内に残し、基板C1をN層成膜室内に導入する(図11(g))。N層成膜室内で基板C1にN層を成膜した後、基板C1を中央搬送室内に戻す(図11(h))。中央搬送室内において、搬送機構は基板トレイ(C)を回転させて、基板C2をN層成膜室に位置合わせし(図12(a))、基板C1を中央搬送室内に残し、基板C2をN層成膜室内に導入する(図12(b))。N層成膜室内で基板C2にN層を成膜した後、基板C2を中央搬送室内に戻す(図12(c))。搬送機構は基板トレイ(C)を回転させてロード室(L/U)に位置合わせし(図12(d))、基板トレイ(C)を中央搬送室からロード室(L/U)を介して導出する(図12(e))。
本発明は、太陽電池用薄膜に限らず、基板上に異なる膜厚を生成する成膜処理に適用することができる。
本発明のクラスター型真空成膜装置を説明するための概略図である。 P層成膜室およびN層成膜室に対する基板トレイの搬送動作を説明するための図である。 N層成膜室に対する基板トレイの搬送動作を説明するための図である。 P層成膜室およびN層成膜室が備える電極構成を説明するための図である。 I層成膜室が備える電極構成を説明するための図である。 本発明のクラスター型真空成膜装置による成膜処理の手順を説明するための図である。 本発明のクラスター型真空成膜装置による成膜処理の手順を説明するための図である。 本発明のクラスター型真空成膜装置による成膜処理の手順を説明するための図である 本発明のクラスター型真空成膜装置による成膜処理の手順を説明するための図である。 本発明のクラスター型真空成膜装置による成膜処理の手順を説明するための図である。 本発明のクラスター型真空成膜装置による成膜処理の手順を説明するための図である。 本発明のクラスター型真空成膜装置による成膜処理の手順を説明するための図である。 中央搬送室に多数のI層の成膜室を配置した構成例を示す図である。
符号の説明
1…クラスター型真空成膜装置、2…中央搬送室、3…P層成膜室、4…N層成膜室、5…I層成膜室、6…I層成膜室、7…ロード室、8…搬送機構、8A,8B…搬送系、10…基板、11…基板トレイ、20…成膜室、21a,21b…電極、30…成膜室、31a〜31d…電極。

Claims (5)

  1. クラスター型の中央搬送室と、当該中央搬送室の周囲に設けたロード室および複数の成膜室を備え、
    前記複数の成膜室は、収納することができる基板トレイの個数を異にする成膜室を含み、
    前記成膜室は、1つの基板トレイを収納することができる複数の第1の成膜室と、複数の基板トレイを収納することができる少なくとも1つの第2の成膜室を有し、
    前記ロード室は、同一の搬送動作で複数枚の基板を中央搬送室に対して導入あるいは導出し、
    前記中央搬送室は、前記複数の成膜室に基板トレイを搬送する搬送機構を有し、
    当該搬送機構は、各成膜室に対し、当該成膜室が収納することができる基板トレイの個数に応じた基板トレイを選択的に搬送し、
    前記搬送機構は、中央搬送室内に導入された複数個の基板トレイの内で、1つあるいは複数の基板トレイを選択的に搬送する複数の搬送系を有し、
    前記複数の搬送系から選択した一つの搬送系により、前記複数の基板トレイから選択した1つの基板トレイを第1の成膜室に搬送し、
    前記複数の搬送系から選択した複数の搬送系により、前記複数の基板トレイを第2の成膜室に搬送し、
    前記複数の搬送系は、前記中央搬送室内において一体で回転自在であり、各搬送系は回転中心から径方向に偏芯した位置に設置することを特徴とする、クラスター型真空成膜装置。
  2. 前記複数の第1の成膜室は、前記中央搬送室の周囲において、前記回転中心を通る径に対して偏芯した位置に配置され、
    前記複数の搬送系は、当該搬送系の搬送位置において、搬送方向の延長上に第1の成膜室の配置位置があることを特徴とする、請求項に記載のクラスター型真空成膜装置
  3. 前記第1の成膜室が有する2つの成膜室は、前記中央搬送室を挟んで対向する位置に設置され、
    前記当該搬送系の搬送位置において、前記複数の搬送系は、対向する位置に設置された第1の成膜室の2つの成膜室に対して、それぞれ逆方向に基板トレイを搬送することを特徴とする、請求項に記載のクラスター型真空成膜装置。
  4. 前記第1の成膜室は、対向配置される2枚の電極を有し、
    前記第2の成膜室は、両面に電極を有する中央電極と、当該中央電極と対向する1枚の電極を有する2つの外電極を含む4枚の電極を有し、
    前記搬送機構は、第1の成膜室に対して1つの基板トレイを搬送し、
    第2の成膜室に対して2つの基板トレイを搬送することを特徴とする、請求項1から請求項の何れかに記載のクラスター型真空成膜装置。
  5. 前記1つの基板トレイは、1枚又は2枚の基板を載置することを特徴とする、請求項に記載のクラスター型真空成膜装置。
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