JP4759328B2 - レンズ装置、カメラおよびカメラシステム - Google Patents

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本発明は、複数のカムを用いて可動部材を光軸方向に駆動するレンズ装置に関するものである。
近年、一眼レフレックスタイプのカメラに用いられる交換レンズでは、光学ズームの高倍化が進み、10倍以上のものまで製品化されている。そして、高倍率化を達成するために、交換レンズのメカ的な構成について様々な提案がなされている。
ここで、高倍率のズームレンズでは、最も物体側に位置する第1レンズユニットの移動量が大きいことが特徴である。このため、特許文献1に記載したような従来の交換レンズでは、複数のカム機構を用いた多段式の構成とすることにより、第1レンズユニットの移動量を確保している。
特開平07−333482号公報(段落番号0009,0012,0013、図1等)
しかしながら、複数のカム機構を用いた場合には、1つのカム機構を用いた場合に比べて部品点数が増大し、交換レンズを構成する部材間のガタが累積することにより、第1レンズユニットの撮影光軸に対する変位量(倒れ量やシフト量)が増加するおそれがある。これによって、交換レンズの光学性能を維持することが困難となることがある。
本発明の目的は、可動部材の光軸に対する変位を抑制して光学性能を維持できるレンズ装置を提供することにある。
本発明の一側面としてのレンズ装置は、光軸方向に移動可能な可動部材と、第1のカムを有する第1カム部材と、前記可動部材を駆動する第2のカムを有し、前記第1のカムによって光軸方向に移動可能な第2カム部材とを備え、前記第1及び第2のカムは、前記第2のカムによる前記可動部材の移動量と、前記第1のカムによる第2カム部材を介した前記可動部材の移動量との比を、前記可動部材の位置に応じて異ならせる形状に形成されていることを特徴とする。
本発明の別の側面としてのレンズ装置は、光軸方向に移動可能な可動部材と、第1のカムを有する第1カム部材と、前記可動部材を駆動する第2のカムを有し、前記第1のカムによって光軸方向に移動可能な第2カム部材と、を備え、前記第1および第2のカムは、前記第1および第2のカムのうち前記可動部材の倒れに与える、前記可動部材を駆動する際の影響度が大きい方のカムの傾きをテレ側で小さくし、前記影響度が小さい方のカムの傾きをテレ側で大きくする形状であることを特徴とする。
本発明の更に別の側面としてのレンズ装置は、光軸方向に移動可能な光学部材と、第1のカムを有し、光軸を中心に回転する第1カム部材と、第2のカムを有し、前記第1カム部材の回転に応じて前記第1のカムにより前記光軸を中心に回転しながら前記光軸方向に移動する第2カム部材と、前記光学部材を保持し、前記第2カム部材の回転に応じて前記第2のカムにより前記光軸方向に移動することで前記光学部材を前記光軸方向に移動する保持部材と、を備え、前記第1および第2のカムは、テレ側の領域において、前記第1カム部材の回転による前記光学部材の前記光軸方向における移動量のうち、前記第1カム部材に対する前記第2カム部材の前記光軸方向における移動量が占める割合の方が前記第2カム部材に対する前記保持部材の前記光軸方向における移動量が占める割合よりも大きくなる形状であることを特徴とする。
本発明によれば、第1および第2のカムによる可動部材の移動量の比を、可動部材の総移動量に応じて異ならせることで、各カムでのガタによって生じうる可動部材の光軸に対する変位を抑制することができる。
以下、本発明の実施例について説明する。
図1は本発明の実施例1であるレンズ装置の断面図であり、図1中の上側はレンズ装置がワイド状態にあるときの図であり、下側はレンズ装置がテレ状態にあるときの図である。図2は固定筒及び第1カム環の展開図であり、図3は直進筒及び第2カム環の展開図である。
図1において、固定筒80は、不図示のマウントに一体的に固定されており、固定筒80の外周には第1カム環81が配置されている。固定筒80には、光軸方向に延びる第1直進溝部82が周方向に3箇所設けられている。第1カム環81には、第1カム溝部83が周方向に3箇所設けられている。
また、固定筒80の外周面のうち周方向3箇所には、コマ84が設けられており、各コマ84は、第1カム環81の周方向に延びる溝部85と係合している。コマ84が溝部85と係合することで、第1カム環81は固定筒80に対して光軸方向には移動せずに、光軸周りに回転可能となっている。
第1直進溝部82及び第1カム溝部83には第1直進キー86が係合している。これにより、第1直進キー86は光軸方向にのみ移動可能となっている。後述するように第1カム環81が固定筒80に対して光軸周りに回転すると、第1直進キー86が第1カム溝部83によって押されることによって光軸方向に移動する。
第1直進キー86には、第1軸ビス88が一体的に固定されており、第1軸ビス88は、第1直進筒87に形成された穴部89に嵌合している。このため、第1直進キー86が光軸方向に移動することによって、第1直進筒87が光軸方向に移動する。
第1カム環81には、ズーム連結キー91を介してズーム操作環90が連結されている。ズーム操作環90は使用者によって操作され、ズーム操作環90を光軸周りに回転させることにより、第1カム環81も光軸周りに回転する。
なお、動力伝達機構を介してズーム操作環90及び駆動源を連結し、駆動源からの駆動力によってズーム操作環90を駆動する構成としてもよい。
第1直進筒87の外周には第2カム環92が配置されており、第2カム環92には、光軸方向に延びる駆動力伝達溝部106が形成されている。図3に示すように、第1カム環81の外周に設けられた連結コロ107は、第1直進筒87に形成された逃げ部105を貫通して、駆動力伝達溝部106に係合している。
このため、第1カム環81が光軸周りに回転すると、連結コロ107が駆動力伝達溝部106を押すことによって、第2カム環92が光軸周りに回転する。したがって、第2カム環92の回転角は、第1カム環81の回転角と同じとなる。
ここで、逃げ部105は、第1カム環81の回転に伴う連結コロ107の移動を確保するために設けられている。
第1直進筒87の外周面には、この周方向3箇所においてコマ93が一体的に設けられている。各コマ93は、第2カム環92に形成され、この周方向に延びる溝部94に係合している。これにより、第2カム環92は直進筒87に対して光軸方向には移動せずに、光軸周りに回転可能となっている。
第1直進筒87には、光軸方向に延びる第2直進溝部95が周方向3箇所に形成されている。また、第2カム環92には、第2カム溝部96が周方向3箇所に形成されている。第2直進溝部95及び第2カム溝部96には第2直進キー97が係合している。
これにより、第2直進キー97は、光軸方向にのみ移動可能となっている。すなわち、第2カム環92が第1直進筒87に対して光軸周りに回転すると、第2直進キー97が第2カム溝部96によって押されて光軸方向に移動することになる。
第2直進キー97には、第2軸ビス99が一体的に固定されており、第2軸ビス99は、第2直進筒98に形成された穴部100に嵌合している。このため、第2直進キー97が光軸方向に移動することによって、第2直進筒98が光軸方向に移動する。
第2直進筒98の先端側(物体側)には、第1レンズユニット101を保持する第1鏡筒104が固定されている。このため、第2直進筒98が光軸方向に移動することによって、第1鏡筒104(第1レンズユニット101)が光軸方向に移動する。
ここで、第1レンズユニット101は、撮影光学系を構成する複数のレンズユニットのうち最も物体側に位置するレンズユニットである。図1では、第1レンズユニット101だけを示しているが、第1レンズユニット101に対して像面側(図1の右側)には、1又は複数のレンズユニットが配置される。
そして、本実施例のレンズ装置内に配置された撮影光学系は、不図示の撮像面上に被写体像を結像する。ここで、CCDセンサやCMOSセンサなどの撮像素子を用いた場合には、撮像素子が被写体像(光学像)を光電変換し、撮像素子の出力信号に対して所定の信号処理(ガンマ処理や色処理等)が施されることにより、映像信号(画像データ)が生成される。この画像データは、不図示の記録媒体に記録されたり、不図示の表示部に表示されたりする。一方、銀塩フィルムを用いた場合には、撮影光学系からの撮影光束によって銀塩フィルムが感光する。
本実施例のレンズ装置では、第1カム環81の回転によって第1直進筒87を光軸方向に移動させるとともに、第2カム環92の回転によって第2直進筒98を光軸方向に移動させている。すなわち、固定筒80に対して第1直進筒87及び第2直進筒98を別々に移動させることによって、レンズ装置を光軸方向において小型化できるとともに、高倍率に対応した第1レンズユニット101の移動量を確保することができる。
本実施例では、第1カム溝部83及び第2カム溝部96におけるカム軌跡の形状を以下に説明するように設定している。これらカム軌跡の形状について、図4及び図5を用いて説明する。ここで、本実施例及び従来のレンズ装置において、第1カム溝部および第2カム溝部の形状を除く他の構成については同じものとする。
図4において、横軸は、ズーム操作環90のワイド状態からの操作量(回転角に対応する)に関するズームパラメータZを示し、縦軸は、第1レンズユニット101のワイド状態からの移動量(位置に対応する)を示す。ここで、ズームパラメータZは、ズーム操作環90の任意の回転角度をズーム操作環90の最大回転角度で規格化した値であり、撮影光学系のズームポジションに対応するものである。
図5において、横軸はズームパラメータZを示し、縦軸は分配比率kを示す。この分配比率kは、第1レンズユニット101の移動量のうち各カム溝部83、96が関与する比率である。
ここで、ズームパラメータZに対する第1レンズユニット101の移動量を示す関数をg(Z)とする。すなわち、g(Z)は、ズーム操作環90の操作に応じた第1レンズユニット101の移動軌跡を表している。
本実施例のレンズ装置内に配置されるズームレンズは、インナーフォーカス式のズームレンズとなっている。このため、g(Z)は、変倍時のピント移動がゼロ又は最小になるようにズームパラメータZをシフトさせたうえで決められている。
図4において、g1(Z)は従来の第1カム溝部(第1カム溝部83に対応する)のカム軌跡を表し、g2(Z)は従来の第2カム溝部(第2カム溝部96に対応する)のカム軌跡を表す。また、g3(Z)は本実施例における第1カム溝部83のカム軌跡を表し、g4(Z)は本実施例における第2カム溝部96のカム軌跡を表す。
例えば、g1(Z)及びg2(Z)を下記(1)、(2)式のように定義する。
g1(Z)=k×g(Z) ・・・(1)
g2(Z)=(1−k)×g(Z) ・・・(2)
ここで、kは分配関数であり、0≦k≦1を満たす値である。
一方、g3(Z)及びg4(Z)を下記(3)、(4)式のように定義する。
g3(Z)=k(Z)×g(Z) ・・・(3)
g4(Z)=(1−k(Z))×g(Z) ・・・(4)
ここで、k(Z)は分配関数であり、0≦k(Z)≦1を満たす。
従来のレンズ装置において、第1レンズユニットの移動量のうち第1カム溝部及び第2カム溝部が関与する比率は、メカ的な機構において動作可能なストロークバランスになるように適宜設定されている。
例えば、従来のレンズ装置では、k=0.6(一定値)として、g1(Z)及びg2(Z)を決定している。すなわち、図4に示すように、ズームパラメータZの値に拘わらず、各関数g1(Z)、g2(Z)の傾きは一定となっている。
一方、本実施例では、分配関数k(Z)をズームパラメータZに応じて変化させており、具体的には、分配関数k(Z)を下記(5)式のように設定している(図5参照)。
k(Z)=0.3Z+0.3 ・・・(5)
そして、上記(3)〜(5)式に基づいて、g3(Z)及びg4(Z)を決定している。
ここで、図4に示すように、ズームパラメータZに対する第1レンズユニット101の移動量、すなわち、関数g(Z)は、従来の場合も本実施例の場合も同じである。また、レンズ装置がワイド状態とテレ状態との間で変化する場合において、第1カム溝部83による第1直進筒87の移動量と、第2カム溝部86による第2直進筒98の移動量は、従来の場合も本実施例の場合も同じとなっている。すなわち、g1(Z)及びg3(Z)の両端の値は同じであり、g2(Z)及びg4(Z)の両端の値は同じである。
図4に示すように、g1(Z)及びg3(Z)を比較すると、ワイド側の領域において、g3(Z)の傾きはg1(Z)の傾きよりも小さくなっている。また、テレ側の領域において、g3(Z)の傾きはg1(Z)の傾きよりも大きくなっている。そして、g3(Z)において、各ズームパラメータでの傾き(接線)は、ワイド側からテレ側に向かって大きくなっており、テレ側の領域の傾きはワイド側の領域の傾きよりも大きくなっている。
一方、g2(Z)及びg4(Z)を比較すると、ワイド側の領域において、g4(Z)の傾きはg2(Z)の傾きよりも大きくなっている。また、テレ側の領域において、g4(Z)の傾きはg2(Z)の傾きよりも小さくなっている。そして、g4(Z)において、各ズームパラメータでの傾き(接線)は、ワイド側からテレ側に向かって小さくなっており、テレ側の領域の傾きはワイド側の領域の傾きよりも小さくなっている。
本実施例のようにg3(Z)及びg4(Z)における分配比率を変化させることで、第1カム溝部83及び第2カム溝部96のカム軌跡の形状を変化させることができる。
本実施例のレンズ装置では、第1直進筒87が固定筒80に対して繰り出すとともに、第2直進筒98が第1直進筒87に対して繰り出す構成となっている。ここで、第1直進筒87及び第2直進筒98が最も繰り出した状態にあるとき、すなわち、レンズ装置がテレ状態にあるときには、レンズ装置を構成する部材間のガタによって、第1レンズユニット101の光軸に対する倒れが増加するおそれがある。
第1レンズユニット101を含む撮影光学系を光学的により安定化させるためには、第1レンズユニット101の倒れを減少させる必要がある。
そこで、本実施例では、分配比率kをズームパラメータZの関数として定義し、繰り出し時(テレ状態)の第1レンズユニット101の倒れ量が減少するように分配関数k(Z)を設定している。
ここで、分配関数の設定によってレンズ装置の光学性能を安定化させることができることについて説明する。
第1レンズユニット101の倒れが発生する要因としては、レンズ装置を構成する部材間のガタのほかに、レンズ装置全体のメカ的な構造や、第1レンズユニット101が倒れる際の中心となる位置にも依存している。ここで、第1カム溝部83及び第1直進キー86の係合状態によって生じる第1レンズユニット101の倒れ量と、第2カム溝部96及び第2直進キー97の係合状態によって生じる第1レンズユニット101の倒れ量とに着目する。
第1カム溝部83での係合状態によって第1レンズユニット101の倒れに与える影響度と、第2カム溝部96での係合状態によって第1レンズユニット101の倒れに与える影響度は、互いに異なる。これは、第1カム溝部83及び第2カム溝部96それぞれのメカ的な構成が異なるとともに、第1レンズユニット101が倒れる際の中心(基準)となる位置が異なるからである。
また、上述したようにレンズ装置が最も繰り出した状態にあるとき、例えば、テレ状態にあるときに、第1レンズユニット101の光軸に対する倒れ量が最も大きくなる。
そこで、本実施例では、第1レンズユニット101の倒れに対する影響度のうち大きい方の影響度を持つカム溝部のうちテレ側の領域におけるカムの傾き(光軸方向のリフト量に対応する)を減少させている。また、小さい方の影響度を持つカム溝部のうちテレ側の領域におけるカムの傾き(光軸方向のリフト量に対応する)を増加させている。これにより、撮影光学系の光学性能をより安定化させることができる。
ここで、図4に示す場合は、第2カム溝部96での係合状態の方が第1レンズユニット101の倒れに与える影響度が大きい場合の例である。この場合において、図5に示すように分配関数k(Z)を設定すれば、テレ側の領域において、第2カム溝部96のリフト量を減少させるとともに、第1カム溝部83のリフト量を増加させることができる。
このように第2カム溝部96のリフト量を減少させれば、第2カム溝部96に対して第2直進キー97が第1レンズユニット101の倒れる方向に変位するのを抑制できる。従って、第1レンズユニット101の倒れに対して大きい方の影響度を低減することで、第1レンズユニット101の倒れを効率良く抑制することができる。すなわち、2つのカム溝部83、96による全体の影響度を考慮すると、撮影光学系を光学的に安定化させることができる。
ここで、一般的に上述したような光学的な安定化をテレ側で行うと、ワイド側の設計が光学的に悪化することが分かっている。しかし、テレ側の方が光学敏感度は高く、ワイド側の方が光学敏感度は低いため、ワイド側での光学性能の悪化は僅かとなり、全ズーム領域では光学性能が安定していると考えることができる。
本実施例では、2段構成のレンズ装置について説明したが、3段以上の構成の場合でも本発明を適用することができる。具体的には、各カム溝部でのカムの傾きによってレンズユニットの倒れに与える影響度を考慮して、カム軌跡の分配関数を設定することで、撮影光学系の光学性能を安定させることができる。
また、ズームパラメータZが0.00から所定値までの間は、第1カム溝部83及び第2カム溝部96のうち一方だけを変化させ、ズームパラメータZが上記所定値から1.00までの間は他方のカム溝部だけを変化させることもできる。
また、本実施例では、分配関数k(Z)を一次関数としたが、2次以上の関数とすることもできる。ここで、分配関数k(Z)を2次以上の関数にすれば、カム溝部の傾きが大きくなりすぎるのを防止できる。これにより、第1カム環81や第2カム環92を光軸周りに回転させる際のトルクが増加するのを抑制したり、第1直進キー86(第1直進筒87)や第2直進キー97(第2直進筒98)をスムーズに駆動したりすることができる。
本実施例のレンズ装置は、カメラ本体に一体的に取り付けられるものであってもよいし、カメラに対して着脱可能に装着できるものであってもよい。
本発明の実施例1であるレンズ装置の断面図である。 実施例1における固定筒及び第1カム環の展開図である。 実施例1における直進筒及び第2カム環の展開図である。 従来及び実施例1におけるカム溝部のカム軌跡を表す図である。 実施例1における分配関数を示す図である。
符号の説明
81:第1カム環
83:第1カム溝部
92:第2カム環
96:第2カム溝部
101:第1レンズユニット

Claims (6)

  1. 光軸方向に移動可能な可動部材と、
    第1のカムを有する第1カム部材と、
    前記可動部材を駆動する第2のカムを有し、前記第1のカムによって光軸方向に移動可能な第2カム部材と、を備え、
    前記第1及び第2のカムは、前記第1のカムによる前記第2カム部材の移動量と、前記第1のカムによる前記第2カム部材を介した前記可動部材の移動量との比を、前記可動部材の位置に応じて異ならせる形状に形成されていることを特徴とするレンズ装置。
  2. 前記第1のカムに係合する第1の係合部材の係合状態による前記可動部材の倒れへの影響度と、前記第2のカムに係合する第2の係合部材との係合状態による前記可動部材の倒れへの影響度とのうち、大きい方の影響度を持つ前記第1あるいは第2のカムのいずれか一方のカムのリフト量を、前記第2のカムによる前記可動部材の移動量と、前記第1のカムによる前記第2カム部材を介した前記可動部材の移動量との比が、全ズーム領域で一定である場合と比較して減少させ、他方のカムのリフト量を増加させることを特徴とする請求項1に記載のレンズ装置。
  3. 前記可動部材は、撮影光学系を構成する複数のレンズユニットのうち最も物体側に位置するレンズユニットであることを特徴とする請求項1又は2に記載のレンズ装置。
  4. 前記第1及び第2のカムのうち一方のカムにおいて、テレ側のカム領域のリフト量がワイド側のカム領域のリフト量よりも大きく、
    他方のカムにおいて、前記テレ側のカム領域のリフト量が前記ワイド側のカム領域のリフト量よりも小さいことを特徴とする請求項に記載のレンズ装置。
  5. 請求項1からのいずれか1つに記載のレンズ装置を備えたことを特徴とするカメラ。
  6. 請求項1からのいずれか1つに記載のレンズ装置と、
    該レンズ装置が着脱可能に装着されるカメラとを有することを特徴とするカメラシステム。
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