JPH10287547A - 慣習的意味での乳化剤を含有しない乳剤に基づく化粧用洗浄剤 - Google Patents

慣習的意味での乳化剤を含有しない乳剤に基づく化粧用洗浄剤

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JPH10287547A
JPH10287547A JP11007998A JP11007998A JPH10287547A JP H10287547 A JPH10287547 A JP H10287547A JP 11007998 A JP11007998 A JP 11007998A JP 11007998 A JP11007998 A JP 11007998A JP H10287547 A JPH10287547 A JP H10287547A
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ハイケ・レルク
Robert Dr Schmucker
ロベルト・シユームツカー
Anja Mueller
アンヤ・ミユラー
Heinrich Dr Gers-Barlag
ハインリヒ・ゲルス−バルラーク
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 慣習的意味での乳化剤を含有しない乳剤に基
づく化粧用洗浄剤の提供。 【解決手段】 製剤の総重量に基づき、1から50重量%
までの1種もしくはそれ以上の界面活性剤および5から
60重量%までの水および25から90重量%までの1種もし
くはそれ以上の油成分、ならびに、場合によっては、さ
らなる化粧用もしくは製薬学的な補助物質、添加物およ
び/もしくは有効成分を含んで成る混合物の化粧用およ
び/もしくは皮膚科用浄化製剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術的分野】本発明は、慣習的な意味で
の乳化剤を含有しない乳剤に基づく化粧用洗浄剤に関す
る。
【0002】
【従来の技術】浄化(クレンジング)はあらゆる化粧応
用における基本である。それは、(環境の)汚れ、皮膚
の薄片、汗の残留物および微生物の除去を必要とし、そ
してかように心理学的および肉体的な満足のいく状態の
主観的増大をもたらす。
【0003】化粧用洗浄剤は多様な製剤の形態で消費者
に提供される。こうした製剤の例は、フォームバスおよ
びシャワージェル、固体および液体の石鹸もしくは合成
洗剤合成洗剤、シャンプー、手洗いパスタ、個人的衛生
製品、幼児のための特別の洗浄剤などである。
【0004】化粧用洗浄剤においては、洗浄性物質もし
くは界面活性剤が中心的役割を演じる。界面活性剤は、
有機非極性物質を水中に溶解させることが可能である両
親媒性物質である。それらは、最低1個の親水性および
1個の疎水性分子部分を有するそれらの独特の分子構造
の結果として、水の表面張力を低下させ、皮膚を濡ら
し、汚れの除去および溶解を促進し、容易に洗い流さ
れ、そして、所望の場合は、泡を調節することが可能で
ある。
【0005】界面活性剤分子の親水性部分は、大部分が
極性官能基例えば−COO-、−OSO3 2-、−SO3 -
ある一方、疎水性部分は通常非極性炭化水素基である。
界面活性剤は、一般に、親水性の分子部分の型および電
荷により分類される。この点で、4種の異なる群が存在
する。すなわち、 ・陰イオン性界面活性剤、 ・陽イオン性界面活性剤、 ・両性界面活性剤および ・非イオン性界面活性剤。
【0006】陰イオン性界面活性剤の官能基は通常カル
ボン酸、硫酸もしくはスルホン酸基である。酸性もしく
は中性の媒体中の水溶液では、それらは負に荷電された
有機イオンを形成する。陽イオン性界面活性剤は、ほと
んどもっぱら四級アンモニウム基の存在により特徴づけ
られる。酸性もしくは中性の媒体中の水溶液では、それ
らは正に荷電された有機イオンを形成する。両性界面活
性剤は陰イオン性および陽イオン性双方の基を含有し、
そして、水溶液では、従ってpHに依存して陰イオン性も
しくは陽イオン性の界面活性剤として挙動する。高度に
酸性の媒体中では、それらは正の電荷を、また、アルカ
リ性媒体中では負の電荷を有する。中性のpH範囲では、
しかしながら、それらは双極性イオンであり、それは以
下の例を具体的なものとして挙げることができる。
【0007】RNH2 +CH2CH2COOH X-(pH=
2で)、X-=いずれかの陰イオン例えばCl- RNH2 +CH2CH2COO- (pH=7で)、 RNHCH2CH2COO-+ (pH=12で)、B+
いずれかの陽イオン例えばNa+
【0008】非イオン性界面活性剤の典型的な例はポリ
エーテル鎖である。非イオン性界面活性剤は水性媒体中
でイオンを形成しない。
【0009】添加された界面活性剤を含まない水を単純
に浴びること(bath)を使用して皮膚を浄化することさ
え、最初は皮膚の角質層を膨張させることができる。こ
の膨脹の程度は、とりわけ入浴時間(bathing time)およ
び入浴水(bath water)の温度に依存する。例えば汚れの
水溶性構成成分のような水溶性物質が洗い落とされるの
みならず、角質層の水結合能の原因である皮膚の内因性
物質もまた洗い流される。加えて、皮膚の脂肪もまた、
皮膚の内因性表面活性物質によりある程度溶解もされか
つ洗い流されもする。最初の膨脹の後、これが皮膚を十
分に乾燥させ、それは洗浄性添加物によりさらに増強さ
れ得る。
【0010】健康な皮膚では、これらの過程は通常は全
く取るに足らないものである。なぜなら、皮膚の保護的
メカニズムが皮膚の上層でのこうしたわずかな妨害を容
易に補償し得るからである。しかしながら、標準からの
非病理学的逸脱の場合でさえ、例えば、環境、軽度の損
傷、老化する皮膚などにより引き起こされる損傷もしく
は刺激の結果として、皮膚表面の保護的メカニズムが妨
害される。ある情況では、それはその場合は独力でその
役割を全うすることがもはや可能でなく、そして外的手
段を使用して再生されなければならない。かように、皮
膚の同時の再生に適する浄化製剤を見出す試みの欠如が
存在している。
【0011】皮膚を浄化し、そしてまた保護する(care)
ための既知の製品は、油に基づく液体の浄化製品例えば
オイルバスである。これらは高い保護特性を有するが、
しかし、界面活性剤の使用は油中でのそれらの乏しい溶
解性のためいくつかの例に制限される。加えて、オイル
バスは、実際上は非起泡性もしくはせいぜい弱く起泡性
である。なぜなら脂質が泡の形成を非常に大きく低下さ
せるからである。
【0012】シャワー製剤としての使用のための浄化製
剤もまたそれ自体既知である。これらは、本質的には、
多様な製剤で消費者に提供される界面活性の物質類もし
くは物質の混合物である。この型の製剤は、一般に、水
のより高いもしくはより低い含量により特徴づけられる
が、しかし、例えば濃縮物の形態でもまたありうる。
【0013】シャワーに向けられる製剤は、シャワー製
剤は好ましくは容器からの移動の後手から流れないより
高い粘度の製品であるという事実を別にして、通常は入
浴用製剤(bath preparation)と異ならないか、もしくは
わずかにのみ異なる。これはバス製剤の場合により小さ
い実際上の意義のものである。
【0014】バス製剤の大きな欠点は、それらが非常に
大きな希釈で存在することである。なぜなら、浴槽は、
ある情況では数百リットル程度の水を入れることができ
うるからである。これは、製剤を慎重に処方することも
しくは大量の使用されるべきオイルバス製剤を採用する
ことにより斟酌されなければならない。
【0015】界面活性剤含有シャワー製剤は、一般に、
いかなる評価できる保護作用を表さない。なぜなら、そ
れらは低い油含量を有するのみであるからである。シャ
ワー製剤としておよび従ってそれに向けられない目的の
ためにオイルバス製剤を使用することは、かように任意
に選択可能なものでない。この使用は不適切である。な
ぜならこうした製剤は無視できない量の泡を生じるから
である。
【0016】他方、比較的新しい開発は、高い油含量を
有する界面活性剤含有シャワー製剤を含んで成る。この
点について、DE-A-44 24 210は、せいぜい55重量%の界
面活性剤含量および45重量%より大きな油含量を有する
化粧用もしくは皮膚科用シャワー製剤を記述する。当該
製剤は本質的に非水性である。高い油含量により、これ
らの製剤は皮膚の全般的状況に関して再生効果を有す
る。それらはまた、良好な泡の発生および高浄化力も有
する。
【0017】従来技術はまた、皮膚の浄化および同時の
保護のための乳剤に基づく浄化製品も包含する。これら
は、乳剤を乳化剤で安定化させることおよびその後それ
を界面活性剤系と合わせることにより処方される。乳剤
は一般に界面活性剤の添加により破壊されるため、界面
活性剤系の選択は厳格に制限され、そして、生じる浄化
製剤は高価かつ複雑な処方に基づく。
【0018】大部分の場合の化粧用洗浄剤は多様な界面
活性剤の混合物を含んで成る。選択は、第一の例では、
皮膚の許容性および界面活性剤の所望の化粧的効果によ
り支配される。起泡能力、処方能力および好都合な性能
−費用比もまた重要な役割を演じる。
【0019】洗浄性物質の最もよく知られた例は古典的
な石鹸である。石鹸は、脂肪または脂肪酸もしくはそれ
から導かれた脂肪酸エステルと水酸化ナトリウム溶液も
しくは水酸化カリウム溶液との間の化学反応で生じら
れ、出発する脂肪の質が生じる石鹸の質を決定する。脂
肪の選択における別の重要な因子は対応する脂肪酸の鎖
長の分布である。
【0020】最大の起泡力および浄化力は、その脂肪親
和性分子部分が12個の炭素原子の鎖長を有する界面活性
剤すなわちラウリン酸(誘導体)の鹸化により示され
る。ラウリン酸(誘導体)に基づく界面活性剤は、かよ
うに、浄化製剤いわゆる「洗い落とし」製品で優先的に
使用され、これは適用後に皮膚から洗い落とされる。
【0021】乳化剤もまた両親媒性構造を有し、そして
かように構造的観点から界面活性剤と比較できる。乳化
剤は2個もしくはそれ以上の混合できない相の均一な分
配を許すもしくは促進し、そしてまたそれらの分離を防
止もする。それらは、かように、乳剤の形態の水/脂質
混合物を安定化させるのに使用される。乳化剤は、油/
水相の境界で界面薄膜を形成することにより相間の界面
張力を低下させ、その結果として小滴の不可逆的な合体
が防止される。乳剤は、しばしば、乳化剤の混合物を使
用して安定化される。
【0022】乳化剤と油との間の最適の相互作用すなわ
ち高い乳剤安定性は、脂肪親和性の乳化剤領域の鎖長が
使用される油の脂肪酸の鎖長に対応する場合に達成され
る。伝統的な意味での乳化剤は、かように、通常使用さ
れる界面活性剤と対照的に、16個より多い炭素原子、一
般に16個と20個との間の炭素原子の鎖長を有する。
【0023】乳化剤は、化粧用もしくは皮膚科用製剤、
いわゆる「つけたままにしておく(leave on)」製品で好
ましく使用される。これは適用後に皮膚上に留まり、そ
してかように例えば皮膚を治療するおよび保護するため
に使用される。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、従来
技術の欠点を補正するおよび従って単純かつ廉価の処方
に基づく乳剤に基づく浄化製剤を提供することであっ
た。当該製剤はまた、高い保護作用を有するはずであっ
たが、しかし浄化作用を犠牲にしてではなかった。
【0025】本発明はさらに、一般にシャンプーと称さ
れる洗浄性の髪の化粧用製剤に関する。とりわけ、本発
明は、髪および頭皮の保護のための髪の化粧用有効成分
の組み合わせ剤および製剤に関する。損傷された髪を満
足する様式で保護する従来技術のシャンプー製剤の欠如
が存在する。かように、これらの従来技術の欠点を補正
することもまた目的であった。
【0026】
【課題を解決するための手段】驚くべきことに、製剤の
総重量に基づき、1から50重量%までの1種もしくはそ
れ以上の界面活性剤および5から60重量%までの水およ
び25から90重量%までの1種もしくはそれ以上の油成
分、ならびに場合によっては、さらなる化粧用もしくは
製薬学的な補助物質、添加物および/もしくは有効成分
を含んで成る混合物の化粧用および/もしくは皮膚科用
の浄化製剤としての使用が従来技術の欠点を補正するこ
とが見出されており、かつ、このようにしてこれらの目
的が達成される。
【0027】本発明の目的のための化粧用および/もし
くは皮膚科用の浄化乳剤は単純かつ廉価の処方に基づ
く。それらはまた、良好な泡形成および高い洗浄力も有
する。それらの高い油含量のため、これらの製剤は皮膚
の全般的状況に関しては再生効果を有し、皮膚が乾燥を
感じることを防止し、そして皮膚を柔軟にする。
【0028】本発明の目的のためには、この浄化乳剤
は、有利には、以下の4群AないしDからの1種もしく
はそれ以上の界面活性剤を含んで成る。すなわち、 A.陰イオン性界面活性剤 有利に使用される陰イオン性界面活性剤は、 1.アシルグルタミン酸塩、例えばアシルグルタミン酸
ナトリウム、ジ−TEA−パルミトイルアスパレートお
よびカプリル酸/カプリン酸グルタミン酸ナトリウム、 2.アシルペプチド、例えばパルミトイル加水分解乳タ
ンパク質、ココイル加水分解ダイズタンパク質ナトリウ
ムおよびココイル加水分解コラーゲンナトリウム/カリ
ウム、 3.サルコシネート、例えばミリストイルサルコシン、
TEA−ラウロイルサルコシネート、ナトリウムラウロ
イルサルコシネートおよびナトリウムココイルサルコシ
ネート、 4.タウリン塩、例えばナトリウムラウロイルタウレー
トおよびナトリウムメチルココイルタウレート、のよう
なアシルアミノ酸(およびそれらの塩)、 1.カルボン酸、例えばラウリン酸、ステアリン酸アル
ミニウム、マグネシウムアルコキシドおよびウンデシレ
ン酸亜鉛、 2.エステルカルボン酸、例えばカルシウムステアロイ
ルラクチレート、ラウレス(laureth)−6サイトレート
およびナトリウムPEG−4ラウルアミドカルボキシレ
ート、 3.エーテルカルボン酸、例えばナトリウムラウレス−
13カルボキシレートおよびナトリウムPEG−6ココ
アミドカルボキシレート、のようなカルボン酸および誘
導体、例えば、DEA−オレス(oleth)−10ホスフェ
ートおよびジラウレス(dilaureth)−4ホスフェートの
ようなリン酸エステルおよび塩、 1.アシルイセチネート例えばナトリウム/アンモニウ
ムココイルイセチネート、 2.アルキルアリールスルホネート、 3.アルキルスルホネート、例えばナトリウムココスモ
ノグリセロールスルフェート、ナトリウムC12-14オレ
フィンスルホネート、ナトリウムラウリルスルホアセテ
ートおよびマグネシウムPEG−3ココアミドスルフェ
ート、 4.スルホスクシネート、例えばナトリウムジオクチル
スルホスクシネート、二ナトリウムラウレススルホスク
シネート、二ナトリウムラウリルスルホスクシネートお
よび二ナトリウムウンデシレンアミドMEA−スルホス
クシネートのようなスルホン酸および塩、ならびに 1.アルキルエーテルスルフェート、例えば、ナトリウ
ム、アンモニウム、マグネシウム、MIPA、TIPA
ラウレススルフェート、ナトリウムミレス(myreth)スル
フェートナおよびナトリウムC12-13パレス(pareth)ス
ルフェート、 2.アルキルスルフェート、例えばナトリウム、アンモ
ニウムおよびTEAラウリルスルフェート。
【0029】のような硫酸エステル、である。
【0030】B.陽イオン界面活性剤 有利に使用されるはずである陽イオン界面活性剤は、 1.アルキルアミン、 2.アルキルイミダゾール、 3.エトキシル化アミンおよび 4.四級界面活性剤 である。
【0031】四級界面活性剤は、4個のアルキルもしく
はアリール基に共有結合される最低1個の窒素原子を含
有する。pHに関係なく、これは正の電荷をもたらす。有
利な例は、塩化ベンザルコニウム、アルキルベタイン、
アルキルアミドプロピルベタインおよびアルキルアミド
プロピルヒドロキシスルタインである。
【0032】C.両性界面活性剤 有利な両性界面活性剤は、 1.アシル/ジアルキルエチレンジアミン、例えばナト
リウムアシルアムホアセテート、二ナトリウムアシルア
ムホジプロピオネート、二ナトリウムアルキルアムホジ
アセテート、ナトリウムアシルアムホヒドロキシプロピ
ルスルホネート、二ナトリウムアシルアムホジアセテー
トおよびナトリウムアシルアムホプロピオネート、 2.N−アルキルアミノ酸、例えばアミノプロピルアル
キルグルタミド、アルキルアミノプロピオン酸、ナトリ
ウムアルキルアミドジプロピオネートおよびナトリウム
ラウロアムホカルボキシグリシネート、である。
【0033】D.非イオン性界面活性剤 有利に使用されるはずである非イオン性界面活性剤は、 1.アルコール、 2.ココアミドMEA/DEA/MIPAのようなアル
カノールアミド、 3.ココアミドプロピルアミンオキシドのようなアミン
オキシド、 4.エチレンオキシド、グリセロール、ソルビタンもし
くは他のアルコールとのカルボン酸のエステル化により
産生されるエステル、 5.エーテル、例えばエトキシル化アルコール、エトキ
シル化ラノリン、エトキシル化ポリシロキサン、プロポ
キシル化POEエーテル、ならびに、ラウリルグリコシ
ド、デシルグリコシドおよびココグリコシドのようなア
ルキルポリグリコシド、 である。
【0034】本発明の目的のためには、浄化乳剤は、と
りわけ有利には、陰イオン性および/もしくは両性界面
活性剤の群からの1種もしくはそれ以上の界面活性剤を
含んで成る。
【0035】陰イオン性および/もしくは両性界面活性
剤の、1種もしくはそれ以上の非イオン性界面活性剤と
の組み合わせ剤の使用もまた有利である。
【0036】本発明の目的のためには、化粧用浄化乳剤
の油相は脂質から成る群から有利に選択される。生化学
的分野において、「脂質」という用語は多様な構造をも
つある生体分子を包括する。最初の意味では、「脂質」
は脂肪すなわちグリセロールのカルボン酸エステルを意
味するとみなされる。
【0037】より幅広い意味では、この用語は、その分
子の最低1個の際だって親水性の領域およびその分子の
最低1個の際だって脂肪親和性の領域により特徴づけら
れる一群の水不溶性分子を意味するとみなされる。アシ
ル化グリセロールのリン酸エステルすなわち「リン脂
質」および他の化合物が、化学化合物のこの全体として
非常に不均一な群に属する。
【0038】最も重要なホスファチジルコリンは、例え
ばレシチンであり、これは一般式
【0039】
【化1】
【0040】式中R'およびR"は、典型的には、15個も
しくは17個の炭素原子および4個までのcis二重結合を
有する非分枝状脂肪族基である、により特徴づけられ
る。
【0041】本発明の目的のためには、浄化乳剤の油相
は、レシチンおよび脂肪酸トリグリセリド、とりわけ、
8個から24個まで、とりわけ12個から18個までの炭素原
子の鎖長を有する飽和および/もしくは不飽和、分枝状
および/もしくは非分枝状のアルカンカルボン酸のグリ
セリルエステルから成る群から有利に選ばれる。脂肪酸
トリグリセリドは、例えば、例えばオリーブ油、ヒマワ
リ油、ダイズ油、ラッカセイ油、菜種油、アーモンド
油、ヤシ油、ココナツ油、ヒマシ油、小麦胚芽油、ブド
ウ種油、アザミ油、ツキミソウ油などのような合成、半
合成および天然の油から成る群から選ばれ得る。
【0042】油類は、同様に、ワセリン(ペトロラタ
ム)、パラフィン油およびポリオレフィン類から成る群
から有利に選ばれる。ポリオレフィン類のうち、ポリデ
セン類が好ましい物質である。
【0043】本発明の目的のためには、油相はまた、3
個から30個までの炭素原子の鎖長を有する飽和および/
もしくは不飽和、分枝状および/もしくは非分枝状のア
ルカンカルボン酸ならびに3個から30個までの炭素原子
の鎖を有する飽和および/もしくは不飽和、分枝状およ
び/もしくは非分枝状のアルコールのエステルから成る
群から、ならびに、また、芳香族カルボン酸ならびに3
個から30個までの炭素原子の鎖長を有する飽和および/
もしくは不飽和、分枝状および/もしくは非分枝状のア
ルコールのエステルから成る群からも有利に選ばれ得
る。こうしたエステル油は、その場合は、ミリスチン酸
イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン
酸イソプロピル、オレイン酸イソプロピル、ステアリン
酸n−ブチル、ラウリン酸n−ヘキシル、オレイン酸n
−デシル、ステアリン酸イソオクチル、ステアリン酸イ
ソノニル、イソノナン酸イソノニル、パルミチン酸2−
エチルヘキシル、ラウリン酸2−エチルヘキシル、ステ
アリン酸2−ヘキシルデシル、パルミチン酸2−オクチ
ルドデシル、オレイン酸オレイル、エルカ酸オレイル、
オレイン酸エルシル、エルカ酸エルシルならびにまた例
えばホホバ油のようなそうしたエステルの合成、半合成
および天然の混合物から成る群から有利に選択され得
る。
【0044】油相はまた、分枝状および非分枝状の炭化
水素および炭化水素蝋、シリコーン油、ジアルキルエー
テルから成る群、ならびに飽和もしくは不飽和、分枝状
もしくは非分枝状のアルコールから成る群からも有利に
選ばれ得る。
【0045】こうした油および蝋成分のいずれかの所望
の混合物もまた、本発明の目的のために有利に使用され
得る。必要とされる場合は、単独の脂質成分としての油
相に蝋例えばパルミチン酸セチルを添加することもまた
有利でありうる。
【0046】炭化水素類のうち、パラフィン油、スクア
ランおよびスクアレンが本発明の目的のために有利に使
用されるはずである。
【0047】油相はまた、有利には、環状もしくは直鎖
状のシリコーン油の含有物も有しうるか、もしくは完全
にそうした油からも成りうるとは言え、シリコーン油
(1種もしくは複数)は別として他の油相成分の付加的
な含有物を使用することが好ましい。
【0048】シクロメチコン(オクタメチルシクロテト
ラシロキサン)は、本発明により使用されるべきシリコ
ーン油として有利に使用されるとは言え、他のシリコー
ン油例えばヘキサメチルシクロトリシロキサン、ポリジ
メチルシロキサンおよびポリ(メチルフェニルシロキサ
ン)もまた本発明の目的のために有利に使用されるはず
である。
【0049】それらの部分のために創意に富む段階を必
要とする本発明の化粧用および皮膚科用の洗浄性製剤の
とりわけ有利な態様は、界面活性剤水溶液および油相に
加え、微粉化された無機色素の0.1から10重量%までの
含量を含んで成り、この色素は金属酸化物から成る群か
ら選ばれ、また必要な場合は表面処理される。
【0050】使用される色素の平均粒子形を、200nm未
満、とりわけ有利には1nmと200nmとの間、とりわけ5n
mと50nmとの間であるよう選択することが有利である。
潜在的に天然に存在する修飾のもので使用される金属酸
化物が存在することは、本発明のためには本質的に重要
でない。
【0051】これらの変形は、油もしくは油溶性物質お
よび水もしくは水溶性成分の混合物であり、これは微粉
化された固体粒子を添加することにより安定化され、か
つ、慣習的な意味での乳化剤を含有しない。安定化は、
それら自身を分散相の小滴に付着させそして小滴の合体
を防止するいわば機械的障壁を形成する色素粒子により
達成される。こうした製剤はそれ自体既知であり、そし
て一般にピカリング(Pickering)乳剤と称される。
【0052】例えば、EP-A-0 686 391は、界面活性物質
を含まずかつ固形物によってのみ安定化される油中水乳
剤を記述する。安定化は、ここでは、100nmから20μmま
での直径を有する球状のポリアルキルシルセスキオキサ
ン粒子を使用して達成される。
【0053】微細に分散した水中油もしくは油中水系で
あるピカリング乳剤は、それらの水/脂肪相比において
相対的に変わりやすく、また、大量の油が水中に安定に
取り込まれ得るという利点を提供する。
【0054】本発明の目的には、処理されない事実上純
粋な色素粒子、とりわけ食品工業で色素としておよび/
もしくは太陽遮蔽物中のUV輻射の吸収剤としてもまた
使用され得るものを使用して水中油(O/W)ピカリン
グ乳剤を安定化させることが有利である。有利な色素の
例は二酸化チタン色素および/もしくは酸化亜鉛色素で
あり、これらはクロノス チタン(Kronos Titan)から商
品名クロノス[KRONOS](商標)1171(TiO2
およびハルクロス ケミカル グループ(Harcros Chemi
cal Group)からナノックス(NonoX)(ZnO)で入手可
能である。
【0055】本発明の目的のためには、ピカリング乳剤
は、疎水性の形態にあるすなわちそれらが水を撥くよう
表面処理(被覆)されている無機色素によりとりわけ有
利に安定化される。この表面処理は、それ自体既知の方
法により色素に薄い疎水性層を提供することを必要とし
うる。
【0056】一例として二酸化チタンを使用して下述さ
れる1種のこうした方法は、例えば、以下の反応 nTiO2 + m(RO)3Si−R' → nTiO2
(表面) nおよびmは任意の化学量論的パラメータであり、ま
た、RおよびR'は所望の有機基である、により疎水性
表面層を生じることに存する。有利な色素は、とりわ
け、DE-A 3314 742でのように合成されている疎水性化
された色素である。とりわけ有利な色素はTiO2
素、例えばデグサ(Degussa)から商品名T805で入手
可能なものである。
【0057】無機色素の別の有利なコーティングは、ト
リメチルシロキシ単位で末端で遮られている完全にメチ
ル化された直鎖状シロキサンポリマーの混合物ジメチル
ポリシロキサンから成る。この方法で被覆されている酸
化亜鉛色素はとりわけ有利である。
【0058】本発明の目的のためには、オクチルシラノ
ールで被覆された二酸化チタン色素および水を撥くよう
表面処理(被覆)されている二酸化ケイ素粒子の組み合
わせ剤の使用もまた有利である。こうした二酸化ケイ素
粒子は、例えば、EP-A 0 686391で挙げられる球状のポ
リアルキルシルセスキオキサン粒子である。適する二酸
化チタン粒子の有利な例は、デグサから商品名T805
で入手可能である。適するポリアルキルシルセスキオキ
サン粒子の有利な例は、デグサから商品名エアロシル(A
erosil)R972で入手可能である。
【0059】本発明の目的のためには、O/Wピカリン
グ乳剤は、水酸化アルミニウムおよび/もしくは二酸化
ケイ素で被覆された金属酸化物粒子によりとりわけ有利
に安定化される。有利な例は、メルク(Merck)から名称
ユーソレックス[EUSOLEX](商標)TAで入手可能で
ある二酸化チタン粒子である。
【0060】本発明の目的のためには、多様な色素の型
の混合物を、結晶内で例えば混合された酸化鉄もしくは
タルク(ケイ酸マグネシウム)としてか、または、そう
でなければ数種の型の金属酸化物を組み合わせることに
より製剤内でかのいずれかで使用することもまた有利で
ある。
【0061】上の場合の全てにおいて、製剤の総重量に
基づき、色素濃度を0.1重量%より大きい、とりわけ有
利には0.1%と5重量%との間となるよう選ぶことが有
利である。
【0062】皮膚のための化粧用浄化製剤である化粧用
製剤は、液体もしくは固体の形態にあり得る。それら
は、好ましくは、最低1種の陰イオン性、非イオン性も
しくは両性の界面活性物質またはそれらの混合物、およ
びこの目的のために通例に使用されるような補助物質を
含んで成る。
【0063】シャンプーである化粧用製剤は、好ましく
は、最低1種の陰イオン性、非イオン性もしくは両性の
界面活性物質またはそれらの混合物、およびこの目的の
ために通例に使用されるような補助物質を含んで成る。
この界面活性物質は、1重量%と50重量%との間の濃度
でシャンプー中に存在し得る。
【0064】本発明により、上述の界面活性剤を別にし
て、当該組成物は、場合によっては、化粧品で通例の添
加物、例えば、香料、色素、抗菌物質、再脂肪化(refat
ting)剤、錯体形成剤および金属封鎖剤、真珠化(pearli
zing)剤、植物抽出物、ビタミン類、有効成分、保存
剤、殺菌剤、着色効果を有する色素、濃厚化剤、可塑
剤、加湿物質および/もしくは水分保持物質、脂肪、
油、蝋、または、アルコール、ポリオール、ポリマー、
泡安定化剤、電解質、有機溶媒もしくはシリコーン誘導
体のような化粧用もしくは皮膚科用製剤の他の通例の構
成成分を含んで成る。
【0065】抗酸化剤の付加的な含量が一般に好まし
い。本発明により、使用され得る好都合な抗酸化剤は化
粧上および/もしくは皮膚科学的応用に適するもしくは
慣習的ないずれかの抗酸化剤である。
【0066】抗酸化剤は、アミノ酸(例えばグリシン、
ヒスチジン、チロシン、トリプトファン)およびそれら
の誘導体、イミダゾール、(例えばウロカン酸)および
それらの誘導体、D,L−カルノシン、D−カルノシ
ン、L−カルノシンのようなペプチドおよびそれらの誘
導体(例えばアンセリン)、カロテノイド、カロテン
(例えばα−カロテン、β−カロテン、リコペン)およ
びそれらの誘導体、クロロゲン酸およびその誘導体、リ
ポ酸およびその誘導体(例えばジヒドロリポ酸)、金チ
オグルコース、プロピルチオウラシルおよび他のチオー
ル(例えばチオレドキシン、グルタチオン、システイ
ン、シスチン、シスタミンならびにグリコシル、N−ア
セチル、メチル、エチル、プロピル、アミル、ブチルお
よびラウリル、パルミトイル、オレイル、γ−リノレイ
ル、コレステリルおよびグリセリルエステル)ならびに
それらの塩、チオジプロピオン酸ジラウリル、チオジプ
ロピオン酸ジステアリル、チオジプロピオン酸およびそ
の誘導体(エステル、エーテル、ペプチド、脂質、ヌク
レオチド、ヌクレオシドおよび塩)ならびに非常に低い
耐えられる用量(例えばpmolないしμmol/kg)のスルホ
キシイミン化合物(例えばブチオニンスルホキシイミ
ン、ホモシステインスルホキシイミン、ブチオニンスル
ホン、ペンタ、ヘキサ、ヘプタチオニンスルホキシイミ
ン)、ならびに、また、(金属)キレート剤(例えばα
−ヒドロキシ脂肪酸、パルミチン酸、フィチン酸、ラク
トフェリン)、α−ヒドロキシ酸(例えばクエン酸、乳
酸、リンゴ酸)、フミン酸、胆汁酸、胆汁抽出物、ビリ
ルビン、ビリベルジン、EDTA、EGTAおよびその
誘導体、不飽和脂肪酸およびそれらの誘導体(例えばγ
−リノレン酸、リノール酸、オレイン酸)、葉酸および
その誘導体、フルフリリデンソルビトールおよびその誘
導体、ユビキノンおよびユビキノールならびにそれらの
誘導体、ビタミンCおよび誘導体(例えばパルミチン酸
アスコルビン酸、リン酸アスコルビン酸マグネシウム、
酢酸アスコルビン酸)、トコフェロールおよび誘導体
(たとえば酢酸ビタミンE)、ビタミンAおよび誘導体
(パルミチン酸ビタミンA)ならびにベンゾインの安息
香酸コニフェリル、ルチン酸およびその誘導体、α−グ
リコシルルチン、フェルラ酸、フルフリリデングルシト
ール、カルノシン、ブチル化ヒドロキシトルエン、ブチ
ル化ヒドロキシアニソール、ノルジヒドログアヤク酸、
ノルジヒドログアヤク脂酸、トリヒドロキシブチロフェ
ノン、尿酸およびその誘導体、マンノースおよびその誘
導体、亜鉛およびその誘導体(例えば酸化亜鉛、硫酸亜
鉛)、セレンおよびその誘導体(例えばセレノメチオニ
ン)、スチルベンおよびその誘導体(例えば酸化スチル
ベン、酸化trans-スチルベン)、ならびに、本発明によ
り適する前記有効成分の誘導体(塩、エステル、エーテ
ル、糖、ヌクレオチド、ヌクレオシド、ペプチドおよび
脂質)から成る群から有利に選択される。
【0067】当該製剤中の上述の抗酸化剤(1種もしく
はそれ以上の化合物)の量は、製剤の総重量に基づき、
好ましくは0.001から30重量%まで、とりわけ好ましく
は0.05〜20重量%、とりわけ1〜10重量%である。
【0068】ビタミンEおよび/もしくはその誘導体が
抗酸化剤(1種もしくは複数)として使用される場合、
それらのそれぞれの濃度は、製剤の総重量に基づき、0.
001〜10重量%の範囲から有利に選ばれる。
【0069】ビタミンAもしくはビタミンA誘導体、ま
たはカロテンもしくはそれらの誘導体が抗酸化剤(1種
もしくは複数)として使用される場合、それらのそれぞ
れの濃度は、製剤の総重量に基づき、0.001〜10重量%
の範囲から有利に選ばれる。
【0070】
【実施例】髪および身体保護のための洗浄製剤を記述す
る以下の実施例は本発明による組成物を例証するのにか
ない、その意図が本発明をこれらの実施例に制限するこ
とはない。実施例中の数値はそれぞれの製剤の総重量に
基づく重量パーセントを示す。
【0071】 実施例1: パラフィン油 70 ナトリウムラウレス(laureth)スルフェート 29.5 (水中25%濃度溶液) 香料、抗酸化剤、保存剤 適量 実施例2: パラフィン油 70 ナトリウムPEG−4ラウルアミドカルボキシレート 29.5 (水中30%濃度溶液) 香料、抗酸化剤、保存剤 適量 実施例3: パラフィン油 46 ヒマシ油 24.3 ナトリウムラウレススルフェート 29.4 (水中25%濃度溶液) 香料、抗酸化剤、保存剤 適量 実施例4: パラフィン油 70 ナトリウムココアムホアセテート 29.2 (水中30%濃度溶液) 香料、抗酸化剤、保存剤 適量 実施例5: ナトリウムラウレススルフェート 49.4 (水中25%濃度溶液) ダイズ油 36 パラフィン油 14 香料、抗酸化剤、保存剤 適量 実施例6: パラフィン油 40 ナトリウムラウレススルフェート 38 (水中25%濃度溶液) ココアミドプロピルベタイン 12 (水中30%濃度溶液) 水 9.4 香料、抗酸化剤、保存剤 適量 実施例7: ナトリウムラウレススルフェート 35 (水中25%濃度溶液) ダイズ油 32 ヒマシ油 12 パラフィン油 9 水 6.6 デシルグルコシド 5 香料、抗酸化剤、保存剤 適量 実施例8: パラフィン油 60 ナトリウムラウレススルフェート 39.4 (水中25%濃度溶液) 二酸化チタン 0.5 香料、抗酸化剤、保存剤 適量 実施例9: パラフィン油 70 二ナトリウムラウレススルホスクシネート 29.5 (水中40%濃度溶液) 二酸化チタン 0.5 なお、本発明の主要な特徴もしくは態様を以下に挙げ
る。
【0072】1.製剤の総重量に基づき、1から50重量
%までの1種もしくはそれ以上の界面活性剤および5か
ら60重量%までの水および25から90重量%までの1種も
しくはそれ以上の油成分、ならびに、場合によっては、
さらなる化粧用もしくは製薬学的な補助物質、添加物お
よび/もしくは有効成分を含んで成る混合物の化粧用お
よび/もしくは皮膚科用浄化製剤としての使用。
【0073】2.界面活性剤が陰イオン性および両性界
面活性剤から成る群から選ばれる、請求項1の製剤の使
用。
【0074】3.使用される界面活性剤が、陰イオン性
および/もしくは両性界面活性剤の非イオン性界面活性
剤との組み合わせ剤である、請求項1の製剤の使用。
【0075】4.場合によってはさらなる化粧用もしく
は製薬学的な補助物質、添加物および/または有効成分
を含んで成る、1種もしくはそれ以上の界面活性剤の1
から50重量%までの含量および水の5から60重量%まで
の含量および1種もしくはそれ以上の油成分の25から90
重量%までの含量、ならびに、(a)200nm未満の平均
粒子径を有し、そしてその粒子が(b)親水性および脂
肪親和性双方の特性を有し、それが両性の特徴を有しか
つそれら自身を水/油界面に配置し、そして(c)金属
酸化物から成る群から選択される、微粉化された無機色
素の、他の成分の含量を相応じて低下させる付加的な含
量、を特徴とする、化粧用および/もしくは皮膚科用浄
化製剤。
【0076】5.使用される無機色素が表面被覆される
ことを特徴とする、請求項2の製剤。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ロベルト・シユームツカー ドイツ22523ハンブルク・ホルスタイナー シヨセー154アー (72)発明者 アンヤ・ミユラー ドイツ23843リユンペル・ビーゼンシユト ラーセ5 (72)発明者 ハインリヒ・ゲルス−バルラーク ドイツ25495クマーフエルト・キービツツ グルント11

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製剤の総重量に基づき、1から50重量%
    までの1種もしくはそれ以上の界面活性剤および5から
    60重量%までの水および25から90重量%までの1種もし
    くはそれ以上の油成分、ならびに、場合によっては、さ
    らなる化粧用もしくは製薬学的な補助物質、添加物およ
    び/もしくは有効成分を含んで成る混合物の化粧用およ
    び/もしくは皮膚科用浄化製剤。
  2. 【請求項2】 場合によってはさらなる化粧用もしくは
    製薬学的な補助物質、添加物および/または有効成分を
    含んで成る、1種もしくはそれ以上の界面活性剤の1か
    ら50重量%までの含量および水の5から60重量%までの
    含量および1種もしくはそれ以上の油成分の25から90重
    量%までの含量、ならびに、(a)200nm未満の平均粒
    子径を有し、そしてその粒子が(b)親水性および脂肪
    親和性双方の特性を有し、それが両性の特徴を有しかつ
    それら自身を水/油界面に配置し、そして(c)金属酸
    化物から成る群から選択される、微粉化された無機色素
    の、他の成分の含量を相応じて低下させる付加的な含
    量、を特徴とする、化粧用および/もしくは皮膚科用浄
    化製剤。
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