JPH1059698A - 高所作業車 - Google Patents

高所作業車

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JPH1059698A
JPH1059698A JP21962196A JP21962196A JPH1059698A JP H1059698 A JPH1059698 A JP H1059698A JP 21962196 A JP21962196 A JP 21962196A JP 21962196 A JP21962196 A JP 21962196A JP H1059698 A JPH1059698 A JP H1059698A
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JP
Japan
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boom
bucket
display
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work vehicle
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Application number
JP21962196A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Satake
宏之 佐竹
Masaharu Kakihara
正治 柿原
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Shinmaywa Industries Ltd
Original Assignee
Shin Meiva Industry Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】表示装置を用いてバケットの作業者に上部操作
装置を操作する上で必要な情報を安価にかつ的確に提供
する。 【解決手段】高所作業車の車台上にブームを旋回かつ起
伏可能に設ける。ブームの先端に、作業者が乗込んで作
業するバケットを設ける。バケットに、上部操作装置
と、ディスプレイ61に表示する表示装置62とを設ける。
表示装置のプログラムメモリ67に、高所作業車の取扱説
明書中に記載している内容を操作情報として項目分けし
て記憶する。その各項目のなかから単一の項目を選択す
る第1および第2選択スイッチ81,82 を備える。両選択
スイッチにより選択した項目の内容をディスプレイに表
示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車体枠上でブームを旋
回および起伏操作して作業台を高所と低所との間で移動
させるようにした高所作業車に関し、詳しくは、作業台
に乗込んだ作業者にブームを操作する上で必要な操作情
報を提供して該ブームの操作が的確に行えるようにする
対策に係る。
【0002】
【従来の技術】例えば、高所作業車として、車体枠上に
旋回台が旋回可能に搭載され、この旋回台にブームが伸
縮可能にかつ起伏可能に設けられたものがある。そし
て、上記ブームの先端に、作業者が乗込んで作業する作
業台が設けられ、該作業台に作業者が乗込んだ状態で、
旋回台をブームごと旋回操作させるとともに、ブームを
伸縮操作および起伏操作させて、該作業台を高所と低所
との間で移動させるようにしている。この作業台の高所
と低所との間での移動操作は、作業台に装備された操作
装置により行われるようになっている。
【0003】また、上記作業台には、その作業台上の作
業者に該作業台の現在作業位置および作業可能範囲など
の位置情報を画面などに表示して提供する表示装置が装
備されているものもある(特開平6−56400号公報
参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、作業台の操
作装置には、作業者が通常の操作が容易に行えるように
操作レバーごとに簡単な説明書きが記載されているが、
例えば操作装置を操作しても旋回台およびブームが可動
しない異常発生時などに通常の操作とは異なる操作が要
求されることがある。その場合、作業台上の作業者は孤
立しているためにその対応に戸惑い、的確な操作が行え
ない。しかも、高所作業車をリースなどで借用している
場合には、作業者の戸惑いがさらに増幅し、不慣れな作
業者への配慮も望まれていた。
【0005】本発明はかかる点に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、表示装置を用いて作業台
の作業者に操作装置を操作する上で必要な操作情報を安
価にかつ的確に提供せんとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明が講じた解決手段は、車体枠上
にブームが旋回かつ起伏可能に設けられ、該ブームの先
端に、作業者が乗込んで作業する作業台が設けられてお
り、該作業台には、上記ブームを旋回および起伏操作し
て作業台を高所と低所との間で移動させる操作装置が装
備されているとともに、作業台上の作業者に情報を表示
して提供する表示装置が装備されている高所作業車を前
提とする。そして、上記表示装置には、上記作業台上の
作業者が上記操作装置を操作する上で必要な各種の操作
情報を項目分けして記憶する記憶手段と、その各項目の
なかから単一の項目を選択する選択手段とを備え、該選
択手段により選択した項目の内容を表示させる構成とし
たものである。
【0007】これにより、請求項1記載の発明では、作
業台を移動操作するときには、操作装置による作業台の
移動操作が行われる。
【0008】その場合、操作装置を操作してもブームが
可動しない異常発生時などにおいて通常の操作とは異な
る操作が要求されるときには、選択手段により記憶手段
からの操作情報を選択するとともに、その各項目のなか
から必要な項目を選択し、該項目の内容(操作情報)を
表示することで、作業者に必要な操作情報が提供され
る。したがって、近時、安全装置などの付加によります
ます操作が複雑化しているが、作業台上において作業者
が孤立していてもその対策に戸惑うことなく的確に操作
装置が操作される。しかも、高所作業車をリースなどで
借用している場合においても、記憶手段からの操作情報
の提供により熟練の作業者と遜色なく操作装置が操作さ
れて、不慣れな作業者への配慮も十分なものとなる。
【0009】請求項2記載の発明が講じた解決手段は、
請求項1記載の発明の構成要件に加えて、記憶手段に、
高所作業車の取扱説明書中に記載している内容が操作情
報として項目分けして記憶させる構成としたものであ
る。
【0010】これにより、請求項2記載の発明では、高
所作業車の取扱説明書中に記載している内容を作業者が
知りたいときには、選択手段により記憶手段からの操作
情報を選択し、その各項目のなかから選択した操作情報
を表示することで、作業者に取扱説明書中の必要な操作
情報が速やかに提供される。
【0011】さらに、請求項3記載の発明が講じた解決
手段は、請求項1記載の発明の構成要件に加えて、記憶
手段に、操作装置に異常が発生した際、その対策を指示
する操作情報を1つの項目として記憶させる構成とした
ものである。
【0012】これにより、請求項3記載の発明では、操
作装置の異常時には、選択手段により異常時の対策を指
示する操作情報を各項目のなかから選択することで、そ
の操作情報が速やかに表示され、この操作情報に従って
作業台上の作業者が異常時の対応に戸惑うことなく操作
装置が的確に操作される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0014】図7は本発明の実施の形態に係る高所作業
車を示し、この高所作業車1は、キャビン2の下面より
後方に延びる左右一対の車体枠(図示せず)上に平板状
の車台3が設けられている。該車台3は、車体前後方向
に長い矩形状に形成されている。
【0015】上記車台3の前部には旋回ポスト4が水平
面内で旋回可能に立設されている。該旋回ポスト4は、
左右一対の旋回支柱4aを備えている。この旋回支柱4
aの上端部間(旋回ポスト4の上端部)には、断面略四
角形状のブーム5(後述する第1アーム5a)が軸6を
介して上下方向に回動可能に支持されている。該ブーム
5は、旋回ポスト4に軸支された基端ブーム5aと、該
基端ブーム5aの内周面に摺動可能に嵌装支持された中
間ブーム5bと、該中間ブーム5bの内周面に摺動可能
に嵌装された先端ブーム5cとで多段ブームに構成され
ている。上記先端ブーム5cの先端部には、作業者が乗
込んで作業する作業台としてのバケット7がブーム5の
起伏にかかわらず所定の姿勢を保持して支持され、しか
も、連結部材8を介して左右方向に首振り可能に支持さ
れている。そして、バケット7には、バケット7の首振
り量を検出する首振り量検出器7a(図1に表れる)が
設けられ、該首振り量検出器7aはポテンショメータに
より構成されている。
【0016】そして、基端ブーム5aと先端ブーム5c
との間には、図示しない伸縮シリンダが設けられてい
て、この伸縮シリンダの伸縮によりブーム5が伸縮動作
されるようになっている。このブーム5には、ブーム5
の伸縮量を検出するブーム伸縮量検出器9(図1に表れ
る)が設けられ、該ブーム伸縮量検出器9はポテンショ
メータにより構成されている。また、バケット7には、
バケット7の荷重の大きさを検出するための荷重検出器
10が設けられている。
【0017】上記ブーム5の基端ブーム5aと、旋回ポ
スト4との間には、起伏シリンダ11が設けられ、該起
伏シリンダ11の伸縮に伴いブーム5が起伏動作される
ようになっている。また、旋回ポスト4と基端ブーム5
aとの間、および先端ブーム5cと連結部材8との間に
はそれぞれ水平シリンダ(図示せず)が架設され、これ
ら両シリンダにより、ブーム5の起伏状態の如何に拘ら
ずバケット7が水平位置に保持されるようになってい
る。このブーム5には、ブーム5の起伏量を検出するブ
ーム起伏量検出器14(図1に表れる)が設けられ、該
ブーム起伏量検出器14はポテンショメータにより構成
されている。
【0018】上記旋回ポスト4は、その基部に旋回台1
5を備え、この旋回台15は車台3上に回動自在に支持
されている。上記旋回ポスト4およびブーム5は、旋回
モータ(図示せず)により旋回するようになされてい
る。そして、上記旋回ポスト4およびブーム5は、バケ
ット7への作業者の乗込みを可能とする格納位置を基準
にして左右両側回りにそれぞれ略180°近い旋回を可
能としている。この旋回台15には、ブーム5の左右両
側への旋回量を検出するブーム旋回量検出器16(図1
に表れる)が設けられ、該ブーム旋回量検出器16はポ
テンショメータにより構成されている。
【0019】また、上記車台3の前後左右の四隅にはジ
ャッキ17が設けられている。該各ジャッキ17の内方
には伸縮可能な油圧シリンダ(図示せず)が設けられて
おり、高所作業車1の作業時、各ジャッキ17を油圧シ
リンダの伸長に伴い伸長させることで、高所作業車1を
支持するようにしている。
【0020】そして、図2にも示すように、上記バケッ
ト7には、バケット側コントロールパネル21が設けら
れている。該バケット側コントロールパネル21には、
操作装置としての上部操作装置22が設けられている。
該上部操作装置22は、その略中央部に伸縮/首振レバ
ー23を備えている。該伸縮/首振レバー23は、
「縮」側への操作によりブーム5を収縮させ、「伸」側
への操作によりブーム5を伸長させるようにしている。
一方、伸縮/首振レバー23は、左矢印方向への操作に
よりバケット7を左方向に首振りさせ、右矢印方向への
操作によりバケット7を右方向に首振りさせるようにし
ている。
【0021】また、上部操作装置22の右側部には起伏
/旋回レバー24が設けられている。該起伏/旋回レバ
ー24は、「上」側への操作によりブーム5を上方に起
立させ、「下」側への操作によりブーム5を下方に倒伏
させるようにしている。一方、起伏/旋回レバー24
は、右矢印方向への操作によりブーム5を右回りに旋回
させ、左矢印方向への操作によりブーム5を左回りに旋
回させるようにしている。そして、図1に表れるよう
に、上部操作装置22には、伸縮/首振レバー23によ
るブーム5の伸縮操作量を検出する伸縮操作量検出装置
25およびブーム7の首振り量を検出する首振り操作量
検出装置26が設けられている。また、起伏/旋回レバ
ー24によるブーム5の起伏操作量を検出する起伏操作
量検出装置27およびブーム5の左右の旋回操作量を検
出する旋回操作量検出装置28が設けられている。これ
らの検出装置25〜28は、ポテンショメータよりな
る。
【0022】さらに、上部操作装置22の左側部には各
種操作スイッチが上下両側にそれぞれ並設されている。
この各種操作スイッチは、上部操作装置22の左側部の
上側に左端より順に設けられたエンジン停止スイッチ3
1、エンジン始動/非常ポンプ用スイッチ32、緊急停
止スイッチ33と、上部操作装置22の左側部の下側に
左端より順に設けられた下部キャンセルスイッチ34、
油圧取出スイッチ35とで構成されている。エンジン停
止スイッチ31は、エンジンの停止または解除を行う際
に供される。エンジン始動/非常ポンプ用スイッチ32
は、エンジンの始動または非常ポンプの作動を行う際に
供される。緊急停止スイッチ33は、エンジンおよび全
ての作動を停止させる際に供される。下部キャンセルス
イッチ34は、下部操作装置41による操作を不能にす
る際に供される。油圧取出スイッチ35は、バケット7
で油圧工具を使用する際に供される。この場合、バケッ
ト7に乗込んだ作業者自身が上部操作装置22の各レバ
ー23,24を操作することで、旋回台15をブーム5
ごと旋回させるとともに、ブーム5を伸縮および起伏さ
せて、バケット7を高所と低所との間で移動させるよう
にしている。
【0023】また、図6にも示すように、上記車台3の
後部左側には車台側コントロールパネル41が設けられ
ている。該車台側コントロールパネル41には下部操作
装置42が設けられている。該下部操作装置42は、車
台側コントロールパネル41上において上下方向3段に
種類分けして配された各種スイッチを備えている。車台
側コントロールパネル41上段の各種スイッチは、左端
より順に設けられた上部キャンセルスイッチ43、バケ
ット乗込みスイッチ44、アクセルスイッチ45、エン
ジン停止スイッチ46、エンジン始動/非常ポンプ用ス
イッチ47よりなる。車台側コントロールパネル41中
段の各種スイッチは、左端より順に設けられたブーム伸
縮スイッチ48、ブーム旋回スイッチ49、ブーム起伏
スイッチ50よりなる。車台側コントロールパネル41
下段の各種スイッチは、左側部に各ジャッキ17を個別
に操作する4個のジャッキ操作スイッチ51FL,51
FR,51RL,51RR、および4つのジャッキ17
を同時に操作するジャッキ自動張出しスイッチ52より
なり、このジャッキ自動張出しスイッチ52の上側にジ
ャッキ接地ランプ53を備えている。また、ジャッキ接
地ランプ53の右側方には、緊急停止スイッチ54が設
けられている。そして、地上にいる作業者が下部操作装
置42のブーム5操作系の各スイッチ48〜50を操作
することで、バケット7に乗込んだ作業者とほぼ同様の
操作が地上からも行えるようにしている。また、下部操
作装置42にも、図1に表れるように、上部操作装置2
2と同様の伸縮操作量検出装置25、首振り操作量検出
装置26、起伏操作量検出装置27および旋回操作量検
出装置28が設けられている。
【0024】上記バケット側コントロールパネル21に
は、ディスプレイ61が設けられている。該ディスプレ
イ61には、バケット7の現在作業位置および作業可能
範囲などの位置情報や取扱説明書の内容などが表示可能
になっている。
【0025】次に、表示装置62の構成を図1に基づい
て説明する。
【0026】図1に示すように、伸縮操作量検出装置2
5、首振り操作量検出装置26、起伏操作量検出装置2
7および旋回操作量検出装置28からの出力信号を入力
するマルチプレクサ63を備えている。これらの検出装
置25〜28では、上部操作装置22の各レバー23,
24の操作量(又は下部操作装置42の各スイッチ48
〜50の操作量)をそれと対応する電圧に変換し、出力
信号としてマルチプレクサ63に出力するようになって
いる。また、首振り量検出器7a、ブーム伸縮量検出器
9、荷重検出器10、ブーム起伏量検出器14およびブ
ーム旋回量検出器16もマルチプレクサ63に接続さ
れ、これらの各検出器7a,9,10,14,16から
の検出信号がマルチプレクサ63に出力されるようにな
っている。マルチプレクサ63は、各検出装置25〜2
8および各検出器7a,9,10,14,16の出力信
号(検出信号)のなかから後述するCPU66の指令に
基づいて所定の1つ出力信号をその時々に選択し、A/
Dコンバータ64に出力するようになっている。そし
て、A/Dコンバータ64は、マルチプレクサ63から
出力されるアナログ値をデジタル値に変換して並列入出
力回路65(以下、PIOと称す)を介してCPU66
に出力するようになっている。
【0027】また、CPU66には、記憶手段としての
プログラムメモリ67が接続され、該プログラムメモリ
67に記憶された制御プログラムに基づいてバケット7
の移動のための処理および表示制御処理などを実行す
る。そして、CPU66は、各検出装置25〜28およ
び各検出器16,14,9,10,7aからの出力信号
の順番でマルチプレクサ63を介して出力信号を選択し
て読出し、その出力信号に基づいて各レバー23,24
の操作量を算出するとともに、荷重検出器10からの出
力信号に基づいてバケット7の荷重の大きさを算出す
る。
【0028】さらに、CPU66には、書込みおよび読
出し可能なRAM68が接続され、該RAM68にはC
PU66の演算処理結果が一時記憶されるようになって
いる。CPU66には、ディスプレイドライバ69を介
して表示手段としてのディスプレイ61が接続されてい
る。該ディスプレイ61は、LCDディスプレイまたは
CRTディスプレイなどで構成されている。
【0029】また、CPU66には、プログラムメモリ
67が接続されている。CPU66は、PIO65およ
びバルブドライバ70を介してブーム5の旋回、伸縮お
よび起伏、並びにバケット7の首振りのための各ソレノ
イドバルブ71〜74に駆動信号を出力するようになっ
ている。この駆動信号により、各ソレノイドバルブ71
〜74が制御され、旋回モータによるブーム5(旋回台
15)の旋回、伸縮シリンダによるブーム5の伸縮、起
伏シリンダ11によるブーム5の起伏、および首振りモ
ータによるバケット7の首振りが行われてバケット7が
移動するようになっている。
【0030】そして、本発明の特徴部分として、上記表
示装置62のプログラムメモリ67には、バケット7の
作業者が上部操作装置22を操作する上で必要な操作情
報が記憶されている。この操作情報は、図2に示すよう
に、高所作業車1の取扱説明書中に記載している内容が
項目分けして記憶されたものであり、図3に示すよう
に、10項目に分けて記憶されている。つまり、取扱説
明書中の操作情報は、「1.安全にお使い頂くために」
を説明する内容の第1項目と、「2.各部の名称とはた
らき」を説明する内容の第2項目と、「3.高所作業車
の概要」を説明する内容の第3項目と、「4.操作方法
と注意」を説明する内容の第4項目と、「5.緊急時の
ブーム降下方法」を説明する内容の第5項目と、「6.
安全装置」を説明する内容の第6項目と、「7.オプシ
ョン装置の取扱い」を説明する内容の第7項目と、
「8.点検・整備・保守」を説明する内容の第8項目
と、「9.給油脂」を説明する内容の第9項目と、「1
0.異常箇所と対策方法」を説明する内容の第10項目
とに分けられている。
【0031】上記バケット側コントロールパネル21の
ディスプレイ61の右側方位置には、プッシュ式の第1
選択スイッチ81、および上下両側に接点を有するスク
ロール式の第2選択スイッチ82が設けられている。第
2選択スイッチ82は、図2および図3に示すように、
ディスプレイ61上に表示されたバケット7の位置情報
および操作情報、並びに複数項目(1〜10の各項目)
のなかから単一の情報または項目を選択する場合に用い
られ、その選択した単一の情報または項目をディスプレ
イ61上において点灯させることで、作業者に選択した
情報または項目を判別し易くしている。一方、第1選択
スイッチ81は、第2選択スイッチにより選択した情報
または項目の内容をディスプレイ61上に表示させる場
合に用いられる。つまり、第1および第2選択スイッチ
81,82は、プログラムメモリ67からの操作情報お
よびバケット7の位置情報のうちのいずれか一方を選択
し、操作情報を選択したときにその項目分けした10項
目のなかから単一の項目を選択する選択手段として構成
される。
【0032】さらに、上記第2選択スイッチ82は、図
4および図5に示すように、例えば「10.異常箇所と
対策方法」の項目を選んでディスプレイ61上に表示す
る場合、このディスプレイ61上に表示しきれない内容
を順送りまたは逆戻しして表示させるように操作され
る。
【0033】また、ディスプレイ61の右側方には、プ
ッシュ式の3つのスイッチが上下方向に並設されてい
る。該各スイッチは、現在表示している画面よりも1つ
前の画面に切換える前画面切換スイッチ83と、現在表
示している画面よりも1つ後の画面に切換える後画面切
換スイッチ84と、現在表示している画面をバケット7
の位置情報および操作情報の一方の情報が選択可能とな
る初期の画面(図2に示す画面)に戻す初期画面復帰ス
イッチ85とからなる。
【0034】ここで、表示装置62によるディスプレイ
61の使用形態について説明する。
【0035】先ず、バケット7を移動操作する場合、下
部操作装置42のジャッキ操作スイッチ51FL,51
FR,51RL,51RR又はジャッキ自動張出しスイ
ッチ52を操作し、ジャッキ接地ランプ53の点灯によ
りジャッキ17による支持を確認する。次いで、バケッ
ト乗込みスイッチ44を操作してバケット7を地上乗込
み位置に位置付け、作業者がバケット7に乗込む。その
後の操作は、バケット7上の作業者による上部操作装置
22でも下部操作装置42と同様に行われるので、上部
操作装置22による操作に基づいて説明する。
【0036】次いで、ディスプレイ61上の初期画面に
表示されるバケット7の位置情報および操作情報のうち
のバケット7の位置情報を第2選択スイッチ82で選択
し、第1選択スイッチ81を操作して、ディスプレイ6
1上にブーム5の移動範囲を示す扇状の作業範囲領域を
表示する。
【0037】その後、上部操作装置22の伸縮/首振り
レバー23および起伏/旋回レバー24を操作してバケ
ット7を所望する高所まで移動させる。その際、作業範
囲領域にバケット7の現在作業位置を表示する。
【0038】このとき、CPU66は、バケット7の現
在作業位置が作業範囲領域内に位置しているか否かを判
定し、この判定値をディスプレイ61上に表示して作業
者に知らしめる。つまり、バケット7の現在作業位置が
作業範囲領域内に位置していると判定したときには、こ
の判定値からバケット7の現在作業位置からあとどの程
度までの作業位置の移動ができるかを位置情報として作
業者に提供する。
【0039】次に、上部操作装置22の伸縮/首振りレ
バー23および起伏/旋回レバー24を操作してもブー
ム5が旋回、伸縮および起伏しない異常発生時などにお
いて通常の操作とは異なる操作が要求される場合、初期
画面復帰スイッチ85を操作して、作業範囲領域を表示
している画面をバケット7の位置情報および操作情報の
一方が選択可能となる初期画面(図2に示す画面)に戻
す。その後、初期画面より操作情報を第2選択スイッチ
82で選択し、第1選択スイッチ81を操作して、プロ
グラムメモリ67からの操作情報の各項目をCPU66
で読出し、ディスプレイドライバ69を介してディスプ
レイ61上に操作情報を項目分けした画面(図3に示す
画面)を表示させる。
【0040】次いで、ディスプレイ61上の10項目の
画面より10項目目の「10.異常箇所と対策方法」を
第2選択スイッチ82で選択し、第1選択スイッチ81
を操作して、プログラムメモリ67より「10.異常箇
所と対策方法」をCPU66で読出し、ディスプレイド
ライバ69を介してディスプレイ61上に「10.異常
箇所と対策方法」の内容を示す画面(図4および図5に
示す画面)を表示させる。そして、「10.異常箇所と
対策方法」の内容は、ディスプレイ61上に全て表示し
きれないので、第2選択スイッチ82を操作して見たい
内容を順送りまたは逆戻しするか、前画面切換スイッチ
83および後画面切換スイッチ84を操作して見たい内
容の画面に切換えるかして表示することが行われる。こ
の場合、ディスプレイ61上には、それぞれの操作異常
状態に応じた不具合の状況、推定される原因および処置
が細かに表示され、作業者は操作異常状態に応じて上部
操作装置21を操作することで的確な処置を施すことが
可能となる。
【0041】これにより、上部操作装置22による各レ
バー23,24の操作に異常が発生した異常時には、異
常時の対策を指示する異常箇所と対策方法の内容がディ
スプレイ61に速やかに表示されて作業者に提供され、
バケット7上において作業者が孤立していてもその対策
に戸惑うことなく的確に上部操作装置22を操作でき
る。
【0042】しかも、高所作業車1をリースなどで借用
している不慣れな作業者が「10.異常箇所と対策方
法」以外の項目の内容を見たいときには、ディスプレイ
61上に表示される操作情報を項目分けした画面より選
択できるので、作業者に取扱説明書中の必要な情報を速
やかに提供できる。また、プログラムメモリ67からの
操作情報の提供により熟練の作業者と遜色なく上部操作
装置22が操作できて、不慣れな作業者への配慮を十分
な行うことができる。
【0043】さらに、バケット7の位置情報を表示する
ディスプレイ61に、ブーム5の旋回量に対応する描画
データと共にプログラムメモリ67からの操作情報を表
示するので、ディスプレイ61およびプログラムメモリ
67などを兼用して作業者への情報提供を安価に行うこ
とができる。
【0044】尚、本発明は上記実施の形態に限定される
ものではなく、その他種々の変形例を包含するものであ
る。例えば、上記実施の形態では、プログラムメモリ6
7に取扱説明書中の内容を操作情報として項目分けして
記憶させたが、バケットの作業者が上部操作装置を操作
する上で必要な操作情報のみを項目分けしてプログラム
メモリ67に記憶させたり、上部操作装置の異常時にそ
の対策を指示する操作情報つまり取扱説明書中の10項
目目の「10.異常箇所と対策方法」の内容の操作情報
のみが通常の操作情報の1つの項目として加えられてプ
ログラムメモリに記憶されるようにしても良い。
【0045】さらに、上記実施の形態では、ディスプレ
イ61を上部操作装置22にのみ設けたが、下部操作装
置にもディスプレイが設けられていても良い。
【0046】
【発明の効果】以上の如く、請求項1記載の発明におけ
る高所作業車によれば、操作装置の操作時に必要な操作
情報を項目別に選択して表示させたので、通常の操作と
は異なる操作を行うときなどにも作業者に必要な操作情
報を提供でき、作業台上において戸惑うことなく的確に
操作装置を操作できる。しかも、記憶手段からの情報提
供によって、不慣れな作業者への配慮を十分なものにで
きる。
【0047】請求項2記載の発明における高所作業車に
よれば、高所作業車の取扱説明書中の内容と合致する操
作情報を項目分けして記憶手段に記憶させたので、高所
作業車の取扱説明書中にある必要な項目の操作情報のみ
を選択して表示することで、作業者に取扱説明書からの
操作情報を速やかに提供することができる。
【0048】さらに、請求項3記載の発明における高所
作業車によれば、操作装置の異常時にその対策を指示す
る操作情報を1つの項目として記憶手段に記憶させたの
で、異常時に対策指示する操作情報を速やかに表示で
き、異常時に戸惑うことなく操作装置をより的確に操作
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る表示装置の電気的な
構成を示す構成図である。
【図2】ディスプレイに初期画面を表示している状態で
のバケット側コントロールパネルの正面図である。
【図3】ディスプレイに操作情報を項目分けした画面を
表示している状態での図2相当図である。
【図4】異常箇所と対策方法の内容の一部を示す画面を
表示するディスプレイの正面図である。
【図5】異常箇所と対策方法の内容の残り部を示す画面
を表示するディスプレイの正面図である。
【図6】車台側コントロールパネルの正面図である。
【図7】高所作業車の斜視図である。
【符号の説明】
1 高所作業車 5 ブーム 7 バケット(作業台) 15 旋回台 22 上部操作装置(操作装置) 61 ディスプレイ 62 表示装置 67 プログラムメモリ(記憶手段) 81 第1選択スイッチ(選択手段) 82 第2選択スイッチ(選択手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体枠上にブームが旋回かつ起伏可能に
    設けられ、 該ブームの先端に、作業者が乗込んで作業する作業台が
    設けられており、 該作業台には、上記ブームを旋回および起伏操作して作
    業台を高所と低所との間で移動させる操作装置が装備さ
    れているとともに、作業台上の作業者に情報を表示して
    提供する表示装置が装備されている高所作業車におい
    て、 上記表示装置は、 上記作業台上の作業者が上記操作装置を操作する上で必
    要な各種の操作情報を項目分けして記憶する記憶手段
    と、 その各項目のなかから単一の項目を選択する選択手段と
    を備え、 該選択手段により選択した項目の内容が表示されるよう
    にしていることを特徴とする高所作業車。
  2. 【請求項2】 上記記憶手段には、高所作業車の取扱説
    明書中に記載している内容が操作情報として項目分けし
    て記憶されている請求項1記載の高所作業車。
  3. 【請求項3】 上記記憶手段には、上記操作装置に異常
    が発生した際、その対策を指示する操作情報が1つの項
    目として記憶されている請求項1記載の高所作業車。
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