JP4754431B2 - 円すいころ軸受 - Google Patents

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Description

この発明は、自動車、鉄道車輌、鉄鋼機械、工作機械、とくに、建設機械における回転部に使用される円すいころ軸受に関する。
例えば、円すいころ軸受Aは、図13に示すように、建設機械である油圧ショベルのクローラCが掛け渡される走行減速機スプロケットSの回転部に使用され、図7に示すように、外輪1と内輪2との間に、その円周方向所要間隔に複数の円すいころ3を設けるとともに、その円すいころ3を前記所要間隔に保持する合成樹脂製保持器4を設け、内輪2の円すいころ軌道面2aはその小径側に小鍔部2b、大径側に大鍔部2cを有する構成である(特許文献1参照)。
特開2003−287033号公報
この円すいころ軸受Aは、図10に示すように、その円環状保持器4が、その軸方向に離された2つの円環部4aと、その円環部4a、4aの間に、その周方向等間隔に連続して掛け渡した複数の柱部4bとからなって、その保持器4の両円環部4aと柱部4bに囲まれた前記所要間隔の各ポケット5に円すいころ3をそれぞれ嵌めて保持し(図8(a))、その保持器4に内輪2を挿入して円すいころ3を内輪2に保持し(図8(b)〜(d)、図9(a)〜(c))、さらにその内輪2を外輪1に組み込んで組み立てられる(図7)。
上記円すいころ軸受Aは、自動車、鉄道車輌、鉄鋼機械、工作機械、建設機械等の一般産業機械の回転部に使用することができるが、特に、建設機械においては、この軸受Aの径が大径であるため、これに用いられる合成樹脂製保持器4の剛性を確保することが難しい。この保持器4の剛性を向上させて所要の剛性を確保するために、前記保持器4の肉厚(柱部4bの保持器径方向の肉厚)を厚くすることが考えられる。
一方、上記円すいころ軸受Aにおいて、図12に示すように、保持器4は、円すいころ3が保持された後に、内輪2から脱落しない様に、前記円すいころ3をそのピッチ円すい面p(各円すいころ3の軸心を通る円すい状包絡面)よりも外側で、保持器4の柱部4bに接触して保持している(接点b)。このため、前記円すいころ軸受Aの運転時に保持器4には円すいころ3により外向きの負荷がかかり、この保持器4の剛性を向上させるために、保持器4の柱部4bを保持器軸方向外向き(径方向外側)に単に厚くすると、前記保持器4と外輪1の軌道面とが干渉するおそれがある。このとき、各柱部4bの内面が成す内周面8bは円すいころ3のピッチ円すい面pよりも外側にある(図12参照)。
また、上記円すいころ軸受Aにおいて、内輪2の小鍔部2bは、円すいころ3が内輪2に保持された後に脱落しない様に、その小鍔部2bの最外径寸法φDは、円すいころ3の内接円径(内輪軌道面2aと各円すいころ3外周面の接線の円すい状包絡面の最小径=内輪軌道面2aの小鍔部側径)φdより大きく設定されている(φD>φd 図7参照)。
このため、円すいころ3付きの保持器4に内輪2を挿入する(嵌める)際、円すいころ3はその小鍔部2bを乗り越えて内輪2の軌道面2aにセットされることとなる。
このとき、その保持器4が鉄製の場合(特許文献1 図6参照)、円すいころ3の内接円径φdが小鍔部2b外径より大きくなるように、鉄製保持器4の柱部(同文献の図中符号7)を弧状に塑性変形させて、円すいころ3を内輪2に挿入した後、再度、柱部を塑性変形させてストレートに戻し、円すいころ3の脱落を防止するようにしている。
一方、保持器4が合成樹脂製の場合は、その保持器4は合成樹脂の一体成形品のため、柱部を弾性変形させながら、円すいころ3を小鍔部2bを乗り越えさせて内輪2に挿入する。
このとき、従来の内輪2の小鍔部2bの外周面6は、図7に示すように、軸受Aの軸心(中心軸)cに平行としたり、少し、大鍔部2c側に向かって外側に傾斜する程度(軸受Aの軸心cに対しての角度:γ)としている。一方、内輪2の軌道面2aの軸受Aの軸心cに対する角度(内輪2の中心角度)αは、そのγより、一般的に大きく設定されている(α>γ)。
このため、保持器4は、小鍔部2bを乗り越えた後、円すいころ3が内輪軌道面2aに嵌る際に、再度、円すいころ3がその内輪軌道面2aの傾斜角度αに対応すべく、外側に向く力を受けることとなる。
すなわち、小鍔部2bの外周面の傾斜角度γが内輪2の中心角度αより小さいと(γ<α)、円すいころ3が小鍔部2bを乗り越えて内輪2の軌道面2aに嵌る際、円すいころ3は、小鍔部2bの外周面に乗り上がった後、内輪2の軌道面2aに嵌ることとなるが、その軌道面2aは、小鍔部の外周面の傾斜角度γより大きく傾斜しているため、その傾斜角度の拡大によるさらなる拡径力が段差をもって保持器4に加わり、その拡径力の偏位が生じて、段階的な応力負荷が加わる。この段階的な応力負荷は、合成樹脂製の保持器4の劣化を招き易い。
また、従来の円すいころ軸受Aは、小鍔部2bの最外径寸法φDと円すいころ3の内接円径φdの差(φD>φdでφD−φd)が大きく設定されており、このため、保持器4の円環部4aの撓みも大きくなり、その円環部4aと柱部4bの継ぎ目(図10の符号a参照)に亀裂が入ったり、最悪の場合には、破損したりする恐れがある。
さらに、合成樹脂製保持器4は、その製作コストの削減から、図11に示すように、通常、軸受Aの軸方向cに割れる金型(2枚の型板)B、Bによって射出成形される。このとき、両金型B、Bを軸方向cに割るため(図11(a)の反矢印方向に移動させるため)、ポケット5の空間を得るための金型部分を確保するとともに、一方(図11の右側)の円環部4aを形成するキャビティを確保するため、図10に示すように、柱部4bの両側面5cに切り欠き段部5bを形成しなくてはならない(段部5bが生じる)。また、ポケット5の両側面を成す柱部4bの面5cは、金型B、Bの抜き勾配の確保から、図12に示すように、ストレート面としたり(同図(a))、円弧面(R面)としたりしている(同図(b))。
この側面形状の(段部5bを有する)ポケット5に円すいころ3を保持すると、その段部5bの存在、ポケット5の側面(柱部側面5c)がストレート又は円弧面であることから、円すいころ3は、ポケット5の側面全長に亘って線接触せずに、部分線接触、最悪の場合には、点接触する状態となる。
点接触したり、部分線接触が短かったりすると、円すいころ3の公転が安定しないとともに、保持器4の小径側(小鍔部2b側)に円すいころ3の保持力が偏り、その円環部4aと柱部4bの継ぎ目aに亀裂が入り、最悪の場合には、破損する場合がある。
この発明は、合成樹脂製保持器を使用した円すいころ軸受において、その保持器の剛性を向上させることを第1の課題、円すいころ付きの保持器に内輪を挿入する際、保持器への段階的な応力負荷をなくすことを第2の課題、保持器を内輪に嵌める際のその円環部と柱部の継ぎ目の亀裂を無くすことを第3の課題、円すいころの公転を安定させるとともに、保持器の円すいころの保持力の偏りをなくすことを第4の課題とする。
上記の第1の課題を解決するために、この発明の一手段は、上記保持器の各柱部の内面が成す内周面が、円すいころのピッチ円すい面よりも内側にあるようにしたのである。
このようにすると、上記保持器は、円すいころをそのピッチ円すい面よりも外側で前記保持器の柱部に接触して保持するとともに、その各柱部の内面が成す内周面が円すいころのピッチ円すい面よりも内側にあるので、従来のように、各柱部の内面が成す内周面が円すいころのピッチ円すい面よりも外側にある場合に比べて、保持器の外周面と内周面(各柱部の内面又は外面が成す内周面又は外周面)との間隔、すなわち保持器の柱部の厚みが厚くなり、保持器の剛性を向上させることができる。
また、上記保持器は、軸方向に離間した2つの円環部に複数の柱部を連続して掛け渡したものであるので、前述のように、保持器の内周面が、円すいころのピッチ円すい面よりも内側にあると、小径側円環部の軸方向の内面が、従来の場合よりも軸方向内側にあることになる。このため、小径側円環部の軸方向の厚みが厚くなり、保持器の剛性をさらに向上させることができる(図1と図7参照)。
この発明の構成としては、外輪と内輪との間に、複数の円すいころを周方向に所要間隔をもって保持する合成樹脂製円環状保持器を設け、この保持器は、その軸方向に離れた2つの円環部と、その両円環部間にその周方向等間隔に連続して掛け渡した複数の柱部とから成って、その保持器の両円環部と柱部に囲まれた前記所要間隔の各ポケットに円すいころをそれぞれ嵌めて保持した円すいころ軸受において、前記円すいころを、そのピッチ円すい面よりも外側で前記柱部の側面に接触させてポケット内に保持し、保持器の各柱部の内面が成す内周面が前記円すいころのピッチ円すい面よりも内側にある構成を採用することができる。
このとき、ポケットの側面の内周面側は円すいころに沿う円弧面としてバリが生じ難くするとよい(図3(b)参照)。
上記第1の課題を解決するためのこの発明の他の手段は、前述の上記保持器がその軸方向に割れる2枚の金型によって樹脂成形され、その保持器の各柱部の両側面に、前記金型の一方が入り込む切り欠き段部が形成され、かつ、各柱部の外面が成す外周面と内面が成す内周面が平行とされた円すいころ軸受において、その保持器の外周面の最大径を、外輪に接触しない程度において大きく設定し、かつ、保持器の外周面角度(図1において「β」)を、軸受の中心角度(図1において、円すいころ13のピッチ円すい面の角度「α」)より大きく設定したのである。
このようにすれば、段部が小さくなって全長に亘る柱部の体積も多くなるため、結果として、保持器の剛性が高くなる(図4参照)。また、各柱部の外面が成す外周面と内面が成す内周面が平行であることは、柱部の厚さはその全長に亘って均一となることであり、樹脂成形時の柱部の変形を極力抑えることができる。
この発明の構成としては、外輪と内輪との間に、複数の円すいころを周方向に所要間隔をもって保持する合成樹脂製円環状保持器を設け、この保持器は、その軸方向に離れた2つの円環部と、その両円環部間にその周方向等間隔に連続して掛け渡した複数の柱部とから成って、その軸方向に割れる2枚の金型によって樹脂成形され、その保持器の両円環部と柱部に囲まれた前記所要間隔の各ポケットに円すいころをそれぞれ嵌めて保持した円すいころ軸受において、保持器の各柱部の外面が成す外周面と内面が成す内周面が平行とされるとともに、その各柱部の両側面に前記金型の一方が入り込む切り欠き段部が形成され、その保持器の外周面の最大径を、外輪に接触しない程度において大きく設定し、かつ、保持器の外周面角度を、軸受の中心角度より大きく設定した構成を採用することができる。
この発明は、上記の第1の課題を解決する手段を併用することができる。
上記の第2課題を解決するために、この発明は、上記内輪の小鍔部の外周面を上記内輪の大鍔部に向かって外向きの傾斜面として、その傾斜面の軸受の中心軸に対する角度を、内輪の中心角度と同じか大きくしたのである。
小鍔部の外周面の傾斜角度γが内輪の中心角度(内輪軌道面の傾斜角度)αと同じか大きいと(γ≧α)、円すいころが小鍔部の外周面に乗り上がった後、内輪の軌道面に嵌る際、その軌道面の傾斜角度αは、小鍔部の外周面の傾斜角度γより小さいため、さらなる拡径力は生じず、その拡径力の偏位は生じない。このため、拡径力の偏位による応力の偏位もないため、保持器の耐久性の劣化もない。
この発明の構成としては、外輪と内輪との間に、複数の円すいころを周方向に所要間隔をもって保持する合成樹脂製円環状保持器を設け、この保持器は、その軸方向に離れた2つの円環部と、その両円環部間にその周方向等間隔に連続して掛け渡した複数の柱部とから成って、その保持器の両円環部と柱部に囲まれた前記所要間隔の各ポケットに円すいころをそれぞれ嵌めて保持した円すいころ軸受において、前記内輪の円すいころの軌道面はその小径側に小鍔部、大径側に大鍔部を有し、その内輪の小鍔部の外周面を大鍔部に向かって外向きの傾斜面として、その傾斜面の軸受の中心軸に対する角度γを、内輪の中心角度αと同じか大きくした構成を採用することができる。
この発明は、上記の第1の課題を解決する各手段を併用することができる。
上記の第3課題を解決するために、この発明は、小鍔部の最外径寸法と円すいころの内接円径の差を合成樹脂製保持器の亀裂や破損が生じない範囲内に設定することとしたのである。
このようにすれば、円すいころ付きの保持器に内輪を挿入する際、円すいころがその小鍔部を乗り越えても、保持器の側壁とポケットの柱部の継ぎ目に亀裂が入ったり、破損したりする恐れはなくなる。
例えば、円すいころの内輪軌道面との内接円径をφd、小鍔部の最外径寸法をφDとして、両者(d、D)を、0.975×φD<φd<1×φDの関係とする。
保持器の態様(設計)によって一義的には設定できないが、下記の一般的なエンジニアリングプラスチックからなる合成樹脂製保持器においては、例えば、径に対して40分の1(=0.025)以上の伸び(撓み)が生じると、何れかの部分、例えば、図10において、柱部4bと円環部4aの付け根aにクラックが生じる。このため、円すいころの内接円径φdが0.975×φD以下(0.975×φD≧φd)であると、円すいころが小鍔部を乗り越える際のその小鍔部に生じる応力が大きすぎて亀裂や破損が生じる恐れが高くなり、φDと同じかこれを超える(φD≦φd)と、保持後の円すいころが内輪から脱落する恐れが高い。
この発明の構成としては、外輪と内輪との間に、複数の円すいころを周方向に所要間隔をもって保持する合成樹脂製円環状保持器を設け、この保持器は、その軸方向に離れた2つの円環部と、その両円環部間にその周方向等間隔に連続して掛け渡した複数の柱部とから成って、その保持器の両円環部と柱部に囲まれた前記所要間隔の各ポケットに円すいころをそれぞれ嵌めて保持した円すいころ軸受において、内輪の円すいころの軌道面はその小径側に小鍔部、大径側に大鍔部を有し、円すいころの内輪軌道面との内接円径をφd、前記小鍔部の最外径寸法をφDとして、両者(d、D)を、0.975×φD<φd<1×φDの関係とした構成を採用することができる。
この構成は、上記第1、第2の課題を解決する各手段を選択的に併用することができる。
上記の第4の課題を解決するために、この発明は、上記保持器の各柱部の外面が成す外周面と内面が成す内周面が平行とされ、その保持器の外周面の最大径を、外輪に接触しない程度において大きく設定し、かつ、保持器の外周面角度βを、軸受の中心角度αより大きく設定したのである。
このように設定すると、保持器が外輪に近づき、図10で示すポケット5側面を成す柱部4bの側面の段部5bが円すいころ3の外側(軸受の径方向の外側)に移行し、円すいころ3のポケット5側面と接する線が段部5bの無い柱部側面5cと多く接するようになる。このため、円すいころ3と保持器4のポケット5側面との当たり(接触)長さLが長くなり、円すいころ3の公転が安定するとともに、保持器4の円すいころ3の保持力の偏りがなくなる(図4参照)。この接触長さLが長くなるのは、後述のように段部5bの有無に関係ないが、段部5bがある場合は、その段部5bが円すいころ3の外側に移行するため、段部5bが小さくなって円すいころ13とポケット5側面との接触面積が多くなる。
また、保持器が外輪側に近づくことにより、外輪の大鍔部側と保持器の外側(大鍔部側)との間隙が小さくなり、その間(間隙)における潤滑剤の流れを抑制することによる保持力が高くなって、その潤滑剤がその間隙に留まり易いため、潤滑特性が向上する。
さらに、保持器の各柱部の外面が成す外周面と内面が成す内周面が平行とされることにより、柱部の厚みが均一となるため、その樹脂成形時の変形を極力無くすことができる。
この発明の構成としては、外輪と内輪との間に、複数の円すいころを周方向に所要間隔をもって保持する合成樹脂製円環状保持器を設け、この保持器は、軸方向に離間させた2つの円環部と、その両円環部間の周方向等間隔に連続して掛け渡した複数の柱部とから成って、その保持器の両円環部と柱部に囲まれた前記所要間隔の各ポケットに前記円すいころをそれぞれ嵌めて保持した円すいころ軸受において、前記保持器の各柱部の外面が成す外周面と内面が成す内周面が平行とされ、その保持器の外周面の最大径を、外輪に接触しない程度において大きく設定し、かつ、保持器の外周面角度βを、軸受の中心角度αより大きく設定した構成を採用することができる。
この構成において、保持器がその軸方向に割れる2枚の金型によって樹脂成形され、その保持器の各柱部の両側面に、前記金型の一方が入り込む切り欠き段部が形成されたものとすれば、上述のように、上記第1の課題を解決することができる。
これらの構成は上記第1、第2及び第3の課題を解決する各手段を選択的に併用することができる。
これらの構成において、上記円すいころを保持した保持器に上記内輪を挿入する際の前記内輪の小鍔部と前記円すいころの接触端をそれぞれ接線アールの面取りとすることが好ましい。
「接線アールの面取り」とは、接触端において、一方の面からその面取り面に至る接線の包絡線及びその面取り面から他方の面に至る接線の包絡線が円弧状を描いて、一方の面からその面取り面に至る過程及びその面取り面から他方の面に至る過程において、エッジが生じない面取りを言うため、円すいころ付きの保持器に内輪を挿入する際、円すいころがそのエッジのない円弧面の小鍔部を円滑に乗り越える。このため、保持器の側壁と柱部の継ぎ目に亀裂が入ったり、破損したりする恐れはさらに少なくなる。
この円すいころ軸受は、自動車、鉄道車輌、鉄鋼機械、工作機械、建設機械等の一般産業機械の回転部に使用することができるが、特に、建設機械においては、軸受の径が、例えば、外径:240mmφと大きく、従来では、金属製の保持器が採用されている。
しかし、コスト面から、合成樹脂製保持器の使用が考慮されており、この場合、軸受の径が大径ゆえに、その保持器の剛性を確保することが難しくなる。このため、保持器の柱部および小径側円環部の厚みを厚くした円すいころ軸受は、その保持器の剛性が向上し、建設機械などの回転部に使用される大型で薄肉の軸受に適用することができる。
また、軸受の径が大径ゆえに、円すいころ付きの保持器に内輪を挿入する際の円すいころの小鍔部乗り越えによる保持器に加わる力も大きくなる。このため、円すいころの内接円径φdと小鍔部の最外径寸法Dの関係が設定された円すいころ軸受は、その加わる力を最小限に抑えるので、耐久性の面で有利なものとなる。
上記合成樹脂製保持器は、鉄製保持器に比べれば、樹脂の緩衝性から、衝撃強度が高いものとなる。さらに、鉄製保持器は、摩耗により鉄粉が生じて軸受特性に悪影響を及ぼすが、樹脂ゆえにその鉄粉が生じることもない。
また、保持器の外径を外輪の大鍔部と接触しない程度において大きく設定し、かつ、保持器の中心角度を、軸受の中心角度より大きく設定した円すいころ軸受は、公転が安定し、かつ、保持器の耐久性が向上するため、苛酷な条件下の建設機械においては有利なものとなる。
この発明は、保持器の柱部の厚みおよび小径側円環部の軸方向の厚みを厚くする等により、保持器の剛性が向上する。
また、小鍔部の外周面の傾斜角度を内輪の中心角度と同じか大きくしたので、円すいころ付き合成樹脂製保持器に内輪を嵌める際、保持器に拡径力による内部応力の偏位が生じないため、耐久性の劣化を招くこともない。
さらに、小鍔部の最外径寸法と円すいころの内接円径の差を合成樹脂製保持器の亀裂や破損が生じない範囲内に設定することにより、円すいころ付きの保持器に内輪を挿入する際の合成樹脂製保持器の亀裂や損傷をなくすことができる。
その上、保持器を外輪に近づけ、円すいころと保持器のポケット側面との当たり(接触)長さを長くしたので、円すいころの公転が安定するとともに、保持器の円すいころの保持力の偏りがなくなり、保持器の円環部と柱部の継ぎ目部に亀裂が入り難く、破損する恐れもなくなる。
一実施形態を図1〜図5に示し、この実施形態の円すいころ軸受Aは、図13に示した油圧ショベルのクローラCが掛け渡される走行減速機スプロケットSの回転部に使用されるものであって、図1に示すように外輪11と内輪12との間に、その円周方向所要間隔に複数の円すいころ13を設けるとともに、その円すいころ13を前記所要間隔に保持する合成樹脂製保持器14を設け、内輪12の円すいころ13の軌道面12aはその小径側に小鍔部12b、大径側に大鍔部12cを有する構成である。
上記円すいころ13の内接円径:φdと上記内輪12の小鍔部12bの最外径寸法:φDは、0.975×φD<φd<1×φDの関係を有する。この実施形態では、φD=207.5mm、φd=204.7mmとした。
このように、小鍔部12bの最外径寸法φDと円すいころ13の内接円径φdを設定することにより、円すいころ13付きの保持器14に内輪12を挿入する(嵌める)際の合成樹脂製保持器14の亀裂や損傷をなくすことができる。
また、上記小鍔部12bの外周面は上記大鍔部12cに向かって外向きの傾斜面16となっており、その傾斜面16の軸受Aの中心軸(図7の軸c参照)に対する角度γは、内輪2の中心角度(内輪軌道面12aの傾斜角度)αと同じか大きくしてある。
これにより、円すいころ13付き合成樹脂製保持器14に内輪12を嵌める際(図1から図2)、保持器14に拡径力により内部応力の偏位が生じず、耐久性の劣化を防止することができる。
さらに、小鍔部12bの外周面の軸受Aの軸方向の前側端(接触端)12dは接線アールの面取りがされているとともに、円すいころ13の両端面の周縁も同様に接線アールの面取りがされている(図2参照)。
これにより、円すいころ13付きの保持器14に内輪12を嵌める際(図1から図2)、円すいころ13がそのエッジのない円弧面の小鍔部12bを円滑に乗り越え、保持器14の円環部14aと柱部14bの継ぎ目aに亀裂が入ったり、破損したりする恐れはさらに少なくなる。
上記保持器14は、軸方向に離間した2つの円環部14aに複数の柱部14bを連続して掛け渡したものであって、その各円環部14aで軸受Aの軸方向を区画し、柱部14bで軸受Aの円周方向を区画することによって、円周方向に所定間隔をもって複数箇所のポケット15が形成される。各ポケット15は、円すいころ13が外輪11と内輪12との間で転動する際に、円すいころ13を等配に保持する。
この保持器14に円すいころ13を保持すると、図3に示すように、円すいころ3はそのピッチ円すい面(各円すいころ13の軸心を通る円すい状包絡面)pよりも外側bで保持器柱部14bの側面15cに接触して保持されるとともに、その各柱部の内面が成す内周面18bが、円すいころ13のピッチ円すい面pよりも内側に位置する。これにより、保持器14の柱部14bの厚みtが、図7に示す従来の保持器4の柱部4bの厚みtよりも厚くなる。
また、上記保持器14は、前述のように、前記保持器14の内周面18bが、円すいころ13のピッチ円すい面pよりも内側にあると、小径側円環部14aの軸方向の内面が、従来の場合よりも軸方向内側にあることになる。このため、小径側円環部14aの軸方向の厚みtが厚くなる(図2参照)。
このように、上記保持器14は、その柱部14bの厚みtおよび小径側円環部14aの軸方向の厚みtが、従来のものよりも厚く形成されるので、その剛性が向上し所要の剛性を容易に確保することができる。
このとき、柱部14bの厚みtが厚くなり、図3(a)に示すように,ポケットの側面15cがストレートであると、バリが生じやすいため、同図(b)に示すように、その側面15cの各柱部14bの内面が成す内周面側(符号c部分)は円すいころ13に沿う円弧面としてバリが生じ難くするとよい。
さらに、保持器14の各柱部14bの外面が成す外周面18aと内面が成す内周面18bが平行とされて、その各柱部14bの軸受径方向の厚さはそのほぼ全長に亘って均一になっている。その外周面18aの最大径φDは、外輪11に接触しない程度において大きく設定され、かつ、その外周面角度βは、軸受Aの中心角度αより大きく設定されている(β>α 図1参照)。
この構成の保持器14は、前述の図11に示すように、軸受Aの軸方向に割れる金型(2枚の型板)により、樹脂でもって射出成形され、両金型D1、D2を軸方向に割るため、同様に、各柱部14bの両側面に切り欠き段部15bが形成されたものとなる。
このとき、図4(a)に示す従来のように、外周面角度βが軸受Aの中心角度αと同じ場合(β=α)に比べて、同図(b)に示すように、外周面角度βが軸受Aの中心角度αより大きく設定されていると(β>β=α)、切り欠き段部15bが小さくなって、全長に亘る柱部14bの体積も多くなり、結果として、保持器14の剛性が高くなる。また、同図(c)に示すように、円すいころ13が柱部14bの側面に接する長さLが長くなる(L<L)。
このため、円すいころ13の公転が安定するとともに、保持器14の円すいころ13の保持力の偏りがなくなる。この偏りがなくなることにより、柱部14bと円環部14aの継ぎ目部aに応力の集中がなくなり、その継ぎ目aの亀裂や破損が生じることもない。
なお、切り欠き段部15bが無いとすれば、図4(a)に示すように、外周面角度βが軸受Aの中心角度αと同じ場合(β=α)、円すいころ13と柱部14bの側面との接触線はその円すいころ13の軸長Lとなるのに対し、同図(b)に示すように、外周面角度βが軸受Aの中心角度αより大きく設定されていると(β>β=α)、円すいころ13と柱部14bの側面との接触線Lは円すいころ13の軸長より長くなる(同図(c) L>L 参照)。
このことから、柱部14bの厚みが均一で、外周面角度βが軸受Aの中心角度αより大きく設定されていると、接触長さLは、切り欠き段部15bの有無に関係なく、長くすることができる。
上記保持器14は、エンジニアリングプラスチックからなり、そのエンジニアリングプラスチックは、汎用エンジニアリングプラスチックとスーパーエンジニアリングプラスチックのいずれを用いてもよい。例えば、汎用エンジニアリングプラスチックとして、ポリカーボネート(PC)、ポリアミド6(PA6)、ポリアミド66(PA66)、ポリアセタール(POM)、変性ポリフェニレンエーテル(m−PPE)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、GF強化ポリエチレンテレフタレート(GF−PET)、超高分子量ポリエチレン(UHMW−PE)等を採用する。
スーパーエンジニアリングプラスチックとしては、ポリサルホン(PSF)、ポリエーテルサルホン(PES)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、ポリアリレート(PAR)、ポリアミドイミド(PAI)、ポリエーテルイミド(PEI)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、液晶ポリマー(LCP)、熱可塑性ポリイミド(TPI)、ポリベンズイミダゾール(PBI)、ポリメチルベンテン(TPX)、ポリ1,4−シクロヘキサンジメチレンテレフタレート(PCT)、ポリアミド46(PA46)、ポリアミド6T(PA6T)、ポリアミド9T(PA9T)、ポリアミド11,12(PA11,12)、フッ素合成樹脂、ポリフタルアミド(PPA)等を採用する。
この実施形態の保持器14はポリアミド66を使用した。
この保持器14を、図6で示すように、鎖線で示す半割りの冶具17の外周面に嵌め、その半割り冶具17を、矢印のように上下方向に引き離して、保持器14が破断するまでの試験を行った。この試験では、半割り治具17、17が5.7mm離れた時点(保持器14の径D(=210.2mm)が5.7mm伸びた時点)で保持器14が破断し、この結果から、保持器14として十分な引張強度を有することを確認できた。
また、この軸受Aを図8、図9に示すように組み立てても、何ら支障なく組み立てることができた。
この実施形態は、円すいころ13を、そのピッチ円すい面pよりも外側bで柱部14bの側面15cに接触させてポケット15内に保持し、保持器14の各柱部14bの内面が成す内周面18bが円すいころ13のピッチ円すい面pよりも内側にある点1、保持器14の外径φDを、外輪11の大鍔部12c側と接触しない程度(外径φD<外輪大鍔部側内径φd)において大きく設定するとともに、保持器14の外周面角度βを軸受Aの中心角度αより大きく設定した(β>α)点2、円すいころ13の内接円径:φdと内輪小鍔部12bの最外径寸法:φDの関係を0.975×φD<φd<1×φDにした点3、小鍔部12bの外周面を大鍔部12cに向かって外向きの傾斜面16として、その傾斜面16の軸受Aの中心軸に対する角度γを、内輪12の中心角度αと同じか大きくしたり(γ≧α)した点4、及び小鍔部12bの外周面前側端12dと円すいころ13の両端面の周縁をそれぞれ接線アールの面取りする点5をすべて有するものであるが、この実施形態において、この出願に係わる各発明の作用効果を発揮する限りにおいて、その各点1〜5の何れかを1つ、2つ、3つ、4つと適宜に選択して採用し、他は従来と同様にすることができる。
また、この実施形態は、図13に示した油圧ショベルのクローラCが掛け渡される走行減速機スプロケットSの回転部に使用される円すいころ軸受Aの場合であったが、この発明は、上記自動車、鉄道車輌、鉄鋼機械、工作機械等の他の種々の回転部に使用される各種の円すいころ軸受に採用できることは勿論である。
一実施形態の要部断面図 同実施形態の組立作用図 同実施形態の保持器と円すいころとの関係断面図 同実施形態の作用説明図 同実施形態の保持器の一部省略斜視図 同保持器の強度試験の説明図 従来例の断面図 円すいころ軸受の組立説明図 同組立説明図 保持器の要部斜視図 保持器の樹脂成形説明用断面図 同保持器のポケット部の各例の断面図 油圧ショベルの走行減速機スプロケット部の要部簡略断面図
符号の説明
1、11 外輪
1a、11a 外輪の軌道面
2、12 内輪
2a、12a 内輪の軌道面
2b、12b 内輪の小鍔部
2c、12c 内輪の大鍔部
3、13 円すいころ
4、14 保持器
4a、14a 保持器の円環部
4b、14b 保持器の柱部
5、15 保持器のポケット
15c 保持器柱部の側面
16 内輪の小鍔部の外周傾斜面
17 半割りの冶具
18a 保持器(柱部)の外周面
18b 保持器(柱部)の内周面
α 内輪の中心角度
α 軸受(円すいころ)の中心角度
β、β、β 保持器の外周面角度
γ 内輪小鍔部の傾斜面角度
A 円すいころ軸受
内輪の小鍔部外径
保持器外周面の最大径
外輪軌道面の最大径(外輪の内輪大鍔部側内径)
円すいころの内輪軌道面との内接円径

Claims (4)

  1. 外輪(11)と内輪(12)との間に、複数の円すいころ(13)を周方向に所要間隔をもって保持するエンジニアリングプラスチックからなる合成樹脂製円環状保持器(14)を設け、この保持器(14)は、その軸方向に離れた2つの円環部(14a、14a)と、その両円環部(14a、14a)間にその周方向等間隔に連続して掛け渡した複数の柱部(14b)とから成って、その保持器(14)の両円環部(14a)と前記柱部(14b)に囲まれた前記所要間隔の各ポケット(15)に前記円すいころ(13)をそれぞれ嵌めて保持した円すいころ軸受(A)において、
    上記円すいころ(13)を、そのピッチ円すい面(p)よりも外側(b)で前記柱部(14b)の側面(15c)に接触させて上記ポケット(15)内に保持し、前記保持器(14)の各柱部(14b)の内面が成す内周面(18b)が前記円すいころ(13)のピッチ円すい面(p)よりも内側にあり、
    上記内輪(12)の上記円すいころ(13)の軌道面(12a)はその小径側に小鍔部(12b)、大径側に大鍔部(12c)を有するものであって、前記内輪(12)の小鍔部(12b)の外周面を上記内輪(12)の大鍔部(12c)に向かって外向きの傾斜面(16)として、その傾斜面(16)の軸受Aの中心軸cに対する角度(γ)を、内輪(12)の中心角度(α)と同じか大きくして、円すいころ(13)付きの保持器(14)を内輪(12)に挿入する際の段階的な応力負荷をなくし、
    かつ、上記円すいころ(13)の上記軌道面(12a)との内接円径を(φd)、上記小鍔部(12b)の最外径寸法を(φD)として、両者(d、D)を、0.975×φD<φd<1×φDの関係としたことを特徴とする円すいころ軸受。
  2. 外輪(11)と内輪(12)との間に、複数の円すいころ(13)を周方向に所要間隔をもって保持するエンジニアリングプラスチックからなる合成樹脂製円環状保持器(14)を設け、この保持器(14)は、その軸方向に離れた2つの円環部(14a、14a)と、その両円環部(14a、14a)間にその周方向等間隔に連続して掛け渡した複数の柱部(14b)とから成って、その保持器(14)の両円環部(14a)と前記柱部(14b)に囲まれた前記所要間隔の各ポケット(15)に前記円すいころ(13)をそれぞれ嵌めて保持した円すいころ軸受(A)において、
    上記保持器(14)の各柱部(14b)の外面が成す外周面(18a)と内面が成す内周面(18b)が平行とされ、その保持器(14)の外周面(18a)の最大径(φD)を、外輪(11)に接触しない程度において大きく設定し、かつ、保持器(14)の外周面角度(β)を、軸受(A)の中心角度(α)より大きく設定し、
    上記内輪(12)の上記円すいころ(13)の軌道面(12a)はその小径側に小鍔部(12b)、大径側に大鍔部(12c)を有するものであって、前記内輪(12)の小鍔部(12b)の外周面を上記内輪(12)の大鍔部(12c)に向かって外向きの傾斜面(16)として、その傾斜面(16)の軸受Aの中心軸cに対する角度(γ)を、内輪(12)の中心角度(α)と同じか大きくして、円すいころ(13)付きの保持器(14)を内輪(12)に挿入する際の段階的な応力負荷をなくし、
    かつ、上記円すいころ(13)の上記軌道面(12a)との内接円径を(φd)、上記小鍔部(12b)の最外径寸法を(φD)として、両者(d、D)を、0.975×φD<φd<1×φDの関係としたことを特徴とする円すいころ軸受。
  3. 上記保持器(14)がその軸方向に割れる2枚の金型によって樹脂成形され、その保持器(14)の各柱部(14b)の両側面(15c、15c)に、前記金型の一方が入り込む切り欠き段部(15b)が形成されたものであり、上記保持器(14)の外周面角度(β)を、軸受(A)の中心角度(α)より大きく設定したことによって円すいころ(13)とポケット(15)側面との接触面積を多くしたことを特徴とする請求項に記載の円すいころ軸受。
  4. 建設機械の走行減速機スプロケット用であることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の円すいころ軸受。
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