JP4756451B2 - インバータ装置 - Google Patents
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また、本発明が解決しようとする別の課題は、従来のインバータ装置において、これ自身又は負荷の磁気的騒音を合理的に抑制することが困難なことである。
また、本発明が解決しようとする別の課題は、従来のインバータ装置において、スイッチング素子の熱破壊を合理的に防止し且つスイッチング周波数を合理的に設定することが困難なことである。
直流電力を供給するための直流入力端子と、
負荷に交流電力を供給するための交流出力端子と、
前記直流入力端子と前記交流出力端子との間に接続され且つオン・オフ動作によって直流を交流に変換するためのスイッチング素子を含んでいる直流−交流変換回路と、
前記スイッチング素子に熱結合された放熱体と、
前記スイッチング素子をオン・オフ制御するためのパルスの幅を制御するためのパルス幅制御信号を形成するパルス幅制御信号形成回路と、
前記スイッチング素子を流れる電流又はこの電流に比例した値を有する電流を主電流(I)として検出する電流検出器と、
前記主電流(I)の増大と共に第1の傾きを有して増大する検出値(Tf)を前記放熱体の温度として得るものであって、所定の係数をa、前記主電流をI、第1の定数をKrとした時に、
Tf=aI+Kr (1)式
に従う出力を発生する温度検出器と、
前記電流検出器に接続され、且つ前記電流検出器から得られた前記主電流(I)に所定の係数を乗算する手段を含み、且つ前記主電流(I)の増大と共に前記第1の傾きよりも緩い第2の傾きを有して増大する推定値(Toh)を前記放熱体の推定温度として得るものであって、前記スイッチング素子が所定の基準周波数に従うパルスでオン・オフ制御されていると仮定し、且つ前記スイッチング素子の接合部又は前記放熱体の温度の推定値をToh、前記(1)式の係数aよりも小さい係数をb、前記主電流をI、前記(1)式の前記第1の定数Krよりも大きい第2の定数をKcとした時に、
Toh=bI+Kc (2)式
に従う演算を実行する温度推定手段と、
前記温度推定手段と前記温度検出器とに接続され且つ前記推定値(Toh)と前記検出値(Tf )との差(ΔT)を示す差信号を形成する機能を有している差信号形成手段と、
前記差信号形成手段に接続され且つ前記推定値(Toh)と前記検出値(Tf )との差(ΔT)に対応する値を有する周波数指令(fc*)を形成する機能を有している周波数指令形成手段と、
前記パルス幅制御信号と比較して前記スイッチング素子をオン・オフ制御するためのパルスを形成するために使用する比較波を発生するものであって、前記周波数指令形成手段に接続され且つ前記比較波を前記周波数指令(fc*)に対応した周波数で発生する機能を有している比較波発生回路と、
前記パルス幅制御信号形成回路及び前記比較波発生回路に接続され且つ前記パルス幅制御信号と前記比較波とを比較して前記スイッチング素子をオン・オフ制御するためのスイッチ制御パルスを形成する機能を有しているスイッチ制御パルス形成回路と、
前記スイッチ制御パルス形成回路と前記スイッチング素子の制御端子との間に接続されたスイッチ駆動回路と
を具備し、
前記温度推定手段は、前記(2)式の係数bを得るために、
前記交流出力端子の交流電圧の周波数(fo )の増大と共に減少する値を有する第1の係数A(fo)を発生する第1の係数発生手段と、
前記基準周波数に比例した値を有する第2の係数B(fcr)を発生する第2の係数発生手段と、
前記第1の係数A(fo )と前記第2の係数B(fcr)とを乗算して前記(2)式の前記係数bを得る乗算手段と
を有していることを特徴とするインバータ装置に係わるものである。
本発明において、前記放熱体は、前記スイッチング素子の電流通路(半導体部分)の熱を放出することができる全ての部材を意味する。
また、請求項3に示すように、前記第2の係数発生手段は、互いに値の異なる複数の基準周波数に対応して複数の第2の係数を発生する機能を有していることが望ましい。
また、請求項4に示すように、前記比較波発生回路は、可変電流源回路と、前記可変電流源回路に接続された比較波発生用コンデンサと、前記比較波発生用コンデンサに並列接続された放電用スイッチと、前記比較波の最大振幅を決定するための比較波発生用基準電圧源と、前記比較波発生用コンデンサに接続された一方の入力端子と前記比較波発生用基準電圧源に接続された他方の入力端子と前記放電用スイッチの制御端子に接続された出力端子とを有する比較波発生用比較器と、前記周波数指令形成手段と前記可変電流源回路の制御端子との間に接続され且つ前記周波数指令に比例的に前記可変電流源回路の出力電流(Ic )を制御する電流制御回路とを具備していることが望ましい。
また、請求項5に示すように、更に、前記差信号形成手段に接続され且つ前記差(ΔT)が所定値よりも小さくなったか否かを判定する機能及び前記差(ΔT)が所定値よりも小さくなったことを示す判定結果によって前記スイッチング素子のオン・オフ制御を停止する機能を有している停止制御手段を備えていることが望ましい。
また、請求項6に示すように、更に、前記差(ΔT)の所定値を示す基準電圧を発生する停止制御用基準電圧源と、前記差信号形成手段に接続された一方の入力端子と前記停止制御用基準電圧源に接続された他方の入力端子と前記放電用スイッチの制御端子に接続された出力端子とを有する停止制御用比較器とを有していることが望ましい。
また、請求項7に示すように、前記周波数指令形成手段は、前記推定値(Toh)と前記検出値(Tf )との差(ΔT)が所定値よりも大きい時に、前記スイッチング素子のスイッチング周波数を非可聴周波数にするための周波数指令(fc*)を形成する機能を有していることが望ましい。
また、請求項5及び6の発明によれば、スイッチング素子の熱破壊の防止を合理的に達成できる。
また、請求項7の発明によれば、スイッチング周波数に基づく磁気的騒音(磁歪音)の発生を容易且つ合理的に防止することができる。
第1、第2及び第3のフィルタ用リアクトルL1 、L2 、L3、及び第1、第2及び第3のフィルタ用コンデンサC1 、C2 、C3は、第1〜第6のスイッチング素子Q1 〜Q6をオン・オフ動作させることによって生じる高周波成分を除去するものである。従って、誘導電動機等の負荷11が高周波成分の除去を要求していない時には、第1、第2及び第3のフィルタ用リアクトルL1 、L2 、L3 及び第1、第2及び第3のフィルタ用コンデンサC1 、C2 、C3 を省くことができる。
温度検出器7は放熱体6に固着され、放熱体6の温度を電気信号に変換して検出し、ライン7aによって検出値Tf を示す信号を周波数指令及び保護情報作成手段9に送る。スイッチング素子Q1 〜Q6 と放熱体6とは所定の熱抵抗を介して熱結合されているので、温度検出器7は第1〜第6のスイッチング素子Q1 〜Q6 の接合部温度を間接的に検出していることになる。なお、ここでは、説明を容易にするために、温度検出器7で検出する放熱体6の温度と温度検出器7から出力される検出値との両方を同一のTfで示すことにする。
電流検出器7で検出される直流―交流変換回路3の主電流としての出力電流Iと検出値Tfとの関係を例えば次の(1)式で示すことができる。
Tf=aI+Kr (1)
ここで、aは傾きを示す所定の係数、Krは第1の定数を示す。
この(1)式及び図6から明らかなように、検出値Tfが出力電流Iに対して第1の傾きを有して比例的に変化する。
なお、温度検出器7から放熱体6の温度を示す信号を出力する代わりに、放熱体6と第1〜第6のスイッチング素子Q1 〜Q6 の接合部温度との間の温度差が確定できる場合は、放熱体6の温度に前記温度差を加算して第1〜第6のスイッチング素子Q1 〜Q6 の接合部温度を示す信号を形成し、第1〜第6のスイッチング素子Q1 〜Q6 の接合部温度を示す信号を温度検出器7から出力することができる。
制御回路5は、ライン9a、9b、12によって周波数指令及び保護情報作成手段9に接続され、且つライン10aによって電圧検出回路10に接続され、更に、第1〜第6のスイッチング素子Q1 〜Q6 の制御端子にライン13〜18によって接続されている。なお、図示を簡略化するために図1においてライン13〜18と第1〜第6のスイッチング素子Q1 〜Q6 の制御端子との間の接続ラインが省かれている。
第1、第2及び第3のパルス幅制御用乗算器30、31、32はライン27a、27b、27cの第1、第2及び第3相の正弦波基準電圧に誤差信号ΔVを乗算して振幅調整された正弦波から成る図5(A)に示す第1、第2及び第3のパルス幅制御信号V1 、V2 、V3 を出力する。パルス幅制御信号形成回路21は図3に示す回路に限定されるものでなく、第1、第2及び第3のパルス幅制御信号V1 、V2 、V3 と同一又は等価な信号を形成することができる別の回路であってもよい。
停止制御用基準電圧源49の基準電圧Vb は、ライン9bの差ΔTを示す信号のレベルと比較するものであって、零又は零に近い比較的低い所定値に設定されている。従って、ライン9bの保護情報としての差ΔTを示す信号が停止制御用電圧源49の基準電圧Vb よりも小さくなると、停止制御用比較器50の出力が高レベルになり、放電用スイッチ36が強制的にオン状態になり、比較波発生用コンデンサ33からの比較波Vt の発生が停止する。
この実施例では回路構成を簡略化するために放電用スイッチ36を停止用スイッチとして兼用しているが、停止用スイッチを個別に設けることができる。また、電源端子39とグランドとの間に停止用スイッチを接続し、これを停止制御回路25の出力でオフ制御することによって直流−交流変換回路3の動作を停止することもできる。また、ライン13〜18に停止用スイッチを接続し、これを停止制御回路25の出力でオフ制御して直流−交流変換回路3の動作を停止させることもできる。
Toh=bI+Kc
={A(fo)B(fcr)}I+Kc (2)
ここで、bは{A(fo)B(fcr)}を示し、前記(1)式の係数aよりも小さい値を有し、定数Kc は前記(1)式の定数Kr よりも大きい値を有する。
第1のメモリ54は、ライン12によって図3のパルス幅制御用周波数指令回路26に接続され、パルス幅制御用周波数指令回路26から得られる出力電圧の周波数foを示す信号をアドレス信号として第1の係数A1 (fo )、A2 (fo )、A3 (fo )、A4 (fo )を読み出す。この時、周波数fo は段階的値に整理され、例えば、0〜fo1の区間をfo1、fo1〜fo2の区間をfo2、fo2〜fo3の区間をfo3、fo3〜fo4の区間をfo4として第1の係数A(fo )を読み出す。
図9から明らかなように第2の係数B(fcr)は初期設定スイッチング周波数と呼ぶことも可能な基準周波数fcrに対して比例的に変化している。この第2の係数B(fcr)は第1〜第6のスイッチング素子Q1 〜Q6 のスイッチング周波数と第1〜第6のスイッチング素子及び放熱体6の温度との関係を示すものであり、スイッチング周波数即ち基準周波数fcrに比例して第1〜第6のスイッチング素子Q1 〜Q6 及び放熱体6の温度が高くなる。なお、前記(2)式の第2の係数B(fcr)を決定するための基準周波数fcrは、第1〜第6のスイッチング素子Q1 〜Q6 のスイッチング周波数の可変範囲の中間値よりも低い値、より好ましくは最低に決定される。
なお、推定値Tohを第1〜第6のスイッチング素子Q1 〜Q6 の温度の推定値Tohに変更することもできる。
(1) 第1〜第6のスイッチング素子Q1〜Q6のスイッチング周波数が所定の基準周波数に固定されておらずに推定値Tohと検出値Tfとの差△Tに基づいて変えられる。即ち、第1〜第6のスイッチング素子Q1〜Q6の接合部温度に余裕がある時にはスイッチング周波数を高めることができる。特に、第1〜第6のスイッチング素子Q1〜Q6の接合部温度に余裕がある時にスイッチング周波数が非可聴周波数(例えば10kHz以上)に高められると、負荷11としての例えば誘導電動機又はトランスを含む回路、又はフイルタ用リアクトルL1、L2、L3における磁気騒音を防ぐことができる。
(2) 第1〜第6のスイッチング素子Q1〜Q6のスイッチング周波数は差△Tに比例的に変化するので、差△Tが比較的小さくなると、スイッチング周波数は比較的低くなり、第1〜第6のスイッチング素子Q1〜Q6のスイッチング周波数に依存する損失及び発熱が少なくなり、第1〜第6のスイッチング素子Q1〜Q6の保護が優先される。これにより、第1〜第6のスイッチング素子Q1〜Q6の熱破壊防止と磁気騒音の低減とを合理的に達成することができる。
(3) 推定値Tohを求める時に、交流出力電圧の周波数foの変化に応じて第1の係数A (fo)の値が変えられている。従って推定値Tohの精度を高めるこことができる。また、第1〜第6のスイッチング素子Q1〜Q6のスイッチングのための基準周波数fcrが変更された時にも第2の係数B(fcr)が変えられる。従って推定値Tohの精度を更に高めるこことができる。
(4) 比較波周波数指令fc*を推定値Tohと検出値Tfとの差△Tに第3の係数αを乗算して求めるので、比較波周波数指令fc*を容易に得ることができる。
(5) 第1〜第6のスイッチング素子Q1〜Q6のオン・オフ動作の停止制御が差△Tを示す電圧信号を保護情報として使用して行われている。従って、停止制御を容易に実行することができる。
(6) 比較波発生用コンデンサ33の放電用スイッチ36を停止制御に兼用しているので、停止制御を簡単な回路で実行できる。
(1) 実施例1では、第1の係数A(fo)、第2の係数B(fcr)、第3の係数α、第1の定数Kcを実験的に求めたが、この代わりに直流―交流変換回路3、放熱体6等の物理的構成に基づいて計算で求めることができる。即ち、第1〜第6のスイッチング素子Q1〜Q6のpn接合部とこれ等のケースとの間の熱抵抗rth(j-c)、ケースと放熱体6との間の熱抵抗rth(c-f)、過渡熱抵抗、第1〜第6のスイッチング素子Q1〜Q6の定常損失及びスイッチング損失を考慮した周知の計算で第1〜第6のスイッチング素子Q1〜Q6の接合温度又は放熱体6の温度の推定値Tohを求めることができる。なお、この計算に第1〜第6のダイオードD1〜D6の発熱も考慮することが望ましい。また、第1〜第6のスイッチング素子Q1〜Q6がIGBTの場合には、コレクターエミッタ間飽和電圧VCE(sat)のバラツキによって損失が変化するので、コレクターエミッタ間飽和電圧を考慮して推定値Tohを求めることが望ましい。
(2) 直流―交流変換回路3を単相ブリッジ型インバータ回路、又はハーフブリッジ型インバータ回路、又はプッシュプル型インバータ回路等に変形することができる。
(3) 制御回路5を図3と同様な機能を有する別の回路に置き換えることができる。また、制御回路5及び周波数指令及び保護情報作成手段9の少なくとも一部をディジタル回路で構成することができる。
(4) 第1〜第6のスイッチング素子Q1〜Q6をIGBT以外のトランジスタ、FET等の別の半導体スイッチとすることができる。
(5)図6の検出値Tfの傾きを、出力電流Iの増大に対して検出値Tfが直線的に増大する傾きのみでなく、曲線的即ち2次曲線的に増大する傾きに変更することもできる。また、図6の推定値Tohの傾きを、出力電流Iの増大に対して推定値Tohが直線的に増大する傾きのみでなく、曲線的即ち2次曲線的に増大する傾きに変更することもできる。
5 制御回路
6 放熱体
7 温度検出器
8、8′、8″ 電流検出器
9 周波数指令及び保護情報作成手段
22 可変周波数型比較発生回路
25 停止制御手段
Claims (7)
- 直流電力を供給するための直流入力端子と、
負荷に交流電力を供給するための交流出力端子と、
前記直流入力端子と前記交流出力端子との間に接続され且つオン・オフ動作によって直流を交流に変換するためのスイッチング素子を含んでいる直流−交流変換回路と、
前記スイッチング素子に熱結合された放熱体と、
前記スイッチング素子をオン・オフ制御するためのパルスの幅を制御するためのパルス幅制御信号を形成するパルス幅制御信号形成回路と、
前記スイッチング素子を流れる電流又はこの電流に比例した値を有する電流を主電流(I)として検出する電流検出器と、
前記主電流(I)の増大と共に第1の傾きを有して増大する検出値(Tf)を前記放熱体の温度として得るものであって、所定の係数をa、前記主電流をI、第1の定数をKrとした時に、
Tf=aI+Kr (1)式
に従う出力を発生する温度検出器と、
前記電流検出器に接続され、且つ前記電流検出器から得られた前記主電流(I)に所定の係数を乗算する手段を含み、且つ前記主電流(I)の増大と共に前記第1の傾きよりも緩い第2の傾きを有して増大する推定値(Toh)を前記放熱体の推定温度として得るものであって、前記スイッチング素子が所定の基準周波数に従うパルスでオン・オフ制御されていると仮定し、且つ前記スイッチング素子の接合部又は前記放熱体の温度の推定値をToh、前記(1)式の係数aよりも小さい係数をb、前記主電流をI、前記(1)式の前記第1の定数Krよりも大きい第2の定数をKcとした時に、
Toh=bI+Kc (2)式
に従う演算を実行する温度推定手段と、
前記温度推定手段と前記温度検出器とに接続され且つ前記推定値(Toh)と前記検出値(Tf )との差(ΔT)を示す差信号を形成する機能を有している差信号形成手段と、
前記差信号形成手段に接続され且つ前記推定値(Toh)と前記検出値(Tf )との差(ΔT)に対応する値を有する周波数指令(fc*)を形成する機能を有している周波数指令形成手段と、
前記パルス幅制御信号と比較して前記スイッチング素子をオン・オフ制御するためのパルスを形成するために使用する比較波を発生するものであって、前記周波数指令形成手段に接続され且つ前記比較波を前記周波数指令(fc*)に対応した周波数で発生する機能を有している比較波発生回路と、
前記パルス幅制御信号形成回路及び前記比較波発生回路に接続され且つ前記パルス幅制御信号と前記比較波とを比較して前記スイッチング素子をオン・オフ制御するためのスイッチ制御パルスを形成する機能を有しているスイッチ制御パルス形成回路と、
前記スイッチ制御パルス形成回路と前記スイッチング素子の制御端子との間に接続されたスイッチ駆動回路と
を具備し、
前記温度推定手段は、前記(2)式の係数bを得るために、
前記交流出力端子の交流電圧の周波数(fo )の増大と共に減少する値を有する第1の係数A(fo)を発生する第1の係数発生手段と、
前記基準周波数に比例した値を有する第2の係数B(fcr)を発生する第2の係数発生手段と、
前記第1の係数A(fo )と前記第2の係数B(fcr)とを乗算して前記(2)式の前記係数bを得る乗算手段と
を有していることを特徴とするインバータ装置。 - 前記周波数指令形成手段は、前記差信号形成手段に接続され且つ前記差(ΔT)に所定の第3の係数(α)を乗算して前記周波数指令(fc*)を得る機能を有していることを特徴とする請求項1記載のインバータ装置。
- 前記第2の係数発生手段は、互いに値の異なる複数の基準周波数に対応して複数の第2の係数を発生する機能を有していることを特徴とする請求項1記載のインバータ装置。
- 前記比較波発生回路は、
可変電流源回路と、
前記可変電流源回路に接続された比較波発生用コンデンサと、
前記比較波発生用コンデンサに並列接続された放電用スイッチと、
前記比較波の最大振幅を決定するための比較波発生用基準電圧源と、
前記比較波発生用コンデンサに接続された一方の入力端子と前記比較波発生用基準電圧源に接続された他方の入力端子と前記放電用スイッチの制御端子に接続された出力端子とを有する比較波発生用比較器と、
前記周波数指令形成手段と前記可変電流源回路の制御端子との間に接続され且つ前記周波数指令に比例的に前記可変電流源回路の出力電流(Ic )を制御する電流制御回路と
を具備していることを特徴とする請求項1記載のインバータ装置。 - 更に、前記差信号形成手段に接続され且つ前記差(ΔT)が所定値よりも小さくなったか否かを判定する機能及び前記差(ΔT)が所定値よりも小さくなったことを示す判定結果によって前記スイッチング素子のオン・オフ制御を停止する機能を有している停止制御手段を備えていることを特徴とする請求項1記載のインバータ装置。
- 更に、前記差(ΔT)の所定値を示す基準電圧を発生する停止制御用基準電圧源と、
前記差信号形成手段に接続された一方の入力端子と前記停止制御用基準電圧源に接続された他方の入力端子と前記放電用スイッチの制御端子に接続された出力端子とを有する停止制御用比較器と
を有していることを特徴とする請求項4記載のインバータ装置。 - 前記周波数指令形成手段は、前記推定値(Toh)と前記検出値(Tf )との差(ΔT)が所定値よりも大きい時に、前記スイッチング素子のスイッチング周波数を非可聴周波数にするための周波数指令(fc*)を形成する機能を有していることを特徴とする請求項1記載のインバータ装置。
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