JP6732314B1 - トング - Google Patents

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Abstract

【課題】撓みと捻れが適当に調整された弾性的な線材からなるトング及びその製造方法を提供する。【解決手段】互いに対向して弾発的に接近と離開をすることができるように構成された一対の挟み部材2,3を有するトング1であって、挟み部材2,3は、弾性の線材が折り曲げられて閉曲線をなす部分を少なくとも1つ含み、前記線材は前記閉曲線の一部において前記線材同士が固着されたねじれ防止部13を有するよう構成した。【選択図】図1

Description

本発明は、トングに関する。
従来から調理器具の一つとして、食品を掴む目的で、トングが使用されている。トングは、弾性的に開閉する一対の挟み部材を有し、該挟み部材の先端部には作用部(掴み部)を有している。作用部は食品を掴みやすい形状をしている。トングの一方の端部(基端部)は挟み部材が弾性的に緩く開くようなヒンジを有している。挟み部材のヒンジ寄りの部分は握り部になっている。握り部と作用部の間はアーム部になっている。
握り部を手で握ったり離したりすることで、作用部の間が閉じたり離れたりするようになっている。それによって、作用部で食品を掴んだり離したりすることができる。
特許文献1には、挟み部材の握り部と作用部の間に、仕切壁を設けたトングが示されている。該仕切壁は、一定の幅と高さを有する面部材からなり、握り部と作用部の間に設けることにより、握り部を握る手が作用部の食品に触れないようにしている。また、調理台などのトングを置く面(以下「トング置き面」という)にトングを置くときに、該仕切壁が支点となって作用部がトング置き面から離れ、衛生的にトングを置くことができるようになっている。
特開2019−092628号公報
従来のトングは、特許文献1にも示されているように、アーム部が比較的剛な部材からなり、作用部は食品を掴みやすいように展開された面状部分になっている。一般的に作用部は、掴んだ食品を保持しやすいように、向かい合う面が凹な曲面になっており、面状部分の周辺には滑り止めの凹凸が設けられていることが多い。作用部はアーム部の延長で同一材料からなることもあるし、異なる材料からなることもある。
しかし、アーム部が剛な部材からなり、作用部の面の湾曲が必ずしも食材の外形と合致しないため、柔らかい食品などに対しては、押しつぶしたり、少なくとも外形を変形させてしまったりすることがある。握る力を調整するにも、作用部が握り部から離れており、かつ、アーム部が比較的剛な部材からなるため、力加減の調整が困難であった。
そこで、本発明は従来のトングに比べ、より使い勝手のよいトングを提供することを目的とする。
本発明のトングは、たとえば、
互いに対向して弾発的に接近と離開をすることができるように構成された一対の挟み部材を有するトングであって、
前記挟み部材は、弾性の線材が折り曲げられて閉曲線をなす部分を少なくとも1つ含み、前記線材は前記閉曲線の一部において前記線材同士が固着されたねじれ防止部を有していることを特徴とする。
前記線材の閉曲線は重なり部を有し、前記重なり部において前記ねじれ防止部を有していてもよい。
前記ねじれ防止部は、前記線材同士の複数の固着点または線状の固着部からなっていてもよい。
前記挟み部材は、
弾性の線材が折り曲げられて閉曲線をなす部分を少なくとも1つ含み、
挟む対象物に作用する部分である作用部を有し、
互いに接近した時に、一方の前記挟み部材の作用部が、他方の前記挟み部材の作用部の内側に進入し、咬合状態になるように構成されてされてもよい。
前記挟み部材は、
弾性ヒンジ部で接続され、
挟む対象物に作用する部分である作用部を有し、
前記弾性ヒンジ部は、前記挟み部材の前記弾性ヒンジ部より前記作用部の反対側の部分を押すことによって前記挟み部材の先端が開き、前記挟み部材の前記弾性ヒンジ部より前記作用部側の部分を押すことによって前記挟み部材の先端が閉じる位置に設けられてもよい。
前記弾性ヒンジ部は二本以上の前記線材によって構成されてもよい。
前記挟み部材は前記線材の閉曲線を複数含み、前記閉曲線の線材同士が前記捩れ防止部を有していてもよい。
前記弾性ヒンジ部は、弾性の線材からなり、前記挟み部材間に架け渡された接続部を有し、前記挟み部材の線材と前記弾性ヒンジ部の線材あるいは前記弾性ヒンジ部の線材同士が前記ねじれ防止部を有していてもよい。
前記弾性ヒンジ部は、一対の前記接続部と、前記接続部に続き前記挟み部材の長手方向に延在する二対の長手方向部と、前記長手方向部の末端同士を接続する一対の末端接続部とを有する三次元形状、または、一対の前記接続部と前記接続部の末端同士を接続する一対の末端接続部とを有する二次元形状を有していてもよい。
前記挟み部材の線材と前記弾性ヒンジ部の線材は同一の線材からなっていてもよい。
前記挟み部材の線材と前記弾性ヒンジ部の線材は別個の線材からなり、前記弾性ヒンジ部は前記両挟み部材とそれぞれ連結部材を介して接続されていてもよい。
前記連結部材は互いに対向する一対の柄部を構成していてもよい。
前記挟み部材の一方は、弾性の線材が折り曲げられて閉曲線をなす部分を少なくとも1つ含み、柄部は、長手方向の長さが、3〜6cmであってよい。
前記挟み部材はその線材の一部にねじれ防止用の湾曲部を有し、
前記柄部は前記線材に設けられた湾曲部と嵌合するねじれ防止用の湾曲溝を有していてもよい。
前記作用部は、掴む対象物に応じて形状を適合させた拡開曲線部または平行曲線部またはモチーフ曲線部を有していてもよい。
前記アーム部は、トング置き面から前記作用部を浮かせて前記トングを置くことができるように外側に凸に折り曲げられた仮置部を有していてもよい。
前記アーム部の仮置部と協働して前記トングの本体を前記トング置き面から浮かせた状態で置くことができる第2仮置部を有してもよい。
前記アーム部または前記基端部は、使用者の指をかける形状に折り曲げられた少なくとも1つの指かけ部を有していてもよい。
前記接続部は使用者が握る側の端部から所定の距離をあけた内側部分で前記挟み部材間に架け渡されていてもよい。
本発明の一実施形態によるトングの分解斜視図(a)と組立て斜視図(b)である。 本発明の一実施形態によるトングの挟み部材の斜視図(a)と全体の組立て斜視図(b)である。 本発明の一実施形態によるトングの挟み部材の斜視図(a)と全体の組立て斜視図(b)である。 本発明の一実施形態によるトングの分解斜視図であって、その柄部の斜視図(a)と、その挟み部材と弾性ヒンジ部の斜視図(b)である。 本発明の一実施形態によるトングとその使用状態を示した説明図である。 本発明の一実施形態によるトングの側面図(a)と斜視図(b)である。 図6の実施形態によるトングの変形例の使用状態を示した側面図である。 本発明の一実施形態によるトングの側面図(a)と斜視図(b)である。 本発明の一実施形態によるトングの一方の挟み部材の斜視図(a)と、他方の挟み部材の斜視図(b)と、全体の組立て斜視図(c)である。 図9の実施形態によるトングの使用状態を概略示した斜視図である。 本発明の一実施形態によるトングの挟み部材の平面図である。 図11のトングの挟み部材の変形例の平面図である。 図6と図7のトングの長手方向を垂直に置いたトングの側面図である。 本発明の一実施形態によるトングの平面図(a)と側面図(b)である。 本発明の一実施形態によるトングの平面図(a)と側面図(b)、使用状態を示した平面図(c),(d)である。
以下に実施形態の例を、図面を用いて説明する。
図1は、一実施形態によるトング1の分解斜視図(a)と組立て斜視図(b)である。
図1(a),(b)に示すように、トング1は、一対の挟み部材2,3と、弾性ヒンジ部4と、一対の柄部5,6とを有している。挟み部材2,3は、たとえばワイヤーなどの弾性的な線材からなる。
本実施形態においては、挟み部材2,3はそれぞれ一続きの同一の線材からなる。挟み部材2,3はそれぞれ、その弾性的な線材が1つの閉曲線をなし、かつ、全体として細長い形状になるように折り曲げられている。なお、弾性的な線材は好適には断面が丸い金属線材であるワイヤーである。ただし、線材は、これに限らず、断面4角形、6角形等の断面多角形の線材、板材を用いても良い。また、表面をナイロンやシリコン、テフロンで被覆したり、メッキを施したものでもよい。以下の説明で「ワイヤー」や「線材」として言及したとしても、ワイヤーに限定する意味ではなく、任意の公知の好適な弾性線材であり得る。
線材のワイヤーの太さは、例えば、1.0〜6.0mm、好ましくは、1.2〜5.0mmであり、より好ましくは1.4〜3.2mmである
また、トング1の全長は、8cm〜40cm、好ましくは10cm〜30cmである。また、線材は挟み部材2,3の作用部8,15を平らに潰して薄くし、薄いものを拾いやすくすることができる。また、凸凹模様を設けて摘まむ部分が滑りにくくすることができる。さらに、汚れが落ちやすいようにコーティング処理などを施しても良い。
挟み部材2の上述した細長い形状は、使用状態で使用者に近い一方の端部に位置する基端部7と、対向する他端部に位置する作用部8と、基端部7と作用部8の間に位置するアーム部9とを有している。
挟み部材2は一続きの同一のワイヤーからなる。該ワイヤーは、基端部7の一端10(開始端10)から始まり、挟み部材2の長手方向に略直角の方向(横断方向)に基端部7の幅よりわずかに小さい距離延在し、基端部7の図1(a)において上方の角部で長手方向に曲がり、基端部7とアーム部9を経て作用部8まで延び、作用部8の先端部で折り返した後、略三角形の作用部8を形成し、アーム部9の先端部で図1(a)において上辺のワイヤーに接近した後、わずかに拡開しながらアーム部9を経て基端部7まで戻り、基端部7の図1(a)において下方の角部で横断方向に曲がり、基端部7の幅よりわずかに短い距離延びて、終端11に達する。
基端部7の開始端10から図1(a)において上方に延びる部分と、終端11から図1(a)において下方に延びる部分は、線材(ワイヤー)同士の重なり部12を形成している。すなわち、重なり部12は、作用部方向に対してほぼ垂直である。重なり部12には、線材同士を固着するねじれ防止部13が設けられている。ねじれ防止部13は、具体的には点溶接などがあるが、線材同士を固着するものであればよく、点溶接に限られない。例えば、溶着、接着、リベット、クランプなどでもよい。また、ねじれ防止部13は、ねじれを防止する構造であればよく、点溶接やリベットやクランプなどの点固着ならば2つ以上の点固着、一続きの固着ならば一定の長さを有する固着部でもよい。
例えば、トングの作用部で食材を挟む際に、弾性ワイヤーを作用部に使用した場合、作用部に力を掛けると、作用部のループ部を中心に食材の形に添ってワイヤーにねじれが生じる、ねじれが発生すると、作用部で把持する力が片寄り食材を落とすことになる。そこで、作用部のワイヤーを作用部とワイヤーの根本側で閉じた例えば略四角形を形成する様に構成することでねじれを押えることが出来る。
さらに、根本側を重ねる様に接続することで、ワイヤーの固定が一層高まりねじれをより少なくすることが出来る。これらの作用を活用している。
ねじれ防止部13を有していることにより、ワイヤーは末端同士が固着され、自由端である場合に比して、基端部7の剛性が向上し、それによって挟み部材2の捩れが減少する。
ねじれ防止部13を有している部分が長ければ長いほど、その部分の剛性が向上する。例えば、重なり部12が長い部分に渡って存在し、ねじれ防止部13が長い長さに渡って設けられている場合は、その部分の剛性がより向上する。ねじれ防止部13を長い長さに渡って設けるためには、点溶接を長い長さに渡って数多く設けてもよいし、リベットやクランプを数多く設けてもよいし、溶接や溶着や接着の1つの長さを長く設けても良い。上述した方法は、いずれも容易に行えることができ、かつ、剛性の微妙な調節を簡単に行うことができる。
また、ねじれ防止部13の設置場所は挟み部材2の撓みと捩れの剛性に影響する。例えば、重なり部12がアーム部9の途中にあれば、アーム部の撓みの剛性を高くし、アーム部9が撓みにくくなる。一方、重なり部12が基端部7にあれば、アーム部9の捩れ防止の効果が高くなる。このようにして、ねじれ防止部13の設置場所を適宜選定することにより、撓みと捩れの微妙なバランスを調整することができる。
挟み部材3は図1の上方から見て挟み部材2と左右対称の形状と構造を有している。重複する詳細な説明は省略するが、挟み部材3は挟み部材2と対称的に、基端部14と作用部15とアーム部16を有している。
図示しないが、略三角形の作用部8と作用部15の接合は、作用部に負荷がかかると、先に図上で示す略三角形の部分の下側同士が当たり、徐々に上部が当たる様に、略三角形部分が少し下すぼみ(両作用部間で1mm〜5mm、好ましくは0.5mm〜2mm)にすることで、薄いもの(例えば乾燥板海苔や紙)も確実に挟むことが出来る様になる。
また、挟み部材3は挟み部材2の略三角形の作用部8と作用部15の形状は必ずしも対称的でなくとも良く。
例えば、略三角形の作用部8に対し作用部15はもっと大きな略三角形であったり、作用部15が円形であったり、作用部15が箸状であったりしても良い。
挟み部材3のワイヤーは、開始端17と終端18と重なり部19を有している。重なり部19は、作用部方向に対してほぼ垂直である。重なり部19にはねじれ防止部13が設けられている。
弾性ヒンジ部4は、三次元形状に折り曲げられたワイヤーからなる。具体的には、弾性ヒンジ部4は、挟み部材2,3の間に架け渡された一対の接続部20,21と、接続部20,21に続き挟み部材2,3のそれぞれの長手方向に延在する二対の長手方向部22,23,24,25と、長手方向部22,23,24,25の末端同士を接続する一対の末端接続部26,27とを有している。該ワイヤーは開始端28と終端29を有している。末端接続部27はワイヤーの重なり部30になっており、2つ以上のねじれ防止部13が設けられている。
本実施形態の弾性ヒンジ部4は三次元形状を有しているが、弾性ヒンジ部は挟み部材の間に架け渡された接続部を有していればよく、二次元形状でもよく、柄部5,6が平行に動く構造ならば単に1本の接続部を有していてもよい。すなわち、両端が一対の挟み部材にそれぞれ固定された接続部があれば、該接続部の弾性的な撓みによって弾性ヒンジ部として機能することができる。
本実施形態の弾性ヒンジ部4は三次元形状に折り曲げられたワイヤーからなるため、重なり部30にねじれ防止部13を有していることにより、弾性ヒンジ部4自体としても剛性が高く、捩れを防止することができる。
トング1は、挟み部材2,3の線材と弾性ヒンジ部4の線材が別個の線材からなり、弾性ヒンジ部4は両挟み部材2,3とそれぞれ連結部材を介して接続されている。連結部材は弾性ヒンジ部4と挟み部材2,3を連結するものであれば良いが、本実施形態では、連結部材は握りやすい形状の柄部5,6になっている。柄部5,6は、弾性ヒンジ部4と挟み部材2,3の間の空間を埋めている。
柄部5,6は左右対称な構造になっているため、以下柄部5によって説明する。柄部5は横断面コの字形のケース31とカバー32を有している。該ケース31は挟み部材2の基端部7と弾性ヒンジ部4の長手方向部22,23を収容し、押え部材33,34とねじ35,36によってそれらをケース31に固定するようになっている。これにより、挟み部材2と弾性ヒンジ部4の長手方向部22,23が一体に連結される。ケース31に挟み部材2の基端部7と弾性ヒンジ部4の長手方向部22,23を固定した後、カバー32が取り付けられる。
なお、ケース31とカバー32の固定の仕方は、ラッチや叩いて押し込むような固定でもよい。また、柄部5,6は、インサート成形で、ワイヤーと樹脂を一体化させて製造しても良い。
柄部6も同様の構造になっている。符号37,38は柄部6側のねじを示している。
図1(b)は組み立てられたトング1を示しており、柄部5,6を握ったり離したりすることにより、挟み部材2の作用部8と挟み部材3の作用部15が接近したり離開したりし、対象物を掴んだり離したりすることができる。このとき、挟み部材2,3のアーム部9,16が弾性的に撓むため、柄部5,6を完全に閉じても対象物に過度な力が加わらず、対象物を傷めることがない。上述したねじれ防止部13を適宜設けることにより、挟み部材2,3の撓みと捩れ防止の適度なバランスを得られる。
トング1は、少なくともアーム部9,16が弾性的なワイヤーからなるため、握り部を過度に閉じたときでも、アーム部の撓みによって作用部に過度な力がかかることがない。これにより強い力で対象物を潰してしまうことを防止することができる。
トング1は、小さな大きさのものは福神漬けの様な刻んだ漬物や薬味などを掴み、取り分けるのに用いる。中間的な大きさのものは、焼き肉、薄切りハム、サラダ、パン、スパゲッティ、麺類、薄切りチーズ、乾燥板海苔などを掴むのに用いる。大きなものは、炭や練炭、薪、バーベキュー料理などの野菜や肉、イモ類などを掴むのに用いる。また小さな大きさのものはは、線径が細く、大きなサイズは線径を太くすることで撓み量や強度に適合させることが出来る。
食材に触れる作用部8、15は、ワイヤーなので、汚れが付く面積が少なく、洗いやすい。先端を鋭角に曲げた形状であっても、断面が丸いワイヤーであるので、丸みを帯びており、食材を崩しにくい。また、ワイヤーであるため、熱が伝わりにくく、熱い食材を扱う場合でも、持ち手が熱くなりにくい。また、ワイヤーであるため、全体として軽量である。
ワイヤーの切断部分は、柄部5,6の中に収まっているため、鋭利になりがちな切断部分に使用者が触れることがない。
なお、トング1の弾性ヒンジ部4は、2本のワイヤーからなるが、これに限らず、複数のワイヤー(例えば、3本、4本、5本)とすることができる。
また、作用部8は概略三角の形状を有しているが、掴む対象物によって適当な形状とすることができる。
図2は他の実施形態を示している。
図2のトング40は、挟み部材41,42の構造を除いてトング1と同様の構造になっている。このため、同一の柄部と弾性ヒンジ部に関しては同一の符号を付して説明を省略する。図2のうち、図2(a)は挟み部材の斜視図、図2(b)は全体の組立て斜視図を示している。
図2(a)において挟み部材41は、アーム部43と作用部44が柄部5から突出している。挟み部材41は大小のループ状の外側ループ45と内側ループ46を有している。外側ループ45と内側ループ46は線材が概略平行に形成され、作用部44では線材同士が拡開して互いに離開し、アーム部43では線材同士が互いに接近している。柄部5において、線材の両端部が集合する部分には線材同士を固着するねじれ防止部13が複数設けられている。また、アーム部43の柄部5寄りの線材が接近している部分で、線材同士の捩れ防止を補助するねじれ防止補助部13aが複数設けられている。
挟み部材42も挟み部材41と同様の構造になっている。すなわち、挟み部材42は、アーム部47と作用部48とを有し、外側ループ49と内側ループ50を有している。柄部6の線材の両端部が集合する部分にはねじれ防止部13が複数設けられている。また、挟み部材42の柄部6寄りの外側ループ49と内側ループ50の線材が接近している部分で、線材同士を固着するねじれ防止補助部13aが複数設けられている。
挟み部材41と挟み部材42はそれぞれ全体として細長い面状の形状を有し、ねじれ防止部13及びねじれ防止補助部13aを有していることにより、作用部44,48が面に垂直な方向に撓みやすいが、捩れ難くなっている。さらに、内側と外側のループが独立に撓むことが抑制され、かつ、細長い面状形状の面内の撓みが抑制される。これにより、従来の同様の形状のトングに比して極めて使いやすいトングが提供される。
ここでは、外側ループ45と内側ループ46は二重構造を示すが、三重構造以上でも良い。
図3は、他の実施形態によるトング51の一方の挟み部材52の斜視図(a)と全体の組立て斜視図(b)を示している。
図3のトング51は、挟み部材52,53の構造を除いてトング1と同様の構造になっている。このため、同一の柄部と弾性ヒンジ部に関しては同一の符号を付して説明を省略する。
図3(a)に示すように、挟み部材52は、アーム部54と作用部55を有している。挟み部材52は大小のループが図3(a)において上下の方向に同一平面内に配置されている。上側ループ56の下辺に沿って下側ループ57の上辺が隣接している。上側ループ56の線材の両端部と下側ループ57の線材の両端部にはそれぞれねじれ防止部13が設けられている。また、挟み部材52の基端寄りの一部には、上側ループ56と下側ループ57の線材同士を固着するねじれ防止補助部13aが複数設けられている。
挟み部材53も挟み部材52と同様の構造になっている。すなわち、挟み部材53は、アーム部58と作用部59とを有し、上側ループ60と下側ループ61を有している。上側ループ60の線材の両端部と下側ループ61の線材の両端部にはそれぞれねじれ防止部13が設けられている。また、挟み部材53の柄部6寄りの上側ループ60と下側ループ61の線材が隣接している部分で、線材同士を固着するねじれ防止補助部13aが複数設けられている。
挟み部材52と挟み部材53はそれぞれ全体として細長い面状の形状を有し、ねじれ防止部13を有していることにより、作用部55,59が面に垂直な方向に撓みやすいが、捩れ難くなっている。さらに、上側と下側のループが独立に撓むことを抑制し、かつ、細長い面状形状の面内での撓みを抑制することができる。これにより、従来の同様の形状のトングに比して極めて使いやすいトングを提供することができる。
ここでは、上側ループ56の下辺に沿って下側ループ57は二重構造を示すが、ループは三重構造以上でも良く、図2に示すように、内側にループするものと組み合わせても良い。
図4は他の実施形態のトング62の分解斜視図であって、その柄部5aの斜視図(a)と、その挟み部材2a,3aと弾性ヒンジ部4aの斜視図(b)である。
本実施形態のトング62は図1のトング1と概略同様の構造を有しているため、同一の部分については同一の符号を付し、類似の部分については添字を付して重複する説明を省略する。
図4(b)に示すように、トング62は挟み部材2aと挟み部材3aと弾性ヒンジ部4aとを有している。挟み部材2aと挟み部材3aと弾性ヒンジ部4aは別々の部材からなり、柄部5aと図示しない他の柄部によって連結されている。
挟み部材2aは、基端部7aと作用部8aとその間のアーム部9aとを有している。挟み部材2aのワイヤーは重なり部12を有し、ねじれ防止部13が複数設けられている。
挟み部材2aは図1の挟み部材2とほぼ同様の形状を有しているが、その基端部7a寄りの一部に捩れ防止用の湾曲部63を有している。防止用の湾曲部63は、外側に凸な三角形状とすることができるが、この方向と形状に限られない。また、湾曲部63は、好ましくは挟み部材2aの線材が含まれる面と同一の面に含まれるが、これに限られない。挟み部材3aの対称的な位置にも捩れ防止用の湾曲部64が設けられている。
これに対して柄部5aの内側には、挟み部材2aの線材に設けられた湾曲部63と嵌合するねじれ防止用の湾曲溝65が設けられている。柄部5aに挟み部材2aと弾性ヒンジ部4aを取り付けるときに、挟み部材2aに設けられた湾曲部63が柄部5aのねじれ防止用の湾曲溝65に嵌入し、固定されるようになっている。挟み部材2aの湾曲部63が湾曲溝65に嵌入して固定されることにより、ねじれ防止部13に加えて、湾曲部63でも固定され、挟み部材2aの捩れに対する剛性が向上する。
挟み部材3aと弾性ヒンジ部4aを図示しない柄部に取り付けるときも、挟み部材3aの湾曲部64が図示しない柄部に嵌入して固定されるようになっている。挟み部材3aについても、同様にして捩れに対する剛性が向上する。
また、本実施形態では、弾性ヒンジ部4aの接続部20a,21aには、それぞれ弾性湾曲部66,67が設けられている。弾性湾曲部66,67は、接続部20a,21aがそこで弾性的に屈伸し、安定的に開閉することができるようになっている。なお、弾性湾曲部66,67は任意の形状の湾曲とすることができ、接続部そのもの形状も任意の公知の形状とすることができる。
図5は他の実施形態によるトング68とその使用状態を示した説明図である。
本実施形態のトング68は図1のトング1と概略同様の構造を有しているため、同一の部分については同一の符号を付し、類似の部分については添字を付して重複する説明を省略する。
図5(b)に示すように、トング68は互いに対向する一対の挟み部材2b,3bと柄部5,6を有し、柄部5,6が弾性ヒンジ部4bによって接続されている。
挟み部材2bの作用部69は概略U字状に湾曲する平行曲線部になっており、挟み部材3bも同様の形状の作用部70を有しているが、作用部69,70は任意の形状であってよい。
弾性ヒンジ部4bは使用状態で上方から見て概略U字状の湾曲した形状になっているが、湾曲の形状は任意の形状であってよい。弾性ヒンジ部4bは、複数(例えば2本)の線材とすることができる。また、弾性ヒンジ部4bは線材として示されているが、板材を使用状態で上方から見て同様の形状に湾曲させたものでもよい。また、弾性ヒンジ部4bは図1のような三次元形状であってもよい。
本実施形態の特徴的な構造としては、弾性ヒンジ部4bの接続部が使用者が握る側の端部から所定の距離(例えば、2.0〜7.0cm、好ましくは3.0〜6.0cm)をあけた内側部分で挟み部材2b,3b間に架け渡されていることにある。具体的に本実施形態では、弾性ヒンジ部4bが柄部5,6のほぼ中央で挟み部材2b,3b間に架け渡されている。
弾性ヒンジ部4bが柄部5,6のほぼ中央で挟み部材2b,3b間に架け渡されていることにより、図5(a)に示すように、柄部5,6の前端部に力F1,F1をかけることにより、作用部69,70は方向M1,M1に閉じることができる。逆に、図5(b)に示すように、柄部5,6の後端部に力F2,F2をかけることにより、作用部69,70は方向M2,M2に開くことができる。すなわち、柄部5,6は、それぞれ、閉じる動作の際に握られる部分と、開く動作の際に握られる部分を併せ持つ。
通常のトングは、操作によって閉じることだけができるが、本実施形態によればトングを初期状態から開くことができるため、時には大きなものを掴むのに便利なトングを提供することができる。すなわち、普段は狭くて丁度良い(例えば2cm〜5cm)が、時には大きく開きたい(例えば、4cm〜12cm)と言ったことが発生する場合に、2種類や3種類のトングを用意する必要がなく、1種類でまかなうことが出来る。
普段挟む対象物より例えば、1cm〜2cm大きく開いていれば、掴みやすく、それ以上開いていると、対象物の幅まで狭める労力がいる。摘まむまでのタイムラグが発生し、時間のロスとなる現象が発生する。
これらを解消するために、ここでは図示しないが、普段対象物の大きさより少し大きめに開く(例えば1cm〜3cm広く)位置に調整する機構を設けることで効率的な操作が可能となる。
そして例えば食材に、少し大きな食材が混じっていた時に柄部5,6の後端部に力F2をかけて握ることで大きな開きを簡単に得ることが出来る。
なお、ここでは、トング68を開くときは柄部5,6の後端部を押すと説明したが、押す場所は弾性ヒンジ部4の設置場所に関係し、柄部5,6の後端部に限られない。すなわち、広い意味で、挟み部材2b,3bの端を除く部分に弾性ヒンジ部4bが設けられている場合、弾性ヒンジ部4bより基端(使用状態で使用者側の端)側の部分を押すことによって挟み部材2b,3bの先端(使用状態で使用者から遠い側の端)が開き、挟み部材2b,3bの弾性ヒンジ部4bより先端側の部分を押すことによって挟み部材2b,3bの先端が閉じるため、押す場所は弾性ヒンジ部4bの位置との関係で定まる。
図6は他の実施形態によるトング71の使用状態の側面図(a)と斜視図(b)を示している。
本実施形態のトング71は、左右対称な一対の挟み部材72,73を有し、該挟み部材72,73は弾性ヒンジ部74によって接続されている。トング71は、全体として一本のワイヤーによって形成されている。挟み部材72,73は、それぞれ基端部75,78と作用部76,79とアーム部77,80を有している。
弾性ヒンジ部74は、挟み部材72,73の間に架け渡された一対の接続部81,82と、接続部81,82に続き挟み部材72,73のそれぞれの長手方向に延在する二対の長手方向部83,84,85,86と、長手方向部83,84,85,86の末端同士を接続する一対の末端接続部87,88とを有している。末端接続部88は重なり部89を有している。重なり部89は、1本のワイヤーの開始端と終端が重なる部分である。弾性ヒンジ部74と挟み部材72,73の重なり部、及び弾性ヒンジ部74自身の重なり部89には複数のねじれ防止部13が設けられている。接続部81,82によって挟み部材72,73が弾発的に開閉することは既述した通りである。また、ねじれ防止部13が設けられていることにより、基端部75,78の剛性が高くなり、挟み部材72,73の捩れが防止されることは上述した他の実施形態と同様である。
本実施形態の特徴として、挟み部材72,73のワイヤーの形状がある。すなわち、挟み部材72,73のワイヤーは全体としてミーアキャットをモチーフ化した曲線になっており、かつ、その中で種々の機能を果たす形状部分を有している。すなわち、作用部76,79は掴む対象物に応じた形状に適合させた拡開曲線部になっており、かつ、ミーアキャットの頭部をモチーフ化したモチーフ曲線部になっている。また、アーム部77,80の基端側には斜めに形成された第1,2指指かけ部90,91と、外側に凸に折り曲げられた第1仮置部92,93と、凹に折り曲げられた第3指指かけ部94,95が設けられている。また、基端部75,78の下辺には第2仮置部96,97が設けられている。
第1,2指指かけ部90,91と第3指指かけ部94,95は、使用者の指をかけやすい形状を有し、そこに指をかけて容易にトング71を操作することができるようになっている。
第1仮置部92,93は、トング置き面98から作用部76,79を浮かせてトング71を置くことができるようになっている。本実施形態では、さらに基端部75,78に第2仮置部96,97を有しているため、図6(a)に示すように、トング71全体をトング置き面98から浮かせて置くことができるようになっている。これにより、使用中に、トング71を仮置きするときに、特に作用部76,79をトング置き面98に触れさせずに仮置きすることができ、衛生的である。
なお、顕著に第2仮置部96,97を有していなくてよい。すなわち、第1仮置部92,93のみを有し、第1仮置部92,93を支点として基端部75,78の重みで作用部76,79をトング置き面98から浮かせるようにしてもよい。
また、末端接続部87、88を直線状とすることで、末端接続部87、88を下にしてトング71を立てて置くこともできる。
また、トング71はミーアキャットをモチーフ化した曲線になっているため、デザイン性に富み、外観的に美しいトング提供することができる。
図7は、図6の実施形態によるトング71の変形例のトング100の使用状態を示した側面図である。
本実施形態のトング100は図6のトング71と概略同様の構造を有しているため、同一の部分については同一の符号を付し、類似の部分については添字を付して重複する説明を省略する。
トング100は、全体としてキリンをモチーフ化した曲線になっており、かつ、その中で種々の機能を果たす形状部分を有している。機能的な部分としては、第1,2指指かけ部90,91と第1仮置部92,93と第3指指かけ部94,95と第2仮置部96,97とを有している。各機能的な部分が果たす機能は図6で説明した通りである。
トング100は、アーム部77a,80aが比較的に長くなっており、作用部76a,79aが比較的小さくなっている。このため、トング71に比して、小さい物あるいは麺類などを便利に掴むことができる。かつ、トング100は、キリンをモチーフ化した曲線になっているため、デザイン性に富み、外観的に美しいトングを得ることができる
図13は、図6と図7のトングの長手方向を垂直に(縦に)置いた側面図である。上述のように、末端接続部87,88を直線状とすることで、末端接続部87、88を下にしてトング71を立てて置くこともできる。このようにトング71,100を立てて置くことで、トング71,100を掴みやすくなり、調理の途中で素早くトング71,100を取り上げることができる。
また、ミーアキャットやキリンをモチーフとしているため、立てることでよりリアルに見せることができる。
図8は、他の実施形態によるトング101の側面図(a)と斜視図(b)である。
トング101は、挟み部材102,103がそれぞれ全体としてイルカをモチーフ化した曲線になっている。
挟み部材102,103は、基端部104,107、作用部105,108、アーム部106,109を有している。
挟み部材102は、イルカの外輪郭をかたどったワイヤーの中に、背部と腹部を分けるワイヤー(中央部材180)を有している。背部と腹部を分ける中央部材180により、挟み部材102は約中央付近の中央部材180により分離された2つの閉曲線で囲まれた部分110,111を有している。同様に、挟み部材103は、約中央付近の中央部材181により分離された閉曲線で囲まれた部分112,113を有している。
また、中央部材180,181は、作用部105,108と、第2仮置部117,121寄りの部分でその端部を溶着固定することにより、ねじれ防止補助部13aを形成している。
挟み部材102,103は、アーム部106,109の下辺に斜めに形成された第1,2指指かけ部114,118と、外側(下側)に凸に折り曲げられた第1仮置部116,120と、凹に折り曲げられた第3指指かけ部115,119が設けられている。また、基端部104,107の下辺は第2仮置部117,121を兼ねる部分になっている。 挟み部材102,103は、弾性ヒンジ部122,123によって接続されている。弾性ヒンジ部122は接続部124、長手方向部125,126を有している。弾性ヒンジ部123は接続部127、長手方向部128,129を有している。挟み部材102,103の基端部104,107のイルカの尾びれをかたどった部分が弾性ヒンジ部122,123の末端接続部を兼ねている。
弾性ヒンジ部122,123の長手方向部125,126,128,129と挟み部材102,103の重なり部にはねじれ防止部13bが設けられている。ねじれ防止補助部13aを設けることにより、挟み部材102,103は捩れ難くなっている。
また、図8(a)に示すように、トング101をトング置き面98に置いたときに、第1仮置部116,120と第2仮置部117,121により、トング101の全体が、特に作用部105,108がトング置き面98から離れた状態になり、衛生的に好ましい。
また、トング101は、イルカをモチーフ化した曲線になっているため、デザイン性に富み、外観的に美しいトングを得ることができる
図9は他の実施形態によるトング130の一方の挟み部材131の斜視図(a)と、他方の挟み部材132の斜視図(b)と、全体の組立て斜視図(c)を示している。
本実施形態では、挟み部材131のワイヤーの一部が弾性ヒンジ部133の一部を兼ねている。同様に挟み部材132のワイヤーの一部が弾性ヒンジ部133の他の一部を兼ねている。以下に挟み部材131及び挟み部材132のワイヤーがそれぞれ弾性ヒンジ部133の一部を構成していることを説明する。
挟み部材131は基端部134、作用部135、アーム部136を有している。挟み部材131のワイヤーは、基端部134近傍の一端137(開始端137)から横断方向の短辺138を経て挟み部材131を含む面に到達し、続いて基端部134とアーム部136を経て作用部135にまで延び、作用部135の先端部で折り返した後、略三角形の作用部135を形成し、アーム部136の先端部で図9(a)における上辺のワイヤーに接近した後、わずかに拡開しながら戻り、アーム部136の基端側部分で図9(a)における下側に凸な第1仮置部139を形成した後、基端部134に戻り、基端部134の末端で図9(a)における上方に曲がり、基端部134の上辺に到達する。
引き続いて挟み部材131のワイヤーは、基端部134の上辺に沿って弾性ヒンジ部133の長手方向部140を構成する部分を延び、次に下方に曲がって弾性ヒンジ部133の末端接続部141を構成する部分を延び、次に基端部134の下辺に沿って弾性ヒンジ部133の長手方向部142を構成する部分を延び、最後に横断方向に曲がって経て挟み部材131を含む面に垂直な短辺143を経て終端144に到達する。
基端部134と長手方向部140,142のワイヤーの重なり部には複数のねじれ防止部13が設けられている。
挟み部材132は、挟み部材131と対称な形状を有し、基端部145、作用部146、アーム部147を有している。挟み部材132のワイヤーは、開始端148から横断方向の短辺149を経て挟み部材132を含む面に到達し、挟み部材132の長手方向に曲がり、基端部145とアーム部147と作用部146を経て作用部146の先端部に到達する。続いて作用部146の先端部で折り返し、作用部146の概略三角形を形成した後に、戻りながら第1仮置部150を形成し、基端部145に戻り、基端部145の末端で図9(a)における上方に曲がり、基端部145の上辺に到達する。
引き続いて挟み部材132のワイヤーは、基端部145の上辺に沿って弾性ヒンジ部133の長手方向部151を構成する部分を延び、次に下方に曲がって弾性ヒンジ部133の末端接続部152を構成する部分を延び、次に基端部145の下辺に沿って弾性ヒンジ部133の長手方向部153を構成する部分を延び、最後に横断方向に曲がって経て挟み部材132を含む面に垂直な短辺154を経て終端155に到達する。
基端部145と長手方向部151,153のワイヤーの重なり部には複数のねじれ防止部13が設けられている。
挟み部材131と挟み部材132を組み立てるときは、短辺138と短辺149、及び、短辺143と短辺154を互いに重ね合わせ、固着させる。これにより、短辺138と短辺149、及び、短辺143と短辺154は、それぞれ弾性ヒンジ部133の接続部を形成し、挟み部材131と挟み部材132の間の接続部となる。
このトング130によれば、挟み部材131,132の基端部134,145を握ったり離したりすることにより、弾性ヒンジ部133が弾力的に変形し、挟み部材131,132の作用部135,146が閉じたり開いたりする。
また、トング130をトング置き面に置くときは、第1仮置部139,150が支点になって、作用部135,146がトング置き面から離れ、衛生的である。
また、図10に示すように、第1仮置部139,150はその前後の部分が指かけ部としても機能し、図示するように指をかけることにより、トング130の操作が容易になる。
また、ねじれ防止部13が複数設けられていることにより、挟み部材131,132の基端部134,145の剛性が向上し、捩れを防止することができる。

図11は本発明の一実施形態によるトングの挟み部材160の平面図を示している。
本実施形態のトングは挟み部材160の他に図示しない挟み部材と弾性ヒンジ部を有し、全体としてトングとして機能するが、ここでは他の挟み部材と弾性ヒンジ部の説明を省略する。
挟み部材160は全体としてクジラをモチーフ化した曲線になっている。挟み部材160は一続きのワイヤーを折り曲げて図11の形状に形成されている。この挟み部材160はクジラの上半身をなす閉曲線と下半身をなす閉曲線と全身をなす閉曲線を含んでいる。
挟み部材160は、基端部161、作用部162、アーム部163を有している。
作用部162は、比較的大きな面積を有し、大きなものを挟むのに適している。基端部161は握り部になり、トングを操作できるようになっている。クジラの上半身と下半身を分けるワイヤーの存在により、大きなものであっても、落とさずに挟めるようになっている。
この挟み部材160は、特に仮置部を設けていないが、尾びれの一部164とクジラの腹の一部165が仮置部になっており、仮置きしたときに作用部162がトング置き面から離され、衛生的に保たれる。
また、トングの上下を逆にして図11において上側の背中の一部166と尾びれの一部167で仮置きすることもできる。この場合も、作用部162がトング置き面から離され、衛生的に保たれる。
なお、このトングにおいても、ワイヤーの閉曲線の一部(好ましくはワイヤーの重なり部や挟み部材と弾性ヒンジ部のワイヤーの重なり部)に図示しないねじれ防止部を設けることにより、捩れを防止し、適切な撓みを有するトングを提供することができる。
挟み部材160を有するトングは、クジラをモチーフ化した曲線になっているため、デザイン性に富み、外観的に美しいトングを得ることができる
図12は、図11のトングの挟み部材の変形例を示している。
図12の挟み部材170は、一本のワイヤーをクジラの全身をモチーフ化した形状に折り曲げ、端部を継目無く結合し、尾びれの一部と頭部の一部を他の一本のワイヤーで結合したものである。上記他の一本のワイヤーはクジラのひれや顔を表現した形状になっている。
挟み部材170は、基端部171、作用部172、アーム部173を有している。
このトングにおいても作用部172が比較的大きな面積を有し、大きなものを挟むのに適している。基端部171は握り部になり、トングを操作できるようになっている。
また、図11の挟み部材160と同様に、特に仮置部を設けていないが、尾びれの一部174とクジラの腹の一部175が仮置部になっており、仮置きしたときに作用部172がトング置き面から離され、衛生的に保たれる。
また、トングの上下を逆にして図12において上側の背中の一部176と尾びれの一部177で仮置きすることもできる。この場合も、作用部172がトング置き面から離され、衛生的に保たれる。
なお、このトングにおいても、ワイヤーの閉曲線の一部(好ましくはワイヤーの重なり部や挟み部材と弾性ヒンジ部のワイヤーの重なり部)に図示しないねじれ防止部を設けることにより、捩れを防止し、適切な撓みを有するトングを提供することができる。
また、挟み部材170を有するトングは、クジラをモチーフ化した曲線になっているため、デザイン性に富み、外観的に美しいトングを得ることができる。
図14は、本発明の一実施形態によるトング190の平面図(a)と側面図(b)を示している。
このトング190は、互いに対向して弾発的に接近と離開をすることができるように構成された一対の挟み部材191,192を有している。挟み部材191,192はそれぞれ、弾性線材を折り曲げてそれぞれ1つの閉曲線をなす部分193,194を有している。挟み部材191,192は、それぞれ基端部195,196と、アーム部197,198と、作用部199,200を有している。挟み部材191,192の基端部195,196は、好ましくは樹脂製の柄部201,202の先端側の一部に埋設されている。柄部201,202の後端部は、2本以上の弾性線材203,204からなる弾性ヒンジ部205によって接続されている。弾性ヒンジ部205の弾性変形により、挟み部材191,192は互いに弾発的に接近と離開を繰り返すことができるようになっている。
弾性線材203,204は、平面視でコの字状の形状を有し、上下に配列されている。弾性線材203,204の形状は任意であり、弾性線材の本数も任意であるが、好ましくは2本以上である。
また、作用部199,200のワイヤーの2本の端部の柄部201,202への進入方向は、弾性ヒンジ部205のワイヤー2本の端部の柄部201,202からの延出方向と一致している。したがって、作用部199,200とヒンジ部205のワイヤーがあたかも繋がっているような、すっきりとした印象を与える。
柄部201,202は、側面視で概略矩形の形状を有しているが、使用状態で先端部下側に指掛け部228がわずかに突出しており、そこに指をかけることができるようになっているため、手に馴染みやすくかつ操作が容易な形状を有している。かかる指掛け部228は、トング190を横に置いたときに、作用部199,200を載置面に接触させないための仮置部としても利用される。
ただし、柄部201,202は、指掛け部228の付近だけ、短く、プラスチック等で設けても良い。例えば、長手方向(弾性ヒンジ部から作用部に向かう方向)に、3〜6cm、好ましくは、3.5〜5.6cmの範囲で設けてよい。全体をワイヤーのみで形成するよりも、このような柄部201,202を設けることで、視認性が向上し、しっかりとした作りである印象を与えることができる。また、柄部全体をプラスチック等で形成した場合に比べ柄部が軽量化し取り扱いが容易となる。また、落としたりした場合にも、床面に傷を付けたりすることを軽減することが出来る。また、ここでは仮置部をプラスチック等での形成した例を示すが仮置部をワイヤーで形成し、後部に指掛け部を設けても良い。
また、柄部201,202の先端部には、凹み206,207が設けられている。凹み206,207は、親指や人差し指の腹にフィットするような形状であってもよい。この場合、該凹み206,207は、親指や人差し指の指かけ部として機能し、さらにトングの取扱いを容易にすることができる。凹み206,207の底は、ワイヤー配置部分より内側である。作用部199,200の部材がワイヤーであり、柄部201,202の内部に進入している部分は、凹み206,207を避けた部分に配されている。したがって、凹み206,207を、ワイヤー配置部分よりも深くすることができ、指の腹をフィットさせるのに、十分な深さを確保することができる。
挟み部材191,192を構成する弾性線材は、基端部195,196で概略矩形に折り曲げられ、アーム部197,198では概略平行であるが、基端側から先端側にかけて徐々に狭くなっており、作用部199,200では、円弧形状のループになっている。上記弾性線材は基端部195,196で両端部が重なり合って重なり部を形成し、その重なり部で互いに固着され、少なくとも1つのねじれ防止部13を有している。
本実施形態のトング190によれば、作用部199,200が円弧形状のループになっているため、ラッキョウやミニトマト等の小さい球形状のものを掴みやすく、かつ、掴んだものを傷めることがない。
しかし、この実施形態は作用部の形状を限定するものではなく、作用部199,200は掴む対象物によって種々な変形があり得る。
図15は、本発明の一実施形態のトング210の平面図(a)と側面図(b)、使用状態を示した平面図(c),(d)である。
本実施形態は、特徴的に挟み部材と柄部等が左右非対称になっている。
図15(a)に示すように、トング210は図15(a)の平面視で、使用時に使用者から見て左側(図15(a)の下側)に挟み部材211(以降必要に応じて「左側の挟み部材211」という)を有し、同右側(図15(a)の上側)に挟み部材212(以降必要に応じて「右側の挟み部材212」という)を有している。
右側の挟み部材212は、全体が垂直面内に含まれる形状を有し、図15(b)に示すように、側面視で弾性線材が基端部213から出発し、先端に向かって幅が細くなる細長状のアーム部214の上側を通り、作用部215で円弧ループ状をなし、アーム部214の下側を通り、再び基端部213に戻り、弾性線材同士の重なり部219を形成している。重なり部219では線材同士が固着され、少なくとも1つのねじれ防止部13が設けられている。
これに対して左側の挟み部材211は全体が水平面内に含まれる形状を有し、図15(a)に示すように、平面視で弾性線材が基端部216から出発し、先端に向かって凹凸形状を形成しながらアーム部217の内側(挟み部材212に対向する側)を通り、作用部218で概略3角形をなして折り返し、直線的なアーム部217の外側を通り、再び基端部216に戻り、弾性線材同士の重なり部219を形成している。重なり部219では線材同士が固着され、少なくとも1つのねじれ防止部13が設けられている。
右側の挟み部材212の基端部213は、柄部220に少なくとも一部埋め込まれている。左側の挟み部材211の基端部216は、柄部221に少なくとも一部埋め込まれている。柄部220,221は線材222,223からなる弾性ヒンジ部224によって接続されている。柄部220,221は図15(a)に示すように、平面視で互いに相補的な非対称の形状を有している。
柄部220と柄部221には凹み225,226が設けられており、指をかけるのに便利になっている。
左側の挟み部材211と右側の挟み部材212は、図15(b),(d)に示すように、両挟み部材211,212を閉じたときに、左側の挟み部材211の作用部218が右側の挟み部材212の作用部215のループの内側に進入し、咬合状態になるように、高さと長さと作用部215,218の形状が適切に構成されている。左側の挟み部材211の作用部218は、両挟み部材211,212を閉じたときに、右側の挟み部材212のループ内に進入するとともに、その先端が右側の挟み部材212の作用部215に一部当接し、ぶれないようになっている。左側の挟み部材211のアーム部217の内側は図15(d)に示すように、一部が右側の挟み部材212に入り込むようになっており、挟み部材212をガイドする役割を果たす。
図15(c),(d)はこのトング210の使用状態を示している。図15(c),(d)に示すように、本実施形態のトング210は、挟み部材211と挟み部材212は、両挟み部材211,212の作用部215,218が互いに入り込むため、その過程でその間に物を挟めることができ、例えば図示するような細長形状の食材227を簡単に掴むことができる。また、作用部215,218が互いに入り込んで咬合状態になるため、挟み部材211,212の先端部がぐらつかず、しっかり食材227等を掴むことができる。
上記の記載に基づいて、当業者であれば、本発明の追加の効果や種々の変形を想到できるかもしれないが、本発明の態様は、上述した実施形態の例に限定されるものではない。特許請求の範囲に規定された内容及びその均等物から導き出される本発明の概念的な思想と趣旨を逸脱しない範囲で種々の追加、変更及び部分的削除が可能である。
1、40、51、62、68、71、101、130、190、210:トング
2、3、41、42、52、53、72、73、102、103、131、132、160、170、191、192、211、212、2a、2a、3a:挟み部材
4、74、122、123、133、205、224、4a:弾性ヒンジ部
5、6、201、202、220、221、5a:柄部
7、14、75、78、104、107、134、145、161、171、195、196、213、75a、78a、7a、14a:基端部
8、15、44、48、55、59、69、70、76、79、105、108、135、146、162、172、199、200、215、218、76a、79a、8a、15a:作用部
9、16、43、47、54、58、77、80、106、109、136、147、163、173、197、198、214、217、9a:アーム部
10、17、28、137、148:開始端
11、18、29、144、155:終端
12、19、30、89、219:重なり部
13、13a:ねじれ防止部
20、21、81、82、124、127、20a、21a:接続部
22、23、24、25、83、84、85、86、125、126、128、129、140、142、151、153:長手方向部
26、27、87、88、141、152:末端接続部
31:ケース
32:カバー
33、34:押え部材
35、36、37、38:ねじ
45、49:外側ループ
46、50:内側ループ
56、60:上側ループ
57、61:下側ループ
63:防止用の湾曲部
64:捩れ防止用の湾曲部
65:ねじれ防止用の湾曲溝
66、67:弾性湾曲部
90、91、114、118:第1,2指指かけ部
92、93、116、120、139:第1仮置部
94、95、115、119:第3指指かけ部
96、97、117、121:第2仮置部
98:トング置き面
110、111、112、113:閉曲線で囲まれた部分
138、143、149、154:短辺
150:第1仮置き部
164、167、174、177:尾びれの一部
165、175:腹の一部
166、176:背中の一部
180、181:中央部材
193、194:閉曲線をなす部分
203、204:弾性線材
206、207、225、226:凹み
215:重なり部を
222、223:線材
227:食材
228:指掛け部
F1,F2:力
M1,M2:方向

Claims (5)

  1. 互いに対向して弾発的に接近と離開をすることができるように構成された一対の挟み部材を有するトングであって、
    前記挟み部材は、弾性の線材が折り曲げられて閉曲線をなす部分を少なくとも1つ含み、前記線材は前記閉曲線の一部において前記線材が固着されたねじれ防止部を有し、
    前記挟み部材は、弾性ヒンジ部で接続され、
    前記弾性ヒンジ部は、弾性の線材からなり、前記挟み部材間に架け渡された接続部を有し、前記挟み部材の線材と前記弾性ヒンジ部の線材あるいは前記弾性ヒンジ部の線材同士が前記ねじれ防止部を有している、トング。
  2. 互いに対向して弾発的に接近と離開をすることができるように構成された一対の挟み部材を有するトングであって、
    前記挟み部材は、弾性の線材が折り曲げられて閉曲線をなす部分を少なくとも1つ含み、前記線材は前記閉曲線の一部において前記線材が固着されたねじれ防止部を有し、
    前記挟み部材は、弾性ヒンジ部で接続され、
    前記弾性ヒンジ部は、弾性の線材からなり、前記挟み部材間に架け渡された接続部を有し、
    前記弾性ヒンジ部は、一対の前記接続部と、前記接続部に続き前記挟み部材の長手方向に延在する二対の長手方向部と、前記長手方向部の末端同士を接続する一対の末端接続部とを有する三次元形状を有している、トング。
  3. 互いに対向して弾発的に接近と離開をすることができるように構成された一対の挟み部材を有するトングであって、
    一対の前記挟み部材はそれぞれ、弾性の線材が折り曲げられて閉曲線をなす部分を少なくとも1つ含み、挟む対象物に作用する部分である作用部を有し、
    互いに接近した時に、一方の前記挟み部材と他方の前記挟み部材とが略直角に交差し、一方の前記挟み部材の作用部が、他方の前記挟み部材の作用部の内側に進入し、咬合状態になるように構成されている、トング。
  4. 互いに対向して弾発的に接近と離開をすることができるように構成された一対の挟み部材を有するトングであって、
    前記挟み部材は、弾性の線材が折り曲げられて閉曲線をなす部分を少なくとも1つ含み、
    前記挟み部材は、柄部を介して弾性ヒンジ部で接続され、
    前記弾性ヒンジ部は二本以上の弾性の線材によって構成され、
    前記挟み部材の前記線材の前記柄部への進入方向は、前記弾性ヒンジ部の前記線材の前記柄部からの延出方向と一致している、トング。
  5. 請求項4に記載のトングであって、
    前記挟み部材の前記線材は、前記柄部に埋設される基端部で両端部が重なり合って重なり部を形成している、トング。
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