JP4755010B2 - 樹脂製光学製品、及びロッドレンズの製造方法 - Google Patents
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Description
樹脂製光学製品の中に、ポリマーマトリックス中に、屈折率制御を目的とした屈折率制御物質を含有する屈折率分布型のものがある。かかる樹脂製光学製品は、合成樹脂であるポリマーマトリックス中に屈折率制御物質を含有させて、円筒形に形成されている。そして、合成樹脂中の径方向における中心部分から周縁部分にかけての屈折率制御物質の分布を適当に制御することによって、樹脂製光学製品における屈折率をその中の場所によって変化させることにより、その樹脂製光学製品をレンズ、ロッドレンズ、光ファイバーなどとして機能させる。
ところで、従来の屈折率制御物質を用いたロッドレンズでは、屈折率差(本願において、「屈折率差」とは、ロッドレンズ等の円筒形に形成された光学製品における中心(光学軸)部分等の屈折率の最も高い部分での屈折率と、そこから連続して屈折率が変化する範囲における最も屈折率の低い部分での屈折率との差をいう。一般的には、ロッドレンズの中心部分と、周縁部分との屈折率の差が屈折率差となる。)を0.02程度にするのがせいぜいである。
ところで、これらロッドレンズにおいて、より屈折率差を大きくできれば、光伝送のための光をロッドレンズ内に多く取り入れることが可能となることにより、光伝送情報量を増やすことができるという利点や、曲げ損失にも強くなるなどの利点を得られる。しかしながら、屈折率差を大きくするのは困難である。その理由に、ポリマーにより大きな屈折率を与えるような屈折率制御物質は、一般的に、ポリマーないしそのポリマーの原料となるモノマーとの親和性が低く、ポリマーマトリックス中に分散させることが困難であることがあげられる。また、ポリマーマトリックス中に分散させることのできる屈折率制御物質の量にも限界があることも、従来のこれらロッドレンズにおいては屈折率差を0.02程度にするのが限界である理由となっている。
大きな屈折率差を与えられる屈折率制御物質により大きな屈折率差を実現することは、ロッドレンズのみならず、光ファイバーや、その他の円筒形の屈折率分布型の樹脂製光学製品にも求められている。
かかる発明は、本願発明者が発見した、ジアリールオキサゾールが、公知の屈折率制御物質よりもポリマーないしそのポリマーの原料となるモノマーとの親和性が高く、ポリマーマトリックス中に分散させ易く、また、ポリマーマトリックス中により多くの量を分散させられるという事実に基づいて想到された。
本願発明において、ジアリールオキサゾールとは、オキサゾールの2位、4位、5位に2個のアリール基を有するものである。
アリール基とは、芳香族炭化水素の核から水素原子1個を除いた1価基の総称名で最も簡単な構造としてはフェニル基であり、屈折率や溶解度との関係で問題ない範囲で、フェニル基にアルキル基など簡単な置換基を有していても構わない。
具体的には、そのアリール基がフェニル基である場合には、ジフェニルオキサゾールを挙げることができ、より詳細には、2,5−ジフェニルオキサゾール、2,4−ジフェニルオキサゾール等の異性体を挙げることができる。
上記屈折率制御物質の使用量は、目的とする屈折率差によって選択できるが、一般に、その使用量を多くすることによって光学製品の屈折率差を大きくすることができる。一般的には、ポリマーマトリックス100重量部に対して5重量部から100重量部程度の範囲で屈折率制御物質を含有させることができる。
なお、本発明の光学製品の形状は、略円筒形状である。「略円筒形状」は、精密な円筒形状以外の形状も含む意であり、例えば、光学製品の長さ方向の中央部分が両端よりも多少太く、或いは細くなる場合もあり、光学製品の長さ方向の一方から他方にかけてテーパーが与えられている場合も含むものである。
本発明の光学製品は、ロッドレンズであってもよいし、また、光ファイバーであってもよい。ロッドレンズをプリフォームとして公知の技術により延伸させることによって、光ファイバーを製造することができる。
ベンゾトリアゾールまたはその誘導体の使用量は、ジアリールオキサゾール100重量部に対して25重量部程度までである。
前記ベンゾトリアゾールまたはその誘導体は、光学製品の径方向における周縁部分よりも中心部分で高くなるように分布させられていてもよい。
ここで、本発明の光学製品は、径方向における中心部分の屈折率が、周縁部分の屈折率より0.02以上大きいものとすることができる。これは、当該光学製品の屈折率差が0.02以上であることを意味する。かかる光学製品は、0.02の屈折率差がせいぜいであった従来の光学製品と比較し、優れたものであるといえる。
本発明の光学製品は、径方向における中心部分の屈折率が、周縁部分の屈折率より0.05以上大きいものとすることができる。これは、当該光学製品の屈折率差が0.05以上であることを意味する。かかる光学製品は、更に優れたものであるといえる。
本発明の光学製品は、径方向における中心部分の屈折率が、周縁部分の屈折率より0.10以上大きいものとすることができる。これは、当該光学製品の屈折率差が0.10以上であることを意味する。かかる光学製品は、より一層優れたものであるといえる。
本発明の光学製品は、中心部分の屈折率が周縁部分の屈折率よりも大きいのであれば、径方向における屈折率の変化がどのようなものとなっていてもよい。
例えば、本発明の光学製品は、径方向における屈折率が、中心部分から周縁部分に向けて増加することなく減少していてもよい。また、本発明の光学製品は、径方向における屈折率が、中心部分から周縁部分に向けて滑らかに減少していてもよい。
例えばポリメチルメタクリレート(PMMA)、ポリスチレン、ポリ2,2,2−トリフルオロエチルメタクリレート、ポリ4−メチルシクロヘキシルメタクリレート、ポリシクロヘキシルメタクリレート、ポリフルフリルメタクリレート、ポリ1−フェニルエチルメタクリレート、ポリ1−フェニルシクロヘキシルメタクリレート、ポリベンジルメタクリレート、ポリ1,2−ジフェニルエチルメタクリレート、ポリo−クロロベンジルメタクリレート、ポリp−クロロベンジルメタクリレート、ポリジフェニルメチルメタクリレート、ポリペンタクロロフェニルメタクリレート、ポリペンタブロモフェニルメタクリレート、ポリイソボルニルメタクリレート、ポリ2−ヒドロキシエチルメタクリレート、ポリヘプタデカフルオロデシルメタクリレート、ポリエチレングリコールジメタクリレート、ポリトリエチレングリコールジメタクリレート等を使用することが出来る。
合成樹脂としては、特にポリメチルメタクリレート(PMMA)が好ましい。ポリメチルメタクリレートは、本発明における屈折率制御物質との親和性がよいからである。
この光伝送に関与しない層とは、光反射層、光反射防止層、また、屈折率制御物質を含有しない透明樹脂層及び、光伝送路を細くする場合の保護層などである。
即ち、透明な合成樹脂のポリマー製の中空であり略円筒形の中空状円筒クラッド内に、前記中空状円筒クラッドを構成するポリマーの原料となるモノマーの溶液と、屈折率制御物質とを充填し、前記モノマーを、前記中空状円筒クラッドの壁面を構成するポリマーを逐次溶解させながら、且つ前記中空状円筒クラッドの壁面から内部へ同心円状にゲル層を順次移動させながら重合させてロッドレンズを製造する、ロッドレンズの製造方法であって、前記屈折率制御物質として、ジアリールオキサゾールを含むものを用いる。クラッドの壁面を構成するポリマーを逐次溶解させながら、且つ中空状円筒クラッドの壁面から内部へ同心円状にゲル層を順次移動させながら重合させてロッドレンズを製造するロッドレンズの製造方法は、いわゆる界面ゲル重合法と呼ばれるものである。上述の屈折率制御物質を用いた場合でも、この方法によって屈折率分布型のロッドレンズを製造することが可能である。
前記中空状円筒クラッド内に、前記モノマーの溶液と、前記屈折率制御物質とを充填する際に、ベンゾトリアゾールまたはその誘導体をも前記中空状円筒クラッド内に充填してもよい。
合成樹脂であるポリマーまたはそのポリマーを作るためのモノマーと屈折率制御物質との親和性を向上させる機能、或いはそれに加えて光学製品における屈折率分布形状を調整できるような機能を有する物質があれば、それをベンゾトリアゾールまたはその誘導体に替えて、またはベンゾトリアゾールまたはその誘導体に加えて使用することもできる。
そこで、上記の気泡または空洞の発生を抑制するために、前記の溶液が充填された中空状円筒クラッドを減圧可能になされた恒温室内に垂直方向(円筒クラッドの円筒形の軸方向が垂直となる方向)に配置し、中空状円筒クラッドの溶液注入口を開放状態としたまま、減圧および加温条件化で上記モノマーの重合を行う。
この場合、減圧可能になされた恒温室としては、例えば、通常の真空乾燥器を利用することができる。真空乾燥器内において中空状円筒クラッドを垂直方向に配置するには、クランプ等の適当な支持冶具を使用して行うことができる。また、重合条件としての減圧の程度は、通常0.001〜0.06MPa、好ましくは0.01〜0.04MPaである。
以下の実施例では、ロッドレンズ、或いは光ファイバーを製造する場合について説明する。そして、最終的に製造したロッドレンズの屈折率差を評価する。
屈折率差の評価は、インデックスプロファイラー(セイコー・イージーアンドジー株式会社製「IP−5500」)を使用し、測定波長589.3nm(D線)の条件下、屈折角分布偏光関数法によって屈折率分布を測定することによって行った。この方法は、ロッドレンズの光軸に対して任意の一垂直断面の屈折率分布を測定することが出来る。この測定結果を、屈折率分布型のロッドレンズにおける屈折率差として評価した。
<中空状円筒クラッドの作成>
クラッド用重合管として、内径11.7mm、長さ450mmのステンレス製中空容器を使用した。これに、以下の表1に示す組成のクラッド用モノマー溶液を注入し、注入口を密閉した後、震盪条件下、70℃で2時間プレ重合を行った。
モノマー:MMA
重合開始剤:ベンゾイルパーオキサイド(BPO)
(MMAに対して(以下同じ)0.5重量%)
連鎖移動剤:n−オクチルメルカプタン(0.45重量%)
中空状円筒クラッドの外径は11.5mm、内径は6.1mm、長さは445mmであった。
厚さが1.2mmの変形防止用ガラス管に上記中空状円筒クラッドを挿入し、当該ガラス管の全周囲に厚さ70μmの銅箔を巻回した。ガラス管は円筒形であり、その内径は、中空状円筒クラッドの外面との間に0.2〜0.5mm程度の隙間が開く程度とされている。
次いで、中空状円筒クラッドに表2に示す組成の溶液を充填した。溶液の充填は、PMMAクラッドの充填口から下方に20mmの空間部が残るようにして行った。その後、真空乾燥器内に上記のような状態のPMMAクラッドを垂直にセットし、注入口を開放したまま窒素雰囲気下、0.03MPaの減圧状態で、75℃を保ちながら、48時間かけて熱重合させてロッドレンズを作成した。
モノマー:MMA
重合開始剤:n-ブチル-4,4−ビス(t-ブチルパーオキシ)バリレート
(MMAに対して(以下同じ)0.23重量%)
1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)シクロヘキサン
(0.035重量%)
連鎖移動剤:n−オクチルメルカプタン(0.33重量%)
屈折率制御物質:2,5−ジフェニルオキサゾール(15.5重量%)
なお、図1のグラフにおいて、横軸はロッドレンズの中心からの距離を、縦軸はロッドレンズの中心を基準とした場合のその位置における屈折率差をそれぞれ表している。なお、グラフ中のr、a、bで示された範囲はそれぞれ、ロッドレンズの全体の半径、ロッドレンズの光伝送に関与する部分、光伝送に関与しない部分に相当する。
グラフの読み方は、図2〜図9でも同様である。
実施例2は、実施例1の場合と略同様である。異なるのは、実施例1において、中空状円筒クラッド内に充填する溶液の調製の際に、屈折率制御物質としての2,5−ジフェニルオキサゾール(15.5重量%)に加えて、ベンゾトリアゾール(4.4重量%)を追加したことだけである。
実施例3は、実施例1の場合と略同様である。異なるのは、実施例1において、中空状円筒クラッド内に充填する溶液の調製の際に、屈折率制御物質として加えた2,5−ジフェニルオキサゾールの量を、15.5重量%から28.2重量%に変えたことだけである。
実施例4は、実施例1の場合と略同様である。異なるのは、実施例1において、中空状円筒クラッド内に充填する溶液の調製の際に、屈折率制御物質として加えた2,5−ジフェニルオキサゾールの量を、15.5重量%から34.4重量%に変えたことだけである。
実施例5は、実施例1の場合と略同様である。異なるのは、実施例1において、中空状円筒クラッド内に充填する溶液の調製の際に、屈折率制御物質として加えた2,5−ジフェニルオキサゾールの量を、15.5重量%から36.8重量%に変えたことだけである。
実施例6は、実施例1の場合と略同様である。異なるのは、実施例1において、中空状円筒クラッド内に充填する溶液の調製の際に、屈折率制御物質として加えた2,5−ジフェニルオキサゾールの量を、15.5重量%から44.0重量%に変えたことだけである。
実施例7は、実施例1の場合と略同様である。異なるのは、実施例1において、中空状円筒クラッド内に充填する溶液の調製の際に、屈折率制御物質として加えた2,5−ジフェニルオキサゾールの量を、15.5重量%から50.0重量%に変えたことだけである。
実施例8は、実施例2の場合と略同様である。異なるのは、実施例2において、中空状円筒クラッド内に充填する溶液の調製の際に、屈折率制御物質として加えた2,5−ジフェニルオキサゾールの量を、15.5重量%から45.6重量%に変えるとともに、ベンゾトリアゾールの量を、4.4重量%から17.1重量%に変えたことだけである。
実施例9は、実施例2の場合と略同様である。異なるのは、実施例2において、中空状円筒クラッド内に充填する溶液の調製の際に、屈折率制御物質として加えた2,5−ジフェニルオキサゾールの量を、15.5重量%から50.0重量%に変えるとともに、ベンゾトリアゾールの量を、4.4重量%から20.0重量%に変えたことだけである。
上記実施例1〜9にて製造されたロッドレンズのいずれからも、それを加熱延伸することにより、光ファイバーを製造することが出来る。これは、非晶性高分子の粘弾性挙動を利用したものである。
この実施例では、その内部が円筒形の中空となっている加熱炉を用いてロッドレンズを延伸する。
加熱炉を炉温360℃に加熱した後、実施例1〜9のロッドレンズ(外径は約11.3mm)の延伸開始位置が炉の加熱位置になり、更に炉の中空状の部分の中心軸にロッドレンズの中心軸(光学軸)が一致するようにセットした。加熱炉にロッドレンズをセットして6分後、ロッドレンズにテンションを掛けて延伸させてその先端を延伸側速度を変えられるプーリーに挟んだ。その状態で、ロッドレンズの加熱炉への送り速度を1.9mm/分、延伸側の引っ張り速度を3600mm/分にそれぞれ保ちながら、ロッドレンズの加熱延伸を行なった。
その結果、実施例1〜9のどのロッドレンズからも外径φ250μmの光ファイバーを得ることができた。
上述の実施例1〜実施例9にて製造されたロッドレンズはいずれも、完全な円筒形のものであった。他方、実施例11では、完全な円筒形ではない、その長さ方向の一方から他方に向けて徐々に細くなるようなテーパーが与えられたロッドレンズの製造方法の一例を説明する。
この実施例では、実施例1〜実施例9に記載のロッドレンズを加工することによって、ロッドレンズにテーパーを与える。
この実施例では、まず、実施例10で用いた加熱炉に、実施例1〜9のロッドレンズを、ロッドレンズの延伸開始位置が加熱位置になり、更に炉の中空状の部分の中心軸にロッドレンズの中心軸(光学軸)が一致するようにセットした。次いで、加熱炉にロッドレンズをセットして6分後、ロッドレンズにテンションを掛けてその先端を延伸させた。その後、適当な太さになるまでロッドレンズを引張り、そのまま冷却することにより、ロッドレンズにその基端から先端に向かって細くなるようなテーパーを与えることができた。なお、この実施例におけるロッドレンズの冷却は、室温での空冷である。
実施例1〜9のいずれのロッドレンズからも、テーパーを有するロッドレンズを製造することができた。
Claims (17)
- 屈折率を制御するための屈折率制御物質を含有する透明な合成樹脂によって略円筒形に形成されており、前記屈折率制御物質が、その径方向における周縁部分よりも中心部分で濃度が高くなるように分布させられている屈折率分布型の光学製品であって、
前記屈折率制御物質は、ジアリールオキサゾールを含む、
光学製品。 - 前記ジアリールオキサゾールは、ジフェニルオキサゾールである、
請求項1記載の光学製品。 - 前記ジアリールオキサゾールが2,5−ジフェニルオキサゾールである、
請求項1記載の光学製品。 - 前記合成樹脂が、ベンゾトリアゾールまたはその誘導体を更に含有している、
請求項1記載の光学製品。 - 前記ベンゾトリアゾールまたはその誘導体の濃度が、径方向における周縁部分よりも中心部分で高くなるように分布させられている、
請求項4記載の光学製品。 - 前記合成樹脂は、ポリメチルメタクリレートである、
請求項1〜5のいずれかに記載の光学製品。 - 径方向における中心部分の屈折率が、周縁部分の屈折率より0.02以上大きい、
請求項1〜6のいずれかに記載の光学製品。 - 径方向における中心部分の屈折率が、周縁部分の屈折率より0.05以上大きい、
請求項1〜6のいずれかに記載の光学製品。 - 径方向における中心部分の屈折率が、周縁部分の屈折率より0.10以上大きい、
請求項1〜6のいずれかに記載の光学製品。 - 径方向における屈折率が、中心部分から周縁部分に向けて増加することなく減少している、
請求項1〜9のいずれかに記載の光学製品。 - 径方向における屈折率が、中心部分から周縁部分に向けて滑らかに減少している、
請求項10記載の光学製品。 - 前記合成樹脂の径方向における周縁部分の外面に、光伝送に関与しない層を有している、
請求項1〜11のいずれかに記載の光学製品。 - 光ファイバーである、
請求項1〜12のいずれかに記載の光学製品。 - ロッドレンズである、
請求項1〜12のいずれかに記載の光学製品。 - 前記光学製品は、その長さ方向の一方から他方にかけてテーパーが与えられている、
請求項1〜14のいずれかに記載の光学製品。 - 透明な合成樹脂製のポリマー製の中空であり略円筒形の中空状円筒クラッド内に、前記中空状円筒クラッドを構成するポリマーの原料となるモノマーの溶液と、屈折率制御物質とを充填し、前記モノマーを、前記中空状円筒クラッドの壁面を構成するポリマーを逐次溶解させながら、且つ前記中空状円筒クラッドの壁面から内部へ同心円状にゲル層を順次移動させながら重合させてロッドレンズを製造する、ロッドレンズの製造方法であって、
前記屈折率制御物質として、ジアリールオキサゾールを含むものを用いる、
ロッドレンズの製造方法。 - 前記中空状円筒クラッド内に、前記モノマーの溶液と、前記屈折率制御物質とを充填する際に、ベンゾトリアゾールまたはその誘導体をも前記中空状円筒クラッド内に充填する、
請求項16記載のロッドレンズの製造方法。
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