JP4757760B2 - 画像記録装置 - Google Patents

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この発明は、画像濃度補正用パターンの現像剤画像である基準パッチ画像から画像濃度を検出してその濃度を補正するコピー、プリンタ及びファクシミリ等の画像記録装置に関する。
例えば、プリンタや複写機に用いられる電子写真方式の画像記録装置は、帯電器により帯電された感光体ドラム(像担持体)上に、レーザビームやLED素子の発光により静電潜像を形成し、その静電潜像上に帯電したトナーを現像剤として静電気的に付着させ現像剤画像を形成する現像方法である。形成された現像剤画像は、転写部で感光体ドラムから紙等の記録媒体上に転写され、その後、その記録媒体上の現像剤画像が熱定着等で定着されることで、記録媒体上に定着画像が形成される。
このような画像記録装置において、画像形成時に形成される画像は、装置の仕様に規定された所定の解像度及び濃度で形成されることが前提であるが、記録媒体上に形成される画像の画像濃度は、帯電器、現像器及びトナーの帯電量や、静電潜像形成時の露光量、及び、転写部での転写効率等のプロセス条件の変動に伴って変化し、さらに、プロセス条件は、温湿度環境の変動や、装置の経時劣化等により変化する。
従って、形成される画像の画質を良好に保つためには、画像濃度の変動を抑制することが必要である。画像濃度の変動を抑制する機能を備える画像記録装置としては、画像濃度を光学的な濃度センサで検出し、検出した画像濃度が画像記録装置の仕様に規定された所定の画像濃度となるようにプロセス条件を変更して補正するものがある。例えば、プロセス条件として帯電器の帯電バイアス電圧と現像器の現像バイアス電圧を変更することで、現像時に静電潜像上に付着するトナー量を補正しながら基準パッチ画像を形成し、この基準パッチ画像の画像濃度を検出して、再度帯電器の帯電バイアス電圧と現像器の現像バイアス電圧を変更することで、最適な画像濃度の画像を得るものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−100471号公報
しかしながら、特許文献1に示したような従来の画像記録装置では、例えば、前回の動作時から待機期間が長く経過した場合、連続印刷動作が続く場合、トナーの帯電量が変動した場合、現像器内のトナーの機械的な磨耗、外添剤の剥離等のトナーが劣化した場合、現像剤の所定期間内の消費量が多い場合、現像剤カートリッジを交換した場合、感光体ドラムの回転回数が多い場合、及び、装置がOFF状態からON状態にされた場合等のように装置の状態及び装置の動作状況が変化した場合には、バイアス電圧の変更だけでは吸収しきれないトナーの吸着不良やドットの再現性不良が発生する場合があった。
トナーの吸着不良が発生する場合とは、例えば、バイアス電圧がかけられることで現像剤画像が感光体ドラムから紙(記録媒体)や転写ベルト等の転写部材に転写される際に、転写される側の転写部材に画像記録装置に規定される量のトナーが吸着されない場合であり、ドットの再現性不良が発生する場合とは、例えば、現像剤画像を感光体ドラム上に形成する場合や転写させる場合に、装置の状態及び装置の動作状況の変化により、画像記録装置に規定される解像度及び濃度で画像データの各画素のドットを再現できない場合である。
このようなトナー吸着不良やドットの再現性不良は、感光体ドラムの回転中に一様なレベルで発生するわけではないので、現像器においては現像むらが発生し、転写部では転写効率が低下して転写むらが発生する。そして、現像むらや転写むらが発生すると、濃度補正用の基準パッチ画像にも濃度むらが生じる。濃度補正用の基準パッチ画像に濃度むらができると、画像濃度の検出に誤差が発生するという問題があった。
又、近年の画像記録装置は、高解像度に画像形成することが要求されていることから、その高解像度の画像に、トナー吸着不良やドットの再現性不良により感光体ドラムに現像むらが発生したり、転写部で転写むらが発生する場合には、その現像むらや転写むらが変化として高解像度で再現されてしまうため画像上に明確に現れてしまう。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであって、画像記録装置、特に高解像度の画像記録装置の状態及び装置の動作状況が変化する場合でも、濃度補正用の基準パッチ画像の濃度むらの発生を抑制し、画像濃度の検出誤差を抑制した画像記録装置を提供することを目的とする。
上記した目的を達成するため、本発明の画像記録装置は、画像を記録する画像記録装置であって、感光体ドラム上に現像剤画像を形成する画像形成部と、前記感光体ドラム上の現像剤画像を転写ベルト上に転写する転写部と、前記転写ベルト上に転写された現像剤画像の画像濃度を検出する濃度センサと、前記画像形成部に対して、前記画像形成部で前記現像剤画像を形成する条件を与えるとともに、前記画像の記録を行う際の各種設定値群を前記画像記録装置に設定する記録制御部と、前記画像記録装置の状態を状態検出情報により判定する状態判定部と、前記状態検出情報として用いられる電源ON状態を記憶する電源ONフラグメモリと、解像度が異なる複数の画像濃度補正用パターンを記憶する濃度補正パターンデータメモリと、前記濃度補正パターンデータメモリから読み出す画像濃度補正用パターンを切り替えるパターン切替部と、プロセス速度が異なる複数の各種設定値群を記憶する速度設定値メモリと、前記速度設定値メモリから読み出す各種設定値群を選択する設定値メモリ選択部と、を備え、前記状態判定部が、前記状態検出情報により、前記画像記録装置の電源がONにされたと判定した場合に、前記パターン切替部は、前記濃度補正パターンデータメモリより、前記状態判定部で前記画像記録装置の電源がONにされたと判定されない場合に読み出される画像濃度補正用パターンよりも解像度の低い画像濃度補正用パターンを読み出して、前記画像形成部に与え、前記速度設定値メモリ選択部は、前記速度設定値メモリより、前記状態判定部で前記画像記録装置の電源がONにされたと判定されない場合に選択される各種設定値群よりもプロセス速度が遅い各種設定値群を選択して、前記記録制御部に与え、前記記録制御部は、前記速度設定値メモリ選択部から与えられた各種設定値群を前記画像記録装置に設定し、前記画像形成部は、前記画像記録装置に設定された各種設定値群に対応するプロセス速度において、前記パターン切替部より与えられた画像濃度補正用パターンから、前記感光体ドラム上に、前記現像剤画像としての第1基準パッチ画像を形成し、前記転写部は、前記画像記録装置に設定された各種設定値群に対応するプロセス速度において、前記第1基準パッチ画像を前記転写ベルト上に転写し、前記濃度センサは、前記第1基準パッチ画像の画像濃度を検出し、前記状態判定部は、前記第1基準パッチ画像の画像濃度から前記現像剤画像を形成するための条件を補正するための第1制御値を生成し、前記記録制御部は、前記画像形成部に対して、前記第1制御値により補正された補正後の条件を与えることを特徴とする。
本発明の画像記録装置では、画像記録装置の状態及び装置の動作状況が変化して基準パッチ画像の解像度が低くなると判定される場合には、濃度補正パターンデータメモリから解像度が低い濃度補正パターンを読み出して基準パッチ画像の形成条件を補正するので、濃度補正用の基準パッチ画像の濃度むらの発生を抑制し、画像濃度の検出誤差を抑制した画像記録装置を提供することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に従って説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明に係る第1の実施形態の画像記録装置(プリンタ)の概略構成を示す断面図である。
本図の装置構成を大きな概念の動作部分毎に分けると、記録媒体給紙部52、画像形成部1、転写部53、定着部2及び各部動作を制御する制御ユニット16と、各部に電源を供給する電源部17に分けられる。
記録媒体給紙部52は、未記録媒体をスタックする媒体トレイ7と、媒体トレイ7から媒体を分離して搬送する搬送ローラ8と、それを駆動する搬送モータ54、及び、搬送状態を監視する媒体搬送センサ20から構成されている。尚、本実施の形態の媒体搬送センサ20は、後述するように、紙等の記録媒体が搬送されてその先端が到達した時点で画像データを生成させる書出センサとしても機能するものであり、これ以降、書出センサとも記載する。
画像形成部1は、ブラック、イエロー、マゼンタ、シアンの4色のトナーで、各色の現像剤画像(トナー画像)を形成するための各色毎のイメージドラムユニット4(以下IDユニットと略称する)と、露光のためのLEDヘッド3で構成されている。
各IDユニット4は、同一の構成を有しており、感光体ドラム9と、その感光体ドラム9に接触して回転することで帯電させる帯電ローラ11、供給ローラ55へ供給するトナーを貯留するトナーカートリッジ5、トナーを摩擦帯電させると共に現像ローラ10にトナーを供給する供給ローラ55、及び感光体ドラム9上に形成された静電潜像にトナーを付着させるための現像ローラ10を有している。
各IDユニット4では、共通する1つのIDモータ41により、図示しないギア列を介して、感光体ドラム9、帯電ローラ11、現像ローラ10、供給ローラ55が回転駆動される。
又、IDユニット4の感光体ドラム9の上部に近接してLEDヘッド3が配置され、そのLED素子が画像データに対応させて発光されて帯電された感光体ドラム9上が照射される。これにより感光体ドラム9上に静電潜像が形成される。
トナーカートリッジ5は、内部に備蓄されたトナーが消費されて空になった場合には、トナーカートリッジ5のみ交換できるように着脱可能に構成されている。
転写部53は、各IDユニット4の感光体ドラム9に各々対向して配置され、トナーと逆特性の電圧が印加される転写ローラ12と、無限軌道のベルト状で各IDユニット4の転写ローラ12と感光体ドラム9の間の接触位置を挟まれながら間を通過するように移動する転写ベルト6と、転写ベルト6を懸架して回転駆動させるベルトローラ14と、ベルトローラ14の駆動力を与えるベルトモータ40から構成されている。
転写ベルト6は、通常はその外周表面上に紙等の記録媒体を載置して搬送する。その記録媒体が各IDユニット4の感光体ドラム9との接触位置を通過する際に、転写ローラ12に印加されたトナーと逆極性の電圧によって、記録媒体の表面上に感光体ドラム9上の現像された現像剤画像が転写される。
又、転写ベルト6は、濃度補正(画像濃度調整)を実施する場合には、転写ベルト6上に記録媒体が載置されていない状態で、転写ベルト6の外周表面上に、転写ローラ12に印加されたトナーと逆極性の電圧により、感光体ドラム9上の現像された現像剤画像が直接に転写される。つまり、この場合は、転写ベルト6の外周表面自体を転写媒体として現像剤画像が転写される。
ここで、記録媒体や転写ベルト上に形成される画像の濃度について簡単に説明する。濃度が高い場合とは、形成された画像の各画素ドットの密度が高い場合や、各画素ドットの重なりが大きくなって単位面積あたりの各画素ドットにより占められる面積が大きくなり、逆に非画素ドットの占める面積が小さくなることである。濃度が高い場合には、通常は単位面積当たりのトナー量が増加する。
転写ベルト6の搬送方向に下流の位置には、濃度補正(画像濃度調整)用の光学式の濃度センサ13が実装される。濃度センサ13は、図示しない発光部と受光部を有しており、発光部から放射された光を濃度測定箇所に反射あるいは透過させて、反射光又は透過光を受光部で検出することにより濃度を検出する。濃度センサ13は、転写ベルト6上に転写された現像剤画像が濃度センサ13位置に到達したときに読み取りを行う。濃度センサ13は、この転写ベルト6上の現像剤画像の濃度を読み取ることで、現像剤画像の画像濃度を測定する。転写ベルト6上の現像剤画像は、濃度センサ13位置を通過した後にクリーニングブレード15によって清掃され、転写ベルト6の表面上のトナーが除去される。
定着部2は、記録媒体を熱定着するための定着ローラ18と定着済の記録媒体を装置外に排出するための排出搬送機構19を有している。
制御ユニット16は、装置内の各部の動作をセンサ等でモニタし、それら各部に動作制御信号を供給することで、各部の動作を管理する。
電源部17は、制御ユニット16及び画像形成部1への高電圧供給、モータ等のアクチュエータの電力供給、及びセンサ類への電源供給を行う。
図2は、図1の制御ユニット16の概略構成及び各部との制御信号の接続状況を示すブロック図である。
図2の制御ユニット16内の記録制御部28は、例えば、プログラムで動作するCPUを内蔵するシーケンサであり、図1及び図2に示した各センサ類及び各部からの情報信号を解析、演算、条件判断を実行し、各部への動作指示信号を出力する。記録制御部28は、この動作指示信号により、画像データの生成制御、IDユニット4への印加電圧制御、転写電圧制御、及びアクチュエータの駆動制御を実施し、画像記録装置の画像形成処理及び濃度補正処理を統括的に管理する。
状態判定部29は、トナーカートリッジ5の状態や濃度センサ13で検出された画像濃度等の装置の状態、記録された画像のドット数、ドラムの回転回数、経過時間等の装置の動作状況が入力され、装置の各規定値を満足するかを判定し、その判定結果に対応させて予め定められたコマンド(a)で、IDユニット4への印加電圧の変更、LEDヘッド3の発光量の変更、及び記録時のプロセス速度の変更指示を記録制御部28に送出する。記録制御部28は、コマンド(a)を受信した場合、IDユニット4への印加電圧の変更、LEDヘッド3の発光量の変更、及び各アクチュエータの動作速度を設定する。
画像メモリ21は、パーソナルコンピュータやワークステーション等の上位装置等から転送された記録画像のデータが格納される。記録画像データ(b)は、画像を記録する時に画像データ生成部22に送出される。
第1濃度補正用パターンデータメモリ25及び第2濃度補正用パターンデータメモリ26の2つのメモリには、後述する図6に示したような濃度補正処理動作時に使用する所定の基準パッチ画像を形成するための画像データが格納されている。所定の基準パッチ画像は、通常の全ドットを個別に用いる高解像度と、縦横2ドットの4画素単位毎に管理する低解像度の2とおりで、100%Duty、50%Duty、そして25%Dutyについての各濃度補正用パターンのデータが個別に読み出し可能に格納される。
パターン切替え部24は、状態判定部29からの選択信号(w)により、各々の濃度補正用パターンデータメモリ25、26から、いずれのメモリ内のパターンデータを使用するかを選択してメモリを切替え、選択した濃度補正用パターンデータメモリ内のパターンデータ(c)を画像データ生成部22に送出する。
画像データ生成部22は、指示内容が通常の画像記録処理であるか、又は、濃度補正処理であるかにより、画像メモリ21から送出される記録画像データ(b)を選択するか、又は、濃度補正用パターンデータ(c)を選択するかを判断し、選択されたデータを、LEDヘッド3の発光素子(LED)の配列に対応するようデータ配列を変換した1ライン毎に、LEDヘッド発光制御部23へヘッドデータ(e)として、記録制御部28から出力されるライン同期信号(d)に同期させて送出する。
LEDヘッド発光制御部23は、画像データにより記録されるドットに対応するLED(発光)素子へ、そのLED素子を発光させるための発光パルス(f)を出力する。感光体ドラム9上に形成される静電潜像の電位はLED素子の発光により変化し、又、LED素子の発光時間は、発光パルス(f)の幅に応じて変化する。従って、発光パルス(f)の幅(LED素子の発光時間)により、感光体ドラム9上の静電潜像のドット面積が変化し、その発光パルス(f)の幅(発光時間)により現像時に付着するトナー量を調整することができる。発光パルス(f)の幅の値は、記録制御部28により発光パルス幅設定部42にセットされる。セットされた値は、LEDヘッド発光制御部23により読み出されて、その値に応じた時間幅のパルスがLEDヘッド発光制御部23で生成される。
記録制御部28から出力されるライン同期信号(d)は、パルス信号列である。そのパルス信号の間隔は、感光体ドラム9の回転速度に応じて形成される基準パッチ画像等の画像ラインが、画像記録装置に規定される所定の回転方向の解像度となるように設定される。プロセス速度を変更する時には、感光体ドラム9の回転速度の変更に対応するようにこのライン同期信号(d)の間隔が変更される。この感光体ドラム9の回転速度にライン同期信号(d)の間隔を対応させることで、所定の解像度で画像ラインを形成することができる。
ここで、解像度について簡単に説明する。解像度が高いとは、一般的に、各画素ドットの占める面積を小さくしてより多くの画素ドットを高精度で制御しながら画像形成して目的の画像を再現することであり、再現することは難しい。
ドット計数部27では、画像データ生成部22で生成した画像データのドット数(g)を累積演算する。これにより、例えば20ページの画像形成が実施された期間、又は、40ページの画像形成が実施された期間等の所定の期間での記録ドットの総数を累計できる。ドット計数部27からの累積演算値(bb)は、状態判定部29からの累計データの読み出し信号、又は、累積演算値のリセット信号(aa)により出力される。ここで所定の期間とは、感光体ドラム9の外周表面に、例えば20ページ、又は、40ページ等の所定回転回数(所定量)の画像形成が実施された期間である。
尚、画像データ生成部22、LEDヘッド発光制御部23、LEDヘッド3及びドット計数部27は、ブラック、イエロー、マゼンタ、シアンの4色各々に同じ構成のものが独立に設けられている。
駆動制御部30は、IDモータ41、ベルトモータ40等のアクチュエータの駆動を制御する。駆動制御部30には、各モータの目標とする速度情報(k)が、記録制御部28により設定される。駆動制御部30は、モータ毎に、駆動イネーブル信号(l)、(m)、(n)が入力される期間中、設定された目標速度となるように各モータの駆動を制御する。駆動制御部30に設定される目標とする速度情報(k)を、記録制御部28によって、画像記録装置に規定される所定のプロセス速度に変更する。これにより、駆動制御部30は、IDユニット4及び転写ベルト6を、その所定のプロセス速度で駆動することができる。駆動制御部30から出力される感光体ドラム9の回転回数(o)は、IDモータ41の回転速度と駆動時間から算出できる。
帯電電圧制御部31及び現像電圧制御部32は、記録制御部28により設定される設定値(h)、(i)に対応させて、帯電ローラ11及び現像ローラ10に印加する電圧を制御する。その電圧制御は、感光体ドラム9上の潜像電位と、現像ローラ10電位の差分を変化させる。この電圧制御により、帯電電圧制御部31及び現像電圧制御部32は、現像時に、潜像に付着するトナー量を調整できる。
転写電圧制御部33は、記録制御部28により設定される設定値(j)に対応させて、転写ローラ12に印加する電圧を制御する。その印加電圧値は、記録制御部28からの転写開始/終了のタイミング信号に同期して設定され、それにより、感光体ドラム9の位置を記録媒体が通過する期間には、記録媒体に応じた転写電圧が印加されて転写が実施される。又、記録媒体が存在しない場合(濃度補正処理時)には、転写ベルト6に対応する転写電圧値の電圧を印加する。これにより、転写ベルト6への転写も適正に実施することができる。
書き込み及び読み出しが可能なワークメモリ34が、状態判定部29に接続される。このワークメモリ34には、装置の状態を示すフラグ情報や、装置の動作を規定するパラメータ情報等が格納される。又、ワークメモリ34は、状態判定部29における演算等の結果を一時的に格納するメモリとしても使用される。
ドラム回転計数部35では、駆動制御部30から出力される感光体ドラム9の回転回数(o)を累積計数する。この感光体ドラム9の回転回数(o)の累積加算値(p)は、状態判定部29により読み出すことができ、又、状態判定部29からのリセット信号(q)により初期値にリセットすることができる。
濃度検出部36は、濃度センサ発光信号(x)を濃度センサ13へ出力し、濃度センサ13に濃度を検出させる。濃度検出部36における画像濃度のサンプリングの開始及び終了のタイミング制御は、状態判定部29により行われる。開始信号(st)を受信した濃度検出部36は、濃度センサ13へ濃度センサ発光信号(x)を出力する。濃度センサ13から濃度検出部36への画像濃度の検出出力(r)は、濃度検出部36でサンプリングされ、サンプリング結果が平均されて現像剤画像の平均濃度値が算出される。その現像剤画像の平均濃度値が算出結果(s)として状態判定部29へ出力される。
時間計数部37は、状態判定部29により計数する時間(t)がセットされることにより計数が開始され、計数が終了するとタイムアップ信号(u)を状態判定部29に出力する。時間計数部37は、計数終了後に計数する時間(t)の再セットを繰り返すことで、任意の長さの時間を計数することができる。
トナーカートリッジ検出部39は、トナーカートリッジ5に実装されているヒューズ素子38の導通を検出する。導通していれば、トナーカートリッジ5が交換されたばかりの新品と判断して、新品か否かを認識するためのヒューズ38に切断電流を流して切断することでヒューズ38が使用開始済み状態を示すようにした後、トナーカートリッジ5が新品に交換されたことを示す交換信号(v)を状態判定部29に出力する。尚、トナーカートリッジ検出部39は、ヒューズ38が切断されていれば既に使用開始済みのカートリッジであると判断し、状態判定部29には何の信号も出力しない。
次に、図1及び図2を用いて記録動作時の各部の概略動作を説明する。記録動作が開始されると、まず、記録制御部28は、IDモータ41、ベルトモータ40の目標速度(k)を駆動制御部30に設定する。その後、記録制御部28は、各モータの駆動イネーブル信号(l)、(m)をONにして各モータを起動させる。このIDモータ41及びベルトモータ40の起動により、感光体ドラム9とそれにギアで連結されている帯電ローラ11、現像ローラ10、供給ローラ及び転写ベルト6の回転が開始される。
目標速度(k)が設定された駆動制御部30では、IDモータ41の駆動を開始すると共に駆動後の経過時間を計数する。さらに駆動制御部30は、計数した経過時間と設定された目標速度から感光体ドラム9の回転回数を算出し、1回転が経過する毎にドラム回転計数部35の計数値を1ずつインクリメントする。
記録制御部28は、IDモータ41の駆動が開始された時点で、画像の記録に用いる帯電電圧値(h)及び現像電圧値(i)を帯電電圧制御部31及び現像電圧制御部32に設定し、帯電ローラ11及び現像ローラ10への規定された高電圧の印加を開始する。
記録制御部28は、感光体ドラム9を、帯電ローラ11及び現像ローラ10の電位を安定させるに十分な時間だけ回転させた後、駆動制御部30に対して搬送モータ54の駆動イネーブル信号(n)をONして、搬送モータ54の回転を開始させる。これにより、媒体トレイ7中の記録媒体が、記録媒体給紙部52から画像形成部1へ搬送され始める。記録制御部28は、上記と同時に、画像データ生成部22へ記録解像度と感光体ドラム9の回転速度から算出したライン周期を設定する。
記録媒体が搬送され書出センサ20に用紙先端が到達した時点で、記録制御部28は、ライン同期信号(d)を出力開始し、このライン同期信号(d)に同期して画像メモリ21から画像データ(b)を画像データ生成部22に送出する。
画像データ生成部22は、画像データをLEDヘッド3の素子配列に対応したドットデータ(e)に変換して、そのドットデータ(e)のうちのトナーを付着させるドットの数であるドット数(g)を生成し、LEDヘッド発光制御部23にはライン同期信号(d)に同期して1ライン毎にドットデータ(e)の送出を開始し、ドット計数部27にはドット数(g)の送出を開始する。それらのデータの送出の開始タイミングは、記録媒体上の記録開始位置が感光体ドラム9のLEDヘッド露光位置と転写位置との距離と等しい位置に到達した時点とする。このタイミングでデータを送出することにより、感光体ドラム9上における露光開始位置と、記録媒体上の記録開始位置を一致させることができる。
LEDヘッド発光制御部23は、送られてきたドットデータ(e)に対応するLEDヘッド中のLED素子を、予め設定されている発光パルス幅で発光させる。これにより、感光体ドラム9上にドットデータ(e)に対応する静電潜像が形成される。
ドット計数部27は、状態判定部29からの累計データの読み出し信号(aa)により、ドットデータのうちトナーを付着させるドットの数であるドット数(g)を計数し、前回までの記録動作の計数値に加えて累積加算し、累積演算値(bb)として出力される。又、状態判定部29から濃度補正処理動作を実行した場合の累積演算値のリセット信号(aa)を受信すると、ドット計数部27の累積加算値(bb)はクリアされる。これにより、ドット計数部27の累積加算値(bb)は、任意の濃度補正処理動作が実行されてから次に濃度補正処理動作が実行されるまでに画像の記録に用いられたドット数となる。
記録制御部28は、記録媒体の1ページ分のドットデータ(e)で感光体ドラム9上に現像剤画像を形成しながら、書出センサ20により、転写ベルト6により搬送される記録媒体の先端が転写位置に到達したことが検出された時点で、記録媒体に対応した転写電圧(j)を転写電圧制御部33に設定して、形成された現像剤画像の記録媒体への転写を開始する。その後、記録媒体の後端が転写位置に到達した時点で、記録制御部28は、転写電圧制御部33に転写電圧を印加しないOFF電圧値を設定して転写を終了する。
転写が終了して現像剤画像が表面に吸着された記録媒体は、転写部53から定着部2へ搬送されて、定着部2で現像剤画像が熱定着されて装置外へ排出される。
画像形成部1及び転写部53の搬送動作は、記録媒体が定着部2へ搬送されて、記録媒体の後端が転写ベルト6から外れた時点で終了する。その際に、記録制御部28は、駆動制御部30に対してIDモータ41及びベルトモータ40の目標速度として0値を設定することにより各モータ41、40を停止させる。記録制御部28は、各モータ41、40が減速開始すると同時に、帯電電圧制御部31及び現像電圧制御部32に対し、帯電電圧及び現像電圧をOFFにするように電圧値を設定する。
状態判定部29は、画像形成部1の動作が終了した時点で、時間計数部37に画像記録装置毎に規定される所定時間値(t)を設定して時間の計数を開始する。この所定時間値(t)は、例えば6時間、12時間等の余熱等の影響が全く無くなり、コールドスタートしなければならない時間に設定すればよい。状態判定部29による時間計数は、次に画像形成部1の動作が開始されるまで、時間計数部37がタイムアップする毎に再度所定時間値(t)の設定を繰り返すこととする。状態判定部29は、次の画像形成が開始された時点で、現在の時間計数値(t)を時間計数部37から読み出すと共に、それまでの時間計数部37への所定時間値(t)の設定回数を読み出し、その設定回数と時間計数値(t)とから、前回の画像形成動作終了から今回の画像形成開始までの経過時間を算出する。以上の動作を記録動作の度に繰り返し実施する。
図3は、濃度補正時に濃度補正パターンを形成して濃度を検出する動作を実施する際の各信号のタイミングを示すタイムチャートである。
記録制御部28は、濃度補正の開始時(時刻T1)に、濃度補正処理のプロセス速度に応じたIDモータ41及びベルトモータ40の速度を駆動制御部30に設定して、各モーター41、40の駆動を開始させる。IDモータ41により駆動されるイメージドラムユニット4及びベルトモータ40により駆動される転写ベルト6の速度が、画像記録装置に規定される所定の一定速度に到達した時点(時刻T2)になったら、記録制御部28は、帯電電圧制御部31及び現像電圧制御部32を制御して帯電電圧及び現像電圧の出力も開始する。
帯電電圧及び現像電圧が安定するに十分な時間(画像記録装置に規定される)だけ経過した後(時刻T3)、記録制御部28は、ライン同期信号(d)を画像データ生成部22に出力開始し、パターン切替え部24により、選択された第1濃度補正用パターンデータメモリ25、又は、第2濃度補正用パターンデータメモリ26の何れかの補正用のパターンデータが切り替えられて画像データ生成部22に送出される。第1濃度補正用パターンデータメモリ25及び第2濃度補正用パターンデータメモリ26のいずれを選択するかの選択条件の判定は、後述するようにこの時点で既に状態判定部29により決定されている。
画像データ生成部22では、受信した濃度補正パターンデータに対応するドットデータ(e)が生成されてLED発光制御部23に出力され、LED発光制御部23からはそのドットデータ(e)に対応する発光パルス(f)がLEDヘッド3に送出され、LEDヘッド3で発光が実施される。この発光により、感光体ドラム9上に濃度補正用パターンデータに対応した基準パッチ画像の静電潜像が形成される。
この感光体ドラム9上の静電潜像は、感光体ドラム9の回転に従って現像ローラ10のところで現像されて現像剤画像になって転写位置に到達する。その時点(時刻T4)で、転写電圧制御部33が転写ローラ12に転写電圧を印加することで、感光体ドラム9の基準パッチ画像(現像剤画像)が転写ベルト6上に転写される。尚、転写ベルト6に基準パッチ画像(現像剤画像)を転写させる場合の転写電圧は、通常の紙等の記録媒体に転写させる場合に対して低い電圧で転写が可能であるため、転写ベルト6への転写に適した電圧値が設定される。全ての基準パッチ画像の転写が終了した時点(時刻T7)で、転写電圧制御部33により転写ローラ12への転写電圧がOFFされる。
一方、転写ベルト6上に転写された基準パッチ画像は、転写ベルト6の回転に伴い移動して濃度センサ13の位置に到達する。その時点(時刻T5)で、状態判定部29が濃度検出部36に開始信号(st)で検出開始を指示し、それを受信した濃度検出部36は、濃度センサ発光信号(x)で濃度センサ13を発光させて、基準パッチ画像の画像濃度の読み取りを開始する。
濃度検出部36は、基準パッチ画像の長さに対応する時間(時刻T5〜T6の期間)だけ、濃度センサ発光信号(x)で濃度センサ13を発光させ、濃度センサ13の出力(r)から画像濃度を複数回サンプリングする。その後、サンプリングした各濃度値を平均化処理により算出し、算出結果(s)を検出した画像濃度として状態判定部29へ出力する。
以上は、説明の簡略化のための基準パッチ画像が1個である場合の濃度検出処理の動作であるが、実際には複数の基準パッチ画像が連続して形成され、それらの複数の基準パッチ画像の画像濃度の検出処理動作が連続して実施される。例えば、本実施形態の濃度補正処理動作では、トナー色毎に図6に示したように100%Duty画像濃度パターン、50%Duty画像濃度パターン、25%Duty画像濃度パターンの3種類の基準パッチ画像が連続して形成されるので、上記と同様な処理動作により、3種類の基準パッチ画像の画像濃度の検出処理動作が連続して実施される。
すべて(本実施形態では3種類)の基準パッチ画像の検出が終了した時点(時刻T8)で、濃度検出部36は、濃度センサ13による濃度の検出を終了し、検出(サンプリング)した各濃度値の平均化処理結果を画像濃度として状態判定部29に出力する。
その後、記録制御部28は、帯電電圧制御部31及び現像電圧制御部32により帯電電圧及び現像電圧をOFFし(時刻T9)、駆動制御部30によりIDモータ41及びベルトモータ40の回転を停止させる(時刻T10)上記した一連の動作により、1回の濃度補正パターン形成及び濃度検出処理が実施される。
次に、濃度補正の全体の処理動作について説明する。図4は、濃度補正の処理動作を示す処理フローチャートである。
濃度補正が開始されると状態判定部29は、現時点で画像記録に使用している現像ローラ10の現像電圧値と、LEDヘッド3への発光パルス(f)のパルス幅値を記録制御部28に出力して、記録制御部28により現像電圧及びLEDヘッド3への発光パルス(f)のパルス幅を設定する(ステップS01)。次に、その設定された現像電圧及びLED発光のパルス幅で上記したように濃度補正パターンを形成し、濃度検出処理動作を実行する(ステップS02)。
濃度検出処理動作が終了すると、状態判定部29は、画像濃度を画像記録装置に規定される所定の画像濃度に調整するため、濃度検出結果等から現像電圧の補正量ΔDBを算出する(ステップS03)。
100%Duty画像濃度パターン、50%Duty画像濃度パターン、25%Duty画像濃度パターンの各基準パッチ画像の目標画像濃度を、Dt100、Dt50、Dt25とし、検出された画像濃度をDs100、Ds50、Ds25とした場合に、現像電圧の補正量ΔDBは、次の式1で算出される。

ΔDB=DAx{ax(Ds100−Dt100)+bx(Ds50−Dt50)+cx(Ds25−Dt25)}/(a+b+c) ・・・1

ここでa、b、cは、各画像濃度の画像濃度誤差から平均画像濃度誤差を算出するための重み付け係数であり、その重み付け係数a、b、cの値は、予め測定した現像電圧の変化に対する画像濃度の変化量(現像電圧に対する感度)の標準的な値により決定しておく。
DAは、上記の平均画像濃度誤差を目標画像濃度に調整するために必要な現像電圧の単位調整量である。
状態判定部29は、現像電圧の補正量ΔDBを算出後、記録制御部28に現像電圧値を補正量ΔDBだけ変更するようコマンド(a)を出力し、それを受信した記録制御部28は、現像ローラ10の現像電圧値を現在の設定+ΔDBとなるように現像電圧制御部32で設定する(ステップS04)。このとき、発光パルス幅設定部42によるLEDヘッド3の発光パルス(f)のパルス幅の設定は行わず、前回設定したものを使用する。
現像電圧の再設定後、再度、前回と同じ基準パッチ画像を形成し、転写ベルト6上に転写させ画像濃度を検出する(ステップS05)。
このときの検出画像濃度をDs100’、Ds50’、Ds25’としたとき、記録制御部28は、以下の式2のようにLEDヘッド3の発光量を調整する調整量ΔEとして算出する(ステップS06)。

ΔE=DEx{a’x(Ds100’−Dt100)+b’x(Ds50’−Dt50)+c’x(Ds25’−Dt25)}/(a’+b’+c’) ・・・2

ここで、a’、b’、c’は、各画像濃度の画像濃度誤差から平均画像濃度誤差を算出するための重み付け係数であり、その重み付け係数a、b、cの値は、予め測定した現像電圧の変化に対する画像濃度の変化量(現像電圧に対する感度)の標準的な値により決定しておく。
DEは、平均画像濃度誤差を目標画像濃度に調整するために必要なLEDヘッド3の発光量の単位調整量である。
状態判定部29は、LEDヘッド3の発光量の調整値ΔEと現在の発光量から調整後の発光量を算出する(ステップS06)。その後、状態判定部29は、算出した発光量に対応するLEDヘッド3の発光パルスのパルス幅に変更するように記録制御部28にコマンド(a)を出力する。発光パルスのパルス幅を変更するコマンド(a)を受信した記録制御部28は、調整すべき発光パルス(f)のパルス幅の値を発光パルス幅設定部42によりLEDヘッド発光制御部23に設定する(ステップS07)。
発光パルス(f)のパルス幅の値の設定後、上記処理により調整された現像電圧及びLED発光量により、再度、前回と同じ基準パッチ画像を形成し、転写ベルト6上に転写させ画像濃度を検出する(ステップS08)。
その後、検出した画像濃度が目標画像濃度に近い値(正常値)に調整されているか否かを判定する(ステップS09)。
正常値の範囲内に調整されていると判断した場合(ステップS09:Yes)には濃度補正処理を終了し、画像形成部1及び転写部53の動作を停止する。
検出した画像濃度が目標画像濃度から外れる値(異常値)であった場合(ステップS09:No)には、異常状態のエラー処理として、濃度補正処理で算出された補正値を補正以前の状態に戻し、異常があったことをパネル(不図示)に表示し、上位装置への通信等によりユーザにエラー通知を出力して(ステップS10)、処理を終了する。
尚、状態判定部29は、濃度補正処理動作の実行を開始する際に、ドラム回転計数部35の累積値(p)を読み出し、リセット信号(q)によりリセットする。さらに状態判定部29は、濃度補正処理動作の実行を開始する際に、時間計数部37での時間計数結果を読み出し、濃度補正処理が終了した際には、時間計数部37の時間計数をリセットして新たに計数を開始させる。
次に、濃度補正用のパターンデータの選択方法について説明する。
図5は、画像の記録開始時における濃度補正用のパターンデータの選択方法の処理動作を示す処理フローチャートである。
画像の記録開始の要求があると状態判定部29は、図5のフローに示すように判定して濃度補正用のパターンデータの選択処理を行い、濃度補正処理の実行可否及び濃度補正処理を実行するときの補正用パターンデータの解像度を決定する。
まず、その記録動作が電源投入後、最初の記録動作かどうか(ステップS101)、又は、前回の記録動作から予め設定されている所定時間以上の長時間放置されているか(ステップS102)を判断する。この所定時間は、上記した所定時間値と同様に、6時間、12時間等に設定すればよい。
ステップS101では、電源投入時に、ワークメモリ34内に設けられる電源ONフラグをリセットし、その後、記録動作を行った場合にセットして保存する。その電源ONフラグのセット/リセット状態により電源投入後の最初の記録動作(S101:Yes)か、否(S101:No)かを判断する。
ステップS102では、時間計数部37での現在の計数時間を参照して前回の記録動作からの経過時間(待機時間、放置時間とも記載する)を判断し、この経過時間値が所定時間以上(S102:Yes)か、否(S102:No)かを判断する。
電源投入後の最初の記録動作でなく(S101:No)、且つ、放置時間が所定時間未満である場合(S102:No)には、次に、直前にトナーカ−トリッジ5の交換状況を判断する(ステップS103)。ステップS103では、ワークメモリ34内に設けられるトナー交換フラグのセット/リセット状態により、直前にトナーカ−トリッジ5が交換されている(S103:Yes)か、否(S103:No)かを判断する。
ワークメモリ34内のトナー交換フラグは、トナーカートリッジ検出部39からのカートリッジ交換が行われたことを示す交換信号(v)を状態判定部29が受信したときに、状態判定部29ではそのトナー交換フラグをセットし、その後、記録動作が実行された時点で状態判定部29がそのフラグをクリアする。
電源投入後の最初の記録動作(S101:Yes)であるか、又は、待機時間が所定時間以上(S102:Yes)であるか、又は、トナー交換後の最初の記録動作(S103:Yes)である場合には、前回の記録動作に対して画像濃度が大きく変化(低下)している可能性がある。前回の記録動作に対して画像濃度が大きく変化(低下)していると、例えば、各画像ドットのうちの濃い画像ドットが正確な濃度で表示されなくなり、濃淡の表現が制限され、細かい箇所を正確に再現できなくなる。つまり、解像度の高い画像を忠実に再現できなくなる。従って、それらの場合には、状態判定部29は、解像度の低い第2濃度補正用パターンデータメモリ26を濃度補正用のパターンデータとして選択する(ステップS108)。
その後、選択された第2濃度補正用パターンデータメモリ26を使用して濃度補正処理動作が実行される(ステップS109)。
ここでの濃度補正処理動作は、図4のフローチャートに示されたステップS01からステップS09までの一連の動作である。
ステップS109の第2濃度補正用パターンデータメモリ26を使用した濃度補正処理動作が完了すると、状態判定部29は、第2濃度補正用パターンデータメモリ26よりも解像度の高い第1濃度補正用パターンデータメモリ25を選択し(ステップS110)、その高い解像度で再度濃度補正処理動作を実行し(ステップS111)、一連の濃度補正処理動作を終了する。
一方、ステップS101からステップS103までの判定で、電源投入直後でなく(S101:No)、且つ、待機時間が所定時間未満(S102:No)であり、且つ、トナー交換直後でない(S103:No)場合には、状態判定部29は、前回の濃度補正処理からの感光体ドラム9の回転回数を判断する(ステップS104)。ステップS104では、ドラム回転計数部35に累積計数された累積値(p)値を読み出し、予め設定されている所定回転量と比較することで、前回の濃度補正処理からの感光体ドラム9の回転回数が所定量以上(ステップS104:Yes)か、否(ステップS104:No)かを判断する。この場合の、所定回転量、回転回数の所定量というのは、感光体ドラム(101)の使用量を意図しており、例えば、外周が70mm〜80mmの感光体ドラム(101)が500回転する場合等である。、又は、上記した「所定の期間」に対応して、例えば20ページの画像形成が実施された場合の感光体ドラム(101)の回転回数(回転量)、又は、40ページの画像形成が実施された場合の感光体ドラム(101)の回転回数(回転量)としてもよい。
ドラム回転量が所定量未満(ステップS104:No)であった場合には、前回の濃度補正後に実行された記録動作量が少ないため画像濃度変化か少ないと判断し、濃度補正処理動作を行わずに補正処理を終了させる。
それに対して、ドラム回転回数が所定量以上(ステップS104:Yes)である場合には、次にトナー消費量を判断する(ステップS105)。ステップS105では、状態判定部29がドット計数部27から画像データの記録ドットの累積演算値(bb)を読み出し、この累積演算値を予め設定されている所定量と比較することでトナー消費量が所定量以下(ステップS105:Yes)であるか、否(ステップS105:No)かを判断する。
ステップS105のトナー消費量が所定量というのは、例えば、A4原稿でベタ全面(100%)のドットに対して0.2%、又は、それ以下のドット数を所定値として、その場合のトナー消費量である。
ドラム回転回数が所定量以上(ステップS104:Yes)である場合であるのに、ドット計数部27からの画像データの記録ドットの累積演算値(bb)が所定量以下であることからトナー消費量が少ない場合(ステップS105:Yes)には、現在IDユニット4内に残っているトナーの帯電量の変化(減少)や機械的劣化が大きいと判断できる。トナーの帯電量が減少したり機械的劣化が大きくなると記録媒体や転写ベルト6へのトナーの転写量が減少し、例えば、各画像ドットのうちの濃い画像ドットが正確な濃度で表示されなくなり、濃淡の表現が制限され、細かい箇所を正確に再現できなくなる。つまり、解像度の高い画像を忠実に再現できなくなる。そのため、この場合も、ステップS108の前回の記録動作に対して画像濃度が大きく変化している可能性がある場合と同様に、濃度補正用のパターンデータとして解像度の低い第2濃度補正用パターンデータメモリ26が選択される(ステップS106)。
それに対して、ドット計数部27からの累積演算値(bb)が所定量より大きいことからトナー消費量が多い場合(ステップS105:No)には、IDユニット4内のトナーの帯電量変化や機械的劣化が少ないと判断できる。この場合は、解像度の高い画像を忠実に再現できるので、解像度の高い第1濃度補正用パターンデータメモリ25が選択される(ステップS107)。
上記ステップS105の判断により選択されたパターンデータを使用して濃度補正処理動作を実行し(ステップS111)、濃度補正処理を終了する。
濃度補正処理を終了する場合、次の濃度補正処理の際の判断を正確にするために、ドラム回転計数部35のドラム計数値及びドット計数部27のドット計数値をクリアしてから再度計数を開始させる(ステップS112)。以上の処理フローにより、濃度補正処理で使用する濃度補正用パターンデータを選択して解像度を切替ることができる。
図6(a)は、装置に規定される通常の解像度(高解像度)である第1濃度補正用パターンのドットマトリクスデータの一例を示す図であり、(b)は、通常の解像度よりも低い解像度(低解像度)である第2濃度補正用パターンのドットマトリクスデータの一例を示す図である。
図6(a)及び(b)は、第1濃度補正用パターンと第2濃度補正用パターンを縦横8×8ドットの基本解像度で構成されたドットマトリクスで示している。実際の濃度補正パターンでは、濃度センサ13の検出スポット径より大きなパターンであるか、図6(a)及び(b)の各パターンを繰り返し形成することで必要なサイズのパッチを形成する。
濃度補正処理では、図6(a)及び(b)のドットマトリクスにおける塗りつぶされたドット位置にトナーを付着させることで、濃度補正用パターンの画像記録を行う。
図6(a)の第1濃度補正用パターンは、上記基本解像度の各ドット位置を全て塗りつぶす(トナーを付着させる)ことで100%Duty画像濃度パターンを形成し、基本解像度の各ドット位置を千鳥格子状に1個置きに縦横に残してその他は間引いて塗りつぶすことで50%Duty画像濃度パターンを形成し、基本解像度の各ドット位置の縦横2ドットずつで4ドットを1ブロックとして、各ブロック中の左上の1ドットのみを残してその他は間引いて各々塗りつぶすことで25%Duty画像濃度パターンを形成している。
それに対して図6(b)の第2濃度補正用パターンでは、全て塗りつぶす100%Duty画像濃度パターンは図6(a)と同様であるが、50%Duty画像濃度パターンは、基本解像度の各ドット位置の縦横2ドットずつで4ドットを1ブロックとしてその各ブロック単位で千鳥格子状に1個置きに縦横に残してその他は間引いて塗りつぶしており、言わば基本解像度の各ドットの倍のピッチで間引くことで解像度が第1濃度補正用パターンの半分になるようにして塗りつぶしている。又、25%Duty画像濃度パターンは、上記した各ブロック単位で、縦横2ブロックずつで4ブロックを1つの大ブロックとして、各大ブロック中の左上の1ブロックのみを残してその他は間引いて各々塗りつぶすことで25%Duty画像濃度パターンを形成している。
上記のように本実施形態の画像記録装置は、感光体ドラム9上に画像濃度補正用パターンの現像剤画像である基準パッチ画像を形成する画像形成部1と、感光体ドラム9上の基準パッチ画像を転写ベルト6上に転写する転写部53と、転写ベルト6上に転写された基準パッチ画像の画像濃度を検出する濃度センサ13と、検出された画像濃度に応じて、画像形成部1で基準パッチ画像が形成される条件を補正する記録制御部28とを備える画像記録装置である。さらに画像記録装置の状態を状態検出情報により判定し、その判定された状態から画像形成部1で形成される基準パッチ画像の解像度の高低を判定し、その判定結果から各種制御値を送出する状態判定部29と、解像度の高低が異なる複数の画像濃度補正用パターンを記憶する濃度補正パターンデータメモリ2526と、濃度補正パターンデータメモリから読み出す画像濃度補正用パターンを、状態判定部29からの制御値により切り替えるパターン切替部24とを備える。状態判定部29は、基準パッチ画像の解像度が低くなると判定される場合には、パターン切替部24により、濃度補正パターンデータメモリから解像度が低い濃度補正パターンを読み出すと共に、記録制御部28に、基準パッチ画像が形成される条件を補正するための制御値を送出する。
又、本実施形態の画像記録装置の状態判定部29は、解像度が低い濃度補正パターンを読み出し、記録制御部28に補正するための制御値を送出した後、解像度が前回よりも高い濃度補正パターンを読み出し、再度、記録制御部28に補正するための制御値を送出する。
又、本実施形態の画像記録装置は、電源ON状態を記憶する電源ONフラグメモリ34をさらに備え、状態判定部29は、画像記録装置の電源がONされた場合に、基準パッチ画像の解像度が低くなると判定する。
又、本実施形態の画像記録装置は、待機時間を計時する時間計数部37をさらに備え、状態判定部29は、画像記録装置が画像記録処理を実施していない待機時間が所定時間以上である場合に、基準パッチ画像の解像度が低くなると判定する。
又、本実施形態の画像記録装置は、現像剤カートリッジ交換状態を記憶する現像剤カートリッジ交換フラグメモリ34をさらに備え、状態判定部29は、画像記録装置が現像剤カートリッジを交換した場合に、基準パッチ画像の解像度が低くなると判定する。
又、本実施形態の画像記録装置は、感光体ドラム9の回転回数を計数するドラム回転計数部35と、画像形成部1で形成される画像データのドット数を計数するドット計数部27とを更に備え、状態判定部29は、画像記録装置の感光体ドラムの計数値が所定値以上であり、且つ、現像剤の消費量が所定量以上である場合に、基準パッチ画像の解像度が低くなると判定する。
又、本実施形態の状態判定部29で画像記録装置の状態を判定するための状態情報及び動作情報は、動作期間情報、非動作期間情報、現像剤の劣化状態情報、現像剤の所定期間内消費量情報、現像剤カートリッジ交換情報、感光体ドラム回転回数情報、及び、装置の動作のON/OFF情報を含む。
以上、詳細に説明したように本実施形態の画像記録装置は、画像記録装置の状態及び装置の動作状況が変化して基準パッチ画像の解像度が低くなると判定される場合には、濃度補正パターンデータメモリから解像度が低い濃度補正パターンを読み出して基準パッチ画像の形成条件を補正するので、濃度補正用の基準パッチ画像の濃度むらの発生を抑制し、画像濃度の検出誤差を抑制しすることができる。
(第2の実施形態)
上記した第1の実施形態では、画像記録装置の状態及び装置の動作状況の変化により基準パッチ画像の解像度が低くなる場合には、解像度が低い濃度補正パターンを用いて基準パッチ画像の形成条件を補正することで濃度むらの発生と画像濃度の検出誤差を抑制していたが、プロセス速度を低下させることでも、基準パッチ画像の濃度むらの発生と画像濃度の検出誤差を抑制することができる場合がある。例えば、トナーの機械的劣化やトナー帯電量が減少した場合には、トナーの吸着速度が低下して、通常のプロセス速度ではトナーが規定通りに吸着できない場合ある。しかし、プロセス速度を低下させることで、そのような劣化して吸着速度が低下したトナーを規定通りのトナー量に近づけて吸着させることができる。以下に示す第2の実施形態では、プロセス速度を低下させて、基準パッチ画像の濃度むらの発生を抑制し、画像濃度の検出誤差を抑制する場合について説明する。
図7は、本発明に係る第2の実施形態の画像記録装置の制御ユニット16の概略構成及び各部との制御信号の接続状況を示すブロック図である。
図7の第2の実施形態の画像記録装置の構成が第1の実施形態の画像記録装置の構成と相違する点は、第1の実施形態の画像記録装置に対して、プロセス速度を決定する一連の設定値群を保持するための第1速度設定値メモリ43と第2速度設定値メモリ44及び、どちらの設定値メモリの保持値を使用して速度設定を行うかを選択するための設定値メモリ選択部45が付加されている点である。その他の構成については、第1の実施形態の画像記録装置と同様であるため詳細な説明は省略する。
プロセス速度を決定する設定値としては、IDモータ41及びベルトモータ40等のアクチュエータに対する目標速度の設定値、画像データ生成部22に出力するライン同期信号(d)のパルス間隔等がある。これらの設定値は、記録動作の開始時、又は、濃度補正処理動作の開始時にシーケンシャルに記録制御部28により読み出される。記録制御部28、又は、駆動制御部30では、読み出された設定値に従って動作設定を行う。
設定値メモリ選択部45は、第1速度設定値メモリ43及び第2速度設定値メモリ44からのデータが入力され、状態判定部29からの選択信号(y)に基づいて、何れか一方の設定値メモリからの入力データ(z)を記録制御部28に出力するものである。
尚、第1速度設定値による第1のプロセス速度は、画像記録装置の仕様に規定された実際に画像の記録動作を行う速度、又は、それに近い速度であり、第2速度設定値による第2のプロセス速度は、装置の仕様に規定された実際に記録動作を行う速度より遅い速度となっている。つまり、第1速度設定値メモリ43に格納されている第1のプロセス速度よりも、第2速度設定値メモリ44に格納されている第2のプロセス速度は装置の仕様に規定された遅い方になるように値が設定されている。
次に第2の実施形態の動作が第1の実施形態の動作と異なる部分について説明する。尚、第1の実施形態の画像記録装置と同様な動作については詳細な説明を省略する。
図8は、第2の実施形態の画像の記録開始時における濃度補正用のパターンデータの選択方法及びプロセス速度の決定方法の処理動作を示す処理フローチャートである。
図8の処理フローにおいて、ステップS201〜ステップS204の処理は、各々第1の実施形態のステップS101〜ステップS104の処理と同様であるので、第1の実施形態の上記各ステップを読み替えることとして重複する説明を省略する。
電源投入後の最初の記録動作(S201:Yes)であるか、又は、待機時間が所定時間以上(S202:Yes)であるか、又は、トナー交換後の最初の記録動作(S203:Yes)である場合には、状態判定部29は、解像度の低い第2濃度補正用パターンデータメモリ26を濃度補正用のパターンデータとして選択すると共に、プロセス速度が装置の仕様に規定された遅い方の速度設定である第2速度設定値メモリ44の第2のプロセス速度の設定を選択する(ステップS212)。
その後、低い解像度及び遅いプロセス速度の設定で濃度補正処理動作を実行させる(ステップS213)。
その濃度補正処理動作を実行後、状態判定部29は、濃度補正用パターンとして解像度の高い第1濃度補正用パターンデータメモリ25を選択すると共に、プロセス速度が装置の仕様に規定された速い方の速度設定である第1速度設定値メモリ43の速度の設定を選択する(ステップS214)。
その後、選択された第2濃度補正用パターンデータメモリ26と第2速度設定値メモリ44を使用して濃度補正処理動作が実行される(ステップS213)。ここでの濃度補正処理動作は、図4のフローチャートに示されたステップS01からステップS09までの一連の動作である。
ステップS213の第2濃度補正用パターンデータメモリ26と第2速度設定値メモリ44を使用した濃度補正処理動作が完了すると、状態判定部29は、第2濃度補正用パターンデータメモリ26よりも解像度の高い第1濃度補正用パターンデータメモリ25と、第2速度設定値メモリ44よりもプロセス速度が装置の仕様に規定された速い方の速度設定である第1速度設定値メモリ43を選択し(ステップS214)、その高い解像度と速いプロセス速度で再度濃度補正処理動作を実行し(ステップS215)、一連の濃度補正処理動作を終了する。
ドラム回転回数が所定量以上(ステップS204:Yes)である場合は、トナー消費量の判定を行う。トナー消費量の判定は、2段階で行われ、所定量aとそれより消費量の多い所定量bに対して判定が行われる。
まず、ドット計数部27からの画像データの記録ドットの累積演算値(bb)が所定量a以下であることからトナー消費量が少ない場合(ステップS205:Yes)には、トナー帯電量変化、又は、トナーの機械的劣化が大きいと判定され、濃度補正用のパターンデータとして解像度の低い第2濃度補正用パターンデータメモリ26が選択され(ステップS207)、さらに第2速度設定値メモリ44が選択される(ステップS210)。
それに対して、ドット計数部27からの累積演算値(bb)が所定量aより大きいことからトナー消費量が比較的多い場合(ステップS205:No)には、所定量aより消費量の多い所定量b以下かの判定を行う(ステップS206)。トナー消費量が所定量aより多く所定量bより少ない場合(ステップS206:Yes)には、若干のトナー帯電量変化及び機械的劣化があると判定し、濃度補正パターンとしては、解像度の低い第2濃度補正用パターンデータメモリ26を選択する(ステップS208)が、消費量が所定量a以下の場合よりも濃度むらに対しての影響が少ないと判断して、プロセス速度としては、装置の仕様に規定された速い方の速度設定である第1速度設定値メモリ43を選択する(ステップS211)。
トナー消費量が所定量bより多い場合(ステップS206:No)には、トナーがIDユニット4内に長時間残留することかなく、トナー帯電量変化及び機械的劣化が少ないと判定して、濃度補正パターンとして高い解像度である第1濃度補正用パターンデータメモリ25を選択する(ステップS209)と共に、プロセス速度も装置の仕様に規定された速い方の速度設定である第1速度設定値メモリ43を選択する(ステップS211)。
上記ステップS205及びS206の判断により選択されたパターンデータとプロセス速度を使用して濃度補正処理動作を実行し(ステップS215)、濃度補正処理を終了する。
濃度補正処理を終了する場合、次の濃度補正処理の際の判断を正確にするために、ドラム回転計数部35のドラム計数値及びドット計数部27のドット計数値をクリアしてから再度計数を開始させる(ステップS216)。
以上の処理フローにより、濃度補正処理で使用する濃度補正用パターンデータとプロセス速度を選択して解像度を切替ることができる。
上記のように本実施形態の画像記録装置は、感光体ドラム9上に画像濃度補正用パターンの現像剤画像である基準パッチ画像を形成する画像形成部1と、感光体ドラム9上の基準パッチ画像を転写ベルト6上に転写する転写部53と、転写ベルト6上に転写された基準パッチ画像の画像濃度を検出する濃度センサ13と、検出された画像濃度に応じて、画像形成部1で基準パッチ画像が形成される条件を補正する記録制御部28とを備える画像記録装置であって、画像記録装置の状態を状態検出情報により判定し、その判定された状態から画像形成部1で形成される基準パッチ画像の解像度の高低を判定し、その判定結果から各種制御値を送出する状態判定部29と、プロセス速度が異なる複数の各種設定値群を記憶する速度設定値メモリと、速度設定値メモリから読み出す各種設定値群を、状態判定部29からの制御値により選択する設定値メモリ選択部45とを有し、状態判定部29は、基準パッチ画像の解像度が低くなると判定される場合には、設定値メモリ選択部45により、速度設定値メモリからプロセス速度が装置の仕様に規定された遅い方の各種設定値群を読み出し、該各種設定値群に基づいて、記録制御部28に、基準パッチ画像が形成される条件を補正するための制御値を送出する。
又、本実施形態の画像記録装置は、第1の実施形態の構成に加えて、プロセス速度が異なる複数の各種設定値群を記憶する速度設定値メモリ42、43と、速度設定値メモリ42、43から読み出す各種設定値群を、状態判定部29からの制御値により選択する設定値メモリ選択部45とを有し、状態判定部29は、基準パッチ画像の解像度が低くなると判定される場合には、パターン切替部24により、濃度補正パターンデータメモリから解像度が低い濃度補正パターンを読み出すと共に、設定値メモリ選択部45により、速度設定値メモリからプロセス速度が装置の仕様に規定された遅い方の各種設定値群を読み出し、該各種設定値群に基づいて、記録制御部28に、基準パッチ画像が形成される条件を補正するための制御値を送出する。
以上のように、本実施形態においては、所定量の記録動作を行ったときのトナー消費量を検出する手段、又は、装置の状況が電源投入直後か、長時間の放置後、又は、トナーカートリッジを交換直後かを検出する手段を設け、トナー劣化や帯電量変化による濃度むらの大小を判断することで、濃度補正処理時のプロセス速度を切替えることが可能な構成としたため、トナー帯電量の変化やトナーの機械的劣化が大きく濃度むらが大きいと判断される場合には、濃度補正処理時のプロセス速度を装置の仕様に規定された遅い方にして、濃度むらによる濃度検出誤差を低減させることができる。
逆に、帯電量の変化や機械的劣化が少ないと判断される場合には、プロセス速度を装置の仕様に規定された速い方の速度で実行することで、短い処理時間で濃度補正処理動作を完了させ、装置のパフォーマンス低下を防止することができる。
又、本実施形態の画像記録装置のように、濃度補正パターンの解像度切替えと、プロセス速度の切替えを組み合わせることにより、トナー帯電量変化及び機械的劣化の状態に応じて、解像度及び/又はプロセス速度を適宜切替えることで、無駄にプロセス速度を落として処理パフォーマンスを低下させてしまうということを防止できる。
上記した各実施の形態では、画像濃度補正用パターンの現像剤画像から画像濃度を検出してその濃度を補正するコピー、プリンタ及びファクシミリ等の画像記録装置の一例として、電子写真方式のコピー、プリンタ及びファクシミリ等の画像記録装置に本発明を用いた場合を示した。しかし、本発明は、トナー以外の現像剤を使用する他の方式で画像濃度補正用パターンの現像剤画像を形成して画像濃度を補正する画像記録装置、例えば、インクジェット記録方式の画像記録装置のように現像剤の所定期間での消費量に応じて、現像剤の状態が変動し、濃度むらの要因となるものにも適用することができる。インクジェット記録方式の画像記録装置で、現像剤であるインクの消費量が少ない場合には、インクジェットヘッド内のインクの粘性が上昇し、インク滴の吐出量にばらつきが発生して濃度むらが発生するので、記録解像度を低下させることや、インク吐出滴の生成周波数を低減させるためにプロセス速度を低減させることは有効である。
本発明に係る第1の実施形態の画像記録装置(プリンタ)の概略構成を示す断面図である。 図1の制御ユニットの概略構成及び各部との制御信号の接続状況を示すブロック図である。 濃度補正時に濃度補正パターンを形成して濃度を検出する動作を実施する際の各信号のタイミングを示すタイムチャートである。 濃度補正の処理動作を示す処理フローチャートである。 画像の記録開始時における濃度補正用のパターンデータの選択方法の処理動作を示す処理フローチャートである。 (a)は装置に規定される通常の解像度(高解像度)である第1濃度補正用パターンのドットマトリクスデータの一例を示す図であり、(b)は通常の解像度よりも低い解像度(低解像度)である第2濃度補正用パターンのドットマトリクスデータの一例を示す図である。 本発明に係る第2の実施形態の画像記録装置の制御ユニットの概略構成及び各部との制御信号の接続状況を示すブロック図である。 第2の実施形態の画像の記録開始時における濃度補正用のパターンデータの選択方法及びプロセス速度の決定方法の処理動作を示す処理フローチャートである。
符号の説明
1 画像形成部、
2 定着部、
3 LEDヘッド、
4 イメージドラムユニット(IDユニット)、
5 トナーカートリッジ、
6 転写ベルト、
7 媒体トレイ、
8 搬送ローラ、
9 感光体ドラム、
10 現像ローラ、
11 帯電ローラ、
12 転写ローラ、
13 濃度センサ、
14 ベルトローラ、
15 クリーニングブレード、
16 制御ユニット、
17 電源部、
18 定着ローラ、
19 排出搬送機構、
20 媒体搬送センサ、
21 画像メモリ、
22 画像データ生成部、
23 LEDヘッド発光制御部、
24 パターン切替え部、
25 第1濃度補正用パターンデータメモリ、
26 第2濃度補正用パターンデータメモリ、
27 ドット計数部、
28 記録制御部、
29 状態判定部、
30 駆動制御部、
31 帯電電圧制御部、
32 現像電圧制御部、
33 転写電圧制御部、
34 ワークメモリ、
35 ドラム回転計数部、
36 濃度検出部、
37 時間計数部、
38 ヒューズ、
39 トナーカートリッジ検出部、
40 ベルトモータ、
41 ID(イメージドラム)モータ、
42 発光パルス幅設定部、
43 第1速度設定値メモリ、
44 第2速度設定値メモリ、
45 設定値メモリ選択部、
52 記録媒体給紙部、
53 転写部、
54 搬送モータ、
55 供給ローラ、
(a) コマンド、
(b) 記録画像データ、
(c) 濃度補正用パターンデータ、
(d) ライン同期信号、
(e) ヘッドデータ、
(f) 発光パルス、
(g) ドット数、
(h)、(i) 設定値、
(j) 設定値、
(k) 速度情報、
(l)、(m)、(n) 駆動イネーブル信号、
(o) 回転回数、
(p) 累積加算値、
(q) リセット信号、
(r) 検出出力、
(s) 算出結果、
(t) 時間、
(u) タイムアップ信号、
(v) 交換信号、
(w) 選択信号、
(x) 濃度センサ発光信号、
(y) 選択信号、
(z) 入力データ、
(st) 開始信号、
(aa) リセット信号、
(bb) 累積演算値。

Claims (11)

  1. 画像を記録する画像記録装置であって、
    感光体ドラム上に現像剤画像を形成する画像形成部と、
    前記感光体ドラム上の現像剤画像を転写ベルト上に転写する転写部と、
    前記転写ベルト上に転写された現像剤画像の画像濃度を検出する濃度センサと、
    前記画像形成部に対して、前記画像形成部で前記現像剤画像を形成する条件を与えるとともに、前記画像の記録を行う際の各種設定値群を前記画像記録装置に設定する記録制御部と、
    前記画像記録装置の状態を状態検出情報により判定する状態判定部と、
    前記状態検出情報として用いられる電源ON状態を記憶する電源ONフラグメモリと、
    解像度が異なる複数の画像濃度補正用パターンを記憶する濃度補正パターンデータメモリと、
    前記濃度補正パターンデータメモリから読み出す画像濃度補正用パターンを切り替えるパターン切替部と、
    プロセス速度が異なる複数の各種設定値群を記憶する速度設定値メモリと、
    前記速度設定値メモリから読み出す各種設定値群を選択する設定値メモリ選択部と、を備え、
    前記状態判定部が、前記状態検出情報により、前記画像記録装置の電源がONにされたと判定した場合に、
    前記パターン切替部は、前記濃度補正パターンデータメモリより、前記状態判定部で前記画像記録装置の電源がONにされたと判定されない場合に読み出される画像濃度補正用パターンよりも解像度の低い画像濃度補正用パターンを読み出して、前記画像形成部に与え、
    前記速度設定値メモリ選択部は、前記速度設定値メモリより、前記状態判定部で前記画像記録装置の電源がONにされたと判定されない場合に選択される各種設定値群よりもプロセス速度が遅い各種設定値群を選択して、前記記録制御部に与え、
    前記記録制御部は、前記速度設定値メモリ選択部から与えられた各種設定値群を前記画像記録装置に設定し、
    前記画像形成部は、前記画像記録装置に設定された各種設定値群に対応するプロセス速度において、前記パターン切替部より与えられた画像濃度補正用パターンから、前記感光体ドラム上に、前記現像剤画像としての第1基準パッチ画像を形成し、
    前記転写部は、前記画像記録装置に設定された各種設定値群に対応するプロセス速度において、前記第1基準パッチ画像を前記転写ベルト上に転写し、
    前記濃度センサは、前記第1基準パッチ画像の画像濃度を検出し、
    前記状態判定部は、前記第1基準パッチ画像の画像濃度から前記現像剤画像を形成するための条件を補正するための第1制御値を生成し、
    前記記録制御部は、前記画像形成部に対して、前記第1制御値により補正された補正後の条件を与えること
    を特徴とする画像形成装置。
  2. 画像を記録する画像記録装置であって、
    感光体ドラム上に現像剤画像を形成する画像形成部と、
    前記感光体ドラム上の現像剤画像を転写ベルト上に転写する転写部と、
    前記転写ベルト上に転写された現像剤画像の画像濃度を検出する濃度センサと、
    前記画像形成部に対して、前記画像形成部で前記現像剤画像を形成する条件を与えるとともに、前記画像の記録を行う際の各種設定値群を前記画像記録装置に設定する記録制御部と、
    前記画像記録装置の状態を状態検出情報により判定する状態判定部と、
    前記状態検出情報として用いられる待機時間を計時する時間計数部と、
    解像度が異なる複数の画像濃度補正用パターンを記憶する濃度補正パターンデータメモリと、
    前記濃度補正パターンデータメモリから読み出す画像濃度補正用パターンを切り替えるパターン切替部と、
    プロセス速度が異なる複数の各種設定値群を記憶する速度設定値メモリと、
    前記速度設定値メモリから読み出す各種設定値群を選択する設定値メモリ選択部と、を備え、
    前記状態判定部が、前記状態検出情報により、前記画像記録装置が画像記録処理を実施していない待機時間が所定時間以上であると判定した場合に、
    前記パターン切替部は、前記濃度補正パターンデータメモリより、前記状態判定部で前記画像記録装置が画像記録処理を実施していない待機時間が所定時間以上であると判定されない場合に読み出される画像濃度補正用パターンよりも解像度の低い画像濃度補正用パターンを読み出して、前記画像形成部に与え、
    前記速度設定値メモリ選択部は、前記速度設定値メモリより、前記状態判定部で前記画像記録装置が画像記録処理を実施していない待機時間が所定時間以上であると判定されない場合に選択される各種設定値群よりもプロセス速度が遅い各種設定値群を選択して、前記記録制御部に与え、
    前記記録制御部は、前記速度設定値メモリ選択部から与えられた各種設定値群を前記画像記録装置に設定し、
    前記画像形成部は、前記画像記録装置に設定された各種設定値群に対応するプロセス速度において、前記パターン切替部より与えられた画像濃度補正用パターンから、前記感光体ドラム上に、前記現像剤画像としての第1基準パッチ画像を形成し、
    前記転写部は、前記画像記録装置に設定された各種設定値群に対応するプロセス速度において、前記第1基準パッチ画像を前記転写ベルト上に転写し、
    前記濃度センサは、前記第1基準パッチ画像の画像濃度を検出し、
    前記状態判定部は、前記第1基準パッチ画像の画像濃度から前記現像剤画像を形成するための条件を補正するための第1制御値を生成し、
    前記記録制御部は、前記画像形成部に対して、前記第1制御値により補正された補正後の条件を与えること
    を特徴とする画像形成装置。
  3. 画像を記録する画像記録装置であって、
    感光体ドラム上に現像剤画像を形成する画像形成部と、
    前記感光体ドラム上の現像剤画像を転写ベルト上に転写する転写部と、
    前記転写ベルト上に転写された現像剤画像の画像濃度を検出する濃度センサと、
    前記画像形成部に対して、前記画像形成部で前記現像剤画像を形成する条件を与えるとともに、前記画像の記録を行う際の各種設定値群を前記画像記録装置に設定する記録制御部と、
    前記画像記録装置の状態を状態検出情報により判定する状態判定部と、
    前記状態検出情報として用いられる現像剤カートリッジ交換状態を記憶する現像剤カートリッジ交換フラグメモリと、
    解像度が異なる複数の画像濃度補正用パターンを記憶する濃度補正パターンデータメモリと、
    前記濃度補正パターンデータメモリから読み出す画像濃度補正用パターンを切り替えるパターン切替部と、
    プロセス速度が異なる複数の各種設定値群を記憶する速度設定値メモリと、
    前記速度設定値メモリから読み出す各種設定値群を選択する設定値メモリ選択部と、を備え、
    前記状態判定部が、前記状態検出情報により、前記画像記録装置において現像剤カートリッジが交換されたと判定した場合に、
    前記パターン切替部は、前記濃度補正パターンデータメモリより、前記状態判定部で前記画像記録装置において現像剤カートリッジが交換されたと判定されない場合に読み出される画像濃度補正用パターンよりも解像度の低い画像濃度補正用パターンを読み出して、前記画像形成部に与え、
    前記速度設定値メモリ選択部は、前記速度設定値メモリより、前記状態判定部で前記画像記録装置において現像剤カートリッジが交換されたと判定されない場合に選択される各種設定値群よりもプロセス速度が遅い各種設定値群を選択して、前記記録制御部に与え、
    前記記録制御部は、前記速度設定値メモリ選択部から与えられた各種設定値群を前記画像記録装置に設定し、
    前記画像形成部は、前記画像記録装置に設定された各種設定値群に対応するプロセス速度において、前記パターン切替部より与えられた画像濃度補正用パターンから、前記感光体ドラム上に、前記現像剤画像としての第1基準パッチ画像を形成し、
    前記転写部は、前記画像記録装置に設定された各種設定値群に対応するプロセス速度において、前記第1基準パッチ画像を前記転写ベルト上に転写し、
    前記濃度センサは、前記第1基準パッチ画像の画像濃度を検出し、
    前記状態判定部は、前記第1基準パッチ画像の画像濃度から前記現像剤画像を形成するための条件を補正するための第1制御値を生成し、
    前記記録制御部は、前記画像形成部に対して、前記第1制御値により補正された補正後の条件を与えること
    を特徴とする画像形成装置。
  4. 画像を記録する画像記録装置であって、
    感光体ドラム上に現像剤画像を形成する画像形成部と、
    前記感光体ドラム上の現像剤画像を転写ベルト上に転写する転写部と、
    前記転写ベルト上に転写された現像剤画像の画像濃度を検出する濃度センサと、
    前記画像形成部に対して、前記画像形成部で前記現像剤画像を形成する条件を与えるとともに、前記画像の記録を行う際の各種設定値群を前記画像記録装置に設定する記録制御部と、
    前記画像記録装置の状態を状態検出情報により判定する状態判定部と、
    前記状態検出情報として用いられる、前記感光体ドラムの回転回数を計数するドラム回転計数部と
    前記状態検出情報として用いられる、前記画像形成部で形成される画像データのドット数を計数するドット計数部と、
    解像度が異なる複数の画像濃度補正用パターンを記憶する濃度補正パターンデータメモリと、
    前記濃度補正パターンデータメモリから読み出す画像濃度補正用パターンを切り替えるパターン切替部と、
    プロセス速度が異なる複数の各種設定値群を記憶する速度設定値メモリと、
    前記速度設定値メモリから読み出す各種設定値群を選択する設定値メモリ選択部と、を備え、
    前記状態判定部が、前記状態検出情報により、前記画像記録装置の感光体ドラムの計数値が所定値以上であり、かつ、現像剤の消費量が所定量以下であると判定した場合に、
    前記パターン切替部は、前記濃度補正パターンデータメモリより、前記画像記録装置の感光体ドラムの計数値が所定値以上であり、かつ、現像剤の消費量が所定量以下であると判定されない場合に読み出される画像濃度補正用パターンよりも解像度の低い画像濃度補正用パターンを読み出して、前記画像形成部に与え、
    前記速度設定値メモリ選択部は、前記速度設定値メモリより、前記画像記録装置の感光体ドラムの計数値が所定値以上であり、かつ、現像剤の消費量が所定量以下であると判定されない場合に選択される各種設定値群よりもプロセス速度が遅い各種設定値群を選択して、前記記録制御部に与え、
    前記記録制御部は、前記速度設定値メモリ選択部から与えられた各種設定値群を前記画像記録装置に設定し、
    前記画像形成部は、前記画像記録装置に設定された各種設定値群に対応するプロセス速度において、前記パターン切替部より与えられた画像濃度補正用パターンから、前記感光体ドラム上に、前記現像剤画像としての第1基準パッチ画像を形成し、
    前記転写部は、前記画像記録装置に設定された各種設定値群に対応するプロセス速度において、前記第1基準パッチ画像を前記転写ベルト上に転写し、
    前記濃度センサは、前記第1基準パッチ画像の画像濃度を検出し、
    前記状態判定部は、前記第1基準パッチ画像の画像濃度から前記現像剤画像を形成するための条件を補正するための第1制御値を生成し、
    前記記録制御部は、前記画像形成部に対して、前記第1制御値により補正された補正後の条件を与えること
    を特徴とする画像形成装置。
  5. 前記記憶制御部が、前記第1制御値により補正された補正後の条件を前記画像形成部に与えた後に、
    前記パターン切替部は、前記濃度補正パターンデータメモリより、前回読み出された画像濃度補正用パターンよりも解像度の高い画像濃度補正用パターンを読み出して、前記画像形成部に与え、
    前記速度設定値メモリ選択部は、前記速度設定値メモリより、前回選択された各種設定値群よりもプロセス速度が早い各種設定値群を選択して、前記記録制御部に与え、
    前記記録制御部は、前記速度設定値メモリ選択部から与えられた各種設定値群を前記画像記録装置に設定し、
    前記画像形成部は、前記画像記録装置に設定された各種設定値群に対応するプロセス速度において、前記パターン切替部より与えられた画像濃度補正用パターンから、前記感光体ドラム上に、前記現像剤画像としての第2基準パッチ画像を形成し、
    前記転写部は、前記画像記録装置に設定された各種設定値群に対応するプロセス速度において、前記第2基準パッチ画像を前記転写ベルト上に転写し、
    前記濃度センサは、前記第2基準パッチ画像の画像濃度を検出し、
    前記状態判定部は、前記第2基準パッチ画像の画像濃度から前記現像剤画像を形成するための条件を補正するための第2制御値を生成し、
    前記記録制御部は、前記画像形成部に対して、前記第2制御値により補正された補正後の条件を与えること
    を特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の画像形成装置。
  6. 画像を記録する画像記録装置であって、
    感光体ドラム上に現像剤画像を形成する画像形成部と、
    前記感光体ドラム上の現像剤画像を転写ベルト上に転写する転写部と、
    前記転写ベルト上に転写された現像剤画像の画像濃度を検出する濃度センサと、
    前記画像形成部に対して、前記画像形成部で前記現像剤画像を形成する条件を与えるとともに、前記画像の記録を行う際の各種設定値群を前記画像記録装置に設定する記録制御部と、
    前記画像記録装置の状態を状態検出情報により判定する状態判定部と、
    前記状態検出情報として用いられる電源ON状態を記憶する電源ONフラグメモリと、
    複数の画像補正用パターンを記憶する補正パターンデータメモリと、
    前記補正パターンデータメモリから読み出す画像補正用パターンを切り替えるパターン切替部と、
    プロセス速度が異なる複数の各種設定値群を記憶する速度設定値メモリと、
    前記速度設定値メモリから読み出す各種設定値群を択する設定値メモリ選択部と、を備え、
    前記状態判定部が、前記状態検出情報により、前記画像記録装置の電源がONにされたと判定した場合に、
    前記パターン切替部は、前記補正パターンデータメモリより、前記状態判定部で前記画像記録装置の電源がONにされたと判定されない場合に読み出される画像補正用パターンとは異なる画像補正用パターンを読み出して、前記画像形成部に与え、
    前記速度設定値メモリ選択部は、前記速度設定値メモリより、前記状態判定部で前記画像記録装置の電源がONにされたと判定されない場合に選択される各種設定値群よりもプロセス速度が遅い各種設定値群を選択して、前記記録制御部に与え、
    前記記録制御部は、前記速度設定値メモリ選択部から与えられた各種設定値群を前記画像記録装置に設定し、
    前記画像形成部は、前記画像記録装置に設定された各種設定値群に対応するプロセス速度において、前記パターン切替部より与えられた画像補正用パターンから、前記感光体ドラム上に、前記現像剤画像としての第1基準パッチ画像を形成し、
    前記転写部は、前記画像記録装置に設定された各種設定値群に対応するプロセス速度において、前記第1基準パッチ画像を前記転写ベルト上に転写し、
    前記濃度センサは、前記第1基準パッチ画像の画像濃度を検出し、
    前記状態判定部は、前記第1基準パッチ画像の画像濃度から前記現像剤画像を形成するための条件を補正するための第1制御値を生成し、
    前記記録制御部は、前記画像形成部に対して、前記第1制御値により補正された補正後の条件を与えること
    を特徴とする画像形成装置。
  7. 画像を記録する画像記録装置であって、
    感光体ドラム上に現像剤画像を形成する画像形成部と、
    前記感光体ドラム上の現像剤画像を転写ベルト上に転写する転写部と、
    前記転写ベルト上に転写された現像剤画像の画像濃度を検出する濃度センサと、
    前記画像形成部に対して、前記画像形成部で前記現像剤画像を形成する条件を与えるとともに、前記画像の記録を行う際の各種設定値群を前記画像記録装置に設定する記録制御部と、
    前記画像記録装置の状態を状態検出情報により判定する状態判定部と、
    前記状態検出情報として用いられる待機時間を計時する時間計数部と、
    複数の画像補正用パターンを記憶する補正パターンデータメモリと、
    前記補正パターンデータメモリから読み出す画像補正用パターンを切り替えるパターン切替部と、
    プロセス速度が異なる複数の各種設定値群を記憶する速度設定値メモリと、
    前記速度設定値メモリから読み出す各種設定値群を択する設定値メモリ選択部と、を備え、
    前記状態判定部が、前記状態検出情報により、前記画像記録装置が画像記録処理を実施していない待機時間が所定時間以上であると判定した場合に、
    前記パターン切替部は、前記補正パターンデータメモリより、前記状態判定部で前記画像記録装置が画像記録処理を実施していない待機時間が所定時間以上であると判定されない場合に読み出される画像補正用パターンとは異なる画像補正用パターンを読み出して、前記画像形成部に与え、
    前記速度設定値メモリ選択部は、前記速度設定値メモリより、前記状態判定部で前記画像記録装置が画像記録処理を実施していない待機時間が所定時間以上であると判定されない場合に選択される各種設定値群よりもプロセス速度が遅い各種設定値群を選択して、前記記録制御部に与え、
    前記記録制御部は、前記速度設定値メモリ選択部から与えられた各種設定値群を前記画像記録装置に設定し、
    前記画像形成部は、前記画像記録装置に設定された各種設定値群に対応するプロセス速度において、前記パターン切替部より与えられた画像補正用パターンから、前記感光体ドラム上に、前記現像剤画像としての第1基準パッチ画像を形成し、
    前記転写部は、前記画像記録装置に設定された各種設定値群に対応するプロセス速度において、前記第1基準パッチ画像を前記転写ベルト上に転写し、
    前記濃度センサは、前記第1基準パッチ画像の画像濃度を検出し、
    前記状態判定部は、前記第1基準パッチ画像の画像濃度から前記現像剤画像を形成するための条件を補正するための第1制御値を生成し、
    前記記録制御部は、前記画像形成部に対して、前記第1制御値により補正された補正後の条件を与えること
    を特徴とする画像形成装置。
  8. 画像を記録する画像記録装置であって、
    感光体ドラム上に現像剤画像を形成する画像形成部と、
    前記感光体ドラム上の現像剤画像を転写ベルト上に転写する転写部と、
    前記転写ベルト上に転写された現像剤画像の画像濃度を検出する濃度センサと、
    前記画像形成部に対して、前記画像形成部で前記現像剤画像を形成する条件を与えるとともに、前記画像の記録を行う際の各種設定値群を前記画像記録装置に設定する記録制御部と、
    前記画像記録装置の状態を状態検出情報により判定する状態判定部と、
    前記状態検出情報として用いられる現像剤カートリッジ交換状態を記憶する現像剤カートリッジ交換フラグメモリと、
    複数の画像補正用パターンを記憶する補正パターンデータメモリと、
    前記補正パターンデータメモリから読み出す画像補正用パターンを切り替えるパターン切替部と、
    プロセス速度が異なる複数の各種設定値群を記憶する速度設定値メモリと、
    前記速度設定値メモリから読み出す各種設定値群を択する設定値メモリ選択部と、を備え、
    前記状態判定部が、前記状態検出情報により、前記画像記録装置において現像剤カートリッジが交換されたと判定した場合に、
    前記パターン切替部は、前記補正パターンデータメモリより、前記状態判定部で前記画像記録装置において現像剤カートリッジが交換されたと判定されない場合に読み出される画像補正用パターンとは異なる画像補正用パターンを読み出して、前記画像形成部に与え、
    前記速度設定値メモリ選択部は、前記速度設定値メモリより、前記状態判定部で前記画像記録装置において現像剤カートリッジが交換されたと判定されない場合に選択される各種設定値群よりもプロセス速度が遅い各種設定値群を選択して、前記記録制御部に与え、
    前記記録制御部は、前記速度設定値メモリ選択部から与えられた各種設定値群を前記画像記録装置に設定し、
    前記画像形成部は、前記画像記録装置に設定された各種設定値群に対応するプロセス速度において、前記パターン切替部より与えられた画像補正用パターンから、前記感光体ドラム上に、前記現像剤画像としての第1基準パッチ画像を形成し、
    前記転写部は、前記画像記録装置に設定された各種設定値群に対応するプロセス速度において、前記第1基準パッチ画像を前記転写ベルト上に転写し、
    前記濃度センサは、前記第1基準パッチ画像の画像濃度を検出し、
    前記状態判定部は、前記第1基準パッチ画像の画像濃度から前記現像剤画像を形成するための条件を補正するための第1制御値を生成し、
    前記記録制御部は、前記画像形成部に対して、前記第1制御値により補正された補正後の条件を与えること
    を特徴とする画像形成装置。
  9. 画像を記録する画像記録装置であって、
    感光体ドラム上に現像剤画像を形成する画像形成部と、
    前記感光体ドラム上の現像剤画像を転写ベルト上に転写する転写部と、
    前記転写ベルト上に転写された現像剤画像の画像濃度を検出する濃度センサと、
    前記画像形成部に対して、前記画像形成部で前記現像剤画像を形成する条件を与えるとともに、前記画像の記録を行う際の各種設定値群を前記画像記録装置に設定する記録制御部と、
    前記画像記録装置の状態を状態検出情報により判定する状態判定部と、
    前記状態検出情報として用いられる、前記感光体ドラムの回転回数を計数するドラム回転計数部と
    前記状態検出情報として用いられる、前記画像形成部で形成される画像データのドット数を計数するドット計数部と、
    複数の画像補正用パターンを記憶する補正パターンデータメモリと、
    前記補正パターンデータメモリから読み出す画像補正用パターンを切り替えるパターン切替部と、
    プロセス速度が異なる複数の各種設定値群を記憶する速度設定値メモリと、
    前記速度設定値メモリから読み出す各種設定値群を択する設定値メモリ選択部と、を備え、
    前記状態判定部が、前記状態検出情報により、前記画像記録装置の感光体ドラムの計数値が所定値以上であり、かつ、現像剤の消費量が所定量以下であると判定した場合に、
    前記パターン切替部は、前記補正パターンデータメモリより、前記画像記録装置の感光体ドラムの計数値が所定値以上であり、かつ、現像剤の消費量が所定量以下であると判定されない場合に読み出される画像補正用パターンとは異なる画像補正用パターンを読み出して、前記画像形成部に与え、
    前記速度設定値メモリ選択部は、前記速度設定値メモリより、前記画像記録装置の感光体ドラムの計数値が所定値以上であり、かつ、現像剤の消費量が所定量以下であると判定されない場合に選択される各種設定値群よりもプロセス速度が遅い各種設定値群を選択して、前記記録制御部に与え、
    前記記録制御部は、前記速度設定値メモリ選択部から与えられた各種設定値群を前記画像記録装置に設定し、
    前記画像形成部は、前記画像記録装置に設定された各種設定値群に対応するプロセス速度において、前記パターン切替部より与えられた画像補正用パターンから、前記感光体ドラム上に、前記現像剤画像としての第1基準パッチ画像を形成し、
    前記転写部は、前記画像記録装置に設定された各種設定値群に対応するプロセス速度において、前記第1基準パッチ画像を前記転写ベルト上に転写し、
    前記濃度センサは、前記第1基準パッチ画像の画像濃度を検出し、
    前記状態判定部は、前記第1基準パッチ画像の画像濃度から前記現像剤画像を形成するための条件を補正するための第1制御値を生成し、
    前記記録制御部は、前記画像形成部に対して、前記第1制御値により補正された補正後の条件を与えること
    を特徴とする画像形成装置。
  10. 前記記憶制御部が、前記第1制御値により補正された補正後の条件を前記画像形成部に与えた後に、
    前記パターン切替部は、前記補正パターンデータメモリより、前回読み出された画像補正用パターンとは異なる画像補正用パターンを読み出して、前記画像形成部に与え、
    前記速度設定値メモリ選択部は、前記速度設定値メモリより、前回選択された各種設定値群よりもプロセス速度が早い各種設定値群を選択して、前記記録制御部に与え、
    前記記録制御部は、前記速度設定値メモリ選択部から与えられた各種設定値群を前記画像記録装置に設定し、
    前記画像形成部は、前記画像記録装置に設定された各種設定値群に対応するプロセス速度において、前記パターン切替部より与えられた画像補正用パターンから、前記感光体ドラム上に、前記現像剤画像としての第2基準パッチ画像を形成し、
    前記転写部は、前記画像記録装置に設定された各種設定値群に対応するプロセス速度において、前記第2基準パッチ画像を前記転写ベルト上に転写し、
    前記濃度センサは、前記第2基準パッチ画像の画像濃度を検出し、
    前記状態判定部は、前記第2基準パッチ画像の画像濃度から前記現像剤画像を形成するための条件を補正するための第2制御値を生成し、
    前記記録制御部は、前記画像形成部に対して、前記第2制御値により補正された補正後の条件を与えること
    を特徴とする請求項6〜8に記載の画像形成装置。
  11. 前記状態検出情報は、動作期間情報、非動作期間情報、現像剤の劣化状態情報、現像剤の所定期間内消費量情報、現像剤カートリッジ交換情報、感光体ドラム回転回数情報、及び、装置の動作のON/OFF情報を含む
    ことを特徴とする請求項1〜10の何れか1項に記載の画像記録装置。
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