JP2009187299A - キーボードおよび電子機器 - Google Patents

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真聡 藤野
Katsuyoshi Koganei
勝義 小金井
Yutaka Ogasawara
豊 小笠原
Yasushi Ishidoshiro
靖 石徹白
Kazuhito Sato
和仁 佐藤
Kazuhiko Otake
一彦 大竹
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Abstract

【課題】キーピッチを容易かつ正確に調整可能な、キーボードおよび電子機器を提供する。
【解決手段】キー列110を構成する複数のキー要素105をキー列毎に支持するキー列ホルダ150と、軸心に対して回転可能に設けられ、軸心に交差して配列された複数のキー列ホルダを支持する支持軸130、140と、支持軸に対するキー列ホルダの支持面162に設けられた係合部164と、キー列ホルダ毎の係合部に係合可能に支持軸の表面に軸心の方向で螺旋状に設けられ、支持軸の回転により係合部との係合を介してキー列ホルダを軸心の方向で移動させる被係合部136、146と、を備え、支持軸には、軸心の方向で同時に移動させるキー列ホルダ毎の移動量に応じて、軸心に対する螺旋の傾斜角度θを調節された複数の被係合部が設けられた。
【選択図】図6

Description

本発明は、キーボードおよび電子機器に関する。
例えば、PC(Personal Computer)、ノート型PC、PDA(Personal
Digital Assistant)、電子手帳、携帯電話などの電子機器において、キーボードは一般に普及している情報入力装置である。キーボードは、鍵盤状に配された複数のキー要素を有し、ユーザは、キー要素を指などにより押下することで電子機器に所望の情報を入力する。
キーボードは、所定の間隔で配された複数のキー要素を有するが、キーボードを操作するユーザは、手の形状、操作上の癖などが異なる。このため、キー要素の配置間隔を可変とすることで、ユーザ毎に最適な操作性を提供するキーボードが考案されている。
下記特許文献1は、キーボードの列方向に配された複数のキー要素が各々に一体化された複数のキー列を設けることで、複数のギアおよび複数のラックを用いてキー列毎の配置間隔を可変としたキーピッチ可変キーボードを開示している。
このキーボードでは、キーボードの行方向で中央部に当る中心軸沿いに互いに係合する複数のギアを設け、中心軸を対称軸として配された対応する2つのキー列に対して各ギアから2つのラックが渡される。また、各ギアは、中心軸から対応するキー列までの距離が大きいほど大きなギア径を有する。そして、任意のキー列が例えば右側へ移動されると、移動されたキー列に渡されたラックが連動してラックに係合するギアが回転され、ギアに連動して対応する他方のラックが対応する他方のキー列を左側へ移動させる。また、当該ギアに係合する他のギアが連動して他のギアに係合する他のラックが移動される。これにより、任意のキー列が移動されると、中心軸からの距離に応じてキー列の移動量が調整された状態で、他のキー列を移動させることができる。
特開2006−309689号公報
しかしながら、特許文献1のキーボードは、中心軸を対称軸として配された対応する2つのキー列を正反対の方向へ移動させるために、ギアの円周方向で180°の位相差をもたせたギア上の2つの接点で2本のラックに動力を伝達する。このため、ギアの回転中心、および2つの接点を中心軸上に正確に配置する必要があり、また、ラックをキー列の移動方向に平行して正確に配置する必要がある。よって、ギアおよびラックの位置決めおよび部品点数の多さなどにより、組立上の問題が生じる。
また、中心軸からの距離に応じてキー列の移動量を調整するために、互いに異なるギア径を有するギア間で動力が伝達される。このため、ギアの回転トルクが大きくなり、キー列を移動させる操作が重くなり、キーピッチの調整操作上の問題が生じる。また、複数のギアおよびラックを介して動力が伝達されるので、ギア同士、およびギアとラックとの間の噛み合せの遊びによりバックラッシュが生じ、キー列の移動量の精度が低下してキーピッチの調整精度上の問題が生じる。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、キーピッチを容易かつ正確に調整可能な、新規かつ改良された、キーボードおよび電子機器を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の第1の観点によれば、複数のキー列を有するキーボードにおいて、キー列を構成する複数のキー要素をキー列毎に支持するキー列ホルダと、軸心に対して回転可能に設けられ、軸心に交差して配列された複数のキー列ホルダを支持する支持軸と、支持軸に対するキー列ホルダの支持面に設けられた係合部と、キー列ホルダ毎の係合部に係合可能に支持軸の表面に軸心の方向で螺旋状に設けられ、支持軸の回転により係合部との係合を介してキー列ホルダを軸心の方向で移動させる被係合部と、を備え、支持軸には、軸心の方向で同時に移動させるキー列ホルダ毎の移動量に応じて、軸心に対する螺旋の傾斜角度を調節された複数の被係合部が設けられたことを特徴とする、キーボードが提供される。
かかる構成によれば、支持軸の回転動作が係合部および螺旋状の被係合部を介して支持軸の軸心の方向でのキー列の移動動作に変換される。そして、同時に移動させるキー列ホルダ毎の移動量に応じて螺旋の傾斜角度が調整される。これにより、キー列ホルダおよび支持軸からなる比較的単純な構造によりキーピッチの調整機構を実現することができる。また、支持軸の回転動作が軸心の方向でのキー列ホルダの移動動作に直接変換されるので、キーピッチの調整操作上の問題を解消することができる。また、係合部と被係合部との係合によりキー列の移動量が決定されるので、キーピッチの調整精度を高めることができる。
また、上記支持軸には、略中央部から一端までの領域と他端までの領域との間で、軸心に対する螺旋の傾斜方向が正反対となる複数の被係合部が設けられてもよい。これにより、複数のキー列ホルダを支持軸の軸心の双方向で同時に移動させることができる。
また、上記支持軸には、軸心に対する螺旋の傾斜方向が同一となる複数の被係合部が設けられてもよい。これにより、複数のキー列ホルダを支持軸の軸心の一方向で同時に移動させることができる。
また、上記支持軸の回転によってキー列ホルダの支持面が支持軸に対して傾動することを規制する傾動規制部をさらに備えてもよい。ここで、傾動規制部は、支持軸とともにキー列ホルダを支持する他の支持軸でもよい。また、傾動規制部は、キー列ホルダと、キーボードの筐体との間の当接により傾動を規制してもよい。これにより、キーピッチの調整時にキー列で発生するガタを抑制することができる。
また、互いに隣接して配列されるキー列ホルダに対応する被係合部は、支持軸および他の支持軸に交互に設けられ、互いに隣接して配列されるキー列ホルダの傾動規制部は、他の支持軸および支持軸に交互に設けられてもよい。これにより、キーピッチの調整時にキー列で発生するガタを確実に抑制することができる。
また、上記支持軸を回転させるための操作部材がさらに設けられ、操作部材に対する回転操作により支持軸が回転するようにしてもよい。これにより、支持軸を確実に回転操作することができる。
また、上記支持軸を回転させるための操作部材がさらに設けられ、操作部材に対する摺動操作により支持軸が回転するようにしてもよい。これにより、支持軸を容易に回転操作することができる。
前述したキーボードは、電子機器、特に、電子計算機の一部として実現される。
本発明によれば、キーピッチを容易かつ正確に調整可能な、キーボードおよび電子機器を提供することができる。
以下に、添付した図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
(第1の実施形態)
まず、図1〜6を参照しながら、本発明の第1の実施形態について説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係るキーボード100の内部構造を示す説明図(平面図)である。なお、図1には、内部構造に対応するように、キー要素105およびキー列110の配列が参照線により示されている。
図1には、PC用のキーボード100が示されている。以下では、本発明がPC用のキーボード100に適用される場合について説明するが、本発明は、PC用のキーボード100に限定されず、例えば、ノート型PC、PDA、電子手帳、携帯電話など、他の電子機器にも同様に適用することができる。
図1に示すように、キーボード100は、筐体190を有し、筐体190の開口部192に複数のキー要素105が行方向(図1上の左右方向に相当する。)および列方向(図1上の上下方向に相当する。)で配置されている。以下では、略同一の列上に配置された複数のキー要素105からなるキー要素105の集合をキー列110と総称する。なお、図1に示すキー要素105およびキー列110の配置は、本発明の一実施形態を説明するためのものであり、他の配置が用いられてもよい。
図1に示すように、キーボード100には、一体化された複数のキー要素105からなるキー列110、および一体化されていない複数のキー要素105からなるキー列110が設けられている。図1に示す場合、キーボード100には、第1〜第14のキー列111〜124が設けられている。ここで、第1〜第5および第8〜第14のキー列111〜115、118〜124では、キー列110を構成する複数のキー要素105が一体化されており、第6および第7のキー列116、117では、キー列110を構成する複数のキー要素105が一体化されていない。
図1に示すように、キーボード100の内部には、一端に支持ギア132、142が各々に固定された第1および第2の支持軸130、140が設けられている。各支持軸130、140は、軸心に対して回転可能なように、支持部材A,B170、172により筐体190に固定されている。各支持軸130、140の略中央部には、筐体190に設けられた位置決め被係合部(不図示)に係合するように、位置決め係合部134,144が設けられている。また、詳細は、後述するが、各支持軸130、140には、各キー列110に対応するように係合溝136、146が設けられている。
また、キーボード100の内部には、操作部材として機能する操作ダイアル180の操作軸182が設けられている。操作軸182は、軸心に対して回転可能なように、支持部材C174により筐体190に固定されている。操作軸182には、第1および第2の支持軸130、140の支持ギア132、142に対して同時に係合するように、操作ギア184が固定されている。
支持部材A、B、C170、172,174は、軸心と直交する方向で支持軸130、140および操作軸182の移動を実質的に規制し、位置決め係合部134,144は、軸心の方向での支持軸130、140の移動を規制する。なお、位置決め係合部134、144は、本実施形態では支持軸130、140の略中央部に設けられているが、支持軸130、140の略中央部以外に設けられてもよい。または、位置決め係合部134、144を設ける代わりに、支持部材Aおよび/またはB170、172により軸心の方向での支持軸130、140の移動を規制してもよい。
操作ダイアル180が回転操作されると、操作軸182および操作ギア184が回転し、操作ギア184に係合する支持ギア132、142の回転に連動して第1および第2の支持軸130、140が回転する。ここで、各支持軸130、140は、軸心の方向での移動を位置決め係合部134、144により規制され、軸心と直交する方向での移動を支持部材A,B170、172により規制された状態で、軸心に対して回転する。
図2は、キーボード100の内部構造を示す説明図(断面図)である。図2は、図1のI−I線に沿った断面を示すものである。
図2に示すように、キー列110は、キー列110を構成する複数のキー要素105、キー列110毎に複数のキー要素105を支持するキー列ホルダ150、キー列ホルダ150毎に第1または第2の支持軸130、140に対する支持面162を有するキー列ベース160を含んで構成される。
キー要素105は、キーボード100を操作するユーザの指などにより押下されるキートップを有し、キートップの背面に設けられた弾性支持部(不図示)などを介してキー列ホルダ150に支持される。
キー列ホルダ150は、第1の支持軸130が貫通する第1の貫通孔152、第2の支持軸140が貫通する第2の貫通孔140を有する。図2に示す場合に、キー列ホルダ150は、キー列ホルダ150の内部に装着されたキー列ベース160を介して第1の支持軸130に支持され、第2の貫通孔154を介して第2の支持軸140に支持されている。
キー列ベース160は、詳細は後述するが、係合突起164を有し、第1または第2の支持軸130、140に設けられた係合溝136,146との係合を介して第1または第2の支持軸130、140に対してキー列ホルダ150を支持させる。なお、図2に示す場合に、キー列ベース160は、キー列ホルダ150とは別部材として構成されるが、キー列ホルダ150と同一部材として構成されてもよい。
図3は、支持軸130、140の構造を示す説明図である。図3は、図1に示した第1の支持軸130(a)および第2の支持軸140(b)の平面図を示している。
図3に示すように、支持軸130、140は、円形断面を呈し、その表面には係合溝136、146が軸心の方向で螺旋状に設けられている。また、支持軸130、140の略中央部には、支持軸130、140の軸心の方向での移動を規制する位置決め係合部134、144が設けられている。
図1を参照しながら説明すると、第1の支持軸130には、第1、第3、第5、第9、第11、第13のキー列111、113、115、119、121、123に対応する係合溝136が設けられ、第2の支持軸140には、第2、第4、第8、第10、第12、第14のキー列112、114、118、120、122、124に対応する係合溝146が設けられている。なお、第1および第2の支持軸130、140には、第6および第7のキー列116、117に対応する係合溝は設けられていない。
係合溝136、146は、所定の幅Bを有し、支持軸130、140の略中央部(正確には、位置決め規制部材134、144)からの距離に応じて、軸心に対する螺旋の傾斜角度θを調整して設けられている。より詳細には、係合溝136,146は、支持軸130、140の略中央部からの距離が大きいほど、軸心に対する螺旋の傾斜角度θが小さくなる(傾斜角度θが軸心の方向に近づく)ように設けられている。例えば、第1の支持軸130では、係合溝136の螺旋の傾斜角度θは、位置決め係合部134からの距離に応じて、θ5<θ9<θ3<θ11<θ1<θ13となるように設けられている。
また、本実施形態では、係合溝136、146は、支持軸130、140の略中央部から右側の領域と左側の領域との間で、軸心に対する螺旋の傾斜方向が正反対となるように設けられている。ここで、傾斜方向とは、傾斜角度θの大小にかかわらず、支持軸130、140の一端側または他端側のいずれかの方向を意味する。
図4は、キー列ホルダ150の構造を示す説明図である。図4は、キー列ホルダ150の斜視図(a)、平面図(b)、正面図(c)、背面図(d)、右側面図(e)、および左側面図(f)を示している。
図4に示すように、キー列ホルダ150は、上面に配されるキー列110を構成するキー要素105の配置に応じた階段状を呈し、側面部には第1および第2の貫通孔152、154を有する。キー列ホルダ150には、この場合に、第2の支持軸140に対して支持されるキー列ベース160が装着される装着凹部156が設けられている。また、キー列ホルダ150には、他にも配線用などの小開口が設けられている。
なお、図4は、特定のキー列110用として設けられたキー列ホルダ150を示すものであり、形状、装着凹部156の位置など、キー列ホルダ150の詳細は、対応するキー列110に応じて異なるものとなる。
図5は、キー列ベース160の構造を示す説明図である。図5は、キー列ベース160の斜視図(a)、平面図(b)、正面図(c)、背面図(d)、右側面図(e)、および左側面図(f)を示している。
図5に示すように、キー列ベース160は、第1または第2の支持軸130、140に対する支持面162、支持面162に設けられた係合突起164、およびキー列ホルダ150の装着凹部156に対応する装着面166を有する。ここで、支持面162は、支持軸130、140の横断面の輪郭の一部を構成する円弧に相当する横断面形状を有する。係合突起164は、対応する係合溝136、146と実質的に同一の幅Bを有し、対応する係合溝136、146に設けられた螺旋の傾斜角度θに相当するように、キー列ベース160が支持軸130、140に支持された状態で支持軸130、140の軸心の方向に対して傾斜するように設けられている。装着面166は、キー列ホルダ150の装着凹部156との当接を介して、キー列ホルダ150に対するキー列ベース160の位置決めを確実にする。
キー列ベース160は、キー列ホルダ150の装着凹部156に装着された状態で、例えばネジなどの固定手段によりキー列ホルダ150に固定される。キー列ベース160は、支持面162と支持軸130、140の表面との接触および係合突起164と支持軸130、140の係合溝136、146との係合を介して、支持軸130、140の回転に応じて支持軸130、140の軸心の方向で移動することで、キー列ホルダ150を支持軸130、140の軸心の方向で移動させる。
なお、図5は、特定のキー列110用として設けられたキー列ベース160を示すものであり、係合突起164の形状など、キー列ベース160の詳細は、対応するキー列110に応じて異なるものとなる。
ここで、キー列ベース160をキー列ホルダ150と別部材として構成することで、対応するキー列110に応じて係合突起164の形状を容易に調節することができる。また、係合突起164の形状精度を向上させることができ、支持軸130、140の軸心の方向で移動されるキー列110の移動量を正確に決定し、キーピッチの調整精度を向上させることができる。
図6は、キーボード100におけるキーピッチの調整動作を示す説明図である。図6は、キーピッチが調整される前の一状態(a)、およびキーピッチが調整された他の状態(b)を示している。図6は、図1に示す第1の支持軸130を対象として、キー列ベース160の係合突起164と支持軸130の係合溝136との位置関係と、キー列110の配置との関係を概念的に示す説明図である。以下では、図2および図6を参照しながら、キーピッチの調整動作について説明する。
図6(a)に示す状態では、第1、第3、第5、第9、第11、第13のキー列111、113、115、119、121、123のキー列ホルダ150は、キー列ベース160の支持面162と支持軸130の表面との接触、および係合突起164と係合溝136との係合を介して第1の支持軸130に支持されている。また、第2、第4、第8、第10、第12のキー列112、114、118、120、122のキー列ホルダ150は、第1の貫通孔152を介して第1の支持軸130に支持されている。
なお、図6には示さないが、第1、第3、第5、第9、第11、第13のキー列111、113、115、119、121、123のキー列ホルダ150は、第2の貫通孔154を介して第2の支持軸140にも支持されている。また、第2、第4、第8、第10、第12、第14のキー列112、114、118、120、122、124のキー列ホルダ150は、キー列ベース160部の支持面162と支持軸140の表面との接触、および係合突起164と係合溝146との係合を介して第2の支持軸140にも支持されている。
図6(a)に示す状態において、操作ダイアル180が一方向(軸心を左側から見た場合における反時計回り方向)に回転操作されると、図6(b)に示すキーピッチが縮小された状態となる。また、図6(b)に示す状態から、操作ダイアル180が反対方向(軸心を左側から見た場合における時計回り方向)に回転操作されると、図6(a)に示すようにキーピッチが拡大された状態となる。ここで、操作ダイアル180の回転操作を適宜調節することで、キーピッチを任意に調節することができる。
前述したように、操作ダイアル180が回転操作されると、操作軸182および操作ギア184が回転し、操作ギア184に係合する支持ギア132、142の回転に連動して第1および第2の支持軸130、140が回転する。ここで、各支持軸130、140は、軸心の方向での移動を位置決め係合部134、144により規制され、軸心と直交する方向での移動を支持部材A,B170、172により規制された状態で、軸心に対して回転する。
軸心の方向および軸心と直交する方向での移動が規制された状態で支持軸130、140が回転すると、軸心の方向で螺旋状に設けられた係合溝136、146と係合突起164との係合位置が移動し、係合位置の移動に連動して第6および第7以外のキー列111〜115、118〜124のキー列ベース160およびキー列ホルダ150が軸心の方向で同時に直線移動する。
ここで、係合溝136、146は、支持軸130、140の略中央部(正確には位置決め係合部134、144)からの距離が大きいほど、軸心に対する螺旋の傾斜角度θが小さくなる(軸心の方向に近づく)ように設けられている。このため、支持軸130、140が回転すると、軸心に対する螺旋の傾斜角度θが小さい係合溝136、146ほど、係合溝136、146と係合突起164との係合位置が軸心の方向で直線移動する距離が大きくなる。
特に、係合溝136、146は、支持軸130、140の回転に応じて、複数のキー列110が等間隔のキーピッチで移動するように設けられている。具体的に、係合突起164と係合溝136、146との係合位置が螺旋の一端から他端まで移動した場合について説明する。例えば、支持軸130、140の略中央部に近接して配される第5のキー列115に対応する係合溝136では、キー列115が2mm移動するように設けられている。また、同様に、支持軸130、140の略中央部から最も離隔して配される第1のキー列111に対応する係合溝136では、第1〜第4のキー列111〜114の移動を考慮して、10mm移動するように設けられている。このように、キー列110移動の略中心となる支持軸130、140の略中央部に対して、近接して配されるキー列110の移動距離と離隔して配されるキー列110の移動距離とを、各々の位置に応じて異ならせることにより、複数のキー列110を等間隔のキーピッチで移動させることができる。
また、係合溝136、146は、支持軸130、140の略中央部から右側の領域と左側の領域との間で、軸心に対する螺旋の傾斜方向が正反対となるように設けられている。このため、支持軸130、140が回転すると、支持軸130、140の略中央部から右側の領域に設けられた係合溝136、146に対応するキー列110と、左側の領域に設けられた係合溝136、146に対応するキー列110とは、互いに異なる方向で同時に直線移動する。なお、軸心と直交する支持軸130、140の略中央部に位置決め係合部134、144を設けることで、軸心の方向での支持軸130、140の移動が支持軸130、140の略中央部を基準として規制されるので、キーピッチの調整精度を向上させることができる。
また、キー列ホルダ150は、キー列ホルダ150の内部に装着されたキー列ベース160を介して第1または第2の支持軸130、140のいずれか一方に支持され、第1または第2の貫通孔152、154を介して第1または第2の支持軸130、140のいずれか他方に支持されている。なお、説明の便宜上、ここでは、キー列ホルダ150がキー列ベース160を介して第1の支持軸130に支持され、第2の貫通孔154を介して第2の支持軸140に支持されている場合を想定する。
そして、第1の支持軸130が回転すると、キー列ホルダ150は、係合突起164および係合溝136の係合を介して軸心の方向で直線移動する。この場合、係合突起164と係合溝136との間で一定以上の摩擦が生じると、係合突起164が係合溝136に沿って円滑に移動できず、キー列ホルダ150は、第1の支持軸130の軸心を回転中心として傾動しようとする。しかし、キー列ホルダ150が第2の貫通孔154を介して第2の支持軸140に支持されているので、キー列ホルダ150の傾動動作が規制され、キーピッチの調整時にキー列110で発生するガタを確実に抑制することができる。
以上説明したように、本実施形態に係るキーボードによれば、キー列ホルダ150および支持軸130、140からなる比較的単純な構造によりキーピッチの調整機構を実現することができる。また、支持軸130、140の回転動作が軸心の方向でのキー列ホルダ150の移動動作に直接変換されるので、キーピッチの調整操作上の問題を解消することができる。また、キー列ベース160の係合突起164と係合溝136、146との係合によりキー列110の移動量が決定されるので、キーピッチの調整精度を高めることができる。さらに、複数のキー列ホルダ150を支持軸130、140の軸心の双方向で同時に移動させることができる。
(第2の実施形態)
次に、図7〜10を参照しながら、本発明の第2の実施形態について説明する。なお、前述した第1の実施形態と実質的に同一の機能構成、動作方法などについては、重複する記載を省略して説明する。
図7は、本発明の第2の実施形態に係るキーボード200の内部構造を示す説明図(平面図)である。図7に示すように、キーボード200には、一体化された複数のキー要素205からなるキー列210、および一体化されていない複数のキー要素205からなるキー列210が設けられている。図7に示す場合、キーボード200には、第1〜第14のキー列211〜224が設けられている。ここで、第2〜第14のキー列212〜224では、キー列210を構成する複数のキー要素205が一体化されており、第1のキー列211では、キー列210を構成する複数のキー要素205が一体化されていない。
図7に示すように、キーボード200の内部には、一端に操作ダイアル280が固定された支持軸230が設けられている。支持軸230は、軸心に対して回転可能なように、支持部材A,B270、272により筐体290に固定されている。支持軸230の一端(図7に示す支持軸230の左端側に相当する。)には、筐体290に設けられた位置決め被係合部(不図示)に係合するように、位置決め係合部234が設けられている。また、詳細は、後述するが、支持軸230には、各キー列210に対応するように係合溝236が設けられている。なお、位置決め係合部234は、支持軸230の左端側に設けられてもよい。
そして、操作ダイアル280が回転操作されると、操作ダイアル280の回転に連動して支持軸230が回転する。ここで、支持軸230は、軸心の方向での移動を位置決め係合部234により規制され、軸心と直交する方向での移動を支持部材A,B270、272により規制された状態で、軸心に対して回転する。
図8は、キーボード200の内部構造を示す説明図(断面図)である。図8は、図7のII−II線に沿った断面を示すものである。
図8に示すように、キー列210は、キー列210を構成する複数のキー要素205、キー列210毎に複数のキー要素205を支持するキー列ホルダ250、キー列ホルダ250毎に支持軸230に対する支持面262を有するキー列ベース260を含んで構成される。
キー列ホルダ250は、支持軸230が貫通する貫通孔252を有する。図8に示す場合に、キー列ホルダ250は、キー列ホルダ250の内部に装着されたキー列ベース260を介して支持軸230に支持されている。キー列ベース260は、詳細は後述するが、係合突起264を有し、支持軸230に設けられた係合溝236との係合を介して支持軸230に対してキー列ホルダ250を支持させる。
ここで、図8に示すように、キーボード200の筐体290には、キー列ホルダ250の傾動を規制するための傾動規制部として、傾動規制突起294が設けられ、キー列ホルダ250には、キー列ホルダ250の傾動時に傾動規制突起294に当接する傾動規制凹部258が設けられている。なお、傾動規制部は、筐体290に設けられた傾動規制突起、およびキー列ホルダ250に設けられた傾動規制凹部として構成されてもよい。
図9は、支持軸230の構造を示す説明図である。図9は、図7に示した支持軸230の平面図を示している。
図7を参照しながら説明すると、支持軸230には、第2〜第14のキー列212〜224に対応する係合溝236が設けられている。なお、支持軸230には、第1のキー列211に対応する係合溝は設けられていない。
係合溝236は、支持軸230の一端(図7に示す支持軸230の左端側に相当する。)からの距離に応じて、軸心に対する螺旋の傾斜角度θを調整して設けられている。より詳細には、係合溝236は、支持軸230の一端からの距離が大きいほど、軸心に対する螺旋の傾斜角度θが小さくなる(軸心の方向に近づく)ように設けられている。例えば、支持軸230では、係合溝236の螺旋の傾斜角度θは、支持軸230の左端側からの距離に応じて、θ2<θ3<θ4<θ5<θ6<θ7<θ8<θ9<θ10<θ11<θ12<θ13<θ14となるように設けられている。また、本実施形態では、係合溝236は、軸心に対する螺旋の傾斜方向が全て同一となるように設けられている。
図10は、キーボード200におけるキーピッチの調整動作を示す説明図である。図10は、キーピッチが調整される前の一状態(a)、およびキーピッチが調整された一状態(b)を示している。図10は、キー列ベース260の係合突起264と支持軸230の係合溝236との位置関係と、キー列210の配置との関係を概念的に示す説明図である。以下では、図8および図10を参照しながら、キーピッチの調整動作について説明する。
図10(a)に示す状態では、第1以外のキー列212〜224のキー列ホルダ250は、キー列ベース260の支持面262と支持軸230の表面との接触、および係合突起264と係合溝236との係合を介して支持軸230に支持されている。
図10(a)に示す状態から、操作ダイアル280が一方向(軸心を左側から見た場合における時計回り方向)に回転操作されると、図10(b)に示すキーピッチが縮小された状態となる。また、図10(b)に示す状態から、操作ダイアル280が反対方向(軸心を左側から見た場合における反時計回り方向)に回転操作されると、図10(a)に示すようにキーピッチが拡大された状態となる。ここで、操作ダイアル280の回転操作を適宜調節することで、キーピッチを任意に調節することができる。
前述したように、操作ダイアル280が回転操作されると、操作ダイアル280の回転に連動して支持軸230が回転する。ここで、支持軸230は、軸心の方向での移動を位置決め係合部234により規制され、軸心と直交する方向での移動を支持部材A,B270、272により規制された状態で、軸心に対して回転する。
軸心の方向および軸心と直交する方向での移動が規制された状態で支持軸230が回転すると、軸心の方向で螺旋状に設けられた係合溝236と係合突起264との係合位置が移動し、係合位置の移動に連動して第1以外のキー列212〜224のキー列ベース260およびキー列ホルダ250が軸心の方向で同時に直線移動する。
ここで、係合溝236は、移動時の基準となる支持軸230の一端からの距離が大きいほど、軸心に対する螺旋の傾斜角度θが小さくなる(軸心の方向に近づく)ように設けられている。このため、支持軸230が回転すると、軸心に対する螺旋の傾斜角度θが小さい係合溝236ほど、係合溝236と係合突起264との係合位置が軸心の方向で直線移動する距離が大きくなる。
特に、係合溝236は、支持軸230の回転に応じて、複数のキー列210が等間隔のキーピッチで移動するように設けられている。具体的には、例えば、係合突起264と係合溝236との係合位置が螺旋の一端から他端まで移動した場合に、第2のキー列212に対応する係合溝236では、キー列212が2mm移動するように設けられている。また、同様に、第14のキー列224に対応する係合溝236では、第2〜第13のキー列212〜223の移動を考慮して、キー列224が26mm移動するように設けられている。
また、係合溝236は、軸心に対する螺旋の傾斜方向が全て同一となるように設けられている。このため、支持軸230が回転すると、第2〜第14のキー列212〜224は、同一方向で同時に直線移動する。
また、キー列ホルダ250は、キー列ホルダ250の内部に装着されたキー列ベース260を介して支持軸230に支持され、キー列ホルダ250の傾動時に筐体290の傾動規制凹部294に当接する傾動規制突起258が設けられている。
そして、支持軸230が回転すると、キー列ホルダ250は、係合突起264および係合溝236の係合を介して軸心の方向で直線移動する。この場合、係合突起264と係合溝236との間で一定以上の摩擦が生じると、係合突起264が係合溝236に沿って円滑に移動できず、キー列ホルダ250は、支持軸230の軸心を回転中心として傾動しようとする。しかし、キー列ホルダ250の傾動時には、傾動規制突起294が傾動規制凹部258に当接するので、キー列ホルダ250の傾動動作が規制され、キーピッチの調整時にキー列210で発生するガタを抑制することができる。
なお、傾動規制部は、突起および凹部の組合せとして構成される代わりに、例えば、筐体290またはキー列ホルダ250に設けられた当接部材として構成されてもよい。この場合、例えば、筐体290の内部底面に突起を設け、キー列ホルダ250が傾動すると、キー列ホルダ250の底面が突起に当接することで、キー列ホルダ250の傾動を規制することができる。また、筐体290の内部底面の代わりに、キー列ホルダ250の底面に突起を設けてもよい。
本実施形態に係るキーボード200によれば、複数のキー列ホルダ250を支持軸230の軸心の一方向で同時に移動させることができる。
(操作部材の変形例)
図11は、操作部材の第1の変形例を示す説明図である。図11に示すように、操作部材の第1の変形例は、第1の実施形態において、操作ダイアル280の代わりに操作部材として機能する操作ラック380を含んで構成される。この場合、操作ラック380は、第1および第2の支持軸130、140に固定された支持ギア132、142に同時に係合するように、筐体190の上面に設けられている。操作ラック380が支持軸130、140の軸心と直交する方向で摺動操作されると、操作ラック380に係合する支持ギア132、142が回転し、支持ギア132、142の回転に連動して第1および第2の支持軸130、140が回転する。これにより、操作ラック380の摺動操作を介して、支持軸130、140を容易に回転操作することができる。
また、操作部材の第2の変形例として、第2の実施形態において、操作ダイアル280を支持ギア184に相当する支持ギアとして機能させるとともに、第1の変形例の場合と同様に操作ラック380が用いられてもよい。この場合、操作ラック380は、支持軸230に固定された操作ギア(操作ダイアル280)に係合するように、筐体290の上面に設けられる。
また、操作部材の第3の変形例として、操作ラック380が支持軸130、140(または230)の軸心と同一方向で摺動操作されることで、支持軸130、140(または230)が回転するように構成してもよい。この場合、ベベルギアなどを介して操作ラック380を支持ギア132、142(または280)に係合させることで、支持軸130、140(または230)の軸心と同一方向での操作ラック380の摺動動作を支持ギア132、142(または280)の回転動作に変換することができる。これにより、キー列110(または210)の移動方向と同一方向での摺動操作を介して、キーピッチを直感的に調整することができる。
また、操作部材の第4の変形例として、操作ダイアル180、280、操作ラック380などを介して手動で支持軸130、140(または230)を回転させる代わりに、モーター機構などを用いて電動で支持軸130、140(または230)を回転させるように構成してもよい。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記実施形態の説明では、支持軸130、140(または230)に螺旋状の係合溝136、146(または236)を設け、キー列ベース160(または260)に係合溝136、146(または236)に対応する係合突起164(または264)を設ける場合について説明した。しかし、支持軸130、140(または230)に螺旋状の係合突起を設け、キー列ベース160(または260)に係合突起に対応する係合溝を設けてもよい。
また、第1の実施形態では、2本の支持軸を用いて、複数のキー列を軸心の双方向で同時に移動させる場合におけるキーボードの構成について説明した。しかし、キーボードは、第2の実施形態と同様に1本の支持軸を用いて、または、3本以上の支持軸を用いて、複数のキー列を軸心の双方向で同時に移動させるように構成されてもよい。一方、第2の実施形態では、1本の支持軸を用いて、複数のキー列を軸心の一方向で同時に移動させる場合におけるキーボードの構成について説明した。しかし、キーボードは、第1の実施形態と同様に2本の支持軸を用いて、または、3本以上の支持軸を用いて、複数のキー列を軸心の一方向で同時に移動させるように構成されてもよい。
本発明の第1の実施形態に係るキーボードの内部構造を示す説明図(平面図)である。 キーボードの内部構造を示す説明図(断面図)である。 支持軸の構造を示す説明図である。 キー列ホルダの構造を示す説明図である。 キー列ベースの構造を示す説明図である。 キーボードにおけるキーピッチの調整動作を示す説明図である。 本発明の第2の実施形態に係るキーボードの内部構造を示す説明図(平面図)である。 キーボードの内部構造を示す説明図(断面図)である。 支持軸の構造を示す説明図である。 キーボードにおけるキーピッチの調整動作を示す説明図である。 操作部材の第1の変形例を示す説明図である。
符号の説明
100、200 キーボード
105、205 キー要素
110、210 キー列
130、140、230 支持軸
136、146、236 係合溝(被係合部)
150、250 キー列ホルダ
258 傾動規制凹部(傾動規制部)
160、260 キー列ベース
164、264 係合突起(係合部)
180、280 操作ダイアル(操作部)
190、290 筐体
292 傾動規制突起(傾動規制部)

Claims (11)

  1. 複数のキー列を有するキーボードにおいて、
    前記キー列を構成する複数のキー要素を前記キー列毎に支持するキー列ホルダと、
    軸心に対して回転可能に設けられ、軸心に交差して配列された前記複数のキー列ホルダを支持する支持軸と、
    前記支持軸に対する前記キー列ホルダの支持面に設けられた係合部と、
    前記キー列ホルダ毎の前記係合部に係合可能に前記支持軸の表面に軸心の方向で螺旋状に設けられ、前記支持軸の回転により前記係合部との係合を介して前記キー列ホルダを軸心の方向で移動させる被係合部と、
    を備え、
    前記支持軸には、軸心の方向で同時に移動させる前記キー列ホルダ毎の移動量に応じて、軸心に対する螺旋の傾斜角度を調節された複数の前記被係合部が設けられたことを特徴とする、キーボード。
  2. 前記支持軸には、略中央部から一端までの領域と他端までの領域との間で、軸心に対する螺旋の傾斜方向が正反対となる複数の前記被係合部が設けられたことを特徴とする、請求項1に記載のキーボード。
  3. 前記支持軸には、軸心に対する螺旋の傾斜方向が同一となる複数の前記被係合部が設けられたことを特徴とする、請求項1に記載のキーボード。
  4. 前記支持軸の回転によって前記キー列ホルダの支持面が前記支持軸に対して傾動することを規制する傾動規制部をさらに備えることを特徴とする、請求項1に記載のキーボード。
  5. 前記傾動規制部は、前記支持軸とともに前記キー列ホルダを支持する他の支持軸であることを特徴とする、請求項4に記載のキーボード。
  6. 互いに隣接して配列される前記キー列ホルダに対応する前記被係合部は、前記支持軸および前記他の支持軸に交互に設けられ、互いに隣接して配列される前記キー列ホルダの前記傾動規制部は、前記他の支持軸および前記支持軸に交互に設けられたことを特徴とする、請求項5に記載のキーボード。
  7. 前記複数のキー列を囲む筐体を有し、
    前記傾動規制部は、前記キー列ホルダと前記筐体との間の当接により傾動を規制することを特徴とする、請求項4に記載のキーボード。
  8. 前記支持軸を回転させるための操作部材がさらに設けられ、前記操作部材に対する回転操作により前記支持軸が回転することを特徴とする、請求項1に記載のキーボード。
  9. 前記支持軸を回転させるための操作部材がさらに設けられ、前記操作部材に対する摺動操作により前記支持軸を回転することを特徴とする、請求項1に記載のキーボード。
  10. 請求項1に記載のキーボードを有することを特徴とする、電子機器。
  11. 前記電子機器は、電子計算機であることを特徴とする、請求項10に記載の電子機器。
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