JP2005038043A - 端末装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】回動部が回動自在に軸支された端末装置において、ケース体の着脱の際のスライド動作に連動して前記回動部を回動させるようにする。
【解決手段】装置本体(2)と、この装置本体を覆うケース体(3)と、前記装置本体と前記ケース体とを相対的にスライドさせて、前記ケース体を前記装置本体に着脱自在に取り付けるスライド着脱機構部(4、9、13)と、前記装置本体に軸支された軸を中心に回動する回動部(5)と、前記装置本体に対する前記ケース体の着脱の際のスライド動作と連動して、前記回動部を回動させる回動機構部(6、61、62、63)と、を備え、ケース体の着脱操作と回動部の回動動作とを同時に行うことができるようにした。
【選択図】 図1
【解決手段】装置本体(2)と、この装置本体を覆うケース体(3)と、前記装置本体と前記ケース体とを相対的にスライドさせて、前記ケース体を前記装置本体に着脱自在に取り付けるスライド着脱機構部(4、9、13)と、前記装置本体に軸支された軸を中心に回動する回動部(5)と、前記装置本体に対する前記ケース体の着脱の際のスライド動作と連動して、前記回動部を回動させる回動機構部(6、61、62、63)と、を備え、ケース体の着脱操作と回動部の回動動作とを同時に行うことができるようにした。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、回動部が回動自在に軸支された端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、電子計算機等の端末装置は、機能性及び携帯性の一層の向上が重要視されている。例えば、ノート型のパーソナルコンピュータのように、表示部(回動部)が回動自在に設けられている端末装置が知られている(例えば、特許文献1)。
【0003】
特許文献1記載の端末装置は、表示部がヒンジ部を介して装置本体に回動自在に軸支されており、使用時には表示部を傾斜させて、不使用時には表示部を倒伏させる構成になっている。表示部を傾斜又は倒伏させるためには、傾斜又は倒伏させる方向に手動で回動させる。
また、装置本体を保護するためのケース体と装置本体とを相対的にスライドさせて、ケース体を装置本体に着脱自在に取り付けるようにした端末装置も知られている(例えば、特許文献2)。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−287872号公報
【特許文献2】
特開2000−315194号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記特許文献1に記載された端末装置に、上記特許文献2に記載された装置本体を保護するケース体を取り付けると、ケース体を装置本体に取り付ける動作と、手動により表示部を傾斜又は倒伏させる動作とが必要となるため、操作が煩雑になる。
また、手動により表示部を傾斜又は倒伏させる機構の場合、表示部が何かに触れると傾斜角度が変わってしまうという問題点もあった。
【0006】
そこで本発明の課題は、回動部が回動自在に軸支された端末装置において、操作性を損なうことなくケース体を装置本体に着脱できるようにすることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、例えば図1、2に示すように、
装置本体(2)と、
この装置本体を覆うケース体(3)と、
前記装置本体と前記ケース体とを相対的にスライドさせて、前記ケース体を前記装置本体に着脱自在に取り付けるスライド着脱機構部(4)と、
前記装置本体に軸支された軸を中心に回動する回動部(例えば、表示部5)と、
前記装置本体に対する前記ケース体の着脱の際のスライド動作と連動して、前記回動部を回動させる回動機構部(6)と、を備えたことを特徴とする。
【0008】
請求項1記載の発明によれば、装置本体に対するケース体の着脱時のスライド動作と連動して回動部を回動させることができるので、ケース体の着脱動作と回動部の回動動作とを同時に行うことができることとなって、操作性を損なうことなく、ケース体を装置本体に着脱できる。
【0009】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の端末装置において、
前記回動機構部は、
前記ケース体の内面に設けられたラックギア(61)と、
前記装置本体の裏面部から突出して設けられ、前記ラックギアと噛合するピニオンギア(62)と、
前記回動部に設けられ、前記ピニオンギアと噛合する回動ギア(63)と、を備えたことを特徴とする。
【0010】
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、特に、ラックギアとピニオンギアと回動ギアとを噛合させることによって回動部を回動させる構成であるので、回動機構部を簡単な機構とすることができる。
【0011】
請求項3記載の発明は、請求項2記載の端末装置において、
前記装置本体の前記裏面部から突出して設けられ、前記装置本体を支持する脚部(7)を備え、
前記脚部の前記装置本体からの突出長さは、前記ピニオンギアの前記装置本体からの突出長さよりも長く、且つ、前記ケース体が装着された際の前記装置本体の前記裏面部から前記ケース体の内面までの距離よりも短いことを特徴とする。
【0012】
請求項3記載の発明によれば、請求項2記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、特に、ケース体を装置本体から外したときにはピニオンギアが妨げになることなく脚部で装置本体を支持できる。また、ケース体を装置本体の裏面部側に装着させる際のスライド動作において、脚部が妨げになることがない。
【0013】
請求項4記載の発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載の端末装置において、
前記装置本体の長手側面部に凸部(10)を設け、
前記ケース体の長手内側面部に、前記ケース体の着脱の際のスライド動作によって前記凸部と係合離脱可能な係合溝(例えば、第一係合溝14a、第二係合溝14b、第三係合溝14c)を設けたことを特徴とする。
【0014】
請求項4記載の発明によれば、請求項1〜3の何れか一項に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、特に、装置本体の長手側面部に設けられた凸部がケース体の長手内側面部に設けられた係合溝に係合することによって、回動部の回動を一時的にロックすることができる。従って、回動部の傾斜状態を維持でき、傾斜した回動部に外力が加えられたとしても、その傾斜状態が容易に変化することはない。
【0015】
請求項5記載の発明は、請求項4記載の端末装置において、
前記ケース体の前記長手内側面部に、前記係合溝を長手方向に所定の間隔で複数設けたことを特徴とする。
【0016】
請求項5記載の発明によれば、請求項4記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、特に、ケース体の長手内側面部に係合溝を長手方向に所定の間隔で複数設けることによって、回動部の傾斜角度を段階的に容易に調節できる。
【0017】
請求項6記載の発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載の端末装置において、
前記ケース体の前記長手内側面部に凸部(10´)を設け、
前記装置本体の前記長手側面部に、前記ケース体の着脱の際のスライド動作によって前記凸部と係合離脱可能な係合溝(例えば、第一係合溝14´a、第二係合溝14´b、第三係合溝14´c)を設けたことを特徴とする。
【0018】
請求項6記載の発明によれば、請求項1〜3の何れか一項に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、特に、ケース体の長手内側面部に設けられた凸部が、装置本体の長手側面部に設けられている係合溝に係合することによって、回動部の回動を一時的にロックすることができる。従って、回動部の傾斜状態を維持でき、傾斜した回動部に外力が加えられたとしても、その傾斜状態は容易に変化することはない。
【0019】
請求項7記載の発明は、請求項6記載の端末装置において、
前記装置本体の長手側面部に、前記係合溝を長手方向に所定の間隔で複数設けたことを特徴とする。
【0020】
請求項7記載の発明によれば、請求項6記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、特に、装置本体の長手側面部に係合溝を長手方向に所定の間隔で複数設けることによって、回動部の傾斜角度を段階的に容易に調節できる。
【0021】
請求項8記載の発明は、請求項1〜7の何れか一項に記載の端末装置において、
前記回動部は、表示部(5)を備えることを特徴とする。
【0022】
請求項8記載の発明によれば、請求項1〜7記載の何れか一項に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、特に、回動部は表示部を備えることによって、装置本体に対するケース体の着脱の際のスライド動作と連動して表示部が傾斜するので、表示部の表示が見やすくなる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明に係る端末装置の平面図、図2は図1の端末装置のII−II部断面図、図3は、本発明に係る端末装置を構成するケース体の斜視図、図4は、図1の端末装置のIV−IV部断面図、図5は、図1の端末装置における凸部と係合溝との関係を示す断面模式図である。
【0024】
図1、2に示すように、本発明に係る端末装置1は、装置本体2と、この装置本体2に着脱自在なケース体3と、ケース体3を装置本体2に着脱自在に取り付けるスライド着脱機構部4と、装置本体2に軸支されている回動部としての表示部5と、表示部5を回動させる回動機構部6と、装置本体2の裏面部2cに設けられた脚部7等から構成されている。
【0025】
装置本体2は、図1、2、4に示すように、平面視略矩形状に形成され、その操作面部2aからは、装置本体2内部の基盤8a上に配置されたキー入力部8が突出して設けられている。装置本体2の長手側面部2bには、長手方向に延在して装置本体2のスライド動作を可能にするレール9と、表示部5の回動を一時的にロックするための先端部が球面状に形成された凸部10が各々所定の位置に設けられている。
【0026】
ケース体3は、図3に示すように、略矩形状の基板部11と、基板部11の一つの短辺を除く3辺の周縁に立設されている側板部12a、12b等から構成されている。側板部12aはケース体3の長手方向に沿って設けられ、側板部12bはケース体3の短手方向に沿って設けられている。側板部12aの長手内側面部121aには、長手方向に延在して装置本体2のレール9と係合する案内溝13が設けられているとともに、装置本体2の凸部10に係合する係合溝14(第一係合溝14a、第二係合溝14b、第三係合溝14c)が長手方向に所定の間隔で設けられている。
【0027】
スライド着脱機構部4は、装置本体2のレール9とケース体3の案内溝13とにより構成される。そして、装置本体2とケース体3とを近づく方向に相対的にスライドさせることにより案内溝13にレール9を係合させてケース体3を装置本体2に装着させたり、また、ケース体3と装置本体2とを離れる方向に相対的にスライドさせることにより案内溝13からレール9を離脱させてケース体3を装置本体2から外すことができるようになっている。
【0028】
係合溝14は、図5に示すように、断面略弧状に形成されている。また、係合溝14に隣接して、側板部12aの長手内側面部121aよりも突出した山部141が設けられている。係合溝14の曲率半径は、凸部10の先端部の球面の曲率半径より大きく形成されており、凸部10が係合溝14に係合できるようになっている。また、係合溝14から山部141へかけての傾斜角度は浅く形成されており、凸部10が係合溝14から山部141又は山部141から係合溝14への移動が円滑にでき、係合溝14からの係合離脱が容易な構成となっている。
即ち、装置本体2とケース体3とを相対的にスライド動作させると、凸部10は山部141に接しながら第一係合溝14a〜第三係合溝14cに係合され、一時的に位置決めがなされる。位置決めがなされた後、さらに装置本体2又はケース体3のスライド方向に力を加えると、係合溝14に係合されている凸部10を円滑に山部141へ移動させることができるようになっている。
【0029】
凸部10の長さは、装置本体2の長手側面部2bからケース体3の側板部12aの長手内側面部121aまでの距離よりも短くなるように設計されている。従って、凸部10がケース体3の長手内側面部121aに接しないので、凸部10が係合溝14と係合離脱する前後は凸部10が円滑に移動できるため、装置本体2及びケース体3をより容易にスライド移動させることができるようになっている。
【0030】
そして、装置本体2をケース体3の係合溝14側にスライドさせると、そのスライド動作の過程で、凸部10が第一係合溝14a、第二係合溝14b、第三係合溝14cに順次係合することとなって、その都度ケース体3の位置が規定され、一時的にロックできるようになっている。
表示部5は、ヒンジ部15を介して装置本体2に軸支されており、ヒンジ部15を軸にして回動可能になっている。
【0031】
回動機構部6は、図4に示すように、ケース体3の基板部11の側板部12aが立設する面(内面)に設けられたラックギア61と、装置本体2の裏面部2cから突出して設けられ、ラックギア61と噛合するピニオンギア62と、表示部5の裏面に設けられ、ピニオンギア62と噛合する回動ギア63とから構成されている。
この回動機構部6は、ラックギア61が直線運動すると、このラックギア61と噛合するピニオンギア62が回動し、さらにピニオンギア62と噛合する回動ギア63が回動することにより、回動ギア63に固定された表示部5が回動するようになっている。即ち、装置本体2に対するケース体3の着脱の際のスライド動作と連動して、表示部5が回動する。
【0032】
表示部5が回動すると、表示部5が傾斜状態となる。表示部5の傾斜角度は、装置本体2の凸部10を係合させる係合溝14によって、段階的に調節可能な構成となっている。即ち、凸部10を第一係合溝14a、第二係合溝14b、第三係合溝14cに係合する順に表示部5の傾斜角度は大きくなり、使用者の所望の傾斜状態に調節できるようになっている。
【0033】
脚部7は、装置本体2のピニオンギア62が突出する面、即ち、裏面部2cから突出して設けられている。
脚部7の装置本体2からの突出長さは、ピニオンギア62の装置本体2からの突出長さよりも長く、且つ、ピニオンギア62の装置本体2からケース体3が装着された際の内面までの距離よりも短く設計されている。
従って、図4に示すように、ケース体3が装置本体2の裏面部2c側に着脱される際には、装置本体2のスライド動作の妨げとならないように構成されている。また、ケース体3がない場合には、脚部7はピニオンギア62に妨げられることなく装置本体2を支持できるようになっている。
【0034】
次に、上述のように構成されている端末装置1のケース体3の着脱動作および表示部5の回動動作について、図4〜13を用いて説明する。
端末装置1を使用するときには、装置本体2の裏面部2c側にケース体3を装着させる。
まず、装置本体2の裏面部2cとケース体3の基板部11とが向かい合うようにして、装置本体2のレール9をケース体3の案内溝13に係合させて、装置本体2とケース体3とを近づく方向に相対的にスライドさせる。すると、図4に示す状態となる。このとき、図5に示すように、装置本体2の凸部10と、ケース体3の係合溝14とは係合しておらず、表示部5は倒伏したままの状態となっている。
次いで、さらに装置本体2とケース体3とを近づく方向に相対的にスライドさせる。この際、脚部7が装置本体2又はケース体3のスライド動作を妨げることはない。
【0035】
このスライド動作と連動して、ケース体3のラックギア61に噛合するピニオンギア62が反時計回り方向に回動する。すると、回動しているピニオンギア62と噛合する回動ギア63が時計回り方向に回動することによって、表示部5がヒンジ部15を軸に時計回り方向に回動して傾斜する。
そして、スライド動作の途中で、第一係合溝14aに凸部10が係合すると、スライド動作に抵抗力が作用する。図6、7に示すように、第一係合溝14aに凸部10が係合した第一の傾斜状態に維持され、表示部5の回動が一時的にロックされる。
【0036】
この第一の傾斜状態の装置本体2又はケース体3に、第二係合溝14bの方向に所定の力以上の力を加えると、第一係合溝14aに係合された凸部10が第一係合溝14aの表面と接しながら、第二係合溝14b側の山部141に到達することにより第一係合溝14aから離脱する。
そして、第一の傾斜状態からさらに装置本体2とケース体3とを近づく方向に相対的にスライドさせると、表示部5はさらに時計回り方向に回動するとともに、凸部10が第二係合溝14bに係合する。
すると、図8、9に示すように、スライド動作に抵抗力が作用して第二係合溝14bに凸部10が係合した第二の傾斜状態に維持され、表示部5の回動がロックされる。
【0037】
この第二の傾斜状態の装置本体2又はケース体3に、第三係合溝14cの方向に所定の力以上の力を加えると、第二係合溝14bに係合された凸部10が第二係合溝14bの表面と接しながら、第三係合溝14c側の山部141に到達することにより第二係合溝14bから離脱する。
そして、さらに第二の傾斜状態からさらに装置本体2又はケース体3を近づく方向に相対的にスライドさせると、表示部5はさらに時計回り方向に回動するとともに、凸部10が第三係合溝14cに係合する。
すると、図10、11に示すようにスライド動作に抵抗力が作用して第三係合溝14cに凸部10が係合した第三の傾斜状態に維持され、表示部5の回動がロックされる。
【0038】
上述のように、表示部5は、第一の傾斜状態(図6)、第二の傾斜状態(図8)、第三の傾斜状態(図10)の順にその傾斜角度が大きくなるので、使用者の所望の傾斜状態に調節して端末装置1を使用することができる。
【0039】
端末装置1の使用後は、装置本体2とケース体3とを離れる方向に相対的にスライドさせて、凸部10と係合溝14との係合を離脱させ、ケース体3を取り出す。この際、スライド動作と連動して、ケース体3の基板部11上のラックギア61と噛合するピニオンギア62が時計回り方向に回動する。次いで、回動したピニオンギア62と噛合する回動ギア63が反時計回り方向に回動することによって、表示部5がヒンジ部15を軸に反時計回り方向に回動して倒伏する。
【0040】
そして、ケース体3から装置本体2を外した後は、図12に示すように、装置本体2の操作面部2aと、ケース体3の基板部11とを向かい合うようにして装置本体2とケース体3とをスライド動作によって装置本体2の操作面部2a側にケース体3を装着させる。装置本体2の操作面部2a側にケース体3を装着することによって、表示部5やキー入力部8の誤操作を防いだり、外部からの衝撃を緩和することができる。
【0041】
(変形例)
図13は、図1の端末装置1の変形例を示す平面図である。図13に示す端末装置100には、ケース体3の基板部11上の両側に2つのラックギア(図示省略)又は基板部11上の短手方向に延在するラックギア(図示省略)と、該ラックギアに噛合して、装置本体2の裏面部2cから突出する2つのピニオンギア62、62と、そのピニオンギア62、62と噛合して、表示部5の両側に位置する2つの回動ギア53、53とが設けられている。上記構成では、ギアを複数設けることによって表示部5の傾斜状態をより安定して維持できるので、表示部5が大きい場合等に好適である。
【0042】
以上説明した本発明に係る端末装置1によれば、ケース体3を装置本体2の裏面部2c側へ着脱する際のスライド動作と連動して、表示部5が回動するので、ケース体3の着脱動作と表示部5の回動動作とを同時に行うことができることとなって、表示部5を手動で回動させる必要がなく、操作性を損なうことなく、ケース体3を装置本体2に着脱できる。
ケース体3は、装置本体2の凸部10とケース体3の第一係合溝14a〜第三係合溝14cとの係合によって装着されるので、表示部5の回動を一時的にロックすることができる。従って、表示部5の傾斜状態を維持でき、傾斜した表示部5に外力が加えられたとしても、表示部5の傾斜状態は容易に変化することがない。
また、装置本体2の凸部10を、ケース体3に設けられている第一係合溝14a〜第三係合溝14cと係合させて装着することによって、表示部5の傾斜を段階的に容易に調節することができる。従って、表示部5の表示をより見やすくすることができる。
そして、装置本体2の裏面部2c側に装着されたケース体3をスライドさせて取り出す際には、そのスライド動作と連動して、表示部5が回動して倒伏した状態に戻るので、操作終了時にも表示部5を手動で倒伏させる必要がない。
【0043】
なお、本発明は上述の実施形態に限定されるものではない。上記実施例では、回動部としての表示部5を回動させて傾斜させているが、例えば、回動部にキー入力部8を備え、キー入力部8を傾斜させるような構成にしてもよいのは勿論のこと、他の構成部材を傾斜させる構成にしてもよい。
【0044】
また、表示部5の傾斜状態を維持するための凸部10を装置本体2に、第一係合溝14a〜第三係合溝14cをケース体3の側板部12aの内側面部121aに設けているが、図14に示すように、この側板部12aの内側面部121aに凸部10´を、装置本体2の長手側面部2bに係合溝14´を設けてもよい。この場合にも、例えば第一係合溝14´a〜第三係合溝14´cを所定の間隔で設けたり、さらに第一係合溝14´a〜第三係合溝14´cの間隔を変えることによって、表示部5を所望の傾斜状態に維持させることができるのはいうまでもない。
【0045】
上記実施例では装置本体2の凸部10とケース体3の第一係合溝14a〜第三係合溝14cとの係合によって表示部5の傾斜を段階的に調節できるように構成しているが、これに限定されるものでもない。例えば、装置本体2に設けられる凸部を装置本体2から出没自在に構成して、該凸部を貫通させ係合させる係合孔(第一係合孔〜第三係合孔)をケース体3の側板部12aに長手方向に所定の間隔で設ける。そして、装置本体2にケース体3を装着する際は、該凸部を例えば第一係合孔に突出させて係合させる。そして、表示部5の傾斜角度を変えたい場合には、突出している該凸部を引っ込めて、第一係合孔との係合を解除して、第二係合孔に係合させることによって傾斜状態を変える構成としてもよい。上記構成においても、該凸部はケース体3の側板部12aの内側面部121aに、係合孔は装置本体2の長手側面部2bに各々設けられていてもよい。
【0046】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、装置本体に対するケース体の着脱時のスライド動作と連動して回動部を回動させることができるので、ケース体の着脱操作と回動部の回動動作とを同時に行うことができることとなって、操作性を損なうことなく、ケース体を装置本体に着脱できる。
【0047】
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、特に、ラックギアとピニオンギアと回動ギアとを噛合させることによって回動部を回動させる構成であるので、回動機構部を簡単な機構とすることができる。
【0048】
請求項3記載の発明によれば、請求項2記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、特に、ケース体を装置本体から外したときには、ピニオンギアが妨げになることなく脚部で装置本体を支持できる。また、ケース体を装置本体の裏面部側に着脱させる際のスライド動作において、脚部が妨げになることがない。
【0049】
請求項4記載の発明によれば、請求項1〜3の何れか一項に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、特に、装置本体の長手側面部に設けられた凸部がケース体の長手内側面部に設けられた係合溝に係合することによって、回動部の回動を一時的にロックすることができる。従って、回動部の傾斜状態を維持できるので、傾斜した回動部に外力が加えられたとしても、その傾斜状態は容易に変化することはない。
【0050】
請求項5記載の発明によれば、請求項4記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、特に、ケース体の内側面部121aに係合溝を長手方向に所定の間隔で複数設けることによって、回動部の傾斜角度を段階的に容易に調節できる。
【0051】
請求項6記載の発明によれば、請求項1〜3の何れか一項に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、特に、ケース体の長手内側面部に設けられた凸部が装置本体の長手側面部に設けられた係合溝に係合することによって、回動部の回動を一時的にロックすることができる。従って、回動部の傾斜状態を維持でき、傾斜した回動部に外力が加えられたとしても、その傾斜状態は容易に変化することはない。
【0052】
請求項7記載の発明によれば、請求項6記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、特に、装置本体の長手側面部に係合溝を長手方向に所定の間隔で複数設けることによって、回動部の傾斜角度を段階的に容易に調節できる。
【0053】
請求項8記載の発明によれば、請求項1〜7記載の何れか一項に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、特に、回動部は表示部を備えることによって、装置本体に対するケース体の着脱の際のスライド動作と連動して表示部が傾斜するので、表示部の表示が見やすくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る端末装置の平面図である。
【図2】図1の端末装置のII−II部断面図である。
【図3】本発明に係る端末装置を構成するケース体の斜視図である。
【図4】図1の端末装置のIV−IV部断面図である。
【図5】図1の端末装置における凸部と係合溝との関係を示す断面模式図である。
【図6】図1の端末装置における回動部の第一の傾斜状態を示す断面側面図である。
【図7】図6の端末装置における凸部と第一係合溝との関係を示す断面模式図である。
【図8】図1の端末装置における回動部の第二の傾斜状態を示す断面側面図である。
【図9】図8の端末装置における凸部と第二係合溝との関係を示す断面模式図である。
【図10】図1の端末装置の回動部の第三の傾斜状態を示す断面側面図である。
【図11】図10の端末装置における凸部と第三係合溝との関係を示す断面模式図である。
【図12】本発明に係る端末装置の不使用時における断面側面図である。
【図13】図1の端末装置の変形例を示す平面図である。
【図14】図1の端末装置の変形例における凸部と係合溝との関係を示す断面模式図である。
【符号の説明】
1 端末装置
2 装置本体
2b 長手側面部
2c 裏面部
3 ケース体
4 スライド着脱機構部
5 表示部(回動部)
6 回動機構部
7 脚部
9 レール(スライド着脱機構部)
10 凸部
13 案内溝(スライド着脱機構部)
14 係合溝
14a 第一係合溝(係合溝)
14b 第二係合溝(係合溝)
14c 第三係合溝(係合溝)
61 ラックギア(回動機構部)
62 ピニオンギア(回動機構部)
63 回動ギア(回動機構部)
121a 長手内側面部
【発明の属する技術分野】
本発明は、回動部が回動自在に軸支された端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、電子計算機等の端末装置は、機能性及び携帯性の一層の向上が重要視されている。例えば、ノート型のパーソナルコンピュータのように、表示部(回動部)が回動自在に設けられている端末装置が知られている(例えば、特許文献1)。
【0003】
特許文献1記載の端末装置は、表示部がヒンジ部を介して装置本体に回動自在に軸支されており、使用時には表示部を傾斜させて、不使用時には表示部を倒伏させる構成になっている。表示部を傾斜又は倒伏させるためには、傾斜又は倒伏させる方向に手動で回動させる。
また、装置本体を保護するためのケース体と装置本体とを相対的にスライドさせて、ケース体を装置本体に着脱自在に取り付けるようにした端末装置も知られている(例えば、特許文献2)。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−287872号公報
【特許文献2】
特開2000−315194号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記特許文献1に記載された端末装置に、上記特許文献2に記載された装置本体を保護するケース体を取り付けると、ケース体を装置本体に取り付ける動作と、手動により表示部を傾斜又は倒伏させる動作とが必要となるため、操作が煩雑になる。
また、手動により表示部を傾斜又は倒伏させる機構の場合、表示部が何かに触れると傾斜角度が変わってしまうという問題点もあった。
【0006】
そこで本発明の課題は、回動部が回動自在に軸支された端末装置において、操作性を損なうことなくケース体を装置本体に着脱できるようにすることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、例えば図1、2に示すように、
装置本体(2)と、
この装置本体を覆うケース体(3)と、
前記装置本体と前記ケース体とを相対的にスライドさせて、前記ケース体を前記装置本体に着脱自在に取り付けるスライド着脱機構部(4)と、
前記装置本体に軸支された軸を中心に回動する回動部(例えば、表示部5)と、
前記装置本体に対する前記ケース体の着脱の際のスライド動作と連動して、前記回動部を回動させる回動機構部(6)と、を備えたことを特徴とする。
【0008】
請求項1記載の発明によれば、装置本体に対するケース体の着脱時のスライド動作と連動して回動部を回動させることができるので、ケース体の着脱動作と回動部の回動動作とを同時に行うことができることとなって、操作性を損なうことなく、ケース体を装置本体に着脱できる。
【0009】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の端末装置において、
前記回動機構部は、
前記ケース体の内面に設けられたラックギア(61)と、
前記装置本体の裏面部から突出して設けられ、前記ラックギアと噛合するピニオンギア(62)と、
前記回動部に設けられ、前記ピニオンギアと噛合する回動ギア(63)と、を備えたことを特徴とする。
【0010】
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、特に、ラックギアとピニオンギアと回動ギアとを噛合させることによって回動部を回動させる構成であるので、回動機構部を簡単な機構とすることができる。
【0011】
請求項3記載の発明は、請求項2記載の端末装置において、
前記装置本体の前記裏面部から突出して設けられ、前記装置本体を支持する脚部(7)を備え、
前記脚部の前記装置本体からの突出長さは、前記ピニオンギアの前記装置本体からの突出長さよりも長く、且つ、前記ケース体が装着された際の前記装置本体の前記裏面部から前記ケース体の内面までの距離よりも短いことを特徴とする。
【0012】
請求項3記載の発明によれば、請求項2記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、特に、ケース体を装置本体から外したときにはピニオンギアが妨げになることなく脚部で装置本体を支持できる。また、ケース体を装置本体の裏面部側に装着させる際のスライド動作において、脚部が妨げになることがない。
【0013】
請求項4記載の発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載の端末装置において、
前記装置本体の長手側面部に凸部(10)を設け、
前記ケース体の長手内側面部に、前記ケース体の着脱の際のスライド動作によって前記凸部と係合離脱可能な係合溝(例えば、第一係合溝14a、第二係合溝14b、第三係合溝14c)を設けたことを特徴とする。
【0014】
請求項4記載の発明によれば、請求項1〜3の何れか一項に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、特に、装置本体の長手側面部に設けられた凸部がケース体の長手内側面部に設けられた係合溝に係合することによって、回動部の回動を一時的にロックすることができる。従って、回動部の傾斜状態を維持でき、傾斜した回動部に外力が加えられたとしても、その傾斜状態が容易に変化することはない。
【0015】
請求項5記載の発明は、請求項4記載の端末装置において、
前記ケース体の前記長手内側面部に、前記係合溝を長手方向に所定の間隔で複数設けたことを特徴とする。
【0016】
請求項5記載の発明によれば、請求項4記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、特に、ケース体の長手内側面部に係合溝を長手方向に所定の間隔で複数設けることによって、回動部の傾斜角度を段階的に容易に調節できる。
【0017】
請求項6記載の発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載の端末装置において、
前記ケース体の前記長手内側面部に凸部(10´)を設け、
前記装置本体の前記長手側面部に、前記ケース体の着脱の際のスライド動作によって前記凸部と係合離脱可能な係合溝(例えば、第一係合溝14´a、第二係合溝14´b、第三係合溝14´c)を設けたことを特徴とする。
【0018】
請求項6記載の発明によれば、請求項1〜3の何れか一項に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、特に、ケース体の長手内側面部に設けられた凸部が、装置本体の長手側面部に設けられている係合溝に係合することによって、回動部の回動を一時的にロックすることができる。従って、回動部の傾斜状態を維持でき、傾斜した回動部に外力が加えられたとしても、その傾斜状態は容易に変化することはない。
【0019】
請求項7記載の発明は、請求項6記載の端末装置において、
前記装置本体の長手側面部に、前記係合溝を長手方向に所定の間隔で複数設けたことを特徴とする。
【0020】
請求項7記載の発明によれば、請求項6記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、特に、装置本体の長手側面部に係合溝を長手方向に所定の間隔で複数設けることによって、回動部の傾斜角度を段階的に容易に調節できる。
【0021】
請求項8記載の発明は、請求項1〜7の何れか一項に記載の端末装置において、
前記回動部は、表示部(5)を備えることを特徴とする。
【0022】
請求項8記載の発明によれば、請求項1〜7記載の何れか一項に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、特に、回動部は表示部を備えることによって、装置本体に対するケース体の着脱の際のスライド動作と連動して表示部が傾斜するので、表示部の表示が見やすくなる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明に係る端末装置の平面図、図2は図1の端末装置のII−II部断面図、図3は、本発明に係る端末装置を構成するケース体の斜視図、図4は、図1の端末装置のIV−IV部断面図、図5は、図1の端末装置における凸部と係合溝との関係を示す断面模式図である。
【0024】
図1、2に示すように、本発明に係る端末装置1は、装置本体2と、この装置本体2に着脱自在なケース体3と、ケース体3を装置本体2に着脱自在に取り付けるスライド着脱機構部4と、装置本体2に軸支されている回動部としての表示部5と、表示部5を回動させる回動機構部6と、装置本体2の裏面部2cに設けられた脚部7等から構成されている。
【0025】
装置本体2は、図1、2、4に示すように、平面視略矩形状に形成され、その操作面部2aからは、装置本体2内部の基盤8a上に配置されたキー入力部8が突出して設けられている。装置本体2の長手側面部2bには、長手方向に延在して装置本体2のスライド動作を可能にするレール9と、表示部5の回動を一時的にロックするための先端部が球面状に形成された凸部10が各々所定の位置に設けられている。
【0026】
ケース体3は、図3に示すように、略矩形状の基板部11と、基板部11の一つの短辺を除く3辺の周縁に立設されている側板部12a、12b等から構成されている。側板部12aはケース体3の長手方向に沿って設けられ、側板部12bはケース体3の短手方向に沿って設けられている。側板部12aの長手内側面部121aには、長手方向に延在して装置本体2のレール9と係合する案内溝13が設けられているとともに、装置本体2の凸部10に係合する係合溝14(第一係合溝14a、第二係合溝14b、第三係合溝14c)が長手方向に所定の間隔で設けられている。
【0027】
スライド着脱機構部4は、装置本体2のレール9とケース体3の案内溝13とにより構成される。そして、装置本体2とケース体3とを近づく方向に相対的にスライドさせることにより案内溝13にレール9を係合させてケース体3を装置本体2に装着させたり、また、ケース体3と装置本体2とを離れる方向に相対的にスライドさせることにより案内溝13からレール9を離脱させてケース体3を装置本体2から外すことができるようになっている。
【0028】
係合溝14は、図5に示すように、断面略弧状に形成されている。また、係合溝14に隣接して、側板部12aの長手内側面部121aよりも突出した山部141が設けられている。係合溝14の曲率半径は、凸部10の先端部の球面の曲率半径より大きく形成されており、凸部10が係合溝14に係合できるようになっている。また、係合溝14から山部141へかけての傾斜角度は浅く形成されており、凸部10が係合溝14から山部141又は山部141から係合溝14への移動が円滑にでき、係合溝14からの係合離脱が容易な構成となっている。
即ち、装置本体2とケース体3とを相対的にスライド動作させると、凸部10は山部141に接しながら第一係合溝14a〜第三係合溝14cに係合され、一時的に位置決めがなされる。位置決めがなされた後、さらに装置本体2又はケース体3のスライド方向に力を加えると、係合溝14に係合されている凸部10を円滑に山部141へ移動させることができるようになっている。
【0029】
凸部10の長さは、装置本体2の長手側面部2bからケース体3の側板部12aの長手内側面部121aまでの距離よりも短くなるように設計されている。従って、凸部10がケース体3の長手内側面部121aに接しないので、凸部10が係合溝14と係合離脱する前後は凸部10が円滑に移動できるため、装置本体2及びケース体3をより容易にスライド移動させることができるようになっている。
【0030】
そして、装置本体2をケース体3の係合溝14側にスライドさせると、そのスライド動作の過程で、凸部10が第一係合溝14a、第二係合溝14b、第三係合溝14cに順次係合することとなって、その都度ケース体3の位置が規定され、一時的にロックできるようになっている。
表示部5は、ヒンジ部15を介して装置本体2に軸支されており、ヒンジ部15を軸にして回動可能になっている。
【0031】
回動機構部6は、図4に示すように、ケース体3の基板部11の側板部12aが立設する面(内面)に設けられたラックギア61と、装置本体2の裏面部2cから突出して設けられ、ラックギア61と噛合するピニオンギア62と、表示部5の裏面に設けられ、ピニオンギア62と噛合する回動ギア63とから構成されている。
この回動機構部6は、ラックギア61が直線運動すると、このラックギア61と噛合するピニオンギア62が回動し、さらにピニオンギア62と噛合する回動ギア63が回動することにより、回動ギア63に固定された表示部5が回動するようになっている。即ち、装置本体2に対するケース体3の着脱の際のスライド動作と連動して、表示部5が回動する。
【0032】
表示部5が回動すると、表示部5が傾斜状態となる。表示部5の傾斜角度は、装置本体2の凸部10を係合させる係合溝14によって、段階的に調節可能な構成となっている。即ち、凸部10を第一係合溝14a、第二係合溝14b、第三係合溝14cに係合する順に表示部5の傾斜角度は大きくなり、使用者の所望の傾斜状態に調節できるようになっている。
【0033】
脚部7は、装置本体2のピニオンギア62が突出する面、即ち、裏面部2cから突出して設けられている。
脚部7の装置本体2からの突出長さは、ピニオンギア62の装置本体2からの突出長さよりも長く、且つ、ピニオンギア62の装置本体2からケース体3が装着された際の内面までの距離よりも短く設計されている。
従って、図4に示すように、ケース体3が装置本体2の裏面部2c側に着脱される際には、装置本体2のスライド動作の妨げとならないように構成されている。また、ケース体3がない場合には、脚部7はピニオンギア62に妨げられることなく装置本体2を支持できるようになっている。
【0034】
次に、上述のように構成されている端末装置1のケース体3の着脱動作および表示部5の回動動作について、図4〜13を用いて説明する。
端末装置1を使用するときには、装置本体2の裏面部2c側にケース体3を装着させる。
まず、装置本体2の裏面部2cとケース体3の基板部11とが向かい合うようにして、装置本体2のレール9をケース体3の案内溝13に係合させて、装置本体2とケース体3とを近づく方向に相対的にスライドさせる。すると、図4に示す状態となる。このとき、図5に示すように、装置本体2の凸部10と、ケース体3の係合溝14とは係合しておらず、表示部5は倒伏したままの状態となっている。
次いで、さらに装置本体2とケース体3とを近づく方向に相対的にスライドさせる。この際、脚部7が装置本体2又はケース体3のスライド動作を妨げることはない。
【0035】
このスライド動作と連動して、ケース体3のラックギア61に噛合するピニオンギア62が反時計回り方向に回動する。すると、回動しているピニオンギア62と噛合する回動ギア63が時計回り方向に回動することによって、表示部5がヒンジ部15を軸に時計回り方向に回動して傾斜する。
そして、スライド動作の途中で、第一係合溝14aに凸部10が係合すると、スライド動作に抵抗力が作用する。図6、7に示すように、第一係合溝14aに凸部10が係合した第一の傾斜状態に維持され、表示部5の回動が一時的にロックされる。
【0036】
この第一の傾斜状態の装置本体2又はケース体3に、第二係合溝14bの方向に所定の力以上の力を加えると、第一係合溝14aに係合された凸部10が第一係合溝14aの表面と接しながら、第二係合溝14b側の山部141に到達することにより第一係合溝14aから離脱する。
そして、第一の傾斜状態からさらに装置本体2とケース体3とを近づく方向に相対的にスライドさせると、表示部5はさらに時計回り方向に回動するとともに、凸部10が第二係合溝14bに係合する。
すると、図8、9に示すように、スライド動作に抵抗力が作用して第二係合溝14bに凸部10が係合した第二の傾斜状態に維持され、表示部5の回動がロックされる。
【0037】
この第二の傾斜状態の装置本体2又はケース体3に、第三係合溝14cの方向に所定の力以上の力を加えると、第二係合溝14bに係合された凸部10が第二係合溝14bの表面と接しながら、第三係合溝14c側の山部141に到達することにより第二係合溝14bから離脱する。
そして、さらに第二の傾斜状態からさらに装置本体2又はケース体3を近づく方向に相対的にスライドさせると、表示部5はさらに時計回り方向に回動するとともに、凸部10が第三係合溝14cに係合する。
すると、図10、11に示すようにスライド動作に抵抗力が作用して第三係合溝14cに凸部10が係合した第三の傾斜状態に維持され、表示部5の回動がロックされる。
【0038】
上述のように、表示部5は、第一の傾斜状態(図6)、第二の傾斜状態(図8)、第三の傾斜状態(図10)の順にその傾斜角度が大きくなるので、使用者の所望の傾斜状態に調節して端末装置1を使用することができる。
【0039】
端末装置1の使用後は、装置本体2とケース体3とを離れる方向に相対的にスライドさせて、凸部10と係合溝14との係合を離脱させ、ケース体3を取り出す。この際、スライド動作と連動して、ケース体3の基板部11上のラックギア61と噛合するピニオンギア62が時計回り方向に回動する。次いで、回動したピニオンギア62と噛合する回動ギア63が反時計回り方向に回動することによって、表示部5がヒンジ部15を軸に反時計回り方向に回動して倒伏する。
【0040】
そして、ケース体3から装置本体2を外した後は、図12に示すように、装置本体2の操作面部2aと、ケース体3の基板部11とを向かい合うようにして装置本体2とケース体3とをスライド動作によって装置本体2の操作面部2a側にケース体3を装着させる。装置本体2の操作面部2a側にケース体3を装着することによって、表示部5やキー入力部8の誤操作を防いだり、外部からの衝撃を緩和することができる。
【0041】
(変形例)
図13は、図1の端末装置1の変形例を示す平面図である。図13に示す端末装置100には、ケース体3の基板部11上の両側に2つのラックギア(図示省略)又は基板部11上の短手方向に延在するラックギア(図示省略)と、該ラックギアに噛合して、装置本体2の裏面部2cから突出する2つのピニオンギア62、62と、そのピニオンギア62、62と噛合して、表示部5の両側に位置する2つの回動ギア53、53とが設けられている。上記構成では、ギアを複数設けることによって表示部5の傾斜状態をより安定して維持できるので、表示部5が大きい場合等に好適である。
【0042】
以上説明した本発明に係る端末装置1によれば、ケース体3を装置本体2の裏面部2c側へ着脱する際のスライド動作と連動して、表示部5が回動するので、ケース体3の着脱動作と表示部5の回動動作とを同時に行うことができることとなって、表示部5を手動で回動させる必要がなく、操作性を損なうことなく、ケース体3を装置本体2に着脱できる。
ケース体3は、装置本体2の凸部10とケース体3の第一係合溝14a〜第三係合溝14cとの係合によって装着されるので、表示部5の回動を一時的にロックすることができる。従って、表示部5の傾斜状態を維持でき、傾斜した表示部5に外力が加えられたとしても、表示部5の傾斜状態は容易に変化することがない。
また、装置本体2の凸部10を、ケース体3に設けられている第一係合溝14a〜第三係合溝14cと係合させて装着することによって、表示部5の傾斜を段階的に容易に調節することができる。従って、表示部5の表示をより見やすくすることができる。
そして、装置本体2の裏面部2c側に装着されたケース体3をスライドさせて取り出す際には、そのスライド動作と連動して、表示部5が回動して倒伏した状態に戻るので、操作終了時にも表示部5を手動で倒伏させる必要がない。
【0043】
なお、本発明は上述の実施形態に限定されるものではない。上記実施例では、回動部としての表示部5を回動させて傾斜させているが、例えば、回動部にキー入力部8を備え、キー入力部8を傾斜させるような構成にしてもよいのは勿論のこと、他の構成部材を傾斜させる構成にしてもよい。
【0044】
また、表示部5の傾斜状態を維持するための凸部10を装置本体2に、第一係合溝14a〜第三係合溝14cをケース体3の側板部12aの内側面部121aに設けているが、図14に示すように、この側板部12aの内側面部121aに凸部10´を、装置本体2の長手側面部2bに係合溝14´を設けてもよい。この場合にも、例えば第一係合溝14´a〜第三係合溝14´cを所定の間隔で設けたり、さらに第一係合溝14´a〜第三係合溝14´cの間隔を変えることによって、表示部5を所望の傾斜状態に維持させることができるのはいうまでもない。
【0045】
上記実施例では装置本体2の凸部10とケース体3の第一係合溝14a〜第三係合溝14cとの係合によって表示部5の傾斜を段階的に調節できるように構成しているが、これに限定されるものでもない。例えば、装置本体2に設けられる凸部を装置本体2から出没自在に構成して、該凸部を貫通させ係合させる係合孔(第一係合孔〜第三係合孔)をケース体3の側板部12aに長手方向に所定の間隔で設ける。そして、装置本体2にケース体3を装着する際は、該凸部を例えば第一係合孔に突出させて係合させる。そして、表示部5の傾斜角度を変えたい場合には、突出している該凸部を引っ込めて、第一係合孔との係合を解除して、第二係合孔に係合させることによって傾斜状態を変える構成としてもよい。上記構成においても、該凸部はケース体3の側板部12aの内側面部121aに、係合孔は装置本体2の長手側面部2bに各々設けられていてもよい。
【0046】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、装置本体に対するケース体の着脱時のスライド動作と連動して回動部を回動させることができるので、ケース体の着脱操作と回動部の回動動作とを同時に行うことができることとなって、操作性を損なうことなく、ケース体を装置本体に着脱できる。
【0047】
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、特に、ラックギアとピニオンギアと回動ギアとを噛合させることによって回動部を回動させる構成であるので、回動機構部を簡単な機構とすることができる。
【0048】
請求項3記載の発明によれば、請求項2記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、特に、ケース体を装置本体から外したときには、ピニオンギアが妨げになることなく脚部で装置本体を支持できる。また、ケース体を装置本体の裏面部側に着脱させる際のスライド動作において、脚部が妨げになることがない。
【0049】
請求項4記載の発明によれば、請求項1〜3の何れか一項に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、特に、装置本体の長手側面部に設けられた凸部がケース体の長手内側面部に設けられた係合溝に係合することによって、回動部の回動を一時的にロックすることができる。従って、回動部の傾斜状態を維持できるので、傾斜した回動部に外力が加えられたとしても、その傾斜状態は容易に変化することはない。
【0050】
請求項5記載の発明によれば、請求項4記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、特に、ケース体の内側面部121aに係合溝を長手方向に所定の間隔で複数設けることによって、回動部の傾斜角度を段階的に容易に調節できる。
【0051】
請求項6記載の発明によれば、請求項1〜3の何れか一項に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、特に、ケース体の長手内側面部に設けられた凸部が装置本体の長手側面部に設けられた係合溝に係合することによって、回動部の回動を一時的にロックすることができる。従って、回動部の傾斜状態を維持でき、傾斜した回動部に外力が加えられたとしても、その傾斜状態は容易に変化することはない。
【0052】
請求項7記載の発明によれば、請求項6記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、特に、装置本体の長手側面部に係合溝を長手方向に所定の間隔で複数設けることによって、回動部の傾斜角度を段階的に容易に調節できる。
【0053】
請求項8記載の発明によれば、請求項1〜7記載の何れか一項に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、特に、回動部は表示部を備えることによって、装置本体に対するケース体の着脱の際のスライド動作と連動して表示部が傾斜するので、表示部の表示が見やすくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る端末装置の平面図である。
【図2】図1の端末装置のII−II部断面図である。
【図3】本発明に係る端末装置を構成するケース体の斜視図である。
【図4】図1の端末装置のIV−IV部断面図である。
【図5】図1の端末装置における凸部と係合溝との関係を示す断面模式図である。
【図6】図1の端末装置における回動部の第一の傾斜状態を示す断面側面図である。
【図7】図6の端末装置における凸部と第一係合溝との関係を示す断面模式図である。
【図8】図1の端末装置における回動部の第二の傾斜状態を示す断面側面図である。
【図9】図8の端末装置における凸部と第二係合溝との関係を示す断面模式図である。
【図10】図1の端末装置の回動部の第三の傾斜状態を示す断面側面図である。
【図11】図10の端末装置における凸部と第三係合溝との関係を示す断面模式図である。
【図12】本発明に係る端末装置の不使用時における断面側面図である。
【図13】図1の端末装置の変形例を示す平面図である。
【図14】図1の端末装置の変形例における凸部と係合溝との関係を示す断面模式図である。
【符号の説明】
1 端末装置
2 装置本体
2b 長手側面部
2c 裏面部
3 ケース体
4 スライド着脱機構部
5 表示部(回動部)
6 回動機構部
7 脚部
9 レール(スライド着脱機構部)
10 凸部
13 案内溝(スライド着脱機構部)
14 係合溝
14a 第一係合溝(係合溝)
14b 第二係合溝(係合溝)
14c 第三係合溝(係合溝)
61 ラックギア(回動機構部)
62 ピニオンギア(回動機構部)
63 回動ギア(回動機構部)
121a 長手内側面部
Claims (8)
- 装置本体と、
この装置本体を覆うケース体と、
前記装置本体と前記ケース体とを相対的にスライドさせて、前記ケース体を前記装置本体に着脱自在に取り付けるスライド着脱機構部と、
前記装置本体に軸支された軸を中心に回動する回動部と、
前記装置本体に対する前記ケース体の着脱の際のスライド動作と連動して、前記回動部を回動させる回動機構部と、を備えたことを特徴とする端末装置。 - 前記回動機構部は、
前記ケース体の内面に設けられたラックギアと、
前記装置本体の裏面部から突出して設けられ、前記ラックギアと噛合するピニオンギアと、
前記回動部に設けられ、前記ピニオンギアと噛合する回動ギアと、を備えたことを特徴とする請求項1記載の端末装置。 - 前記装置本体の前記裏面部から突出して設けられ、前記装置本体を支持する脚部を備え、
前記脚部の前記装置本体からの突出長さは、前記ピニオンギアの前記装置本体からの突出長さよりも長く、且つ、前記ケース体が装着された際の前記装置本体の前記裏面部から前記ケース体の内面までの距離よりも短いことを特徴とする請求項2記載の端末装置。 - 前記装置本体の長手側面部に凸部を設け、
前記ケース体の長手内側面部に、前記ケース体の着脱の際のスライド動作によって前記凸部と係合離脱可能な係合溝を設けたことを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の端末装置。 - 前記ケース体の前記長手内側面部に、前記係合溝を長手方向に所定の間隔で複数設けたことを特徴とする請求項4記載の端末装置。
- 前記ケース体の前記長手内側面部に凸部を設け、
前記装置本体の前記長手側面部に、前記ケース体の着脱の際のスライド動作によって前記凸部と係合離脱可能な係合溝を設けたことを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の端末装置。 - 前記装置本体の前記長手側面部に、前記係合溝を長手方向に所定の間隔で複数設けたことを特徴とする請求項6記載の端末装置。
- 前記回動部は、表示部を備えることを特徴とする請求項1〜7の何れか一項に記載の端末装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003197705A JP2005038043A (ja) | 2003-07-16 | 2003-07-16 | 端末装置 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007036080A1 (fr) * | 2005-09-29 | 2007-04-05 | Shanghai Topret Industrial Design Co., Ltd. | Ordinateur portable a afficheur mobile |
JP2008166952A (ja) * | 2006-12-27 | 2008-07-17 | Sanyo Electric Co Ltd | 小型電子機器 |
-
2003
- 2003-07-16 JP JP2003197705A patent/JP2005038043A/ja active Pending
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