JP4754167B2 - 作業車の制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、作業車の制御装置に関するもので、作業装置の操作方法あるいは故障箇所とその対処方法をモニタ等の表示装置に案内表示するための制御装置に関するものである。
トラック車両ベースとする作業車は、目的とする作業種に応じてその作業の効率を向上させるために多様な作業装置が架装され、また、作業種によっては特殊な走行装置が装備されるものもある。同時にその機能は高度化し、車両状態あるいは作業装置(および特殊走行装置)の状態を検出するためのセンサが車両各部に配設されるとともに、これらセンサの検出信号に基づいて円滑かつ安全な作業を行うように作業装置を制御する制御部を備えて作業車は構成される。作業車は、このような多様化および高機能化に伴って、複雑な操作あるいは原因の特定困難な故障等が増加し、車両および作業装置の構造に熟知した作業者でないと取扱が非常に困難となる傾向にあった。また、従来のように、作業装置の操作手順あるいは故障の対処手順を案内する情報(以下、ガイダンスとも称する)を取扱説明書の熟読により参照せねばならないという状況は、作業者にとって大きな負担であった。
そこで、車両各部に配設されるセンサにより検出される車両情報に基づいて上記ガイダンスを液晶モニタ等の表示装置に表示させ、表示装置とともに配設されるスイッチの操作により作業者が表示装置に表示される情報から所要のガイダンスを検索および表示させる車両情報制御システムが装備されるようになった。このシステムにより、作業者が車両および作業装置に対して熟知していなくても、作業者のスイッチ操作で所要のガイダンスを表示装置に表示させて参照することができ、作業装置あるいは走行装置の操作および点検を容易かつ安全に行うことが可能となった。
ところで、以上の車両情報システムの装備にあたっては、従来1台の作業車につき1つの表示装置が備えられ、これが作業装置あるいは走行装置の操作部近傍に配設される。しかしながら、作業車には作業装置と走行装置の操作部が個別に配設されて複数箇所に備えられるものがある。例えば、鉄道設備の工事・点検を行うための作業車で軌道走行用装置と高所作業装置が架装される軌陸高所作業車についていえば、軌道上の走行操作あるいは軌道走行用車輪の張出格納操作等の軌道走行用装置を操作するための操作部は車両前方の運転キャビン内に配設され、高所作業装置を操作するための操作部は車両後方の高所作業装置基端部の近傍あるいは高所作業台上に配設される。
軌陸高所作業車のように作業装置および走行装置の操作部がある程度離れた複数箇所に配設されながら、表示装置が1箇所にしか設置されない作業車において、表示装置が非設置の操作部で作業を行う際にはガイダンスを参照できず、参照するには表示装置近傍にいる他作業者と都度ガイダンスの内容と作業状況を確認しあう必要がある。このように作業装置の操作部が複数箇所に配設されるために、システムが利用されないあるいは利用するには非常に不便であるという問題があった。
また、軌陸高所作業車のように軌道走行用装置と高所作業装置といった作業種を全く異にする装置がともに架装される作業車で、各装置に関わる全てのガイダンスが1つの表示装置に集約されるシステムであると、多様な作業目的の中から作業者が所望する作業目的に応じたガイダンスを検索するのに手間がかかるという問題があった。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、作業装置の操作部が複数箇所に配設される作業車において、作業者に有効に利用されるとともに作業者の作業効率を向上させる作業車の制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る作業車の制御装置は、走行装置を備えて走行可能な車体と、車体の前部に設けられた運転キャビンと、運転キャビンの後方に位置する車体に少なくとも起伏作動が可能に架装される作業装置と走行装置および作業装置を操作するための操作装置とを有して構成される作業車の制御装置において、操作装置が、走行装置を駆動させて作業車を走行させる操作を行うための走行用操作装置および作業装置を少なくとも起伏作動させる操作を行うための作業用操作装置からなり、走行用操作装置が運転キャビン内に配設され、作業用操作装置が作業装置に配設されており、作業車に配設され、走行装置の作動状態および作業装置の作動状態を検出するための検出装置と、運転キャビン内における走行用操作装置の近傍に配設され、少なくとも走行装置に関する操作項目および検出装置により検出された検出結果に基づく走行装置に関する作動規制条件を表示する走行側表示装置と、作業装置における作業用操作装置の近傍に配設され、少なくとも作業装置に関する操作項目および検出装置により検出された検出結果に基づく作業装置に関する作動規制条件を表示する作業側表示装置と、運転キャビン内における走行側表示装置の近傍に配設され、走行側表示装置に表示される表示項目から所要項目の選択あるいは表示決定の操作を行うための走行側選択操作手段と、作業装置における作業側表示装置の近傍に配設され、作業側表示装置に表示される表示項目から所要項目の選択あるいは表示決定の操作を行うための作業側選択操作手段と、走行側表示装置に対して、走行装置に関する操作項目を優先的に上位配列させた走行側初期画面を表示させるとともに、走行側選択操作手段における操作に基づいて走行側初期画面を切り替えて走行装置に関する作動規制条件を優先的に上位配列させた走行側規制条件画面を表示させ、作業側表示装置に対して、作業装置に関する操作項目を優先的に上位配列させた作業側初期画面を表示させるとともに、作業側選択操作手段における操作に基づいて作業側初期画面を切り替えて作業装置に関する作動規制条件を優先的に上位配列させた作業側規制条件画面を表示させる表示制御を行う表示制御装置とから構成している。
また、表示制御装置は、走行側表示装置に対して作業装置に関する操作項目および作業装置に関する作動規制条件を表示させるとともに、作業側表示装置に対して走行装置に関する操作項目および走行装置に関する作動規制条件を表示させる表示制御を行うことが好ましい。さらに、作業装置は、車体上に水平旋回動自在に架装される旋回台と、旋回台に起伏動および伸縮動自在に取り付けられるブームと、ブームの先端に取り付けられる作業台とを有して構成され、走行用操作装置、走行側表示装置および走行側選択操作手段が、運転キャビン内に配設され、作業用操作装置が、旋回台および作業台上にそれぞれ配設され、作業側表示装置および作業側選択操作手段が、旋回台および作業台上の少なくとも一方に配設される構成とすることが好ましい。
また、表示制御装置は、走行側選択操作手段における操作に基づいて、走行側表示装置に対する表示制御を行う走行側表示制御装置と、作業側選択操作手段における操作に基づいて、作業側表示装置に対する表示制御を行う作業側表示制御装置とからなることが好ましい。
また、表示制御装置には、操作項目と作動規制条件とが異なった階層に記憶されており、表示制御装置は、走行側表示装置における走行側初期画面および作業側表示装置における作業側初期画面に、操作項目と、現在表示している画面が初期画面であることを示す階層表示とを表示させる表示制御を行うとともに、走行側表示装置における走行側規制条件画面および作業側表示装置における作業側規制条件画面に、作動規制条件と、現在表示している画面が規制条件画面であることを示す階層表示とを表示させる表示制御を行うように構成されたことが好ましい。
また、走行装置は、車体の前後左右に備えられる道路走行用車輪と、車体の前後左右に備えられて上下方向に揺動自在に構成される軌道走行用車輪と、車体下部に上下伸縮動および水平旋回動自在に取り付けられて軌道走行用車輪の離載線作業を容易にするための転車台装置とを有して構成され、検出装置は、軌道走行用車輪に配設されて軌道走行用車輪が張出状態か格納状態かを検出する軌道走行用車輪検出装置と、転車台装置に配設されて転車台装置が張出状態か格納状態かを検出する転車台検出装置とを有して構成され、作業車が道路上および軌道上を走行可能に構成されており、表示制御装置は、走行側表示装置に対して、軌道走行用車輪に関する操作項目および転車台装置に関する操作項目を優先的に上位配列させた走行側初期画面を表示させる表示制御を行うことが好ましい。
以上のように、例えば、軌陸高所作業車のように、用途の異なる作業装置の操作装置が複数箇所に配設されるような作業車において、作業装置および走行装置の作動状態および操作方法等のガイダンスを表示するモニタを操作装置のそれぞれの近傍に配設して作業者が操作装置を操作しながらガイダンスを参照できる構成とすることにより、従来のようにモニタ近傍に作業者が不在でガイダンスを参照できない、あるいは参照するには他作業者の協力を要して手間がかかるといったシステムの不便性を解消し、作業者にシステムが有効に利用されて作業効率を向上させることができる。
また、表示装置に表示される案内情報の表示順が、表示装置近傍の操作装置の操作により作動する装置の作業種に関連するように配列制御可能であり、作業目的に関連性の高いガイダンスを優先的に上位に配列表示することが可能であるため、作業者が所望のガイダンスを検索するのにかかる手間を省略でき、作業効率を向上させることができる。
また、制御装置と表示装置および選択操作手段とを同数配設して、表示装置に表示されるガイダンスが表示装置の近傍に配設された選択操作手段の操作に応じ、他の選択操作手段の操作の如何に拘らず所要のガイダンスを選択可能である構成とし、複数の操作部で同時に異なるガイダンスを表示可能であるため、複数の作業者が同時に異なるガイダンスを参照しながら異なる作業を行える、あるいは複数の作業者がより多くの情報を得ながら作業を行える等、作業効率を向上させることができる。
また、ガイダンスを階層構造とし、選択装置の操作により各階層毎のガイダンスを表示装置に表示させ、表示されるガイダンスとともにガイダンスの階層を表示させる構成とし、作業者が所望するガイダンスをディレクトリ式に検索可能であるため、ガイダンスの検索容易性が増し、より作業効率を向上させることができる。
また、走行装置に道路走行用車輪、軌道走行用車輪、転車台等を備え、作業装置が高所作業装置であり、表示装置および選択操作手段が、走行装置を操作するための操作装置が配設される運転キャビンに、高所作業装置を操作するための操作装置が配設される旋回台と作業台上の少なくとも一方に配設されており、運転キャビン内に配設される表示装置には軌道走行操作あるいは転車台の操作に係るガイダンスが優先的に上位表示制御され、旋回台と作業台の少なくとも一方に配設される表示装置には、高所作業装置の操作に係るガイダンスが優先的に上位表示制御されることにより、軌陸作業車の軌道走行時の作業効率および高所作業装置の操作時の作業効率を向上させることができる。
なお、ガイダンスのうち、作業装置あるいは走行装置が故障した際の点検部位のガイダンスを発生可能性の高い順序で表示装置に表示する構成、および作業装置あるいは走行装置の作業規制とその回避方法のガイダンスを検出装置が検出する車両状態に応じて必要なものだけ表示装置に表示する構成とすることにより、作業者が所望するガイダンスの検索にかかる手間を省略でき、より作業効率を向上させることも可能である。
以下、図面を参照にして本発明の好ましい実施形態について説明する。図2に本発明に係る作業車の一例として軌陸高所作業車1を示す。本実施例で示す軌陸高所作業車1はトラック車両をベースとして構成され、車体11前部に走行装置2を操作するための運転キャビン12を配し、車体11上に高所作業装置3が架装される。
車体11の前後左右にはタイヤ車輪(道路走行用車輪)21が配設され、タイヤ車輪21にシャシエンジン(図示せず)の出力回転が伝達されて軌陸高所作業車1が道路走行可能に構成されている。各タイヤ車輪21の後方には鉄輪支持部材23が下方へ張り出して固設されており、これら鉄輪支持部材23の下端部に揺動部材24を介して鉄輪(軌道走行用車輪)22が取り付けられており、鉄輪モータ71の駆動により鉄輪22が回転するように構成される。また、各揺動部材24は、鉄輪支持部材23との間に跨設された鉄輪張出格納シリンダ72の伸縮作業により上下揺動自在であり、これにより鉄輪22の下方張出あるいは上方格納が可能に構成されている。車体11の中央下部には道路走行と軌道走行とを切り替えるための転車台25が設けられている。この転車台25はセンタシリンダ73の作動により下方張出あるいは上方格納が可能であるとともに、転車旋回モータ74の作動により車体11に対して水平旋回自在に構成されている。
また、高所作業装置3は、車体11上に旋回台31が設けられ、車体11に内蔵された旋回モータ75により駆動されて水平旋回動可能に構成されている。旋回台31には入れ子式に構成されたブーム32が枢結されており、旋回台31との間に跨設された起伏シリンダ76を作動させることにより起伏動自在となっている。またブーム32には伸縮シリンダ77が内蔵されており、この伸縮シリンダ77を作動させることにより伸縮動自在になっている。ブーム32の先端部には上下方向に揺動自在に垂直支持部材33が取り付けられ、この垂直支持部材33の上に、首振りモータ78を内蔵した首振り装置34を介して作業台35が水平旋回動(首振り動)可能に取り付けられている。なお、ブーム32先端部と垂直支持無事23との間にはレベリング装置(図示せず)が配設されており、レベリング装置によりブーム32の起伏に関わらず作業台35が常に水平に保持される。
また、車体11の前後左右にはアウトリガジャッキ13が配設される。アウトリガジャッキ13は、内蔵するジャッキシリンダ79の伸縮動により鉛直方向に伸縮動可能に構成される。高所作業を行う際に、鉛直下方にアウトリガジャッキ13を張り出して接地させ、車両の転倒モーメントに抗して車体11を安定支持させる。また、運転キャビン12直後に接地パンタグラフ14が配設される。接地パンタグラフ14は互いに平行に配置された一対のシザースリンクが一体となって運転キャビン12の上方で上下方向に張出格納自在に構成され、シザースリンクの伸縮動はパンタグラフ伸縮シリンダ80の伸縮動により行われる。高所作業装置3を駆動させてトロリ線(図示せず)の点検作業等を行う際には作業区間の両端に仮設アースを設けて作業区間を停電させるが、作業中に接地パンタグラフ14をトロリ線に接触するように上方に張り出すことにより、万一作業区間に通電した場合にも接地パンタグラフ14から車体11を経由して地落させることができ、安全な作業を保証することができる。
また、運転キャビン12内には軌道走行操作装置4aが配設されており、走行操作レバー(図示せず)およびブレーキ操作レバー(図示せず)が設けられている。走行操作レバーは手動により中立位置から前後方向へ傾動操作することが可能であり、ブレーキ操作レバーは手動により初期位置から後方に傾動操作することが可能な構成となっている。これら操作レバーの傾動方向および傾動量は各操作レバーの基端部に設けられたポテンショメータS1,S2により検出され、検出信号が軌道走行操作コントローラ(図示せず)に伝送される。
さらに、旋回台31近傍に下部操作装置4b、作業台35上に上部操作装置4cが設けられており、それぞれにブーム操作レバー(図示せず)が配設されている。この操作レバーは手動により中立位置から前後左右方向の傾動操作および軸周りに捻動操作することが可能に構成されており、これらの操作によってブーム32を起伏伸縮旋回作動させることができる構成となっている。操作レバーの傾度方向及び傾動量は各操作レバーの基端部に設けられたポテンショメータS3,S4により検出され、検出信号がブーム操作コントローラ(図示せず)に伝送される。
以上のように構成される軌陸高所作業車1において、鉄輪張出格納シリンダ等のアクチュエータ71〜80の作動は作動油の油圧が利用される。車体11には、作動油を蓄えるタンク(図示せず)、タンクから作動油を吸引するポンプ(図示せず)、ポンプから吐出される作動油の供給方向および供給量を制御する電磁バルブ(図示せず)からなる油圧ユニットが設けられており、作業者が操作レバーの何れかを操作すると、対応するポテンショメータS1〜S4により操作が検出されて操作コントローラに駆動信号が伝送され、これを受けた操作コントローラによって電磁バルブの作動方向および開度が制御され、各アクチュエータ71〜80が作業者の所望するように作動する。
ポンプの動力源はシャシエンジンの出力回転をPTO機構(図示せず)によって取り出して利用する。PTO機構は、シャシエンジンからタイヤ車輪21までの動力伝達経路中に断接自在に配設されるとともに、作業者が運転キャビン12内の適宜箇所に配設されるPTOレバーS12をオン・オフ操作することによりPTO機構が継脱制御されるように構成される。また、シャシエンジンの駆動制御は運転キャビン12の適宜箇所に配設されるエンジンキースイッチS13のオン・オフ操作により行われ、PTOレバーS12またはエンジンキースイッチS13がオフ制御されると高所作業装置3の電源が切れるように構成されている。PTOレバーS12およびエンジンキースイッチS13がともにオン制御されると、高所作業装置3の電源が立ち上がるとともにPTO機構が動力伝達経路に接続され、シャシエンジンの出力回転をポンプに伝達してアクチュエータ71〜80を作動可能となるよう構成される。道路走行時はエンジンキースイッチS13をオン操作するとともにPTOレバーS12をオフ操作し、シャシエンジンの出力回転をタイヤ車輪21にそのまま伝達してタイヤ車輪21を駆動させる。
本実施例においては、本発明に係る制御装置のシステム操作装置5は軌道走行操作装置4aおよび下部ブーム操作装置4bの近傍に配設される。図3に示すように、軌道走行操作装置4a近傍に配設されるキャビン内システム操作装置5a、下部ブーム操作装置4b近傍に配設される旋回台部システム操作装置5bのいずれにおいても、車両情報を表示するための液晶モニタ51a,51b、スクロールスイッチ52a,52b、決定スイッチ53a,53b、ページ選択スイッチ54a,54bからなる画面操作スイッチが配設されて構成される。
また、液晶モニタ51、画面操作スイッチ52〜54を制御するシステム制御装置6は、キャビン内システム操作装置5aを制御して接地パンタグラフ14のポスト近傍に配設される接地パンタグラフポスト部制御装置6aと、旋回台部システム操作装置5bを制御して旋回台31近傍に配設される旋回台部制御装置6bとから構成される。
システム制御装置6には、図1に示すように、走行操作装置4a、ブーム操作装置4b,4cに配設されて作業装置の操作レバーが操作されていることを検出するポテンショメータS1〜S4、ブーム32の状態および姿勢を検出する起伏角センサS5、伸長センサS6、および旋回センサS7、転車台25の状態を検出する転車台張出格納検出センサS8、鉄輪22の状態を検出する鉄輪張出格納検出センサS9、アウトリガジャッキ13の状態を検出するジャッキ接地センサS10、接地パンタグラフ14の状態を検出する接地パンタグラフ張出格納検出センサS11等の車両各部に配設されたセンサの検出信号が入力され、この検出信号に基づきシステム制御装置6が車両各部の状態が判断する。
また、運転キャビン12内に配設される画面操作スイッチ52a〜54aの操作信号は、接地パンタグラフポスト部制御装置6aに入力されて、この操作信号と上述の車両各部の状態に基づいて液晶パネル51aに作業者が作業を効率的に行うためのガイダンスGが出力される。同様にして、旋回台31近傍に配設される画面操作スイッチ52b〜54bの操作信号は、旋回台部制御装置6bに入力されて、この操作信号と上述の車両各部の状態に基づいて液晶パネル51bにガイダンスGが出力される。すなわち、運転キャビン12内の液晶モニタ51aの表示操作は、接地パンタグラフポスト部制御装置6aにより行われるため、旋回台31近傍に配設される画面操作スイッチ52b〜54bの操作の如何に拘らず、運転キャビン12内に配設された画面操作スイッチ52a〜54aの操作に応じて行われる。同様にして、旋回台31近傍の液晶モニタ51bの表示操作は、旋回台部コントローラ6bにより行われるため、運転キャビン12内に配設される画面操作スイッチ52a〜54aの操作の如何に拘らず、旋回台31近傍に配設された画面操作スイッチ52b〜54bの操作に応じて行われる。
また、液晶モニタ51に表示されるガイダンスGは、4段階の階層構造で構成される。4段階の階層構造のうち、最上位の1次階層G1は大分類された作業装置の操作項目から構成される。2次階層G2は1次階層G1で分類された操作項目の具体的操作項目から構成される。3次階層G3は車両の状態を示すもので、2次階層G2の操作項目それぞれについての作動規制条件あるいは姿勢および状態等から構成される。4次階層G4は3次階層G3で示される規制条件の解除方法についての詳細説明から構成される。以上のように構成されるガイダンスGは、液晶モニタ51に各階層毎に表示されるよう制御され、作業者は画面操作スイッチ52〜54の操作により所望のガイダンスGを液晶パネル51に表示させる。
ここで、スクロールスイッチ52は、作業者が所望のガイダンスGを得るにあたり、液晶モニタ51に表示される同一階層の複数の項目から、より詳細にあるいは具体的に内容を確認したい項目、すなわち、次階層ガイダンスを表示させたい項目を選択するための操作スイッチである。決定スイッチ53は、スクロールスイッチ52の操作で選択された項目の1つ下位の階層にあたるガイダンスに表示内容を切り替えるための操作スイッチである。ページ選択スイッチ54は、表示されているガイダンスGの1つ上位の階層にあたるガイダンスを表示させるためのスイッチである。以上のように3つの画面操作スイッチの操作によって階層構造に構成されたガイダンスGから所望のガイダンスGを検索および表示することができる。
また、液晶パネル51に表示される同一階層のガイダンスGにおいて、運転キャビン12内に走行操作装置4aとともに配設される液晶パネル51aには、走行操作に関わるものが優先的に上位に表示されるように接地パンタグラフポスト部制御装置6aによって制御される。同様にして、旋回台31近傍に下部ブーム操作装置4bとともに配設される液晶パネル51bには、ブーム32操作に関わるものが優先的に上位に表示されるように旋回台部制御装置6bによって制御される。
また、液晶モニタ51の適宜箇所(本実施例では画面下部)にはシステム制御装置6およびシステム制御装置6に接続される各センサS1〜S11が正常に起動しているかどうかが表示される。異常が発見された場合には、異常が発見されたことを表示するとともに異常発生箇所が表示される。また、システム制御装置6によって、異常発生箇所の発生頻度が高い順に優先的に表示するように制御される。また、本実施例では、正常時に無表示としているが、正常であることを認識させるための表示を行う制御としてもよい。
また、3次階層G3に構成されて表示される作動規制条件の説明は、全ての条件を液晶パネル51に表示させるのではなく、作業するにあたって有効な規制条件のみが表示されるようにし、解除されて無効となった規制条件は表示させないようにシステム制御装置6によって制御される。
以上のように構成されるシステム表示装置4およびシステム制御装置6の電源は、PTOレバーS5およびエンジンスイッチS6がオン制御されて高所作業装置3に電源が入ると自動的に立ち上がり、PTOレバーS12あるいはエンジンキースイッチS13がオフ操作されて高所作業装置3の電源が切れると自動的に切れるように構成される。
以上のように構成される本発明に係る作業車の制御装置の作動説明を行うにあたり、一例として、軌陸高所作業車1でトロリ線の点検作業を開始するために接地パンタグラフ14の張出操作を旋回台31近傍に配設された液晶モニタ51bに表示されるガイダンスGを参照して行う場合を想定する。まず、作業者が運転キャビン12内のPTOレバーS12およびエンジンキースイッチS13をオン制御することにより、PTO機構がシャシエンジンの動力伝達経路中に接続状態となりシャシエンジンの出力回転がポンプに伝達されるとともに、システム操作装置5およびシステム制御装置6に電源が立ち上がる。
システム操作装置5およびシステム制御装置6が起動し、液晶モニタ51bに最上位階層である1次階層G1の項目が表示され(図4(a)参照)、スクロールスイッチ52bを操作し、表示中の大分類された各種操作項目の中から当該操作対象のカテゴリである「接地パンタ操作」項目を選択する。ここで、どの項目が選択状態であるかを表示するにあたり、本実施例においては、各項目の左側に表示される四角形が黒塗りである場合を選択状態とし、白抜きである場合を非選択状態としている。「接地パンタ操作」項目左の四角形が黒塗りとなるようにスクロールスイッチ52bを操作し、決定スイッチ53bを操作する。
また、現在1次階層G1のガイダンスが表示されていることを作業者に知らせるために液晶モニタ51の適宜箇所に「1次」と表示される。これはこれ以降の階層においても同様で、同じ箇所に何次階層のガイダンスが液晶モニタ51に表示されているのかが作業者に認識される。さらに、1次階層G1の表示中にすべき操作が作業項目の選択であることを作業者に明確に認識させるための表示が液晶モニタ51の適宜箇所でなされ、例えば図4に示すように、「操作を選択してください」と表示される。これ以降の階層においては、同じ箇所にどの作業操作項目を前階層で選択したかが表示されるように制御される(図4参照)。
1次階層G1において決定スイッチ53bを操作することにより、2次階層G2の項目に液晶モニタ51bの表示が切り替わり(図4(b)参照)、表示された具体的操作項目の中からスクロールスイッチ52bを操作して当該操作対象である「接地パンタ上操作」項目を選択し、決定スイッチ53bを操作する。
決定スイッチ53bの操作により、2次階層G2の項目表示から3次階層G3の項目に液晶モニタ51bの表示が切り替わり(図4(c)参照)、センサS1〜S11の検出結果に基づいて当該操作対象である接地パンタグラフ14の張出操作を行うに当たっての規制条件が液晶モニタ51bに表示される。作業者は、図示のように液晶モニタ51bに複数表示される規制条件の各々を解除するための操作を行うこととなる。ここで、3次階層G3で表示される規制条件について、それを解除する具体的な操作方法を液晶モニタ51bに表示させて参照したい場合は、表示されている規制条件項目からスクロールスイッチ52bを操作して選択して決定スイッチ53bを操作する。ここで、例えば、干渉規制の具体的な解除方法を表示させるとすると、「干渉規制が作動しています」項目を選択して決定スイッチ53bを操作する。
すると、3次階層G3の項目表示から4次階層G4に液晶モニタ51bの表示が切り替わり(図4(d)参照)、図示のように干渉規制の解除方法が液晶モニタ51bに具体的に表示され、作業者はこのガイダンスGに従うことにより干渉規制を解除することができる。干渉規制が解除された後ページ選択スイッチ54bを操作すると、1つ上位の階層である3次階層G3の規制条件項目が再度表示される。ここで、4次階層G4の表示内容に従って、適宜旋回モータ75、起伏シリンダ76、伸縮シリンダ77、首振りモータ78を駆動させることにより、干渉規制が解除されたとセンサS1〜S11の検出信号から判断されると、「干渉規制が作動しています」項目は表示されず、まだ解除されていない規制条件のみが表示されるよう制御される。なお、4次階層G4のガイダンスGを表示させず3次階層G3の項目表示をしたまま規制条件を解除した場合においては、自動的に解除した規制条件項目が表示されないように制御される。規制条件の解除作業を繰り返して全ての規制条件を解除すると、3次階層G3の規制条件項目表示において「規制はありません」と表示されるとともに操作方法あるいは操作に当たっての留意事項が表示され、当該操作対象である接地パンタグラフ14の張出操作を行うことができる。
ここで、接地パンタ14の張出操作を始める前に、旋回台部システム制御装置5bに接続されるセンサの複数箇所に異常があったときについて図5を参照して説明する。このとき、液晶モニタ51b下部の正常時においては無表示である箇所に異常発生箇所が1項目表示される(図5(a)参照)。異常発生箇所の表示は、高頻のものを優先して順に表示するよう制御され、表示される異常発生箇所が正常になると、次いで優先表示順位の高い異常箇所が表示される。また、この際、運転キャビン12内に配設される液晶モニタ51aについては、旋回台部システム制御装置6bに接続されるセンサの異常であるため、旋回台31近傍に配設される液晶モニタ51bを参照して異常の解除を促す表示制御がなされる(図5(b)参照)。全ての異常発生箇所が正常になると、液晶モニタ51a,51bの下部が無表示となり、接地パンタグラフ14の張出操作を行うことができる。
なお、図4(a)に示すように旋回台31近傍に配設された液晶モニタ51bに表示される1次階層G1の項目において「接地パンタ操作」項目が最上位に表示されているが、図5(b)に示すように運転キャビン12内のモニタ51aは、運転キャビン12内での作業操作が軌道走行操作を主とするため、これに応じて「軌道走行操作」が優先的に上位表示されるよう制御される。
また、この3次階層G3で表示された規制条件項目は、運転キャビン12内に配設される液晶モニタ51aには走行操作装置4aの操作で作動する走行装置に関わる規制条件を優先的に上位表示するようにシステム制御装置6によって制御されるとともに、旋回台31近傍に配設される液晶モニタ51bには、下部操作装置4bの操作で作動する作業装置に関わる規制条件を優先的に上位表示するようにシステム制御装置6によって制御される。さらに、液晶モニタ51a,51bおよび画面操作スイッチ52a〜54a,52b〜54bと繋がるシステム制御装置6をそれぞれ別途配設する構成であるため、一方の液晶モニタで3次階層G3である規制条件項目を表示させながら、他方の液晶モニタで4次階層G4である規制条件の具体的解除方法を表示させてこれを参照するような制御を行うことも可能である。
以上のように作動する本発明に係る作業装置において、例えば、軌陸高所作業車のように、用途の異なる作業装置の操作装置が複数箇所に配設されるような作業車において、作業装置の作動状態および操作方法等のガイダンスを表示するモニタを複数の操作装置のそれぞれの近傍に配設して作業者が操作装置を操作しながらガイダンスを参照可能な構成とすることにより、従来のようにモニタ近傍に作業者が不在でガイダンスによる作業内容の確認ができない、あるいは確認するには他作業者の協力を要する等の手間がかかるといったシステムの不便性を解消し、作業者にシステムが有効に利用されて作業効率を向上させることができる。
また、液晶モニタ51に表示されるガイダンスGの表示順が、操作装置4の作業目的に応じて配列可能で、運転キャビン12内に配設されるシステム操作装置には走行操作装置4aに関連するガイダンスGを優先的に上位表示し、旋回台31近傍に配設されるシステム操作装置5bには下部ブーム操作装置4bに関連するガイダンスGを優先的に上位表示するため、作業者が所望するガイダンスGを検索するのにかかる手間を省略でき、作業効率を向上させることができる。
また、液晶モニタ51に表示されるガイダンスGが液晶モニタ51の近傍に配設された画面操作スイッチ52〜54の操作に応じて他の画面操作スイッチ52〜54の操作の如何に拘らず所要のガイダンスGを選択可能である構成であり、複数の作業操作装置4a,4bの近傍で同時に異なるガイダンスを表示して参照できるため、複数の作業者が同時に異なるガイダンスを参照しながら異なる作業を行うことができる等、作業効率を向上させることができる。
また、ガイダンスGを階層構造とし、画面操作スイッチ52〜54の操作により各階層毎のガイダンスGを液晶モニタ51に表示させ、表示されるガイダンスGとともにガイダンスGの階層を共に表示させる構成とし、作業者が所望のガイダンスGをディレクトリ式に検索可能であるため、ガイダンスGの検索容易性が増し、より作業効率を向上させることができる。また、前階層でどの項目を選択したかを表示して作業者に明確に認識させることにより、決定スイッチ53の誤操作がなされても作業者が早期に発見して前階層のガイダンスに戻すことができる。
また、ガイダンスGのうち、作業装置あるいは走行装置が故障した際の点検部位のガイダンスを発生可能性の高い順序で液晶モニタ51に表示する構成、あるいは作業装置の作動規制とその回避方法のガイダンスを各種センサS1〜S11が検出する作業装置の作動状態に応じ、有効な規制条件だけを液晶モニタ51に表示し、解除されて無効となった規制条件は表示させない構成であるため、作業者が所望のガイダンスGの検索にかかる手間を省略でき、より作業効率を向上させることもできる。
なお、本発明は上記実施例だけでなく、種々の変更が可能である。例えば、このシステム操作装置5は、上部ブーム操作装置4c近傍に配設し、下部ブーム操作装置4bの代替として構成してもよいし、本実施例のように2つのみの配設に限らず、システム操作装置を3つ以上配設する構成としてもよい。
また、本実施例において、本発明に関わる制御装置を適用する作業車として、軌陸高所作業車を例にあげて説明してきたが、必ずしもこれに限定されず、種の異なる作業装置あるいは走行装置の操作装置が離れて複数配設されるような作業車であればよく、例えば、自走式の高所作業車のようなものでもよい。
本発明に係る作業車の制御装置を示すブロック図である。 本発明に係る作業車の一例として示す軌陸高所作業車の外観図である。 本発明に係る作業車の表示装置の概略図であり、(a)は運転キャビン内に配設される表示装置を示し、(b)は下部操作装置に配設される表示装置である。 本発明に係る表示装置に表示される案内情報の一例として、接地パンタグラフの張出作業時の表示例を示し、(a)が下部操作装置に配設される液晶モニタに表示される1次階層ガイダンス、(b)が2次階層ガイダンス、(c)が3次階層ガイダンス、(d)が4次階層ガイダンスを示す。 本発明に係る表示装置に表示される案内情報の一例として、旋回台部システム制御装置に接続されるセンサが異常時の表示例を示し、(a)が下部ブーム操作部に配設される液晶モニタに表示される異常発生ガイダンス、(b)が運転キャビン操作部に配設される液晶モニタに表示される異常発生ガイダンスを示す。
符号の説明
1 軌陸高所作業車
2 走行装置
3 高所作業装置(作業装置)
4 操作装置(操作装置)
4a 軌道走行操作装置
4b 下部ブーム操作装置
5 システム操作装置
5a キャビン内操作装置
5b 旋回台部操作装置
6 システム制御装置(制御装置)
6a 接地パンタグラフポスト部制御装置
6b 旋回台部制御装置
11 車体
12 運転キャビン
21 タイヤ車輪(道路走行用車輪)
22 鉄輪(軌道走行用車輪)
25 転車台
31 旋回台
32 ブーム
35 作業台
51 液晶モニタ(表示装置)
52〜54 画面操作スイッチ(選択操作手段)
S1〜S13 センサ、スイッチ(検出装置)
G ガイダンス(案内情報)

Claims (6)

  1. 走行装置を備えて走行可能な車体と、前記車体の前部に設けられた運転キャビンと、前記運転キャビンの後方に位置する前記車体に少なくとも起伏作動が可能に架装される作業装置と、前記走行装置および前記作業装置を操作するための操作装置とを有して構成される作業車の制御装置において、
    前記操作装置が、前記走行装置を駆動させて前記作業車を走行させる操作を行うための走行用操作装置および前記作業装置を少なくとも起伏作動させる操作を行うための作業用操作装置からなり、
    前記走行用操作装置が前記運転キャビン内に配設され、前記作業用操作装置が前記作業装置に配設されており、
    前記作業車に配設され、前記走行装置の作動状態および前記作業装置の作動状態を検出するための検出装置と、
    前記運転キャビン内における前記走行用操作装置の近傍に配設され、少なくとも前記走行装置に関する操作項目および前記検出装置により検出された検出結果に基づく前記走行装置に関する作動規制条件を表示する走行側表示装置と、
    前記作業装置における前記作業用操作装置の近傍に配設され、少なくとも前記作業装置に関する操作項目および前記検出装置により検出された検出結果に基づく前記作業装置に関する作動規制条件を表示する作業側表示装置と、
    前記運転キャビン内における前記走行側表示装置の近傍に配設され、前記走行側表示装置に表示される表示項目から所要項目の選択あるいは表示決定の操作を行うための走行側選択操作手段と、
    前記作業装置における前記作業側表示装置の近傍に配設され、前記作業側表示装置に表示される表示項目から所要項目の選択あるいは表示決定の操作を行うための作業側選択操作手段と、
    前記走行側表示装置に対して、前記走行装置に関する操作項目を優先的に上位配列させた走行側初期画面を表示させるとともに、前記走行側選択操作手段における操作に基づいて前記走行側初期画面を切り替えて前記走行装置に関する作動規制条件を優先的に上位配列させた走行側規制条件画面を表示させ、前記作業側表示装置に対して、前記作業装置に関する操作項目を優先的に上位配列させた作業側初期画面を表示させるとともに、前記作業側選択操作手段における操作に基づいて前記作業側初期画面を切り替えて前記作業装置に関する作動規制条件を優先的に上位配列させた作業側規制条件画面を表示させる表示制御を行う表示制御装置とから構成されることを特徴とする作業車の制御装置。
  2. 前記表示制御装置は、前記走行側表示装置に対して前記作業装置に関する操作項目および前記作業装置に関する作動規制条件を表示させるとともに、前記作業側表示装置に対して前記走行装置に関する操作項目および前記走行装置に関する作動規制条件を表示させる表示制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の作業車の制御装置。
  3. 前記作業装置は、前記車体上に水平旋回動自在に架装される旋回台と、前記旋回台に起伏動および伸縮動自在に取り付けられるブームと、前記ブームの先端に取り付けられる作業台とを有して構成され、
    前記走行用操作装置、前記走行側表示装置および前記走行側選択操作手段が、前記運転キャビン内に配設され、
    前記作業用操作装置が、前記旋回台および前記作業台上にそれぞれ配設され、
    前記作業側表示装置および前記作業側選択操作手段が、前記旋回台および前記作業台上の少なくとも一方に配設されることを特徴とする請求項1または2に記載の作業車の制御装置。
  4. 前記表示制御装置は、
    前記走行側選択操作手段における操作に基づいて、前記走行側表示装置に対する表示制御を行う走行側表示制御装置と、
    前記作業側選択操作手段における操作に基づいて、前記作業側表示装置に対する表示制御を行う作業側表示制御装置とからなることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の作業車の制御装置。
  5. 前記表示制御装置には、前記操作項目と前記作動規制条件とが異なった階層に記憶されており、
    前記表示制御装置は、前記走行側表示装置における前記走行側初期画面および前記作業側表示装置における前記作業側初期画面に、前記操作項目と、現在表示している画面が初期画面であることを示す階層表示とを表示させる表示制御を行うとともに、前記走行側表示装置における前記走行側規制条件画面および前記作業側表示装置における前記作業側規制条件画面に、前記作動規制条件と、現在表示している画面が規制条件画面であることを示す階層表示とを表示させる表示制御を行うように構成されたことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の作業車の制御装置。
  6. 前記走行装置は、前記車体の前後左右に備えられる道路走行用車輪と、前記車体の前後左右に備えられて上下方向に揺動自在に構成される軌道走行用車輪と、前記車体下部に上下伸縮動および水平旋回動自在に取り付けられて前記軌道走行用車輪の離載線作業を容易にするための転車台装置とを有して構成され、
    前記検出装置は、前記軌道走行用車輪に配設されて前記軌道走行用車輪が張出状態か格納状態かを検出する軌道走行用車輪検出装置と、前記転車台装置に配設されて前記転車台装置が張出状態か格納状態かを検出する転車台検出装置とを有して構成され、
    前記作業車が道路上および軌道上を走行可能に構成されており、
    前記表示制御装置は、前記走行側表示装置に対して、前記軌道走行用車輪に関する操作項目および前記転車台装置に関する操作項目を優先的に上位配列させた前記走行側初期画面を表示させる表示制御を行うことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の作業車の制御装置。
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