JP4752835B2 - 光ディスク識別情報記録装置及び光ディスク識別情報記録方法 - Google Patents

光ディスク識別情報記録装置及び光ディスク識別情報記録方法 Download PDF

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Description

本発明は、光ディスクの所定半径領域に低反射率箇所と高反射率箇所とからなる識別情報を記録する光ディスク識別情報記録装置及び光ディスク識別情報記録方法に関する。
従来より、光ディスクの不正コピー防止のために、光ディスクの最内周部のBCA(バース卜カッティングエリア)と呼ばれる箇所にバーコード状のデータを記録することが行われている。このバーコード状のデータには光ディスクの個別情報が記録されており、この個別情報を用いて光ディスクを管理することにより、光ディスクの不正コピーを防止している。このバーコード状のデータ(以下、BCAコードという)は、間隔が異なる複数のバーからなるデータである。このデータは、連続番号や識別番号などの個別情報であるBCAコードの元データ(以下、BCAデータという)を所定のデータ変換により変換(エンコード)したデータである。
BCAコードの記録においては、バーを低反射率とすることで形成し、バーとバーの間を高反射率のまま残すことで形成している。具体的に説明すると、特許文献1に示されるように、レーザ光強度がハイレベルとローレベルとからなるパルス状のレーザ光を光ディスクに照射し、光ディスクを回転させると共にレーザ光の照射位置を半径方向に移動させる。このようにすると図5に示すようにレーザ光照射により光ディスク上に形成された長円状の光スポットSPは、光ディスクを固定して見ると、光ディスクの周方向と半径方向とに移動し、レーザ光強度がハイレベルの箇所は表面が溶解して低反射率となり、レーザ光強度がローレベルの箇所は高反射率のままで残ることになる。そして、回転に対するパルス状のレーザ光の出射タイミングを制御すれば、低反射率と高反射率の箇所は半径方向において同じ位置に形成され所定の半径領域にBCAコードを記録することができる。尚、レーザ光強度がハイレベルのとき表面が溶解する代わりに内部の記録層が変化して低反射率となり、レーザ光強度がローレベルのときは記録層が変化せず高反射率のままで残ることでBCAコードを記録する方法もある。
特開2007−35087号公報
これによれば、精度よくBCAコードの記録を行うことができる。しかし、光スポットSPを周方向と半径方向とに移動しているため、すなわち螺旋状に光スポットSPを移動しているため、周方向を直線状にして誇張すると図6に示すようにBCAコードの内周側端と外周側端における半径位置が周方向において異なることになる。
このため次の問題がある。
1)BCAコードの内周側端と外周側端における半径位置の許容範囲Aは規格で決まっており(例えばDVDにおいては±60μm)、BCAコードの記録開始半径位置と記録終了半径位置とを適切に設定することで、BCAコードの内周側端と外周側端をこの許容範囲A内(図6における破線の範囲内)にするようにしても、光ディスクには偏心が存在するため光ディスクによっては、BCAコードの一部の内周側端と外周側端における半径位置がこの許容範囲A内に入らない可能性がある。
2)光スポットSPの大きさを大きくし、光ディスクの1回転における半径方向の送り量(以下、送りピッチという)を大きくした方が、初期化及びBCAコードの記録を短時間で行うことができるため生産効率がよくなるが、光スポットSPの大きさを大きくし、送りピッチを大きくしていくと、BCAコードの一部の内周側端と外周側端における半径位置が許容範囲A内に入らなくなってしまう。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、BCAコードのような識別情報を光ディスクに記録する光ディスク識別情報記録装置及び光ディスク識別情報記録方法において、容易に識別情報(BCAコード)の内周側端と外周側端における周方向の半径位置を同一にし、識別情報(BCAコード)の内周側端と外周側端における半径位置を許容範囲内にすることが可能な光ディスク識別情報記録装置及び光ディスク識別情報記録方法を提供することにある。
請求項1記載の光ディスク識別情報記録装置は、識別情報記録手段が、識別情報の記録を開始してから少なくとも周方向における識別情報の記録の終了位置まで半径方向移動手段による径方向移動を停止するか、識別情報の径方向移動側の端部が形成される記録を開始してから半径方向移動手段による径方向移動を停止するかの少なくとも1方を行うようにしたことを特徴とする。
請求項2記載の光ディスク識別情報記録装置は、回転手段による回転角度に相当する値を検出する回転角度検出手段と、識別情報の周方向における終了位置の回転角度に相当する値を計算する周方向終了位置算出手段とを備え、識別情報記録手段が、識別情報の記録を開始した後、回転角度検出手段が周方向終了位置算出手段により算出された回転角度に相当する値を検出したとき、半径方向移動手段による径方向移動を開始することを特徴とする。
請求項3記載の光ディスク識別情報記録装置は、半径位置検出手段により取得した識別情報の記録を開始した周方向位置における半径位置と、設定された識別情報の記録終了半径位置と、設定された回転手段による回転が1回転行われる際の半径方向移動手段による径方向の送り量と、記憶されている回転手段による回転が1回転未満のとき光ディスクに照射されたレーザ光により形成される低反射率箇所又は高反射率箇所の半径方向の幅とから、識別情報の記録を開始した周方向位置付近で識別情報の記録が終了する半径位置となるための補正された回転手段による回転を1回転行う際の半径方向移動手段による径方向の送り量を計算する補正径方向送り量算出手段を備え、半径方向移動手段が、補正径方向送り量算出手段により計算された送り量に基づいて径方向移動を行うことを特徴とする。
請求項4記載の光ディスク識別情報記録装置は、設定された識別情報の記録開始半径位置と、設定された半径方向移動手段による径方向移動が開始される回転角度又は周方向終了位置算出手段により算出された半径方向移動手段による径方向移動が開始される回転角度と、設定された識別情報の記録終了半径位置と、設定された回転手段による回転が1回転行われる際の半径方向移動手段による径方向の送り量と、記憶されている回転手段による回転が1回転未満のとき光ディスクに照射されたレーザ光により形成される低反射率箇所又は高反射率箇所の半径方向の幅とから、識別情報の記録を開始した周方向位置付近で識別情報の記録が終了する半径位置となるための補正された回転手段による回転を1回転行う際の半径方向移動手段による径方向の送り量を計算する補正径方向送り量算出手段を備え、半径方向移動手段が、補正径方向送り量算出手段により計算された送り量に基づいて径方向移動を行うことを特徴とする。
請求項5記載の光ディスク識別情報記録方法は、識別情報の記録を開始してから少なくとも周方向における識別情報の記録の終了位置までレーザ光照射位置の半径方向移動を停止するか、識別情報の半径方向移動側の端部が形成される記録を開始してからレーザ光照射位置の半径方向移動を停止するかの少なくとも1方を行うことを特徴とする。
請求項1及び請求項5の発明によれば、識別情報記録開始直後と記録終了直前において半径方向移動を行わないようにするようにしたことから、識別情報(BCAコード)の内周側端と外周側端における周方向の半径位置を同一にすることができ、識別情報(BCAコード)の内周側端と外周側端における半径位置を許容範囲内にすることが可能である。
請求項2の発明によれば、識別情報記録開始直後、識別情報(BCAコード)の周方向での終了位置を検出してから半径方向移動を行うようにしたことから、識別情報(BCAコード)記録開始時点のレーザ光照射跡と次の半径位置のレーザ光照射跡との重なりをできる限り小さくすることができ、光ディスクによっては発生するレーザ光の照射跡が大きく重なることによる識別情報(BCAコード)の形状の悪化を防ぐことができる。
請求項3又は請求項4の発明によれば、記録開始の周方向位置付近で記録終了の半径位置となるための送りピッチを計算し、その送りピッチに従って径方向の移動を行うようにしたことから、識別情報(BCAコード)記録終了直前のレーザ光照射跡とその前の半径位置のレーザ光照射跡との重なりをできる限り小さくすることができ、光ディスクによっては発生するレーザ光の照射跡が大きく重なることによる識別情報(BCAコード)の形状の悪化を防ぐことができる。
以下、本発明の形態について図面を参照しながら具体的に説明する。本発明の形態における光ディスク識別情報記録装置は、光ディスクにパルス状のレーザ光を照射し、低反射率箇所と高反射率箇所とからなる識別情報(BCAコード)を所定の半径領域に記録する装置である。
図1は、本発明が適用された光ディスク識別情報記録装置の全体構成を示す構成図である。図2は、同光ディスク識別情報記録装置のコントローラが実行するプログラムのフローチャートである。図3は、検出する半径値の検出点を光スポットと光ディスクに形成される低反射率箇所と高反射率箇所と共に示した説明図である。図4は、BCAコードを同じ半径位置が直線になるようにし、レーザ光照射跡が隣の半径位置におけるレーザ光照射跡と重なるようにしてBCAコードのバーが形成される様子を示した説明図である。
図1に示すように光ディスク識別情報記録装置1は、光ピックアップ200、表示装置402や入力装置404を備えたコントローラ400、信号増幅回路100、フォーカスエラー信号生成回路102、フォーカスサーボ回路104、ドライブ回路106、再生信号生成回路108、2値化回路110、データ復号回路112、データ変換回路202、記録用信号生成回路204、レーザ駆動回路206、クロック信号発生回路208、回転角度検出回路212、スピンドルモータ214、スピンドルモータ制御回路210、フィードモータ300、フィードモータ制御回路304、半径値検出回路302等から構成されている。
光ピックアップ200は、レーザ光源,コリメートレンズ,偏光ビームスプリッタ,1/4波長板,対物レンズ,フォーカスアクチュエータ,集光レンズ,ナイフ,フォトディテクタ等から構成される。レーザ光源から出射されたレーザ光は、コリメートレンズにより断面が長円形状の平行光になり、偏光ビームスプリッタを透過し1/4波長板を介して対物レンズに入射し、対物レンズにより集光して光ディスクDK上に長円形状の光スポットSPを形成する。光ディスクDKで反射したレーザ光は対物レンズで平行光になり、1/4波長板を介して偏光ビームスプリッタに入射する。このとき、レーザ光の偏光方向は1/4波長板を2度通過することにより出射時のレーザ光の偏光方向から90度回転している。このため、偏光ビームスプリッタに入射したレーザ光は反射して集光レンズに入射し、ナイフを介して2分割又は4分割されたフォトディテクタに入射する。ナイフは先端位置がレーザ光の光軸位置にありナイフエッジ法によるフォーカスサーボを行うために設けられている。フォーカスアクチュエータはフォーカスサーボにおいて対物レンズをレーザ光の光軸方向に駆動するために設けられている。
データ変換回路202は、コントローラ400から入力した光ディスクDKに与えられた光ディスク固有のBCAデータを、例えばDVDの場合はBCAコードのバーとバーとの間隔が1Tから4Tまでとなるデータ(Blu-ray Discの場合は2Tから5Tまでとなるデータ)に変換(エンコード)し、記録用信号生成回路204に出力する。
クロック信号発生回路208は、スピンドルモータ214のエンコーダからのパルス信号により、BCAコードの記録の単位となるクロック信号(例えば14400パルス/周)を発生させ、記録用信号生成回路204に供給する。記録用信号生成回路204は、データ変換回路202から入力するデータを記憶しておき、スピンドルモータ214内にあるエンコーダからのインデックス信号が入力すると、このデータから例えばDVDの場合はBCAコードのバーとバーとの間隔が1Tから4Tまでとなるパルス信号を作成する。そしてさらに、このパルス信号からBCAコードを再生したときの波形が最適になるような波形(例えばハイレベルの立ち上がり部分をより波高値を大きくする波形)のパルス信号を作成し、このパルス信号をクロック信号発生回路208から入力する信号により変調してレーザ駆動回路206に出力する。クロック信号による変調は、例えばクロック信号を14400パルス/周の信号にし、例えばDVDにBCAコードを記録する場合はBCAコード幅(ハイレベル,低反射率箇所)が10パルス、BCAコードのバーとバーとの間隔(ローレベル,高反射率箇所)の1Tが31パルスに相当するように変調が行われる。
レーザ駆動回路206は、記録用信号生成回路204からパルス信号が入力し、さらにコントローラ400からレーザ光照射の種類に相当する信号とレーザ光強度に相当する信号とが入力する。そして、これらの信号に基づいて光ピックアップ200内にあるレーザ光源が次の表1のようにレーザ光照射を行うための駆動信号をレーザ光源に対して供給する。
Figure 0004752835
スピンドルモータ制御回路210は、コントローラ400から回転速度の指令を受け、スピンドルモータ214内臓のエンコーダからのパルス信号を入力し、このパルス信号の単位時間あたりのパルス数が、指令された回転速度に相当するパルス数になるようスピンドルモータ214の回転速度を制御する。コントローラ400には、回転速度としてBCAコード記録用回転速度及びBCAデータ再生用回転速度の2つが記憶されている。これらはいずれも線速度として記憶されているため、後述する半径値検出回路302が出力する半径値から(線速度)/(半径値×2π)の計算により(回転数/時間)の単位の回転速度に変換しスピンドルモータ制御回路2l0に一定間隔で出力する。
回転角度検出回路212は、装置の電源が投入されると駆動開始し、スピンドルモータ214内にあるエンコーダから入力するパルス信号のパルス数をカウントし、カウント数又はカウント数から計算される回転角度のデジタルデータを一定間隔でコントローラ400に出力する。回転角度検出回路212には、エンコーダからインデックス信号も入力しており、インデックス信号が入力するとそれまでのカウント数をリセットして0にする。即ち、インデックス信号が入力する位置が回転基準位置(回転角度0の位置)である。
信号増幅回路100は、光ピックアップ200のフォトディテクタからの信号を増幅し、フォーカスエラー信号生成回路102と再生信号生成回路108に出力する。フォーカスエラー信号生成回路102、フォーカスサーボ回路104、ドライブ回路106及び光ピックアップ200のフォーカスアクチュエータにより、光ピックアップ200から照射されるレーザ光の焦点が光ディスクDKの記録層に合うための制御であるフォーカスサーボが行われる。尚、この実施形態では、光ピックアップ200において光ディスクDKからの反射光を受光する分割されたフォトディテクタの手前には、ナイフと集光レンズが配置されナイフエッジ法によるフォーカスサーボを行うようになっているが、フォーカスサーボの方法はナイフエッジ法に限らず、例えばSSD法などによるフォーカスサーボを用いてもよい。
再生信号生成回路108は、光ピックアップ200内の分割された受光素子から出力され信号増幅回路100で増幅された信号をすべて足し合わせた信号(すなわち反射光の強度に相当する信号)を出力する。2値化回路110は、再生信号生成回路108が出力する信号を設定されたレベルでスライスし、ハイレベルとローレベルとからなるパルス信号にする。このパルス信号はBCAコードのバーの箇所がローレベルとなり、BCAコードのバーとバーとの間がハイレベルとなるパルス信号である。データ復号回路112は、BCAコードにレーザ光を照射し、BCAデータを再生するときのみ、コントローラ400からの指令により作動する。データ復号回路112は、作動開始の指令を受けた後、2値化回路110からパルス信号が入力すると、入力したパルス信号から例えばDVDの場合はBCAコードのバーとバーとの間隔が1Tから4Tまでとなるデータを作成する。これは、データ変換回路202が出力するデータに相当する。そして、このデータからデータ変換回路202が行うデータ変換とは逆の変換を行うことでBCAデータを復号し、復号したBCAデータをコントローラ400に出力する。
半径値検出回路302は、装置の電源が投入されると駆動開始し、フィードモータ300が内臓するエンコーダからのパルス信号の入力が停止したときを初期半径値として、それ以降入力するパルス信号をカウントして移動距離を算出し、初期半径値に加減することで半径値を算出し、コントローラ400及び後述するフィードモータ制御回路304に出力する。尚、半径値検出回路302が検出する半径値の検出点rは、図3に示すよう光スポットSPの内周側の端付近で低反射率箇所と高反射率箇所の境界ができる位置。言い換えると光ディスクに低反射率箇所が形成される最も低いレーザ光強度の位置である。
フィードモータ制御回路304は、以下の働きをする。
・装置の電源が投入されると駆動開始し、フィードモータ300を駆動限界位置(初期半径値である位置)まで駆動する。
・コントローラ400から半径値が入力すると、半径値検出回路302から入力する半径値から駆動方向を判定してフィードモータ300を駆動し、半径値検出回路302から入力する半径値がコントローラ400から入力した半径値になるとフィードモータ300の駆動を停止する。
・コントローラ400から半径方向送り指令が入力すると、コントローラ400から一定間隔で入力する送り速度にフィードモータ300に内臓するエンコーダからのパルス信号をカウントすることにより算出した送り速度が一致するよう、フィードモータ300の回転を制御する。
コントローラ400には、光ディスクDKが1回転するときにレーザ光照射位置が移動する基本の距離(以下、基本送りピッチPという)が記憶されており、後述する補正送りピッチP’が計算されるまでは、この基本送りピッチPを前述した(回転数/時間)の単位の回転速度の逆数(1回転の時間)で除算して送り速度を算出し、フィードモータ制御回路304に出力する。後述する補正送りピッチP’が計算された後は、この補正送りピッチP’を用いて同じ計算により送り速度を算出し、フィードモータ制御回路304に出力する。
そして、コントローラ400には、図3にLと示されている、検出する半径位置から光スポットSPの外周側の端付近で低反射率箇所と高反射率箇所との境界ができる位置までの距離L、言い換えると光スポットSPを光ディスク1回転分移動して低反射率箇所を形成したときの低反射率箇所の半径方向幅Lが記憶されている。この値Lは、後述する補正送りピッチP’を計算する際と後述する半径方向移動を停止する半径位置検出の際に用いられる。
このように構成された光ディスク識別情報記録装置1において、BCAコードの記録は図4に示したように行われる。図4は、放射状に形成されるBCAコードを同じ半径位置が直線になるようにし、レーザ光照射位置が円周方向と半径方向に移動することにより各半径位置におけるレーザ光照射跡が隣の半径位置におけるレーザ光照射跡と重なるようにしてBCAコードのバーが形成される様子を示した図である。尚、図6はわかりやすくするためバーの幅を実際より大きくし、バーの数を実際より少なくして示してある。
このBCAコードの記録において、記録開始半径位置では記録が開始されるA点から記録が終了するB点まで半径方向移動が行われず、バーの端部は同じ半径位置に形成される。そして、記録が終了するB点で半径方向移動が開始するが、BCAコードの記録の間、半径方向移動が行われないため次の半径位置におけるレーザ光照射跡と記録開始半径位置におけるレーザ光照射跡との重なりがそれ以降よりも大きい。ただし、半径方向移動の開始点がB点より後になるほど、次の半径位置におけるレーザ光照射跡と記録開始半径位置におけるレーザ光照射跡との重なりが大きくなり、バーの形状が悪くなる度合いが大きくなる。すなわち、B点で半径方向移動を開始すれば、バーの形状が悪くなる度合いを極力抑制することができる。
そして、基本送りピッチPを適切に補正して後述する補正送りピッチP’にすることで、記録終了半径位置ではA点付近でレーザ光照射跡の半径方向移動側位置がその半径位置に到達し、以後記録が終了するB点まで半径方向移動が行われず、バーの半径方向移動側の端部は同じ半径位置に形成される。
記録終了半径位置におけるA点付近からB点まで半径方向移動が行われないため、最後のレーザ光照射跡のその前の半径位置におけるレーザ光照射跡との重なりはそれ以前よりも大きい。ただし、半径方向移動の停止点がA点より後になるほど、最後のレーザ光照射跡のその前の半径位置におけるレーザ光照射跡との重なりが大きくなり、バーの形状が悪くなる度合いが大きくなる。すなわち、A点付近で半径方向移動を停止すれば、バーの形状が悪くなる度合いを極力抑制することができる。
このようなBCAコードの記録は、図2に示すフローのプログラムを実行することにより行われる。作業者は、光ディスク識別情報記録装置1の電源を投入した後、BCAコードを記録する光ディスクDKをターンテーブル216にセットし、入力装置404からBCAコード記録開始の指令を入力すると、コントローラ400は図2に示すフローのプログラムをスタートさせ、光ディスクDKへのBCAコードの記録と、記録したBCAコードからのBCAデータ再生が行われる。以下、プログラムのフローに沿って説明する。尚、以後の本実施例の説明において、括弧内の符号は図2の符号に対応している。
まず、スピンドルモータ制御回路210にBCAコード記録用の回転速度の指令が入力してスピンドルモータ214がBCAコード記録用の回転速度で回転を開始し(S102)、データ変換回路202にBCAデータが出力され(S104)、データ変換回路202でデータ変換(エンコード)が行われ、BCAコードの基になるデータが記録用信号生成回路204とコントローラ400に出力される。
次に、データ変換回路202から入力したBCAコードの基になるデータから記録が終了する回転角度(図4のB点における回転角度)θeを計算する(S106)。記録用信号生成回路204からは、例えばDVDであれば値が1から4の間で変化する数値列が入力する。これがバーとバーとの間隔1T〜4Tに相当し、バーとバーとの間隔における1T及びバーの幅は規格で決まっているため記録開始から最後のバーが終了する箇所までの長さは計算できる。これをBCAコードの記録開始位置の半径における円の長さで除算して360°を掛ければ最後のバーが終了する箇所の回転角度θeは計算できる。尚、回転角度検出回路212から入力するデータがカウント値である場合は、360°の代わりに1回転においてスピンドルモータ214内にあるエンコーダが出力するパルス信号のパルス数を用いればよい。そして、フィードモータ制御回路304に半径値が入力して設定されているBCAコードの記録開始半径位置へ移動し(S108)、レーザ駆動回路206へ非記録条件でのレーザ光照射の指令が入力してピックアップ200から光ディスクDKに変化が生じない一定強度のレーザ光が出射し(S110)、図示されていないフォーカスアクチュエータを駆動する回路に作動指令が入力して光ピックアップ200のフォーカスアクチュエータが対物レンズをレーザ光の光軸方向に駆動し、フォーカスエラー信号生成回路102が出力する信号に生じるS字信号が0クロスするタイミングでフォーカスサーボ回路104に作動指令が入力し、フォーカスサーボを開始する(S112)。
インデックス信号が入力してから(図4のA点に到達してから)(S114−YES)、レーザ駆動回路206に記録条件でのレーザ光照射の指令が入力して、光ピックアップ200から記録用のレーザ光が照射開始してBCAコードの記録を開始する(S116)。この段階で半径方向移動はされていないため、BCAコードの端は同じ半径位置に形成される。回転角度検出回路212から回転角度の取り込みを開始し(S118)、回転角度が予め計算された回転角度θeに到達した時点で(図4のB点に到達した時点で)(S120−YES)、フィードモータ制御回路304に半径方向送り指令が入力して半径方向移動を開始する(S122)。そして、回転角度取り込みを終了し(S124)、インデックス信号が入力した時点で(図4のA点に到達した時点で)(S128−YES)、半径値回路302から半径値を取り込む(S130)。
そして、補正送りピッチP’を計算する(S132)。計算は以下のように行われる。まず、半径値を取り込んだ時点の半径値をr、設定されているBCAコード記録終了半径値をre、前述のように光スポットSPを光ディスク1回転分移動して低反射率箇所を形成したときの低反射率箇所の半径方向幅(即ちレーザ光照射跡の半径方向幅)をL、基本送りピッチをPとする。すると、基本送りピッチPで半径方向移動を行い、BCAコードが最も記録終了半径位置に近づいたとき、記録開始の周方向位置(図4のA点)での記録終了半径位置とバーの半径方向移動側位置との差は、下記の数1を整数kで算出したときの余りdである。
Figure 0004752835
(L−P)は、レーザ光照射跡の重なりであり、最後のレーザ光照射跡は半径方向移動側は重なりがないため引かれている。すなわち、数1における余りdはPの幅ずつバーが形成され、最後にP+(L−P)の幅でバーが形成されるとして、k回バーを形成したときの長さP・K+(L−P)の|re−r|からの差であるdであると見なせばよい。この余りdが基本送りピッチPの1/2未満である場合は、余りdの移動分を基本送りピッチPを微小量増加させることで、1/2以上である場合は(P−d)分の余計な移動分を基本送りピッチPを微小量減少させることで、余りdが生じないようにする。即ち記録開始の周方向位置で(図4のA点で)記録終了半径位置に到達するようにする。具体的には、余りdが基本送りピッチPの1/2未満である場合は以下の数2の計算を行い、余りdが基本送りピッチPの1/2以上である場合は数3の計算を行う。
Figure 0004752835
Figure 0004752835
(L−P)と(L−P’)は値が異なるが差は微小量であるので、補正送りピッチP’による径方向移動を行えば余りdは生じないようにすることができる。このとき、送りピッチの分解能がわかっていれば、数2においてはその分解能の桁でd/kを切り上げ、数3においてはその分解能の桁で{(P−d)/k}を切り下げる。これにより、記録開始の周方向位置(図4のA点)のやや手前で記録終了半径位置に到達し、記録開始の周方向位置におけるバーの半径方向移動側端の半径位置がやや小さくなることがないようにすることができる。補正送りピッチP’を計算すれば、これ以降の半径方向移動は補正送りピッチP’を用いて計算された移動速度で行われる。
そして、半径値+Lが記録終了半径位置に到達した時点(記録開始の周方向位置付近,図4のA点付近で到達する)で(S134−YES)、フィードモータ制御回路304に半径方向送り停止指令が入力して半径方向移動が停止し(S136)、回転角度検出回路212から回転角度の取り込みを開始し(S138)、回転角度がθe(図4のB点における回転角度)になった時点で(S140−YES)、フォーカスサーボ回路104に作動停止命令が入力してフォーカスサーボが停止し(S142)、レーザ駆動回路206にレーザ光照射の停止指令が入力して、光ピックアップ200からのレーザ光照射が停止する(S144)。
次に、フィードモータ制御回路304に半径値が入力してBCAコードを記録した半径領域の中心位置へ移動し(S146)、スピンドルモータ制御回路210にBCAデータ再生用の回転速度の指令が入力して回転速度をBCAデータ再生用の回転速度に変更し(S148)、レーザ駆動回路206に非記録条件でのレーザ光照射の指令が入力して、光ピックアップ200から光ディスクDKに変化が生じない一定強度のレーザ光が出射し、(S150)、上述(S112)と同様にフォーカスサーボを開始し(S152)、データ復号回路112の作動を開始する(S154)。これにより、データ復号回路112は、復号したBCAデータを出力するようになるので、このデータを入力し(S156)、元のBCAデータ(データ変換回路202に出力したBCAデータ)と復号したBCAデータとを比較し、正しくBCAコードが記録されたか否かの判定結果を表示装置402に表示する(S158)。
そして、フォーカスサーボ回路104、レーザ駆動回路206、スピンドルモータ制御回路210に作動停止指令が入力してフォーカスサーボ、レーザ光照射、回転の停止が行われ(S160)、データ復号回路112の作動停止を行い(S162)、プログラムを終了する(S164)。以後、作業者はターンテーブル216から光ディスクDKを取り除き、新しい光ディスクDKをターンテーブル216にセットして再び入力装置404からBCAコード記録開始の指令を入力する。これを繰り返すことで次々に光ディスクDKにBCAコードの記録が行われる。
以上のように、本実施の形態における光ディスク識別情報記録装置1によれば、識別情報記録開始直後と記録終了直前において半径方向移動を行わないようにするようにしたことから、BCAコードの内周側端と外周側端における周方向の半径位置を同一にすることができ、BCAコードの内周側端と外周側端における半径位置を許容範囲内にすることが可能である。
また、識別情報記録開始直後、BCAコードの周方向での終了位置を検出してから半径方向移動を行うようにすることで、BCAコード記録開始時点のレーザ光照射跡と次の半径位置のレーザ光照射跡との重なりをできる限り小さくすることができ、光ディスクDKによっては発生するレーザ光の照射跡が大きく重なることによるBCAコードの形状の悪化を防ぐことができる。
さらに、記録開始の周方向位置付近で記録終了の半径位置となるための送りピッチを計算し、その送りピッチに従って径方向の移動を行うようにすることで、BCAコード記録終了直前のレーザ光照射跡とその前の半径位置のレーザ光照射跡との重なりをできる限り小さくすることができ、光ディスクDKによっては発生するレーザ光の照射跡が大きく重なることによるBCAコードの形状の悪化を防ぐことができる。
尚、上記実施形態は様々な変形が可能である。上記実施形態では、BCA記録開始の周方向位置で、即ちスピンドルモータ214内にあるエンコーダからインデックス信号が入力した時点で、半径値検出回路302から半径値を取り込み、その半径値を用いて補正送りピッチP’を計算したが、BCA記録終了の回転角度(図4のB点の回転角度)が計算されれば、この回転角度の位置からBCA記録開始の周方向位置までの回転角度が計算され、BCA記録開始の半径位置と基本送りピッチPから、BCA記録開始の周方向位置になったときの半径値を計算することができるので、半径値検出回路302から半径値を取り込む代わりに、この計算された半径値を用いるようにしてもよい。これによっても上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、上記実施形態では、BCAコード記録開始時点における半径方向移動開始のタイミングとBCAコード終了時点での周方向移動停止のタイミングを、レーザ光照射跡の重なりが極力小さくなるタイミングになるよう設定したが、レーザ光照射跡が完全に重なってもバーの形状の悪化がそれほど発生しなければ、BCAコード記録開始のタイミングと同じタイミングで、即ち、スピンドルモータ214内にあるエンコーダからインデックス信号が入力した時点で半径方向移動を開始し、周方向によらずBCAコード記録終了半径位置を検出した時点で半径方向移動を停止し、インデックス信号が2回入力した後(即ち光ディスクDKが少なくとも1回転した後)、レーザ光照射を停止するようにすればよい。これによれば、回転角度検出回路212が不要になるため装置のコストを抑制することができる。
さらに、上記実施形態では、BCAコード記録開始の周方向位置を検出するのにスピンドルモータ214内にあるエンコーダが出力するインデックス信号を使用したが、これ以外の信号で記録開始の周方向位置を検出するようにしてもよい。例えば、スピンドルモータ214内にあるエンコーダが出力するパルス信号から回転角度を検出し、回転角度が360度になるごとに0度になるようにしておき、設定した回転角度になると信号を出力するようにしてBCAコード記録開始の周方向位置を検出するようにしてもよい。
さらに、上記実施形態では、半径値の検出点を光スポットSPの内周側の端付近で高反射率箇所と低反射率箇所の境界ができる位置にしたが、反対側である光スポットSPの外周側の端付近で高反射率箇所と低反射率箇所の境界ができる位置にしてもよく、光スポットSPの内周側の端と外周側の端付近の高反射率箇所と低反射率箇所の境界ができる位置を正しく検出できれば、どのような位置を半径値の検出点にしてもよい。
さらに、上記実施形態では、ターンテーブル216とスピンドルモータ214に接続したフィードモータ300を駆動することでレーザ光照射位置をターンテーブル216の半径方向に移動するようにしたが、光ピックアップ200を移動する構成にしてもよく、また上記実施形態では、同一のレーザ光によりBCAコードの記録、BCAデータの再生及びフォーカスサーボを行ったが、コスト面を重視しなければレ―ザ光源を2つ以上にし、BCAコードの記録、BCAデータの再生及びフォーカスサーボの少なくとも1つは別のレーザ光を用いるようにしてもよく、本発明の目的を逸脱しなければ様々な変更が可能である。
以上のように、本発明によれば、BCAコードのような識別情報を光ディスクに記録する光ディスク識別情報記録装置及び光ディスク識別情報記録方法において、容易に識別情報(BCAコード)の内周側端と外周側端における周方向の半径位置を同一にし、識別情報(BCAコード)の内周側端と外周側端における半径位置を許容範囲内にすることが可能な光ディスク識別情報記録装置及び光ディスク識別情報記録方法を提供することができる。
本発明が適用された光ディスク識別情報記録装置の全体構成を示す構成図である。 同光ディスク識別情報記録装置のコントローラが実行するプログラムのフローチャートである。 検出する半径値の検出点を光スポットと光ディスクに形成される低反射率箇所と高反射率箇所と共に示した説明図である。 BCAコードを同じ半径位置が直線になるようにし、レーザ光照射跡が隣の半径位置におけるレーザ光照射跡と重なるようにしてBCAコードのバーが形成される様子を示した説明図である。 光ディスクに低反射率箇所と高反射率箇所とからなるBCAコードをレーザスポットの移動により記録していく様子を示した図である。 従来の光ディスク識別情報記録装置においてBCAコードの内周側端と外周側端の半径位置が周方向で一致していないことを示した説明図である。
符号の説明
1・・・・・光ディスク識別情報記録装置
100・・・信号増幅回路
102・・・フォーカスエラー信号生成回路
104・・・フォーカスサーボ回路
106・・・ドライブ回路
108・・・再生信号生成回路
110・・・2値化回路
112・・・データ復号回路
200・・・光ピックアップ
202・・・データ変換回路
204・・・記録用信号生成回路
206・・・レーザ駆動回路
208・・・クロック信号発生回路
210・・・スピンドルモータ制御回路
212・・・回転角度検出回路
214・・・スピンドルモータ
216・・・ターンテーブル
300・・・フィードモータ
302・・・半径値検出回路
304・・・フィードモータ制御回路
400・・・コントローラ
402・・・表示装置
404・・・入力装置

Claims (5)

  1. 光ディスクを搭載するターンテーブルと、該ターンテーブルを回転する回転手段と、該ターンテーブルに搭載した光ディスクにレーザ光を照射するレーザ光照射手段と、該レーザ光照射手段により該光ディスクに照射されるレーザ光の照射位置を該ターンテーブルの径方向に移動する半径方向移動手段と、該レーザ光照射手段により該光ディスクに照射されたレーザ光の該光ディスクにおける半径位置を検出する半径位置検出手段と、該回転手段により回転を行うと共に該半径方向移動手段により径方向移動を行い、該半径位置検出手段が取得した半径位置が設定された半径領域である期間、該レーザ光照射手段によりパルス状のレーザ光を照射することにより該光ディスクの設定された半径領域に低反射率箇所と高反射率箇所とからなる識別情報を記録する識別情報記録手段とを備えた光ディスク識別情報記録装置において、
    該識別情報記録手段が、該識別情報の記録を開始してから少なくとも周方向における該識別情報の記録の終了位置まで該半径方向移動手段による径方向移動を停止するか、該識別情報の径方向移動側の端部が形成される記録を開始してから該半径方向移動手段による径方向移動を停止するかの少なくとも1方を行うようにしたことを特徴とする光ディスク識別情報記録装置。
  2. 前記回転手段による回転角度に相当する値を検出する回転角度検出手段と、
    前記識別情報の周方向における終了位置の回転角度に相当する値を計算する周方向終了位置算出手段とを備え、
    前記識別情報記録手段が、該識別情報の記録を開始した後、該回転角度検出手段が該周方向終了位置算出手段により算出された回転角度に相当する値を検出したとき、前記半径方向移動手段による径方向移動を開始することを特徴とする請求項1記載の光ディスク識別情報記録装置。
  3. 前記半径位置検出手段により取得した前記識別情報の記録を開始した周方向位置における半径位置と、設定された該識別情報の記録終了半径位置と、設定された前記回転手段による回転が1回転行われる際の該半径方向移動手段による径方向の送り量と、記憶されている該回転手段による回転が1回転未満のとき前記光ディスクに照射されたレーザ光により形成される低反射率箇所又は高反射率箇所の半径方向の幅とから、該識別情報の記録を開始した周方向位置付近で該識別情報の記録が終了する半径位置となるための補正された該回転手段による回転を1回転行う際の該半径方向移動手段による径方向の送り量を計算する補正径方向送り量算出手段を備え、
    該半径方向移動手段が、該補正径方向送り量算出手段により計算された送り量に基づいて径方向移動を行うことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の光ディスク識別情報記録装置。
  4. 設定された前記識別情報の記録開始半径位置と、設定された前記半径方向移動手段による径方向移動が開始される回転角度又は前記周方向終了位置算出手段により算出された該半径方向移動手段による径方向移動が開始される回転角度と、設定された該識別情報の記録終了半径位置と、設定された前記回転手段による回転が1回転行われる際の該半径方向移動手段による径方向の送り量と、記憶されている該回転手段による回転が1回転未満のとき前記光ディスクに照射されたレーザ光により形成される低反射率箇所又は高反射率箇所の半径方向の幅とから、該識別情報の記録を開始した周方向位置付近で該識別情報の記録が終了する半径位置となるための補正された該回転手段による回転を1回転行う際の該半径方向移動手段による径方向の送り量を計算する補正径方向送り量算出手段を備え、
    該半径方向移動手段が、該補正径方向送り量算出手段により計算された送り量に基づいて径方向移動を行うことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の光ディスク識別情報記録装置。
  5. 光ディスクを回転させると共に該光ディスクにレーザ光を照射し、該光ディスクにおけるレーザ光照射位置を該光ディスクの半径方向に移動させることにより、該光ディスクの設定された半径領域に低反射率箇所と高反射率箇所とからなる識別情報を記録する光ディスク識別情報記録方法において
    該識別情報の記録を開始してから少なくとも周方向における該識別情報の記録の終了位置まで該レーザ光照射位置の半径方向移動を停止するか、該識別情報の半径方向移動側の端部が形成される記録を開始してから該レーザ光照射位置の半径方向移動を停止するかの少なくとも1方を行うことを特徴とする光ディスク識別情報記録方法。
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