JP2004106957A - シート搬送機構及びそのシート搬送機構を備えた画像形成装置 - Google Patents

シート搬送機構及びそのシート搬送機構を備えた画像形成装置 Download PDF

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Hirotoshi Iemura
家村 浩俊
Tatsuya Ogawa
小川 達也
Masaharu Kimura
木村 正治
Atsushi Ueda
上田 篤
Toshio Takehara
竹原 寿男
Akinori Morimoto
森本 成則
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Abstract

【課題】所定厚さよりも厚いあるいは薄い記録用紙を用いる場合でも、搬送不良を回避して、画像形成部に対して良好に記録用紙を搬送できるシート搬送機構及びそのシート搬送機構を備えた画像形成装置を提供する。
【解決手段】搬送部4に駆動ローラ42aと従動ローラ42bとを備えさせる。加圧部材44,43を回動させることによって従動ローラ42bの駆動ローラ42aに対する押圧力を調整するレバー47を備えさせる。厚さ寸法が大きな記録用紙の場合、レバー47を回動させ、従動ローラ42bの駆動ローラ42aに対する押圧力を大きくし、ローラ間のニップ部の面積が大きくなっても単位面積当たりの挟持力が適切に得られるようにする。
【選択図】   図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インクジェットプリンタ等に代表される画像形成装置に備えられたシート搬送機構及びその画像形成装置に係る。特に、本発明は、画像形成用シート(記録用紙等)の搬送動作の信頼性の向上を図るための対策に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、インクジェットプリンタにおける画像形成動作としては、先ず、給紙トレイにセットされている複数枚の記録用紙のうち1枚を搬送路に送り出し、この記録用紙を、搬送路を経て画像形成部に供給する。そして、この画像形成部において用紙表面にインク滴を吐出することで所定の画像形成を行った後に、この記録用紙を排出トレイに排紙するようになっている。
【0003】
上記複数枚の記録用紙を保持すると共にその複数枚の記録用紙のうちの1枚を搬送路に送り出すための給紙装置を開示するものとして、例えば下記の特許文献1がある。
【0004】
この特許文献1には、給紙トレイにセットされた記録用紙が、用紙上側に位置するウエイトと用紙下側に位置する給紙ローラとの間に挟まれた構成が開示されている。そして、給紙ローラが回転することにより、ウエイトの自重と給紙ローラの摩擦力とによって、給紙トレイにセットされている複数枚の記録用紙のうち最も下側の記録用紙が搬送路に送り出されるようになっている。これにより、記録用紙を確実に1枚ずつ分離して送ることが可能である。
【0005】
また、上記のようにして分離された記録用紙は、搬送路に設けられた搬送ローラ対によって画像形成部向けて搬送される。この搬送ローラ対は、下側から記録用紙に接触する駆動ローラと、上側から記録用紙に接触する従動ローラとから構成されている。また、この従動ローラは、ある程度上下方向に移動できるようになっており、さらに、スプリングによって下向きに(駆動ローラに向けて)付勢されている。従って、この搬送ローラ対では、従動ローラが駆動ローラに向けて押圧されることで、各ローラ同士の間で記録用紙を挟持しながら、この記録用紙を画像形成部に向けて搬送するようになっている。尚、上記従動ローラは、一般的には外表面がゴム等の弾性材料で構成されている。
【0006】
【特許文献1】
特開平4−66440号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような従来の搬送ローラ対では、記録用紙の厚さに拘わりなく、常に略一定の力(スプリングの付勢力)で従動ローラが駆動ローラに向けて押圧されている。
【0008】
このため、定型の記録用紙よりも厚い記録用紙(例えばハガキ等の厚紙)を用いて画像形成を行う場合には、弾性材料で成る従動ローラが大きく潰れてニップ部(記録用紙に触れる部分)の面積が広がってしまい、記録用紙に対する単位面積当たりの挟持力が低下する。このため、搬送ローラ対による記録用紙の挟持力が十分に得られず、駆動ローラが空回りしてしまって搬送不良を招く可能性がある。
【0009】
一方、定型の記録用紙よりも薄い記録用紙を用いて画像形成を行う場合には、上記ニップ部の面積が小さくなり、記録用紙に対する単位面積当たりの挟持力が高くなりすぎる。このため、記録用紙にシワを発生させてしまったり、記録用紙を斜めに搬送してしまい、良好な画像形成動作を実現することができなくなる虞がある。
【0010】
本発明は、これらの課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、所定厚さよりも厚いあるいは薄い記録用紙を用いる場合でも、上記のような搬送不良を回避して、画像形成部に対して良好に記録用紙(シート)を搬送できるシート搬送機構及びそのシート搬送機構を備えた画像形成装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
−発明の概要−
上記の目的を達成するために、本発明は、シート(記録用紙)を挟持搬送するローラ間の押圧力をシートの厚さに応じて変更するようにしている。つまり、シートが厚いほどローラ間の押圧力を高くして、記録用紙に対する単位面積当たりの挟持力が最適に得られるようにしている。
【0012】
−解決手段−
具体的には、少なくとも一方(一方の外周面部分)が弾性体により形成されたローラ対を備え、このローラ対によって画像形成用シートを挟持搬送するシート搬送機構を前提とする。このシート搬送機構に対し、上記ローラ対を構成するローラ同士間の押圧力を可変とする変圧手段を備えさせている。
【0013】
ローラ対の少なくとも一方を弾性体により形成した場合、画像形成用シートを挟持搬送する際にはその弾性体ローラの一部(シートに接触する部分)が潰れて、ほぼ平らなニップ部となる。そして、このニップ部の面積はシートが厚くなるにつれて広くなる。従来では、このニップ部の面積が広くなるに従って、シートに対する単位面積当たりの接触圧力が低下し、シートに対する挟持力が十分に得られない可能性があった。
【0014】
本解決手段では、ローラ対における一方あるいは両方のローラに力を加えることで、ローラ対におけるシートを挟む力(押圧力)を変動させる変圧手段を備えている。そして、特に、本搬送機構では、この変圧手段が、このローラ対の押圧力を、シートが厚くなるにつれて、大きくするように設定されている。つまり、上記ローラ対を構成するローラ同士間の押圧力を画像形成用シートの厚さに応じて可変とし、画像形成用シートの厚さが大きいほどローラ対の押圧力を高く設定する変圧手段を備えさせている。
【0015】
これにより、本搬送機構では、厚いシートを使用することでローラ対のニップ部が広がってしまっても、ローラ間の押圧力を強められるので、シートに対する単位面積当たりの力(挟持力)の減少を回避できる。従って、厚いシートを良好に搬送できる。
【0016】
また、薄いシートを使用した場合には、ローラ間の押圧力を小さくできるので、シートに対する単位面積当たりの挟持力が過剰となることを抑制できる。これにより、シワの発生や斜行を防げるので、薄いシートであっても、適切に搬送することが可能となる。
【0017】
変圧手段の具体構成として、上記ローラ対は、駆動ローラと従動ローラとを備えて成り、従動ローラは駆動ローラの回転に従属して回転すると共に外力を受けて移動することによってローラ同士間の押圧力を可変とするよう構成されている。
【0018】
この特定事項により、比較的簡単な構成でローラ同士間の押圧力を可変とすることができ、装置全体として大型化を招くことが回避できる。
【0019】
また、従動ローラとして、駆動ローラよりも硬度の低いものを採用した場合には、シートを搬送する際に、従動ローラを容易に潰すことができ、シートに対する接触面積が大きく確保されてシートをしっかりと掴んだ状態での搬送が可能となる。
【0020】
また、変圧手段は、第1加圧部材及び第2加圧部材を備えている。第1加圧部材は、一端が装置フレームに回動自在に支持されている一方、他端が従動ローラに当接している。第2加圧部材は、装置フレームに回動自在に支持されており、回動することによって第1加圧部材を押圧するよう構成されている。
【0021】
この構成により、従動ローラに外力を与える構成を容易に実現することができる。
【0022】
更に、画像形成用シートの厚さを検出する厚さ検出手段と、上記厚さ検出手段による検出結果を表示する表示手段とを備えさせ、変圧手段は、第1加圧部材を回動させることによってローラ同士間の押圧力を変更するためのレバーを備えている。
【0023】
これによれば、ユーザがレバーを操作し、それに伴う第1加圧部材の回動量によってローラ同士間の押圧力を調整することができる。このため、画像形成用シートの厚さに応じた最適なローラ同士間の押圧力を得ることが可能になり、より信頼性の高いシート搬送動作を実現することができる。
【0024】
また、画像形成用シートの厚さを検出する厚さ検出手段を備え、変圧手段は、上記厚さ検出手段によって検出された画像形成用シートの厚さ寸法が大きいほど、ローラ同士間の押圧力を大きくするよう構成されている。
【0025】
これによれば、変圧手段によるローラ同士間の押圧力の調整を自動的に行うことができる。つまり、ユーザがシートの厚さ寸法を認識し、それに応じてローラ同士間の押圧力を調整するといった作業は必要なくなり、ユーザの手間を省くことができる。
【0026】
更に、ローラ対は、画像形成部に向けて画像形成用シートを送り込むピンチローラ対により構成されている。これによれば、画像形成部に対してシートを良好に搬送できるので、形成される画像品質の低下を防ぐことが可能となる。
【0027】
加えて、変圧手段は、ローラ同士間の押圧力を高める際、画像形成部における画像形成ヘッドとプラテンとの間隔を広げる一方、ローラ同士間の押圧力を低くする際、画像形成部における画像形成ヘッドとプラテンとの間隔を狭めるよう構成されている。
【0028】
これによれば、シートの厚みに応じて、押圧力とともに印刷間隔(画像形成ヘッドとプラテンとの間隔)を変更できる。これにより、画像形成部とシートの印刷面との間隔を良好に得ることが可能となるので、シート厚のばらつきによる画像品質不良を防止できる。
【0029】
また、上記各解決手段に係るシート搬送機構を備え、このシート搬送機構によって挟持搬送された画像形成用シートに対して画像形成動作を行うよう構成された画像形成装置も本発明の技術的思想の範疇である。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。本形態では、カラーインクジェットプリンタに本発明を適用した場合について説明する。
【0031】
−カラーインクジェットプリンタの全体構成の説明−
図1は、本形態に係るカラーインクジェットプリンタ1の外観及び内部構成の一部を示す(ケーシングの上面を省略している)斜視図である。また、図2は、カラーインクジェットプリンタ1の内部構成を示す側面図である。
【0032】
これらの図に示すように、本形態に係るインクジェットプリンタ1は、給紙部2、分離部3、搬送部4、画像形成部5及び排出部6を備えている。
【0033】
給紙部2は、略鉛直方向に延びる給紙トレイ21を備えている。そして、画像形成動作の開始時には、この給紙トレイ21内の記録用紙Pが、分離部3に備えられた給紙ローラ31によって取り出されて画像形成部5に向けて搬送されるようになっている。また、上記給紙トレイ21は、画像形成を行わない際には、記録用紙Pの保管部として機能する。
【0034】
分離部3は、給紙部2から供給される記録用紙Pを、画像形成部5に向けて一枚ずつ供給するためのものであり、給紙ローラ31及び分離器32を備えている。分離器32では、パッド部分(記録用紙Pとの接触部分)と記録用紙Pとの摩擦力が、記録用紙P,P同士の間の摩擦力より大きくなるように設定されている。また、給紙ローラ31では、この給紙ローラ31と記録用紙Pとの摩擦力が、分離器32のパッドと記録用紙Pとの摩擦力や、記録用紙P,P同士の間の摩擦力よりも大きくなるように設定されている。そのため、複数枚の記録用紙P,P,…が取り出されて分離部3まで送られてきたとしても、給紙ローラ31によって、これら複数の記録用紙P,P,…を分離し、最も上側の一枚の記録用紙Pのみを搬送部4に送ることができるようになっている。
【0035】
搬送部4は、分離部3より一枚ずつ供給される記録用紙Pを、画像形成部5に向けて搬送するためのものであり、ガイド板41及び搬送ローラ対42を備えている。搬送ローラ対42は、記録用紙Pをインクジェットヘッド52とプラテン53との間に送り込む際に、インクジェットヘッド52からのインク滴が記録用紙Pの適切な位置に吹き付けられるように、記録用紙Pの搬送を調整する。
【0036】
画像形成部5は、搬送部4の搬送ローラ対42から供給される記録用紙Pへ画像形成を行うためのものであり、図示しない複数のインクタンク、インクジェットヘッド52、これらインクタンク及びインクジェットヘッド52を搭載したキャリッジ51、このキャリッジ51を主走査方向に案内するためのガイドシャフト54、画像形成動作時に記録用紙Pの支持台となる上記プラテン53を備えている。また、上記インクタンクとしては、高画質のフルカラー画像を形成するために必要な6色が備えられ、それぞれがインク毎に個別にキャリッジ51上に搭載されており、独立して交換可能となっている。また、キャリッジ51には走査ベルト55が接続されている。この走査ベルト55は、プリンタ1の主走査方向の両端付近に配設された一対のプーリ56,56に架け渡されている。そして、図示しない駆動モータの駆動力によってプーリ56が回転して走査ベルト55が走行することにより、キャリッジ51が主走査方向に往復移動するようになっている。
【0037】
排出部6は、画像形成が行われた記録用紙Pを回収する部分であり、記録用紙P上のインクを乾燥させるための図示しないインク乾燥部、排出ローラ対61及び排出トレイ62を備えている。
【0038】
−画像形成動作の説明−
上記の構成において、インクジェットプリンタ1は、次のような動作によって記録用紙Pに対する画像形成を行う。
【0039】
先ず、図示しないコンピュータ等の外部端末から画像情報に基づく印刷要求がインクジェットプリンタ1に対してなされる。印刷要求を受信したインクジェットプリンタ1は、給紙トレイ21上の記録用紙Pを給紙部2より搬出する。次に、搬出された記録用紙Pは、給紙ローラ31によって分離部3を通過し、搬送部4へと送られる。搬送部4では、搬送ローラ対42によって、記録用紙Pをインクジェットヘッド52とプラテン53との間へと送る。そして、画像形成部5では、インクジェットヘッド52のインクノズルよりプラテン53上の記録用紙Pへ、画像情報に対応してインク滴が吹き付けられる。この時、記録用紙Pはプラテン53上で一旦停止されている。インク滴を吹き付けつつ、キャリッジ51は、ガイドシャフト54に案内されて、主走査方向(図1におけるD2方向)に一ライン分走査される。それが終了すると、記録用紙Pは、プラテン53上で副走査方向(図1におけるD1方向)に一定の幅だけ移動する。画像形成部5において、上記処理が画像情報に対応し継続して実施されることにより、記録用紙Pの全面に画像形成がなされる。このようにして画像形成が行われた記録用紙Pは、インク乾燥部を経て、排出ローラ対61によって排出トレイ62に排出される。これにより、記録用紙Pは印刷物としてユーザに提供されることになる。
【0040】
−制御部の説明−
以上の各部の動作は制御部によって制御される。以下、この制御部について説明する。
【0041】
図3は、本インクジェットプリンタ1の制御部7の構成を示すブロック図である。この制御部7は、インタフェース部71、メモリー72、画像処理部73、および駆動系制御部74を備えている。
【0042】
インタフェース部71は、外部機器と、画像処理部73および駆動系制御部74との間での信号の送受信を行う回路である。
【0043】
メモリー72は、インタフェース部71からの画像情報を一時格納する記憶部である。
【0044】
画像処理部73は、インタフェース部71からの画像情報に基づいて画像処理を行う。また、画像処理部73は、インクジェットヘッド52の駆動を制御するヘッド駆動回路75に接続されている。
【0045】
駆動系制御部74は、キャリッジ51の駆動、および記録用紙Pの搬送を制御する。この駆動系制御部74は、キャリッジモータの駆動を制御するキャリッジ駆動回路76および用紙搬送モータの駆動を制御する用紙搬送駆動回路77に接続されている。
【0046】
以上の回路構成により、本インクジェットプリンタ1は、インクジェットヘッド52、キャリッジ51、用紙搬送モータ等を駆動し、これによって上述した記録用紙Pに対する画像形成動作を行うよう構成されている。
【0047】
−搬送部4の詳細説明−
次に、本発明に係るシート搬送機構を備えた搬送部4の詳細構成について説明する。
【0048】
図4に示すように、搬送部4は、上記搬送ローラ対42、第1加圧部材43、第2加圧部材44、スプリング45、偏心板46、レバー47を備えている。
【0049】
搬送ローラ対42は、上述した如くインクジェットヘッド52とプラテン53との間に記録用紙Pを搬送するものである。この搬送ローラ対42は、下側に位置する駆動ローラ42aと、この駆動ローラ42aの上側に位置して駆動ローラ42aの回転に従属して回転する従動ローラ42bとから構成されている。
【0050】
また、この従動ローラ42bは、外周部分がゴムや樹脂等の弾性材料で構成されていると共に、外力を受けることで駆動ローラ42aに向かう押圧力を変化させる方向(略上下方向)に移動可能となっている。つまり、この従動ローラ42bは、図4における略上下方向にスライド移動自在に支持されている。具体的には、プリンタ1の図示しないフレームに図中の略上下方向(駆動ローラ42aに対する記録用紙Pの接触点における接線に直交する方向)に延びる長孔が形成されており、従動ローラ42bの軸心がこの長孔に挿通されていることにより、従動ローラ42bは長孔の延長方向にスライド移動自在に支持されている。尚、従動ローラ42bの支持構造はこれに限るものではない。また、本形態における駆動ローラ42aは金属製のローラで構成されている。
【0051】
第1加圧部材43は、従動ローラ42bに対して下向きの押圧力を作用させるための部材である。つまり、この第1加圧部材43は、本プリンタ1のフレーム11に対して一端(図4における右側端部)が回転可能に支持されている。また、この第1加圧部材43の他端は、従動ローラ42bの回動軸に上側から接触していると共に、フレーム11に固定されたスプリング45によって下向きの付勢力を受けている。これにより第1加圧部材43は、図中反時計回り方向に付勢力を受け、これによって従動ローラ42bに対して下向きの付勢力(図5における付勢力P1)を常時作用させている。
【0052】
第2加圧部材44は、第1加圧部材43を上方から押圧するための部材である。つまり、この第2加圧部材44は、プリンタ1のフレーム11に対して一端(図4における左側端部)が回転可能に支持されている一方、他端が第1加圧部材43の上面に接触可能となっている。また、この第2加圧部材44は、図示しないスプリングの付勢力によって上方に付勢されている。つまり、外力が作用していない場合には、この第2加圧部材44はスプリングの付勢力によって第1加圧部材43の上面から後退し、この第1加圧部材43に押圧力を作用させない(図5参照)。これに対し、下向きの外力が作用した場合には、この第2加圧部材44は、スプリングの付勢力に抗して下方に移動(図中時計回り方向に回動)し、第1加圧部材43の上面を押圧して、この第1加圧部材43を下方に移動(図中反時計回り方向に回動)させることになる(図6参照)。
【0053】
偏心板46は、ガイドシャフト54に支持されており、回動することによって、第2加圧部材44を上方から押圧するための部材である。つまり、この偏心板46は、円盤状の板材で成り、その中心からずれた位置においてガイドシャフト54によって支持されている(図4の状態にあっては中心点よりも下側を回動中心Oとするよう支持されている)。このため、偏心板46は、その回動によって、第2加圧部材44から後退した位置(図5に示す位置)と第2加圧部材44の上面を押圧する位置(図6に示す位置)との間で移動可能となっている。
【0054】
また、この偏心板46は、ユーザの操作によって自身を回動させるためのレバー47が一体的に取り付けられている。つまり、ユーザによるレバー47の操作によって、偏心板46を、第2加圧部材44から後退した位置と第2加圧部材44の上面を押圧する位置との間で移動できるようになっている。
【0055】
また、偏心板46の回動動作に連動してキャリッジ51の位置が変化するよう構成されている。すなわち、キャリッジ51は、偏心板46の回転に応じて、その位置が上下に移動するようになっている。この上下移動のための具体的な構成としては、例えばレバー47の先端部分(図4における下端部分)がキャリッジ51に係止可能となっており、このレバー47を回動させることによってレバー47の先端部分がキャリッジ51を上方に持ち上げる構成となっている。尚、このキャリッジ51を上下移動させるための構成としてはこれに限るものではない。以上の構成により、ローラ同士間の押圧力を可変とする本発明でいう変圧手段4Aが構成されている。
【0056】
このキャリッジ51の上下移動により、図5及び図6におけるX、Yの距離が異なることになる。つまり、図5のXの距離は「普通紙厚み+インクジェットヘッドと用紙上面距離(一定値:概ね1.0〜1.5mm)」となり、図6のYの距離は「厚紙厚み+インクジェットヘッドと用紙上面距離(一定値:概ね1.0〜1.5mm)」となる。
【0057】
以下、記録用紙Pの厚さ寸法に応じて設定される偏心板46の回動位置について説明する。
【0058】
先ず、画像形成に使用する記録用紙Pが厚い場合は、搬送ローラ対42のニップ部(記録用紙Pに接触する部分)の面積が大きくなる。
【0059】
従って、このようなニップ部の拡大による接触圧力(記録用紙Pに対する単位面積当たりの挟持力)の減少を回避するために、図6に示すように、ユーザが、記録用紙Pの厚みに応じてレバー47を回動(図中時計回り方向に回動)させる。
【0060】
これにより、レバー47の回動と連動して偏心板46が回動し、偏心板46が第2加圧部材44を押すと共に、偏心板46に押された第2加圧部材44が第1加圧部材43を押圧する(押圧力P2)。そして、第2加圧部材44に押圧された第1加圧部材43は、接している従動ローラ42bを下向きに押す。
【0061】
これにより、従動ローラ42bの記録用紙Pに対する押圧力を高めることが可能となり、これにより、搬送ローラ対42による記録用紙Pの挟持力が安定して得られ、接触圧力の低下を防止できる。その結果、記録用紙Pの搬送力不足を回避でき、安定した記録用紙Pの搬送動作を実現することができる。
【0062】
また、このとき、偏心板46の回転に連動して、レバー47がキャリッジ51を上方へ押し上げ、インクジェットヘッド52とプラテン53との間隔が大きくなる。これにより、厚い記録用紙Pの表面とインクジェットヘッド52との間隔を、適切な値に設定できる。
【0063】
一方、画像形成に使用する記録用紙Pが薄い場合は、搬送ローラ対42のニップ部の面積が小さくなる。
【0064】
従って、ニップ部の縮小による接触圧力の増加を回避するために、ユーザは、搬送ローラ対42の押圧力を弱めるべくレバー47の回転を小さくするか、若しくは、図5に示すようにレバー47を回転させない位置(起立位置)にする。
【0065】
レバー47の回転を小さくした場合は、第2加圧部材44が第1加圧部材43を押圧する力は低くなるため、搬送ローラ対42の挟持力が過剰になることがない。また、レバー47を回転させない場合は、搬送ローラ対42の押圧力は、スプリング45による第1加圧部材43の押圧力(P1)のみとなり、当然に低い。これにより、接触圧力(記録用紙Pの挟持力)が過剰になることを抑制できる。
【0066】
以上のように、搬送部4では、厚い記録用紙Pを搬送する場合、ローラ42a,42b同士間の押圧力を強めることができるので、記録用紙Pに対する単位面積当たりの力(挟持力)の減少を回避し、搬送力不足を防止できる。従って、厚い記録用紙Pを良好に搬送することが可能となる。
【0067】
また、薄い記録用紙Pを搬送する場合、ローラ42a,42b同士間の押圧力を小さくできるため、記録用紙Pに対する接触圧力(挟持力)が過剰になることを抑制できる。これにより、シワの発生や斜行を防止することが可能となり、薄い記録用紙Pを良好に搬送できる。
【0068】
また、搬送部4では、偏心板46の回転とキャリッジ51の位置とが連動するようになっている。これにより、インクジェットヘッド52と記録用紙Pとの距離を、記録用紙Pの厚みに応じて変動することができ、インクジェットヘッド52と記録用紙Pの表面との間隔を、インクを記録用紙Pに吹き付けるための適切な距離に保つことができる。これにより、良好な画像形成が可能となる。
【0069】
なお、従動ローラ42bは、駆動ローラ42aと比較して軟らかいことが好ましい。これにより、搬送ローラ対42の接触面では、従動ローラ42bが押し潰された形状に変形し、記録用紙Pとの接触面が大きくなるため、搬送力が向上する。
【0070】
また、搬送部4は、記録用紙Pの厚みを検出する検出装置を備えていることが好ましい。また、プリンタ1には、この検出装置によって検出された記録用紙Pの厚みを表示する表示手段(液晶表示パネル等)を備えていることが好ましい。これによれば、ユーザは、記録用紙Pの厚みを自分で確認しなくとも、自動検出されて表示手段に表示された記録用紙Pの厚みに応じてレバー47を操作し、適切な回転角度に調整することができる。つまり、検出装置によって検出された記録用紙Pの厚さ寸法が大きいほど、ローラ同士間の押圧力を大きくするようレバー47を操作することになる。
【0071】
上記記録用紙Pの厚みを検出する検出装置としては、例えば記録用紙Pの給紙時に給紙ローラ31に生じる変位や荷重変動に基づいて用紙厚みを検出するものや、磁性体と磁気量センサとを用紙搬送経路を挟んで対向配置し、記録用紙Pの通過時に磁気量センサによって検出される磁気量の変化量に基づいて用紙厚みを検出するものなど種々の技術を利用することが可能である。
【0072】
さらに、搬送部4に、上記の検出装置と、検出装置の検出結果に合わせて偏心板46を回転させる駆動装置とを備えさせてもよい。つまり、偏心板46の回転駆動源となるステッピングモータ等を備えさせ、その駆動力によって偏心板46を回転させるものである。これによれば、ユーザによるレバー47は不要となる。
【0073】
−その他の実施形態−
尚、上記実施形態においては、画像形成装置としてカラーインクジェットプリンタ1を挙げている。本発明はこれに限らず、搬送ローラ対42を用いて記録用紙Pを搬送する搬送機構を備えている画像形成装置であれば、どのような形態のものであっても、本発明のシート搬送機構を適用できる。
【0074】
また、上記実施形態では従動ローラ42bのみを弾性体ローラで構成したが、駆動ローラ42aをも弾性体ローラで構成した場合であっても本発明は適用可能である。
【0075】
更に、上記変圧手段は、従動ローラ42bのみを移動させることでローラ同士間の押圧力を画像形成用シートの厚さに応じて可変とする構成としたが、駆動ローラ42aのみを移動させたり、各ローラ42a,42bを共に移動させることによって、ローラ同士間の押圧力を画像形成用シートの厚さに応じて可変とする構成としてもよい。
【0076】
【発明の効果】
以上のように、本発明では、シートを挟持搬送するローラ間の押圧力をシートの厚さに応じて変更するようにしている。つまり、シートが厚いほどローラ間の押圧力を高くして、記録用紙に対する単位面積当たりの挟持力が最適に得られるようにしている。このため、厚いシートを使用することでローラ対のニップ部が広がってしまっても、ローラ間の押圧力を強められるので、シートに対する単位面積当たりの力(挟持力)の減少を回避でき、厚いシートを良好に搬送できる。一方、薄いシートを使用した場合には、ローラ間の押圧力を小さくできるので、シートに対する挟持力が過剰となることを抑制でき、シワの発生や斜行を防げるので、薄いシートであっても、適切に搬送することが可能となる。
【0077】
また、ローラ同士間の押圧力を高める際には、画像形成部における画像形成ヘッドとプラテンとの間隔を広げる一方、ローラ同士間の押圧力を低くする際には、画像形成部における画像形成ヘッドとプラテンとの間隔を狭めるようにしている。このため、シートの厚みに応じて、押圧力とともに印刷間隔を変更でき、画像形成部とシートの印刷面との間隔を良好に得ることが可能となって、シート厚のばらつきによる画像品質不良を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係るカラーインクジェットプリンタの外観及び内部構成の一部を示す斜視図である。
【図2】カラーインクジェットプリンタの内部構成を示す側面図である。
【図3】カラーインクジェットプリンタの制御部の構成を示すブロック図である。
【図4】搬送部の構成を示す側面図である。
【図5】厚さ寸法の小さな記録用紙を使用する場合の搬送部の状態を示す側面図である。
【図6】厚さ寸法の大きな記録用紙を使用する場合の搬送部の状態を示す側面図である。
【符号の説明】
1    カラーインクジェットプリンタ(画像形成装置)
4    搬送部(シート搬送機構)
4A   変圧手段
42   搬送ローラ対
P    記録用紙(シート)

Claims (9)

  1. 少なくとも一方が弾性体により形成されたローラ対を備え、このローラ対によって画像形成用シートを挟持搬送するシート搬送機構において、
    上記ローラ対を構成するローラ同士間の押圧力を可変とする変圧手段を備えていることを特徴とするシート搬送機構。
  2. 請求項1記載のシート搬送機構において、
    ローラ対は、駆動ローラと従動ローラとを備えて成り、従動ローラは駆動ローラの回転に従属して回転すると共に外力を受けて移動することによってローラ同士間の押圧力を可変とするよう構成されていることを特徴とするシート搬送機構。
  3. 請求項2記載のシート搬送機構において、
    従動ローラは、駆動ローラよりも硬度の低いものが採用されていることを特徴とするシート搬送機構。
  4. 請求項2記載のシート搬送機構において、
    変圧手段は、第1加圧部材及び第2加圧部材を備えており、
    第1加圧部材は、一端が装置フレームに回動自在に支持されている一方、他端が従動ローラに当接しており、
    第2加圧部材は、装置フレームに回動自在に支持されており、回動することによって第1加圧部材を押圧するよう構成されていることを特徴とするシート搬送機構。
  5. 請求項4記載のシート搬送機構において、
    画像形成用シートの厚さを検出する厚さ検出手段と、
    上記厚さ検出手段による検出結果を表示する表示手段とを備えており、
    変圧手段は、第1加圧部材を回動させることによってローラ同士間の押圧力を変更するためのレバーを備えていることを特徴とするシート搬送機構。
  6. 請求項1記載のシート搬送機構において、
    画像形成用シートの厚さを検出する厚さ検出手段を備え、
    変圧手段は、上記厚さ検出手段によって検出された画像形成用シートの厚さ寸法が大きいほど、ローラ同士間の押圧力を大きくするよう構成されていることを特徴とするシート搬送機構。
  7. 請求項1記載のシート搬送機構において、
    ローラ対は、画像形成部に向けて画像形成用シートを送り込むピンチローラ対により構成されていることを特徴とするシート搬送機構。
  8. 請求項7記載のシート搬送機構において、
    変圧手段は、ローラ同士間の押圧力を高める際、画像形成部における画像形成ヘッドとプラテンとの間隔を広げる一方、ローラ同士間の押圧力を低くする際、画像形成部における画像形成ヘッドとプラテンとの間隔を狭めるよう構成されていることを特徴とするシート搬送機構。
  9. 上記請求項1〜8のうち何れか一つに記載のシート搬送機構を備え、このシート搬送機構によって挟持搬送された画像形成用シートに対して画像形成動作を行うよう構成されていることを特徴とする画像形成装置。
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