JP4756201B2 - 電源回路 - Google Patents

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Description

本発明は電源回路に関し、特に、負荷に流れる電流に応じて複数の電圧変換回路から1つの電圧変換回路を選択する電源回路に関する。
複数の電圧変換回路(定電圧源)を具備し、負荷に流れる電流(以下「負荷電流」という)に応じて(負荷の軽重に応じて)電圧変換回路を切り替える電源回路が知られている。電源回路に用いられる電圧変換回路としては、例えば、DC−DCコンバータ等のスイッチングレギュレータやシリーズレギュレータ等が挙げられる。
このような電源回路においては、負荷電流が所定電流以下になった場合にはシリーズレギュレータを選択して(シリーズレギュレータに切り替えて)駆動を行い、負荷電流が所定電流以上になった場合にはDC−DCコンバータを選択して(DC−DCコンバータに切り替えて)駆動を行うよう構成することにより、効率の改善を図ることができる。
図8は、DC−DCコンバータとシリーズレギュレータの出力電流−効率特性を示すグラフである。
ここで、電流Ieqは、DC−DCコンバータとシリーズレギュレータとの効率が等しくなるときの負荷電流の値であり、この電流Ieqにおいて電圧変換回路の切り替えを行うことが好ましい。
このような電圧変換回路の切り替えを行う電源回路は、一般的に知られており(例えば、特許文献1参照)、特許文献1に記載の電源回路においては、DC−DCコンバータとシリーズレギュレータとの切り替えを行う電流値Ixおよび電流値Iaが設定されている。
特開平11−353040号公報(段落番号[0024]〜[0047],図1〜4)
ところで、電流Ieqの値は電源回路の入出力電圧の条件に大きく依存する。すなわち、シリーズレギュレータの効率は、略入力電圧と出力電圧との比で決まるため、図8に示すように、例えば出力電圧が増加してシリーズレギュレータの効率が、60%から66%に上昇したとき、DC−DCコンバータとシリーズレギュレータとの効率が等しくなるときの電流は、電流Ieqから電流Ieq1に増加する。
しかしながら、従来の電源回路ではDC−DCコンバータとシリーズレギュレータの切り替えを行う電流が一定値(電流Ieq)に設定されているため、図8中斜線で示す部分においては、効率の面からシリーズレギュレータでの駆動が好ましいにも関わらず、負荷に電流Ieqが流れる時点で、電圧変換回路がDC−DCコンバータに切り替わってしまうという問題点があった。
すなわち、シリーズレギュレータに電圧を供給する電源の電圧が大きく変動する場合や、出力電圧を切り替えて使用する場合、またはユーザ側が任意の条件で使用することができる汎用IC等においては、入出力電圧条件が大きく変化したときに、それに適した電圧変換回路の切り替えが行われないという問題点があった。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、広範囲の入出力電圧に対して、高効率を実現することができる電源回路を提供することを目的とする。
本発明では上記問題を解決するために、負荷に定電圧を出力する電源回路において、前記負荷に流れる負荷電流の大きさによって選択され、電力変換効率が異なる少なくとも2つの電圧変換回路と、複数の前記電圧変換回路から1つの電圧変換回路を選択する選択手段と、前記負荷電流に基づいて前記1つの電圧変換回路を選択するための境界電流を設定し、入力電圧と前記定電圧との関係に応じて前記境界電流を変化させる境界電流変化手段と、を有し、前記境界電流変化手段は、基準となる基準電流を生成する基準信号回路と、前記負荷電流を検出する電流検出回路とを有し、前記基準信号回路は、所定のバイアス電流を供給するバイアス回路と、前記入力電圧と前記定電圧との関係に応じて変化する電流を出力する電流供給回路とを有し、前記バイアス電流と前記電流供給回路とから出力される電流の和を前記基準電流として出力することにより前記境界電流を変化させ、前記選択手段は、前記基準電流と前記電流検出回路が検出した検出電流の大小関係に応じて、複数の前記電圧変換回路から1つの電圧変換回路を選択することを特徴とする電源回路が提供される。
このような電源回路によれば、入力電圧と定電圧との関係に応じて境界電流を変化させることにより、例えば、入力電圧と定電圧との関係に応じて電力変換効率が変化する電圧変換回路を用いた場合、その電圧変換回路の電力変換効率を最適なものとすることができる。
本発明では、複数の電圧変換回路を備える電源回路に関し、入力電圧と定電圧との関係に応じて境界電流を変化させることにより、例えば、入力電圧と定電圧との関係に応じて電力変換効率が変化する電圧変換回路を用いた場合、前記電源回路の電力変換効率を最適なものとすることができる。よって、広範囲の入出力電圧に対して、高効率を実現することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は、第1の実施の形態の電源回路を示す原理図である。
図1に示すように電源回路1は、電圧変換回路(定電圧源)を構成するDC−DCコンバータ2およびシリーズレギュレータ3と、基準信号回路4と、比較部5と、電流検出回路6とを有している。
電源回路1は、基準信号回路4から出力される基準電流IREFと、負荷10に応じて出力される出力電流(負荷電流)IOUTに基づいて電流検出回路6から出力される検出電流ISとを比較部5で比較し、それらの電流値の大小に応じて比較部5から出力される電圧VAを、DC−DCコンバータ2とシリーズレギュレータ3とに設けられたen端子に入力することにより、適用するDC−DCコンバータ2とシリーズレギュレータ3とを切り替えている(選択している)。電圧VAが所定値以上のときはシリーズレギュレータ3が選択され、電圧VAが所定値未満のときはDC−DCコンバータ2が選択される。
このとき入力電圧VINおよび出力電圧VOUTに応じて基準信号回路4から出力される基準電流IREFを変化させることにより、電圧VAの値を変化させている。
以下、具体例を用いて説明を行う。
図2は、第1の実施の形態の電源回路を示す回路図である。
なお、図2においては、図1と共通の部分については、共通の符号を用いてその説明を省略する。
電源回路1は、DC−DCコンバータ2およびシリーズレギュレータ3の出力側に設けられた節点Xと負荷10との間に設けられた抵抗RSと、抵抗RSに並列に設けられた抵抗RMとを有している。抵抗RMには、その抵抗値に応じて、抵抗RSに流れる出力電流IOUTに比例する電流が流れる。
基準信号回路4は、PMOSトランジスタM1、デバイスのサイズが互いに等しいPMOSトランジスタM2とPMOSトランジスタM3およびデバイスのサイズが互いに等しいPMOSトランジスタM4とPMOSトランジスタM5を有している(以下、単にトランジスタM1〜M5という)。
このトランジスタM1,M2,M3,M4およびM5は、各ソースに、それぞれ入力電圧VINが供給されている。
トランジスタM1のゲートには、出力電圧VOUTが供給されている。
また、トランジスタM1およびトランジスタM2のドレインは、定電流I1を供給する定電流源に接続されている。
トランジスタM2,M3は、それぞれ各ゲート同士およびトランジスタM2のゲート・ドレイン間が接続されており、カレントミラー回路11を構成している。カレントミラー回路11は、トランジスタM2に流れる電流を折り返してトランジスタM3のドレインから出力する。
トランジスタM4,M5も同様に、それぞれ各ゲート同士およびトランジスタM4のゲート・ドレイン間が接続されており、カレントミラー回路12を構成している。
トランジスタM4のドレインは、定電流I2を供給する電流源に接続されている。
また、トランジスタM5のドレインは、トランジスタM3のドレインに接続されている。
カレントミラー回路12は、トランジスタM4に流れる定電流I2を折り返してトランジスタM5のドレインから出力する。すなわち、カレントミラー回路12は、トランジスタM3から出力される電流に定電流I2をバイアス電流として加えるバイアス回路として機能する。
トランジスタM3から出力される電流と定電流I2との和が基準電流IREFとなる。なお、以下の説明では、定電流I2をバイアス電流I2という。
電流検出回路6は、演算増幅器61と、NMOSトランジスタM6,M7とを有している。
演算増幅器61の非反転入力端子は、抵抗RMの節点Xと反対側に接続されており、反転入力端子は、抵抗RSの負荷10側に接続されている。
この演算増幅器61は、(演算増幅器61の反転入力端子と非反転入力端子とを仮想短絡させて)抵抗Rsおよび抵抗RMの両端に印加される電圧が等しくなるように、トランジスタM7のゲート電圧を決定する。
トランジスタM6,M7は、カレントミラー回路62を構成している。
カレントミラー回路62は、トランジスタM7に流れる電流、すなわちIOUT×(RS/RM)を、トランジスタM6とトランジスタM7とのデバイスサイズの比(本実施の形態では1:1)に等しい比で折り返した検出電流ISをトランジスタM6から出力する。
また、基準信号回路4の出力(トランジスタM3,M5のドレイン)と、電流検出回路6の出力(トランジスタM6のドレイン)とは、節点Aを介してそれぞれDC−DCコンバータ2およびシリーズレギュレータ3のen端子に電気的に接続されており、この節点Aが比較部5を構成している。
次に、電源回路1の作用について説明する。
まず、基準信号回路4の作用について説明する。
トランジスタM1のゲートには、出力電圧VOUTが供給されているため、トランジスタM1のしきい値電圧をVthとすると、VOUT≦VIN−Vthの条件を満たすときにトランジスタM1に電流が流れる。
ところで、トランジスタM1に流れる電流の最大値は、定電流I1であるため、トランジスタM1に流れる電流IM1の範囲は、0≦IM1≦I1となる。
よって、カレントミラー回路11を構成するトランジスタM2,M3には、それぞれ(I1−IM1)に等しい電流が流れる。
図3は、基準信号回路の電圧−電流特性を示すグラフである。
出力電圧VOUTが入力電圧VINに比べて十分に低い場合には、電流源により与えられる定電流I1のうちのほとんどがトランジスタM1に流れるため、トランジスタM2,M3に流れる電流は略0になり、基準電流IREF=バイアス電流I2となる。一方、出力電圧VOUTが入力電圧VINに近づくにつれて、トランジスタM1に流れる電流は減少し、その結果トランジスタM2,M3のドレイン電流が増加する。そして、出力電圧VOUT>VIN−VthではトランジスタM2,M3に流れる電流は最大になり、基準電流IREF=I1+I2となる。
節点Aには、基準信号回路4から出力される基準電流IREFと、電流検出回路6から出力される検出電流ISとが入力され、それらの電流値の大小に応じてDC−DCコンバータ2とシリーズレギュレータ3とのen端子に電圧VAが印加される。
このとき、電圧VAが所定値未満のとき、IS>IREF、すなわち、負荷10に流れる電流が大きい(重負荷である)と判断し、DC−DCコンバータ2が選択され、一方、電圧VAが所定値以上のとき、IS<IREF、すなわち、負荷10に流れる電流が小さい(軽負荷である)と判断し、シリーズレギュレータ3が選択される。
以上説明したように、本実施の形態の電源回路1によれば、入力電圧VINに対して出力電圧VOUTが変化しても、その変化に応じて基準電流IREFがI2≦IREF≦I1+I2の間で変化する。すなわち、入力電圧VINに対して出力電圧VOUTが相対的に上昇することにより、シリーズレギュレータ3での駆動が好ましい電流範囲が増加した場合、シリーズレギュレータ3からDC−DCコンバータ2に切り替える境界となる電流を大きくすることができる。これにより、従来の回路において、出力電圧の上昇によってDC−DCコンバータ2に切り替わることにより効率が悪化する領域の部分(図8中斜線で示す部分)においても、引き続きシリーズレギュレータ3で動作させることが可能になる。同様に、入力電圧VINに対して出力電圧VOUTが相対的に下降することにより、DC−DCコンバータ2での駆動が好ましい電流範囲が増加した場合、DC−DCコンバータ2からシリーズレギュレータ3に切り替える境界となる電流を小さくすることができる。これにより、従来の回路において、出力電圧の下降によってシリーズレギュレータ3に切り替わることにより効率が悪化する領域の部分においても、引き続きDC−DCコンバータ2で動作させることが可能になる。よって、広範囲の入出力電圧に対して高い効率で駆動を行うことができる。
また、入力電圧VINまたは出力電圧VOUTの変化に応じて迅速に基準電流IREFが変化するため、さらに、高い効率で駆動を行うことができる。
なお、前述したように節点Aには、大きさの異なる基準電流IREFと検出電流ISとが流れ込むが、以下のようにして、電源回路1の平衡状態が保たれる。
1.(IS>IREFの場合)
この場合、節点Aの電圧VAが下降し、トランジスタM6のソース・ドレイン間電圧が小さくなりトランジスタM6の動作が非飽和領域に入るため、トランジスタM6のドレイン電流が基準電流IREFに等しくなるまで減少する。これにより、電源回路1が均衡(平衡)状態となる。
2.(IS<IREFの場合)
この場合、節点Aの電圧VAが上昇し、トランジスタM3,M5のソース・ドレイン間電圧が小さくなり、トランジスタM3,M5の動作が非飽和領域に入るため、トランジスタM3,M5のドレイン電流が減少し、トランジスタM3,M5のドレイン電流の合計が検出電流ISに等しくなったところで電源回路1が均衡状態となる。
なお、電源回路1では、DC−DCコンバータ2からシリーズレギュレータ3に切り替える場合と、シリーズレギュレータ3からDC−DCコンバータ2に切り替える場合とにおいて切り替える境界電流にヒステリシス特性を持たせてもよい。ヒステリシス特性を設けることにより、検出電流ISと基準電流IREFとが近いときにDC−DCコンバータ2とシリーズレギュレータ3との動作が頻繁に切り替わり、いわばハンチング状態となって動作が不安定になることを防ぐことができる。
この場合、バイアス電流I2の大きさを電圧VAにより切り替えるようにすればよい(例えば、バイアス電流I3を設けて、このバイアス電流I3を電圧VAによりトランジスタM4のドレインに接続したり切り離したりするようにすればよい)。電圧VAがH(ハイ)レベルのときはバイアス電流I2を大きく(すなわち基準電流IREFを大きく)し、電圧VAがL(ロー)レベルのときはバイアス電流I2を小さく(すなわち基準電流IREFを小さく)するようにすれば、ヒステリシス特性を得ることができる。
次に、第2の実施の形態の電源回路について説明する。
図4は、第2の実施の形態の電源回路を示す回路図である。
以下、第2の実施の形態の電源回路1aについて、前述した第1の実施の形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
第2の実施の形態の電源回路1aは、基準信号回路の構成が第1の実施の形態の電源回路1と異なっており、基準信号回路4aを有している。
基準信号回路4aは、入力電圧VINに対応するデジタル信号を出力するA/D変換器41aと、出力電圧VOUTに対応するデジタル信号を出力するA/D変換器42aと、A/D変換器41aおよびA/D変換器42aの各デジタル信号が入力されるロジック回路43aと、それぞれ定電流I0a〜I3aを出力する単位定電流回路に直列に挿入された4つのスイッチS0〜S3とを備えている。
A/D変換器41aおよびA/D変換器42aは、例えばコンパレータ等で構成され、その分解能は、それぞれ2bitに設定されている。
A/D変換器41aは、入力電圧VINの値に応じて4段階のデジタル信号VIN0〜VIN3を出力する。A/D変換器42aも同様に、出力電圧VOUTの値に応じて4段階のデジタル信号VOUT0〜VOUT3を出力する。
スイッチS0〜S3は、例えば、MOSFET等で構成され、それぞれロジック回路43aから信号を受けてON/OFFする。
スイッチS0〜S3の各定電流源と反対側の端子と、電流検出回路6の出力部とは、節点A1を介してDC−DCコンバータ2およびシリーズレギュレータ3のen端子に電気的に接続されており、この節点A1が比較部5を構成している。
ロジック回路43aは、入出力電圧と基準電流との関係に応じて節点A1に基準電流IREF1を出力するようスイッチS0〜スイッチS3を制御する。
図5は、入出力電圧と基準電流との関係を示す図である。
ロジック回路43aには、デジタル信号VOUT0〜VOUT3とデジタル信号VIN0〜VIN3の組み合わせ(この例では、4×4=16通り)に応じて、理論計算または実測により、予め見積もられた基準電流値Iref00〜Iref33が、例えばテーブル化されて予め格納されている。
次に、基準信号回路4aの動作について説明する。
まず、A/D変換器41aおよびA/D変換器42aは、それぞれ入力電圧VINおよび出力電圧VOUTのA/D変換を行う。
ロジック回路43aは、A/D変換器41aおよびA/D変換器42aから得られる2値出力値と、前記テーブルとに基づいて、選択される基準電流値Iref00〜Iref33が基準電流IREF1として出力されるようスイッチS0〜スイッチS3を制御する。
この第2の実施の形態の電源回路1aによれば、第1の実施の形態の電源回路1と同様の効果が得られる。
なお、本実施の形態ではスイッチは4つとしたが、スイッチの個数はこれに限定されない。
また、本実施の形態では基準電流値Iref00〜Iref33は、ロジック回路43aにテーブル化して予め格納したが、これに限らず、ロジック回路43aが、入力されるデジタル信号VOUT0〜VOUT3とデジタル信号VIN0〜VIN3とから演算を行って求めてもよい。
次に、第3の実施の形態の電源回路について説明する。
図6は、第3の実施の形態の電源回路を示す原理図である。
なお、図6においては、図1と共通の部分については、共通の符号を用いてその説明を省略する。
第1の実施の形態の電源回路1および第2の実施の形態の電源回路1aでは、入力電圧VINと出力電圧VOUTとの関係に応じて基準電流IREFおよびIREF1を変化させたが、第3の実施の形態の電源回路1bは、基準電流IREF2を固定し、電流検出回路6aから出力される電流IS2を変化させることにより、電圧VAの値を変化させている。
以下、具体例を用いて説明を行う。
図7は、第3の実施の形態の電源回路を示す回路図である。
以下、第3の実施の形態の電源回路1bについて、前述した第1の実施の形態および第2の実施の形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
電源回路1bは、基準電流IREF2を出力する定電流源で構成される基準信号回路4bと、電流検出回路6aとを有している。
基準信号回路4bは、基準電流IREF2および電流IS2が入力される節点A2に接続されている。節点A2は、DC−DCコンバータ2およびシリーズレギュレータ3のen端子に電気的に接続されている。
電流検出回路6aは、A/D変換器41aと、A/D変換器42aと、ロジック回路43bと、一端がそれぞれ節点A2に接続され、他端がそれぞれNMOSトランジスタM121,M122,M123,M124(以下、単にトランジスタM121〜M124という)に接続された4つのスイッチS10〜S13と、演算増幅器61と、トランジスタM7とを有している。
スイッチS10〜S13は、例えば、MOSFET等で構成され、それぞれロジック回路43bから信号を受けてON/OFFする。
トランジスタM7,M121,M122,M123,M124は、カレントミラー回路を構成している。すなわち、トランジスタM121は、トランジスタM7に流れる電流(検出電流)を折り返して、そのドレインからデバイスサイズの比に等しい電流を出力し得るよう構成されている(トランジスタM122,M123,M124についても同様)。
本実施の形態では、スイッチS10〜S13のON/OFFを、それぞれ切り替えることにより、トランジスタM7に流れる電流とトランジスタM121,M122,M123,M124から出力される電流との比、すなわちミラー比を調節することができ、このミラー比を調節することにより、スイッチS10〜S13から節点A2に出力される電流の和、すなわち電流IS2を変化させる。また、ミラー比を小さくすることで境界電流(DC−DCコンバータ2の動作とシリーズレギュレータ3との動作が切り替わる出力電流IOUT)は相対的に大きくなり、ミラー比を大きくすることで境界電流は相対的に小さくなる。
ロジック回路43bは、入出力電圧の関係とトランジスタM7に流れる電流に応じて節点A2に電流IS2を出力するようスイッチS10〜S13を制御する。
この第3の実施の形態の電源回路1bによれば、第1の実施の形態の電源回路1および第2の実施の形態の電源回路1aと同様の効果が得られる。
以上、本発明の電源回路を、図示の実施の形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、本発明に、他の任意の構成物が付加されていてもよい。
また、本発明は、前述した各実施の形態のうちの、任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせたものであってもよい。
また、前述した各実施の形態では、電圧変換回路としてDC−DCコンバータを用いたが、直流チョッパ等他のスイッチングレギュレータを用いてもよい。
また、前述した各実施の形態では、電源回路1,1a,1bが、それぞれ2つの電圧変換回路を有する構成としたが、これに限らず、互いに電圧変換効率が異なる3つ以上の電圧変換回路を有する構成としてもよい。
また、前述した各実施の形態では、出力電圧VOUTが変化した場合について説明したが、入力電圧VINが変化した場合においても前述した効果が得られる。
第1の実施の形態の電源回路を示す原理図である。 第1の実施の形態の電源回路を示す回路図である。 基準信号回路の電圧−電流特性を示すグラフである。 第2の実施の形態の電源回路を示す回路図である。 入出力電圧と基準電流との関係を示す図である。 第3の実施の形態の電源回路を示す原理図である。 第3の実施の形態の電源回路を示す回路図である。 DC−DCコンバータとシリーズレギュレータの出力電流−効率特性を示すグラフである。
符号の説明
1,1a,1b 電源回路
2 DC−DCコンバータ
3 シリーズレギュレータ
4,4a,4b 基準信号回路
5 比較部
6,6a 電流検出回路
10 負荷
11 カレントミラー回路
12 カレントミラー回路
41a,42a A/D変換器
43a,43b ロジック回路
REF,IREF1,IREF2 基準電流
S 検出電流
S2 電流

Claims (7)

  1. 負荷に定電圧を出力する電源回路において、
    前記負荷に流れる負荷電流の大きさによって選択され、電力変換効率が異なる少なくとも2つの電圧変換回路と、
    複数の前記電圧変換回路から1つの電圧変換回路を選択する選択手段と、
    前記負荷電流に基づいて前記1つの電圧変換回路を選択するための境界電流を設定し、入力電圧と前記定電圧との関係に応じて前記境界電流を変化させる境界電流変化手段と、
    を有し、
    前記境界電流変化手段は、基準となる基準電流を生成する基準信号回路と、前記負荷電流を検出する電流検出回路とを有し、
    前記基準信号回路は、所定のバイアス電流を供給するバイアス回路と、前記入力電圧と前記定電圧との関係に応じて変化する電流を出力する電流供給回路とを有し、前記バイアス電流と前記電流供給回路とから出力される電流の和を前記基準電流として出力することにより前記境界電流を変化させ、
    前記選択手段は、前記基準電流と前記電流検出回路が検出した検出電流の大小関係に応じて、複数の前記電圧変換回路から1つの電圧変換回路を選択することを特徴とする電源回路。
  2. 負荷に定電圧を出力する電源回路において、
    前記負荷に流れる負荷電流の大きさによって選択され、電力変換効率が異なる少なくとも2つの電圧変換回路と、
    複数の前記電圧変換回路から1つの電圧変換回路を選択する選択手段と、
    前記負荷電流に基づいて前記1つの電圧変換回路を選択するための境界電流を設定し、入力電圧と前記定電圧との関係に応じて前記境界電流を変化させる境界電流変化手段と、
    を有し、
    前記境界電流変化手段は、基準となる基準電流を生成する基準信号回路と、前記負荷電流を検出する電流検出回路とを有し、
    前記基準信号回路は、前記入力電圧と前記定電圧とをそれぞれデジタル信号に変換するA/D変換器と、前記デジタル信号に基づいて前記基準電流を制御するロジック回路とを有し、前記基準電流を変化させることにより前記境界電流を変化させ、
    前記選択手段は、前記基準電流と前記電流検出回路が検出した検出電流の大小関係に応じて、複数の前記電圧変換回路から1つの電圧変換回路を選択することを特徴とする電源回路。
  3. 負荷に定電圧を出力する電源回路において、
    前記負荷に流れる負荷電流の大きさによって選択され、電力変換効率が異なる少なくとも2つの電圧変換回路と、
    複数の前記電圧変換回路から1つの電圧変換回路を選択する選択手段と、
    前記負荷電流に基づいて前記1つの電圧変換回路を選択するための境界電流を設定し、入力電圧と前記定電圧との関係に応じて前記境界電流を変化させる境界電流変化手段と、
    を有し、
    前記境界電流変化手段は、基準となる基準電流を生成する基準信号回路と、前記負荷電流を検出する電流検出回路とを有し、
    前記電流検出回路は、前記入力電圧と前記定電圧とをそれぞれデジタル信号に変換するA/D変換器と、前記デジタル信号に基づいて前記電流検出回路が検出した検出電流を制御するロジック回路とを有し、前記検出電流を変化させることにより前記境界電流を変化させ、
    前記選択手段は、前記基準電流と前記検出電流の大小関係に応じて、複数の前記電圧変換回路から1つの電圧変換回路を選択することを特徴とする電源回路。
  4. 複数の前記電圧変換回路は、スイッチングレギュレータおよびシリーズレギュレータを含むことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の電源回路。
  5. 前記境界電流変化手段は、前記境界電流を、前記入力電圧に対する定電圧の増加に対して増加させ、前記入力電圧に対する定電圧の減少に対して減少させることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の電源回路。
  6. 前記負荷電流に対する前記検出電流の比を、前記入力電圧に対する定電圧の増加に対して減少させ、前記入力電圧に対する定電圧の減少に対して増大させることにより、前記境界電流を変化させることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の電源回路。
  7. 複数の前記電圧変換回路から1つの電圧変換回路を選択する際の前記境界電流にヒステリシス特性が設けられていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の電源回路。
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