JP4752757B2 - 配膳車の間仕切り装置 - Google Patents

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Description

本発明は、病院や学校等で使用される配膳車の間仕切り装置に関するものである。
例えば、病院などにおいて各病室の患者に給食する場合、主食や副食、デザート等をそれぞれ盛り付けた食器を食品トレーの上に並べると共にこの食品トレーを配膳車内に上下複数段に積んで多数収容し、配膳車を走行させて各病室を回りながら、配膳車から食品トレーを取り出して患者に配達することによっておこなわれている。このような配膳車として従来から各種のものが提供されているが、最近では保温室と保冷室とを有する保温保冷庫を台車の上に設けた配膳車が使用されており、食品トレーの上に並べた食品を一時的に保温室で保温したり保冷室で保冷したりしながら配達することができるようになっている。
このような配膳車において、食品トレーの上に並べた食品は保温を必要とするものと保冷を必要とするものとがあるので、保温室と保冷室が隣接して形成された保温保冷庫を設け、食品トレーの左右の側部のうち、保温を必要とする食品を並べた一方の側部が保温室内に、保冷を必要とする食品を並べた食品トレーの他方の側部が保冷室内に配置されるように食品トレーを保温室と保冷室の間に収容するようにしてある。
上記のように保温保冷庫3を保温室4と保冷室5とに仕切る必要があるが、図16に示すように、仕切り棚ユニット1を上下に複数段連ねて形成される間仕切り装置2を保温保冷庫3内に設け、間仕切り装置2で保温保冷庫3内を左右に仕切ることによって行なうようにしてある。各仕切り棚ユニット1の下端部内にはシャッター板21が下方へバネ付勢された状態で上下動自在に設けてあり、シャッター板21がその下の仕切り棚ユニット1の上端に当接していることによって、間仕切り装置2で保温室4と保冷室5を気密的に仕切ることができるものである。そして、食品食品トレー6の保温を必要とする食品を並べた一方の側部を保温室4内に、保冷を必要とする食品を並べた他方の側部を保冷室5内に位置させるように、食品トレー6を上下の仕切り棚ユニット1,1間に差し込むことによって、食品トレー6を保温保冷庫3内に収容することができるようにしてある。このように食品トレー6を収容した状態でも、シャッター板21の下端が食品トレー6の上面に当接していることによって、保温室4と保冷室5の間の気密は確保されるようになっている。
食品トレー6を上下の仕切り棚ユニット1、1の間に差し込むにあたっては、図17(a)に示すように、食品トレー6を仕切り棚ユニット1、1の間に前方(手前)から近づけ、食品トレー6でシャッター板21をバネ付勢に抗して押し上げることにより、図17(b)に示すように、シャッター板21とその下側の仕切り棚ユニット1の上面との間に食品トレー6を差し込む。この後、食品トレー6をシャッター板21の後側(奥側)へと押し進めて食品トレー6の全体をシャッター板21の下側に位置させる。このようにして食品トレー6をシャッター板21とその下側の仕切り棚ユニット1の上面との間で挟持して食品トレー6を間仕切り装置2に保持する。また、図17(c)(d)に示すものでは、食品トレー6の差し込み方向において、二つのシャッター板21、21を並べて設けている。従って、各シャッター板21、21とその下側の仕切り棚ユニット1の上面との間で一枚ずつ食品トレー6を保持することができる。すなわち、上記と同様にして一枚目の食品トレー6を前側のシャッター板21とその下側の仕切り棚ユニット1の上面との間で挟持した後、その挟持した食品トレー6の前側端部を二枚目の食品トレー6で押圧することにより一枚目の食品トレー6を後側のシャッター板21とその下側の仕切り棚ユニット1の上面との間に差し込みながら、二枚目の食品トレー6を前側のシャッター板21とその下側の仕切り棚ユニット1の上面との間に差し込む。このようにして二枚の食品トレー6、6をその差し込み方向に並べて間仕切り装置2に保持することができる。
しかし、上記の間仕切り装置2では、食品トレー6がシャッター板21及び仕切り棚ユニット1と擦れながら挿入されるために、食品トレー6とシャッター板21及び仕切り棚ユニット1との接触面が傷ついたり黒ずんだ汚れが付着したりするという問題があり、しかも、傷に汚れが入り込んで洗浄を行っても汚れが落ちにくいという問題があった。
また、食品トレーの差し込み時の摺動抵抗を低減するためにシャッター板の代わりに、無端ベルトを用いたものもあるが(例えば、特許文献2参照)、無端ベルトを取り付けたケースに食品トレーが接触した状態で摺動するため、上記の問題は解決できなかった。
特開2004−159789号公報 実開平4−77332号公報
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、食品トレーの傷つきや汚れを防止することができる配膳車の間仕切り装置を提供することを目的とするものである。
本発明の請求項1に係る配膳車Aの間仕切り装置2は、仕切り棚ユニット1、1…を上下複数段に連ねて形成され、保温保冷庫3内を保温室4と保冷室5とに左右に仕切り、食品トレー6を上下に隣合う仕切り棚ユニット1、1間に抜き差し自在に差し込むと共に食品トレー6の左右の一方の側部を保温室4内に他方の側部を保冷室5内に位置させて、食品トレー6を保温保冷庫3内に収容するようにして用いられる配膳車Aの間仕切り装置2において、仕切棚ユニット1の上面と下面とをシャッターベルト70で形成し、各シャッターベルト70を食品トレー6の上面又は下面に接触した状態で食品トレー6の差し込み方向に進行自在に形成し、上下に対向するシャッターベルト70のうち少なくとも一方を他方に対して上下動自在に形成して成ることを特徴とするものである。
本発明の請求項2に係る配膳車Aの間仕切り装置2は、請求項1において、二つのシャッターベルト70、70を食品トレー6の差し込み方向に並べて配設し、各シャッターベルト70、70をそれぞれ独立して進行自在に形成して成ることを特徴とするものである。
本発明の請求項3に係る配膳車Aの間仕切り装置2は、請求項2において、食品トレー6の差し込み方向に並ぶ二つのシャッターベルト70、70を挟んで両側に保温保冷庫3の扉24、24を設け、両側の扉24、24が開いた状態で上記二つのシャッターベルト70、70に接触せず、片側の扉24のみが開いた状態で上記二つのシャッターベルト70、70に接触するように移動自在に形成した連結ローラ72を配設し、上記二つのシャッターベルト70、70に接触した連結ローラ72を介して一方のシャッターベルト70の進行力が他方のシャッターベルト70に伝達されるように連結ローラ72を回転自在に形成して成ることを特徴とするものである。
本発明の請求項4に係る配膳車Aの間仕切り装置2は、請求項1乃至3のいずれかにおいて、シャッターベルト70に接触するブラシ73を備えて成ることを特徴とするものである。
請求項1の発明では、食品トレー6を上下に隣合う仕切り棚ユニット1、1間に差し込む時に、食品トレー6の上面と下面にシャッターベルト70を接触させた状態でシャッターベルト70を食品トレー6の差し込み方向に進行させることができ、食品トレー6をシャッターベルト70に対して摺動させないようにして食品トレー6の傷つきや汚れを防止することができるものである。また、上下に対向するシャッターベルト70のうち、一方を他方に対して上下動させることにより食品トレー6を上下に隣合う仕切り棚ユニット1、1間に差し込んでいないときには、上下のシャッターベルト70を接触させて上下に隣合う仕切り棚ユニット1、1の間隙を閉塞することができ、保温室4と保冷室5と空気の流通を遮断することができるものである。
請求項2の発明では、各シャッターベルト70、70をそれぞれ独立して進行させながら食品トレー6を抜き差しすることができ、複数枚の食品トレー6、6を別個に保温保冷庫3に対して出し入れすることができるものである。
請求項3の発明では、扉24の開閉で連結ローラ72を移動させることによって、二つのシャッターベルト70、70を連動して進行させたり独立して進行させたりすることができ、扉24の開閉状態に応じて複数枚の食品トレー6、6を別個にあるいは連動させて保温保冷庫3に対して出し入れすることができるものである。
請求項4の発明では、シャッターベルト70を進行させることにより、シャッターベルト70をブラシ73に対して摺動することができ、食品トレー6の抜き差しによりシャッターベルト70を浄化することができるものである。
以下、本発明を実施するための最良の形態を説明する。
図2は配膳車Aの一例を示す斜視図、図3は扉24を外した状態の配膳車Aを示す一部破断した正面図である。配膳車Aは車両本体25の下面に車輪26を設けて形成している。車輪26はACサーボモータ等の駆動源27によって駆動される一対の駆動輪26aと、首振り回動自在な操向輪26bとで形成しており、走行駆動させることができるものである。車両本体25は、下面に車輪26を取り付けた台車28と、両側の側面が開口部29となったステンレス等の金属材で作製される箱状の保温保冷庫3と、この保温保冷庫3に両側の開口部29を除いて、その前面や後面、上面、すなわち保温保冷庫3の外面に外装されるプラスチック成形品の外装パネル30とで形成し、保温保冷庫3は台車28の上に固定している。また、車両本体25の下端の台車28の外周部には全周に亘ってゴム弾性を有するプラスチックで作製したバンパー31を取り付けており、配膳車Aが建物の壁面や設備・機器等にぶつかってもバンパー31で衝撃を吸収することができるものである。図2において、32は各種のスイッチ33などを設けた操作パネル、34は運転操作ハンドル、35は作業テーブルである。
保温保冷庫3内は中央仕切り壁37によって前部室38と後部室39とに左右(走行方向の前後)に仕切っている。そして、保温保冷庫3の両側の開口部29にはそれぞれ4枚ずつ扉24が取り付けてあり、4枚の扉24のうち最も前の扉24aは前部室38の保冷室5を開閉するものであって、開口部29の前の側縁部にヒンジで枢支してあり、図2の矢印のように開くことができるものである。次の扉24bは前部室38の保温室4を開閉するものであって、中央仕切り壁37にヒンジで枢支しており、図2の矢印のように開くことができるようにしてある。次の扉24cは後部室39の保冷室5を開閉するものであって、中央仕切り壁37にヒンジで枢支しており、図2の矢印のように開くことができるものである。次の扉24dは後部室39の保温室4を開閉するものであって、開口部29の後の側縁部にヒンジで軸支しており、図2の矢印のように開くことができるものである。また、図示はしていないが、この配膳車Aには保温保冷庫3の保温室4内を加熱するためのヒータ等の加熱装置や、保冷室5内に冷風を送風するなどして冷却する冷却装置を設けている。
そして、保温保冷庫3の前部室38内と後部室39内にそれぞれ間仕切り装置2を設けて、図4及び図5に示すように、保温保冷庫3の前部室38内と後部室39内を保温室4と保冷室5とに左右(走行方向の前後)に仕切っている。間仕切り装置2は、複数の仕切り棚ユニット1、1…を上下に複数段重ねて連ねることによって形成するものである。
仕切り棚ユニット1は、図6に示すように、二枚の支持板80と、八個のローラ部材81、四本のシャッターベルト70、複数個のブラシ73、二枚の閉塞板88及びコイルバネ等のバネ材82とで形成する。支持板80は金属等で矩形板状に形成しており、その長手方向の寸法は保温保冷庫3の一方の開口部29から他方の開口部29まで達する長さに形成している。支持板80の上部には四個の上軸孔83を形成していると共に支持板80の下部には四個の下軸孔84を形成している。各上軸孔83には下軸孔84を一個ずつ対応させて設けており、各下軸孔84は上下方向に長い長孔として形成している。ローラ部材81は金属等で略円筒状に形成している。ローラ部材81にはそれを軸方向に貫く軸部材85を設けている。シャッターベルト70はゴムや合成樹脂などで無端ループ状に形成している。
そして、仕切り棚ユニット1は以下のようにして形成する。すなわち、二枚の支持板80、80を対向させて配置し、各支持板80の上軸孔83に軸部材85の端部を差し込んで四個のローラ部材81を二枚の支持板80、80の上端間に架設すると共に各支持板80の下軸孔84に軸部材85の端部を差し込んで他の四個のローラ部材81を二枚の支持板80、80の下端間に架設する。ここで、下軸孔84にはバネ材82を設けており、図7に示すように、下軸孔84に差し込んだ軸部材85の上面にバネ材82が弾接している。また、二枚の支持板80、80の上端間に架設した四個のローラ部材81のうち、前側の二個のローラ部材81、81の間にシャッターベルト70を掛架すると共に残りの後側の二個のローラ部材81、81の間に他のシャッターベルト70を掛架する。また、二枚の支持板80、80の下端間に架設した四個のローラ部材81のうち、前側の二個のローラ部材81、81の間にシャッターベルト70を掛架すると共に残りの後側の二個のローラ部材81、81の間に他のシャッターベルト70を掛架する。各シャッターベルト70はローラ部材81が軸部材85に対して回転することにより進行自在に形成している。また、二つのシャッターベルト70、70を上下に対向させて配置し、二つのシャッターベルト70、70をシャッターベルト70の進行方向と平行な水平方向に並べて配置している。上側のシャッターベルト70の上面は支持板80の上端よりもやや上側に位置しており、下側のシャッターベルト70の下面は支持板80の下端よりもやや下側に位置している。また、下側のシャッターベルト70は上下動自在に形成されている。すなわち、そのシャッターベルト70を掛架したローラ部材81の軸部材85がバネ材82の下方への付勢に抗して下軸孔84内をその長手方向に沿って上動することによって、シャッターベルト70が上動し、バネ材82の下方への付勢によりローラ部材81の軸部材85が下軸孔84内をその長手方向に沿って下動することによって、シャッターベルト70が下動するものである。さらに、上側のシャッターベルト70と下側のシャッターベルト70の間には各シャッターベルト70の外面に接触するようにブラシ73を配置し、このブラシ73でシャッターベルト70に付着したゴミや汚れを除去するようにしている。また、このブラシ73は支持板80に着脱自在に設けて交換可能にするのが好ましい。また、仕切り棚ユニット1の開口部29側の面は閉塞板88で閉じられている。このようにして上面と下面とをシャッターベルト70で形成した仕切り棚ユニット1を形成することができる。
そして、上記の仕切り棚ユニット1を上下に複数段重ねて連ねることによって、間仕切り装置2を形成することができる。ここで、上下に隣り合って配置する仕切り棚ユニット1、1は、上側の仕切り棚ユニット1の下面のシャッターベルト70と下側の仕切り棚ユニット1の上面のシャッターベルト70とが接触しており、これにより、上下の仕切り棚ユニット1、1の間に隙間が形成されないようにして、保温室4と保冷室5の間を気密的に仕切っている。また、各仕切り棚ユニット1は支持バー7を用いて保温保冷庫3に取り付けている。すなわち、仕切り棚ユニット1の両方の支持板80、80に支持バー7、7を突出して設け、各支持バー7の先端部を保温室4と保冷室5の対向する内壁に固定するようにしている。尚、間仕切り装置2の最上段に設けた仕切り棚ユニット1aは保温保冷庫3の天井面に取り付ける。この最上段の仕切り棚ユニット1aは、上記の仕切り棚ユニット1の下側略半分の構造を有するものであり、従って、最上段の仕切り棚ユニット1aはその上面がシャッターベルト70で形成されておらず、下面のみを上記と同様にシャッターベルト70で形成している。また、間仕切り装置2の最下段に設けた仕切り棚ユニット1bは保温保冷庫3の床面に取り付ける。この最下段の仕切り棚ユニット1bは、上記の仕切り棚ユニット1の上側略半分の構造を有するものであり、従って、最下段の仕切り棚ユニット1bはその下面がシャッターベルト70で形成されておらず、上面のみを上記と同様にシャッターベルト70で形成している。
そして、上記の間仕切り装置2の上下に隣合う仕切り棚ユニット1、1間に食品トレー6を差し込んで保持し、保温保冷庫3内に食品トレー6を収容するにあたっては、次のようにして行う。まず、扉24を開いて保温保冷庫3の開口部29を開放する。次に、図1(a)に示すように、この開口部29を通じて食品トレー6を上下に隣接する仕切り棚ユニット1、1間に近づける。ここで、食品トレー6は一側部が保温を必要とする食品、食器を並べる保温食品部6a、他方の一側部が保冷を必要とする食品、食器を並べる保冷食品部6bとなっており、保温食品部6aと保冷食品部6bの境界において食品トレー6の下面に凹溝部67を形成している。そして、この凹溝部67を下側の仕切り棚ユニット1の上面のシャッターベルト70に嵌め合わせた状態で食品トレー6の端部を上下の仕切り棚ユニット1、1のシャッターベルト70、70間に差し込む。このとき、上側の仕切り棚ユニット1の下面のシャッターベルト70は食品トレー6の端部に下側から押圧して上動する。すなわち、そのシャッターベルト70を掛架したローラ部材81の軸部材85がバネ材82の下方への付勢に抗して下軸孔84内をその長手方向に沿って上動することによって、シャッターベルト70が上動するものである。
上記のようにして食品トレー6の端部を上下の仕切り棚ユニット1、1のシャッターベルト70、70間に差し込んだ後、食品トレー6を保温保冷庫3の内部へと水平に押し進める。このとき、上下のシャッターベルト70、70は食品トレー6の上面と下面(凹溝部67)とに密着し、食品トレー6を押し進めるのと連動してシャッターベルト70が回転しながら進行する。従って、シャッターベルト70と食品トレー6とが互いに摺動せず、シャッターベルト70により食品トレー6が傷ついたり汚れたするのを防止することができる。
そして、食品トレー6を保温保冷庫3内に完全に収容されるまで押し進めることによって、保温食品部6aを保温室4内に、保冷食品部6bを保冷室5内にそれぞれ位置させた状態で、食品トレー6を保温保冷庫3内に収容することができるものである。このとき、食品トレー6は上下のシャッターベルト70、70で挟持されて間仕切り装置2に保持されるが、保温食品部6aや保冷食品部6bが支持バー7の上に乗ることによって、食品トレー6を安定して支持することができる。また、バネ材82の付勢により上下のシャッターベルト70、70が食品トレー6の上面と下面とに密着するため、保温室4や保冷室5の気密性は確保されるものである。このようにして各段の仕切り棚ユニット1、1の間に食品トレー6を保持することによって、多数枚の食品トレー6、6…を保温保冷庫3に収容することができる。
本発明の間仕切り装置2は、二枚の食品トレー6、6をその差し込み方向で並べて保持することができる。すなわち、上記のようにして一枚目の食品トレー6を手前側(食品トレー6を差し込んだ開口部29からみて前側)の上下のシャッターベルト70、70の間に保持した後、図1(b)に示すように、さらに他の食品トレー6を二枚目の食品トレー6として、開口部29から上記手前側のシャッターベルト70、70の間に差し込む。このとき、一枚目の食品トレー6は二枚目の食品トレー6で押されて奥側(食品トレー6を差し込んだ開口部29からみて後側)へと移動し、上記と同様にして奥側のシャッターベルト70、70の間に差し込まれる。また、二枚目の食品トレー6も上記と同様にして手前側のシャッターベルト70、70の間に差し込まれる。このようにして本発明では図1(c)に示すように、片側の開口部29から二枚の食品トレー6、6をその差し込み方向で並べて保持することができ、片側の開口部29しか開放できない場合であっても、保温保冷庫3に収容できる食品トレー6の枚数が少なくならないようにすることができる。尚、両方の開口部29が開放できる場合は、一枚目の食品トレー6を一方の開口部29から保温保冷庫3に収容し、二枚目の食品トレー6を他方の開口部29から保温保冷庫3に収容することもできる。
また、上記のように収容した食品トレー6を保温保冷庫3の開口部29から引き出す場合も食品トレー6をシャッターベルト70に対して摺動させないで、食品トレー6を差し込む場合と逆にシャッターベルト70を回転させて進行させることによって、シャッターベルト70により食品トレー6が傷ついたり汚れたするのを防止することができる。
図8に本発明の他の実施の形態を示す。この間仕切り装置2では、仕切り棚ユニット1の上面と下面をそれぞれ一個ずつのシャッターベルト70で形成したものである。すなわち、図1のように、仕切り棚ユニット1の上面と下面をそれぞれ二個のシャッターベルト70、70で形成したものではなく、仕切り棚ユニット1の長手方向(食品トレー6の差し込む方向)の全長にわたる一個のシャッターベルト70で仕切り棚ユニット1の上面と下面をそれぞれ形成している。その他の構成は上記の実施の形態と同様である。
この実施の形態では、図8(a)(b)に示すように、図1に示す間仕切り装置2と同様にして、一枚の食品トレー6を上下に隣接する仕切り棚ユニット1、1のシャッターベルト70、70の間に保持して保温保冷庫3に収容することができ、また、二枚の食品トレー6をその差し込み方向に並べて上下に隣接する仕切り棚ユニット1、1のシャッターベルト70、70の間に保持して保温保冷庫3に収容することができる。ここで、図1に示す間仕切り装置2では、その差し込み方向に食品トレー6を並べて保持した場合、食品トレー6の差し込み方向に並ぶ二個のシャッターベルト70、70が互いに独立して進行するため、手前側の食品トレー6を保温保冷庫3の開口部29から引き出した後、同じ開口部29から奥側にある食品トレー6を引き出す場合に保温保冷庫3内に少し体を乗り出す必要があり、奥側の食品トレー6の取り出しに手間がかかる。一方、図8に示す間仕切り装置2では、手前側の食品トレー6を保温保冷庫3の開口部29から引き出すと、図8(c)に示すように、シャッターベルト70の進行により奥側の食品トレー6が開口部29側(手前側)に移動する。従って、食品トレー6を引き出す開口部29からみて保温保冷庫3の奥側に収容された食品トレー6を容易に保温保冷庫3から取り出すことができる。
図9に他の実施の形態を示す。この間仕切り装置2では、図1に示す仕切り棚ユニット1に連結リンク機構を設けたものであり、その他の構成は図1に示すものと同様である。
連結リンク機構は、連結ローラ72と一対のリンクバネ86、86と一対の連結バー87、87により形成している。連結ローラ72はゴムや金属で形成されるものであって、食品トレー6の差し込み方向で隣り合うシャッターベルト70、70の間の上側に上下動自在に配置されている。連結ローラ72の回転軸は一対のリンクバネ86、86の下端に枢着されている。このリンクバネ86は金属等で略く字状に形成されるものであって、その上端は連結ローラ72の上方において支持板80に取り付けられている。また、一対のリンクバネ86、86は鏡対称となるように配設されている。各リンクバネ86には連結バー87が一つずつ取り付けられている。一方の連結バー87はその一端が一方のリンクバネ86の略中央部の屈曲部分に連結されており、一方の開口部29に達するように食品トレー6の差し込み方向と平行で水平方向に長く配置されている。また、他方の連結バー87はその一端がもう一方のリンクバネ86の略中央部の屈曲部分に連結されており、もう一方の開口部29に達するように食品トレー6の差し込み方向と平行で水平方向に長く配置されている。
そして、図9(a)に示すように、保温保冷庫3の両側にある開口部29、29の少なくとも一方が扉24で閉じられると、その扉24で連結バー87の先端が押圧されて保温保冷庫3の内部側へとスライド移動し、これにより、この連結バー87に連結するリンクバネ86が押圧されて伸張する。そして、このリンクバネ86の伸張により連結ローラ72の外周面が下動して両方のシャッターベルト70、70の上面に接触する。従って、一方のシャッターベルト70が回転して進行した場合は、その進行力が連結ローラ72に伝達されて回転し、その回転力が他方のシャッターベルト70に伝達されてこのシャッターベルト70が回転して進行するものである。つまり、連結リンク機構により食品トレー6の差し込み方向で隣り合うシャッターベルト70、70の進行を連動させることができる。
また、図9(b)に示すように、両方の開口部29、29が開放されるように扉24を開くと、両方の連結バー87が扉24による押圧から開放され、両方の連結バー87がリンクバネ86の弾性力により開口部29側にスライド移動して連結バー87の先端が開口部29から突出すると共にリンクバネ86の収縮により連結ローラ72が上動する。そして、この連結ローラ72の上動により両方のシャッターベルト70、70の上面から連結ローラ72の外周面が離間するものである。従って、一方のシャッターベルト70が回転して進行した場合であっても、その進行力が連結ローラ72及び他方のシャッターベルト70に伝達されず、食品トレー6の差し込み方向で隣り合うシャッターベルト70、70の進行を連動させずにそれぞれ独立して行うことができる。
この間仕切り装置2では、片側のみの扉24を開け、もう片側の扉24は閉じた状態にし、開放された片側の開口部29のみから食品トレー6を出し入れする場合、食品トレー6の差し込み方向で隣り合うシャッターベルト70、70を図1に示す一つのシャッターベルト70と同様に動作させることができる。従って、食品トレー6を保温保冷庫3の開放された側の開口部29から引き出すと、シャッターベルト70、70の進行により奥側の食品トレー6が開口部29側(手前側)に移動し、食品トレー6を引き出す開口部29からみて保温保冷庫3の奥側に収容された食品トレー6を容易に保温保冷庫3から取り出すことができる。一方、両側の扉24、24を開けて開放された両側の開口部29から食品トレー6を出し入れする場合は、各シャッターベルト70、70をそれぞれ独立して進行させることができ、食品トレー6の差し込み方向で並んで収容されている食品トレー6、6を両側の開口部29、29からそれぞれ引き出すことができる。
図10に他の実施の形態を示す。この間仕切り装置2の仕切り棚ユニット1は、四つのベルトユニット90を備えて形成されており、その他の構成は図1のものと同様である。図11(a)に示すように、ベルトユニット90はベルトガイド91と四つのプーリー92とシャッターベルト70を備えて形成されている。図11(b)に示すように、ベルトガイド91は平板状の基板93の上面と下面に溝部94、94を設けて形成されている。また、基板93の一側端及び他側端には左右一対の支持片95が突設されており、各支持片95には上下一対の軸孔96が設けられている。図11(c)に示すように、プーリー92は軸部97を設けた円盤状に形成されており、その周面には溝部98が設けられている。シャッターベルト70は上記と同様にゴムなどで無端ループ状に形成されるものであるが、その断面形状は図11(d)(e)に示すように、円形や台形に形成することができる。そして、プーリー92の軸部97を軸孔96に差し込むことにより、四つのプーリー92を基板93の支持片95に取り付けると共にシャッターベルト70を溝部98に嵌め込んで四つのプーリー92に掛架することによって、ベルトユニット90を形成することができる。ベルトユニット90のシャッターベルト70はプーリー92が回転することにより進行自在に形成されている。また、図11(f)に示すように、シャッターベルト70はその略半分がベルトガイド91の溝部94から突出した状態で進行するものである。
そして、仕切り棚ユニット1は、図12に示すように、二枚の支持板80、80を対向させて配置し、その間に四つのベルトユニット90を上下とシャッターベルト70の進行方向と平行な水平方向とに並べて支持板80に取り付けるようにして形成することができる。これにより、二つのシャッターベルト70、70が上下に対向して配置され、また、二つのシャッターベルト70、70がシャッターベルト70の進行方向と平行な水平方向に並べて配置される。上側のベルトユニット90のシャッターベルト70の上面は支持板80の上端よりもやや上側に位置しており、下側のベルトユニット90のシャッターベルト70の下面は支持板80の下端よりもやや下側に位置している。上側の二つのベルトユニット90はそのプーリー92の軸部97を支持板80の上部に設けた上軸孔83に差し込んで配設されている。また、下側の二つのベルトユニット90はそのプーリー92の軸部97を支持板80の下部に設けた下軸孔84に差し込んで配設されている。この下軸孔84は上下方向に長い長孔として形成されている。また、下側に配置したベルトユニット90は、ベルトガイド91の上面に設けた押えバネ99の上端をバネ固定板102の下面に固定するようにして配設されている。バネ固定板102は上下のベルトユニット90の間において支持板80に固定されている板材である。そして、下側に配置したベルトユニット90は、押えバネ99の弾性力に抗して上動自在に形成されており、押えバネ99の弾性力により下動自在に形成されている。また、下側のベルトユニット90が上下動する場合、下側のベルトユニット90のプーリー92の軸部97が下軸孔84でガイドされるものである。さらに、上側のベルトユニット90のシャッターベルト70と下側のベルトユニット90のシャッターベルト70の間には上記と同様のブラシ73を配置している。この場合、ブラシ73はバネ固定板102の上面と下面にそれぞれ設けているが、ブラシ73はバネ固定板102に上下方向に貫通する孔を設けてその孔にブラシ73を差し込んで設けても良い。また、仕切り棚ユニット1の開口部29側の面は閉塞板88で閉じられている。このようにして上面と下面とをシャッターベルト70で形成した仕切り棚ユニット1を形成することができる。
そして、上記の仕切り棚ユニット1を上下に複数段重ねて連ねることによって、間仕切り装置2を形成することができる。ここで、上下に隣り合って配置する仕切り棚ユニット1、1は、上側の仕切り棚ユニット1の下面のシャッターベルト70と下側の仕切り棚ユニット1の上面のシャッターベルト70とが接触しており、これにより、上下の仕切り棚ユニット1、1の間に隙間が形成されないようにして、保温室4と保冷室5の間を気密的に仕切っている。また、図10に示す間仕切り装置2では、図1に示す間仕切り装置2のローラ部材81に比べて、直径を小さくしたプーリー92を四つ用いているので、四つのシャッターベルト70が近接する部分の隙間100を小さくすることができ、より気密性が高くなるものである。また、各仕切り棚ユニット1は上記と同様に支持バー7を用いて保温保冷庫3に取り付けている。また、間仕切り装置2の最上段に設けた仕切り棚ユニット1a及び最下段に設けた仕切り棚ユニット1bは上記と同様である。
そして、上記の間仕切り装置2の上下に隣合う仕切り棚ユニット1、1間に食品トレー6を差し込んで保持し、保温保冷庫3内に食品トレー6を収容するにあたっては、上記と同様にして行う。まず、扉24を開いて保温保冷庫3の開口部29を開放する。次に、図10(a)に示すように、この開口部29を通じて食品トレー6を上下に隣接する仕切り棚ユニット1、1間に近づける。次に、図5の場合と同様に、この凹溝部67を下側の仕切り棚ユニット1の上面のシャッターベルト70に嵌め合わせた状態で食品トレー6の端部を上下の仕切り棚ユニット1、1のシャッターベルト70、70間に差し込む。このとき、上側の仕切り棚ユニット1の下面のシャッターベルト70は食品トレー6の端部に下側から押圧して上動する。すなわち、そのシャッターベルト70を掛架したベルトユニット90が押えバネ99の下方への付勢に抗して上動することによって、シャッターベルト70が上動するものである。
上記のようにして食品トレー6の端部を上下の仕切り棚ユニット1、1のシャッターベルト70、70間に差し込んだ後、食品トレー6を保温保冷庫3の内部へと水平に押し進める。このとき、上下のシャッターベルト70、70は食品トレー6の上面と下面(凹溝部67)とに密着し、食品トレー6を押し進めるのと連動してシャッターベルト70が回転しながら進行する。従って、シャッターベルト70と食品トレー6とが互いに摺動せず、シャッターベルト70により食品トレー6が傷ついたり汚れたするのを防止することができる。そして、食品トレー6を保温保冷庫3内に完全に収容されるまで押し進めることによって、保温食品部6aを保温室4内に、保冷食品部6bを保冷室5内にそれぞれ位置させた状態で、食品トレー6を保温保冷庫3内に収容することができるものである。このとき、押えバネ99の付勢により上下のシャッターベルト70、70が食品トレー6の上面と下面とに密着するため、保温室4や保冷室5の気密性は確保されるものである。このようにして各段の仕切り棚ユニット1、1の間に食品トレー6を保持することによって、多数枚の食品トレー6、6…を保温保冷庫3に収容することができる。
また、この間仕切り装置2でも上記と同様に、二枚の食品トレー6、6をその差し込み方向で並べて保持することができる。すなわち、上記のようにして一枚目の食品トレー6を手前側(食品トレー6を差し込んだ開口部29からみて前側)の上下のシャッターベルト70、70の間に保持した後、図10(b)に示すように、さらに他の食品トレー6を二枚目の食品トレー6として、開口部29から上記手前側のシャッターベルト70、70の間に差し込む。このとき、一枚目の食品トレー6は二枚目の食品トレー6で押されて奥側(食品トレー6を差し込んだ開口部29からみて後側)へと移動し、上記と同様にして奥側のシャッターベルト70、70の間に差し込まれる。また、二枚目の食品トレー6も上記と同様にして手前側のシャッターベルト70、70の間に差し込まれる。このようにして本発明では図10(c)に示すように、片側の開口部29から二枚の食品トレー6、6をその差し込み方向で並べて保持することができ、片側の開口部29しか開放できない場合であっても、保温保冷庫3に収容できる食品トレー6の枚数が少なくならないようにすることができる。尚、図10においてはバネ固定板102が図示省略されている。
また、上記のように収容した食品トレー6を保温保冷庫3の開口部29から引き出す場合も食品トレー6をシャッターベルト70に対して摺動させないで、食品トレー6を差し込む場合と逆にシャッターベルト70を回転させて進行させることによって、シャッターベルト70により食品トレー6が傷ついたり汚れたするのを防止することができる。
図13に他の実施の形態を示す。この間仕切り装置2では、仕切り棚ユニット1の上面と下面をそれぞれ一個ずつのベルトユニット90のシャッターベルト70で形成したものである。すなわち、図10のように、仕切り棚ユニット1の上面と下面をそれぞれ二個のベルトユニット90のシャッターベルト70、70で形成したものではなく、仕切り棚ユニット1の長手方向(食品トレー6の差し込む方向)の全長にわたる一個のベルトユニット90のシャッターベルト70で仕切り棚ユニット1の上面と下面をそれぞれ形成している。また、このベルトユニット90は図11、12のようにプーリー92を四つ備えたものではなく、ベルトユニット90の長手方向(食品トレー6の差し込む方向)に二個のプーリー92を備えたものである。その他の構成は上記図10〜12の実施の形態と同様である。但し、ベルトユニット90は図11、12のようにプーリー92を四つ備えたものを用いても良い。
この実施の形態では、図13(a)(b)に示すように、図10に示す間仕切り装置2と同様にして、一枚の食品トレー6を上下に隣接する仕切り棚ユニット1、1のシャッターベルト70、70の間に保持して保温保冷庫3に収容することができ、また、二枚の食品トレー6をその差し込み方向に並べて上下に隣接する仕切り棚ユニット1、1のシャッターベルト70、70の間に保持して保温保冷庫3に収容することができる。ここで、図10に示す間仕切り装置2では、その差し込み方向に食品トレー6を並べて保持した場合、食品トレー6の差し込み方向に並ぶ二個のシャッターベルト70、70が互いに独立して進行するため、手前側の食品トレー6を保温保冷庫3の開口部29から引き出した後、同じ開口部29から奥側にある食品トレー6を引き出す場合に保温保冷庫3内に少し体を乗り出す必要があり、奥側の食品トレー6の取り出しに手間がかかる。一方、図13に示す間仕切り装置2では、手前側の食品トレー6を保温保冷庫3の開口部29から引き出すと、図13(c)に示すように、シャッターベルト70の進行により奥側の食品トレー6が開口部29側(手前側)に移動する。従って、食品トレー6を引き出す開口部29からみて保温保冷庫3の奥側に収容された食品トレー6を容易に保温保冷庫3から取り出すことができる。
図14に他の実施の形態を示す。この間仕切り装置2では、図10に示す仕切り棚ユニット1に、図9と同様の連結リンク機構を設けたものであり、その他の構成は図10に示すものと同様である。
連結リンク機構は、図15(a)に示すように、連結ローラ72と一対のリンクバネ86、86と一対の連結バー87、87により形成している。連結ローラ72はゴムや金属で形成されるものであって、食品トレー6の差し込み方向で隣り合うシャッターベルト70、70の間の上側に上下動自在に配置されている。連結ローラ72の回転軸72aは一対のリンクバネ86、86の下端に枢着されている。また、この回転軸72aは支持板80に設けた上下方向に長いガイド孔101に上下動自在に差し込まれており、回転軸72aがガイド孔101にガイドされながら、連結ローラ72が上下動自在に形成されている。リンクバネ86は金属等で略く字状に形成されるものであって、その上端は連結ローラ72の上方において支持板80に取り付けられている。また、一対のリンクバネ86、86は鏡対称となるように配設されている。各リンクバネ86には連結バー87が一つずつ取り付けられている。一方の連結バー87はその一端が一方のリンクバネ86の略中央部の屈曲部分に連結(リンク)されており、一方の開口部29に達するように食品トレー6の差し込み方向と平行で水平方向に長く配置されている。また、他方の連結バー87はその一端がもう一方のリンクバネ86の略中央部の屈曲部分に連結されており、もう一方の開口部29に達するように食品トレー6の差し込み方向と平行で水平方向に長く配置されている。
そして、図14(a)に示すように、保温保冷庫3の両側にある開口部29、29の少なくとも一方(一方又は両方)が扉24で閉じられると、その扉24で連結バー87の先端が押圧されて保温保冷庫3の内部側へとスライド移動し、これにより、図15(c)に示すように、この連結バー87に連結するリンクバネ86が押圧されて伸張する。そして、このリンクバネ86の伸張により連結ローラ72の外周面が下動して、仕切り棚ユニット1の上側に配置した両方のベルトユニット90、90のシャッターベルト70、70の上面に接触する。従って、一方のシャッターベルト70が回転して進行した場合は、その進行力が連結ローラ72に伝達されて回転し、その回転力が他方のシャッターベルト70に伝達されてこのシャッターベルト70が回転して進行するものである。つまり、連結リンク機構により食品トレー6の差し込み方向で隣り合うシャッターベルト70、70の進行を連動させることができる。
また、図14(b)に示すように、両方の開口部29、29が開放されるように扉24を開くと、両方の連結バー87が扉24による押圧から開放され、図15(b)に示すように、両方の連結バー87がリンクバネ86の弾性力により開口部29側にスライド移動して連結バー87の先端が開口部29から突出すると共にリンクバネ86の収縮により連結ローラ72が上動する。そして、この連結ローラ72の上動により仕切り棚ユニット1の上側に配置した両方のベルトユニット90、90のシャッターベルト70、70の上面から連結ローラ72の外周面が離間するものである。従って、一方のシャッターベルト70が回転して進行した場合であっても、その進行力が連結ローラ72及び他方のシャッターベルト70に伝達されず、食品トレー6の差し込み方向で隣り合うシャッターベルト70、70の進行を連動させずにそれぞれ独立して行うことができる。
この間仕切り装置2では、片側のみの扉24を開け、もう片側の扉24は閉じた状態にし、開放された片側の開口部29のみから食品トレー6を出し入れする場合、食品トレー6の差し込み方向で隣り合うシャッターベルト70、70を図10に示す一つのシャッターベルト70と同様に動作させることができる。従って、食品トレー6を保温保冷庫3の開放された側の開口部29から引き出すと、シャッターベルト70、70の進行により奥側の食品トレー6が開口部29側(手前側)に移動し、食品トレー6を引き出す開口部29からみて保温保冷庫3の奥側に収容された食品トレー6を容易に保温保冷庫3から取り出すことができる。一方、両側の扉24、24を開けて開放された両側の開口部29から食品トレー6を出し入れする場合は、各シャッターベルト70、70をそれぞれ独立して進行させることができ、食品トレー6の差し込み方向で並んで収容されている食品トレー6、6を両側の開口部29、29からそれぞれ引き出すことができる。
尚、上記では、仕切り棚ユニット1の下部に設けたシャッターベルト70を上下動自在に形成した間仕切り装置2を例示したが、これに限らず、仕切り棚ユニット1の上部に設けたシャッターベルト70を上下動自在に形成してもよく、また、仕切り棚ユニット1の上部と下部に設けた両方のシャッターベルト70を上下動自在に形成してもよい。
本発明の実施の形態の一例の一部を示し、(a)〜(c)は動作を説明する概略図である。 本発明を適用した配膳車の一例を示す斜視図である。 同上の配膳車の扉及び間仕切り装置を外した状態の一部破断した正面図である。 同上の配膳車の保温保冷庫の部分を示す正面図である。 同上の配膳車の保温保冷庫の部分を示す正面図である。 同上の仕切り棚ユニットを示す分解した斜視図である。 同上の仕切り棚ユニットの一部を示す拡大図である。 同上の他の実施の形態の一例の一部を示し、(a)〜(c)は動作を説明する概略図である。 同上の他の実施の形態の一例の一部を示し、(a)(b)は動作を説明する概略図である。 同上の他の実施の形態の一例の一部を示し、(a)〜(c)は動作を説明する概略図である。 同上のベルトユニットを示し、(a)は全体の斜視図、(b)はベルトガイドの斜視図、(c)はプーリーの斜視図、(d)(e)はシャッターベルトの断面図、(f)は断面図である。 同上の他の仕切り棚ユニットを示す分解した斜視図である。 同上の他の実施の形態の一例の一部を示し、(a)〜(c)は動作を説明する概略図である。 同上の他の実施の形態の一例の一部を示し、(a)(b)は動作を説明する概略図である。 同上の連結リンク機構の一例を示し、(a)〜(c)は動作を説明する概略図である。 従来例を示す一部の正面図である。 従来例の一部を示し、(a)〜(d)は動作を説明する概略図である。
符号の説明
A 配膳車
1 仕切り棚ユニット
2 間仕切り装置
3 保温保冷庫
4 保温室
5 保冷室
6 食品トレー
24 扉
70 シャッターベルト
72 連結ローラ
73 ブラシ

Claims (4)

  1. 仕切り棚ユニットを上下複数段に連ねて形成され、保温保冷庫内を保温室と保冷室とに左右に仕切り、食品トレーを上下に隣合う仕切り棚ユニット間に抜き差し自在に差し込むと共に食品トレーの左右の一方の側部を保温室内に他方の側部を保冷室内に位置させて、食品トレーを保温保冷庫内に収容するようにして用いられる配膳車の間仕切り装置において、仕切棚ユニットの上面と下面とをシャッターベルトで形成し、各シャッターベルトを食品トレーの上面又は下面に接触した状態で食品トレーの差し込み方向に進行自在に形成し、上下に対向するシャッターベルトのうち少なくとも一方を他方に対して上下動自在に形成して成ることを特徴とする配膳車の間仕切り装置。
  2. 二つのシャッターベルトを食品トレーの差し込み方向に並べて配設し、各シャッターベルトをそれぞれ独立して進行自在に形成して成ることを特徴とする請求項1に記載の配膳車の間仕切り装置。
  3. 食品トレーの差し込み方向に並ぶ二つのシャッターベルトを挟んで両側に保温保冷庫の扉を設け、両側の扉が開いた状態で上記二つのシャッターベルトに接触せず、片側の扉のみが開いた状態で上記二つのシャッターベルトに接触するように移動自在に形成した連結ローラを仕切り棚ユニットに設け、上記二つのシャッターベルトに接触した連結ローラを介して一方のシャッターベルトの進行力が他方のシャッターベルトに伝達されるように連結ローラを回転自在に形成して成ることを特徴とする請求項2に記載の配膳車の間仕切り装置。
  4. シャッターベルトに接触するブラシを仕切り棚ユニットに設けて成ることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の配膳車の間仕切り装置。
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