JP4753776B2 - ジェットバスシステム - Google Patents

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Description

本発明は、浴槽などで使用されるジェットバスシステムの改良に関し、特に酸素ハイドレートなどのハイドレートを分解する際に発生する気体を使用して浴水中に気泡を発生させることにより入浴者の健康増進を図ることができるジェットバスシステムに関する。
近年、健康志向の高まりから銭湯、温泉、家庭等の浴槽にジェットバスシステムを設け、浴槽内から吸い込んだ浴水と大気中の空気とを混合させて浴槽内に噴射することにより入浴時の快適性を高める提案が種々なされている。
また、最近のジェットバスシステムでは、浴槽内から吸い込んだ浴水と大気中の空気とを混合させて浴槽内に供給することによりマッサージ効果を期待するだけに止まらず、健康を高める効果がある酸素等の気体を浴室内に供給する装置、例えば酸素供給装置、酸素富化装置などを別途設ける構成が提案されている(特許文献1乃至3)。適度な濃度の酸素を含んだ空気、例えば酸素含有量が20〜35%程度の高濃度酸素含有空気を適量吸入することは、疲労やストレスに伴う精神的、肉体的疲労を緩和したり、血行をよくする上で有効であることが知られているが、入浴時におけるリラックスした状態において酸素を吸入することにより健康増進上の効果は更に高まる。
特開2005−143955公報 特開2005−319003公報 特開2005−328943公報
しかしながら、従来の酸素供給装置、酸素富化装置は、装置の価格と、使用する酸素の購入価格が非常に高価であり、安価に酸素を供給できる装置の開発が強く望まれていた。
本発明は上記従来の事情に鑑みてなされたものであり、酸素供給装置、酸素富化装置などの設備費、及びランニングコストが高価な設備を用いることなく浴室設備全体のコストを低く抑えながら、浴槽内に酸素等の有用な気体、或いは酸素等を含んだ浴水を噴射し、入浴者の疲労回復、血行促進を実現することができるジェットバスシステムを提供することを目的としている。
また、酸素発生装置などの高価な設備を用いることなく浴室設備全体のコスト、及び酸素の購入に伴うランニングコストを低く抑えながら、浴槽内に酸素を含んだ浴水を噴射して入浴者の疲労回復、血行促進を実現するとともに、高い圧力を持つ水を使用して浴槽内、浴室内、浴水循環路内などを洗浄することができるジェットバスシステムを提供することを目的としている。
また、高価な設備を用いることなく浴室設備全体のコストやランニングコストを低く抑えながら、浴槽内に炭酸ガスを含んだ浴水を噴射させて、入浴者の疲労回復、血行促進を実現することができるジェットバスシステムを提供することを目的としている。
上記の目的を達成するために、本発明に係るジェットバスシステムは、浴槽内に気泡を含む浴水を噴射するジェットバスシステムにおいて、酸素ハイドレートに熱を加えて分解することにより水と酸素とを生成するハイドレート分解装置と、前記浴槽内から取り込んだ浴水と前記ハイドレート分解装置により生成された酸素と周囲から取り込んだ空気とを混合して該浴水の酸素濃度を調整した気泡水を生成し、該気泡水を前記浴槽内に噴射する気泡水噴射機構と、を備え、前記ハイドレート分解装置は、前記酸素ハイドレートを収容する分解槽と、該分解槽内に水を供給することにより前記酸素ハイドレートを分解させて水と酸素とに分離させる散水管と、該分解槽内に貯まった前記水を分解槽外へ汲み出すポンプと、前記分解槽内に貯まった前記酸素を取り出す酸素取出管と、を備えていることを特徴とする。
また、本発明は、前記ジェットバスシステムにおいて、前記ハイドレート分解装置により生成された水及び酸素を浴槽内、浴室内、前記浴槽に設けられた吸水口と吐出口との間に位置する追い焚き循環路内の少なくとも何れか一つに供給してこれらを洗浄する構成を備え、前記気泡水噴射機構は、前記ハイドレート分解装置から汲み出された水を前記追い焚き循環路に供給する水供給管と、前記ハイドレート分解装置から取り出された酸素を前記追い焚き循環路に供給する酸素供給管と、該酸素供給管内に周囲の空気を取り込むエゼクターと、前記吸水口から前記追い焚き循環路内に浴水を吸引することにより該浴水に前記水及び前記酸素を混合した気泡水を前記吐出口から吐出させる循環用ポンプと、を少なくとも備えており、前記循環用ポンプにより、前記気泡水を、前記追い焚き循環路、前記吐出口、前記浴槽、前記吸水口の順序で循環させることにより前記洗浄を行うことを特徴とする
また、本発明は、浴槽内に気泡を含む浴水を噴射するジェットバスシステムにおいて、 炭酸ハイドレートに熱を加えて分解することにより炭酸水と炭酸ガスとを生成するハイドレート分解装置と、前記浴槽内から取り込んだ浴水と前記ハイドレート分解装置により生成された炭酸水と周囲から取り込んだ空気とを混合して該浴水の炭酸ガス濃度を調整した気泡水を生成し、該気泡水を前記浴槽内に噴射する気泡水噴射機構と、を備え、前記ハイドレート分解装置は、前記炭酸ハイドレートを収容する分解槽と、該分解槽内に水を供給することにより前記炭酸ハイドレートを分解させて水と炭酸ガスとに分離させる散水管と、該分解槽内に貯まった前記水を分解槽外へ汲み出すポンプと、前記分解槽内に貯まった前記炭酸ガスを取り出す炭酸ガス取出管と、を備えていることを特徴とする。
また、本発明は、前記ジェットバスシステムにおいて、前記ハイドレート分解装置により生成された炭酸水を浴槽内、浴室内、前記浴槽に設けられた吸水口と吐出口との間に位置する追い焚き循環路内の少なくとも何れか一つに供給してこれらを洗浄する構成を備え、前記気泡水噴射機構は、前記ハイドレート分解装置から汲み出された炭酸水を前記追い焚き循環路に供給する炭酸水供給管と、該炭酸水供給管内に周囲の空気を取り込むエゼクターと、前記吸水口から前記追い焚き循環路内に浴水を吸引することにより該浴水に前記炭酸水を混合した気泡水を前記吐出口から吐出させる循環用ポンプと、を少なくとも備えており、前記循環用ポンプにより、前記気泡水を、前記追い焚き循環路、前記吐出口、前記浴槽、前記吸水口の順序で循環させることにより前記洗浄を行うことを特徴とする
本発明のジェットバスシステムでは、浴槽内に酸素を含んだ浴水を噴射させ、入浴者の精神的及び肉体的な健康を増進することができる。また、必要に応じて噴射する浴水中の酸素濃度を調整することができる。更に、酸素ハイドレートに由来する高い圧力を持つ水を用いて浴槽内、浴室内、浴水循環路内などを洗浄することができ、省エネルギー化を実現しながら効率的な洗浄を行うことができる。
また、酸素に代えて、浴槽内に炭酸ガスを含んだ浴水を噴射させて入浴者の血行を促進する等、健康を増進することができる。
酸素発生装置においては、装置を作動させるための電気料金の他に、別途浴水を得るために水道料金などのコストがかかるが、本発明においては電気料金、水道料金を低減することができる分だけランニングコストを低く抑えることが可能となる。また、酸素発生装置は運転中に騒音が発生するが、本発明の装置は発生する音が小さい。
また、酸素発生装置は高圧の酸素を封入したボンベを使用した高圧のガス設備となるが、ハイドレート分解装置により分解されたハイドレートは酸素ボンベの場合ほど高圧とはならないため、装置の管理、取扱が容易である。
以下、本発明を図面に示した実施の形態により詳細に説明する。
《第1の実施形態》
図1は本発明の第1の実施形態に係るジェットバスシステムの概略構成図である。
この図に示すジェットバスシステム1は、酸素ハイドレート2を貯留するハイドレートタンク3と、ハイドレートタンク3から供給される酸素ハイドレート2を加熱する(常温中に置くことを含む)ことにより分解して高い圧力を持つ酸素4及び水5を生成するハイドレート分解装置6と、ハイドレート分解装置6により生成された酸素4を浴槽7に供給する酸素供給管(気泡水噴射機構)8と、ハイドレート分解装置6により生成された水(酸素水)5を洗浄水として勢い良く噴射して追い焚き循環路、浴槽7内などを洗浄する給水管9と、を備えている。ハイドレートタンク3に貯留されている酸素ハイドレート2をハイドレート分解装置6に供給し、分解装置6にて生成された高い圧力を持つ酸素4を浴槽7内に供給することにより浴水中に気泡を発生させる。また、分解処理で生成された高い圧力を持つ水を洗浄水として勢い良く噴射して追い焚き循環路、浴槽内などを洗浄させる。
ハイドレートタンク3は断熱性を有する材料により構成され、必要に応じてハイドレート2の分解を防止するための冷却手段(温度調整手段)を設ける。
ハイドレート分解装置6は、図2に示す如く密閉された筒状容器によって構成される分解槽10と、分解槽10内を上下に仕切るように配置されてハイドレートタンク3から供給される酸素ハイドレート2を載置する網11と、分解槽10内の上部から温水(或いは常温水)12を散水することにより網11上に載置されている酸素ハイドレート2を分解させて高い圧力を持つ水(分解水=高濃度酸素水)5と酸素4とに分離させる散水管13と、分解槽10内の下部に貯まった高い圧力の水(分解水)5を取り出して図1に示した給水管9に供給し、これを洗浄水として噴射させる水取出管14と、水取出管14に連結されて分解槽10内の下部に貯まった水(分解水)5を汲み出すポンプ15と、ポンプ15によって汲み出された水5を加熱して温水12にする熱交換器16と、分解槽10内の上部に貯まった高い圧力の酸素4を取り出して酸素供給管8に供給し、浴槽7内の浴水中に供給する酸素取出管(図4の実施形態では炭酸ガス取出管)17と、を備えている。
なお、分解処理開始に先だって分解槽10内に予め水道水等を充填しておき、稼動初期にはこの水道水等をポンプ15により汲み上げて散水管13からの散水に利用するようにしてもよい。
なお、散水管13から分解槽10内に浴槽中の浴水を供給して酸素ハイドレート2を分解するように構成してもよい。
熱交換器16によって加温された温水12は、ポンプ15の吐出力により散水管13から分解槽10内に噴射される。
ハイドレートタンク3から供給された酸素ハイドレート2を分解槽10内の網11上に載置した状態で図示しない操作スイッチを操作することにより、ポンプ15、熱交換器16を動作開始させて酸素と水を生成開始する。分解処理開始に先だって外気温による自然分解によって分解槽10内の下部に貯まった水5(或いは、事前に充填しておいた水道水)をポンプ15により汲み出し、熱交換器16により加熱した後、温水12として散水管13から分解槽10内に散水して酸素ハイドレート2の分解を促進させるとともに、酸素取出管17→酸素供給管8→浴槽7という経路を経て、分解槽10内の上部に貯まった高い圧力を持つ酸素4を浴槽7内の浴水中に供給して浴水中に気泡を発生させる。また、この動作とは別に、水取出管14を介して分解処理により得られた高い圧力を持つ水5を取り出すとともに、供給管9を介して噴射する水により追い焚き循環路、浴槽内などを洗浄することもできる。
このように、この実施形態では、ハイドレートタンク3に貯留されている酸素ハイドレート2をハイドレート分解装置6に供給して分解させながら、分解処理で生成された高い圧力を持つ酸素4を浴槽7内に供給し、浴水内に気泡を発生させるようにしているので、酸素発生装置などの高価な装置を不要にして、システム全体のコスト、及びランニングコストを低く抑えながら、浴槽7内の浴水中に酸素4を噴射して入浴者の健康増進を図ることができる。また、ジェットバス本来のマッサージ効果に加えて、酸素を吸引することによる精神面、身体面の健康を増進することができる。
また、この実施形態では、分解処理で生成された高い圧力を持つ高濃度酸素水5を洗浄水として勢い良く噴射させて、追い焚き循環路、浴槽7内などを洗浄させるようにしているので、浴槽7内、浴室内、浴水循環路内などを効率良く洗浄することができる。特に噴射される水中には酸素が溶けているため、一部の酸素が強い酸化力を有した活性酸素に変化して汚れの洗浄効果を高めることができる。なお、噴射される水の温度が低い場合には必要に応じて熱交換器16によって加熱することにより洗浄効果を高めることができる。
《第2の実施形態》
図3は本発明の第2の実施形態に係るジェットバスシステムの概略構成図である。
この図に示すジェットバスシステム21は、酸素ハイドレート22を貯留するための保温性を有したハイドレートタンク23と、ハイドレートタンク23から供給された酸素ハイドレート22を受入れて分解し、高い圧力を持つ酸素24と水(酸素水)25とを生成するハイドレート分解装置26と、ハイドレート分解装置26により生成された酸素24を取り込み混合部27に導く酸素供給管28と、酸素供給管28の途中に接続されてハイドレート分解装置26から酸素供給管28内に酸素24を高速で吐出させるときに生じる負圧を利用して周囲の空気を吸い込むことにより酸素24と混合させるエゼクター(気泡水噴射機構)29と、浴槽30に設けられた吸水口31から浴水32を吸引することにより混合部27において酸素24を含む空気を混合させる循環用ポンプ(気泡水噴射機構)34と、循環用ポンプ34と吐出口33との間に配置されて循環用ポンプ34から供給される酸素及び空気を含む浴水32を加温することにより酸素、空気を含む温水36を生成する熱交換器35と、ハイドレート分解装置26から延びて吸水口31、及び追い焚き循環路と連通することにより水25を供給する水供給管37と、水供給管37の途中に介挿された電磁弁37aと、を備えている。
循環用ポンプ34はその吐出力により、吐出口33から浴槽30内に、熱交換器35によって加熱された温水36を噴射させることができる。
浴槽30中に浴水が残っている状態、或いは浴槽30内が空になった状態で、図示しない操作スイッチを操作して電磁弁37aを開放することにより、ハイドレート分解装置26から水供給管37を経由して排出されてくる水25を、混合部27→循環用ポンプ34→熱交換器35→吐出口33という経路(追い焚き循環路)中に吐出させて追い焚き循環路を高圧洗浄することができる。また、これと同時に水口31にも水が噴射されることにより、水口31までの管体内、及び空の状態にある浴槽内を噴射水により高圧洗浄することができる。
本実施形態においては、ハイドレートタンク23から供給された酸素ハイドレート22をハイドレート分解装置26によって分解することにより生成された高い圧力を持つ酸素24によって生じる酸素供給管28内の負圧を利用してエゼクター29を動作させて、周囲の空気を酸素供給管28内に吸引させる。それと並行して循環用ポンプ34によって浴槽30の吸入口31から浴水32を吸引することにより、混合部27において浴水32中に酸素、空気を混合させ、人体に害を及ぼさない35%以下、例えば20〜30%程度の酸素24を含ませる。その後、熱交換器35によって加熱して浴水に適した快適な温度の温水36とし、吐出口33から浴槽30内の浴水32中に気泡と共に勢い良く噴射させる。この時に噴射される気泡を含んだ浴水によりジェットバス浴を行うことができる。
この後、排水口30aから浴水32を排水して浴槽を空にした状態で電磁弁37aをオン状態にすることにより、ハイドレート分解装置26から排出される高い圧力を持つ水25を吸水口31と混合部27との間の管体内に吐出させて、追い焚き循環路や浴槽内を高圧洗浄することができる。
なお、エゼクター29は浴水中に混合する酸素濃度を調整する手段であるが、必須の構成要件ではなく、酸素供給管28中に図示しない弁を配置することにより酸素供給量を調整することにより酸素濃度を調整するように構成してもよい。
以上のようにこの実施形態では、ハイドレート分解装置26内における分解処理によって生成された高い圧力を持つ酸素24によって生じた負圧を利用してエゼクター29を動作させて、周囲の空気を酸素供給管28内に吸引するとともに、循環用ポンプ34によって浴槽30の吸入口31から浴水32を吸引し、混合部27において浴水に酸素、空気を混合し、吐出口33から浴槽30内の浴水32中に勢い良く噴射させるようにしているので、酸素発生装置などの高価な装置を不要にしてシステム全体のコストを低く抑えるとともに、高価な酸素を購入しないことによるランニングコスト低減を図りながら、浴槽30内に適切な濃度の酸素24を含んだ浴水32をジェットバスとして噴射させ、入浴者の精神面、及び肉体面の健康を増進することができる。
また、この実施形態では、浴槽30内から浴水32が排出された空の状態で、電磁弁37aを開放することにより、追い焚き循環路を構成する管体内や浴槽内を高圧洗浄することができる。或いは、浴槽中に浴水が満たされた状態で電磁弁37aを開放することにより追い焚き循環路を構成する管体内や浴槽内を高圧洗浄するようにしてもよい。
《第3の実施形態》
図4は本発明によるジェットバスシステムの第3の実施形態を示す概略構成図である。
この図に示すジェットバスシステム41が上記実施形態と異なる点は、酸素ハイドレートに代えて炭酸ハイドレート42を使用している点にある。
このジェットバスシステム41は、炭酸ハイドレート42を貯留するハイドレートタンク43と、ハイドレートタンク43から供給された炭酸ハイドレート42を受入れて分解処理することにより高い圧力を持つ炭酸ガスと、炭酸ガスが溶解した水(炭酸水)44を生成するハイドレート分解装置45と、ハイドレート分解装置45により生成された炭酸水44を取り込んで混合部(気泡水噴射機構)46に導く炭酸水供給管47と、浴槽48に設けられた吸水口49から浴水50を吸い込み、混合部46において炭酸水44と混合させる循環用ポンプ(気泡水噴射機構)52と、循環用ポンプ52と吐出口51との間に配置され、循環用ポンプ52から供給される炭酸水44が混合された浴水50を加熱して温水54を生成する熱交換器53と、を備えている。
炭酸ハイドレート42をハイドレート分解装置45により分解することにより高い圧力を持ち且つ炭酸ガスを豊富に含んだ炭酸水44を生成すると同時に、循環用ポンプ52によって浴槽48の吸入口49から管体内に浴水50を吸い込み、混合部46において炭酸水44と混合させるとともに、熱交換器53で入浴者にとって快適な温度まで昇温させた後、吐出口51から浴槽48内に気泡と共に勢い良く噴射させる。
このように、この実施形態に係るジェットバスシステムでは、高価な炭酸ガス発生装置等を導入しないことによりシステム全体のコストを低く抑えると共に、高価な炭酸ガスを購入しないことによるランニングコストの低減を図りながら、浴槽48内に炭酸ガスを含んだ浴水50を噴射して入浴者の血行促進による健康増進を図ることができる。
この実施形態においても、図3に示した如きエゼクターを炭素水供給管47に接続する等の手法により、浴槽内から取り込んだ浴水とハイドレート分解装置が生成した炭酸ガスと周囲から取り込んだ空気とを混合して炭酸ガス濃度を調整した浴水を生成し、浴槽内に噴射するようにしてもよい。即ち、ハイドレート分解装置45により生成された炭酸ガスを吸入口49に直結した図示しない管体によって浴槽内の浴水中に噴出することによりジェットバスを構築したり、図3の実施形態のようにハイドレート分解装置4から排出されてきた炭酸ガスを濃度調整してから浴水に混合し、浴槽内に気泡と共に噴射させるようにしてもよい。
また、炭酸水を噴射することにより管体内、浴槽内を洗浄するようにしてもよい。
なお、上記の各実施形態では、浴水中に酸素、炭酸ガスなどの有用な気体を混合した水を浴槽中に気泡と共に供給する例を示したが、ハイドレート分解装置により生成された気体だけを浴槽内の浴水中に直接噴射するように配管を構成してもよい。この場合は気泡水噴射装置に代えて気泡噴射機構を使用することとなる。
本発明の第1の実施形態によるジェットバスシステムの概略構成図である。 図1に示すハイドレート分解装置の詳細な内容を示す構成図である。 本発明の第2の実施形態によるジェットバスシステムの概略構成図である。 本発明の第3の実施形態によるジェットバスシステムの概略構成図である。
1:ジェットバスシステム、2:酸素ハイドレート、3:ハイドレートタンク、4:酸素、5:水、6:ハイドレート分解装置、7:浴槽、8:酸素供給管(気泡水噴射機構)、9:給水管、10:分解槽、11:網、12:温水、13:散水管、14:水取出管、15:ポンプ、16:熱交換器、17:酸素取出管(炭酸ガス取出管)、21:ジェットバスシステム、23:ハイドレートタンク、24:酸素、25:水、26:ハイドレート分解装置、27:混合部(気泡水噴射機構)、28:酸素供給管、29:エゼクター(気泡水噴射機構)、30:浴槽、31:吸水口、32:浴水、33:吐出口、34:循環用ポンプ(気泡水噴射機構)、35:熱交換器、36:温水、37:水供給管、37a:電磁弁、41:ジェットバスシステム、42:炭酸ハイドレート、43:ハイドレートタンク、44:炭酸水、45:ハイドレート分解装置、46:混合部(気泡水噴射機構)、47:炭酸水供給管、48:浴槽、49:吸水口、50:浴水、51:吐出口、52:循環用ポンプ(気泡水噴射機構)、53:熱交換器

Claims (4)

  1. 浴槽内に気泡を含む浴水を噴射するジェットバスシステムにおいて、
    酸素ハイドレート22に熱を加えて分解することにより水と酸素とを生成するハイドレート分解装置26と、
    前記浴槽内から取り込んだ浴水と前記ハイドレート分解装置により生成された酸素と周囲から取り込んだ空気とを混合して該浴水の酸素濃度を調整した気泡水を生成し、該気泡水を前記浴槽内に噴射する気泡水噴射機構と、を備え、
    前記ハイドレート分解装置は、前記酸素ハイドレートを収容する分解槽10と、該分解槽内に水を供給することにより前記酸素ハイドレートを分解させて水と酸素とに分離させる散水管13と、該分解槽内に貯まった前記水を分解槽外へ汲み出すポンプ15と、前記分解槽内に貯まった前記酸素を取り出す酸素取出管17と、を備えていることを特徴とするジェットバスシステム。
  2. 請求項に記載のジェットバスシステムにおいて、
    前記ハイドレート分解装置26により生成された水及び酸素を浴槽内、浴室内、前記浴槽に設けられた吸水口31と吐出口33との間に位置する追い焚き循環路内の少なくとも何れか一つに供給してこれらを洗浄する構成を備え、
    前記気泡水噴射機構は、前記ハイドレート分解装置26から汲み出された水を前記追い焚き循環路に供給する水供給管37と、前記ハイドレート分解装置から取り出された酸素を前記追い焚き循環路に供給する酸素供給管28と、該酸素供給管内に周囲の空気を取り込むエゼクター29と、前記吸水口31から前記追い焚き循環路内に浴水を吸引することにより該浴水に前記水及び前記酸素を混合した気泡水を前記吐出口33から吐出させる循環用ポンプ34と、を少なくとも備えており、
    前記循環用ポンプ34により、前記気泡水を、前記追い焚き循環路、前記吐出口、前記浴槽、前記吸水口の順序で循環させることにより前記洗浄を行うことを特徴とするジェットバスシステム。
  3. 浴槽内に気泡を含む浴水を噴射するジェットバスシステムにおいて、
    炭酸ハイドレート42に熱を加えて分解することにより炭酸水と炭酸ガスとを生成するハイドレート分解装置45と、
    前記浴槽内から取り込んだ浴水と前記ハイドレート分解装置により生成された炭酸水と周囲から取り込んだ空気とを混合して該浴水の炭酸ガス濃度を調整した気泡水を生成し、該気泡水を前記浴槽内に噴射する気泡水噴射機構と、を備え、
    前記ハイドレート分解装置45は、前記炭酸ハイドレートを収容する分解槽10と、該分解槽内に水を供給することにより前記炭酸ハイドレートを分解させて水と炭酸ガスとに分離させる散水管13と、該分解槽内に貯まった前記水を分解槽外へ汲み出すポンプ15と、前記分解槽内に貯まった前記炭酸ガスを取り出す炭酸ガス取出管17と、を備えていることを特徴とするジェットバスシステム。
  4. 請求項に記載のジェットバスシステムにおいて、
    前記ハイドレート分解装置45により生成された炭酸水を浴槽内、浴室内、前記浴槽に設けられた吸水口49と吐出口51との間に位置する追い焚き循環路内の少なくとも何れか一つに供給してこれらを洗浄する構成を備え、
    前記気泡水噴射機構は、前記ハイドレート分解装置45から汲み出された炭酸水を前記追い焚き循環路に供給する炭酸水供給管47と、該炭酸水供給管内に周囲の空気を取り込むエゼクター29と、前記吸水口49から前記追い焚き循環路内に浴水を吸引することにより該浴水に前記炭酸水を混合した気泡水を前記吐出口51から吐出させる循環用ポンプ52と、を少なくとも備えており、
    前記循環用ポンプ52により、前記気泡水を、前記追い焚き循環路、前記吐出口、前記浴槽、前記吸水口の順序で循環させることにより前記洗浄を行うことを特徴とするジェットバスシステム。
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