JP2002020015A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2002020015A
JP2002020015A JP2000204301A JP2000204301A JP2002020015A JP 2002020015 A JP2002020015 A JP 2002020015A JP 2000204301 A JP2000204301 A JP 2000204301A JP 2000204301 A JP2000204301 A JP 2000204301A JP 2002020015 A JP2002020015 A JP 2002020015A
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roller
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 シートの先端に不必要なインクが付着しない
ようにすることのできる画像形成装置を提供する。 【解決手段】 インクジェット方式の画像形成部2の下
側にシートPを搬送する搬送手段13,14を設け、そ
の上流側に軟性の回転体30と硬性の回転体57により
構成されるカール付け手段7を配し、シートに上側に凸
形状となったカールを形成させインクジェットヘッド4
にシートPの先端が接触しないようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置に関
し、特にインクジェット方式の画像形成部を備えたもの
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の画像形成装置においては、画像形
成部として、例えばシートの画像形成領域の幅にほぼ等
しい長さに複数のノズルを配設したフルラインタイプの
インクジェットヘッドをシート搬送方向に複数並設し、
高品質なカラー画像を高速に得ることができるようにし
たものがある。
【0003】そして、このような画像形成装置では、イ
ンクジェットヘッドの下方を、搬送ベルト及び所定の間
隔で配置された拍車ローラによりシートを一定の速度で
搬送し、その間にインクジェットヘッドからインクが吐
出されて画像が形成されるようになっている。なお、搬
送ベルトはシートの画像が形成される側とは反対側の面
を支持し、拍車ローラは画像が形成される面を支持する
ようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来の画像形成装置において、画像形成されるシートの
少なくとも先端(搬送方向前端側)が中央部よりも凸と
なるようにカールしている場合、シートPの先端が拍車
ローラを抜けたとき、カールによってインクジェットヘ
ッドに当たる場合がある。そして、このようにシートが
当たると、シートの先端に不必要なインクが付着してし
まいシートが使い物にならなくなるという問題があっ
た。
【0005】そこで、本発明は、このような現状に鑑み
てなされたものであり、シートの先端に不必要なインク
が付着しないようにすることのできる画像形成装置を提
供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、インクジェッ
ト方式の画像形成部を備えた画像形成装置において、前
記画像形成部におけるシート搬送方向の上流側にシート
を所定方向にカールさせるカール付け手段を配したこと
を特徴とするものである。
【0007】また本発明は、前記カール付け手段は、前
記画像形成部に設けられたインクジェットヘッドに前記
シートの先端が接触しない方向に前記シートをカールさ
せることを特徴とするものである。
【0008】また本発明は、前記インクジェットヘッド
の下側にシートを搬送する搬送手段を設け、該搬送手段
は、シートの下面を支持して送る搬送ベルトと、シート
の画像形成側の面を保持する拍車ローラとを備え、前記
カール付け手段は、シートに上側に凸形状となったカー
ルを形成することを特徴とするものである。
【0009】また本発明は、前記カール付け手段は、軟
性の回転体と、硬性の回転体とにより構成されると共
に、前記2つの回転体は前記シートにカール付けをする
圧接状態と、前記2つの回転体が離間する離間状態の2
つの状態を取ることを特徴とするものである。
【0010】また本発明は、前記カール付け手段は、軟
性の回転体と、硬性の回転体とにより構成されると共
に、前記2つの回転体は前記シートにカール付けをする
圧接状態と、前記シートの搬送が可能な接触状態と、離
間状態の3つの状態を取ることを特徴とするものであ
る。
【0011】また本発明は、前記カール付け手段は、前
記軟性の回転体を移動可能に支持し、移動位置を検知す
る検知手段を設けて、該検知手段の検知に基づいて前記
3つの状態で前記軟性の回転体を停止させることを特徴
とするものである。
【0012】また本発明は、前記シートの斜行を補正す
る斜行補正手段を備え、前記カール付け手段を前記斜行
補正手段の上流側に設けたことを特徴とするものであ
る。
【0013】また本発明は、前記斜行補正手段は、シー
トの搬送方向と平行な搬送基準となる基準ガイドに向け
てシートを斜めに搬送する斜送ローラと、該斜送ローラ
に斜送ピンチバネにより圧接している斜送ピンチコロと
により構成したことを特徴とするものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて詳細に説明する。
【0015】図1は、本発明の実施の形態に係る画像形
成装置の一例であるインクジェット方式のカードプリン
タの概略構成を示す側面図である。
【0016】同図において、1はカードプリンタであ
り、このカードプリンタ1は、画像形成部2と、この画
像形成部2にシートPを1枚ずつ分離して給送するシー
ト給送装置3とを備えている。
【0017】ここで、画像形成部2は、矢印で示すシー
ト搬送方向に並設されると共に、シート搬送方向と直交
する方向(幅方向)に、シートPの画像形成幅にほぼ等
しい長さに多数のインクジェットノズル4aを配置した
インクジェットヘッド4と、シート給送装置3により搬
送されてきたシートPを載置してインクジェットヘッド
4の下方を通過させる搬送ベルト13とを備えている。
【0018】なお、この搬送ベルト13は、駆動軸12
と、従動プーリ15と、駆動プーリ20とに掛け渡され
ると共に、駆動モータ19により回転駆動される駆動プ
ーリ20によりシート搬送方向に周回運動するようにな
っている。
【0019】また、この搬送ベルト13は図2に示すよ
うに駆動軸12と、従動プーリ15と、駆動プーリ20
とに複数本(4本)掛け渡されている。なお、同図にお
いて、14は搬送ベルト13で搬送されるシートPを搬
送ベルト13に押し付ける拍車ユニット、31は拍車ユ
ニット14に設けられた拍車クリーナユニットである。
そして、このような搬送ベルト13と、所定の間隔で配
置された拍車ユニット14とによりシートPを一定の速
度で搬送し、その間にインクジェットノズル4aからイ
ンクが吐出されてシート上に画像が形成されるようにな
っている。
【0020】シート給送装置3は、図1に示すように昇
降可能に設けられたシート積載手段であるシート載置台
23に積載されたシートPをピックアップするシート給
送手段である給紙ローラ24と、給紙ローラ24により
ピックアップされたシートPを1枚ずつ分離する分離手
段5と、分離手段5により1枚ずつ分離されたシートP
の斜行を補正する斜行補正手段6と、斜行補正手段6に
より斜行が補正されたシートPに対してカール付けを行
うカール付け手段7とを備えている。
【0021】次に、このように構成されたカードプリン
タ1の画像形成動作について説明する。
【0022】給紙動作が開始されると、シート給送装置
3のシート積載台23に載置されたシートPの最上位の
シートP1は、まず給紙ローラ24によりピックアップ
された後、分離手段5により1枚ずつ分離される。そし
て、この後、分離手段5により1枚ずつ分離されたシー
トP1は、斜行補正手段6により斜行補正が行われた
後、カール付け手段7によりカール付けされて画像形成
部2に搬送される。
【0023】このようにしてシート給送装置3から画像
形成部2に供給されたシートPは、ピンチ前コロ16、
ピンチローラ17及び拍車ニット14によって押圧され
た状態で搬送ベルト上に載置され、この搬送ベルト13
の周回運動により、各インクジェットヘッド4の下方を
通過する。
【0024】そして、このようにシートP1が各インク
ジェットヘッド4の下方を通過する際、制御装置50は
各インクジェットヘッド4を制御してインクを突出さ
せ、シートP1の表面に画像を形成する。なお、このよ
うにシートP1の表面に画像を形成した後、排紙拍車1
8によりシートP1を装置本体1Aの側壁面に設けられ
た排紙トレイ21上に排紙する。
【0025】つぎに、シートPを画像形成部2に給送す
るシート給送装置3の構成を図1乃至図4に基づいて詳
細に説明する。
【0026】シート積載台23は、不図示の昇降手段に
より、積載されたシートPの最上面が給紙ローラ24に
よって給送される所定の高さに上昇するようになってい
る。図1において、29はシートPの最上面の高さを検
知する紙面検知フラグであり、この紙面検知フラグ29
の位置を検知するシート高さ検知センサS1からの信号
によりシートPの最上面の高さが所定の高さに上昇した
と判断すると、カードプリンタ本体(以下、装置本体と
いう)1Aに設けられている図3に示す制御装置50に
よって、不図示の昇降手段を停止するようにしている。
【0027】これにより、シートPの最上面が、給紙ロ
ーラ24によって給送される所定の高さに保持される。
なお、この後、シートP1が搬送されてシートPの最上
面の高さが所定の高さよりも下がった場合、シート高さ
検知センサS1からの信号に基づき、制御装置50は、
昇降手段を駆動するようにしている。これにより、積載
されているシートPの最上位のシートP1が所定の位置
に維持され、給紙ローラ24により、安定して給送され
る。
【0028】図4に示すように、分離手段5は、高摩擦
部材である分離パッド8と、この分離パッド8に圧接す
る分離回転体である分離ローラ25と、この分離ローラ
25と分離パッド8との圧接部よりも上流側に位置する
前捌き手段である分離斜面ユニット28とを備えてい
る。
【0029】次に、これら分離ローラ25、分離パッド
8及び分離斜面ユニット28について詳細に説明する。
【0030】分離ローラ25は、分離パッド8に接離可
能となるよう上下方向に移動自在に設けられており、シ
ートPを搬送する際は、下方に移動して同図に示すよう
に分離パッド8に圧接するようになっている。また、シ
ートPを1枚ずつ分離して、下流に位置する下流側搬送
手段である斜行補正手段6に受け渡した後は、シートP
にバックテンションが加わらないように上方に移動する
ようになっている。
【0031】なお、図5及び図6は、この分離ローラ2
5の昇降機構を示すものであり、同図において、49a
は不図示の駆動モータにより回転する駆動ギアである。
ここで、この駆動ギア49aの回転は、第1伝達ギア4
9b及び制御装置50により制御される分離クラッチ4
9を介して選択的に、即ちシートPを後で詳述する斜行
補正手段6に受け渡した後、第2伝達ギア49cから第
3伝達ギア49dに伝達されるようになっている。な
お、この第3伝達ギア49dには分離カム48が設けら
れており、このように駆動ギア49aの回転により第3
伝達ギア49dが回転すると、分離カム48が回転する
ようになっている。
【0032】同図において、25aは分離ローラ25の
回転軸であり、分離ローラ25は、この回転軸25aに
取り付けられた駆動ギア25bに伝達される不図示の駆
動モータからの駆動により回転するようになっている。
【0033】ここで、この回転軸25aにはカムフォロ
アである分離コロ46が取り付けられており、またこの
回転軸25aは、シート給送装置3の不図示のフレーム
に回動軸25cを支点として回動自在に支持されると共
に、一端に取り付けられた分離バネ47により時計回り
の方向に回動するように付勢する保持アーム25dの一
端に保持されている。
【0034】そして、このように構成することにより、
駆動ギア49aの回転により分離カム48が回転する
と、分離ローラ軸25aの両端部に取り付けられると共
に、分離バネ47により下方に付勢されている分離コロ
46が、図7及び図8に示すように上昇する。そして、
このように分離コロ46が上昇すると、これに伴い分離
ローラ25も上昇する。
【0035】この後、カムセンサS2により、分離カム
48が所定の位置まで回転したことを検知すると、制御
装置50は、分離クラッチ49の作動を停止させるよう
にしている。これにより、分離ローラ25は、少なくと
も斜行補正手段6により搬送されているシートPに当接
することがない位置まで上昇した状態で停止する。
【0036】シートPを斜行補正手段6に受け渡した
後、このような位置に分離ローラ25が移動することに
より、斜行補正手段6により搬送されるシートPが分離
ローラ25に接することはなくなる。
【0037】一方、給紙ローラ24によりシートPが給
送される前の待機時、制御装置50は分離クラッチ49
を作動させるようにしている。そして、このように分離
クラッチ49を作動させることにより、分離カム48が
回転し、これに伴い分離コロ46が分離バネ47の付勢
力により図5及び図6に示す位置まで降下すると共に、
分離ローラ25が分離ローラストッパ51に係止される
位置まで降下する。ここで、このように降下することに
より、分離ローラ25は図4に示すように分離パッド8
に圧接する。
【0038】次に、分離パッド8について説明する。こ
こで、この分離パッド8は、後述するパッドバネ36に
より分離ローラ25の方向に付勢されており、分離ロー
ラ25が上昇しているときには、その上端が図9におい
て破線で示すシート搬送経路Rよりも分離ローラ側に突
出した状態となっている。
【0039】そして、このように分離ローラ25が上昇
しているとき分離パッド8の上端がシート搬送経路Rに
突出することにより、斜行補正手段6によって搬送され
ているシートPの裏面側に分離パッド8が摺接するよう
になり、これにより斜行補正手段6により搬送されてい
るシートPにより連れ重送されるシートを規制すること
ができ、シートの連れ重送を確実に防止することができ
る。この分離パッド8は、分離ローラ25が降下する
と、この分離ローラ25に押圧されて図4に示す位置に
まで移動するようになっている。
【0040】この分離パッド8の上下動をさせる構成に
ついて説明する。図4において、27は分離パッド8を
上面に保持している分離パッドホルダであり、この分離
パッドホルダ27はパッドバネ36により、装置本体1
Aのフレーム1Bに設けられた回動軸27aを支点とし
て時計回りの方向に付勢されている。パッドバネ36の
弾性力は分離ローラ25を分離パッド8に向けて付勢す
るための分離バネ47の弾性力よりも小さく設定されて
いるため、分離ローラ25が下降したときに分離パッド
8も下側に移動する。
【0041】これにより、分離パッドホルダ27は分離
ローラ25が上昇しているときはパッドバネ36によ
り、図9に示すように下端部がフレーム1Bに設けられ
たストッパ1Cに当接するまで回動する。そして、この
ように分離パッドホルダ27が回動すると、分離パッド
8は、その上端がシート搬送経路よりも上方に突出する
位置に移動する。
【0042】本実施の形態において、この分離パッド8
は図10に示すようにシートPと当接する当接部52を
摩擦係数の大きいコルクをゴム等の基材に含有させて形
成している。そして、このように当接部52にコルクを
用いることにより、シートPを効率的に分離することが
できる。また、表面を研磨により整形しているが、同図
に示すように、当接部52の研磨方向をシート搬送方向
とすることにより、よりシートの分離性能を高めること
ができる。
【0043】なお、同図において、8aは分離パッド8
の側面に凸設されると共に、図11に示すように分離パ
ッドホルダ27に設けられた係止溝27bに係止される
係止部であり、分離パッド8は、この係止部8aを介し
て伝達される分離パッドホルダ27の回動に伴って移動
するようになっている。
【0044】次に、分離斜面ユニット28について説明
する。分離斜面ユニット28は、図11及び図12に示
すように金属、プラスチック等で形成された分離斜面5
6と、この分離斜面56の上端部上面に被覆されている
マイラーシート54と、分離斜面56の上端部下面に取
り付けられた補助板バネ55と、この弾性部材である補
助板バネ55に支持された前裁き部材である補助パッド
53とを備えている。
【0045】ここで、この補助パッド53は、通常、補
助板バネ55により同図に示す位置にあるが、シートP
が送り出されると、シートPに押圧されて図13に示す
ように補助板バネ55と共に下方に撓むようになる。そ
して、このように補助パッド53を撓ませながらシート
Pを送り出すことよりシートPを捌くことができるよう
になり、シートPの重送を防ぐことができるようにな
る。なお、マイラーシート54は、シートが斜面に沿っ
て円滑に移動して補助パッド53にシートの先端が確実
に突き当たるようにしたものである。
【0046】なお、このように分離斜面ユニット28
(補助パッド53)により捌かれたシートPは、この
後、分離手段5に向かい、やがて分離パッド8に当接す
るが、このとき分離パッド8の分離斜面ユニット28に
臨む部分は、図11に示すように湾曲形状となっている
のでシートPは円滑に分離パッド8と分離ローラ25と
のニップ部に進入させることができる。
【0047】一方、シートPを分離斜面ユニット28斜
行補正手段6に受け渡した後、分離ローラ25が図11
の破線で示すように上方移動すると、シートPには分離
手段5の搬送力が作用しなくなり、これに伴い補助パッ
ド53を押圧する力もなくなることから、補助パッド5
3は補助板バネ55により同図に示す位置に復帰する。
【0048】そして、このようにシートPを斜行補正手
段6に受け渡した後、補助パッド53が元の位置に戻る
ようにすることにより、後述する図16に示すように送
り出されたシートP1の裏面に摺接し、次のシートP2
が連れ重送された場合でも、この補助パッド53により
次のシートP2を分離することができる。
【0049】このように、分離ローラ25を上昇させて
分離パッド8から離間したときにシートが連れ重送する
おそれがあるが、補助パッド53及び分離パッド8が送
り出されるシートの裏面に摺接するように構成したた
め、確実に連れ重送を防止することができる。
【0050】ところで、本実施の形態においては、シー
トPを分離手段5に受け渡した後、給紙ローラ24を上
方に移動することによりシートP1の上面から離間して
シートPにバックテンションが加わらないようにしてい
る。なお、給紙ローラ24を上方に移動する代わりにシ
ートPにバックテンションが加わらないようにするた
め、シート積載台23を所定のタイミングで下降させる
ようにしてもよい。
【0051】図14及び図15は、このように給紙ロー
ラ24を昇降させるための駆動機構を示す図であり、同
図において、34は給紙ローラ24を回転自在に保持す
ると共に、回動軸34aを支点として回動するピックア
ップリンク、44は制御装置50の制御により作動する
ピックアップソレノイド42の作動により回動軸44a
を支点として回動するソレノイドレバーである。
【0052】ここで、ソレノイドレバー44の回動軸4
4aには、ピックアップリンク34の上端に形成された
係止部34bを下方より支持する支持レバー35が固定
されている。図15に示すように、ソレノイドレバー4
4はピックアップバネ43により図中の反時計回り方向
に付勢されており、レバーストッパ45により回転が規
制されている。シートを送り出す前の待機状態では、図
15に示すようにソレノイド42を非通電状態にしてお
き、ピックアップバネ43で付勢されているソレノイド
レバー44に設けられている支持レバー35がピックア
ップリンク34の係止部34bを上方に持ち上げてい
て、給紙ローラ24がシートの最上面から離間した位置
に保持される。
【0053】そして、図14に示すように、ソレノイド
42に通電されると、ピックアップバネ43の弾性力に
抗してソレノイドレバー44が図中の時計回り方向に回
転して支持レバー35によるピックアップリンク34の
持ち上げ動作が解除され、給紙ローラ24が自重により
積載されているシートの最上面に圧接する。なお、本実
施の形態では、給紙ローラ24を自重によりシートに圧
接させているが、自重と、図示しないバネ等の弾性部材
の弾性力とによりシートに圧接させるようにしてもよ
い。
【0054】分離手段5の下流側に配置されている斜行
補正手段6は、シートの搬送方向と平行で且つ、画像形
成部2における印字の基準位置の延長線上に配置されて
いる基準ガイドGと、シートの搬送方向に対してシート
P1を斜めに基準ガイドG側に向けて搬送する斜送ロー
ラ26と、この斜送ローラ26に斜送ピンチバネ40に
より圧接している斜送ピンチコロ39とにより構成され
る。
【0055】これにより、分離手段5により分離された
シートP1は斜めに送られて基準ガイドGに突き当たる
と、シートの剛性により基準ガイドGに沿ってシート搬
送方向と平行になるように補正されて搬送される。この
斜行補正手段6によって、分離手段4によって分離され
たシートP1が斜めであっても画像形成部2には補正さ
れて真っ直ぐに送られる。
【0056】つぎに、上述した給紙ローラ24の昇降動
作、分離ローラ25の昇降動作の作動タイミングについ
て説明する。
【0057】図4において、S3は給紙ローラ24によ
り送り出されたシートPを検知する、例えば非接触型の
センサにより構成される第1シートセンサ、S4は分離
手段5により1枚ずつ分離されて搬送された後、斜行補
正手段6に搬送されたシートPをセンサフラグ37によ
って検知する接触型のセンサにより構成される第2シー
トセンサである。そして、これら各センサS3,S4か
らの検知信号は、図3に示すように制御装置50に入力
されるようになっている。
【0058】ここで、本実施の形態において、制御装置
50は、給紙ローラ24から送り出されたシートPが分
離手段5に到達したことを第1シートセンサS3からの
信号により検知すると、ピックアップソレノイド42を
非通電状態にしてピックアップバネ43により給紙ロー
ラ24を上方に移動するようにしている。
【0059】そして、このようにシートPが分離手段5
に到達した後、即ちシートPを分離手段5に渡した後、
給紙ローラ24を上方移動させることにより、送り出さ
れたシートPに給紙ローラ24によるバックテンション
が加わらないようにすることができ、安定したシートの
給送を行うことができるようにしている。
【0060】また、図4に示すように分離手段5に搬送
され、分離手段5の分離ローラ25と分離パッド8との
間で分離されたシートPが、図16に示すように、斜行
補正手段6に向かう。そして、斜行補正手段6に到達し
たことを第2シートセンサS4からの信号により検知す
ると、制御装置50は、分離クラッチ49を作動させて
分離ローラ25を上昇させるようにしている。
【0061】そして、このように給紙ローラ24及び分
離ローラ25を上昇させることにより、送り出されたシ
ートP1にバックテンションが加わらないようにしたた
め、斜行補正手段6によってシートP1を基準ガイドG
に突き当てるように斜めに搬送する動作が確実に行えて
シートP1を搬送基準に沿って真っ直ぐに画像形成部に
搬送することができ、安定したシートP1の給送を行う
ことができる。
【0062】また、この分離ローラ25の上昇位置は、
少なくとも斜行補正手段6により搬送されているシート
P1に当接することがない位置であるので、分離ローラ
25にシートP1の紙粉が付着することはない。さら
に、シートP1にバックテンションが加わらないことに
より、斜行補正手段6及び後述するカール付け手段7の
駆動力が小さくてよくなり、モータ等の駆動源の定格が
小さいものが使え、コストの低減及び装置の小型化が図
れる。
【0063】一方、このように分離ローラ25が上昇す
ると、図17に示すように分離パッド8の上端が分離ロ
ーラ25の方向に突出し、斜行補正手段6により搬送さ
れているシートP1の裏面側に摺接し、これにより連れ
重送されるシートP2を規制することができ、シートP
2の連れ重送を確実に防止することができる。
【0064】さらに、このように分離ローラ25が上昇
すると、シートP1には分離手段5の搬送力が作用しな
くなり、また補助パッド53を押圧する力もなくなるこ
とから、既述した図11に示すように補助パッド53が
補助板バネ55により同図に示す位置に復帰する。
【0065】そして、このようにシートP1を斜行補正
手段6に受け渡した後、分離パッド8及び補助パッド5
3が送り出されたシートP1の裏面に摺接することによ
り、次のシートP2が連れ重送された場合でも、次のシ
ートP2を分離することができる。このように、この分
離ローラ25が上昇した際、分離パッド8を分離ローラ
25の方向に突出させると共に、補助パッド53を元の
位置に戻すように構成することにより、簡単な構成で、
確実にシートPの連れ重送を防止することができる。
【0066】さらに、本実施の形態においては、分離パ
ッド8の当接部52に、分離ローラ25が分離パッド8
に圧接しているときは、シートPを安定して搬送するこ
とができるよう図11に示すように略水平となってシー
トPを斜行補正手段6に向けて案内する直線部52aを
備えている。
【0067】また、この直線部52aは、分離ローラ2
5が分離パッド8から離間しているときには、図17に
示すように先端部がシートP1の裏面側に摺接し、これ
により連れ重送されるシートP2を規制することがで
き、シートP2の連れ重送を確実に防止することができ
る。
【0068】なお、連続給紙の場合には、先のシートP
が斜行補正手段6により斜行が補正されながら搬送さ
れ、やがてシートPの後端が斜行補正手段6を通過し、
これを第2シートセンサS4が検知すると、その検知信
号に基づいて制御装置50はピックアップソレノイド4
2に通電する。これにより、図15の状態から図16の
状態に示すように給紙ローラ24は降下し、次のシート
の給送が行われる。
【0069】ところで、このように斜行補正手段6を通
過した後、シートPは、画像形成部2に搬送されるが、
このときシートPの搬送方向の前端側が中央部よりも上
方となるような上カール(下に凸形状のカール)をして
いる場合、シートPの先端が拍車ローラユニット14を
抜けたときに上記のような上カールによってシートPが
インクジェットヘッド4(インクジェットノズル4a)
に接触することがある。そして、このようにシートPが
インクジェットヘッド4に接触すると、シートPの先端
に不必要なインクが付着してしまいシートPが使い物に
ならなくなるということがある。
【0070】そこで、本実施の形態においては、既述し
たように斜行補正手段6と画像形成部2との間にカール
付け手段7を設け、このカール付け手段7により、シー
トPに対してシートPの搬送方向の前後端よりも中央部
が上方に凸となるような下カール付けを行うようにして
いる。
【0071】そして、このようにカール付け手段7によ
りシートPに対し、搬送方向の前後端よりも中央部が凸
となるような下カールを付けるようにすることにより、
画像形成部2に搬送された後、シートPの先端がカール
によってインクジェットノズル4aに接触するというこ
とがないようにすることができる。これにより、先端に
不必要なインクが付着してシートPが使い物にならなく
なるということを防ぐことができる。
【0072】ここで、このカール付け手段7は、図17
に示すようにスポンジローラ等の軟質の回転体であるカ
ール付けローラ30と、このカール付けローラ30に圧
接してカール付けローラ30との間に下方に湾曲したニ
ップ部を形成する硬質の回転体である金属ローラ57と
により構成されている。
【0073】さらに、本実施の形態において、このカー
ル付けローラ30はシートPの種類に応じて金属ローラ
57に圧接する第1の状態である第1位置(図17の実
線で示す位置)、金属ローラ57に接触する第2の状態
である第2位置及び金属ローラ57から離間する第3の
状態である第3位置(図17の破線で示す位置)に選択
的に移動することができるようになっている。
【0074】例えば、通常のシートPを画像形成部2に
搬送する場合には、カール付けローラ30を第1位置に
移動させることにより、シートPに下カールを付けるよ
うにし、腰の強さにより上カールが発生することがな
く、かつ大きな搬送力を必要とする大きいサイズの厚紙
等のシートPを搬送する場合は、カール付けローラ30
を第2位置に移動させることにより、カール付け手段7
を搬送手段として作用させ、シートPを確実に搬送する
ことができるようにしている。
【0075】また、シートPを少なくとも2枚重ねた封
筒等の更に厚いシートPを搬送する場合はカール付けロ
ーラ30を第3位置に移動させることにより、シートP
にカール付けする方向の力が作用しないようにし、シー
トPを、変形等を生じさせることなく搬送することがで
きるようにしている。
【0076】図18及び図19は、このような位置にカ
ール付けローラ30を選択的に移動させる移動機構の構
成を示す図である。
【0077】同図において、58aは従動プーリ15に
より回転する第1伝達ギア、58bは第1伝達ギア58
aにより回転する第2伝達ギア、58cは第2伝達ギア
58bと同軸上に設けられた第3伝達ギア、58dは第
3伝達ギア58cにより回転する第4伝達ギア、58e
は第4伝達ギア58dにより回転する第5伝達ギア、5
8fは第5伝達ギア58eにより回転すると共に、カー
ル付けローラ30の回転軸30aに取り付けられた第6
伝達ギアである。
【0078】また、58gは第2伝達ギア58bにより
回転する第7伝達ギア、61は制御装置50により制御
されて選択的に第7伝達ギア58gの回転をカム軸59
aに伝達する離間クラッチである。ここで、このカム軸
59aには離間カム59及び離間センサフラグ62が取
り付けられている。
【0079】一方、同図において、60はカール付けロ
ーラ30を回転自在に保持すると共に上下方向に移動可
能なカール付けローラホルダであり、このカール付けロ
ーラホルダ60は、離間カム59の回転に伴って上下方
向に移動するようになっている。
【0080】なお、同図において、58はカール付けロ
ーラホルダ60を上方に付勢する離間バネ、59はカー
ル付けローラホルダ60に設けられたカムフォロアであ
り、離間カム59が回転してカムフォロア59を押圧、
或いは押圧を解除すると、カール付けローラホルダ60
は離間バネ58に抗しながら下方に、或いは離間バネ5
8の付勢力により上方に移動するようになっている。
【0081】また、63、64は離間センサフラグ62
の位置を検知する第1及び第2離間センサである。そし
て、この第1及び第2離間センサ63,64からの検知
信号は制御装置50に入力されるようになっており、制
御装置50はこれら第1及び第2離間センサ63,64
からの検知信号に基づきカール付けローラ30の位置を
検知するようにしている。
【0082】即ち、制御装置50は、例えば第1及び第
2離間センサ63,64からの検知信号が両方ともON
となった場合はカール付けローラ30がカール付けをす
る第1位置にあり、第1離間センサ63からの検知信号
がON、第2離間センサ64からの検知信号がOFFと
なった場合はカール付けローラ30は図20に示すよう
に金属ローラ57に接する第2位置にあり、第1及び第
2離間センサ63,64からの検知信号が両方ともOF
Fとなった場合はカール付けローラ30は図21に示す
ように金属ローラ57から離間する第3位置にあると判
断するようにしている。
【0083】言い換えれば、カール付けローラ30の位
置を、例えば第1位置から第2の位置に変更する場合
は、制御装置50は、離間クラッチ61を作動させてカ
ム59を回転させることにより、第1及び第2離間セン
サ63,64からの検知信号が両方ともONとなった状
態から第1離間センサ63からの検知信号がON、第2
離間センサ64からの検知信号がOFFとなったときに
離間クラッチ61を切るようにすれば、カール付けロー
ラ30の位置を、第1位置から第2の位置に変更するこ
とができる。
【0084】なお、カール付けローラ30を移動する
際、カール付けローラホルダ60を上下方向に移動させ
るが、このようにカール付けローラホルダ60を上下方
向に移動させた場合でも、第6伝達ギア58fに回転を
伝えることができるよう第5伝達ギア58eは常に第6
伝達ギア58fに噛合するように構成されている。
【0085】具体的には、第5伝達ギア58eは略水平
方向に移動可能に設けられると共に不図示の付勢手段に
より第6伝達ギア58fの方向に付勢されており、これ
によりカール付けローラホルダ60が上方に移動する
と、図19及び図20に示す矢印方向に移動し、第6伝
達ギア58fに噛合するようになっている。
【0086】次に、このように構成された移動機構のカ
ール付けローラ移動動作について説明する。
【0087】例えば図3に示す操作部65により予め設
定されたシート情報に基づき、シート積載台23に積載
されたシートPが通常の厚さのシートPと判断すると制
御装置50は、第1及び第2離間センサ63,64から
の検知信号を確認し、第1及び第2離間センサ63,6
4からの検知信号が両方ともONとなっていなければ、
離間クラッチ61を作動させてカム59を回転させる。
【0088】そして、このようにカム59を回転させた
後、第1及び第2離間センサ63,64からの検知信号
が両方ともONとなった状態のとき、離間クラッチ61
を切ることにより、カール付けローラ30の位置を、他
の位置から第1位置に変更することができる。これによ
り、通常のシートPに下カール付けを行うことが可能と
なる。
【0089】また、シート情報に基づき搬送されてくる
シートPが厚紙と判断すると制御装置50は、第1及び
第2離間センサ63,64からの検知信号を確認し、第
1離間センサ63からの検知信号がON、第2離間セン
サ64からの検知信号がOFFとなっていなければ、離
間クラッチ61を作動させてカム59を回転させる。
【0090】そして、このようにカム59を回転させた
後、第1離間センサ63からの検知信号がON、第2離
間センサ64からの検知信号がOFFとなった状態と
き、離間クラッチ61を切ることにより、カール付けロ
ーラ30の位置を、他の位置から第2位置に変更するこ
とができる。
【0091】これにより、カール付け手段7(カール付
けローラ30)を搬送手段(搬送ローラ)として使用す
ることができ、サイズの大きい厚紙等でも確実に搬送す
ることができる。
【0092】また、シート情報に基づき搬送されてくる
シートPが封筒等と判断すると制御装置50は、第1及
び第2離間センサ63,64からの検知信号を確認し、
第1及び第2離間センサ63,64からの検知信号がO
FFとなっていなければ、離間クラッチ61を作動させ
てカム59を回転させる。
【0093】そして、このようにカム59を回転させた
後、第1及び第2離間センサ63,64からの検知信号
がOFFとなった状態とき、離間クラッチ61をきるこ
とにより、カール付けローラ30の位置を、他の位置か
ら第3位置に変更することができる。
【0094】これにより、封筒等のシートPに対してカ
ール付け手段7の力が作用しないようにすることがで
き、シートPを、変形等を生じさせることなく搬送する
ことができる。なお、カール付けローラ30を封筒等の
シートPの厚さに応じた距離だけ金属ローラ57から離
間させるようにすれば、カール付けローラ30を搬送ロ
ーラとして使用することができるようになる。
【0095】このように、シートPの種類に応じてカー
ル付けローラ30を移動させることにより、シートPの
カール付けが可能となるばかりでなく、シートPを確実
に、且つ変形等を生じさせることなくシートPを搬送す
ることができる。
【0096】なお、上記実施の形態では、カール付けロ
ーラ30を3つの位置に移動可能に設けたものを説明し
たが、カールを付けるための第1の位置と、封筒を送る
ために金属ローラ57から離間した第3の位置の二つの
位置の間のみで移動可能にしても良い。
【0097】ところで、これまでの説明において、例え
ば既述した図1に示すように斜行補正手段6の下流側に
カール付け手段7を配した場合について述べてきたが、
例えば斜行補正手段6が斜送ローラ26により斜送され
たシートを基準ガイドに押し付けることにより、斜行を
補正する構成のものの場合、シートが上カールしている
とシートが基準ガイドに乗り上げたりして適切な斜行補
正をすることができない場合がある。
【0098】即ち、シートPが上カールしていると適切
な斜行補正をすることができない場合がある。そこで、
このように場合には、例えば、図22に示すように斜行
補正手段6の上流側にカール付け手段7を配するように
しても良い。
【0099】そして、このように斜行補正手段6の上流
側にカール付け手段7を配するようにすることにより、
上カールの無い状態のシートPを斜行補正手段6に搬送
することができ、シートPの斜行を確実に補正すること
ができる。なお、カール付け手段7を通過する際、シー
トPに下カールが発生することがあるが、このように下
カールが発生した場合、シートPは、基準ガイドに乗り
上げたりすることは無いので、適切な斜行補正を行うこ
とができる。
【0100】
【発明の効果】以上説明したように本発明のように、画
像形成部の上流側に配したカール付け手段によってシー
トを画像形成部に設けられたインクジェットヘッドに接
触しない方向にカールさせることにより、シートの先端
に不必要なインクが付着しないようにすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像形成装置の一例
であるインクジェットプリンタの概略構成を示す側面
図。
【図2】上記インクジェットプリンタの構成を示す平面
図。
【図3】上記インクジェットプリンタの制御ブロックを
示す図。
【図4】上記インクジェットプリンタのシート給送装置
の構成を説明するための図。
【図5】上記シート給送装置に設けられた分離手段の分
離ローラを昇降させる昇降機構を説明する正面図。
【図6】上記分離ローラを昇降させる昇降機構を説明す
る側面図。
【図7】上記分離ローラを昇降させる昇降機構の分離ロ
ーラが上昇したときの状態を示す正面図。
【図8】上記分離ローラを昇降させる昇降機構の分離ロ
ーラが上昇したときの状態を示す側面図。
【図9】上記シート給送装置に設けられた分離手段の分
離パッドの動作を説明する図。
【図10】上記分離パッドの構成を示す斜視図。
【図11】上記シート給送装置に設けられた分離斜面ユ
ニットの構成を示す断面図。
【図12】上記分離斜面ユニットの構成を示す平面図。
【図13】上記分離斜面ユニットのシート搬送時の状態
を示す断面図。
【図14】上記シート給送装置に設けられた給紙ローラ
を上方移動させるための駆動機構を示す図。
【図15】上記駆動機構により給紙ローラが上方移動し
たときの状態を示す図。
【図16】上記分離手段を経てシートが斜行補正手段に
向かうときの状態を示す図。
【図17】上記斜行補正手段を経てシートがカール付け
手段に向かうときの状態を示す図。
【図18】上記シート給送装置に設けられたカール付け
手段のカール付けローラを移動させる移動機構の構成を
示す側面図。
【図19】上記カール付けローラを移動させる移動機構
の構成を示す正面図。
【図20】上記カール付けローラを第2の位置に移動し
た時の移動機構の状態を示す図。
【図21】上記カール付けローラを第3の位置に移動し
た時の移動機構の状態を示す図。
【図22】上記カール付け手段の他の配置を示す図。
【符号の説明】
1 インクジェットプリンタ 2 画像形成部 3 シート給送装置 5 分離手段 6 斜行補正手段 7 カール付け手段 8 分離パッド 23 シート載置台 24 給紙ローラ 25 分離ローラ 26 斜送ローラ 28 分離斜面ユニット 30 カール付けローラ 39 斜送ピンチコロ 40 斜送ピンチバネ 42 ピックアップソレノイド 49 分離クラッチ 52 (分離パッドの)当接部 52a (当接部の)直線部 53 補助パッド 55 補助板バネ 56 分離斜面 57 金属ローラ 59 離間カム 61 離間クラッチ 63 第1離間センサ 64 第2離間センサ G 基準ガイド P シート S1 シート高さ検知センサ S2 カムセンサ S3 第1シートセンサ S4 第2シートセンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C056 HA30 HA33 3F053 HA08 HB01 LA01 LB03 3F102 AA01 AB01 BA02 BB04 DA02 EA06

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクジェット方式の画像形成部を備え
    た画像形成装置において、 前記画像形成部におけるシート搬送方向の上流側にシー
    トを所定方向にカールさせるカール付け手段を配したこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記カール付け手段は、前記画像形成部
    に設けられたインクジェットヘッドに前記シートの先端
    が接触しない方向に前記シートをカールさせることを特
    徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記インクジェットヘッドの下側にシー
    トを搬送する搬送手段を設け、該搬送手段は、シートの
    下面を支持して送る搬送ベルトと、シートの画像形成側
    の面を保持する拍車ローラとを備え、前記カール付け手
    段は、シートに上側に凸形状となったカールを形成する
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記カール付け手段は、軟性の回転体
    と、硬性の回転体とにより構成されると共に、前記2つ
    の回転体は前記シートにカール付けをする圧接状態と、
    前記2つの回転体が離間する離間状態の2つの状態を取
    ることを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装
    置。
  5. 【請求項5】 前記カール付け手段は、軟性の回転体
    と、硬性の回転体とにより構成されると共に、前記2つ
    の回転体は前記シートにカール付けをする圧接状態と、
    前記シートの搬送が可能な接触状態と、離間状態の3つ
    の状態を取ることを特徴とする請求項1又は2記載の画
    像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記カール付け手段は、前記軟性の回転
    体を移動可能に支持し、移動位置を検知する検知手段を
    設けて、該検知手段の検知に基づいて前記3つの状態で
    前記軟性の回転体を停止させることを特徴とする請求項
    5に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記シートの斜行を補正する斜行補正手
    段を備え、前記カール付け手段を前記斜行補正手段の上
    流側に設けたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれ
    かに記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記斜行補正手段は、シートの搬送方向
    と平行な搬送基準となる基準ガイドに向けてシートを斜
    めに搬送する斜送ローラと、該斜送ローラに斜送ピンチ
    バネにより圧接している斜送ピンチコロとにより構成し
    たことを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006240749A (ja) * 2005-02-28 2006-09-14 Canon Finetech Inc 記録装置および情報処理方法
JP2015221700A (ja) * 2014-05-22 2015-12-10 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 搬送装置及び画像形成装置
US9342025B2 (en) 2014-02-27 2016-05-17 Kyocera Document Solutions Inc. Conveyor device and image forming apparatus

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