JP3136083U - 足湯装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】小型で低価格且つ足湯がマイクロバブルの炭酸泉である足湯装置を提供する。
【解決手段】上面を開放した足を挿入する凹部状で吸水口32と吐出口34,34を有する足湯槽3が容器状の足湯本体2内に配置されているとともに、足湯本体2内には吸水口32と吐出口34,34とを連結する循環流水路5に循環ポンプ6、加熱ヒータ7、電解装置8が配置されており、足湯槽3内に貯留させた足湯10を加熱ヒータ7により加熱しながら循環ポンプ6により循環し、且つ足湯10に炭酸塩を添加して電解装置8により電気分解して発生させた炭酸ガスのマイクロバブルを吐出口34,34から足湯槽3内の足湯10へ供給可能とした。
【選択図】図2
【解決手段】上面を開放した足を挿入する凹部状で吸水口32と吐出口34,34を有する足湯槽3が容器状の足湯本体2内に配置されているとともに、足湯本体2内には吸水口32と吐出口34,34とを連結する循環流水路5に循環ポンプ6、加熱ヒータ7、電解装置8が配置されており、足湯槽3内に貯留させた足湯10を加熱ヒータ7により加熱しながら循環ポンプ6により循環し、且つ足湯10に炭酸塩を添加して電解装置8により電気分解して発生させた炭酸ガスのマイクロバブルを吐出口34,34から足湯槽3内の足湯10へ供給可能とした。
【選択図】図2
Description
本考案は、温浴に足を漬けて疲れをとるために使用される足湯装置、特に店舗や家庭などに設置して簡易に使用することが可能な足湯装置に関するものである。
従来、足湯は足の血行を促進することにより全身の血行が良くなるばかりか、全身浴と異なり足の部分だけを浴湯に漬けるだけでよく、全身浴が困難な場合にもきわめて簡易に健康を保つことができ、特に、近頃、容器状の足湯槽に電気ヒータを備えた簡易な足湯装置が提供されており(例えば特開平9−28756号公報、実用新案登録第3037173号公報など)、町中の店舗や家庭でも容易に足湯を使用することができる。
また、足湯に気泡を噴出させてマッサージ効果を付与することにより足湯効果を向上させたり視覚的効果の向上を図った足湯装置が例えば実開平4−51947号公報、実用新案登録第3072465号公報、 実用新案登録第3114951号公報などに提示されている。
しかしながら前記従来の気泡や炭酸泡を噴出させる足場装置は、単にエアーポンプで空気を噴出させたり、例えば炭酸水素ナトリウムなどの炭酸塩を添加するものであり所謂マイクロバブルと呼ばれる微細な炭酸気泡を有する所謂、炭酸泉を得ることはできない。
また、通常の風呂に用いられる浴槽において、例えば炭酸ガスボンベから炭酸ガスを導入したり、中空糸膜でガス透過させてガスを溶解させることとによりマイクロバルブの炭酸泉を得る手段も知られているが、装置が大型化したり価格が高く更に管理や操作も容易でないことから、簡易な足湯装置には採用することはできない。
特開平9−28756号公報
実用新案登録第3037173号公報
実開平4−51947号公報
実用新案登録第3072465号公報
実用新案登録第3114951号公報
本考案は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、小型で低価格、且つ足湯がマイクロバブルの炭酸泉である足湯装置を提供するものである。
前記課題を解決するためになされた本考案は、上面を開放した足を挿入する凹部状で吸水口と吐出口を有する足湯槽が容器状の足湯本体内に配置されているとともに、前記足湯本体内には前記吸水口と吐出口とを連結する循環流水路に循環ポンプ、加熱ヒータ、電解装置が配置されており、前記足湯槽内に貯留させた足湯液を加熱ヒータにより加熱しながら循環ポンプにより循環し、且つ足湯液に炭酸塩を添加して前記電解装置により電気分解して発生させた炭酸ガスのマイクロバブルを前記吐出口から足湯槽内の足湯液へ供給可能としたことを特徴とする。
本考案によれば、炭酸塩を添加した足湯液を電解装置により電気分解して発生させた微細な炭酸ガスの気泡を噴出させ、炭酸泉を生成させる。
また、本発明において、前記電解装置に独立して制御可能な定電流直流電源が接続されている場合には、例えば足湯が加熱するまでは加熱ヒーターと循環ポンプだけを作動させておき、足を入れるとときに手電解装置を作動させて炭酸ガスの微細な気泡を提供することにより、電気代や炭酸塩の節約が可能であり、経済的に有利である。
さらに、前記電解装置が無隔膜電解槽または隔膜式電解槽を用いることができ、前記足湯液に添加する炭酸塩がペレット状である場合には取り扱いが容易で、前記足湯本体に収納部が設けられている場合には使い勝手がよい。
加えて、足湯本体の吐出口付近に発光ダイオードからなる発光装置が配置されている場合には、さらに癒し効果が期待できる。
本考案によれば、従来の小型で簡易な足湯装置において、きわめて容易に足湯を炭酸泉とするとが可能であり、マッサージ効果や視覚効果に優れた足湯装置を提供することができる。
次に、図面を参照して本考案を実施するための最良の形態を説明する。
図1および図2は本考案における最良の実施の形態の一例を示すものであり、足湯装置1は、中央に上面を開放した足を挿入する凹部状の足湯槽3が形成された硬質の合成樹脂により成形されたの足湯本体2を有しており、前記足湯槽3には底壁31の後方に吸水口32が、前方の壁面33の左右両側に吐水口34,34および発光ダイオードを光源とする発光装置4が配置されている。
また、足湯本体2の前記足湯槽3の周囲に形成される空部21には前記吸水口32と吐水口34,34とを連結する循環流水路5が配置されており、前記循環流水路5には、循環ポンプ6、加熱ヒータ7、無隔膜電解槽を有する電解装置8が配置されている。
さらに、前記空部21には、前記発光装置4、循環ポンプ6、加熱ヒータ7、電解装置8の電源装置9が配置されている。特に、本実施の形態では電源装置9には前記電解装置8を独立して制御可能な定電流直流電源(図示せず)が接続されている。
さらにまた、前記足湯本体2の前方に形成される操作面22に、電源スイッチ23、タイマースイッチ24などの操作部25、水温や各種インジケータの表示部26、前記電解装置8を個別に制御するための炭酸泡発生スイッチ27および後述のタブレット状の炭酸塩30の収納部28が配置されており、また、前記循環流水路5の吸水口32の近傍には足湯を浄化するためのフィルターなどの浄化装置29および足湯本体2外へ足湯を取り出すための排水口35が配置されている。
次に、本実施の形態の使用方法を説明すると、まず、前記足湯槽3に所定量の足湯10を供給する。このとき、通常の水道水でもよいが、予め所定の温度(40℃前後)に調整したものを供給することとにより予備時間を短縮することができる。
次に、電源コードから電源装置9に電源を供給するとともに電源スイッチ23、タイマースイッチ24などをON操作して足湯槽3に貯留させた足湯10を循環ポンプ6により循環流水路5を吸水口32から吐水口33へと循環させるとともに加熱ヒータ7により所定の設定温度に加熱する。
そして、足湯10が設定温度になったならば、収納部28に収容されているタブレット状の例えば炭酸水素ナトリウム(重曹)などの炭酸塩30を取出具281を用いて取り出して足湯10に溶解させ、前記炭酸泡発生スイッチ27をON操作して電解装置8に所定の電源を供給して電解槽内で微細な炭酸ガスの気泡を発生させ、吐出口34,34から白い泡となって噴出させ、炭酸泉を生成させ、両足を挿入して所定の時間にわたって足湯を楽しむことができる。
このとき、同時に発光装置4を点灯させると、吐出口34,34から噴出させた炭酸ガスの泡が乱反射して優れた照明効果を挙げて癒し効果を得ることができる。
表1に本実施の形態を用いた場合の使用結果を示す。尚、使用条件は以下の通りである。
湯量:10リットル、原料水:東京都小金井市の水道水、炭酸塩:約20グラム(電気伝導度:1750μS/cm)、湯温:40℃、電解電源:(電圧 DC24V、電流 5.0A )、電極:白金(或いは白金イリジウム合金)で被覆
湯量:10リットル、原料水:東京都小金井市の水道水、炭酸塩:約20グラム(電気伝導度:1750μS/cm)、湯温:40℃、電解電源:(電圧 DC24V、電流 5.0A )、電極:白金(或いは白金イリジウム合金)で被覆
本使用結果によると、約2分間の電解により吐出口34,34からマイクロバブルが噴出した(炭酸ガス濃度は約500ppm)。このときから足湯槽3内に挿入した足に足湯効果が現れる。そして、5分後に足湯槽3の全体に広がって白濁した(炭酸ガス濃度は約800ppm)。このとき、足湯槽3内に挿入した足が赤くなって血流が良好になったことが確認され、足の側面に炭酸ガスの微細な気泡が確認され、所謂、炭酸泉が形成されていることがわかる。
表2によれば、炭酸塩の濃度を増加させると、早い時期に炭酸泉が形成されるが、電解電流も高くなることから、より要領の大きな電源が必要である。
表3によれば、炭酸塩の濃度を減少させると、炭酸泉が形成されるには10分と遅れるが、電解電流が低くて済むことから、経済的に有利である。
尚、前記実施の形態では、炭酸塩としてペレット状の炭酸水素ナトリウムを用いたが、例えばセスキ炭酸ナトリウムなど他の炭酸塩を用いてもよく、粒状あるいは液状の炭酸塩も使用可能であり、さらに少量のクエン酸、こはく酸などの有機酸を添加してもよい。さらに、色素や香料などを添加してもよい。
また、本実施の形態では、電解装置8に独立して制御可能な定電流直流電源が接続されていることにより、足湯10が加熱するまでは加熱ヒーター7と循環ポンプ6だけを作動させておき、足を入れるときに電解装置8を作動させて炭酸ガスの微細な気泡を提供することにより、電気代や炭酸塩の節約が可能であるが、電解装置8に独立して電源を設けなくてもよく、この場合には、部品点数の減少により経済的に有利であるとともに、設置スペースの減少も可能であり小型化を図ることができる。
さらに、前記電解装置8として無隔膜電解槽を用いたが、隔膜式電解槽を用いることもできる。
1 足湯装置、2 足湯本体、3 足湯槽、4 発光装置、5 循環流水路、6 循環ポンプ、7 加熱ヒータ、8 電解装置、9 電源装置、10 足湯、30 炭酸塩
Claims (5)
- 上面を開放した足を挿入する凹部状で吸水口と吐出口を有する足湯槽が容器状の足湯本体内に配置されているとともに、前記足湯本体内には前記吸水口と吐出口とを連結する循環流水路に循環ポンプ、加熱ヒータ、電解装置が配置されており、前記足湯槽内に貯留させた足湯液を加熱ヒータにより加熱しながら循環ポンプにより循環し、且つ足湯液に炭酸塩を添加して前記電解装置により電気分解して発生させた炭酸ガスのマイクロバブルを前記吐出口から足湯槽内の足湯液へ供給可能としたことを特徴とする足湯装置。
- 前記電解装置に独立して制御可能な定電流直流電源が接続されている請求項1記載の足湯装置。
- 前記電解装置が無隔膜電解槽または隔膜式電解槽を有している請求項1または2記載の足湯装置。
- 前記足湯液に添加する炭酸塩がペレット状であり、前記足湯本体に収納部が設けられている請求項1,2または3に記載の足湯装置。
- 前記足湯本体の吐出口付近に発光ダイオードからなる発光装置が配置されている請求項1,2,3または4記載の足湯装置。
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JP2007005816U JP3136083U (ja) | 2007-07-30 | 2007-07-30 | 足湯装置 |
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JP2020032202A (ja) * | 2014-10-07 | 2020-03-05 | テイラー,ジョン,リチャード | フェイスソーキングデバイス |
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2007
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