JP4752939B2 - 記録媒体搬送機構、及びこれを備えた定着装置並びに画像形成装置 - Google Patents

記録媒体搬送機構、及びこれを備えた定着装置並びに画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、記録媒体搬送機構、及びこれを備えた定着装置並びに画像形成装置に関する。
未定着のトナー像が転写された記録用紙を加熱ロールと加圧ロールとで狭持搬送し、その未定着のトナー像を記録用紙に定着させる定着装置を備えた画像形成装置において、トナー像が定着された後の記録用紙のカールは、ピンチロールによって矯正される。そして、記録用紙の厚さが異なる場合には、ユーザーが操作してピンチロールの位置を調整している(例えば、特許文献1又は特許文献2参照)。
特開平6−87558号公報 特開2004−177880号公報
本発明は、記録媒体が所定の厚さよりも厚い場合でも、厚さに応じた付勢力を自動的に与えることで記録媒体を付勢し、カールを低減できる記録媒体搬送機構、及びこれを備えた定着装置並びに画像形成装置を得ることを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明に係る請求項1に記載の記録媒体搬送機構は、記録媒体の搬送路中に設けられ、駆動ロールと該駆動ロールに対向して配置された対向ロールとで前記記録媒体を搬送させる搬送手段と、前記対向ロールを前記駆動ロールに向かって付勢する付勢手段と、前記駆動ロールと前記対向ロールとの対向部分で所定の厚さよりも薄い記録媒体を搬送させる際には、前記付勢手段の付勢力に抗して前記対向ロールが前記駆動ロールから離れる方向への移動を許容し、前記駆動ロールと前記対向ロールとの対向部分で前記所定の厚さよりも厚い記録媒体を搬送させる際には、前記対向ロールが前記駆動ロールから離れる方向への移動を前記薄い記録媒体を搬送させる際の許容量よりも制限する制限手段と、を有し、前記制限手段が、前記駆動ロールの軸方向に複数設けられ、該軸方向の所定の部位とそれ以外の部位とで、前記付勢手段の付勢力に抗する前記対向ロールの移動の許容量が異なるように設定されていることを特徴としている。
また、請求項2に記載の記録媒体搬送機構は、請求項1に記載の記録媒体搬送機構において、前記制限手段が、前記付勢手段が前記対向ロールに付勢力を作用させる作用点に対する支点の位置及び高さの少なくとも一方を変化させることで、前記許容量を制限することを特徴としている。
また、請求項3に記載の記録媒体搬送機構は、請求項2に記載の記録媒体搬送機構において、前記付勢手段が線バネとされ、前記支点が、前記線バネの一部を押さえる押さえ部材で構成されていることを特徴としている。
また、請求項4に記載の記録媒体搬送機構は、請求項1に記載の記録媒体搬送機構において、前記制限手段が、前記対向ロールの回転軸に接触可能に張り出した張出部材で構成され、前記対向ロールが前記付勢手段の付勢力に抗して前記駆動ロールから離れる方向へ移動した際に、前記張出部材に前記回転軸が干渉することで、前記許容量を制限することを特徴としている。
また、請求項5に記載の記録媒体搬送機構は、請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の記録媒体搬送機構において、前記駆動ロールが、回転軸と該回転軸に設けられたロール部とを備え、前記対向ロールが、前記ロール部と接触する小径部と、前記小径部と同軸状であって前記ロール部と接触しない大径部と、を有することを特徴としている。
また請求項6に記載の記録媒体搬送機構は、請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の記録媒体搬送機構において、前記制限手段が、前記駆動ロールの軸方向中央側のみに設けられていることを特徴としている。
また、請求項7に記載の記録媒体搬送機構は、請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の記録媒体搬送機構において、前記制限手段が、前記駆動ロールの軸方向両端側のみに設けられていることを特徴としている。
また、本発明に係る請求項8に記載の定着装置は、未定着画像が転写された記録媒体を狭持搬送し、該未定着画像を前記記録媒体に定着させる定着手段と、前記定着手段の前記記録媒体の搬送方向下流側に設けられ、駆動ロールと該駆動ロールに対向して配置された対向ロールとで前記記録媒体を搬送させる搬送手段と、前記対向ロールを前記駆動ロールに向かって付勢する付勢手段と、前記駆動ロールと前記対向ロールとの対向部分で所定の厚さよりも薄い記録媒体を搬送させる際には、前記付勢手段の付勢力に抗して前記対向ロールが前記駆動ロールから離れる方向への移動を許容し、前記駆動ロールと前記対向ロールとの対向部分で前記所定の厚さよりも厚い記録媒体を搬送させる際には、前記対向ロールが前記駆動ロールから離れる方向への移動を前記薄い記録媒体を搬送させる際の許容量よりも制限する制限手段と、を備え、前記制限手段が、前記駆動ロールの軸方向に複数設けられ、該軸方向の所定の部位とそれ以外の部位とで、前記付勢手段の付勢力に抗する前記対向ロールの移動の許容量が異なるように設定されていることを特徴としている。
また、請求項に記載の定着装置は、請求項に記載の定着装置において、前記制限手段が、前記付勢手段が前記対向ロールに付勢力を作用させる作用点に対する支点の位置及び高さの少なくとも一方を変化させることで、前記許容量を制限することを特徴としている。
また、請求項10に記載の定着装置は、請求項に記載の定着装置において、前記付勢手段が線バネとされ、前記支点が、前記線バネの一部を押さえる押さえ部材で構成されていることを特徴としている。
また、請求項1に記載の定着装置は、請求項に記載の定着装置において、前記制限手段が、前記対向ロールの回転軸に接触可能に張り出した張出部材で構成され、前記対向ロールが前記付勢手段の付勢力に抗して前記駆動ロールから離れる方向へ移動した際に、前記張出部材に前記回転軸が干渉することで、前記許容量を制限することを特徴としている。
また、請求項1に記載の定着装置は、請求項〜請求項1の何れか1項に記載の定着装置において、前記駆動ロールが、回転軸と該回転軸に設けられたロール部とを備え、前記対向ロールが、前記ロール部と接触する小径部と、前記小径部と同軸状であって前記ロール部と接触しない大径部と、を有することを特徴としている。
また、請求項1に記載の定着装置は、請求項8〜請求項12の何れか1項に記載の定着装置において、前記制限手段が、前記駆動ロールの軸方向中央側のみに設けられていることを特徴としている。
また、請求項1に記載の定着装置は、請求項8〜請求項12の何れか1項に記載の定着装置において、前記制限手段が、前記駆動ロールの軸方向両端側のみに設けられていることを特徴としている。
また、本発明に係る請求項1に記載の画像形成装置は、記録媒体が収容される収容部と、前記収容部から送り出された前記記録媒体に未定着画像を転写する転写手段と、前記転写手段によって転写された未定着画像を定着させる請求項〜請求項1の何れか1項に記載の定着装置と、前記定着装置によって画像が定着された前記記録媒体が排出される排出部と、を備えたことを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、記録媒体が所定の厚さよりも厚い場合でも、厚さに応じた付勢力を自動的に与えることで記録媒体を付勢し、カールを低減させることができるとともに、記録媒体の幅方向における適宜箇所のカールを低減させることができる
請求項2に記載の発明によれば、対向ロールに掛かる付勢力を記録媒体の厚さに応じて変化させることができる。
請求項3に記載の発明によれば、簡易な構成で対向ロールに掛かる付勢力を記録媒体の厚さに応じて変化させることができる。
請求項4に記載の発明によれば、簡易な構成で対向ロールに掛かる付勢力を記録媒体の厚さに応じて変化させることができる。
請求項5に記載の発明によれば、簡易な構成で厚さに応じたより強い付勢力を自動的に与えることで記録媒体を付勢し、カールを低減させることができる。
請求項6に記載の発明によれば、記録媒体の幅方向中央部におけるカールを低減させることができる。
請求項7に記載の発明によれば、記録媒体の幅方向両端部におけるカールを低減させることができる。
請求項に記載の発明によれば、記録媒体が所定の厚さよりも厚い場合でも、厚さに応じた付勢力を自動的に与えることで記録媒体を付勢し、カールを低減させることができるとともに、記録媒体の幅方向における適宜箇所のカールを低減させることができる。
請求項に記載の発明によれば対向ロールに掛かる付勢力を記録媒体の厚さに応じて変化させることができる。
請求項10に記載の発明によれば、簡易な構成で対向ロールに掛かる付勢力を記録媒体の厚さに応じて変化させることができる。
請求項1に記載の発明によれば、簡易な構成で対向ロールに掛かる付勢力を記録媒体の厚さに応じて変化させることができる
請求項1に記載の発明によれば、簡易な構成で厚さに応じたより強い付勢力を自動的に与えることで記録媒体を付勢し、カールを低減させることができる。
請求項1に記載の発明によれば、記録媒体の幅方向中央部におけるカールを低減させることができる。
請求項1に記載の発明によれば、記録媒体の幅方向両端部におけるカールを低減させることができる。
請求項1に記載の発明によれば、記録媒体が所定の厚さよりも厚い場合でも、厚さに応じた付勢力を自動的に与えることで記録媒体を付勢し、カールを低減させることができる。
本実施形態に係る画像形成装置の概略側面図 第1実施例に係る対向ロールを示す概略斜視図 第1実施例に係る対向ロールを拡大して示す概略斜視図 第1実施例に係る対向ロールを拡大して示す概略平面図 普通紙が搬送されるときの第1実施例に係る対向ロールを拡大して示す概略側面図 厚紙が搬送されるときの第1実施例に係る対向ロールを拡大して示す概略側面図 (A)第1実施例に係る対向ロールで搬送される記録媒体の形状を示す概略正面図、(B)比較例に係る対向ロールで搬送される記録媒体の形状を示す概略正面図 第1実施例に係る対向ロールを拡大して示す概略斜視図 普通紙が搬送されるときの第1実施例に係る対向ロールを拡大して示す概略側面図 厚紙が搬送されるときの第1実施例に係る対向ロールを拡大して示す概略側面図 第1実施例の変形例に係る対向ロールを拡大して示す概略平面図 普通紙が搬送されるときの第1実施例の変形例に係る対向ロールを拡大して示す概略側面図 記録媒体の幅方向中央部のカールを低減するように設けられた第1実施例に係る対向ロールを示す概略平面図 記録媒体の幅方向両端部のカールを低減するように設けられた第1実施例に係る対向ロールを示す概略平面図 第2実施例に係る対向ロールを拡大して示す概略斜視図 (A)普通紙が搬送されるときの第3実施例に係る対向ロールを示す概略側面図、(B)厚紙が搬送されるときの第3実施例に係る対向ロールを示す概略側面図
以下、本発明の実施の形態について、図面に示す実施例を基に説明する。図1で示すように、画像形成装置10は、画像形成装置本体12を有し、画像形成装置本体12の下部には、記録用紙(記録媒体の一例)Pが収容される給紙部(収容部の一例)14が配置されている。そして、画像形成装置本体12の上部には、トナー像(画像)が定着された記録用紙Pが排出される排紙部(排出部の一例)18が形成されている。
給紙部14は、多数の記録用紙Pが積層収容される用紙カセット16を有しており、用紙カセット16の一端側(図1で右側)の上部には、フィードロール22が配置されている。そして、このフィードロール22に対向してリタードロール24が設けられている。
したがって、用紙カセット16の最上位にある記録用紙Pは、フィードロール22によって取り出され、フィードロール22とリタードロール24との協動により捌かれて搬送路20へ送出される。そして、搬送路20へ送出された記録用紙Pは、感光体30よりも用紙搬送方向上流側に配設されたレジストロール26により一旦停止し、順次感光体30側へ搬送されるようになっている。
転写手段を構成する感光体30は回転自在に支持されており、感光体30の周囲には、感光体30を一様に帯電させる帯電ロール32と、感光体30に書き込まれた潜像をトナー(現像剤)で現像する現像装置34と、転写後に感光体30の表面に残留するトナーを除去するクリーニング装置36と、が設けられている。
そして、帯電ロール32と現像装置34の間には、光書込装置38が配設されており、感光体30の表面に対して光を照射することで、感光体30の表面に潜像を形成するようになっている。なお、感光体30には、搬送路20を挟んで、転写手段を構成するバックアップロール28が対向配置されている。
また、感光体30及びバックアップロール28よりも用紙搬送方向下流側には、定着装置40が設けられている。この定着装置40には、加熱ロール(定着手段の一例)42と加圧ロール(定着手段の一例)44とが対向配置されており、未定着のトナー像が転写された記録用紙Pを、その加熱ロール42と加圧ロール44とで狭持搬送するようになっている。つまり、これにより、未定着のトナー像が記録用紙Pに定着されるようになっている。
そして、この定着装置40の加熱ロール42及び加圧ロール44の用紙搬送方向下流側には、排出ロール(駆動ロールの一例であり、搬送手段の一例)46とピンチロール(対向ロールの一例であり、搬送手段の一例)48とが対向配置されている。したがって、トナー像が定着された記録用紙Pは、この排出ロール46とピンチロール48とで狭持搬送されることにより、加熱ロール42側への(印刷面側への)カールが矯正(低減)されつつ、排紙部18上へ排出される。
なお、この定着装置40では、加熱ロール42及び排出ロール46が下方側に配置され、加圧ロール44及びピンチロール48が上方側に配置されている。また、加熱ロール42及び加圧ロール44と、排出ロール46及びピンチロール48との間における搬送路20には、記録用紙Pを両面印刷するときに、その記録用紙Pを反転部50へ案内する反転ゲート52が設けられている。
以上のような構成の画像形成装置10において、次にピンチロール48の構成について詳細に説明する。まず、第1実施例について説明する。図2〜図4で示すように、ピンチロール48は、定着装置40の天部を構成するカバー体54の用紙搬送方向下流側に、回転自在に(フリー回転可能に)設けられている。
すなわち、カバー体54の用紙搬送方向下流側には、後述する複数組(例えば4組)のピンチロール48を排出ロール46側へ露出させるための複数個(例えば4個)の開口部54Aが、用紙幅方向(排出ロール46の軸方向)に予め定められた間隔で穿設されており、カバー体54の上面には、複数の補強リブ56が用紙幅方向に予め定められた間隔で並設されている。
そして、一部の補強リブ56の用紙搬送方向下流側には、側面視略「U」字状の切欠部56Aが形成されており、排出ロール46に接触(圧接)させる前の各ピンチロール48における回転軸58を仮支持するようになっている。なお、カバー体54の各開口部54Aにおける用紙幅方向側周縁部の一部には、平面視矩形状の凹部54Bが形成されており、回転軸58の端部を許容するようになっている。
ピンチロール48は、図13、図14でも示すように、1枚の大径円板(大径部の一例)60と複数枚(例えば6枚)の小径円板(小径部の一例)62とで構成されており、用紙幅方向(排出ロール46の軸方向)に複数組(例えば4組)、予め定められた間隔で設けられている。
図7(A)で示すように、大径円板60と、小径円板62のうちの大径円板60から最も離れた端部の小径円板62Aは、排出ロール46の回転軸に設けられたロール部と接触せずに、搬送される記録用紙Pに接触するようになっている。そして、小径円板62のうちの大径円板60から最も離れた端部の小径円板62Aを除いた5枚の小径円板62Bは、排出ロール46のロール部と接触して記録用紙Pを搬送するようになっている。
これにより、排出ロール46のロール部に接触しない大径円板60と端部の小径円板62Aが、搬送される記録用紙Pを波打ち形状に歪ませて(記録用紙Pの排出方向と交わる方向に波打ち形状に歪ませて)、排出される記録用紙Pにこしを与えるようになっている。これは、記録用紙Pの排出方向先端が、排紙部18に引っ掛かって、収容不良を起こすことを防ぐためである。
なお、図示の各ピンチロール48は、左右対称に2組ずつ設けられており、左右それぞれのピンチロール48において、大径円板60が互いに隣接するように配設されている。そして、各大径円板60は、円錐台形状に形成されており、互いに対向する面側が大径側となるように配設されている。これにより、記録用紙Pに大きな波打ち形状が形成されるようになっている。
また、図3、図4で示すように、各ピンチロール48は、その周面が排出ロール46の周面に接触させられたとき(対向配置されたとき)に、それぞれの回転軸58が切欠部56Aから外れないように、線バネ(線材の撓みを利用した針金状の加圧部材であり、付勢手段の一例)64によって押さえられるようになっている。
すなわち、この線バネ64は、平面視略「コ」字状に形成されており、その用紙搬送方向下流側を向く二股状の先端部64Aが、大径円板60と小径円板62との間における回転軸58と、最外側の小径円板62の更に外側における回転軸58にそれぞれ穿設されている係止孔58Aに嵌挿されて固定されている。
なお、この先端部64Aを回転軸58に固定する手段は、図示の手段に限定されず、任意の手段が採用可能である。また、大径円板60と小径円板62とで構成されたピンチロール48を一体形成させた場合には、先端部64Aを回転軸58に固定するのではなく、図8〜図10で示すように、先端部64Aを回転軸58の上方に載せて、線バネ64の弾性力を利用して回転軸58を押さえるようにしてもよい。
また、線バネ64の用紙搬送方向上流側である基部64Cは、カバー体54に側面視略逆「L」字状に突設された複数個(例えば2個)の係止爪72に係止されており、線バネ64の基部64Cから各先端部64Aに架けて延在する一対の脚部(一部の一例)64Bも、側面視略逆「L」字状に互いに対向するように突設された一対の第1押さえ部材(制限手段の一例)66によって押さえられている。
これにより、各ピンチロール48の周面が排出ロール46の周面に接したときに、各ピンチロール48の回転軸58が切欠部56Aから外れないように、線バネ64によって押さえられる構成である。つまり、これにより、ピンチロール48が線バネ64の付勢力(弾性力)によって排出ロール46側へ付勢され、予め定められた圧力で、その排出ロール46の周面に圧接する構成である。
また、このカバー体54には、一対の第1押さえ部材66よりも用紙搬送方向下流側(ピンチロール48側)に、その第1押さえ部材66よりも高さが高い側面視略逆「L」字状の一対の第2押さえ部材(制限手段の一例)68が、互いに対向するように突設されている。この第2押さえ部材68は、図6、図10で示すように、記録用紙Pの厚さが厚くなった場合(厚紙等の場合)に、線バネ64の脚部64Bの別の箇所を押さえ、その付勢力を作用させる作用点(ピンチロール48)に対する支点の位置や高さを変化させるようになっている。
すなわち、第1押さえ部材66で線バネ64の脚部64Bを押さえているときには、その第1押さえ部材66が支点となって、ピンチロール48を排出ロール46側へ付勢する。つまり、図5、図9で示すように、ピンチロール48と排出ロール46とで普通紙等の記録用紙Pを狭持搬送する際には、その記録用紙Pによってピンチロール48が排出ロール46から離れるが、このときの脚部64B(先端部64A)は、第1押さえ部材66を支点として上方へ撓み、これによって、ピンチロール48に下向き(排出ロール46側へ)の付勢力を発生させている。
一方、図6、図10で示すように、ピンチロール48と排出ロール46とで厚紙等の記録用紙Pを狭持搬送する際には、その記録用紙Pによってピンチロール48が排出ロール46から(普通紙のときよりも大きく)離れるが、このときの脚部64B(先端部64A)は、第2押さえ部材68を支点として上方へ撓み、これによって、ピンチロール48に(普通紙のときよりも大きい)下向き(排出ロール46側へ)の付勢力を発生させている。つまり、これにより、記録用紙Pの厚さが変更されても、自動的にその記録用紙Pの厚さに応じた荷重が、ピンチロール48に掛かる構成になっている。
以上のような構成の画像形成装置10及びピンチロール48において、次にその作用について説明する。まず、用紙カセット16の最上位にある記録用紙Pが、フィードロール22によって取り出され、フィードロール22とリタードロール24との協動により捌かれて搬送路20へ送出される。そして、搬送路20へ送出された記録用紙Pは、レジストロール26により、順次感光体30側へ搬送される。
一方、感光体30の表面(周面)は、帯電ロール32によって既に一様に帯電されている。そして、光書込装置38から光が照射されて、感光体30の表面が走査され、画像データに基づいた潜像がその表面に形成される。その後、現像装置34によって潜像がトナーで現像され、感光体30の表面にトナー像(可視像)が形成される。
このトナー像は、感光体30とバックアップロール28とで記録用紙Pが狭持搬送される際に、その記録用紙Pの表面に転写され、未定着のトナー像が転写された記録用紙Pは、定着装置40へ搬送される。なお、記録用紙Pへトナー像を転写した後、感光体30の表面は、クリーニング装置36によってクリーニング処理され、次の作像処理に備える。
定着装置40へ供給された記録用紙Pは、転写された未定着のトナー像が加熱ロール42及び加圧ロール44に狭持搬送されることで定着される。そして、トナー像が定着された記録用紙Pは、排出ロール46及びピンチロール48によって狭持搬送され、排紙部18上へ排出される。
ここで、記録用紙Pが普通紙の場合は、図5、図9で示すように、線バネ64の脚部64Bが、第1押さえ部材66で上方から押さえられることにより、ピンチロール48の排出ロール46側から離れる許容量が制限され、第1押さえ部材66を支点として上方へ撓むことにより、ピンチロール48に排出ロール46側へ向かう付勢力を付与する。
一方、記録用紙Pが厚紙の場合は、図6、図10で示すように、線バネ64の脚部64Bは、第2押さえ部材68で上方から押さえられることにより、ピンチロール48の排出ロール46側から離れる許容量が制限され、第2押さえ部材68を支点として上方へ撓むことにより、ピンチロール48に排出ロール46側へ向かう付勢力を付与する。したがって、記録用紙Pが普通紙のときと厚紙のときとでは、ピンチロール48に掛かる荷重(付勢力)が変化する。
つまり、ピンチロール48(作用点)と第2押さえ部材68(支点)との距離は、ピンチロール48(作用点)と第1押さえ部材66(支点)との距離よりも短いため、記録用紙Pが厚紙のときの方が、普通紙のときよりもピンチロール48に掛かる荷重は大きい。よって、記録用紙Pが普通紙のときはもちろん、厚紙のときであっても、その記録用紙Pのカールが矯正される。
すなわち、定着装置40を通過した記録用紙Pは、加熱ロール42側のカールが付くので、図7(B)で示すように、記録用紙Pに波打ち形状を付けることを行わない場合には、排紙部18側にカールが向いたまま排出される(図1に仮想線で示す)。記録用紙Pに充分な波打ち形状を付けられれば、排紙部18側に向いたカールが緩和される。
ここで、記録用紙Pが普通紙の場合には、記録用紙Pが厚紙の場合と比べて、用紙のこしが弱いので、第1押さえ部材66しか設けられていない場合でも、線バネ64の弾性力(付勢力)で記録用紙Pに波打ち形状を付けることができる。
しかし、記録用紙Pが厚紙の場合には、用紙のこしが強いので、用紙のこしに線バネ64が負けてしまうと、記録用紙Pに充分な波打ち形状を付けることができず、記録用紙Pの排出方向先端が、排紙部18に引っ掛かって、収容不良を起こすような方向に排出される。
記録用紙Pが厚紙の場合に、用紙のこしに線バネ64が負けないようにするためには、強い又は太い線バネを用いることが考えられる。しかしながら、これでは、普通紙に対して、過剰な力で排出ロール46とピンチロール48とがニップすることになる。
本実施形態では、第1押さえ部材66に加えて第2押さえ部材68が設けられているため、記録用紙Pが厚紙の場合でも、記録用紙Pに充分な波打ち形状を付けることができる。よって、記録用紙Pの排出方向先端が、排紙部18に引っ掛かって、収容不良を起こすような方向に排出させないようにできる。
つまり、記録用紙Pが厚い場合には、強い付勢力が自動的に与えられるので、記録用紙Pをしっかりと押さえることができ、結果としてカールを低減することができる。このように、本実施形態では、ユーザーが操作しなくても、記録用紙Pの厚さに応じて(記録用紙Pの種類に合わせて)、ピンチロール48に掛かる荷重が自動的に調整されるため、記録用紙Pの厚さ(種類)によらず、その記録用紙Pのカールが低減される。
また、このように、第1押さえ部材66に加えて第2押さえ部材68が設けられる構成であると、線バネ64を必要以上に強い又は太い線バネにしなくても済み、かつ第2押さえ部材68を設けずに、強い又は太い線バネを用いる場合と比べて、普通紙に対して、過剰な力で排出ロール46とピンチロール48とがニップすることにもならない。
また、図11で示すように、第2押さえ部材68の用紙搬送方向における位置は、搬送する記録用紙Pの厚さ(種類)に応じて、適宜設計変更して構わない。更に、図12で示すように、第2押さえ部材68の高さも、搬送する記録用紙Pの厚さ(種類)に応じて、適宜設計変更して構わない。このように、第2押さえ部材68の位置及び高さの少なくとも一方を変化させることにより、ピンチロール48に掛かる荷重を適宜変化させられる。
また、記録用紙Pのカールを集中的に低減させる(矯正する)部位を、用紙幅方向において適宜選択するようにしてもよい。すなわち、用紙幅方向(排出ロール46の軸方向)に設けられた複数組のピンチロール48において、所望とする部位(位置)のピンチロール48だけ、排出ロール46側から離れる許容量が可変となるように構成し、記録用紙Pの所望とする部位(位置)におけるカールが集中的に低減されるようにしてもよい。
例えば図13で示すように、第2押さえ部材68が突設されて、記録用紙Pの厚さ(種類)に応じて付勢力が変更されるピンチロール48を、用紙幅方向(排出ロール46の軸方向)中央側のみに設けて、記録用紙Pの幅方向中央部のカールが集中的に低減(矯正)されるようにしたり、例えば図14で示すように、用紙幅方向(排出ロール46の軸方向)両端側のみに設けて、記録用紙Pの幅方向両端部のカールが集中的に低減(矯正)されるようにしてもよい。
次に、第2実施例について説明する。なお、上記第1実施例と同等の部位には、同じ符号を付して詳細な説明(作用も含む)は省略する。図15で示すように、この第2実施例では、制限手段の一例としての第2押さえ部材68が、ピンチロール48の回転軸58に接触可能に張り出す略矩形状の張出部材70とされている点のみが、上記第1実施例と異なっている。
すなわち、この張出部材70は、補強リブ56に形成された切欠部56Aの上方へ張り出すように、その補強リブ56の一部が用紙搬送方向上流側へ延設されて構成されており、厚紙等の記録用紙Pが搬送されたときには、その張出部材70に回転軸58が干渉することで、ピンチロール48の排出ロール46側から離れる許容量が制限されるようになっている。
最後に、第3実施例について説明する。なお、上記第1実施例と同等の部位には、同じ符号を付して詳細な説明(作用も含む)は省略する。図16で示すように、この第3実施例では、上記第1実施例とは逆に、排出ロール46が上方側に配設され、ピンチロール48が下方側に配設されている。
そして、そのピンチロール48は、線バネ(付勢手段の一例)74によって、排出ロール46側へ付勢されている。すなわち、線バネ74のコイル部74Aは、定着装置40の筐体80に突設された支軸78に嵌合され、その一端部74Bが、筐体80の適宜箇所に係止されることで、その他端部74Cが、図示の矢印A方向へ付勢されるようになっている。
また、その線バネ74の他端部74Cは、ピンチロール48の回転軸58に取り付けられており、線バネ74のコイル部74Aと他端部74Cとの間には、少なくとも1重に巻かれた巻回部74Dが形成されている。そして、筐体80に突設された円柱状の係止突起(制限手段の一例)76が、その巻回部74D内に挿入されている。
したがって、この第3実施例においては、まず、記録用紙Pが普通紙の場合には、図16(A)で示すように、線バネ74の付勢力により、ピンチロール48が排出ロール46側へ付勢され、その排出ロール46とピンチロール48とで記録用紙Pを狭持搬送することにより、その記録用紙Pのカールが低減(矯正)される。なお、このときの線バネ74の付勢力を作用させる作用点(ピンチロール48)に対する支点は、支軸78である。
一方、記録用紙Pが厚紙の場合には、図16(B)で示すように、その記録用紙Pを排出ロール46とピンチロール48とで狭持搬送したときに、線バネ74の巻回部74Dが係止突起76に干渉するので、ピンチロール48の排出ロール46側から離れる許容量が、その係止突起76によって制限される。つまり、このときの線バネ74の付勢力を作用させる作用点(ピンチロール48)に対する支点は、係止突起76となる。
したがって、記録用紙Pが厚紙の場合には、普通紙の場合よりも、付勢力を作用させるための線バネ74の支点がピンチロール48側に移動し、その付勢力が増加する。よって、記録用紙Pが厚紙の場合でも、その記録用紙Pのカールが低減(矯正)される。なお、線バネ74が確実に係止突起76に干渉する構成になっていれば、巻回部74Dは形成されていなくてもよい。
以上、本実施形態に係る記録媒体搬送機構について説明したが、本実施形態に係る記録媒体搬送機構は、図示の実施例に限定されるものではない。例えば、線バネ64の基部64Cを固定するのは係止爪72に限定されるものではなく、任意の手段で固定してよい。また、ピンチロール48も、適宜に構成してよく、図示の大径円板60及び小径円板62の形状や数量等に限定されるものではない。
また、本実施形態に係る記録媒体搬送機構は、画像形成装置10の何れに設けてもよいが、定着装置40の下流側、即ち定着装置40から排出ロール46及びピンチロール48が設けられた箇所や反転部50、更には、不図示の後処理装置や、後処理装置に記録用紙Pを送るための中継用の用紙搬送装置等に用いると、より効果的である。
10 画像形成装置
14 給紙部(収容部)
18 排紙部(排出部)
20 搬送路
28 バックアップロール(転写手段)
30 感光体(転写手段)
34 現像装置
40 定着装置
42 加熱ロール(定着手段)
44 加圧ロール(定着手段)
46 排出ロール(駆動ロール/搬送手段)
48 ピンチロール(対向ロール/搬送手段)
54 カバー体
56 補強リブ
58 回転軸
60 大径円板(大径部)
62 小径円板(小径部)
64 線バネ(付勢手段)
66 第1押さえ部材(制限手段)
68 第2押さえ部材(制限手段)
70 張出部材(制限手段)
72 係止爪
74 線バネ(付勢手段)
76 係止突起(制限手段)
78 支軸
80 筐体
P 記録用紙(記録媒体)

Claims (15)

  1. 記録媒体の搬送路中に設けられ、駆動ロールと該駆動ロールに対向して配置された対向ロールとで前記記録媒体を搬送させる搬送手段と、
    前記対向ロールを前記駆動ロールに向かって付勢する付勢手段と、
    前記駆動ロールと前記対向ロールとの対向部分で所定の厚さよりも薄い記録媒体を搬送させる際には、前記付勢手段の付勢力に抗して前記対向ロールが前記駆動ロールから離れる方向への移動を許容し、前記駆動ロールと前記対向ロールとの対向部分で前記所定の厚さよりも厚い記録媒体を搬送させる際には、前記対向ロールが前記駆動ロールから離れる方向への移動を前記薄い記録媒体を搬送させる際の許容量よりも制限する制限手段と、
    を有し、
    前記制限手段は、前記駆動ロールの軸方向に複数設けられ、該軸方向の所定の部位とそれ以外の部位とで、前記付勢手段の付勢力に抗する前記対向ロールの移動の許容量が異なるように設定されていることを特徴とする記録媒体搬送機構。
  2. 前記制限手段は、前記付勢手段が前記対向ロールに付勢力を作用させる作用点に対する支点の位置及び高さの少なくとも一方を変化させることで、前記許容量を制限することを特徴とする請求項1に記載の記録媒体搬送機構。
  3. 前記付勢手段が線バネとされ、前記支点が、前記線バネの一部を押さえる押さえ部材で構成されていることを特徴とする請求項2に記載の記録媒体搬送機構。
  4. 前記制限手段は、前記対向ロールの回転軸に接触可能に張り出した張出部材で構成され、前記対向ロールが前記付勢手段の付勢力に抗して前記駆動ロールから離れる方向へ移動した際に、前記張出部材に前記回転軸が干渉することで、前記許容量を制限することを特徴とする請求項1に記載の記録媒体搬送機構。
  5. 前記駆動ロールは、回転軸と該回転軸に設けられたロール部とを備え、
    前記対向ロールは、前記ロール部と接触する小径部と、前記小径部と同軸状であって前記ロール部と接触しない大径部と、を有することを特徴とする請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の記録媒体搬送機構。
  6. 前記制限手段は、前記駆動ロールの軸方向中央側のみに設けられていることを特徴とする請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の記録媒体搬送機構
  7. 前記制限手段は、前記駆動ロールの軸方向両端側のみに設けられていることを特徴とする請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の記録媒体搬送機構
  8. 未定着画像が転写された記録媒体を狭持搬送し、該未定着画像を前記記録媒体に定着させる定着手段と、
    前記定着手段の前記記録媒体の搬送方向下流側に設けられ、駆動ロールと該駆動ロールに対向して配置された対向ロールとで前記記録媒体を搬送させる搬送手段と、
    前記対向ロールを前記駆動ロールに向かって付勢する付勢手段と、
    前記駆動ロールと前記対向ロールとの対向部分で所定の厚さよりも薄い記録媒体を搬送させる際には、前記付勢手段の付勢力に抗して前記対向ロールが前記駆動ロールから離れる方向への移動を許容し、前記駆動ロールと前記対向ロールとの対向部分で前記所定の厚さよりも厚い記録媒体を搬送させる際には、前記対向ロールが前記駆動ロールから離れる方向への移動を前記薄い記録媒体を搬送させる際の許容量よりも制限する制限手段と、
    を備え、
    前記制限手段は、前記駆動ロールの軸方向に複数設けられ、該軸方向の所定の部位とそれ以外の部位とで、前記付勢手段の付勢力に抗する前記対向ロールの移動の許容量が異なるように設定されていることを特徴とする定着装置。
  9. 前記制限手段は、前記付勢手段が前記対向ロールに付勢力を作用させる作用点に対する支点の位置及び高さの少なくとも一方を変化させることで、前記許容量を制限することを特徴とする請求項に記載の定着装置。
  10. 前記付勢手段が線バネとされ、前記支点が、前記線バネの一部を押さえる押さえ部材で構成されていることを特徴とする請求項に記載の定着装置。
  11. 前記制限手段は、前記対向ロールの回転軸に接触可能に張り出した張出部材で構成され、前記対向ロールが前記付勢手段の付勢力に抗して前記駆動ロールから離れる方向へ移動した際に、前記張出部材に前記回転軸が干渉することで、前記許容量を制限することを特徴とする請求項に記載の定着装置。
  12. 前記駆動ロールは、回転軸と該回転軸に設けられたロール部とを備え、
    前記対向ロールは、前記ロール部と接触する小径部と、前記小径部と同軸状であって前記ロール部と接触しない大径部と、を有することを特徴とする請求項8〜請求項11の何れか1項に記載の定着装置。
  13. 前記制限手段は、前記駆動ロールの軸方向中央側のみに設けられていることを特徴とする請求項8〜請求項12の何れか1項に記載の定着装置。
  14. 前記制限手段は、前記駆動ロールの軸方向両端側のみに設けられていることを特徴とする請求項8〜請求項12の何れか1項に記載の定着装置
  15. 記録媒体が収容される収容部と、
    前記収容部から送り出された前記記録媒体に未定着画像を転写する転写手段と、
    前記転写手段によって転写された未定着画像を定着させる請求項8〜請求項14の何れか1項に記載の定着装置と、
    前記定着装置によって画像が定着された前記記録媒体が排出される排出部と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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