JP2008166952A - 小型電子機器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明に係る小型電子機器は、ベース筐体1、スライド筐体2及びポップアップ筐体3を具え、スライド筐体2は、ベース筐体1の表面に沿って閉じ位置と開き位置との間を往復移動することが可能であり、ポップアップ筐体3は、スライド筐体2の表面に近接した閉状態とスライド筐体2の表面に対し所定角度を為して起き上がった開状態との間を回動することが可能であり、表面にディスプレイ31が配備されている。ポップアップ筐体3が開状態から閉状態まで回動することよってポップアップ筐体3が閉状態にロックされる。又、スライド筐体2が閉じ位置から開き位置まで移動することによってロックが解除される。
【選択図】図3
Description
又、近年の携帯電話機においては、テレビジョン放送受信機能やテレビジョン電話機能を有するものが開発されている(特許文献2、3参照)。
しかしながら、スライド式携帯電話機においては、スライド筐体の表面にディスプレイが配備され、該スライド筐体がベース筐体の表面に沿ってスライドする構成が採られているので、例えばテレビジョン放送を視聴する場合、スライド筐体を開き位置までスライドさせたとしても、該スライド筐体の表面に配備されているディスプレイの画面はベース筐体の表面と平行であるため、ユーザはベース筐体を手に保持して、ディスプレイの画面を見易い角度に調整する必要があり、例えば机の上にスライド式携帯電話機を設置した状態ではディスプレイが机の表面と平行となり、画面が見難いものとなる問題がある。
ベース筐体(1)と、
ベース筐体(1)上にスライド可能に係合して、ベース筐体(1)の表面に沿って閉じ位置と開き位置との間を往復移動することが可能なスライド筐体(2)と、
該スライド筐体(2)上に枢支されて、スライド筐体(2)の表面に近接した閉状態とスライド筐体(2)の表面に対し所定角度を為して起き上がった開状態との間を回動することが可能であり、表面にディスプレイ(31)が配備されたポップアップ筐体(3)と、
ポップアップ筐体(3)が開状態から閉状態まで回動する過程の最終段階で、ポップアップ筐体(3)の回動に連動してポップアップ筐体(3)を閉状態にロックするロック機構と、
スライド筐体(2)が閉じ位置から開き位置まで移動する過程の任意段階で、スライド筐体(2)の移動に連動して前記ロック機構によるロックを解除するロック解除機構
とを具えている。
具体的には更に、ポップアップ筐体(3)を閉状態から開状態へ向けて付勢する付勢手段を具えている。
その後、ポップアップ筐体(3)を開状態から閉状態へ向けて押圧操作すると、ロック機構が動作して、ポップアップ筐体(3)は閉状態に達した時点で閉状態にロックされることになる。
又、ポップアップ筐体(3)を開状態に保持したままスライド筐体(2)を開き位置から閉じ位置までスライドさせた後、ポップアップ筐体(3)を閉状態まで押圧してロックすれば、小型電子機器は、元の携帯可能なコンパクトな状態に戻ることになる。
該具体的構成によれば、ポップアップ筐体(3)を開状態まで回動させ、ベース筐体(1)を机の上に設置した状態で、テレビジョン電話機能を動作させることにより、ハンズフリーの状態で、カメラ(7)とディスプレイ(31)を利用したテレビジョン電話を行なうことが可能となる。
スライド筐体(2)に回動可能に配備され、フック部(52)が突設されたラッチ部材(5)と、
ラッチ部材(5)を一方向に回転付勢するバネ(43)と、
ポップアップ筐体(3)に設けられ、ラッチ部材(5)のフック部(52)が係脱すべき係合受け部
とを具え、ポップアップ筐体(3)が開状態から閉状態まで回動する過程で、ラッチ部材(5)が前記バネ(43)により付勢されてフック部(52)がポップアップ筐体(3)の係合受け部に係合する。
本発明に係るスライド式携帯電話機は、図1〜図4に示す様に、それぞれ扁平な直方体状のベース筐体(1)、スライド筐体(2)及びポップアップ筐体(3)からなる小型のケーシングを具え、ポップアップ筐体(3)の表面には、ディスプレイ(31)とカメラ(7)とが配備されており、通常の通話による電話機能の他に、テレビジョン放送受信機能及びテレビジョン電話機能を有している。
尚、ベース筐体(1)及びスライド筐体(2)の表面にはテンキーや機能キー等の各種操作キーが配備されているが、図示省略している。又、ベース筐体(1)の下端部とポップアップ筐体(3)の上端部にはそれぞれ送話部及び受話部が配備されているが、図示省略している。
又、ポップアップ筐体(3)は、スライド筐体(2)上に枢支されて、スライド筐体(2)の表面に近接した図1及び図2に示す閉状態とスライド筐体(2)の表面に対し所定角度を為して起き上がった図3及び図4に示す開状態との間を回動することが可能である。
これによって、ポップアップ筐体(3)は、図1及び図2に示す閉状態から図3及び図4に示す開状態に向けて回転付勢されている。
ラッチ部材(5)には、被駆動部(51)とフック部(52)が突設され、被駆動部(51)はベース筐体(1)の表面に沿って伸び、フック部(52)は、図5の如くベース筐体(1)の開口部(22)を貫通してポップアップ筐体(3)に向かって突出している。
図9(b)の如く、ラッチ部材(5)の被駆動部(51)とスライド筐体(2)との間にはコイルバネ(43)が介在し、ラッチ部材(5)を反時計方向に回転付勢している。
又、ポップアップ筐体(3)には、スライド筐体(2)との対向面に、ラッチ部材(5)のフック部(52)を収容することが可能な凹部(33)が形成されている。該凹部(33)の開口縁には、ラッチ部材(5)のフック部(52)と係脱可能な爪部(32)が突設されている。
この状態で、ポップアップ筐体(3)は、前記トーションバネ(4)によって開状態へ向けて付勢されているが、スライド筐体(2)上のラッチ部材(5)のフック部(52)がポップアップ筐体(3)の爪部(32)に係合しているので、ポップアップ筐体(3)は閉状態にロックされている。
更に図11(a)の如くスライド筐体(2)をスライドさせると、ベース筐体(1)のカム面(12)がラッチ部材(5)の被駆動部(51)をコイルバネ(43)に抗して駆動し、ラッチ部材(5)を時計方向に回転せしめる。これによって、ラッチ部材(5)のフック部(52)がポップアップ筐体(3)の爪部(32)から離脱し、ポップアップ筐体(3)のロックを解除する。
そして、更にスライド筐体(2)を開き位置へ向けてスライドさせると、ベース筐体(1)のカム面(12)がラッチ部材(5)の被駆動部(51)を通過し、これによってラッチ部材(5)はコイルバネ(43)の付勢により反時計方向に回転し、図10(b)に示す元の位置まで戻ることになる。
一方、スライド筐体(2)には、ポップアップ筐体(3)の回転に伴う凸部(34)の回動を許容するための凹曲面(23)が形成されると共に、ポップアップ筐体(3)が開状態まで回転した時点で、凸部(34)を受け止めるべき受け面(24)が形成されている。
従って、前記トーションバネ(4)に付勢されてポップアップ筐体(3)は開状態へ向けて回転するが、凸部(34)がスライド筐体(2)の受け面(24)に当接した時点で、回転が停止し、図3に示す様に開状態に保持されることになる。
例えばテレビジョン放送受信機能を動作させてテレビジョン放送を視聴する場合、ベース筐体(1)の表面に配備されているテンキー(図示省略)を操作することによって選局が可能である。
これによって、ポップアップ筐体(3)は図1或いは図2に示す閉状態にロックされることになる。
又、図1に示す如くスライド筐体(2)を閉じ位置に設置した状態では、図9(b)に示す様にラッチ部材(5)はベース筐体(1)とポップアップ筐体(3)の間に挟まれて、外部に露出することがないので、携帯中にラッチ部材(5)が押圧されてポップアップ筐体(3)のロックが勝手に解除される虞はない。
又、ポップアップ筐体(3)の回動に連動してポップアップ筐体(3)を閉状態にロックするロック機構や、スライド筐体(2)の移動に連動してロック機構によるロックを解除するロック解除機構は、上記実施例の構成に限らず、周知の種々の構成を採用することが出来る。
(12) カム面
(2) スライド筐体
(24) 受け面
(25) 逃げ面
(3) ポップアップ筐体
(31) ディスプレイ
(32) 爪部
(4) トーションバネ
(43) コイルバネ
(5) ラッチ部材
(51) 被駆動部
(52) フック部
(6) ヒンジ部
(7) カメラ
Claims (5)
- ベース筐体(1)と、
ベース筐体(1)上にスライド可能に係合して、閉じ位置と開き位置との間を移動することが可能なスライド筐体(2)と、
該スライド筐体(2)上に枢支されて、スライド筐体(2)の表面に近接した状態の閉状態とスライド筐体(2)の表面に対し所定角度を為して起き上がった状態の開状態との間を回動することが可能であり、表面にディスプレイ(31)が配備されたポップアップ筐体(3)と、
前記ポップアップ筐体(3)を閉状態でロックするロック機構と、
スライド筐体(2)が閉じ位置から開き位置まで移動するまでの移動に連動して前記ロック機構によるロックを解除するロック解除機構
とを具えたことを特徴とする小型電子機器。 - ポップアップ筐体(3)を閉状態から開状態へ向けて付勢する付勢手段を具えている請求項1に記載の小型電子機器。
- ポップアップ筐体(3)の表面には、画像撮影のためのカメラ(7)が配備されている請求項1又は請求項2に記載の小型電子機器。
- 前記ロック機構は、
スライド筐体(2)に回動可能に配備され、フック部(52)が突設されたラッチ部材(5)と、
ラッチ部材(5)を一方向に回転付勢するバネ(43)と、
ポップアップ筐体(3)に設けられ、ラッチ部材(5)のフック部(52)が係脱すべき係合受け部
とを具え、ラッチ部材(5)が前記バネ(43)により付勢されてフック部(52)がポップアップ筐体(3)の係合受け部に係合する請求項1乃至請求項3の何れかに記載の小型電子機器。 - 前記ロック解除機構は、前記ラッチ部材(5)に突設された被駆動部(51)と、ベース筐体(1)の表面に前記ラッチ部材(5)の被駆動部(51)と対向して形成されたカム面(12)とを具え、前記カム面(12)が前記ラッチ部材(5)の被駆動部(51)を前記一方向とは逆方向に駆動して、ラッチ部材(5)のフック部(52)をポップアップ筐体(3)の係合受け部から離脱せしめる請求項4に記載の小型電子機器。
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JP2007180853A (ja) * | 2005-12-27 | 2007-07-12 | Kyocera Corp | 電子機器及び携帯電話機 |
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2006
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CN111751740B (zh) * | 2019-03-29 | 2023-07-28 | 深圳市瑞能实业股份有限公司 | 一种锁止机构及测试设备 |
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