JP2008073432A - マイクロバブルシャワー装置 - Google Patents

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Yuji Sugiyama
祐司 杉山
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慶子 杉浦
Shinji Katsuragawa
真治 桂川
Masahiro Wakita
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Abstract

【課題】温泡を人の肌にまとわりつかせ、使用する洗剤量を最小限にし、かつ、温泡入浴を楽しむことができること。
【解決手段】マイクロバブルフォーム発生機には外部から給水され、内部に洗剤液を収容しているから、それらが微細空気により発泡させられ、断熱性の高いマイクロバブルフォームを発生させる。発生させたマイクロバブルフォームは、気液分離機20に送出され、気液分離機20でマイクロバブルフォームに含まれる消泡等で発生した液体成分を排出する。気液分離機20で液体成分を除去した発泡率を高めたマイクロバブルフォームは、加熱機30に送られ、そこで所定の温度に上昇させられ、供給口40から所定の温度のマイクロバブルフォームが供給される。
【選択図】図1

Description

本発明は、所定の温度の泡を供給して泡浴できるマイクロバブルシャワー装置に関するものである。
一般に、泡浴できるシャワー装置として特許文献1及び特許文献2を挙げることができる。
例えば、特許文献1は、開閉可能な出入口を有する側壁と該側壁の上下開口部に配設された床壁及び天井壁とを備えた本体と、該本体内にシャワーを噴射させることによりシャワー浴を可能にするシャワー装置と、前記本体内に温泡を供給して温泡浴を可能にする温泡発生装置を具備し、利用者が出入口から内部に入り、この出入口を閉めることで略密閉状態とされた本体内において、温泡浴とシャワー浴とが可能になり、温泡浴によって体を十分に温めてから通常のシャワー浴ができ、シャワールームの機能性が格段に向上すると共に、温泡浴の併用でシャワー浴時の湯の消費量が抑えられるものである。
特許文献2は、使用者が入る収容空間を有するブースと、ブースに設けられ収容空間に温泡を吐出する温泡吐出部と、ブースに設けられ温泡吐出部に温泡を供給する温泡供給部とを具備しており、温泡吐出部は、収容空間に入った使用者の局部付近に向けて温泡を吐出することを特徴とするものであり、ブースの収容空間内の使用者の肩部付近に向けて、温泡吐出部は、暖かい温泡を吐出するため、使用者は加温性を効果的に感じることができる。更に、使用者の肩部付近に吐出された暖かい温泡は、使用者の肩部付近から身体の表面に沿って流下するため、使用者の身体は効果的に暖められる。これにより使用者のリラックス効果、温泡入浴効果を高めることができるものである。
特開2004−344362 特開2005−296522
上記特許文献1及び引用文献2は、何れも入浴効果を更に高めるのに有利な温泡入浴ブース装置を提供しているが、温泡吐出部はブース内に入った使用者の方部付近に向けて温泡を吐出しているものの、短時間で消泡することを期待しているので霧状のミストシャワーを使用している。
短時間で消泡するミストシャワーを使用して暖かい温泡浴を楽しむには、利用者が入る収容空間のほとんどを温泡で満たす必要があり、温泡を維持するには、無駄な洗剤や湯水が必要となる。また、空間内に温泡を溜めての温泡浴であるため、閉塞感がありリラックスできない者もいる。
即ち、上記特許文献1及び引用文献2の温泡は、加圧空気のバブリングにより生成されているから、その気泡径は大きく、ミリメートルオーダー以上であり、生成された温泡は、きめが粗く、大きい気泡ほど表面張力が弱いため、洗剤泡の消滅は早い。また、バブリングにより生成された気泡は、肌表面での付着性が悪く、短時間で流れ落ちてしまうので、温泡浴を行うには、人の入る狭い空間を設け、そこに所定量の温泡を供給し続ける必要があった。
そこで、この発明はかかる不具合を解決するためになされたもので、温泡を人の肌にまとわりつかせ、使用する洗剤量を最小限にし、かつ、温泡入浴を楽しむことができるマイクロバブルシャワー装置の提供を課題とするものである。
請求項1にかかるマイクロバブルシャワー装置は、マイクロバブルフォーム発生機で水及び洗剤液を微細空気により発泡させることで、断熱性の高いマイクロバブルフォームを発生させ、そのマイクロバブルフォームに含まれている液体成分を気液分離機で分離し、マイクロバブルフォームのみを出力し、そのマイクロバブルフォームを供給口から吐出するものである。
ここで、上記マイクロバブルフォーム発生機は、水及び洗剤液を微細空気により数十ミクロン以下の気泡を発泡させ、それらの泡の連続して結合体からなるマイクロバブルフォームを生成する機能を有するものであればよい。また、上記気液分離機は、マイクロバブルフォーム発生機が発生したマイクロバブルフォームに含まれている液体成分を分離し、マイクロバブルフォームのみとする分離機であればよい。そして、上記供給口は、マイクロバブルフォームを吐出するものであればよく、通常のシャワーと相違し、噴射能力(距離)を問題にするものではない。
請求項2にかかるマイクロバブルシャワー装置は、マイクロバブルフォーム発生機で水及び洗剤液を微細空気により発泡させることで、断熱性の高いマイクロバブルフォームを発生させ、そのマイクロバブルフォームに含まれている液体成分を気液分離機で分離し、マイクロバブルフォームのみを出力し、そのマイクロバブルフォームを加熱機で加熱し、所定の温度として供給口から吐出するものである。
ここで、上記マイクロバブルフォーム発生機、上記気液分離機、上記供給口は、請求項1の構成のものと相違するものではない。更に、上記加熱機は、マイクロバブルフォームを所定の設定温度に加熱することができるヒータまたは熱交換器であればよい。
請求項3にかかるマイクロバブルシャワー装置は、加熱機で供給する湯温及び/または空気を所定の設定温度に加熱し、その加熱機から供給された湯及び洗剤液をマイクロバブルフォーム発生機で微細空気により発泡させることで、断熱性の高いマイクロバブルフォームを発生させ、そのマイクロバブルフォームに含まれている液体成分を気液分離機で分離し、マイクロバブルフォームのみを出力し、そのマイクロバブルフォームを供給口から吐出するものである。
ここで、上記マイクロバブルフォーム発生機、上記気液分離機、上記供給口は、請求項1の構成のものと相違するものではない。更に、上記加熱機は、マイクロバブルフォーム発生機に供給する湯温及び/または空気を所定の設定温度に加熱できればよい。
請求項4にかかるマイクロバブルシャワー装置の前記気液分離機で分離した液体は、前記マイクロバブルフォーム発生機に帰還させるものである。ここで、上記帰還は配管のみで行ってもよいし、送給機構を設置して行ってもよい。
請求項5にかかるマイクロバブルシャワー装置は、マイクロバブルフォーム発生機で水及び洗剤液を微細空気により発泡させることで、断熱性の高いマイクロバブルフォームを発生させ、そのマイクロバブルフォームに含まれている液体成分を比重等で分離し、マイクロバブルフォームのみを出力し、そのマイクロバブルフォームを加熱機で加熱し、所定の温度として供給口から吐出するものである。
ここで、上記マイクロバブルフォーム発生・気液分離機は、水及び洗剤液を微細空気により数十ミクロン以下の気泡を発泡させ、それらの泡の連続して結合体からなるマイクロバブルフォームを生成する機能を有し、かつ、発生したマイクロバブルフォームに含まれている液体成分を比重等の違いにより分離し、マイクロバブルフォームのみ出力するものであればよい。そして、上記供給口は、マイクロバブルフォームを吐出するものであればよく、通常のシャワーと相違し、噴射能力(距離)を問題にするものではない。更に、上記加熱機は、マイクロバブルフォームを所定の設定温度に加熱することができるヒータまたは熱交換器であればよい。
請求項6にかかるマイクロバブルシャワー装置は、加熱機で供給する湯温及び/または空気を所定の設定温度に加熱し、その加熱機から供給された湯及び洗剤液をマイクロバブルフォーム発生・気液分離機で数十ミクロン以下の気泡を発泡させ、それらの泡の連続して結合体からなるマイクロバブルフォームを生成することで、断熱性の高いマイクロバブルフォームを発生させ、そのマイクロバブルフォームに含まれている液体成分を分離し、マイクロバブルフォームのみを出力し、そのマイクロバブルフォームを供給口から吐出するものである。
ここで、上記マイクロバブルフォーム発生・気液分離機、上記供給口は、請求項5の構成のものと相違するものではない。更に、上記加熱機は、マイクロバブルフォーム発生機に供給する湯温及び/または空気を所定の設定温度に加熱できればよい。
請求項7にかかるマイクロバブルシャワー装置は、更に、人体に付着したマイクロバブルフォームを除去する所定の温度で洗浄可能なシャワーを具備するものである。
ここにおいて、上記シャワーは、マイクロバブルフォームを除去する所定の温度で洗浄可能な公知のシャワーでよい。
請求項8にかかるマイクロバブルシャワー装置は、更に、マイクロバブルフォームの泡を消滅させる消泡機を具備するものであり、下水等に通常の洗浄水と同様に排水できるように泡を消滅できればよい。
請求項9にかかるマイクロバブルシャワー装置の前記マイクロバブルフォームを吐出する供給口は、人が1人以上収容できる所定の容積のハウジング内に配設したものである。
ここで、上記ハウジングは、6面が囲まれていて、ドアから入る略直方体形態のみを意味するものではなく、肩までの深さの上部が開放され、5面で囲まれている箱型としてもよい。
請求項1のマイクロバブルシャワー装置によれば、マイクロバブルフォーム発生機で水及び洗剤液を微細空気により断熱性の高いマイクロバブルフォームとして発生させ、そのマイクロバブルフォームに含まれている液体成分を気液分離機で分離し、マイクロバブルフォームのみを出力し、そのマイクロバブルフォームを供給口から吐出し、人体をマイクロバブルフォームで覆うものである。
したがって、マイクロバブルフォーム発生機で微細空気により断熱性の高いマイクロバブルフォームとして生成されているから、生成されたマイクロバブルフォームは、きめが細かく表面張力が強いため、洗剤泡の消滅は遅くなる。また、マイクロバブルフォームは、肌表面での付着性が良く、長時間付着状態が維持されるから、マイクロバブルフォームを人肌にまとわりつかせることにより、人体の温度の断熱効果により泡浴を楽しむことができる。特に、マイクロバブルフォームを生成するとき、香料を使用するとアロマテラピとして、薬剤を使用して治療としても使用でき、また、外部からの遠赤外線を受けることもできる。
請求項2にかかるマイクロバブルシャワー装置においては、マイクロバブルフォーム発生機で水及び洗剤液を微細空気により断熱性の高いマイクロバブルフォームとして発生させ、そのマイクロバブルフォームに含まれている液体成分を気液分離機で分離し、マイクロバブルフォームのみ(泡の含有確率を高くしたもの)を出力し、そのマイクロバブルフォームを加熱機で加熱し、所定の温度として供給口から吐出するものである。
したがって、マイクロバブルフォーム発生機で微細空気により断熱性の高いマイクロバブルフォームが生成されているから、生成されたマイクロバブルフォームは、きめが細かく表面張力が強いため、洗剤泡の消滅は遅くなる。また、マイクロバブルフォームは、肌表面での付着性が良く、長時間付着状態が維持されるから、マイクロバブルフォームを人肌にまとわりつかせ、泡沫入浴を楽しむことができる。
また、マイクロバブルフォームは加熱機で加熱し、所定の温度が維持されているから、快適な温浴を行うことができる。更に、マイクロバブルフォームを生成するとき、香料を使用するとアロマテラピとして、薬剤を使用して治療としても使用でき、また、外部からの遠赤外線を受けることもできる。
請求項3にかかるマイクロバブルシャワー装置においては、加熱機で供給する湯温及び/または空気を所定の設定温度に加熱し、その加熱された湯及び洗剤液をマイクロバブルフォーム発生機で微細空気により断熱性の高いマイクロバブルフォームを発生させ、そのマイクロバブルフォームに含まれている液体成分を気液分離機で分離し、マイクロバブルフォームのみを出力し、そのマイクロバブルフォームを供給口から吐出するものである。
したがって、加熱機で供給する湯温及び/または空気を所定の設定温度に加熱し、マイクロバブルフォーム発生機で断熱性の高いマイクロバブルフォームとして生成されているから、生成されたマイクロバブルフォームは、きめが細かく表面張力が強いため、洗剤泡の消滅は遅くなる。また、マイクロバブルフォームは、肌表面での付着性が良く、長時間付着状態が維持されるから、マイクロバブルフォームを人肌にまとわりつかせ、泡沫入浴を楽しむことができる。
また、マイクロバブルフォームは加熱機で加熱し、所定の温度が維持されているから、快適な温浴を行うことができる。更に、マイクロバブルフォームを生成するとき、香料を使用するとアロマテラピとして、薬剤を使用して治療としても使用でき、また、外部からの遠赤外線を受けることもできる。
請求項4にかかるマイクロバブルシャワー装置においては、前記気液分離機で分離した液体は、前記マイクロバブルフォーム発生機に帰還させるものであるから、請求項1乃至請求項3の何れか1つに記載の効果に加えて、マイクロバブルフォームを生成する洗剤等を効率よく使用することができる。また、供給口から吐出するマイクロバブルフォームから液体が分離されているから、洗剤泡の消滅を遅くすることができる。
請求項5にかかるマイクロバブルシャワー装置においては、マイクロバブルフォーム発生・気液分離機で水及び洗剤液を微細空気により断熱性の高いマイクロバブルフォームを発生させ、そのマイクロバブルフォームに含まれている液体成分を分離し、マイクロバブルフォームのみを出力し、そのマイクロバブルフォームを加熱機で加熱し、所定の温度として供給口から吐出するものである。
したがって、マイクロバブルフォーム発生機で微細空気により断熱性の高いマイクロバブルフォームが生成され、そこで液体成分のみ除去され、生成されたマイクロバブルフォームは、きめが細かく表面張力が強いため、洗剤泡の消滅は遅くなる。また、マイクロバブルフォームは、肌表面での付着性が良く、長時間付着状態が維持されるから、マイクロバブルフォームを人肌にまとわりつかせ、かつ、泡沫入浴を楽しむことができる。特に、マイクロバブルフォームは加熱機で加熱し、所定の温度が維持されているから、快適な温浴を行うことができる。そして、マイクロバブルフォームを生成するとき、香料を使用するとアロマテラピとして、薬剤を使用して治療としても使用でき、また、外部からの遠赤外線を受けることもできる。
請求項6にかかるマイクロバブルシャワー装置においては、加熱機で供給する湯温及び/または空気を所定の設定温度に加熱し、その加熱機から供給された湯及び洗剤液をマイクロバブルフォーム発生機で微細空気により断熱性の高いマイクロバブルフォームを発生させ、そのマイクロバブルフォームに含まれている液体成分を分離し、マイクロバブルフォームのみを出力し、そのマイクロバブルフォームを供給口から吐出するものである。
したがって、マイクロバブルフォーム発生機で微細空気により断熱性の高いマイクロバブルフォームが生成され、そこで液体成分のみ除去され、生成されたマイクロバブルフォームは、きめが細かく表面張力が強いため、洗剤泡の消滅は遅くなる。また、マイクロバブルフォームは、肌表面での付着性が良く、長時間付着状態が維持されるから、マイクロバブルフォームを人肌にまとわりつかせ、泡沫入浴を楽しむことができる。また、マイクロバブルフォームは加熱機で加熱し、所定の温度が維持されているから、快適な温浴を行うことができる。そして、マイクロバブルフォームを生成するとき、香料を使用するとアロマテラピとして、薬剤を使用して治療としても使用でき、また、外部からの遠赤外線を受けることもできる。
請求項7にかかるマイクロバブルシャワー装置においては、更に、人体に付着したマイクロバブルフォームを除去する所定の温度で洗浄可能なシャワーを具備しているから、請求項1乃至請求項6の何れか1つに記載の効果に加えて、公知のシャワーによって、人肌にまとわりついているマイクロバブルフォームを除去することができる。特に、シャワーの使用によって毛穴に止まるマイクロバブルフォームを除去でき、洗浄した結果が通常の風呂上りの感覚以上の清潔感を得ることができる。
請求項8にかかるマイクロバブルシャワー装置は、更に、マイクロバブルフォームの泡を消滅させる消泡機を具備するものであるから、請求項1乃至請求項7の何れか1つに記載の効果に加えて、下水等に通常の洗浄水と同様に排水できるように泡を消滅するものであるから、泡による下水道の詰まり、或いは下水処理の時間を長引かせることがない。
請求項9にかかるマイクロバブルシャワー装置は、前記マイクロバブルフォームを吐出する供給口として、人が1人以上収容できる所定の容積のハウジング内に配設したものであるから、請求項1乃至請求項8の何れか1つに記載の効果に加えて、前記ハウジングとして底面を含む6面が囲まれているもの、底面を含む5面が囲まれているドアから入る上面を開放した略直方体形態のもの、通常の浴槽タイプのもの等の肩までの深さの上部開放型として採用でき、使用者の用途に応じた設計自由度を高めた装置とすることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
なお、実施の形態2以降において、実施の形態1の部分と同一記号及び同一符号は、実施の形態1と同一または相当する機能を意味する部品であるから、ここでは重複する説明を省略する。
[実施の形態1]
図1は本発明の実施の形態1におけるマイクロバブルシャワー装置の全体のブロック構成図、図2は本発明の実施の形態1におけるマイクロバブルシャワー装置の流体の流れを示す構成図である。図3は本発明の実施の形態1におけるマイクロバブルシャワー装置の気液分離機の構成図である。
図1乃至図3において、マイクロバブルフォーム発生機10は、水または所定の温度の湯及び洗剤液を供給し、微細空気により発泡させ、断熱性の高いマイクロバブルフォームMBを発生させるものである。ここで、マイクロバブルフォームMBとは、水または所定の温度の湯及び洗剤液を微細空気により数十ミクロン以下の気泡として発泡させ、それらの泡の連続した結合体からなるものである。マイクロバブルフォーム発生機10は、水生生物成育のために水中に酸素等を溶かすエアレーション装置等として公知であり、成育槽内に設置された管状や板状の微細気泡発生装置細孔から空気を成育用水中に加圧して噴き出すことによって気泡を細分化する方式がある。また、回転羽根や気泡噴流等により、せん断力が形成された成育用水流内に空気を入れて、それを細分化するか或いは加圧された水の急減圧によって水中に溶解していた空気を気化させて気泡を発生させる方式等もある。本実施の形態では、水または所定の温度の湯及び洗剤液を微細空気により排出する気泡として数十ミクロン以下に発泡させる機能を有するものであればよい。発明者らの実験によれば、市販の数十ミクロン以下の気泡に発泡させる機能を有するものであれば良いことが確認されている。
気液分離機20は、コンデンサまたはマイクロバブルフォームMBの単なる比重容器となっており、下部から液体成分を分離し、上部からマイクロバブルフォームMBを取り出すものであり、マイクロバブルフォーム発生機10が発生したマイクロバブルフォームMBに含まれている液体成分を分離または除去できればよい。
即ち、気液分離機20は、図3に示すように、マイクロバブルフォーム発生機10が発生したマイクロバブルフォームMBを受容する第1室25を備える。この第1室25には、マイクロバブルフォーム発生機10から液分量80パーセント程度のマイクロバルブフォームMBが供給されてくる。そこで、液体WとマイクロバルブフォームMBとに分離される。しかして、第1室25に隣接して温水を貯留し、かつ、マイクロバルブフォームMBが貯留される第2室26が隣接しており、マイクロバブルフォームMBは、この水温により、その液分量が20〜25パーセント程度に調節される。なお、本実施の形態では、液分量を20〜25パーセント程度としたが、10〜50パーセント程度とすることもできる。
加熱機30は、マイクロバブルフォームMBを所定の設定温度に加熱することができるヒータまたは熱交換器であればよい。バルブ21は気液分離機20から直接液体成分を排水するものであり、帰還回路22は、液体成分をマイクロバブルフォーム発生機10に帰還する管路である。
供給口40は、マイクロバブルフォームMBを吐出する吐出口であるが、公知のシャワーの水圧で噴射することを前提とするノズルと相違し、泡沫単位で吹き付けるというよりも、流動するマイクロバブルフォームMBの吹出口として機能する形態である。このため供給口40の吹出口が略人の肩幅程度に設定されるものである。
シャワー50は公知の水圧(湯圧)で所定温度の湯を噴射するものである。
消泡機60は、マイクロバブルフォームMBの泡を消すもので、具体的には、乾燥空気の吹き付け方法、シャワー状の水を吹き付け方法、表面張力を低下させる界面活性剤の供給による方法等の方法によって対応する。本発明を実施する場合の消泡機60は、下水等に通常の洗浄水と同様に排水できるように泡を消滅するものであるから、泡による下水道の詰まり、或いは下水処理の時間を長引かせることがない程度に消泡できるものであればよい。
人が1人収容できる所定の容積のハウジング100は、扉を開閉して中に入ることができ、内部に所定の高さになるまでマイクロバブルフォームMBを収容できる機能を有している。腰掛110はハウジング100に収容されたものであり、通常、この内部にマイクロバブルフォーム発生機10及び気液分離機20、加熱機30、消泡機60等の1以上が収容されている。
本実施の形態におけるこれらのマイクロバブルフォーム発生機10、気液分離機20、加熱機30、供給口40、シャワー50、消泡機60は、次のように接続される。
マイクロバブルフォーム発生機10には外部から給水され、また、内部に洗剤液を収容しており、それらが微細空気により発泡させられ、断熱性の高いマイクロバブルフォームMBを発生させる。マイクロバブルフォーム発生機10で発生させたマイクロバブルフォームMBは、気液分離機20に送出され、気液分離機20でマイクロバブルフォーム発生機10から出力されたマイクロバブルフォームMBに含まれる消泡等で発生した液体成分を排出する。気液分離機20で抽出した液体Wは、直接下水に排出することもできるし、マイクロバブルフォーム発生機10にフィードバックさせて再使用することもできる。気液分離機20で液体Wを除去した発泡率を高めたマイクロバブルフォームMBは、加熱機30に送られ、そこで所定の温度に上昇させられ、供給口40から所定の温度のマイクロバブルフォームMBが排出される。
腰掛110に着座している人の背後からハウジング100の所定の位置までマイクロバブルフォームMBが供給される。このとき、人の背後にもマイクロバブルフォームMBが回り込むように、背中との間に所定の間隔5〜10cm程度以上の空間を形成するようにしている。したがって、ハウジング100内でマイクロバブルフォームMBは、腰掛110に腰掛けている人の全体を包み込むことができる。また、マイクロバブルフォームMBをハウジング100内に充満させなくとも、腰掛110に腰掛けている人の前後面にマイクロバブルフォームMBを流し所定の深さにすることにより、人をマイクロバブルフォームMBで包み込むことができる。
このように構成される本実施の形態のマイクロバブルシャワー装置は、水及び洗剤液を微細空気により発泡させることで、断熱性の高いマイクロバブルフォームMBを発生させるマイクロバブルフォーム発生機1と、マイクロバブルフォーム発生機1が発生したマイクロバブルフォームMBに含まれている液体成分を分離し、マイクロバブルフォームMBのみを出力する気液分離機20と、供給するマイクロバブルフォームMBを所定の設定温度に加熱する加熱機30と、マイクロバブルフォームMBを吐出する供給口40と、マイクロバブルフォームMBの泡を消滅させる消泡機60を具備するものである。
したがって、マイクロバブルフォーム発生機10で微細空気により断熱性の高いマイクロバブルフォームMBが生成され、そこで液体成分のみ除去され、生成されたマイクロバブルフォームMBは、きめが細かく表面張力が強いため、洗剤泡の消滅は遅くなり、肌表面での付着性が良く、長時間付着状態が維持される。マイクロバブルフォームMBを人肌にまとわりつかせることができるから、泡沫入浴を楽しむことができる。また、経済的に、かつ、環境を汚染のない泡沫入浴を楽しむことができる。また、マイクロバブルフォームMBは加熱機30で加熱し、所定の温度が維持されているから、快適な温浴を行うことができる。そして、マイクロバブルフォームMBを生成するとき、香料を使用するとアロマテラピとして、薬剤を使用して治療としても使用でき、また、外部からの遠赤外線を受けることもできる。
そして、マイクロバブルフォームMBは供給口40から供給する直前に加熱機30で加熱されるものであるから、不要な熱量を少なくすることができ、エネルギ損失を少なくすることができ省エネルギ対応が可能である。
マイクロバブルフォームMBは、人肌に付着する力が強いため重力により落下して流れることもなく、人肌の表面に留まる。また、断熱性が高いため最小限の泡量で保温できるため、必要に応じてマイクロバブルフォームMBの泡を適温に加熱して、利用者に供給することで、利用者は最小限の泡量で、長時間温泡浴を行うことができる。
また、発汗浴(サウナ)を行うのに従来は部屋全体を加熱する必要があったが、本発明の実施の形態では、身体に付着させたマイクロバブルフォームMBの表面に温水ミストを噴霧することでも、マイクロバブルフォームMB表面から肌へと水分を介して熱が伝わり、発汗効果を高めることができる。
そして、マイクロバブルフォームMBを人肌上に留まらせることで、洗剤を皮膚の汚れに浸透、浮かせることができ、洗浄を効果的に行うことができる。
[実施の形態2]
図4は本発明の実施の形態2におけるマイクロバブルシャワー装置の流体の流れを示す構成図である。
即ち、本実施の形態1のマイクロバブルシャワー装置では、加熱機30を使用しているが、本発明を実施する場合に、外部に遠赤外線を発生する遠赤外線装置等を有する場合、或いは、比較的気温の高い地域においては、人体の発熱量で十分に温浴を楽しめるので、省略することができる。また、消泡機60についても、表面張力が維持できる能力の劣る洗剤液、例えば、10分間程度で消泡する洗剤液を使用する場合には、省略することができる。
即ち、本発明を実施する場合は、水及び洗剤液を微細空気により発泡させることで、断熱性の高いマイクロバブルフォームMBを発生させるマイクロバブルフォーム発生機10と、マイクロバブルフォーム発生機10が発生したマイクロバブルフォームMBに含まれている液体成分を分離し、マイクロバブルフォームMBのみを出力する気液分離機20と、マイクロバブルフォームMBを吐出する供給口40とを具備する単純化した構成とすることができる。
このマイクロバブルシャワー装置においても、マイクロバブルフォーム発生機10で微細空気により断熱性の高いマイクロバブルフォームMBが生成されているから、生成されたマイクロバブルフォームMBは、きめが細かく表面張力が強いため、洗剤泡の消滅は遅くなる。また、マイクロバブルフォームMBは、肌表面での付着性が良く、長時間付着状態が維持されるから、マイクロバブルフォームMBを人肌にまとわりつかせ、泡沫入浴を楽しむことができる。そして、マイクロバブルフォームMBを生成するとき、香料を使用するとアロマテラピとして、薬剤を使用して治療としても使用でき、また、外部からの遠赤外線を受けることもできる。経済的に、かつ、環境を汚染のない泡沫入浴を楽しむことができる。
[実施の形態3]
図5は本発明の実施の形態3におけるマイクロバブルシャワー装置の流体の流れを示す構成図である。
実施の形態2では、加熱機30及び消泡機60を省略する事例について説明したが、本発明を実施する場合には、加熱機30をマイクロバブルフォーム発生機10に供給する水に代えて所定の温度の湯とすることができる。即ち、実施の形態1では、供給口40からマイクロバブルフォームMBを供給する直前に加熱機30で加熱するものであるから、無駄なエネルギを少なくすることができるが、加熱機30をマイクロバブルフォーム発生機10に供給する水を湯に代えて供給すると、泡の中の空気までが所定の温度を保持できるので、温度保持特性がよくなり、かつ、加熱機30をマイクロバブルフォーム発生機10に供給する前に所定の温度の湯とすると、安定した温度のマイクロバブルフォームMBを供給することができる。
即ち、このときの実施の形態の構成は、供給する湯温または空気を所定の設定温度に加熱する加熱機30と、加熱機30から供給された湯及び洗剤液を微細空気により発泡させることで、断熱性の高いマイクロバブルフォームMBを発生させるマイクロバブルフォーム発生機10と、マイクロバブルフォーム発生機10が発生したマイクロバブルフォームMBに含まれている液体成分を分離し、マイクロバブルフォームMBを出力する気液分離機20と、マイクロバブルフォームMBを吐出する供給口40とを具備することになる。この構成により、加熱機30で供給する湯温及び/または空気を所定の設定温度に加熱し、その加熱された湯及び洗剤液をマイクロバブルフォーム発生機10で微細空気により断熱性の高いマイクロバブルフォームMBを発生させ、そのマイクロバブルフォームMBに含まれている液体成分を気液分離機20で分離し、マイクロバブルフォームMBのみを出力し、そのマイクロバブルフォームMBを供給口から吐出するものである。
したがって、加熱機30で供給する湯温及び/または空気を所定の設定温度に加熱し、マイクロバブルフォーム発生機10で断熱性の高いマイクロバブルフォームMBとして生成されているから、生成されたマイクロバブルフォームMBは、きめが細かく表面張力が強いため、洗剤泡の消滅は遅くなる。また、マイクロバブルフォームMBは、肌表面での付着性が良く、長時間付着状態が維持されるから、マイクロバブルフォームMBを人肌にまとわりつかせ、かつ、泡沫入浴を楽しむことができる。また、マイクロバブルフォームMBは加熱機30で加熱し、所定の温度が維持されているから、快適な温浴を行うことができる。そして、マイクロバブルフォームMBを生成するとき、香料、薬剤を使用することもできる。更に、加熱機30をマイクロバブルフォーム発生機10に供給する前に所定の温度の湯とするものであるから、マイクロバブルフォーム発生機10、気液分離機20で温度が安定するから、安定した温度のマイクロバブルフォームMBを供給することができる。加えて、マイクロバブルフォームMBは表面張力が大きいから、水に対して温度上昇させているので使用する洗剤量を少なくしても発泡性がよくなり、経済的に、かつ、環境を汚染のない泡沫入浴を楽しむことができる。
[実施の形態4]
図6は本発明の実施の形態4におけるマイクロバブルシャワー装置の流体の流れを示す構成図である。
上記実施の形態では、マイクロバブルフォーム発生機10及び気液分離機20を有する事例で説明したが、本発明を実施する場合には、両者を一体化することができる。
即ち、気液分離機20は、容積を維持しておれば、気体と液体Wの比重を利用して、または遠心力を利用して分離できるからマイクロバブルフォーム発生機10の容器からマイクロバブルフォームMBのみを取り出すことができる。この場合には、当然、マイクロバブルフォーム発生・気液分離80がマイクロバブルフォーム発生機10及び気液分離機20の機能を持つことになるから、気液分離機20の配設は必要なくなる。
このとき、マイクロバブルシャワー装置の構成は、水及び洗剤液を微細空気により発泡させることで、断熱性の高いマイクロバブルフォームMBを発生させ、前記マイクロバブルフォームMBに含まれている液体成分を分離し、前記マイクロバブルフォームMBのみを抽出して出力するマイクロバブルフォーム発生・気液分離機80と、マイクロバブルフォームMBを所定の設定温度に加熱する加熱機30と、前記マイクロバブルフォームMBを吐出する供給口40とを具備する構成とすることができる。
この実施の形態のマイクロバブルフォーム発生機によれば、水及び洗剤液を微細空気により断熱性の高いマイクロバブルフォームMBを発生させ、そのマイクロバブルフォームMBに含まれている液体成分を分離し、マイクロバブルフォームMBのみを出力し、そのマイクロバブルフォームMBを加熱機30で加熱し、所定の温度として供給口40から吐出するものである。
したがって、マイクロバブルフォーム発生機10で微細空気により断熱性の高いマイクロバブルフォームMBが生成され、そこで液体成分のみ除去され、生成されたマイクロバブルフォームMBは、きめが細かく表面張力が強いため、洗剤泡の消滅は遅くなる。また、マイクロバブルフォームMBは、肌表面での付着性が良く、長時間付着状態が維持されるから、マイクロバブルフォームMBを人肌にまとわりつかせ、かつ、泡沫入浴を楽しむことができる。また、マイクロバブルフォームMBは加熱機30で加熱し、所定の温度が維持されているから、快適な温浴を行うことができる。そして、マイクロバブルフォームMBを生成するとき、香料を使用するとアロマテラピとして、薬剤を使用して治療としても使用でき、また、外部からの遠赤外線を受けることもできる。
[実施の形態5]
図7は本発明の実施の形態5におけるマイクロバブルシャワー装置の流体の流れを示す構成図である。
供給する湯温または空気を所定の設定温度に加熱する加熱機30と、供給された湯及び洗剤液を微細空気により発泡させることで、断熱性の高いマイクロバブルフォームMBを発生させ、前記マイクロバブルフォームMBに含まれている液体成分を分離し、前記マイクロバブルフォームMBのみを抽出して出力するマイクロバブルフォーム発生・気液分離機80と、前記マイクロバブルフォームMBを吐出する供給口40とを具備する構成とすることができる。
この実施の形態のマイクロバブルシャワー装置においては、加熱機30で供給する湯温及び/または空気を所定の設定温度に加熱し、その加熱機30から供給された湯及び洗剤液をマイクロバブルフォーム発生・気液分離機80で微細空気により断熱性の高いマイクロバブルフォームMBを発生させ、そのマイクロバブルフォームMBに含まれている液体成分を分離し、マイクロバブルフォームMBのみを出力し、そのマイクロバブルフォームMBを供給口40から吐出するものである。
したがって、マイクロバブルフォーム発生・気液分離機80で微細空気により断熱性の高いマイクロバブルフォームMBが生成され、そこで液体成分のみ除去され、生成されたマイクロバブルフォームMBは、きめが細かく表面張力が強いため、洗剤泡の消滅は遅くなる。また、マイクロバブルフォームMBは、肌表面での付着性が良く、長時間付着状態が維持されるから、マイクロバブルフォームMBを人肌にまとわりつかせ、泡沫入浴を楽しむことができる。また、マイクロバブルフォームMBは加熱機30で加熱し、所定の温度が維持されているから、快適な温浴を行うことができる。そして、マイクロバブルフォームMBを生成するとき、香料、薬剤を使用でき、また、外部からの遠赤外線を受けることもできる。
更に、マイクロバブルフォームMBは表面張力が大きいから、水に対して温度上昇させているので使用する洗剤量を少なくしても発泡性がよくなり、経済的に、かつ、環境を汚染のない泡沫入浴を楽しむことができる。
本発明の実施の形態のマイクロバブルシャワー装置においては、更に、人体に付着したマイクロバブルフォームMBを除去する所定の温度で洗浄可能なシャワー50を具備するものにおいては、人肌にまとわりついているマイクロバブルフォームMBを流して除去することができる。特に、シャワー50の使用によって毛穴に止まるマイクロバブルフォームMBまでも除去でき、洗浄した結果が通常の風呂上りの感覚以上の清潔感がえられる。
本発明の実施の形態のマイクロバブルシャワー装置においては、更に、マイクロバブルフォームMBの泡を消滅させる消泡機60を具備するものでは、下水等に通常の洗浄水と同様に排水できるように泡を消滅するものであるから、泡による下水道の詰まり、或いは下水処理の時間を長引かせることがない。
本発明の実施の形態のマイクロバブルシャワー装置においては、マイクロバブルフォームMBを吐出する供給口40として、人が1人以上収容できる所定の容積のハウジング100内に配設したものであるから、ハウジング100として底面を含む6面が囲まれている箱形のもの、底面を含む5面が囲まれているドアから入る上面を開放した略直方体形態の桝形のもの、通常の浴室状のもの等、結果的に肩までの深さの容積として採用でき、使用者の用途に応じた設計自由度を高めた装置とすることができる。
本発明の実施の形態のマイクロバブルシャワー装置においては、気液分離機20で分離した液体Wをマイクロバブルフォーム発生機10に帰還させるものでは、泡になっていないものは再使用されるから、水または温水及び洗剤液の使用に無駄がなくなり、経済的な装置となる。
図1は本発明の実施の形態1におけるマイクロバブルシャワー装置の全体のブロック構成図である。 図2は本発明の実施の形態1におけるマイクロバブルシャワー装置の流体の流れを示す構成図である。 図3は本発明の実施の形態1におけるマイクロバブルシャワー装置の気液分離機の構成図である。 図4は本発明の実施の形態2におけるマイクロバブルシャワー装置の流体の流れを示す構成図である。 図5は本発明の実施の形態3におけるマイクロバブルシャワー装置の流体の流れを示す構成図である。 図6は本発明の実施の形態4におけるマイクロバブルシャワー装置の流体の流れを示す構成図である。 図7は本発明の実施の形態5におけるマイクロバブルシャワー装置の流体の流れを示す構成図である。
符号の説明
10 マイクロバブルフォーム発生機
20 気液分離機
30 加熱機
40 供給口
50 シャワー
60 消泡機
80 マイクロバブルフォーム発生・気液分離機
100 ハウジング
110 腰掛
MB マイクロバブルフォーム

Claims (9)

  1. 水及び洗剤液を微細空気により発泡させることで、断熱性の高い数十ミクロン以下の泡の連続結合体からなるマイクロバブルフォームを発生させるマイクロバブルフォーム発生機と、
    前記マイクロバブルフォーム発生機が発生した前記マイクロバブルフォームに含まれている液体成分を分離し、前記マイクロバブルフォームのみを出力する気液分離機と、
    前記気液分離機を通過した前記マイクロバブルフォームを吐出する供給口と
    を具備することを特徴とするマイクロバブルシャワー装置。
  2. 水及び洗剤液を微細空気により発泡させることで、断熱性の高い数十ミクロン以下の泡の連続結合体からなるマイクロバブルフォームを発生させるマイクロバブルフォーム発生機と、
    前記マイクロバブルフォーム発生機が発生した前記マイクロバブルフォームに含まれている液体成分を分離し、前記マイクロバブルフォームのみを出力する気液分離機と、
    前記気液分離機を通過した前記マイクロバブルフォームを所定の設定温度に加熱する加熱機と、
    前記加熱機を通過した前記マイクロバブルフォームを吐出する供給口と
    を具備することを特徴とするマイクロバブルシャワー装置。
  3. 供給する湯温または空気を所定の設定温度に加熱する加熱機と、
    前記加熱機から供給された湯及び洗剤液を微細空気により発泡させることで、断熱性の高い数十ミクロン以下の泡の連続結合体からなるマイクロバブルフォームを発生させるマイクロバブルフォーム発生機と、
    前記マイクロバブルフォーム発生機が発生した前記マイクロバブルフォームに含まれている液体成分を分離し、前記マイクロバブルフォームを出力する気液分離機と
    前記気液分離機を通過した前記マイクロバブルフォームを吐出する供給口と
    を具備することを特徴とするマイクロバブルシャワー装置。
  4. 前記気液分離機で分離した液体は、前記マイクロバブルフォーム発生機に帰還させることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1つに記載のマイクロバブルシャワー装置。
  5. 水及び洗剤液を微細空気により発泡させることで、断熱性の高い数十ミクロン以下の泡の連続結合体からなるマイクロバブルフォームを発生させ、前記マイクロバブルフォームに含まれている液体成分を分離し、前記マイクロバブルフォームのみを抽出して出力するマイクロバブルフォーム発生・気液分離機と、
    前記マイクロバブルフォーム発生機を通過した前記マイクロバブルフォームを所定の設定温度に加熱する加熱機と、
    前記加熱機を通過した前記マイクロバブルフォームを吐出する供給口と
    を具備することを特徴とするマイクロバブルシャワー装置。
  6. 供給する湯温または空気を所定の設定温度に加熱する加熱機と、
    前記加熱機から供給された湯及び洗剤液を微細空気により発泡させることで、断熱性の高い数十ミクロン以下の泡の連続結合体からなるマイクロバブルフォームを発生させ、前記マイクロバブルフォームに含まれている液体成分を分離し、前記マイクロバブルフォームのみを抽出して出力するマイクロバブルフォーム発生・気液分離機と、
    前記マイクロバブルフォーム発生機を通過した前記マイクロバブルフォームを吐出する供給口と
    を具備することを特徴とするマイクロバブルシャワー装置。
  7. 更に、人体に付着した前記マイクロバブルフォームを除去する所定の温度で洗浄可能なシャワーを具備することを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れか1つに記載のマイクロバブルシャワー装置。
  8. 更に、前記マイクロバブルフォームの泡を消滅させる消泡機を具備することを特徴とする請求項1乃至請求項7の何れか1つに記載のマイクロバブルシャワー装置。
  9. 前記マイクロバブルフォームを吐出する供給口は、人が1人以上収容できる所定の容積のハウジング内に配設したことを特徴とする請求項1乃至請求項8の何れか1つに記載のマイクロバブルシャワー装置。
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