JP4752196B2 - 車両用自動変速機の変速制御装置 - Google Patents

車両用自動変速機の変速制御装置 Download PDF

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本発明は車両用自動変速機の変速制御装置に係り、特に、急減速時のコーストダウン変速を速やかに行う変速制御装置に関するものである。
(a) 複数の摩擦係合装置が選択的に係合させられることにより、変速比が異なる複数のギヤ段が成立させられる自動変速機と、(b) アクセルOFFの減速時に、車速をパラメータとして予め定められた変速条件に従ってダウン変速を行うコーストダウン変速制御手段と、を有する車両用自動変速機の変速制御装置が知られている。特許文献1に記載の変速制御装置はその一例で、急減速時に2段以上下のギヤ段へ変速する多段のダウン変速が必要となった場合には、中間のギヤ段を飛び越してダウン変速する飛び変速を行うことにより、1段ずつダウン変速する単変速を繰り返す場合に比較して変速時間を短縮するようになっている。また、特許文献2には、複数回のダウン変速がタイミング的に重複した場合に、第1の変速制御の途中から次の変速制御へ移行したり、第1の変速制御の終了後に直ちに次の変速制御を開始したりする多重変速を行うことが提案されている。
特開2000−205386号公報 特開平10−281277号公報
しかしながら、ダウン変速の種類によっては、飛び変速を行ったり多重変速を行ったりした場合に摩擦係合装置の係合、解放タイミングがずれてエンジンが吹き上がったりトルクが抜けたりして変速ショックを生じることがあるとともに、それに伴って変速制御(油圧制御など)が遅延することにより変速時間が却って長くなり、再加速性能が損なわれる場合がある。例えば複数の摩擦係合装置を同時に係合させて変速する場合、その係合タイミングを適切に制御することは困難で、上記変速ショックが発生する可能性があるなど、自動変速機の構造によって所定の飛び変速や多重変速が制限される。図1および図2に示す自動変速機について具体的に説明すると、例えば4→1変速ではクラッチC0およびブレーキB1を解放するとともにクラッチC1およびブレーキB2を係合させる必要があるため、制御が複雑になって変速ショックが発生し易くなり、そのような飛び変速は禁止される。
このため、ダウン変速の種類によっては単変速を繰り返して多段のダウン変速を行うことになるが、総変速時間が長くなるため、再加速性能が損なわれてドライバビリティが悪くなる。このような問題は、自動変速機のギヤ段の数が多い程顕著となる。
本発明は以上の事情を背景として為されたもので、その目的とするところは、変速ショックを回避しつつ急減速時のコーストダウン変速ができるだけ速やかに行われるようにして、自動変速機の多段化などによりドライバビリティが悪化することを抑制することにある。
かかる目的を達成するために、第1発明は、(a) 複数の摩擦係合装置が選択的に係合させられることにより、変速比が異なる複数のギヤ段が成立させられる自動変速機と、(b) 変速条件として予め記憶された変速線図から実際のアクセル操作量および車速に基づいて目標ギヤ段を決定する変速制御手段と、(c) アクセルOFFの減速時に、ダウン変速を行うコーストダウン変速制御手段と、を有する車両用自動変速機の変速制御装置において、(d) 前記ダウン変速に際して一連の変速制御で変速が可能な複数の変速パターンが予め記憶装置に記憶されている一方、(e) 前記コーストダウン変速制御手段は、(e-1) ダウン変速後の車速を予測し、その予測した車速に基づいて前記変速条件に従って目標ギヤ段を設定する目標ギヤ段設定手段と、(e-2) 前記記憶装置に記憶されている複数の変速パターンの中から、前記目標ギヤ段までダウン変速するのに必要な変速時間が最短となる単一の変速パターン、または複数の変速パターンの組合せを選択する変速パターン選択手段と、(e-3) その選択された変速パターンを用いて前記目標ギヤ段までダウン変速を行うダウン変速実行手段と、を有することを特徴とする。
第2発明は、第1発明の車両用自動変速機の変速制御装置において、(a) 前記コーストダウン変速制御手段は、2段以上下のギヤ段へダウン変速する多段変速が必要な、車両減速度が所定値以上の急減速時か否かを判断し、その急減速時には、前記目標ギヤ段設定手段、前記変速パターン選択手段、および前記ダウン変速実行手段によるコーストダウン変速制御を実行するもので、(b) 前記目標ギヤ段設定手段は、前記変速条件に従ってダウン変速すべき変速判断が為された場合に、その時の車両の減速度とそのダウン変速の種類に応じて予め記憶された変速時間とに基づいてダウン変速後の車速を予測することを特徴とする。
第3発明は、第1発明または第2発明の車両用自動変速機の変速制御装置において、前記コーストダウン変速制御手段は、前記目標ギヤ段設定手段により前記目標ギヤ段を適切に設定することが可能か否かを運転者の操作状況に基づいて判定する実行可否判定手段を有し、その目標ギヤ段の設定が不可と判定した場合には、その目標ギヤ段設定手段、前記変速パターン選択手段、および前記ダウン変速実行手段によるダウン変速を中止するとともに、その時の実際の車速に基づいてダウン変速を行うことを特徴とする。
第4発明は、第1発明〜第3発明の何れかの車両用自動変速機の変速制御装置において、前記コーストダウン変速制御手段は、前記目標ギヤ段設定手段により前記目標ギヤ段を適切に設定することが可能か否かを車両の運転状況に基づいて判定する実行可否判定手段を有し、その目標ギヤ段の設定が不可と判定した場合には、その目標ギヤ段設定手段、前記変速パターン選択手段、および前記ダウン変速実行手段によるダウン変速を中止するとともに、その時の実際の車速に基づいてダウン変速を行うことを特徴とする。
第5発明は、第1発明〜第4発明の何れかの車両用自動変速機の変速制御装置において、(a) 前記記憶装置には、前記変速パターン毎に変速に必要な変速時間が予め記憶されており、(b) 前記変速パターン選択手段は、前記目標ギヤ段までダウン変速するための前記複数の変速パターンの組合せが複数存在する場合に、前記記憶装置に記憶された変速時間に基づいてその目標ギヤ段までダウン変速するのに必要な総変速時間を求め、その総変速時間が最短となる組合せを選択することを特徴とする。
このような変速制御装置によれば、ダウン変速後の車速を予測して、その予測した車速に基づいて変速条件に従って目標ギヤ段を設定するとともに、予め記憶装置に記憶された複数の変速パターンの中から目標ギヤ段までダウン変速するのに必要な変速時間が最短となる単一の変速パターン、または複数の変速パターンの組合せを選択して、その選択した変速パターンを用いてダウン変速を行うため、変速ショックが発生し易いなど変速制御が困難な変速パターンを予め除外しておくことにより、エンジンが吹き上がったりトルクが抜けたりする等の変速ショックを回避しつつ目標ギヤ段まで速やかにダウン変速することが可能となり、自動変速機の多段化などにより変速時間が長くなって再加速性能などのドライバビリティが悪化することが抑制される。
第2発明では、車両の減速度と変速時間とに基づいてダウン変速後の車速を予測するため、そのダウン変速後の車速が高い精度で求められるとともに、その車速に基づいて目標ギヤ段が一層適切に設定され、変速時間が短いコーストダウン変速制御が好適に行われる。
第3発明および第4発明では、運転者の操作状況や車両の運転状況に基づいて、目標ギヤ段設定手段により目標ギヤ段を適切に設定することが可能か否かを判定し、その目標ギヤ段の設定が不可と判定した場合には、その時の実際の車速に基づいてダウン変速を行うため、誤った目標ギヤ段に向かってダウン変速することが回避される。
第5発明では、変速パターン毎に変速に必要な変速時間が予め記憶装置に記憶されており、目標ギヤ段までダウン変速するための変速パターンの組合せが複数存在する場合には、その記憶装置に記憶された変速時間に基づいて目標ギヤ段までダウン変速するのに必要な総変速時間を求め、その総変速時間が最短となる組合せを選択してダウン変速を行うため、エンジンが吹き上がったりトルクが抜けたりする等の変速ショックを回避しつつ、目標ギヤ段までコーストダウン変速する総変速時間を可及的に短くできる。
自動変速機としては、複数の遊星歯車装置を有する遊星歯車式の自動変速機が好適に用いられるが、複数の入力経路を切り換えて変速する平行軸式の自動変速機を用いることもできるなど、複数の摩擦係合装置を有する種々の自動変速機を採用できる。摩擦係合装置としては、油圧アクチュエータによって係合させられる多板式、単板式のクラッチやブレーキ、或いはベルト式のブレーキが好適に用いられる。
コーストダウン変速制御手段は、例えば2段以上下のギヤ段へダウン変速する多段変速が必要なブレーキON等の急減速時には、前記目標ギヤ段設定手段、変速パターン選択手段、およびダウン変速実行手段によってコーストダウン変速制御を実行するが、ブレーキOFF等の緩減速時には、実際の車速に基づくダウン変速判断に従って1段ずつ変速する単変速のみでダウン変速を行う通常のコーストダウン変速制御を行うように構成される。
上記急減速時のコーストダウン変速制御は、例えば運転者の操作状況によってその後の目標ギヤ段が予測不可能な場合や、運転者の減速意思がなくなった場合、或いは運転者が加速を要求した場合には、実行を禁止し、実行中の場合には直ちに中止することが望ましく、具体的には、例えばブレーキ操作装置(ペダルなど)の操作が解除されたり、そのブレーキ操作装置の操作力(踏力など)が弱くなったりした場合、或いはアクセル操作部材(ペダルなど)が操作された場合には、上記急減速時のコーストダウン変速制御を中止或いは禁止することが望ましい。運転者がマニュアル操作でダウン変速を要求した場合も、その後の目標ギヤ段を予測できないため、同様に急減速時のコーストダウン変速制御を中止或いは禁止することが望ましい。
また、運転者の操作以外でも、例えば車両の運転状況によってその後の目標ギヤ段が予測不可能となった場合には、本制御の実行を中止或いは禁止することが望ましく、具体的には、例えば減速度が著しく変化した場合や、車両がスリップした場合、或いは回転速度センサが故障した場合等には、上記急減速時のコーストダウン変速制御を中止或いは禁止することが望ましい。
予め記憶装置に記憶される変速パターンは、例えば変速ショックを抑制しつつ一連の変速制御で変速を行うことができるもので、自動変速機の構成に応じて適宜設定され、1段だけダウン変速する単変速は勿論、複数のギヤ段に跨がって連続的にダウン変速する多重変速や、1または複数のギヤ段を飛び越してダウン変速する飛び変速、或いはそれ等の単変速や多重変速、飛び変速を組み合わせたものが可能である。なお、変速の種類によっても異なるが、一般には、単変速を繰り返すよりも多重変速の方が変速時間は短く、多重変速よりも飛び変速の方が変速時間は更に短くなる。
目標ギヤ段設定手段は、例えばアクセルOFFのコースト走行時の減速に伴って、変速条件として定められたダウン変速車速をよぎってダウン変速判断が為された場合に、その時の車両の減速度と、そのダウン変速(単変速)に関して予め定められた変速時間とに基づいてダウン変速後の車速を予測し、その予測した車速に基づいて変速条件に従って目標ギヤ段を設定するように構成されるが、例えば車両の減速度だけでダウン変速後の車速を予測したり、その時の車両の減速度等から多段変速か否かを判断して、多段変速の場合のダウン変速後の車速を予測したりするなど、他の態様を採用することもできる。
上記目標ギヤ段設定手段はまた、変速パターン選択手段によって選択された変速パターンでダウン変速した場合の総変速時間に基づいて、再度ダウン変速後の車速を予測し、目標ギヤ段を設定し直すように構成することも可能である。このような目標ギヤ段の見直しで、目標ギヤ段に変化がなければ、そのままダウン変速実行手段によってダウン変速を実行すれば良いが、目標ギヤ段が変化した場合には、改めて変速パターン選択手段により変速パターンを選択し直すようにすれば良い。
また、ダウン変速実行手段により1つの変速パターンに従ってダウン変速が行われる毎に、その時の車速や減速度などに基づいて目標ギヤ段を見直し、必要に応じてその後の変速パターンを選択し直すようにすることもできるなど、種々の態様が可能である。
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、FF(フロントエンジン・フロントドライブ)車両などの横置き型の車両用駆動装置の骨子図であり、ガソリンエンジン等の内燃機関によって構成されているエンジン10の出力は、トルクコンバータ12、自動変速機14、差動歯車装置16等の動力伝達装置を経て図示しない駆動輪(前輪)へ伝達されるようになっている。トルクコンバータ12は、エンジン10のクランク軸18と連結されているポンプ翼車20と、自動変速機14の入力軸22に連結されたタービン翼車24と、一方向クラッチ26を介して非回転部材であるハウジング28に固定されたステータ30と、図示しないダンパを介してクランク軸18を入力軸22に直結するロックアップクラッチ32とを備えている。ポンプ翼車20にはギヤポンプ等の機械式のオイルポンプ21が連結されており、エンジン10によりポンプ翼車20と共に回転駆動されて変速用や潤滑用などの油圧を発生するようになっている。上記エンジン10は車両走行用の駆動力源であり、トルクコンバータ12は流体継手である。
自動変速機14は、入力軸22上に同軸に配設されるとともにキャリアとリングギヤとがそれぞれ相互に連結されることにより所謂CR−CR結合の遊星歯車機構を構成するシングルピニオン型の一対の第1遊星歯車装置40および第2遊星歯車装置42と、前記入力軸22と平行なカウンタ軸44上に同軸に配置された1組の第3遊星歯車装置46と、そのカウンタ軸44の軸端に固定されて差動歯車装置16と噛み合う出力ギヤ48とを備えている。上記遊星歯車装置40,42,46の各構成要素すなわちサンギヤ、リングギヤ、それらに噛み合う遊星ギヤを回転可能に支持するキャリアは、4つのクラッチC0、C1、C2、C3によって互いに選択的に連結され、或いは3つのブレーキB1、B2、B3によって非回転部材であるハウジング28に選択的に連結されるようになっている。また、2つの一方向クラッチF1、F2によってその回転方向により相互に若しくはハウジング28と係合させられるようになっている。なお、差動歯車装置16は軸線(車軸)に対して対称的に構成されているため、下側を省略して示してある。
上記入力軸22と同軸上に配置された一対の第1遊星歯車装置40,第2遊星歯車装置42、クラッチC0、C1、C2、ブレーキB1、B2、および一方向クラッチF1により前進4段、後進1段の主変速部MGが構成され、上記カウンタ軸44上に配置された1組の遊星歯車装置46、クラッチC3、ブレーキB3、一方向クラッチF2によって副変速部すなわちアンダードライブ部U/Dが構成されている。主変速部MGにおいては、入力軸22はクラッチC0、C1、C2を介して第2遊星歯車装置42のキャリアK2、第1遊星歯車装置40のサンギヤS1、第2遊星歯車装置42のサンギヤS2にそれぞれ連結されている。第1遊星歯車装置40のリングギヤR1と第2遊星歯車装置42のキャリアK2との間、第2遊星歯車装置42のリングギヤR2と第1遊星歯車装置40のキャリアK1との間はそれぞれ連結されており、第2遊星歯車装置42のサンギヤS2はブレーキB1を介して非回転部材であるハウジング28に連結され、第1遊星歯車装置40のリングギヤR1はブレーキB2を介して非回転部材であるハウジング28に連結されている。また、第2遊星歯車装置42のキャリアK2と非回転部材であるハウジング28との間には、一方向クラッチF1が設けられている。そして、第1遊星歯車装置40のキャリアK1に固定された第1カウンタギヤG1と第3遊星歯車装置46のリングギヤR3に固定された第2カウンタギヤG2とは相互に噛み合わされている。アンダードライブ部U/Dにおいては、第3遊星歯車装置46のキャリアK3とサンギヤS3とがクラッチC3を介して相互に連結され、そのサンギヤS3と非回転部材であるハウジング28との間には、ブレーキB3と一方向クラッチF2とが並列に設けられている。
上記クラッチC0、C1、C2、C3およびブレーキB1、B2、B3(以下、特に区別しない場合は単にクラッチC、ブレーキBという)は、多板式のクラッチやバンドブレーキなど油圧アクチュエータによって係合制御される油圧式摩擦係合装置であり、油圧制御回路98(図3参照)のソレノイド弁S1〜S5、およびリニアソレノイド弁SL1、SL2、SLUの励磁、非励磁や図示しないマニュアルバルブによって油圧回路が切り換えられることにより、例えば図2に示すように係合、解放状態が切り換えられ、シフトレバー72(図3参照)の操作位置(ポジション)に応じて前進5段、後進1段、ニュートラルの各ギヤ段が成立させられる。図2の「1st」〜「5th」は前進の第1速ギヤ段〜第5速ギヤ段を意味しており、「○」は係合、「×」は解放、「△」は駆動時のみ係合を意味している。シフトレバー72は、例えば図4に示すシフトパターンに従って駐車ポジション「P」、後進走行ポジション「R」、ニュートラルポジション「N」、前進走行ポジション「D」、「4」、「3」、「2」、「L」へ操作されるようになっており、「P」および「N」ポジションでは動力伝達を遮断する非駆動ギヤ段としてニュートラルギヤ段が成立させられるが、「P」ポジションでは図示しないメカニカルパーキング機構によって機械的に駆動輪の回転が阻止される。
図3は、図1のエンジン10や自動変速機14などを制御するために車両に設けられた制御系統を説明するブロック線図で、アクセルペダル50の操作量(アクセル開度)Accがアクセル操作量センサ51により検出されるようになっている。アクセルペダル50は、運転者の出力要求量に応じて大きく踏み込み操作されるもので、アクセル操作部材に相当し、アクセル操作量Accは出力要求量に相当する。エンジン10の吸気配管には、スロットル指令値TAに従ってスロットルアクチュエータ54が制御されることによりスロットル弁開度θTHが変化させられる電子スロットル弁56が設けられている。スロットル指令値TAはスロットル弁開度θTHに対応し、基本的には図5に示すようにアクセル操作量Accをパラメータとして予め定められた目標スロットル指令値TA* のマップに従って制御され、アクセル操作量Accが多くなるほど目標スロットル指令値TA* 、更にはスロットル指令値TAが大きくされ、スロットル弁開度θTHが開き制御されてエンジン出力が増大させられる。
また、エンジン10の回転速度NEを検出するためのエンジン回転速度センサ58、エンジン10の吸入空気量Qを検出するための吸入空気量センサ60、上記電子スロットル弁56の全閉状態(アイドル状態)およびその開度θTHを検出するためのアイドルスイッチ付スロットルセンサ64、車速Vに対応するカウンタ軸44の回転速度NOUT を検出するための車速センサ66、エンジン10の冷却水温TW を検出するための冷却水温センサ68、フットブレーキ操作の有無を検出するためのブレーキスイッチ70、シフトレバー72のレバーポジション(操作位置)PSHを検出するためのレバーポジションセンサ74、タービン回転速度NT(=入力軸22の回転速度NIN)を検出するためのタービン回転速度センサ76、油圧制御回路98内の作動油の温度であるAT油温TOIL を検出するためのAT油温センサ78、第1カウンタギヤG1の回転速度NCを検出するためのカウンタ回転速度センサ80などが設けられており、それらのセンサから、エンジン回転速度NE、吸入空気量Q、スロットル弁開度θTH、車速V、エンジン冷却水温TW 、ブレーキ操作の有無、シフトレバー72のレバーポジションPSH、タービン回転速度NT、AT油温TOIL 、カウンタ回転速度NC、などを表す信号が電子制御装置90に供給されるようになっている。ブレーキスイッチ70は、常用ブレーキを操作するブレーキペダルの踏込み状態でON、OFFが切り換わるON−OFFスイッチである。
電子制御装置90は、CPU、RAM、ROM、入出力インターフェース等を備えた所謂マイクロコンピュータを含んで構成されており、CPUはRAMの一時記憶機能を利用しつつ予めROMに記憶されたプログラムに従って信号処理を行うことにより、エンジン10の出力制御や自動変速機14の変速制御などを実行するもので、図7に示すように機能的にエンジン制御手段110および変速制御手段120を備えており、必要に応じてエンジン制御用と変速制御用とに分けて構成される。
エンジン制御手段110は、前記スロットルアクチュエータ54により電子スロットル弁56を開閉制御する他、燃料噴射量制御のために燃料噴射弁92を制御し、点火時期制御のためにイグナイタ等の点火装置94を制御するとともに、エンジン10の始動時にはスタータ(電動モータ)96によってクランク軸18をクランキングする。電子スロットル弁56の開閉制御は、基本的には図5に示す関係から実際のアクセル操作量Accに基づいて目標スロットル指令値TA* を求め、その目標スロットル指令値TA* をそのままスロットル指令値TAとして出力してスロットルアクチュエータ54を駆動することにより、アクセル操作量Accが増加するほどスロットル弁開度θTHを増加させるが、トラクションコントロールなどにより必要に応じてアクセル操作量Accに応じた目標スロットル指令値TA* とは異なるスロットル指令値TAを出力する。
変速制御手段120は、変速条件記憶手段130に変速条件として予め記憶された図6に示す変速線図(変速マップ)から実際のアクセル操作量Accおよび車速Vに基づいて自動変速機14の目標ギヤ段を決定し、その目標ギヤ段を成立させるように前記クラッチCやブレーキBの係合、解放状態を変更するため、油圧制御回路98のソレノイド弁S1〜S5のON(励磁)、OFF(非励磁)を切り換えるとともに、駆動力変化などの変速ショックが発生したり摩擦材の耐久性が損なわれたりすることがないように、リニアソレノイド弁SL1、SL2、SLUの通電量を連続的に変化させて係合解放油圧を制御する。図6の実線はアップ変速線で、破線はダウン変速線であり、車速Vが低くなったりアクセル操作量Accが大きくなったりするに従って、変速比(=入力回転速度NIN/出力回転速度NOUT )が大きい低速側のギヤ段に切り換えられるようになっており、図中の「1」〜「5」は第1速ギヤ段「1st」〜第5速ギヤ段「5th」を意味している。
上記変速制御手段120はまた、アクセルペダル50が踏込み操作されていないアクセルOFFのコースト走行時に、車両の減速に伴って自動変速機14をダウン変速するコーストダウン変速制御手段122を備えており、変速条件記憶手段130に記憶された前記変速条件(変速線図)や変速パターン記憶手段132に記憶された変速パターン情報を用いて、図8のフローチャートに従ってコーストダウンの変速制御を行う。変速パターン記憶手段132に記憶されている変速パターン情報は、例えば図9に示すような変速パターンとその変速時間であり、変速パターンは、変速制御が比較的容易で変速ショックの発生を防止しつつ一連の変速制御で変速を行うことができるもので、自動変速機14の構成に応じて適宜設定され、1段だけダウン変速する単変速(図9のNo1〜No4)は勿論、複数のギヤ段に跨がって連続的にダウン変速する多重変速(図9のNo7、No9、No10)や、1または複数のギヤ段を飛び越してダウン変速する飛び変速(図9のNo5、No6)、或いはそれ等の単変速や多重変速、飛び変速を組み合わせたもの(図9のNo8)が設定されている。変速時間は、各変速パターン毎に例えば一定時間が設定されるが、減速度などの車両状態をパラメータとして定めることもできる。上記変速パターン記憶手段132は記憶装置に相当し、その変速パターン記憶手段132や変速条件記憶手段130は、例えば前記RAM等によって構成されている。また、図8のステップS2は実行可否判定手段に相当し、ステップS3およびS4は目標ギヤ段設定手段に相当し、ステップS5は変速パターン選択手段に相当し、ステップS6〜S8はダウン変速実行手段に相当する。
図8のステップS1ではコーストダウン変速か否か、すなわちアクセルOFFのコースト走行時に減速に伴って車速Vが前記ダウン変速線をよぎったか否かを判断し、コーストダウン変速の場合は、ステップS2を実行して急減速時のコーストダウン変速制御が可能か否かを判断する。急減速時のコーストダウン変速制御は、ブレーキON等の急減速時に短時間で2段以上下のギヤ段へ変速する多段変速を行う場合の制御で、基本的にはブレーキスイッチ70がONで且つ車両の減速度が所定値以上である場合に実行するが、運転者の操作状況や車両の運転状況によりステップS3、S4で目標ギヤ段を適切に設定することが不可能と判定した場合、すなわちその後のギヤ段を適切に予測することができないと判定した場合には、ステップS3以下の急減速時のコーストダウン変速制御を中止する。具体的には、運転者のブレーキ操作が解除されたり、ブレーキ操作力が弱くなったりした場合、或いはアクセルペダル50が踏込み操作された場合には、その後のギヤ段を適切に予測することは困難である。また、車両の減速度が著しく変化した場合や、車両がスリップした場合、或いは回転速度センサが故障した場合も、その後のギヤ段を予測することは困難であり、そのような予め定められた実行可否判定条件に従って、急減速時のコーストダウン変速制御を適切に行うことができるか否かを判定する。このステップS2の実行可否判定は、ステップS3以下の急減速時のコーストダウン変速制御の実行中も適宜行われ、必要に応じてその実行を中止する。
そして、ブレーキOFFの緩減速時や目標ギヤ段の予測不可などにより、急減速時のコーストダウン変速制御が実行不可と判定されると、ステップS2の判断はNO(否定)となり、ステップS9を実行する。ステップS9では、実際の車速Vに基づく前記ステップS1のダウン変速判断に従って、1段ずつ変速する単変速のみでダウン変速を行う通常のコーストダウン変速制御を行う。
一方、急減速時のコーストダウン変速制御が可能でステップS2の判断がYES(肯定)の場合は、ステップS3を実行し、前記ステップS1のダウン変速判断に従って1段だけダウン変速した場合の変速終了後の予想車速Vdを、その時の車速V、減速度ΔV、および変速時間Tdに基づいて次式(1) に従って算出(予測)する。変速時間Tdは、前記変速パターン記憶手段132に記憶されている変速パターン情報から、その時の変速の種類に応じて読み込まれる。
Vd=V−(ΔV×Td) ・・・(1)
また、次のステップS4では、その予想車速Vdに基づいて前記図6の変速線図に従って目標ギヤ段を設定する。すなわち、その予想車速Vdまで減速した場合のギヤ段を前記ダウン変速線に従って判断し、そのギヤ段を目標ギヤ段として設定するのである。
ステップS5では、変速パターン記憶手段132に記憶されている変速パターンの中から、上記目標ギヤ段までダウン変速するのに必要な変速時間が最短となる単一の変速パターン、または複数の変速パターンの組合せを選択する。この時、複数の変速パターンの組合せでダウン変速する場合に、その組合せが複数存在する場合には、その変速パターンの組合せを総て求めるとともに、各変速パターンの組合せによるダウン変速時の総変速時間を、変速パターン記憶手段132に記憶されている変速時間から計算し、最適すなわち総変速時間が最短となる変速パターンの組合せを選択する。例えば、急減速に伴って第5速ギヤ段「5th」から第1速ギヤ段「1st」まで変速する場合、図10に示すようにNo1〜No9の9つの組合せが可能で、各々の総変速時間を算出するとともに、その総変速時間が最も短い変速パターンの組合せ、この場合はNo8の5→4→3の多重変速および3→1の飛び変速の2つの変速パターンの組合せを選択する。
そして、ステップS6では、変速パターン毎にコーストダウン変速を実施し、ここでは先ず5→4→3の多重変速を行うための変速指令を出力することにより、油圧制御回路98のソレノイド弁S1〜S5のON、OFFを切り換えてクラッチCおよびブレーキBの係合、解放状態を変化させるとともに、リニアソレノイド弁SL1、SL2、SLUの通電量を連続的に変化させて係合解放油圧を制御する。ステップS7では、1つの変速パターンのコーストダウン変速が終了したか否か、すなわち変速のための一連の油圧制御が終了したか否かを、上記ソレノイド弁S1〜S5やリニアソレノイド弁SL1、SL2、SLUに対する指令信号の出力状態などに基づいて判断し、1つの変速パターンのコーストダウン変速が終了したらステップS8を実行する。
ステップS8では、目標ギヤ段までダウン変速したか否かを、ソレノイド弁S1〜S5に対する指令信号の出力状態などに基づいて判断し、目標ギヤ段までダウン変速したら一連のコーストダウン変速制御を終了するが、目標ギヤ段まで達していない場合は、ステップS6以下を繰り返して次の変速パターンのコーストダウン変速を実施する。ここでは5→4→3の多重変速が行われただけで、自動変速機14のギヤ段は第3速ギヤ段「3rd」であり、まだ3→1の飛び変速が残っているため、引き続きステップS6以下を実行して3→1の飛び変速を実施する。そして、その3→1の飛び変速が終了したら、ステップS8の判断がYESとなって一連のコーストダウン変速制御を終了する。
このように、本実施例の変速制御装置は、急減速時のコーストダウン変速の判断が為されてステップS1およびS2の判断が共にYESとなった場合に、ステップS3以下を実行し、通常の単変速によるダウン変速後の予想車速Vdを求めるとともに、ステップS4で、その予想車速Vdに基づいて目標ギヤ段を設定し、予め変速パターン記憶手段132に記憶された複数の変速パターンの中から、目標ギヤ段までダウン変速するのに必要な変速時間が最短となる単一の変速パターン、または複数の変速パターンの組合せを選択して、その選択した変速パターンを用いてダウン変速を行う。その場合に、変速パターン記憶手段132には、変速制御が比較的容易で変速ショックの発生を防止しつつ一連の変速制御で変速を行うことができる変速パターンのみが設定されているため、エンジン10が吹き上がったりトルクが抜けたりする等の変速ショックを回避しつつ、目標ギヤ段まで速やかにコーストダウン変速を行うことが可能で、自動変速機14の多段化などにより変速時間が長くなって再加速性能などのドライバビリティが悪化することが抑制される。
特に、本実施例では、変速パターン毎に変速に必要な変速時間が予め変速パターン記憶手段132に記憶されており、目標ギヤ段までダウン変速するための変速パターンの組合せが複数存在する場合には、その変速パターン記憶手段132に記憶された変速時間に基づいて目標ギヤ段までダウン変速するのに必要な総変速時間を求め、総変速時間が最短となる変速パターンの組合せを選択して、その選択した変速パターンの組合せに従って順番にコーストダウン変速を行うため、目標ギヤ段までコーストダウン変速するのに必要な総変速時間を可及的に短くできる。
また、本実施例では車速V、減速度ΔV、および変速時間Tdに基づいてダウン変速後の予想車速Vdを前記(1) 式に従って算出するため、そのダウン変速後の予想車速Vdの精度が高いとともに、その予想車速Vdに基づいて目標ギヤ段が一層適切に設定され、変速時間が短いコーストダウン変速制御が好適に行われる。
また、ステップS2では、運転者の操作状況や車両の運転状況に基づいて目標ギヤ段を適切に設定することが可能か否かを判定し、その目標ギヤ段の設定が不可と判定した場合にはステップS3以下の急減速時のコーストダウン変速制御を中止し、ステップS9で、その時の実際の車速Vに基づいてダウン変速を行う通常のコーストダウン変速制御を実行するため、誤った目標ギヤ段に向かってダウン変速することが回避される。
以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、これはあくまでも一実施形態であり、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を加えた態様で実施することができる。
本発明が好適に適用される車両用駆動装置の構成を説明する骨子図である。 図1の自動変速機の各ギヤ段を成立させるためのクラッチおよびブレーキの係合解放状態を説明する図である。 図1の車両用駆動装置のエンジン制御や変速制御を行う制御系統を説明するブロック線図である。 図3のシフトレバーのシフトパターンの一例を示す図である。 図3の電子制御装置によって行われるスロットル制御で用いられるアクセル操作量Accと目標スロットル指令値TA* との関係の一例を示す図である。 図3の電子制御装置によって行われる自動変速機の変速制御で用いられる変速線図(マップ)の一例を示す図である。 図3の電子制御装置の制御機能の要部を説明するブロック線図である。 図7のコーストダウン変速制御手段の処理内容を具体的に説明するフローチャートである。 図7の変速パターン記憶手段に記憶されている変速パターン情報の一例を示す図である。 図8のステップS5で求められる選択可能な変速パターンの組合せの一例を説明する図である。
符号の説明
14:自動変速機 90:電子制御装置 122:コーストダウン変速制御手段 132:変速パターン記憶手段(記憶装置) C0、C1、C2、C3:クラッチ(摩擦係合装置) B1、B2、B3:ブレーキ(摩擦係合装置)
ステップS2:実行可否判定手段
ステップS3、S4:目標ギヤ段設定手段
ステップS5:変速パターン選択手段
ステップS6〜S8:ダウン変速実行手段

Claims (5)

  1. 複数の摩擦係合装置が選択的に係合させられることにより、変速比が異なる複数のギヤ段が成立させられる自動変速機と、
    変速条件として予め記憶された変速線図から実際のアクセル操作量および車速に基づいて目標ギヤ段を決定する変速制御手段と、
    アクセルOFFの減速時に、ダウン変速を行うコーストダウン変速制御手段と、
    を有する車両用自動変速機の変速制御装置において、
    前記ダウン変速に際して一連の変速制御で変速が可能な複数の変速パターンが予め記憶装置に記憶されている一方、
    前記コーストダウン変速制御手段は、
    ダウン変速後の車速を予測し、該予測した車速に基づいて前記変速条件に従って目標ギヤ段を設定する目標ギヤ段設定手段と、
    前記記憶装置に記憶されている複数の変速パターンの中から、前記目標ギヤ段までダウン変速するのに必要な変速時間が最短となる単一の変速パターン、または複数の変速パターンの組合せを選択する変速パターン選択手段と、
    該選択された変速パターンを用いて前記目標ギヤ段までダウン変速を行うダウン変速実行手段と、
    を有することを特徴とする車両用自動変速機の変速制御装置。
  2. 請求項1に記載の車両用自動変速機の変速制御装置において、
    前記コーストダウン変速制御手段は、2段以上下のギヤ段へダウン変速する多段変速が必要な、車両減速度が所定値以上の急減速時か否かを判断し、該急減速時には、前記目標ギヤ段設定手段、前記変速パターン選択手段、および前記ダウン変速実行手段によるコーストダウン変速制御を実行するもので、
    前記目標ギヤ段設定手段は、前記変速条件に従ってダウン変速すべき変速判断が為された場合に、その時の車両の減速度と該ダウン変速の種類に応じて予め記憶された変速時間とに基づいてダウン変速後の車速を予測する
    ことを特徴とする車両用自動変速機の変速制御装置。
  3. 請求項1または2に記載の車両用自動変速機の変速制御装置において、
    前記コーストダウン変速制御手段は、前記目標ギヤ段設定手段により前記目標ギヤ段を適切に設定することが可能か否かを運転者の操作状況に基づいて判定する実行可否判定手段を有し、該目標ギヤ段の設定が不可と判定した場合には、該目標ギヤ段設定手段、前記変速パターン選択手段、および前記ダウン変速実行手段によるダウン変速を中止するとともに、その時の実際の車速に基づいてダウン変速を行う
    ことを特徴とする車両用自動変速機の変速制御装置。
  4. 請求項1〜3の何れか1項に記載の車両用自動変速機の変速制御装置において、
    前記コーストダウン変速制御手段は、前記目標ギヤ段設定手段により前記目標ギヤ段を適切に設定することが可能か否かを車両の運転状況に基づいて判定する実行可否判定手段を有し、該目標ギヤ段の設定が不可と判定した場合には、該目標ギヤ段設定手段、前記変速パターン選択手段、および前記ダウン変速実行手段によるダウン変速を中止するとともに、その時の実際の車速に基づいてダウン変速を行う
    ことを特徴とする車両用自動変速機の変速制御装置。
  5. 請求項1〜4の何れか1項に記載の車両用自動変速機の変速制御装置において、
    前記記憶装置には、前記変速パターン毎に変速に必要な変速時間が予め記憶されており、
    前記変速パターン選択手段は、前記目標ギヤ段までダウン変速するための前記複数の変速パターンの組合せが複数存在する場合に、前記記憶装置に記憶された変速時間に基づいて該目標ギヤ段までダウン変速するのに必要な総変速時間を求め、該総変速時間が最短となる組合せを選択する
    ことを特徴とする車両用自動変速機の変速制御装置。
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