JP4753089B2 - 体内脂肪の分解促進作用を有する組成物及びそれを含有する食品又は食品配合剤 - Google Patents
体内脂肪の分解促進作用を有する組成物及びそれを含有する食品又は食品配合剤 Download PDFInfo
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Description
【0001】
本発明は、体内脂肪の分解促進作用を有する組成物及びそれを含有する食品又は食品配合剤に関する。
【背景技術】
【0002】
ヒトをはじめとしてほ乳類などの動物は、体内に蓄積された脂肪を酸化分解して生命活動のエネルギー源とする。
図4は一般的な細胞中でのエネルギー代謝経路を模式的に説明する図である。図示するように、甲状腺3から分泌される甲状腺ホルモン3Aは、標的細胞4の表面にある甲状腺ホルモン受容体β5に到達すると、細胞内情報伝達物質6が解糖系7を活性化させて、代謝を促進する。図中の解糖系7における左部の経路は、脂肪や糖などが水と二酸化炭素にまで酸化分解する過程を示したものである。即ち、脂肪や糖などが、アセチルCoA(コエンザイムA)8と呼ばれる物質(補酵素)を経て、標的細胞4内のミトコンドリア9で、TCA(トリカルボン酸)サイクル10及び電子伝達系11で代謝を受け、水と二酸化炭素にまで酸化分解する。この一連の反応により、生命活動に必要なエネルギーが、ATP(アデノシン−5' −三リン酸)12の形で生産される。
一方、図の解糖系7において右部に示す経路は、脂肪のβ酸化13の分解経路である。この脂肪のβ酸化13による分解には、カルニチン14と呼ばれる物質(ミトコンドリア9内にアセチルCoA(アシルCoA8)を導入する輸送物質)が、関与していることが広く知られている。このためカルニチン14は、脂肪酸化分解促進用、いわゆるダイエット用食品配合剤などとして広く使用されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
ところで、近年、セラミドと呼ばれる一連の同族体としての化学物質が広く知られるようになった。これは人体の皮膚中にも含有されていて、皮膚の保護物質である角質の間に存在し、皮膚を通しての体内からの水分の蒸発や体外からの有害物質の侵入を防ぐ機能があり、このため近年、保湿剤などとしての目的で皮膚や毛髪用の化粧品に配合されている(例えば、特許文献2参照)。また、特許文献3には、この成分を内服し、経口摂取することによって皮膚表面に同様の効果をもたらす技術が開示されている。
このように、セラミドは天然の皮膚中に含有されて保護保湿機能を有し、これに着目して皮膚化粧品に配合し、あるいは経口摂取して同様の機能を求める商品が広く開発されている。
【0004】
セラミドは、一般式(1)に示す化学式及びその誘導体で表される同族体としての化学物質である。さらに、この分子にグルコースなどの糖質が結合した一般式(2)に示す化学式で表される物質はスフィンゴ糖脂質と呼ばれて、これも広義のセラミドと見なされている。
【化1】
ここで、R1 は長鎖アルキル基又は長鎖アルケニル基であり、R2 は長鎖アルキル基又は長鎖アルケニル基であり、ZはH又はOHである。
【化2】
ここで、R3 は長鎖アルキル基又は長鎖アルケニル基であり、Gluはグルコースである。
【0005】
セラミドおよびセラミド類似物質は各種の簡易な構造の前駆物質から種々の反応経路で合成もされるが(例えば、特許文献4参照)、各種天然原料から抽出などの工程によって製造される。この天然原料としては、米ぬか、こんにゃく、とうもろこし、小麦、牛脳などがある。
[0006]
最近、セラミドは皮膚の保護保湿機能の他に、癌細胞を死亡させる所謂細胞死機能(アポトーシス)を有するという発表がされている(例えば、非特許文献1参照)。
[0007]
【特許文献1】
特開2000−16916号公報
【特許文献2】
特開2003−183148号公報
【特許文献3】
特開2004−35456号公報
【特許文献4】
特開平7−179410号公報
【非特許文献1】
木下 幹郎 他7名、「スフィンゴイド塩基による大腸ガン細胞死の誘導とその機能」、日本農芸化学会大会講演要旨集、3A17p13、p.212、2003年
【非特許文献2】
杉田陸海 他、新生化学実験講座 4、脂質III−糖脂質、pp.81〜92、pp.109〜111、日本生化学会編、(株)東京化学同人発行、1990年
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
[0008]
従来、セラミドは專ら皮膚の保護保湿機能に着目されており、他の生理機能に及ぼす効果が殆ど知られていない。
[0009]
本発明は、上記課題に鑑み、細胞の解糖系における体内脂肪及び糖のエネルギー産生を促進させる効果を有する、体内脂肪の分解促進作用を有する組成物及びそれを含有する食品又は食品配合剤を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
[0010]
本発明者らは、セラミドをマウスに経口投与してその生体内への作用を詳細に研究した。その結果、セラミドが従来知られていなかった体内の脂肪や糖のエネルギー産生の促進機能を有することを見出し、本発明に想到したものである。
[0011]
上記目的を達成するため、本発明の体内脂肪の分解促進作用を有する組成物は、下記一般式(2)又は(3)の化学式で表わされ、植物、真菌、酵母、茸、動物、昆虫の何れかを由来とするセラミドを主成分とし、上記セラミドが55重量%以上含有され、セラミドを主成分として含有する組成物が、標的細胞の甲状腺ホルモン受容体βの遺伝子発現量を増加させることによって脂肪分解を促進し、かつ、β酸化の脂質代謝関連酵素であるカルニチンアセチルトランスフェラーゼの遺伝子発現量を増加させることによって体内の脂肪及び糖のエネルギー産生を促進させることを特徴とする。
【化2】
【化3】
ここで、R2,R3は長鎖アルキル基又は長鎖アルケニル基であり、Gluはグルコースであり、Galはガラクトースである。
上記構成において、セラミドは、好ましくは、米ぬかからの抽出工程によって製造される。また、セラミドは、こんにゃく、小麦、とうもろこしの何れかによる抽出工程によっても製造され得る。好ましくは、上記セラミドは、本発明の体内脂肪の分解促進作用を有する組成物として、55重量%以上含有される。
セラミドを主成分として含有する組成物は、好ましくは、標的細胞の甲状腺ホルモン受容体βの遺伝子発現量を増加させることによって脂肪分解を促進し、かつ、β酸化の脂質代謝関連酵素であるカルニチンアセチルトランスフェラーゼの遺伝子発現量を増加させることによって体内の脂肪及び糖のエネルギー産生を促進させる。
【0012】
上記構成によれば、植物、真菌、酵母、茸、動物、水生生物、昆虫の何れか、例えば、植物のうち、米ぬか、小麦、とうもろこし、こんにゃくなどから抽出などの工程を経て製造されセラミドを主成分として含有する組成物により、標的細胞の甲状腺ホルモン受容体βの遺伝子発現量を増加させることによって脂肪分解を促進し、かつ、β酸化の脂質代謝関連酵素であるカルニチンアセチルトランスフェラーゼの遺伝子発現量を増加させることによって体内の脂肪及び糖のエネルギー産生を促進させることができる。
【0013】
また、本発明の食品または食品配合剤は、セラミドを主成分とする組成物を含有し、体内脂肪及び糖のエネルギー産生を促進することを特徴とする。上記構成において、好ましくは、さらに、カルニチンを含有している。
本発明によれば、米ぬかや小麦、とうもろこし、こんにゃくなどの植物、或いは真菌、酵母、茸、動物、水生生物、昆虫の何れかに由来するセラミドを主成分とする組成物を、食品または食品配合剤に添加することにより、食品から摂取することができるので摂取が容易となる。
【発明の効果】
【0014】
本発明の米ぬかなどに由来するセラミドを主成分とする組成物や、これを含有する食品又は食品配合剤によれば、体内脂肪の分解および糖、エネルギー代謝が促進されるので、体内脂肪、体重の増加を防止することができ、所謂ダイエット効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明のセラミドを主成分とする体内脂肪及び糖のエネルギー産生を促進する作用を有する組成物の作用機序を説明する模式的図である。
【図2】実施例及び比較例のマウスの各群の肝臓細胞のマイクロアレイスキャンナーによるmRNA発現パターンを示す図であり、それぞれ、(a)は実施例1のR群、 (b)は実施例2のK群、(c)は比較例のD群の場合を示している。
【図3】図2の蛍光強度から計算される実施例及び比較例のmRNA発現量の相対比を示す表である。
【図4】一般的な細胞中でのエネルギー代謝経路を模式的に説明する図である。
【符号の説明】
【0016】
1:セラミドを主成分とする組成物
2:セラミド
3:甲状腺
3A:甲状腺ホルモン
4:標的細胞
5:甲状腺ホルモン受容体β
6:細胞内情報伝達物質
7:解糖系
8:アセチルCoA
9:ミトコンドリア
10:TCAサイクル
11:電子伝達系
12:ATP
13:β酸化
14:カルニチン
15:カルニチンアセチルトランスフェラーゼ
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を詳細に説明する。
先ず、本発明のセラミドを主成分とする、体内脂肪及び糖のエネルギー産生を促進する作用を有する組成物について説明する。なお、本発明の組成物は、後述するように体内の脂肪及び糖のエネルギー産生を促進する作用を有する組成物であるが、適宜、体内脂肪の分解促進作用を有する組成物と呼ぶ。
本発明のセラミドを主成分とする、体内脂肪及び糖のエネルギー産生の促進作用を有する組成物は、上記した一般式(2)の化学式で表わされるセラミド中のグルコースを含むスフィンゴ糖脂質、又は下記一般式(3)の化学式で表わされるガラクトースを含むスフィンゴ糖脂質である。
【化3】
ここで、R3 は長鎖アルキル基又は長鎖アルケニル基であり、Galはガラクトースである。この化学式(3)で表わされるセラミドは、一般式(2)で表わされるセラミド中のグルコース(Glu)をガラクトース(Gal)に置き換えた構造となっている。
【0018】
上記セラミドは、各種天然原料から抽出工程や発酵工程などの製造工程によって製造される。このような天然原料としては、植物、真菌、酵母、茸、動物、水生生物、昆虫が挙げられる。
植物由来の天然原料としては、陸上及び海洋における植物が挙げられ、とくに、米ぬかや、こんにゃく、小麦、とうもろこしなどが挙げられる。動物由来の天然原料としては、牛脳やブタ脳などの家畜動物の組織が挙げられる。
水生生物由来の天然原料としては、川や海洋に生息する生物であり、例えば、貝類、魚類、ウニやヒトデなどの棘皮動物などが挙げられる(非特許文献2参照)。さらに、昆虫由来の天然原料としては、イナゴなどが挙げられる。
この組成物中のセラミドの純度としては、50%以上が好ましい。純度が50%以下では、例えば脂肪酸等を不純物として含むので好ましくない。
【0019】
上記抽出処理は、原料を低沸点有機溶剤で抽出処理した後、この抽出液から不溶固形分を除去し、適宜ろ過などにより不純分を除く処理を行い、最後に残留溶液からの析出結晶化によって行われる。
ここで、低沸点有機溶剤としては、ベンゼン,ヘプタン,ヘキサン,シクロヘキサンなどの炭化水素、メタノールやエタノールなどのアルコール、アセトンやメチルエチルケトン(MEK)などのケトン、酢酸メチルや酢酸エチルなどのエステルなどが挙げられる。これら一部の溶剤の中には、水分を含む方が有効である場合もある。この場合には水分として、例えば、0.5乃至30%の範囲とすることができる。
【0020】
原料が米ぬかの場合には、精米工程から副生する米ぬかを用いることができる。上記工程で製造される米由来のセラミドを主成分とする組成物は、その色が淡褐色から褐色を呈し僅かに特異臭があり、そのセラミド純度が65〜85%であり、遊離脂肪酸等をほとんど含有しないという特徴がある。なお、上記セラミドの定量分析は、主として糖脂質の定量に供される光散乱検出機能を備えるHPLC(高速液体クロマトグラフィー)によっている。
【0021】
同様の工程で、こんにゃく由来のセラミドは、こんにゃく芋からこんにゃくを製造する工程で副生し、通常は廃棄物となる芋皮から、米ぬか由来の組成物と同様の工程で製造される。同様にして、とうもろこし、小麦のふすま、牛脳やブタ脳からは、それぞれ、とうもろこし、小麦、牛脳、ブタ脳由来のセラミドが得られる。
【0022】
また、本発明の体内脂肪及び糖のエネルギー産生の促進作用を有する組成物を含有する食品又は食品配合剤は、米ぬか、こんにゃく、とうもろこし、小麦、牛脳、ブタ脳などの植物、真菌、酵母、茸、動物、水生生物、昆虫などからの抽出工程などによって製造されるセラミドを主成分とする組成物を含有している。
この組成物の食品または食品配合剤への含有率は、例えば食味を損なわない程度とすれば、食品から摂取することができるので、摂取が容易となる。この組成物を含有する食品としては、例えば米飯、パン、そば、うどん、菓子などにこの組成物を直接配合したものでよい。この組成物を飲料(ドリンク)に添加したり、錠剤やカプセル剤としてもよい。さらに、この組成物を、例えば、サイクロデキストリン(別名:シクロデキストリン、環状オリゴ糖)、澱粉などの希釈粉体に適切な配合比で配合した食品配合剤として用意し、この粉体を上記食品製造時に配合してもよい。セラミドの摂取量は、成人の場合には、1日につき0.06mg〜1000mg程度であればよい。
上記食品又は食品配合剤には、カルニチンが含有されていてもよい。カルニチンの添加量は、成人の場合には1日につき30mg〜1000mg程度であればよい。
【0023】
次に、本発明のセラミドを主成分とする組成物及びこの組成物を含有する食品又は食品配合剤が体内に摂取された後、体内脂肪の分解及び糖のエネルギー産生を促進させる機能について説明する。
図1は、本発明のセラミドを主成分とする体内脂肪及び糖のエネルギー産生を促進する作用を有する組成物の作用機序を説明する模式的図である。本発明の組成物1は、セラミド2を主成分としている。体内脂肪の分解促進作用を有する組成物1は、セラミド2の摂取によって、標的細胞4の甲状腺ホルモン受容体β5の遺伝子発現を増加させる。このため、細胞内情報伝達物質6によって活性化を受けた解糖系7の代謝を促進する。
上記組成物1は、解糖系7におけるアセチルCoA8の代謝経路として、標的細胞4内のミトコンドリア9におけるTCAサイクル10ではなく、カルニチン14の作用による、所謂β酸化13を促進させる。β酸化13は、その脂質代謝関連酵素であるカルニチンアセチルトランスフェラーゼ15の遺伝子発現量の増加により、体内の脂肪及び糖のエネルギー産生を促進させる。
なお、図において、セラミド2の摂取によってβ酸化13が進む経路を実線の矢印A,B,C,Dで示している。一方、脂肪酸合成及びTCAサイクル10の反応は減少するので、点線矢印で示している。
これにより、本発明の体内脂肪の分解促進作用を有する組成物1は、体内脂肪分解と、糖やエネルギーの代謝促進作用を有している。
【0024】
本発明のセラミドを主成分とする組成物1を含有する食品又は食品配合剤を経口摂取することで、上記セラミド2の作用によって、標的細胞4の甲状腺ホルモン受容体β5の遺伝子発現は増加し、細胞内情報伝達物質6によって活性化合物を受けた解糖系7の代謝を促進する。そして、カルニチン14の作用によるβ酸化13を促進させる。また、本発明のセラミドを主成分とする組成物1を含有する食品又は食品配合剤にカルニチン14が添加されている場合には、さらに、β酸化13が促進される。
これにより、セラミドを主成分とする組成物1を含有する食品又は食品配合剤を経口摂取することで、体内の脂肪や糖のエネルギー産生が促進される。これによって、所謂ダイエット効果を発現させることができる。
【実施例】
【0025】
以下、実施例によって本発明をさらに詳細に説明する。
実施例1のセラミドを主成分として含有する組成物1として、米ぬかから製造した。精米工程から副生した米ぬか200gに、n−ヘキサンを500cm3 加え、ソックスレー装置によってn−ヘキサン可溶成分を抽出した。この抽出液からn−ヘキサンを留去し、適宜水を添加して不溶物を得る。不溶物を分取したのち、苛性ソーダによって加水分解した。
次に、酸により中和し、n−ヘキサンとさらに水を添加した。この水からなる水相中にヘキサン不溶分及び塩を溶解させて、n−ヘキサン相からヘキサン不溶分及び塩を取り除いた。限外ろ過膜によるろ過装置を用いて、n−ヘキサン相をろ過した。この工程で、n−ヘキサン相中の脂肪酸及び色素等の大部分を取り除いた。
次に、限外ろ過膜不通過の溶液を回収し、n−ヘキサンを留去し、残分を50cm3 の95%含水エタノールに一旦溶解させた後、析出再結晶化を行った。この析出再結晶化を数回繰り返して行い、乾燥後に米ぬか由来のセラミド2を含有する組成物220mgを得た。この得られた組成物1の外観は淡褐色であり、僅かに特異臭のある粉末状結晶であった。
【0026】
実施例1のセラミド2を主成分として含有する組成物を、光散乱検出器を有するHPLC(高速液体クロマトグラフィー)により定量分析を行ったところ、セラミドの純度は83%であることが分かった。
さらに、シリカゲル薄層クロマトグラフィー(展開液、クロロホルム:メタノール:水=65:16:2)による分析を行い、上記実施例1の組成物2には、脂肪酸が含有されていないこことが分かった。
【0027】
実施例2の組成物1として、米ぬかの代わりに、こんにゃく製造工程においてこんにゃく芋から剥ぎ取られ、通常は廃棄される芋皮を裁断して乾燥した材料を用いた以外は、実施例1の組成物1と同じ製造方法を用いて本発明のこんにゃく由来の実施例2の組成物1を製造した。芋皮200gから淡黄色の組成物160mgが得られた。
そして、実施例1と同様に、HPLC及びシリカゲル薄層クロマトグラフィーによる分析を行った。その結果、実施例2の組成物1のセラミド純度は61%であり、この組成物1には若干の脂肪酸成分が含有されていることが分かった。
【0028】
実施例3のセラミドを主成分として含有する組成物1を、ブタ(豚)脳から製造した。具体的には、ブタ脳100gをクロロホルムとメタノールの混合溶液(クロロホルム:メタノール=2:1)で均一化し、ろ過した。このろ過液に1mol/1000cm3 の水酸化カリウムとエタノール溶液を加えて、リン脂質を分解した。
次に、酢酸を加えて中和し、Folch分配法の下層を取り出し、ロータリーエバポレータを用いて溶媒を留去し、セラミドを含有する組成物を得た。
最後に、上記組成物を、シリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、ブタ脳由来の実施例3の白色の組成物1500mgを得た。
そして、実施例1と同様に、HPLC及びシリカゲル薄層クロマトグラフィーによる分析を行った。その結果、実施例3の組成物1のセラミド純度は98%であり、この組成物1には脂肪酸が含有されていないことが分かった。
【0029】
実施例4のセラミドを主成分として含有する組成物1を、米ぬかから製造した。具体的には、米ぬか由来のガム油100gに1mol/1000cm3 の水酸化カリウムとエタノール溶液を加えて、リン脂質を分解した。
次に、酢酸を加えて中和し、Folch分配法の下層を取り出し、ロータリーエバポレータを用いて溶媒を留去し、セラミドを含有する組成物を得た。この組成物をアセチル化し、組成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより分離した。
上記組成物を脱アセチル化し、透析により塩を取り除き、さらに、シリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、米ぬか由来のガム油から実施例4の白色の組成物1000mgを得た。
そして、実施例1と同様に、HPLC及びシリカゲル薄層クロマトグラフィーによる分析を行った。その結果、実施例4の組成物1のセラミド純度は99%であり、脂肪酸が含有されていないことが分かった。
【0030】
米ぬか由来のガム油の代わりに、とうもろこし由来のガム油gを用いた以外は、実施例4の組成物1と同じ製造方法を用いて、本発明のとうもろこし由来の実施例5の組成物1を製造した。ガム油100gから白色の組成物1100mgが得られた。
そして、実施例1と同様に、HPLC及びシリカゲル薄層クロマトグラフィーによる分析を行った。その結果、実施例5の組成物1のセラミド純度は98%であり、この組成物1には脂肪酸が含有されていないことが分かった。
【0031】
実験動物としてC57BL/6Jマウス(オス6週齢)を使用し、AIN−93G組成飼料で1週間の予備飼育した後、実施例のマウスには、飼料として、AIN−93G組成飼料に上記米ぬか由来の実施例1の組成物1を0.5%添加した飼料及びイオン交換水を自由摂取させた(以下、R群と呼ぶ)。
また、別のマウスには、飼料として、上記実施例2のこんにゃく由来の組成物1を0.5%添加した飼料及びイオン交換水を自由摂取させた(以下、K群と呼ぶ)。
比較例のマウス(以下、D群と呼ぶ)には、AIN−93G組成飼料とイオン交換水を自由摂取させた。予備飼育の後、上記飼料を2週間投与後、屠殺して肝臓を摘出した。
ここで、実施例1及び2の飼料のセラミド濃度を同じにするために、実施例2の飼料には、適量のβサイクロデキストリンを添加した。また、比較例の飼料にも、βサイクロデキストリンを添加した。
【0032】
次に、本発明の体内脂肪の分解促進作用を有する組成物の体内脂肪の分解促進作用を、遺伝子により測定した結果について説明する。
2週間の実験飼料投与後、各群のマウスから肝臓を摘出してトリゾール試薬(インビトロ社製、商品名TRIZOL)で全RNAを抽出し、その後ターゲットcRNAを調整し、遺伝子発現用プレアレイスライド(Mouse Bioarray社、商品名:CodeLink及びUniset)にハイブリダイゼーションを行った。この際、蛍光標識となる蛍光体として、Straptavidin−Cy5を用い、その蛍光強度をマイクロアレイスキャンナー(Axon Instruments社製、モデルGene Pix 4000B Microarray Scanner)で検出し、RNAによる発現遺伝子の定量を行なった。
【0033】
実施例1のR群及び実施例2のK群のmRNA発現パターンを、比較例のD群を基準にして、その発現パターンを調べた。
図2は、実施例及び比較例のマウスの各群の肝臓細胞のマイクロアレイスキャンナーによるmRNA発現パターンを示す図であり、それぞれ、(a)は実施例1のR群、(b)は実施例2のK群、(c)は比較例のD群の場合を示している。図2から明らかなように、A及びEの発現遺伝子部位のデータから、R群及びK群の遺伝子発現は、D群のそれよりも多いことが分かる。Bの発現遺伝子部位のデータから、R群の遺伝子発現は、D群のそれよりも多いが、K群では発現しないことが分かる。C及びGの発現遺伝子部位のデータから、R及びK群の遺伝子発現は、D群のそれよりも少ないことが分かる。上下に示すDの発現遺伝子部位のデータから、R群及びK群の遺伝子発現はD群のそれよりも多くなったり、低下したりしていることが分かる。Fの発現遺伝子部位のデータから、R群の遺伝子発現はD群のそれよりも著しく少なく、K群の遺伝子発現はC群のそれよりも多いことが分かる。
【0034】
図3は、図2の蛍光強度から計算される実施例及び比較例のmRNA発現量の相対比を示す表である。なお、実施例1のR群及び実施例2のK群の値は、D群を1としたときの、mRNA発現量である。図から明らかなように、実施例1の組成物1によるR群及び実施例2の組成物1によるK群の甲状腺ホルモン受容体β5のmRNA(メッセンジャーRNA)発現量が、それぞれ、1.2178、1.1156であり、比較例のD群よりも増加し、そして、実施例1のR群のほうが実施例2のK群よりも大きいことが分かった。
これにより、実施例の組成物1によるR群及びK群の主成分であるセラミド2が、標的細胞4の甲状腺ホルモン受容体β5の遺伝子発現を促進し、標的細胞4内の解糖系7の代謝を活性化させ、代謝促進を促すことが明らかとなった。
【0035】
標的細胞4内の糖代謝関連酵素のうち、実施例のK、R群において、ヘキソキナーゼ、ホスホフルクトキナーゼのmRNA発現量はD群に比べて増加している。一方、実施例のK、R群において、糖代謝関連酵素であるフルクトースビスホスファターゼのmRNA発現量は、D群に比べて減少している。
このため、解糖系7が亢進している可能性が考えられるが、TCAサイクル10の律速酵素のmRNA発現量は、K及びR群がD群とは顕著な差を示さないので、解糖系7で産生されたアセチルCoA8の代謝経路はTCAサイクル10以外にあると推定した。
【0036】
上記アセチルCoA8は脂肪酸の合成に必要な成分である。そこで、脂肪酸合成の経路を解析した結果、脂肪酸合成に関与する酵素のmRNA量には、実施例1,2及び比較例において大きな変動はなかった。
【0037】
次に、細胞内のβ酸化13についての解析を行った。
細胞内のミトコンドリア9内に脂肪酸が取り込まれるためには、アセチルCoA8に、カルニチン14が結合する必要がある。カルニチンアセチルトランスフェラーゼ15は、このカルニチン14の受け渡しに関与している酵素である。
図3から明らかなように、β酸化13の代謝関連酵素であるカルニチンアセチルトランスフェラーゼ15のmRNA発現量は、実施例のR群、K群において、それぞれ、1.4629、1.3806であり、比較例のD群よりも増加し、R群のほうがK群よりも大きいことが分かった。
【0038】
実施例3〜5の組成物1の場合にも、上記実施例1及び2と同様の遺伝子測定の結果が得られた。
【0039】
これにより、実施例の組成物1によるR群及びK群の主成分であるセラミド2が、標的細胞4内のβ酸化13の代謝関連酵素であるカルニチンアセチルトランスフェラーゼ15の遺伝子発現を促進し、脂肪酸のβ酸化13を亢進し、エネルギー産生を促進することが明らかとなった。
【0040】
上記実施例から分かるように、実施例の組成物1の主要成分であるセラミド2を摂取させることで、標的細胞4の甲状腺ホルモン受容体β5の遺伝子発現を促進させ、細胞内の解糖系7及びβ酸化13を促進し、脂肪や糖のエネルギー産生が亢進することが見出された。
【0041】
本発明は、上記実施例に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれることはいうまでもない。例えば、本発明のセラミド2の抽出方法などは、上記実施例に限らないことはいうまでもない。
Claims (6)
- 一般式(2)又は(3)の化学式で表わされ、植物、真菌、酵母、茸、動物、昆虫の何れかを由来とするセラミドを主成分とし、
上記セラミドが55重量%以上含有され、
上記セラミドを主成分として含有する組成物が、標的細胞の甲状腺ホルモン受容体βの遺伝子発現量を増加させることによって脂肪分解を促進し、かつ、β酸化の脂質代謝関連酵素であるカルニチンアセチルトランスフェラーゼの遺伝子発現量を増加させることによって体内の脂肪及び糖のエネルギー産生を促進させることを特徴とする、体内脂肪の分解促進作用を有する組成物。
- 前記植物由来のセラミドが、米ぬかからの抽出物であることを特徴とする、請求の範囲1に記載の体内脂肪の分解促進作用を有する組成物。
- 前記植物由来のセラミドが、こんにゃく、小麦、とうもろこしの何れかによる抽出物であることを特徴とする、請求の範囲1に記載の体内脂肪の分解促進作用を有する組成物。
- 請求項1〜3の何れかに記載の組成物と、カルニチンとを含有していることを特徴とする、食品または食品配合剤。
- 一般式(2)又は(3)の化学式で表わされるセラミドを主成分として含有し、体内の脂肪及び糖のエネルギー産生を促進させ、体内脂肪の分解促進作用を有する組成物と、カルニチンと、を含有していることを特徴とする、食品または食品配合剤。
- 一般式(2)又は(3)の化学式で表わされるセラミドを主成分として含有し、上記セラミドが、植物、真菌、酵母、茸、動物、昆虫の何れかの原料による抽出工程によって製造され、
上記抽出工程が、上記原料を有機溶媒で抽出処理し、該抽出液から不要固形分を除去した残留溶液からの析出結晶化工程を含み、
上記セラミドが55重量%以上含有され、
上記セラミドを主成分として含有する組成物が、標的細胞の甲状腺ホルモン受容体βの遺伝子発現量を増加させることによって脂肪分解を促進し、かつ、β酸化の脂質代謝関連酵素であるカルニチンアセチルトランスフェラーゼの遺伝子発現量を増加させることによって体内の脂肪及び糖のエネルギー産生を促進させることを特徴とする、体内脂肪の分解促進作用を有する組成物。
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