JP4760942B2 - 液体吐出装置 - Google Patents

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本発明は、記録媒体に画像を記録する液体吐出装置に関する。
従来から、液体吐出装置として、例えばインクジェットプリンタがある。かかるインクジェットプリンタとして、記録ヘッドが搭載されたキャリッジを往復移動させつつ、記録ヘッドのノズルから記録媒体に向けてインクを吐出するシリアル方式がある。
シリアル方式のインクジェットプリンタにおいては、記録ヘッドを搭載したキャリッジを往復移動させるため、キャリッジの加速によって発生する慣性力によって、インクジェットプリンタ本体やインクジェットプリンタを載置した机などが振動してしまうという問題がある。特許文献1では、キャリッジの慣性力によるインクジェットプリンタ本体の振動を緩和するために、キャリッジが取り付けられたベルト部材にバランス部材を取り付け、そのバランス部材をキャリッジと反対方向に移動させている。
特開2004−034647号公報
しかしながら、特許文献1では、バランス部材の重量を、キャリッジの重量と、インクを除いたインクタンクの重量と、記録ヘッドの重量、およびインクタンク未使用時にインクタンクに貯留されているインクの半分の重量の総和と同じ重量にしている。インクタンクに貯留されているインクを吐出するとインクの残量が減り、キャリッジ等の重量の総和が変化する。そのため、キャリッジ等の重量の総和とバランス部材の重量が異なり、キャリッジの加速によって発生する慣性力を緩和できず装置が振動してしまう虞がある。
そこで、本発明は、インクの残量に関わらず、キャリッジの加速によって発生する慣性力が装置本体におよぼす影響を効果的に低減することで、装置本体の振動を抑制することを目的とする。
本発明の液体吐出装置は、
記録媒体に向かって液体を吐出するための第1記録ヘッドおよび第2記録ヘッドと、前記第1記録ヘッドおよび前記第2記録ヘッドがそれぞれ搭載された第1キャリッジおよび第2キャリッジと、前記第1キャリッジと前記第2キャリッジを所定の走査方向に移動させる移動手段と、前記記録媒体を前記走査方向に直交する搬送方向に搬送する搬送手段と、前記移動手段によって前記第1キャリッジおよび前記第2キャリッジを前記走査方向に移動させながら、前記搬送手段によって搬送される前記記録媒体に向けて、前記第1記録ヘッドおよび前記第2記録ヘッドから液体を吐出させるように、前記移動手段、前記搬送手段、前記第1記録ヘッド、および前記第2記録ヘッドを制御する制御手段を備えた液体吐出装置において、前記第1キャリッジと前記第2キャリッジは、前記第1記録ヘッドと前記第2記録ヘッドにそれぞれ供給される液体が貯留された第1液体タンクと第2液体タンクをそれぞれ搭載し、前記第1液体タンクから前記第1記録ヘッド内に至る液体流路と前記第2液体タンクから前記第2記録ヘッド内に至る液体流路が、チューブ部材を介して、そのチューブ部材の途中で大気に開放されることなく直接連通しており、前記第1記録ヘッドと前記第2記録ヘッドおよび、前記第1液体タンクと前記第2液体タンクが、それぞれ鉛直方向に関して同じ位置であり、前記制御手段は、前記第1記録ヘッドと前記第2記録ヘッドから前記記録媒体に向けて液体を吐出させる際に、前記第1キャリッジを前記走査方向のうちの一方向に移動させると同時に、前記第2キャリッジを前記一方向とは逆方向に移動させるように、前記移動手段、前記第1記録ヘッド、および前記第2記録ヘッドを制御する。
本発明によれば、第1キャリッジと第2キャリッジは、それぞれ第1記録ヘッドと第2記録ヘッドを備えているため、記録ヘッドなどがそれぞれ搭載された第1キャリッジと第2キャリッジは同じ重量であり、その両キャリッジを同時に互いに逆方向に移動させるため、効果的に第1キャリッジと第2キャリッジのそれぞれの加速によって生じる慣性力を相殺させることができる。その結果、液体吐出装置に生じる振動を抑制することができる。ここで、加速とは、正の加速度である加速と、負の加速度である減速の両方を含むものである。
さらに、第1液体タンクに連通する液体流路と第2液体タンクに連通する液体流路がチューブ部材を介して直接連通しているおり、さらに、第1記録ヘッドと第2記録ヘッドおよび、第1液体タンクと第2液体タンクの鉛直方向の位置が同じであるため、一方の記録ヘッドから吐出される液体の量が他方の記録ヘッドよりも多い場合に、他方の液体タンクに連通する液体流路から一方の液体タンクに連通する液体流路に液体が流れ込み、液体タンク内部の液体の量を同じにすることができる。その結果、記録ヘッドおよび液体タンクが搭載された第1キャリッジと第2キャリッジの重量を同じにすることができるため、より効果的に第1キャリッジの加速によって発生する慣性力と、第2キャリッジの加速によって発生する慣性力を相殺させることができる。
また、前記移動手段は、前記走査方向に延設されるとともに、前記第1キャリッジと前記第2キャリッジに連結された無端状のベルト状部材と、前記ベルト状部材を走行駆動させる駆動モータを有し、前記第1キャリッジと前記第2キャリッジは、前記ベルト状部材に関して互いに対称の位置で前記ベルト状部材と連結されている。
これによれば、第1キャリッジと第2キャリッジはベルト状部材で連結されているため、2つのキャリッジを別々に移動させる必要がなく、第2キャリッジを移動させるための移動手段を追加する必要がない。さらに、2つのキャリッジはベルト状部材に関して互いに対称位置に配置されているため、一方のキャリッジを走査方向のうちの一方向に移動させるだけで、他方のキャリッジはその一方向とは逆方向に移動されることになる。すなわち、簡易な制御で、両方のキャリッジを同時に互いに逆方向に移動させることができる。その結果、第1キャリッジの加速によって発生する慣性力と、第2キャリッジの加速によって発生する慣性力を容易に相殺させることができる。
さらに、前記第1キャリッジと前記第2キャリッジは、前記ベルト状部材で囲まれた領域の外側の領域に配置されて前記ベルト状部材と連結しており、前記制御手段は、前記第1キャリッジを前記走査方向のうちの前記一方向に所定速度で移動させた後であって、前記第1キャリッジを前記一方向とは逆方向に前記所定速度で移動させる前に、前記第1キャリッジを前記所定速度のまま前記ベルト状部材の外周を移動させて、前記第1キャリッジの前記走査方向に対する移動方向を変えると同時に、前記第2キャリッジを前記一方向とは逆方向に所定速度で移動させた後であって、前記第2キャリッジを前記一方向に前記所定速度で移動させる前に、前記第2キャリッジを前記所定速度のまま前記ベルト状部材の外周を移動させて、前記第2キャリッジの前記走査方向に対する移動方向を変えるように、前記移動手段を制御する。
シリアル印字を行うプリンタにあっては、キャリッジを往復移動させるため、その移動範囲の両端において、キャリッジの移動方向を反転させるために、キャリッジを減速させ、その後反対方向に加速させている。ここで、慣性力は、運動方程式により質量と加速度の積で求められる。すなわち、第1キャリッジと第2キャリッジが等速で移動する間は、慣性力は発生しない。本発明では、第1キャリッジと第2キャリッジの走査方向に対する移動方向を変える際に、走査方向に移動される速度と同じ速度で、ベルト状部材の外周を移動している。したがって、シリアル印字を行うプリンタに比べて、本発明に係る液体吐出装置は、キャリッジを減速および加速させる回数を大幅に減らすことができ、その結果、液体吐出装置に生じる振動を大幅に抑制することができる。
本発明に係る液体吐出装置は、2つの同じ重量のキャリッジを同時に互いに逆方向に移動させるため、それぞれのキャリッジの加速によって発生する慣性力を効果的に相殺させることができ、液体吐出装置に生じる振動を抑制することができる。
本実施形態に係るプリンタの概略構成を示す平面図である。 (a)キャリッジの概略構成を示す平面図、(b)キャリッジの概略構成を示す側面図である。 (a)記録ヘッドの概略構成を示す記録ヘッド上面からの斜視図である。(b)記録ヘッドの概略構成を示す記録ヘッド下面からの斜視図である。 変形例1に係るプリンタの概略構成を示す平面図である。 変形例2に係るプリンタの概略構成を示す平面図である。
次に、本発明の好適な実施形態について説明する。本実施形態は、記録ヘッドのノズルからインクを吐出して記録用紙に画像を記録する液体吐出装置としてのインクジェットプリンタに本発明を適用した一例である。
まず、このインクジェットプリンタについて説明する。図1に示すように、プリンタ1(液体吐出装置)は、走査方向(図1の左右方向)に往復移動可能な2つのキャリッジ2a、2bと、これらのキャリッジ2a、2bを走査方向に案内するガイドレール10a、10bと、キャリッジ2a、2bを往復移動させるキャリッジ駆動機構11a、11bと、記録用紙Pを紙送り方向(図1の上下方向)に搬送する図示しない搬送機構などを有している。
2本のガイドレール10a、10bは、それぞれ走査方向に平行に延び、かつ鉛直方向に関して同じ位置であって、紙送り方向に、後述するように記録ヘッド3aと記録ヘッド3bが所定の距離だけ離隔する位置に配置されている。これらの2本のガイドレール10a、10bは、それぞれキャリッジ2a、2bと係合しており、キャリッジ駆動機構11a、11bによって往復移動されるキャリッジ2a、2bを走査方向に案内する。
キャリッジ駆動機構11a、11bは、キャリッジ2a、2bにそれぞれ連結されたタイミングベルト12a、12bと、タイミングベルト12a、12bをそれぞれ走行させるキャリッジ駆動モータ13a、13bを備えており、キャリッジ駆動モータ13a、13bによってタイミングベルト12a、12bを走行駆動することにより、キャリッジ2a、2bをそれぞれ走査方向に往復移動させる。
図2(a)に示すように、キャリッジ2a、2bには、それぞれ記録ヘッド3a、3bとインクカートリッジ4a〜4d、5a〜5dが搭載されている。それぞれ4つのインクカートリッジ4a〜4d、5a〜5dには、ブラック、イエロー、シアン、マゼンタの、4色のインク(液体)が貯留されている。これら4色のインクは、記録ヘッド3a、3bに供給される。
キャリッジ2aとキャリッジ2b、記録ヘッド3aと記録ヘッド3b、およびインクカートリッジ4a〜4dとインクカートリッジ5a〜5dは、それぞれ同じ形状である。そして、キャリッジ2aとキャリッジ2bは、鉛直方向に同じ位置に配置されている。
図3に示すように、記録ヘッド3a、3bは、複数のノズル51a〜51dと、そのノズルのそれぞれに連通する図示しない圧力室を有する流路ユニット50と、ノズルからインクを吐出させるために、圧力室内のインクに圧力を付与するアクチュエータ60で構成されている。
流路ユニット50は、紙送り方向に所定の間隔をあけて配置された複数のノズル51aからなるノズル列52aと、複数のノズル51aにそれぞれ連通する図示しない複数の圧力室と、複数の圧力室に連通する図示しない一つの共通液室と、その共通液室にインクを供給するためのインク供給口53aを備えている。さらに、共通液室には、記録ヘッド3a、3bのそれぞれの流路ユニット50における液体流路を連通させるための後述するチューブ6aが接続される流路連通口54aが連通している。そして、インクカートリッジ4a(5a)に貯留されたブラックインクがインク供給口53aを通じて、共通液室からそれぞれの圧力室およびノズルに至る個別流路に供給される。
同様に、流路ユニット50は、複数のノズル51aと同数のノズル51b(51c、51d)からなるノズル列52b(52c、52d)と、複数のノズル51b(51c、51d)にそれぞれ連通する複数の圧力室と、複数の圧力室に連通する一つの共通液室と、その共通液室にインクを供給するためのインク供給口53b(53c、53d)を備えている。さらに、共通液室には、記録ヘッド3a、3bのそれぞれの流路ユニット50における液体流路を連通させるためのチューブ6b(6c、6d)が接続される流路連通口54b(54c、54d)が連通している。そして、インクカートリッジ4b(5b)(または4c(5c)、4d(5d))に貯留されたイエロー(シアン、マゼンタ)インクがインク供給口53b(53c、53d)を通じて、共通液室からそれぞれの圧力室およびノズルに至る個別流路に供給される。これらのノズル列51a〜51dは、走査方向に間隔をあけて配置されている。
さらに、複数のノズル51a〜51dは、記録ヘッド3a、3bのそれぞれにおいて、紙送り方向において同じ所定距離(ノズルピッチ)をあけて、紙送り方向に関して同じ位置に配置されている。すなわち、紙送り方向の同じ位置において、ノズル51a〜51dがそれぞれ1つずつ配置されている。
アクチュエータ60としては、ピエゾ素子などの電気機械変換体や、発熱抵抗体を有する発熱素子などの電気熱変換体などがある。
そして、記録ヘッド3a、3bは、すべてのノズル51a〜51dが鉛直方向に同じ位置になるように、つまりノズル面51が水平になるように、キャリッジ2a、2bに配置されている。さらに、記録ヘッド3aの紙送り方向の下流に位置するノズル51a〜51dと、記録ヘッド3bの紙送り方向の下流に位置するノズル51a〜51dが、記録用紙P(記録媒体)としての定型紙の紙送り方向長さの半分の長さに相当する距離だけ離隔するように、キャリッジ2aとキャリッジ2bが配置されている。このとき、プリンタ1が複数種類の大きさの定型紙に画像を記録可能である場合に、定型紙の紙送り方向の長さの半分の長さに相当する距離とは、複数種類の大きさの定型紙のうち、紙送り方向に最も長い定型紙の紙送り方向の長さの半分の長さに相当する距離である。ここで、定型紙とは、JIS規格のA4やB5のようなA列、B列サイズの記録用紙や、はがき、あるいは四つ切、六つ切などのその大きさが規定されている記録用紙すべてを含むものである。
さらに、図2(b)に示すように、2つの記録ヘッド3a、3bに形成された4色のインク流路は、流路連通口54a〜54dに接続されたチューブ6a〜6dを介して連通している。チューブ6a〜6dの内部はそれぞれに対応する色のインクで満たされている。なお、図1は、チューブ6a〜6dの図示を省略している。
次に、記録用紙Pへの画像の記録について説明する。まず、図示しない搬送手段で、記録用紙Pをその先端がキャリッジ2bに重なる位置まで紙送り方向に搬送する。そして、キャリッジ2aを走査方向の一方向(図1のA方向)に移動させつつ、キャリッジ2aに搭載された記録ヘッド3aのノズル51a〜51dからインクを吐出させると同時に、キャリッジ2bをキャリッジ2aとは逆方向(図1のB方向)に移動させつつ、キャリッジ2bに搭載された記録ヘッド3bのノズル51a〜51dからインクを吐出させる。これにより、記録ヘッド3a、3bによって記録用紙Pに所定幅の画像がそれぞれ記録される。
その後、搬送手段により、記録用紙Pを紙送り方向に所定幅搬送する。そして、キャリッジ2a、2bを上述の方向とは逆の方向に移動させつつ、記録ヘッド3a、3bのノズル51a〜51dからインクを吐出させることで、さらに記録用紙Pに所定幅の画像がそれぞれ記録される。これを繰り返すことで、記録用紙Pに所定の画像を形成する。
このとき、記録ヘッド3aの紙送り方向の下流に位置するノズル51a〜51dと、記録ヘッド3bの紙送り方向の下流に位置するノズル51a〜51dが、紙送り方向に、記録用紙P(記録媒体)の紙送り方向長さの半分の長さに相当する距離、離隔している。したがって、記録用紙Pの紙送り方向の先端側の半分の領域は、キャリッジ2bに搭載された記録ヘッド3bによって記録され、記録用紙Pの紙送り方向の後端側の半分の領域は、キャリッジ2aに搭載された記録ヘッド3aによって記録されることになる。これにより、搬送手段は、記録用紙Pを紙送り方向に所定距離ずつ順次搬送するだけでよく、記録用紙Pの搬送に関して複雑な制御を必要とすることがない。
ここで、キャリッジ2aとキャリッジ2bは、それぞれ記録ヘッド3a、3bおよび、インクカートリッジ4a〜4d、5a〜5dを搭載しており、同じ重量である。さらに、キャリッジ2aとキャリッジ2bの移動方向は常に逆の方向である。そのため、キャリッジ2aの加速によって発生する慣性力と、キャリッジ2bの加速によって発生する慣性力を相殺させることができる。これによって、プリンタ1に生じる振動を抑制することができる。
また、記録される画像によっては、2つの記録ヘッド3a、3bのうち、一方の記録ヘッドのノズルから吐出されるインクの量が、他方の記録ヘッドのノズルから吐出されるインクの量よりも場合がある。しかし、記録ヘッド3aと記録ヘッド3bのインク流路はチューブ6a〜6d(チューブ部材)を介して互いに連通しており、さらに、キャリッジ2aとキャリッジ2bは鉛直方向に関して同じ位置に配置されている。つまり、インクカートリッジ4a〜4dとインクカートリッジ5a〜5dの鉛直方向の位置は同じである。さらに、すべてのノズル51a〜51dは鉛直方向の位置は同じである。これにより、それぞれの記録ヘッド3a、3bのノズルから吐出されるインクの量が異なる場合であっても、チューブ6a〜6dを介してインクが移動することで、インクカートリッジ4a〜4dに貯留されたインクの水頭と、インクカートリッジ5a〜5dに貯留されたインクの水頭を同じにすることができる。その結果、インクカートリッジ4a〜4dとインクカートリッジ5a〜5dに貯留されたインクの量をそれぞれ同じにすることができ、キャリッジ2aとキャリッジ2bの重量を同じにすることができる。これにより、キャリッジ2aの加速によって発生する慣性力とキャリッジ2bの加速によって発生する慣性力を相殺させることができ、その結果、プリンタ1に生じる振動を抑制することができる。
また、2つのインクカートリッジ4a(4b〜4d)、5a(5b〜5d)のインク残量が同じであるため、インク残量がなくなるのも同時である。そのため、2つのインクカートリッジ4a(4b〜4d)、5a(5b〜5d)をそれぞれ異なる時期に交換することがなく、常に同時に交換することができる。すなわち、常に2つのインクカートリッジを交換することになるため、記録ヘッドが1つしかないプリンタよりも記録ヘッドが2つあることで、搭載されているインクカートリッジの個数が倍になるにも関わらず、ユーザがインクカートリッジを交換する頻度は、記録ヘッドが1つしかないプリンタの交換頻度と同じにすることができる。
次に、本実施形態に種々の変更を加えた変形例について説明する。ただし、前記実施形態と同様の構成を有するものについては、同じ符号を付して適宜その説明を省略する。
本実施形態においては、記録ヘッド3a、3bに形成された4色のインク流路は、流路連通口54a〜54dに接続されたチューブ6a〜6dを介して連通していたが、これに限られず、記録ヘッド3a、3bに流路連通口54a〜54dが形成されておらず、記録ヘッド3a、3bのインク流路が連通していなくてもよい。この場合であっても、それぞれの記録ヘッド3a、3bから吐出されるインクの量が同じであれば、記録ヘッド3aと3b、インクカートリッジ4a〜4dと5a〜5dをそれぞれ搭載したキャリッジ2a、2bの重量は同じであるため、キャリッジ2aの加速によって発生する慣性力とキャリッジ2bの加速によって発生する慣性力を相殺させることができる。
この場合に、それぞれのキャリッジ2a、2bの重量を計測する重量計測手段があってもよい。重量測定手段が、それぞれのキャリッジ2a、2bの重量を随時計測し、キャリッジ2a、2bの重量が異なっている場合には、その計測した結果に基づいて、記録ヘッド3a、3bのそれぞれから吐出させるインクの量を変えることで、記録ヘッド3aと3b、インクカートリッジ4a〜4dと5a〜5dをそれぞれ搭載したキャリッジ2a、2bの重量を同じにするように制御してもよい。これにより、吐出されたインク滴のばらつきによって、吐出されたインクの重量が異なる場合であっても、記録ヘッド3aと3b、インクカートリッジ4a〜4dと5a〜5dをそれぞれ搭載したキャリッジ2a、2bの重量を同じにすることができる。また、キャリッジや、記録ヘッドや、インクカートリッジや、インクカートリッジに貯留されているインクの量が製造時に製造誤差等によって異なってしまった場合であっても、記録ヘッド3aと3b、インクカートリッジ4a〜4dと5a〜5dをそれぞれ搭載したキャリッジ2a、2bの重量を同じにすることができる。
また、図4に示すように、変形例1においては、キャリッジ2aとキャリッジ2bが1本の無端ベルト20(ベルト状部材)で連結されている。キャリッジ2aは、無端ベルト20で囲まれた領域の内側の領域に配置され、キャリッジ2bは無端ベルト20で囲まれた領域の外側の領域に配置されて、無端ベルト20とそれぞれ連結している。このとき、無端ベルト20において、キャリッジ2aとキャリッジ2bは対称の位置に配置されている。そして、キャリッジ駆動モータ13cが無端ベルト20を走行させることにより、キャリッジ2a、2bをそれぞれ走査方向に往復移動させ、記録ヘッド3a、3bのノズル51a〜51dから記録用紙Pにインクを吐出させて画像を記録する。
キャリッジ2aがA方向に移動する際には、キャリッジ2aと同じ無端ベルト20に連結されているキャリッジ2bはB方向に移動することになる。同様に、キャリッジ2aがB方向に移動する際には、キャリッジ2bはA方向に移動することになる。すなわち、1本の無端ベルト20に2つのキャリッジ2a、2bを連結することで、これら2つのキャリッジ2a、2bを同時に互いに逆方向に移動させることができる。これにより、キャリッジ2aの加速によって発生する慣性力と、キャリッジ2bの加速によって発生する慣性力を容易に相殺させることができ、その結果、プリンタ1に生じる振動を抑制することができる。
また、図5に示すように、変形例2においては、キャリッジ2aとキャリッジ2bは水平方向において逆向きであって、2つのキャリッジ2a、2bは無端ベルト20で囲まれた領域の外側の領域に配置され、無端ベルト20の外側とそれぞれ連結している。このとき、キャリッジ2aとキャリッジ2bは、無端ベルト20における対称の位置に配置されている。プリンタ1には、2つのキャリッジ2a、2bを案内するためのガイドレール30が設けられており、キャリッジ2a、2bは、無端ベルト20と連結する側と反対側の端部がそれぞれガイドレール30に係合することで、無端ベルト20とガイドレール30によって保持されている。
さらに、キャリッジ2aとキャリッジ2bは、無端ベルト20の周方向の一方向において、キャリッジ2aに搭載されたインクカートリッジ4a〜4dとそれらのインクカートリッジにそれぞれ連通する記録ヘッド3aのノズル列52a〜52dの並び順と、キャリッジ2bに搭載されたインクカートリッジ5a〜5dとそれらのインクカートリッジにそれぞれ連通する記録ヘッド3bのノズル列52a〜52dの並び順が、インクの色に関して同一となるように配置される。
そして、キャリッジ駆動モータ13cが無端ベルト20をその周方向の一方向に走行させることにより、キャリッジ2a、2bを無端ベルト20周りに周回移動させ、記録ヘッド3a、3bのノズル51a〜51dから記録用紙Pにインクを吐出させて画像を記録する。
このとき、1の記録用紙Pに対する記録に関して、その記録用紙Pにインクを吐出させる前に、キャリッジ2a、2bを停止した状態から所定の速度まで加速させる。その後、キャリッジ2a、2bを所定の速度で移動させつつ、記録ヘッド3a、3bのノズル51a〜51dから記録用紙Pにインクを吐出させて画像を記録する。1の記録用紙Pへのインクの吐出がすべて終わるまで、キャリッジ2a、2bは等速で無端ベルト20周りを周回し続ける。そして、1の記録用紙Pへのインクの吐出がすべて終わった後に、キャリッジ2a、2bを所定の速度から停止するまで減速させる。これにより、キャリッジ2aの加速によって発生する慣性力と、キャリッジ2bの加速によって発生する慣性力を容易に相殺させることができ、その結果、プリンタ1に生じる振動を抑制することができる。
また、シリアル印字を行うプリンタにあっては、キャリッジを往復移動させるため、移動方向が変わるごとに、キャリッジが減速および加速される。慣性力は加速度によって生じるため、減速と加速が繰り返されるごとに、慣性力が発生しプリンタ本体が振動する。しかしながら、キャリッジ駆動モータ13cは無端ベルト20をその周方向の一方向にのみ走行させており、さらに、1の記録用紙Pへのインクの吐出がすべて終わるまで、キャリッジ2a、2bは等速で無端ベルト20周りを周回し続ける。そのため、キャリッジ2a、2bを加速させるのは、1の記録用紙Pに対してインクの吐出が始まる前のみであり、キャリッジ2a、2bを減速させるのは、1の記録用紙Pに対してインクの吐出が終わった後のみである。キャリッジ2a、2bは、その加速によって慣性力が発生するが、1の記録用紙Pに対するインクの吐出に関して、シリアル印字を行うプリンタに比べて、キャリッジを加速させる回数少なく、慣性力が発生する回数が少ない。これにより、プリンタ1に生じる振動を大幅に抑制することができる。
以上の変形例1および変形例2においても、本実施形態と同様に、記録ヘッド3aと記録ヘッド3bのインク流路をチューブ6a〜6dを介して互いに連通させることで、キャリッジ2aとキャリッジ2bの重量を同じにすることができる。これにより、キャリッジ2aの加速によって発生する慣性力と、キャリッジ2bの加速によって発生する慣性力を容易に相殺させることができ、その結果、プリンタ1に生じる振動をより抑制することができる。なお、図4および図5は、チューブ6a〜6dの図示を省略している。
以上においては、キャリッジ2aおよびキャリッジ2bにそれぞれインクカートリッジ4a〜4dおよび5a〜5dが搭載されていたが、これに限られない。すなわち、インクカートリッジがプリンタ1の図示しないカートリッジ装着部に装着されており、そのカートリッジ装着部に装着されたインクカートリッジ4a〜4d、5a〜5dと、キャリッジ2a、2bに搭載された記録ヘッド3a、3bをそれぞれインク供給チューブを介して連通させることで、記録ヘッド3a、3bにインクを供給してもよい。
また、インクカートリッジ4a〜4dおよび5a〜5dは、大気連通口を有するものであっても、有しないものであってもよい。インクカートリッジ4a〜4dおよび5a〜5dがキャリッジ2aおよび2bに搭載される場合に、大気連通口を有するもので有る場合には、公知技術であるカートリッジ内にインク吸収体などを備えるものであればよい。
また、記録ヘッド3a、3bの紙送り方向の離隔距離は、記録用紙Pとしての定型紙の紙送り方向の長さの半分の長さに相当する距離であったが、これに限られない。記録ヘッド3a、3bの紙送り方向の離隔距離は任意に設定することができ、例えば、その離隔距離が記録ヘッド3a、3bのノズル列52a〜52dの紙送り方向の長さに相当する距離とノズルピッチの2倍に相当する距離の和であれば、両方の記録ヘッドで記録された所定幅の画像の紙送り方向の離隔距離は、ノズル列の紙送り方向の長さに相当する距離となる。このとき、所定幅の画像の間の領域を、一方の記録ヘッドによって記録することにより、その領域に容易に画像を形成することができる。
さらに、プリンタ1はキャリッジを2つ有するものであったが、これに限られない。すなわち、キャリッジの加速によって発生する慣性力を相殺させるためには、キャリッジは偶数個備えられていればよい。
1 プリンタ
2a、2b キャリッジ
3a、3b 記録ヘッド
4a〜4d、5a〜5d インクカートリッジ
6a〜6d チューブ
10a、10b ガイドレール
11a、11b キャリッジ駆動機構
20 無端ベルト
50 流路ユニット
51a〜51d ノズル
54a〜54d 流路連通口
60 アクチュエータ
P 記録用紙

Claims (3)

  1. 記録媒体に向かって液体を吐出するための第1記録ヘッドおよび第2記録ヘッドと、
    前記第1記録ヘッドおよび前記第2記録ヘッドがそれぞれ搭載された第1キャリッジおよび第2キャリッジと、
    前記第1キャリッジと前記第2キャリッジを所定の走査方向に移動させる移動手段と、
    前記記録媒体を前記走査方向に直交する搬送方向に搬送する搬送手段と、
    前記移動手段によって前記第1キャリッジおよび前記第2キャリッジを前記走査方向に移動させながら、前記搬送手段によって搬送される前記記録媒体に向けて、前記第1記録ヘッドおよび前記第2記録ヘッドから液体を吐出させるように、前記移動手段、前記搬送手段、前記第1記録ヘッド、および前記第2記録ヘッドを制御する制御手段を備えた液体吐出装置において、
    前記第1キャリッジと前記第2キャリッジは、前記第1記録ヘッドと前記第2記録ヘッドにそれぞれ供給される液体が貯留された第1液体タンクと第2液体タンクをそれぞれ搭載し、
    前記第1液体タンクから前記第1記録ヘッド内に至る液体流路と前記第2液体タンクから前記第2記録ヘッド内に至る液体流路が、チューブ部材を介して、そのチューブ部材の途中で大気に開放されることなく直接連通しており、
    前記第1記録ヘッドと前記第2記録ヘッドおよび、前記第1液体タンクと前記第2液体タンクが、それぞれ鉛直方向に関して同じ位置であり、
    前記制御手段は、
    前記第1記録ヘッドと前記第2記録ヘッドから前記記録媒体に向けて液体を吐出させる際に、前記第1キャリッジを前記走査方向のうちの一方向に移動させると同時に、前記第2キャリッジを前記一方向とは逆方向に移動させるように、前記移動手段、前記第1記録ヘッド、および前記第2記録ヘッドを制御することを特徴とする液体吐出装置。
  2. 前記移動手段は、前記走査方向に延設されるとともに、前記第1キャリッジと前記第2キャリッジに連結された無端状のベルト状部材と、前記ベルト状部材を走行駆動させる駆動モータを有し、
    前記第1キャリッジと前記第2キャリッジは、前記ベルト状部材に関して互いに対称の位置で前記ベルト状部材と連結されていることを特徴とする請求項に記載の液体吐出装置。
  3. 前記第1キャリッジと前記第2キャリッジは、前記ベルト状部材で囲まれた領域の外側の領域に配置されて前記ベルト状部材と連結しており、
    前記制御手段は、
    前記第1キャリッジを前記走査方向のうちの前記一方向に所定速度で移動させた後であって、前記第1キャリッジを前記一方向とは逆方向に前記所定速度で移動させる前に、前記第1キャリッジを前記所定速度のまま前記ベルト状部材の外周を移動させて、前記第1キャリッジの前記走査方向に対する移動方向を変えると同時に、
    前記第2キャリッジを前記一方向とは逆方向に前記所定速度で移動させた後であって、前記第2キャリッジを前記一方向に前記所定速度で移動させる前に、前記第2キャリッジを前記所定速度のまま前記ベルト状部材の外周を移動させて、前記第2キャリッジの前記走査方向に対する移動方向を変えるように、前記移動手段を制御することを特徴とする請求項に記載の液体吐出装置。
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