JP4751630B2 - 練り方法及び練り装置 - Google Patents
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Description
転する回転体と、この回転体の前記水平面に当接し、前記水平面に載せられた前記練り材
料に当接する当接部材とを備え、前記当接部材が第1の位置にあるときに、前記回転体上
の前記練り材料を前記当接部材に衝突させると共に、衝突した前記練り材料を前記当接部
材の傾斜により前記回転体の内方へ移動させ、前記当接部材を前記第1の位置から、前記
回転体の回転中心に近い第2の位置に揺動させることで、前記回転体の回転方向に対する
前記当接部材の傾斜を変更し、前記第2の位置における前記当接部材の傾斜により前記練
り材料を前記回転体の外方へ移動させ、外方へ移動した前記練り材料を前記回転体の回転
により前記回転体の回転中心周りに周回させ、揺動により前記第2の位置から前記第1の
位置に戻った前記当接部材に前記練り材料を再び衝突させ、前記練り材料にこの移動を繰
り返させることで前記練り材料を練るものである。
を前記第1の位置から、前記回転体の回転中心に近い第2の位置に揺動させるときに、前
記当接部材を前記回転体の回転中心と異なる揺動中心回りに弧を描くように揺動させ、前
記当接部材に衝突した前記練り材料を前記当接部材の揺動により前記回転体の内方へ移動
させるときの前記当接部材の揺動角度を前記当接部材に衝突した前記練り材料を前記当接
部材の揺動により前記回転体の外方へ移動させるときの前記当接部材の揺動角度より大と
するものである。
の時は、練り材料が小の時に比べ、当接部材の揺動中心を、回転体の外側に位置させるも
のである。
、水平面はシートで、このシートを回転体の上面に着脱自在になるように構成するもので
ある。
と、この回転体の前記水平面に当接し、前記水平面に載せられた前記練り材料に当接する
当接部材と、この当接部材を支持する当接支持部材とを備えた請求項1又は請求項2記載
の練り方法を実施するための練り装置において、前記当接支持部材は、第1のスライド部
材と、この第1のスライド部材に揺動自在に支持されるアームと、このアームにスライド
自在に支持されると共に前記当接部材を支持する第2のスライド部材とを有し、前記第1
のスライド部材は、前記回転体の外側に位置する支柱にスライド自在に取り付けられ、前
記支柱に対する前記第1のスライド部材の位置により前記当接部材の揺動中心が定められ
、前記アームの長さ及び前記アームに対する前記第2のスライド部材の位置により前記当
接部材の揺動半径が定められるものである。
トで、このシートを回転体の上面に着脱自在になるように構成するものである。
方へ移動させる前記当接部材の揺動角度を前記当接部材に衝突した前記練り材料を前記回
転体の外方へ移動させる前記当接部材の揺動角度より大となるようにして、回転体の外方
へ移動した練り材料を回転体の内方へ移動させて、練りを良好に行わせ、しかも、練り材
料が回転体より離脱することを防止して練ることができる。
1は、練り材料を練る練り装置で、練り装置1は、例えば、墨・藍・赤・黄の4色のインキを使って各種の色、印刷に適した粘度等の調整を図るために印刷の分野において使用することができるものである(図1乃至図9参照)。
練り装置1は、概略的に、練り材料(例えば、インキで、より詳しくは、色の異なる複数のインキ)を載せる水平面21を有した回転する回転体2と、この回転体2の水平面21に当接し、水平面21に載せられた練り材料に当接する当接部材(例えば、へら)3とから構成されている。
回転体2の水平面21は、持ち上げれば、練り装置1から離脱するように、着脱自在に構成しても良いし、また、図10に示すように、水平面21はシートで、このシート21を回転体2の上面に着脱自在になるように構成しても良い。
着脱自在は、例えば、シート21(例えば、ポリエステルシート)の裏面に、必要時に容易に剥離可能となる接着剤を塗布して構成しても良いし、より好ましくは、洗浄後のシート21をそのまま使用できるように、接着、剥離を繰り返すことのできる再接着性の接着剤をシート21の裏面に塗布して構成しても良い。
なお、接着剤は、具体的には、例えば、スリーエム株式社製 商品名 スプレーのり55である。
シート21を図10に示すように、回転体2の上面に着脱自在になるように構成すると、練った後、練りに使用したシート21を取り除いて新たなシート21を回転体2の上面に取り付けることができ、練った後の後処理を容易にすることができる。
当接部材3は、当接支持部材4により支持される。当接支持部材4は、スライド自在な第1のスライド部材41と、この第1のスライド部材41に揺動自在に支持されるアーム42と、このアーム42にスライド自在に支持されると共に当接部材3を支持する第2のスライド部材43とを有し、更に、第1のスライド部材41は、支柱44の上端部に設けられた第1のスライド部材41の受け部45上をスライドするようになっている。なお、支柱44は、練り装置1の本体に取り付けられている。そして、適宜の位置で、第1のスライド部材41を受け部45に、例えば、ネジ46の先端で第1のスライド部材41を係止させ、アーム42と第2のスライド部材43を、例えば、ネジ47の先端で係止させて固定するようにしている。
33、33は、当接部材3の回転体2の水平面21に当接する部位から遠い側を保持するクランプ部で、該クランプ部33、33は、第2のスライド部材43の先端に設けられている。
即ち、図8に示すように、回転体2に当接する当接部材3の長手方向(例えば、A1B1)と、当接部材3に衝突する練り材料の部位(例えば、A1B1 の中点Cに位置する錬り材料)における回転体3の接線方向[例えば、DE(接線1)]との角度の内、回転体2の内に位置する角度θ(θ=∠DCB1)が鈍角となるように傾けられている。
[言い換えれば、当接部材3に衝突する練り材料の部位(例えば、A1B1 の中点C)における練り材料の衝撃力は、回転体3の接線方向であり、該衝撃力は当接部材3に垂直な方向と、当接部材3の長手方向(例えば、A1B1)に沿う力に分解でき、該当接部材3の長手方向(例えば、A1B1)に沿う分力が回転体2の内に向かう場合のことである。]
なお、上述したように、角度θが鈍角となっているため、当接部材3に衝突した練り材料は、当接部材3に沿って回転体2の内方へ移動する。
その結果、練り材料が回転体2より離脱することが防止される。また、当接部材3の上述した角度を鈍角に固定した場合、練りが不十分となるが、当接部材3とは別に、へら(図示せず)を人手により使用すれば、練り装置1を半自動として十分使用することができる。
当接部材3が、図8に示すA2B2 にある場合、練り材料は回転体2の外に向かう。
[当接部材3に衝突する練り材料の部位(例えば、A2B2 の中点F)における練り材料の衝撃力は、回転体3の接線方向[例えば、GH(接線2)]であり、該衝撃力は当接部材3に垂直な方向と、当接部材3の長手方向(例えば、A2B2 )に沿う力に分解でき、該当接部材3の長手方向(例えば、A2B2 )に沿う分力は回転体2の外に向かう。その結果、当接部材3が、図8に示すA2B2 にある場合、練り材料は当接部材3から回転体2の外に向かう。]
当接部材3が、図8に示すA2B2 にある場合、練り材料は当接部材3から回転体2の外に向かうが、当接部材3が、図8に示すA2B2 からA1B1に戻る際に、図8に示すA2B2 から回転体2の外に向かった練り材料は、当接部材3により補足され支障を生じないばかりか、練り材料は回転体3の径方向へも移動し、練りを良好に行うことができる。
なお、図8に示すOは回転体2の回転中心を、Pは当接部材3の揺動中心を、α1はOPとA1B1とのなす角∠CPO(例えば、約75°)を、α2 はPFとA2B2 とのなす角∠FPO[例えば、約50°、α1> α2(∵回転体2の外に向かった練り材料を当接部材3により補足するため。)]をそれぞれ示している。
回転体2の回転中心Oと当接部材3の揺動中心Pとは、異なるものであり、図8に示すように、当接部材3を揺動させて、回転体2上の練り材料を当接部材3に衝突させ、衝突した前記練り材料を回転体2の内方又は外方へ移動させるものであり、当接部材3に衝突した練り材料を回転体2の内方へ移動させる当接部材2の揺動角度(∠CPO)α1を当接部材3に衝突した前記練り材料を回転体2の外方へ移動させる当接部材3の揺動角度(∠FPO)α2より大とするものである。
この不具合を解消するために、練り材料が大の時は、練り材料が小の時に比べ、当接部材3の揺動中心を回転体2の外側に位置させる。具体的に言えば、練り材料が大の時を示す図8において、Pは当接部材3の揺動中心で、練り材料が小の時を示す図9において、P’は当接部材3の揺動中心で、練り材料が大の時の当接部材3の揺動中心Pは、練り材料が小の時の当接部材3の揺動中心P’より回転体2の外側に位置するようになっている。 なお、図8の状態から図9の状態への移行は、例えば、ネジ46の先端と第1のスライド部材41との係止、ネジ47の先端と第2のスライド部材43との係止を解除し、第1のスライド部材41を回転体2に向かって伸ばす共に、揺動半径が小さくなるように第2のスライド部材43を縮めることにより行い、その状態をネジ46、ネジ47で係止させ、それぞれの位置を保つようにする。
つまり、第1のスライド部材41、第2のスライド部材43を使用して、練り材料が大の時は、練り材料が小の時に比べ、当接部材3の揺動中心を回転体2の外側に位置させることができ、練り材料が大の時は、回転体2の水平面21を広く使用し、練り材料が小の時は、回転体2の水平面21を狭く使用して、水平面21を有効活用し、しかも、練った後の練り材料の後処理が容易となるようにすることができる。
21 水平面
3 当接部材
Claims (6)
- 練り材料を載せる水平面を有した回転する回転体と、
この回転体の前記水平面に当接し、前記水平面に載せられた前記練り材料に当接する
当接部材とを備え、
前記当接部材が第1の位置にあるときに、前記回転体上の前記練り材料を前記当接部
材に衝突させると共に、衝突した前記練り材料を前記当接部材の傾斜により前記回転体の
内方へ移動させ、前記当接部材を前記第1の位置から、前記回転体の回転中心に近い第2
の位置に揺動させることで、前記回転体の回転方向に対する前記当接部材の傾斜を変更し
、前記第2の位置における前記当接部材の傾斜により前記練り材料を前記回転体の外方へ
移動させ、外方へ移動した前記練り材料を前記回転体の回転により前記回転体の回転中心
周りに周回させ、揺動により前記第2の位置から前記第1の位置に戻った前記当接部材に
前記練り材料を再び衝突させ、前記練り材料にこの移動を繰り返させることで前記練り材
料を練ることを特徴とする練り方法。 - 前記当接部材を前記第1の位置から、前記回転体の回転中心に近い第2の位置に揺動
させるときに、前記当接部材を前記回転体の回転中心と異なる揺動中心回りに弧を描くよ
うに揺動させ、
前記当接部材に衝突した前記練り材料を前記当接部材の揺動により前記回転体の内方
へ移動させるときの前記当接部材の揺動角度を前記当接部材に衝突した前記練り材料を前
記当接部材の揺動により前記回転体の外方へ移動させるときの前記当接部材の揺動角度よ
り大とすることを特徴とする請求項1記載の練り方法。 - 練り材料が大の時は、練り材料が小の時に比べ、当接部材の揺動中心を、回転体の外
側に位置させることを特徴とする請求項2記載の練り方法。 - 水平面はシートで、このシートを回転体の上面に着脱自在になるように構成すること
を特徴とする請求項1〜3のいずれか記載の練り方法。 - 練り材料を載せる水平面を有した回転する回転体と、この回転体の前記水平面に当接
し、前記水平面に載せられた前記練り材料に当接する当接部材と、この当接部材を支持す
る当接支持部材とを備えた請求項1又は請求項2記載の練り方法を実施するための練り装
置において、
前記当接支持部材は、第1のスライド部材と、この第1のスライド部材に揺動自在に
支持されるアームと、このアームにスライド自在に支持されると共に前記当接部材を支持
する第2のスライド部材とを有し、
前記第1のスライド部材は、前記回転体の外側に位置する支柱にスライド自在に取り
付けられ、前記支柱に対する前記第1のスライド部材の位置により前記当接部材の揺動中
心が定められ、前記アームの長さ及び前記アームに対する前記第2のスライド部材の位置
により前記当接部材の揺動半径が定められる
ことを特徴とする練り装置。 - 水平面はシートで、このシートを回転体の上面に着脱自在になるように構成すること
を特徴とする請求項5記載の練り装置。
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JP2005094650A JP4751630B2 (ja) | 2005-03-29 | 2005-03-29 | 練り方法及び練り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005094650A JP4751630B2 (ja) | 2005-03-29 | 2005-03-29 | 練り方法及び練り装置 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006272718A JP2006272718A (ja) | 2006-10-12 |
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JP2005094650A Expired - Fee Related JP4751630B2 (ja) | 2005-03-29 | 2005-03-29 | 練り方法及び練り装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP4751630B2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP3089374B2 (ja) * | 1992-07-14 | 2000-09-18 | ローム株式会社 | 標印用インクの供給装置 |
JP3702002B2 (ja) * | 1995-03-23 | 2005-10-05 | ヤヨイ化学工業株式会社 | 混合装置 |
-
2005
- 2005-03-29 JP JP2005094650A patent/JP4751630B2/ja not_active Expired - Fee Related
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