JP4753332B2 - トング類 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、主として、野菜サラダやハンバーグ、パン等の食品等の物品を取り分けるために使用するトング類に関するものであり、更に詳細には、これ等の物品を無理の無い手首の角度で、且つ、安定した状態で使用できるトング類に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のトング類は略平行状に間隔を有して相対させた一対の挾持部と、該一対の挾持部の延長線上に夫々延設させた一対のハンドル部と、該一対のハンドル部に延設させた略U字状に湾曲させた、又は、弾性体を介装して軸着した可動バネ部とを備えているもので、一対のハンドル部を把持して一対の挾持部で物品を挾持するものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
然し乍ら、ハンドル部の長手方向に挾持部が略水平状に形成されているため、例えば、サラダボールから野菜サラダを取り分ける際、手首を曲げて垂直に構えて、挾持部の先端で挾持なければならず、又、揚げ物を返したり、ハンバーガーやパンを取り分けたりする時には、挾持部の側部で挾持しようとするため水平に近い状態での使用と成っており、トング類の基端が鍋や皿の縁に接触して使用しづらいものであり、更に、全体が長いU字状に形成されているためハンドル部を把持しても不安定で、更には、滑りやすく滑落させることも屡々有った。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記課題に鑑み、研鑽の結果、可動バネ部と、可動バネ部に延設させた一対のハンドル部と、一対のハンドル部に延設した一対の挾持部とを備えた物品を挾持するためのトング類であって、一対のハンドル部に対して一対の挾持部は巾方向を10度乃至45度の角度に屈曲させると共に、一対のハンドル部に対して可動バネ部は逆の巾方向に屈曲させて片方の挾持部の延長線上に可動支点を略位置させたものである。
【0005】
【発明の作用】
本発明のトング類は、ハンドル部に延設された挾持部が巾方向に10度乃至45の角度で屈曲させているため、更に、可動バネ部に有する可動支点が片方の挾持部の延長線上に略位置させているため、手首を返すこと無く自然の状態で、且つ、安定した状態で食品等の物品を把持することを可能とすると共に、不用意な滑落を防止するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態のトング類を図面を使って具体的に説明する。
【0007】
図1は本発明のトング類の実施の形態の概要を表す説明図であり、図2は本発明のトング類の実施の形態の斜視図であり、図3は本発明のトング類の次実施の形態の側面図であり、図4は本発明のトング類の他の実施の形態の要部の斜視図であり、図5は本発明のトング類の実施の形態の使用状態の説明図であり、図6は本発明のトング類の実施の形態の次の使用状態の説明図であり、図7は本発明のトング類の他の実施の形態の側面図あり、図8は本発明のトング類の更にその他の実施の形態の側面図ある。
【0008】
本発明は、主として、野菜サラダやハンバーグ、パン等の食品等の物品Aを取り分けるために使用するトング類に関するものであり、更に詳細には、これ等の物品Aを無理の無い手首の角度で、且つ、安定した状態で使用できるトング類に関するものであり、請求項1に記載のトング類は、略U字状に湾曲させた可動バネ部1と、該可動バネ部1の両端から間隔を有して平行状態で延設させた一対のハンドル部2と、該一対のハンドル部2の夫々の先端に相対させて延設した一対の挾持部3とを備えた食品等の物品Aを挾持するための薄板状の材料特性の弾性を有する部材で形成されたトング類であって、前記一対のハンドル部2に対して一対の挾持部3は夫々巾方向を10度乃至45度の角度に平行状態を維持させて屈曲させると共に、前記一対のハンドル部2に対して可動バネ部1は逆の巾方向に前記一対のハンドル部2を平行状態に維持させて屈曲させ、前記屈曲させる角度は片方の挾持部3の延長線上に可動支点1aを略位置させたことを特徴とするものである。
【0009】
更に、本発明の請求項2に記載のトング類は、コイルスプリング等の弾性体を介装して枢動可能に軸着した可動バネ部1と、該可動バネ部1の両端から間隔を有し平行状態で延設させた一対のハンドル部2と、該一対のハンドル部2の夫々の先端に相対させて延設した一対の挾持部3とを備えた食品等の物品Aを挾持するため薄板状のトング類であって、前記一対のハンドル部2に対して一対の挾持部3は夫々巾方向を10度乃至45度の角度に平行状態を維持させて屈曲させると共に、前記一対のハンドル部2に対して可動バネ部3は逆の巾方向に前記一対のハンドル部2を平行状態に維持させて屈曲させ、夫々屈曲させる角度は片方の挾持部3の延長線上に可動支点1aを略位置させたことを特徴とするものである。
【0010】
【実施例】
即ち、本発明の請求項1に記載のトング類は、図1乃至図6に図示する如く、可動バネ部1と一対のハンドル部2と一対の挾持部3とから成る弾性特性を有する金属等の部材で形成されたもので、一対の挾持部3を巾方向に屈曲させ、可動バネ部1を逆の巾方向に屈曲させた側面視が緩やかなS字状に形成されているものである。
【0011】
そして、可動バネ部1は略U字状に湾曲させており、両端に後述する一対のハンドル部2を延設させているもので、ハンドル部2を把持して後述する挾持部3で物品Aを挾持する時、一対のハンドル部2又は一対の挾持部3を略平行状態の間隔を保持するように弾性を付与しているものである。
【0012】
次いで、一対のハンドル部2は略U字状の可動バネ部1の両端から略平行状に間隔を有して夫々延設させており、先端側には後述する一対の挾持部3を延設している長さを有した薄板状のもので、トング類を使用するとき、手で把持するものである。
【0013】
次に、一対の挾持部3は一対のハンドル部2から略平行状に間隔を有して夫々延設させており、食品等の物品Aを挾持する面には滑り止めのために縁辺の若干巾を内側に夫々折曲させ、折曲させた縁部に連続した波形を形成し、相対させているものであるが、図8に図示するように、片側をスプーン形状にしたり、或いは、フォーク形状、湾曲針状、平板状等にしても、これ等を組合せても任意なものである。
【0014】
つまり、一般的にはトング類を金属で形成した場合、金属の材料特性の弾性を利するもので、ハンドル部2を手で把持して一対の挾持部3を接近させて物品Aを挾持して、物品Aを取り分けて開放する場合に、把持している力を抜くだけで一対のハンドル部2が略平行状態に戻るように弾性を付与しているものである。
【0015】
本発明のトング類は、一対のハンドル部2に対して一対の挾持部3を巾方向を同一方向に10度乃至45度の角度に夫々屈曲させているものであり、つまり、図1乃至図3に図示した状態では、ハンドル部2を略水平にしており挾持部3を下方に屈曲させているものである。
【0016】
更には、一対のハンドル部2に対して可動バネ部1は逆の巾方向に屈曲させているものであり、つまり、図1乃至図3に図示した状態では、可動バネ部1は上方に屈曲させて、片方の挾持部3の延長線上に可動支点1aを略位置させており、従来、可動バネ部1には隆起が無いため安定性が悪く、又、ハンドル部2を弛めて力を抜いた時、手から滑って落したりしていたが、図5に図示するように把持すると可動バネ部1が小指の外側に接触し、図6に図示するように把持した場合は、手首辺の外側に接触するため、安定して挾持でき、加えて、滑って落ちることも皆無と成るものである。
【0017】
そして、図3に図示する次実施の形態では、可動バネ部1の可動支点1aを肉薄として、弾性を調整しているものであり、更に、図4に図示する他の実施の形態では、可動バネ部1の可動支点1a辺に穴を貫設して弾性を調整しているものである。
【0018】
更に、本発明の請求項2に記載のトング類は、先ず、図7に図示する他の実施の形態では、可動バネ部1とハンドル部2と挾持部3とを夫々一対の別部材で形成して、一対の可動バネ部1へコイルスプリング、キックバネ、板バネ等の弾性体(図示しない)を介装して軸着したタイプのトング類に実施したものである。
【0019】
更には、図8に図示するものは、図7に図示した他の実施の形態の可動バネ部1の可動支点1aでクロスさせ、更に基端側に延設した第2のハンドル部を備えたものであり、この場合、第2のハンドル部を把持して、物品Aを挾持させるものであり、料理中の熱い食品等を把持するのに好適なものである。
【0020】
【発明の効果】
本発明のトング類は、前述の構成により、ハンドル部を把持した手を可動バネ部に接触させて使用できるため安定して操作でき、更に、可動バネ部の可動支点と片方の挾持部とが同一線上に有り、挾持部の先端や側部で食品等の物品を挾持するとき、手首を殆ど返すこと無く自然の姿で食品等の物品を挾持することを可能とするため、挾持した食品等の物品を落したり、取こぼしたりすることが少なくなるものであり、小学校等の学校給食時のように非力で手首のコントロールが未熟な児童が短時間で配膳する場合や、手の不自由な高齢者には楽に使用でき、ユニバーサルデザインの画期的で実用性の高い発明である。
【0021】
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明のトング類の実施の形態の概要を表す説明図である。
【図2】 図2は本発明のトング類の実施の形態の斜視図である。
【図3】 図3は本発明のトング類の次実施の形態の側面図である。
【図4】 図4は本発明のトング類の他の実施の形態の要部の斜視図である。
【図5】 図5は本発明のトング類の実施の形態の使用状態の説明図である。
【図6】 図6は本発明のトング類の実施の形態の次の使用状態の説明図である。
【図7】 図7は本発明のトング類の他の実施の形態の側面図である。
【図8】 図8は本発明のトング類の更にその他の実施の形態の側面図である。
【0022】
【符号の説明】
1 可動バネ部
1a 可動支点
2 ハンドル部
3 挾持部
A 物品
Claims (2)
- 略U字状に湾曲させた可動バネ部と、該可動バネ部の両端から間隔を有して平行状態で延設させた一対のハンドル部と、該一対のハンドル部の夫々の先端に相対させて延設した一対の挾持部とを備えた食品等の物品を挾持するための薄板状の材料特性の弾性を有する部材で形成されたトング類であって、前記一対のハンドル部に対して一対の挾持部は夫々巾方向を10度乃至45度の角度に平行状態を維持させて屈曲させると共に、前記一対のハンドル部に対して可動バネ部は逆の巾方向に前記一対のハンドル部を平行状態に維持させて屈曲させ、前記屈曲させる角度は片方の挾持部の延長線上に可動支点を略位置させたことを特徴とするトング類。
- コイルスプリング等の弾性体を介装して枢動可能に軸着した可動バネ部と、該可動バネ部の両端から間隔を有し平行状態で延設させた一対のハンドル部と、該一対のハンドル部の夫々の先端に相対させて延設した一対の挾持部とを備えた食品等の物品を挾持するため薄板状のトング類であって、前記一対のハンドル部に対して一対の挾持部は夫々巾方向を10度乃至45度の角度に平行状態を維持させて屈曲させると共に、前記一対のハンドル部に対して可動バネ部は逆の巾方向に前記一対のハンドル部を平行状態に維持させて屈曲させ、夫々屈曲させる角度は片方の挾持部の延長線上に可動支点を略位置させたことを特徴とするトング類。
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