JP4761044B2 - 浴用剤 - Google Patents

浴用剤 Download PDF

Info

Publication number
JP4761044B2
JP4761044B2 JP2005374004A JP2005374004A JP4761044B2 JP 4761044 B2 JP4761044 B2 JP 4761044B2 JP 2005374004 A JP2005374004 A JP 2005374004A JP 2005374004 A JP2005374004 A JP 2005374004A JP 4761044 B2 JP4761044 B2 JP 4761044B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
salt
surfactant
component
bath
seawater
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2005374004A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007176808A (ja
JP2007176808A5 (ja
Inventor
太輔 関
侃 藤井
和美 中村
博幸 宮本
訓弘 溝口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Goshu Yakuhin Co Ltd
Original Assignee
Goshu Yakuhin Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Goshu Yakuhin Co Ltd filed Critical Goshu Yakuhin Co Ltd
Priority to JP2005374004A priority Critical patent/JP4761044B2/ja
Publication of JP2007176808A publication Critical patent/JP2007176808A/ja
Publication of JP2007176808A5 publication Critical patent/JP2007176808A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4761044B2 publication Critical patent/JP4761044B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Cosmetics (AREA)

Description

本発明は、液状物と粒塩体とから成る浴用剤であって、詳しくは液状物が油性成分と界面活性剤と高分子化合物と常水の1種類以上である浴用剤に関するものである。
白濁系の浴用剤は、一般に炭酸カルシウム、酸化チタン等の無機塩を含有する粉末タイプが主流である。白濁成分として米胚芽油及びシリコーン油、油性成分に界面活性剤等を加え白濁効果をだすもの等が知られている。
また、白濁剤(非イオン系界面活性剤、多価アルコール、油相成分等から構成)と水相成分を混合した浴用剤も知られている。
浴用剤の形態として、粉状体(広く普及している。例えば生薬を配合したもの)、液状体(ボデーソープ)、固形体(浴湯に入れると炭酸ガスを発生)が知られている。
特開平6−80556号公報 特開平10−101547号公報
粉末タイプの浴用剤は吸湿等で取り扱いが面倒になることや、小袋に収容され、小袋を開封して使用する関係で、開封した袋の処分に問題があった。また、無機塩タイプの浴用剤は、温浴効果はあるものの保湿効果がなく、スキンケアタイプの浴用剤は、保湿効果はあるものの保温効果はない等の問題点がある。更に、固形タイプの浴用剤は、空気中の水分と反応しなよう厳重に包装する必要があった。
そこでこの発明は、従来技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、粉状体、液状体、固形体として用いられていた浴用剤に、かき氷状態又はシャーベット状態を成す新規形態と独自の浴用効果を奏する浴用剤を提案するものである。
本発明の浴用剤は、請求項1として、少なくとも液状物と大きさが6mm以下の粒塩体とから成り、これに吸湿成分としてシリカを混合し、液状物は油性成分と界面活性剤と高分子化合物と常水から選ばれ1種以上から成り、粒塩体が、海水から得られる海水産粒塩(海水粒塩とも称する。)と海洋深層水から得られる深層水産粒塩(深層水粒塩とも称する。)と岩塩から得られる自然産粒塩と化学成分から成る無機塩類から選ばれた少なくとも1種以上であり、液状物と粒塩体とを10:90〜60:40の範囲で混合してかき氷状態又はシャーベット状態を成していることを特徴とする。
請求項2は、請求項1の浴用剤において、油性成分が、油脂類とろう類と炭化水素類と高級アルコール類とエステル類から選ばれた少なくとも1種以上であり、界面活性剤が、非イオン性界面活性剤と陰イオン性界面活性剤と陽イオン性界面活性剤と両性界面活性剤から選ばれた少なくとも1種以上であることを特徴とする。
請求項3は、請求項1の浴用剤において、高分子化合物が、キサンタンガムとタラガムとグァーガムとカラギーナンとローカストビーンガムとアルギン酸とカチオン化メチルセルロースとアラビアガムとペクチンと高重合ポリエチレングリコールとカルボキシビニルポリマーから選ばれた少なくとも1種以上であることを特徴とする。
ここで液状物とは、主に油性成分と界面活性剤と高分子化合物と常水とを言うが、浴用として用いることのできる液状成分であるば良く、特に浴湯に入れた際に入浴効果を奏するもの、更に、浴湯に入れた際に乳化し白濁となるものが好ましい。
液状物の内、油性成分とは、植物由来と動物由来の油脂類、植物由来と動物由来と鉱物由来のろう類、植物由来と動物由来と鉱物由来と合成の炭化水素類、天然由来と合成の高級アルコール類、エステル類を言い、入浴により失われる皮膚表面の油分を補うことにより、水分の蒸発を防ぐ効果が期待できるものと、入浴中に角質層から浴湯に溶出するアミノ酸等の天然保湿因子の量が抑制されるものとを言う。また、無色透明で無味無臭、たいへん精製度の高い飽和炭化水素から成り、芳香族単価水素や硫黄化合物といった紫外線を吸収する不純物を完全除去しているため紫外吸光度が極めて低く、高純度なものを言う。更に、化学的に安定した不活性、不極性飽和炭化水素で、皮膚刺激性がほとんど無く、人体にやさしい安全性を有し、クレンジング、ヘアー、ハンド等各種クリーム基材・ベビーオイル・口紅など化粧品原料として幅広く使用されているものを言う。
また界面活性剤とは、非イオン性界面活性剤、陰イオン性界面活性剤、陽イオン性界面活性剤、両性界面活性剤を言い、その内、非イオン性界面活性剤は水溶液中でイオン解離しないので、イオン性界面活性剤に比べて酸やアルカリ、無機塩類の影響を受けない等の性状からクリーム・ローション類用乳化剤として広く使用されています。
更に高分子化合物とは、キサンタンガム、タラガム、カラギーナン、ローカストビーンガム、アルギン酸、カチオン化メチルセルロース、アラビアガム、ペクチン、高重合ポリエチレングリコール、カルボキシビニルポリマー等を言う。
請求項4は、請求項1,2,3の浴用剤において、保湿成分を混合していることを特徴とする。
ここで粒塩体とは、海水から得た海水産塩粒と、海洋深層水から得た深層水産塩粒と、岩塩から得た自然産粒塩と、化学成分から成る無機塩類とを言い、主に塩化ナトリウム、塩化マグネシウム、塩化カリウム、硫酸マグネシウム等から成り、塩類が皮膚の表面のタンパク質と結合して膜を形成し、熱の放散を防ぐために、入浴後の保温効果が高まり湯冷めしにくくなるもの、特に、深層水産塩粒にあっては浴湯中の遊離残留塩素除去効果が期待できるし、アトピー性皮膚炎の患者における保湿効果も若干確認され、治癒効果の可能性も考えられる。
ここで保湿成分とは、多価アルコール類、糖類、アミノ酸類、動植物抽出物を言うが、吸湿性を有し、肌の潤いを守り、湯をやわらかくする作用がある海藻エキス、スクワラン等が好ましく、特にマグネシウムイオンは生体に必要不可欠なミネラルの一つであって、各種の生理機能に関与し、更に、自然保湿因子の成分として角質内に存在し、肌の潤いを守ると共に、鎮静・抗炎症作用があるのでアレルギー性の病気や慢性の皮膚病に良く効きます。また、海藻エキスは、褐藻より抽出したエキスを言い、皮膚の色つやをよくすると言われている各ミネラル分(微量栄養素)、アミノ酸、ヨード等をバランスよく含み、新陳代謝を活発にし、入浴に用いた場合、身体の抵抗力を高め、肌につやと張りを与えるため、美容や老化防止に最適と言われています。更にスクワランは、サメの肝油から得られる油性成分を言い、保湿作用があり、皮脂類似の油性保湿成分であり使用感に優れています。
ここで粒塩体の大きさを6mm以下にするとは、6mm以上であると、合成樹脂袋や樹脂ミネート袋にて包装した際、袋を破損する虞があり、瓶による包装に限定されること、特に、浴湯に入れた時に解けにくくなるためである。
粒塩体を90%以上混合すると、粒塩体同士が固まり、流動性を失い、液状物を60%以上混合すると、粒塩体の効果が薄れ、液状物のみが先に流出したりする。
ここでかき氷状態又はシャーベット状態を成すとは、液状物と粒塩体との混合状態において、粒塩体が解けることなく存在し、恰もかき氷状態やシャーベット状態に見えることを言い、透明な状態から濁った状態、或は有色状態にある。
本発明において区分した油性成分、界面活性剤、高分子化合物、保湿成分、吸湿成分等は、主たる性質に基づいて区分したに過ぎず、例えば、油性成分と界面活性剤と高分子化合物との一部に、相互に重複する性質を備えるものもあるし、保湿性を有する油性成分、吸湿性を有する保湿成分等、二以上の性質を保持している。
本発明による浴用剤は上記のとおりであるから、次に記載する効果を奏する。
請求項1の浴用剤は、液状物として、油性成分と界面活性剤と高分子化合物と常水との内から1種類以上を選択することにより、浴湯に入れると白く濁り、白濁湯となる。
また無機塩類の粒塩体を用いることで、粒塩体に含有しているナトリウムイオンやマグネシウムイオン等は肌表面の蛋白質と結合して膜を形成し、体温の放熱を防ぎ、保温作用を発揮する。即ち、乾燥しがちな肌をしっとりとすべすべに導く。特に塩分やミネラル等を含む浴用剤として下記の効能効果を発揮する。
(1・略液状を成すので、使用時の取り扱いが容易である。
(2・皮膚に対して刺激性が少なく、保湿効果に優れている。
(3・従来の浴用剤に比べ保温効果に優れている。また、粒塩体の大きさが6mm以下であるから、浴湯に入れても解けやすく、袋による包装も自由になる。更に、液状物と粒塩体とを10:90〜60:40の範囲で混合したことにより、かき氷状態やシャーベット状態を成すため、従来浴用剤の概念を打ち破る斬新で新鮮なイメージを与える。
更に、海洋深層水から得られる深層水産粒塩、即ち、微量ミネラルが多い深層水産粒塩を用いることで、海水産粒塩や自然産粒塩、或いは化学合成塩類とは異なる効果も期待できるばかりか、吸湿成分(シリカ)を混合することで、粒塩体の混合状態が鮮明になる。
請求項2の浴用剤は、請求項1の特徴に加えて、油性成分として、油脂類とろう類と炭化水素類と高級アルコール類とエステル類から1種類以上選び得るので、任意の白濁が可能となる。
また、界面活性剤が、非イオン性界面活性剤と陰イオン性界面活性剤と陽イオン性界面活性剤と両性界面活性剤から選ばれた少なくとも1種以上であることを特徴とする。
請求項3の浴用剤は、請求項1の特徴に加えて、高分子化合物が、キサンタンガムとタラガムとグァーガムとカラギーナンとローカストビーンガムとアルギン酸とカチオン化メチルセルロースとアラビアガムとペクチンと高重合ポリエチレングリコールとカルボキシビニルポリマー等から選ばれた少なくとも1種以上であることを特徴とする。
請求項4の浴用剤は、請求項1,2,3の特徴に加えて、保湿成分を混合するので、粒塩体との相乗効果によって肌に潤いを与える。
本発明による浴用剤の最良形態を図1に基づき説明すれば、液状物1と粒状物5(以下、粒塩体6と同意語とする。)とがかき氷状態(以下、シャーベット状態も含む)を成すように20:80で混合されているもので、液状物1として油性成分2と界面活性剤3と常水9を、油性成分2として炭化水素類23を、界面活性剤3として非イオン性界面活性剤31を用い、更に、炭化水素類23として動物由来23bの動物性スクワランと鉱物由来23cの流動パラフィンを用い、非イオン性界面活性剤31としてポリオキシンエチレンエーテル31bのポリオキシンエチレンラウリルエーテルを用い、粒状物5として大きさが6mm以下の海水Eから得られる海水産粒塩6a(以下、海水粒塩6aとする。)と海洋深層水Fから得られる深層水産粒塩6b(以下、深層水粒塩6bとする。)、及び無機塩類6dの硫酸マグネシウムとを用い、他に保湿成分7として動植物抽出物7dの海藻エキスと、吸湿成分8とを混合している。
本発明に用いる粒塩体6の海水粒塩6aは、図3の如く海水Eから古来の手法で得る天然処理粒塩61aと、海水Eを逆浸透膜装置Gにて淡水と濃縮海水とに分離し、濃縮海水から得る逆浸透膜海水粒塩62aとから成り、また深層水粒塩6bは、海洋深層水Fを逆浸透膜装置Gにて淡水と濃縮海水とに分離し、濃縮海水から得る逆浸透膜深層水粒塩61bと、海洋深層水Fを多段式電気透析装置Hにて淡水と濃縮深層水とに分離し、濃縮深層水から得る電気透析深層水粒塩62bとから成る。
本発明による浴用剤の第一実施例を図2に基づき説明すると、液状物1の油性成分2として油脂類21とろう類22と炭化水素類23を用い、特に炭化水素類23として動物由来23bのスクワランとを用い、界面活性剤3の非イオン性界面活性剤31としてポリオキシンエチレンエーテル31bのポリオキシエチレンラウリルエーテルを用い、保湿成分7として動植物抽出物7dの海藻エキスを、吸湿成分8としてシリカ8aを用い、粒塩体6として粒径6mm以下の海水粒塩6aと、無機塩類6dの硫酸マグネシウムとを用い、液状物1と粒状物5とを20:80で混合している。
本発明による浴用剤の第二実施例を説明すると、油性成分2の油脂類21として植物由来21aのオリーブ油を、界面活性剤3の非イオン性界面活性剤31としてポリオキシエチレンエーテル31bのポリオキシエチレン硬化ヒマシ油を、粒状物5として粒径が6mm以下の深層水粒塩6bを用い、保湿成分7として動植物抽出物7dの海藻エキスと、吸湿成分8としてシリカ8aを用い、液状物1と粒状物5とを20:80で混合している。
実験例
液状物1を下記の成分から構成する。
油性成分2:炭化水素類23の鉱物由来(流動パラフイン)23c=78%
炭化水素類23の動物由来(スクワラン)23b=1%
界面活性剤3:非イオン性界面活性剤31のポリオキシエチレンエーテル(ポリオキシエチレンラウリルエーテル)31b=20%
常水9:1%
粒状物5を下記の成分から構成する。
海水粒塩6a=97%
深層水粒塩6b=1%
無機塩類6dの硫酸マグネシウム=1%
保湿成分7として、
動植物抽出物7dの海藻エキス=1%
試料各試料に保湿成分7を一定量混合する
試料1:液状物1と粒状物5を10:90に混合したもの。
試料2:液状物1と粒状物5を20:80に混合したもの。
試料2:液状物1と粒状物5を30:70に混合したもの。
試料4:液状物1と粒状物5を40:60に混合したもの。
試料5:液状物1と粒状物5を50:50に混合したもの。
試料6:液状物1と粒状物5を60:40に混合したもの。
外観評価
各試料を100gづつ蓋付きの瓶に入れ、50℃のインキュベーターに28日間保管し、7日毎に分離状況を目視観察した。
Figure 0004761044

◎:均一で分離認められない
○:わずかに分離、軽く振ると均一になる
△:かなり分離するが、軽く振ると均一になる
×:かなり分離し、軽く振っても均一にならない
温度40〜50℃の浴湯200リットルに試料を45g入れ、濁り程度について目視判定した。
Figure 0004761044

◎:濁りの程度に差なし。
○:濁りが若干薄くなる。
△:濁りが薄くなる。
×:濁りがなくなる。
液状物1として、油性成分2と界面活性剤3と高分子化合物4とを単独で用いることも可能であるが、それらから選ばれた1種類と常水9とを混合して用いたり、更に、浴用目的に応じてそれらから選ばれた1種類以上を混合して用いることも可能である。
本発明による浴用剤の主成分は、油性成分2と界面活性剤3と高分子化合物4から選ばれた1種類以上と、粒塩体6であるが、これに香料や着色料の添加を適宜添加することも可能である。
油性成分2として、油脂類21とろう類22と炭化水素類23と高級アルコール類24とエステル類25とから選ばれた少なくとも1種類以上を用い、更に、油脂類21として植物由来(オリーブ油等)21aと動物由来(ミンク油等)21bを、ろう類22として植物由来(ホホボ油等)22aと動物由来(オレンジラフィー油等)22bと鉱物由来(モンタンろう等)22cを、炭化水素類23として植物由来(植物性スクワレン等)23aと動物由来(スクワラン等)23bと鉱物由来(流動パラフイン等)23cと合成(合成スクワレン等)23dを、高級アルコール類24として天然由来(ラウリルアルコール等)24aと合成(ヘキシルデカノール等)24bを、エステル類25としてミリスチン酸イソプロピル等25aを用いる。
代表的なものとして、ツバキ油、ヒマシ油等の油脂類;カルナバロウ、ミツロウ、ラノリン等のロウ類;流動パラフィン、パラフィン、ワセリン、セレシン、マイクロクリスタンワックス等の炭化水素類;ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸等の高級脂肪酸類の外、特に身体に悪影響を与えない米胚芽油 ,ビタミンE,小麦胚芽油 ,カロット油 ,アボカド油 ,ハッカ油 ,アルモンド油 ,ヒノキ油 、オレンジ油 ,ラベンダー油 ,ローズマリー油等の中から1種又は2種以上を用いることができる。
界面活性剤3として、非イオン性界面活性剤31と陰イオン性界面活性剤32と陽イオン性界面活性剤33と両性界面活性剤34から選ばれた少なくとも1種以上を用い、更に非イオン性界面活性剤31として、多価アルコール脂肪酸エステル及び多価アルコールアルキルエステル31aと、ポリオキシンエチレンエーテル31bと、エーテルエステルポリオキシンエチレン31cと、含窒素誘導体等31dから選ばれた少なくとも1種以上を用い、陰イオン性界面活性剤32として、カルボン酸32a、スルホン酸塩32b、硫酸塩32c、リン酸塩32dから選ばれた少なくとも1種以上を用い、陽イオン性界面活性剤33として、脂肪族アミン塩及びその第四級アンモニウム塩33aと、環式第四級アンモニウム塩33bから選ばれた少なくとも1種以上を用い、両性界面活性剤34として、カルボン酸型34aと、スルホベタイン型34bと、スルホン酸型34cと、硫酸型34dと、リン酸型34eから選ばれた少なくとも1種以上を用いる。
高分子化合物4として、キサンタンガム4aとタラガム4bとグァーガム4cとカラギーナン4dとローカストビーンガム4eとアルギン酸4fとカチオン化メチルセルロース4gとアラビアガム4hとペクチン4iと高重合ポリエチレングリコール4jとカルボキシビニルポリマー4k等から選ばれた1種又は2種以を用いる。
多価アルコール脂肪酸エステル及び多価アルコールアルキルエステル31aとしてソルビタン脂肪酸エステル等を用い、ポリオキシンエチレンエーテル31bとしてポリオキシンエチレンラウリルエーテル、ポリオキシンエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル類のポリオキシエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル等のポリオキシエチレンアルキルエーテル等を用い、エーテルエステルポリオキシンエチレン31cとして多価アルコール脂肪酸エステル、ポリオキシンエチレン脂肪酸エステル等を用い、含窒素誘導体等31dとしてポリオキシンエチレンアルキルアミン等を用いる。
陰イオン性界面活性剤32のカルボン酸32aとして塩脂肪酸石けん等を用い、スルホン酸塩32bとしてアルカンスルホン酸塩等を用い、硫酸塩32cとしてアルキル硫酸塩等を用い、リン酸塩32dとしてアルキルリン酸塩等を用いる。
陽イオン性界面活性剤33の脂肪族アミン塩及びその第四級アンモニウム塩33aとして第一級アミン塩等を用い、環式第四級アンモニウム塩33bとしてベルザルコニウム塩等を用い、両性界面活性剤34のカルボン酸型34aとしてグリシン型等を用いる。
海水粒塩6aと深層水粒塩6bの外に、岩塩から得られる自然産粒塩6cや化学成分から成る無機塩類6dを用いることも可能であり、それらを単独で、又は2種以を混合して用いることも可能である。
液状物1と粒状物5とは、10:90〜60:40の範囲で混合するとかき氷状態を成すが、かき氷状態の持続を長くする範囲として20:80〜40:60、最良の範囲として20:80の前後で混合する。
塩分濃度が10重量%以下では入浴剤としての効果が期待できないため下限を10重量%とした。
本発明による浴用剤の基本成分を示すブロック線図である。 油性成分の範囲を示すブロック図である。 界面活性剤の範囲を示すブロック図である。 非イオン性界面活性剤の範囲を示すブロック図である。 陰イオン性界面活性剤の範囲を示すブロック図である。 陽イオン性界面活性剤の範囲を示すブロック図である。 両性界面活性剤の範囲を示すブロック図である。 高分子化合物の範囲を示すブロック図である。 粒塩体の範囲を示すブロック図である。 保湿成分の範囲を示すブロック図である。 吸湿成分の範囲を示すブロック図である。 粒塩体の製造プロセスを示すブロック線図である。
符号の説明
1 液状物
2 油性成分
21 油脂類、21a 植物由来、21b 動物由来
22 ろう類、22a 植物由来、22b 動物由来、22c 鉱物由来
23 炭化水素類
23a 植物由来、23b 動物由来、23c 鉱物由来、23d 合成
24 高級アルコール類、24a 天然由来、24b 合成
25 エステル類、25a ミリスチン酸イソプロピル等
3 界面活性剤、31 非イオン性界面活性剤
32 陰イオン性界面活性剤、33 陽イオン性界面活性剤、34 両性界面活性剤
4 高分子化合物、4a キサンタンガム、4b タラガム、4c グァーガム
4d カラギーナン、4e ローカストビーンガム、4f アルギン酸
4g カチオン化メチルセルロース、4h アラビアガム、4i ペクチン
4j 高重合ポリエチレングリコール、4k カルボキシビニルポリマー
5 粒状物
6 粒塩体
6a 海水産粒塩(海水粒塩)、61a 天然処理粒塩、62a 逆浸透膜海水粒塩
6b 深層水産粒塩(深層水粒塩)
61b 逆浸透膜深層水粒塩、62b 電気透析深層水粒塩
6c 自然産粒塩、6d 無機塩類(硫酸マグネシウム等)
7 保湿成分、7a 多価アルコール類、7b 糖類
7c アミノ酸類、7d 動植物抽出物
8 吸湿成分、8a シリカ
9 常水
E 海水、F 海洋深層水
G 逆浸透膜装置、H 多段式電気透析装置

Claims (4)

  1. 少なくとも液状物(1)と大きさが6mm以下の粒塩体(6)とから成り、これに吸湿成分(8)としてシリカを混合し、
    液状物(1)は油性成分(2)と界面活性剤(3)と高分子化合物(4)と常水(9)から選ばれ1種以上から成り、
    粒塩体(6)が、海水(E)から得られる海水産粒塩(6a)と海洋深層水(F)から得られる深層水産粒塩(6b)と岩塩から得られる自然産粒塩(6c)と化学成分から成る無機塩類(6d)から選ばれた少なくとも1種以上であり、
    液状物(1)と粒塩体(6)とを10:90〜60:40の範囲で混合してかき氷状態又はシャーベット状態を成していることを特徴とする浴用剤。
  2. 油性成分(2)が、油脂類(21)とろう類(22)と炭化水素類(23)と高級アルコール類(24)とエステル類(25)から選ばれた少なくとも1種以上であり、界面活性剤(3)が、非イオン性界面活性剤(31)と陰イオン性界面活性剤(32)と陽イオン性界面活性剤(33)と両性界面活性剤(34)から選ばれた少なくとも1種以上であることを特徴とする請求項1記載の浴用剤。
  3. 高分子化合物(4)が、キサンタンガム(4a)とタラガム(4b)とグァーガム(4c)とカラギーナン(4d)とローカストビーンガム(4e)とアルギン酸(4f)とカチオン化メチルセルロース(4g)とアラビアガム(4h)とペクチン(4i)と高重合ポリエチレングリコール(4j)とカルボキシビニルポリマー(4k)から選ばれた少なくとも1種以上であることを特徴とする請求項1記載の浴用剤。
  4. 保湿成分(7)を混合していることを特徴とする請求項1,2または3記載の浴用剤。
JP2005374004A 2005-12-27 2005-12-27 浴用剤 Active JP4761044B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005374004A JP4761044B2 (ja) 2005-12-27 2005-12-27 浴用剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005374004A JP4761044B2 (ja) 2005-12-27 2005-12-27 浴用剤

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2007176808A JP2007176808A (ja) 2007-07-12
JP2007176808A5 JP2007176808A5 (ja) 2009-01-08
JP4761044B2 true JP4761044B2 (ja) 2011-08-31

Family

ID=38302336

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005374004A Active JP4761044B2 (ja) 2005-12-27 2005-12-27 浴用剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4761044B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5339136B2 (ja) * 2009-03-10 2013-11-13 五洲薬品株式会社 新規入浴剤
JP2016210707A (ja) * 2015-05-01 2016-12-15 五洲薬品株式会社 浴用剤

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61227519A (ja) * 1985-04-01 1986-10-09 Pola Chem Ind Inc 浴用剤
JPS6216409A (ja) * 1985-07-13 1987-01-24 Kinkai Engiyou Kk 塩化ナトリウム入り美容剤
JPH0825866B2 (ja) * 1988-10-25 1996-03-13 花王株式会社 入浴剤組成物
JPH05331044A (ja) * 1992-05-27 1993-12-14 Tsumura & Co 浴用剤組成物
JPH069370A (ja) * 1992-06-29 1994-01-18 Tsumura & Co 浴用剤組成物
JPH0680558A (ja) * 1992-09-01 1994-03-22 Kao Corp 浴用剤組成物
JPH07133220A (ja) * 1993-11-08 1995-05-23 Noevir Co Ltd 入浴用油剤
JP2000290168A (ja) * 1999-04-06 2000-10-17 Toyama Prefecture 深層水を含有する入浴剤

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007176808A (ja) 2007-07-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3000459B1 (en) Antiperspirant compositions
JP5155658B2 (ja) 表面処理粉体及びこれを含有する化粧料
TWI436784B (zh) 組成物
JP2019070024A (ja) スキンケア化粧料
KR101489701B1 (ko) 재분산형 분말 분산 화장료
TW201601772A (zh) 組合物
FR2796844A1 (fr) Nouvelle utilisation de solutions salines hypoosmotiques et medicament a base de ces solutions
JP4761044B2 (ja) 浴用剤
JPH10287547A (ja) 慣習的意味での乳化剤を含有しない乳剤に基づく化粧用洗浄剤
US20050175653A1 (en) Composition, process of making, uses thereof
EA037827B1 (ru) Композиция, содержащая конкретные поверхностно-активные вещества и высокие содержания глицерина
JP4614123B2 (ja) 浴用剤
ES2282824T3 (es) Composicion bifasica y su utilizacion en cosmeticos.
JPH0362692B2 (ja)
KR20170029619A (ko) 액상 피부 외용제
BR102015031692A2 (pt) composição antiperspirante
JP2016117659A (ja) 新規浴用剤
JP2006104122A5 (ja)
JP6556002B2 (ja) 2層型皮膚用ローション
JP6046882B2 (ja) 皮膚用水中油型乳化組成物
WO2019230083A1 (ja) 皮膚洗浄剤組成物
JP7520403B2 (ja) 懸濁液中の成分の有効性及び安定性を向上させる方法
JP2007277192A5 (ja)
JP6688633B2 (ja) 銀含有抗菌剤の安定化剤
JP2023132564A (ja) 水中油型乳化組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081118

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081125

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110223

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110308

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110405

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110517

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110524

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140617

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4761044

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250