JP4751520B2 - エアゾール製品および該エアゾール製品の廃棄法 - Google Patents
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【発明の属する技術分野】
本発明はエアゾール製品および該エアゾール製品の廃棄法に関する。さらに詳しくは、使用済み容器の容積を少なくできるエアゾール製品および該エアゾール製品の廃棄法に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
近年、使用済のエアゾール容器を廃棄処分する場合には、廃品回収の作業の安全性のために、予めエアゾール容器内に残留するガスを完全に排出することが消費者に求められている。エアゾール容器から残留ガスを容易に排出させる方法としては、エアゾール製品の押しボタンやスパウトなどの噴射部材からエアゾール容器内にあるエアゾール組成物を排出し、自治体などの回収時に資源ゴミとして出している。このとき、容器をそのままの形で資源ゴミとして出すため、容積が嵩張り、そのまま輸送するとコスト高になる。また、スクラップとして回収する場合は、容器内にエアゾール組成物が少しでも残っていると破裂するおそれがあり危険である。エアゾール製品の場合は、容器に孔を空けない限り気密状態であるため、容器を気密状態で押しつぶそうとすると、容器内の圧力が高くなり、破裂するおそれがある。また、外観から内容物が排出済であるのか否かがわからないため、一々容器を振って排出済であるかどうかを確認しなければならず、回収作業が面倒になる。
【0003】
本発明は、叙上の事情に鑑み、安全にエアゾール製品の容器を小さくできるとともに、ガス抜き済みであることが外観により一目でわかるエアゾール容器および該エアゾール製品の廃棄法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明のエアゾール製品は、有底筒状の外部容器の開口部にエアゾールバルブを装着するエアゾール容器と、前記エアゾールバルブに嵌着される噴射部材とを備えてなるエアゾール製品であって、前記エアゾール容器が陰圧で変形する金属製容器であり、該容器内に、常温で気化し、かつ−25〜0℃で液化する噴射剤を含むエアゾール組成物を充填してなることを特徴とする。
【0005】
また、本発明のエアゾール製品の廃棄法は、有底筒状の外部容器の開口部にエアゾールバルブが装着されるエアゾール容器と、前記エアゾールバルブに嵌着される噴射部材とを備えており、前記エアゾール容器が該容器内の陰圧で変形する金属製容器であり、該容器内に、常温で気化し、かつ−25〜0℃で液化する噴射剤を含むエアゾール組成物を充填してなるエアゾール製品の廃棄法であって、
(1)エアゾール容器内からエアゾール組成物をほぼ全量排出する工程と、
(2)前記エアゾールバルブを開放状態に維持する工程と、
(3)該容器を冷却し、該容器に残留する前記噴射剤を液化させ、容器内部を陰圧にし、容器を変形させる工程
とを含むことを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に基づいて本発明のエアゾール製品および該エアゾール製品の廃棄法を説明する。
【0007】
図1は本発明におけるエアゾールバルブを示す断面図、図2は図1の逆止弁が開放した状態を示す断面図、図3は本発明における噴射部材を示す断面図、図4は本発明における他の噴射部材を示す断面図、図5は逆止弁と排出機構を備えるキャップを示す断面図、図6は図5の逆止弁の要部拡大図、図7はキャップとエアゾール容器との嵌合状態を示す断面図、図8は表示部材の分離状態を示す断面図、図9は表示部材とエアゾール容器との嵌合状態を示す斜視図、図10は他の逆止弁を備えるキャップを示す断面図、図11は図10の逆止弁の要部拡大図、図12は逆止弁と排出機構を備える肩カバーを示す斜視図、図13は図12の肩カバーから分離された排出機構を示す斜視図、図14は分離された肩カバーをエアゾール容器に装着させたときの斜視図である。
【0008】
本発明の一実施の形態にかかわるエアゾール製品は、有底筒状の外部容器の開口部にエアゾールバルブが装着されるエアゾール容器と、前記エアゾールバルブに嵌着される押しボタンの噴射部材とから構成されている。また、エアゾール製品は、前記エアゾールバルブおよび噴射部材を保護するキャップまたは肩カバーの保護部材を備えている。
【0009】
本発明は、前記エアゾール容器が陰圧で変形する金属製容器であり、該容器内に常温で気化し、かつ−25〜0℃で液化する噴射剤を含むエアゾール組成物を充填していることを特徴としている。
【0010】
本実施の形態では、前記エアゾール容器に充填させていたエアゾール組成物のうち、−25〜0℃で液化する噴射剤が気体で容器内の空間に存在する状態で、冷蔵庫や冷凍庫などで冷却し、容器内部の圧力を陰圧にして容器を変形させることにより、使用済み容器の容積を少なくすることができる。
【0011】
前記エアゾール容器の容器胴体の肉厚は、−25〜0℃のときの陰圧で変形し、つぶれる程度の肉厚があれば、とくに限定されるものではないが、金属部分の肉厚が50〜1000μm、好ましくは50〜500μmである。
【0012】
また、前記−25〜0℃で液化する噴射剤としては、ノルマルブタン(−0.5℃。液化温度。以下同様)、イソブタン(−11.7℃)、ジメチルエーテル(−25℃)またはこれらの混合物があげられる。さらにプロパン(−42.1℃)、イソペンタン(27.9℃)、ノルマルペンタン(36.1℃)などの、液化温度が前記範囲(−25〜0℃)外の噴射剤であっても、前記−25〜0℃で液化する噴射剤と混合して、−25〜0℃で液化する混合物になるように用いることができる。また、前記エアゾール組成物としては、とくに限定されるものではなく、たとえば傷薬、かゆみ止め、点鼻薬、点耳薬、水虫薬、殺菌消毒剤、消炎鎮痛剤、制汗剤、害虫忌避剤、化粧水、コロン、プレ(アフター)シェーブローション、サンスクリーン剤などの人体用製品、ヘアスプレー、ヘアフォーム、トリートメントフォーム、クリームフォーム、フォームワックス、染毛剤、脱色剤、育毛剤、クレンジングなどの頭髪・頭皮用製品、殺虫剤や消臭剤、芳香剤、ペイント、ニス、撥水剤、くもり止めなどの家庭や車用製品、潤滑剤、さび止め、クリーナーなどの工業用製品などがあげられる。
【0013】
つぎに本実施の形態におけるエアゾール製品の使用手順を説明する。
【0014】
まずエアゾール組成物が残留している容器または使用済み容器の噴射部材を手動操作で作動させて、好ましくは後述する噴射部材や保護部材に備えた容器内のエアゾール組成物を排出する排出機構により、エアゾールバルブを開放状態に維持して、該容器内からエアゾール組成物を排出させる。エアゾール製品を製造する際、容器内の空気をバキュームしてからエアゾール組成物を充填するため、エアゾール組成物の噴射が止まり、容器内の圧力が大気圧とほぼ同様となってもわずかながらエアゾール組成物および噴射剤の蒸気は内部空間(気相部)に残っている。なお、該気相部に残っている噴射剤のうち、70%、好ましくは80%以上が0℃〜−25℃で液化する噴射剤であることが好ましい。
【0015】
ついで排出済み容器のエアゾールバルブを解放状態に維持した状態で、該容器を冷蔵庫または冷凍庫に保管して、−5〜−25℃、好ましくは0〜−25℃に冷却する。このとき、該容器に残留する噴射剤の蒸気圧が低下、好ましくは液化する。これらの現象により容器内の圧力が下がり、陰圧となり、容器が変形する(容器の容積が減少する)。
【0016】
ついで容器が変形すると、該容器内の圧力は低温状態で大気圧まで戻る。
【0017】
つぎに該変形した容器を常温に戻すと、圧力が上昇し、容器内に残留する噴射剤が外部に排出される。
【0018】
本実施の形態では、前記排出済み容器のエアゾールバルブを解放状態に維持するに際し、エアゾール容器の内部から外部へは連通するが、外部からエアゾール容器の内部へは連通しない逆止弁を設けるのが好ましい。この逆止弁を設ける場所としては、エアゾールバルブ、噴射部材または保護部材とすることができる。
【0019】
本実施の形態で用いる逆止弁は、エアゾール組成物が容器内に残留している状態でエアゾールバルブを開放すると、エアゾール組成物が有する圧力により、エアゾール容器の内部から外部へ連通し、エアゾール組成物を噴射する。一方、容器内のエアゾール組成物がほとんど排出され、容器内の圧力が大気圧とほぼ同様となったときや、容器を冷却し、容器内の圧力が陰圧になったとき、エアゾールバルブを開放状態にしても、容器の外部から内部へは連通しないものである。この逆止弁を用いることにより、容器内の圧力が陰圧になっても、容器内に外部から空気が侵入してくるのを防止でき、容器が変形しやすくなる。さらに、この状態で常温に戻したときは、容器内の圧力が大気圧よりも高くなるため、容器内部から外部へ連通して容器内部のエアゾール組成物を排出できる状態になる。
【0020】
本実施の形態では、たとえば図1に示されるように、エアゾール容器1の開口部に装着されるマウティングカップ2と噴射バルブ3からなるエアゾールバルブ4を用いる場合、バルブハウジング5と、該ハウジング5内に挿入され、連通孔6が設けられたステム7と、該ステム7を外方へ付勢するスプリング8と、前記ステム7の外周に嵌装されるステムラバー9とから構成される噴射バルブ3における、前記バルブハウジング5内の流路5aに弁座10と弁体11からなる逆止弁を配置することができる。なお、前記バルブハウジング5の下部にはディップチューブ12が装着されている。このエアゾールバルブ4では、図2に示されるように噴射部材13を押し下げると、ステムラバー9が押し下げられるため、ステム7の連通孔6の密閉が開放する。このとき、エアゾール容器内の圧力が大気圧よりも高いときは、エアゾール組成物が噴出されるため、図2に示されるように、弁体はエアゾール組成物の圧力によって、上昇し、エアゾール容器の内部から外部へは連通する。一方、エアゾール組成物がほとんど排出され、エアゾール容器内の圧力が大気圧とほぼ同等となると、想像線で示すように弁体は下降して弁座と密着し、エアゾールバルブが開放状態にあっても、エアゾール容器の外部から内部へは遮断される。このため、かかるエアゾール容器1の開放状態を維持して、該容器1に残留する噴射剤を冷却させると、容器1内が陰圧となり、容器1が変形する。さらに、この状態で常温に戻すと、容器内の圧力が上昇し、それにより、残留噴射剤のガスが抜けるため弁体が上昇して容器内部から外部へ連通し、わずかに残留していたエアゾール組成物が完全に外部へ排出される。
【0021】
または図3に示されるように、ステム7に嵌着される噴射部材21に逆止弁を設ける場合、該逆止弁としては、ステム7の先端と噴射部材21の噴射通路22とのあいだに配置される弁座23と弁体24とからなるものを用いることができる。そして前記エアゾールバルブ4の逆止弁と同様の効果を発揮する。
【0022】
本実施の形態では、噴射部材として押しボタンを備えるエアゾール製品について説明したが、たとえば図4に示されるように、エアゾール容器1に嵌着される肩部31の頂部32に連結部33を残してC字型スリット34が形成されたスパウト35を備えるエアゾール製品とすることができる。このスパウト35に設けられる逆止弁としては、ステム7の先端とスパウト35の噴射通路36とのあいだに配置される弁座37と弁体38とからなるものを用いることができる。このエアゾール製品は、押圧部39を位置Aのところまで押し下げると、連結部32を支点としてステム7が押し下げられてエアゾール組成物を噴射する。通常の使用時は、エアゾール容器1を倒立にするので、弁体38が図4における破線部に移動するので、噴射を妨げることがない。そして、冷蔵庫などに入れて冷却するときは、正立状態で入れるため、弁体38は図4における実線の位置にあり、外部と内部は遮断される。なお、本実施の形態では、前記スパウト35に、押圧部39の縁部に形成される係止片40と、スリット34に沿って形成される突起41とからなる排出機構を備えるのが好ましい。この排出機構は、エアゾール組成物を排出させるときに使用するものであり、押圧部39の係止片40が突起41を乗りこえるまで、該押圧部39を押し下げて互いを係合させる。これにより、ステム7の押圧状態が保持できるので、エアゾール容器1のエアゾールバルブを開放状態に維持し、エアゾール容器1内のエアゾール組成物をほぼ全量排出することができる。
【0023】
本発明における逆止弁を設ける部材は、押しボタンやスパウトなどの噴射部材に限定されるものではなく、キャップや肩カバーなどの保護部材に設けることもできる。たとえば図5に示されるようにキャップ51に逆止弁52を設けることができる。このキャップ51は、キャップ天部53の中央部にキャップ内方に突出する円筒部54と、該円筒部54内に設けられるとともに、先端に噴射孔55が形成されるステム挿入部56とから構成されている。このステム挿入部56には、キャップ51を上下逆向きにしてエアゾール容器に嵌着させたときにステム7を挿入する。前記逆止弁52は、該ステム挿入部56の先端部に固着されている。本実施の形態における逆止弁52としては、弁キャップ57の外周部に、前記噴射孔55に連通する開口58を覆う環状のゴム栓59を有するものを用いることができる。
【0024】
また、本実施の形態では、キャップ天部53に、キャップ51を上下逆向きにしてエアゾール容器に嵌着させたときに、エアゾールバルブのマウンティングカップのビード部に嵌合し、該エアゾールバルブを開放状態に維持する排出機構である係合凹部60が設けられている。また、本実施の形態では、エアゾール組成物を排出する際、前記円筒部54、ステム挿入部56および係合凹部60を含む表示部材61を分離手段によりキャップ天部53から分離したのち、エアゾール容器に付けたままにして、ガス抜き済みであることが外観により一目でわかるようにされている。分離手段としては、係合凹部60を囲んでキャップ側部62と表示部材61とを分離するための切断予備線を形成する薄肉部63が用いられている。
【0025】
したがって、図7に示されるように、キャップ51を反転して、前記ステム挿入部56をステム7に挿入させると、係合凹部60がエアゾール容器1に嵌着されたマウンティングカップ64のビード部65に係合し、ステム7が押圧状態となり、エアゾール組成物が噴射孔55および開口58を通してゴム栓59を押し広げて開口58からほぼ全量排出される。エアゾール組成物を排出したのちは、ゴム栓59が開口58を密閉にするので、外部と内部とは遮断される。ついで図8に示されるように、キャップ51およびエアゾール容器1のうち、いずれか一方を傾動させて、薄肉部63の切断予備線63aに沿って表示部材61とキャップ側部62とを切り離したのち、図9に示されるようにエアゾール容器1に表示部材61を着けたまま、冷蔵庫または冷凍庫に保管する。この保管時には、キャップ側部62が除かれているので、嵩張らない。
【0026】
前記キャップ51に設けられる逆止弁の他の形態としては、図10〜11に示されるように、弁キャップ71に収納される、ステム挿入部56の噴射孔55を開閉する弁体72と、該弁体72を常時弁座73に付勢するコイルスプリング74とから構成されるものがある。この弁キャップ71の外周には、開口75が形成され、底部にはコイルスプリング74の姿勢を保持する凹部76が形成されている。
【0027】
また、本発明において、逆止弁および排出機構を備えるキャップに限定されるものではなく、たとえば図12に示されるように、肩カバー81に、該肩カバー81の一部を形成する排出機構82と、該排出機構82に形成される、図5〜6に示される逆止弁と同様にゴム栓59を用いた逆止弁83を備えることができる。前記排出機構82は、肩カバー81の外周に沿って弓形をしており、ミシン目などの分離目84により肩カバー本体85から分離可能にされている。また、この排出機構82の両端には、分離後エアゾール容器に係合できるように係合爪86が形成されている。したがって、本実施の形態では、図12〜13に示されるように前記排出機構82を肩カバー本体85の分離目84に沿って切り離したのち、図14に示されるように逆止弁83をステムに嵌合させるとともに、排出機構82の係合爪86をエアゾール容器1のビード部65に係止する。これにより、前記逆止弁52と同様に逆止弁83によりエアゾール組成物をほぼ全量排出したのち、逆止弁83および排出機構82を着けたままエアゾール容器1を冷蔵庫または冷凍庫に保管することができる。
【0028】
【発明の効果】
以上説明したとおり、本発明によれば、エアゾール容器から残留するエアゾール組成物および噴射剤を排出させたのち、該エアゾール容器を小さくして嵩ばらずに、安全に廃棄することができるとともに、見た目でガス抜き済みであるエアゾール容器であることを判別することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるエアゾールバルブを示す断面図である。
【図2】図1の逆止弁が開放した状態を示す断面図である。
【図3】本発明における噴射部材を示す断面図である。
【図4】本発明における他の噴射部材を示す断面図である。
【図5】逆止弁と排出機構を備えるキャップを示す断面図である。
【図6】図5の逆止弁の要部拡大図である。
【図7】キャップとエアゾール容器との嵌合状態を示す断面図である。
【図8】表示部材の分離状態を示す断面図である。
【図9】表示部材とエアゾール容器との嵌合状態を示す斜視図である。
【図10】他の逆止弁を備えるキャップを示す断面図である。
【図11】図10の逆止弁の要部拡大図である。
【図12】逆止弁と排出機構を備える肩カバーを示す斜視図である。
【図13】図12の肩カバーから分離された排出機構を示す斜視図である。
【図14】分離された肩カバーをエアゾール容器に装着させたときの斜視図である。
【符号の説明】
1 エアゾール容器
2 マウティングカップ
3 噴射バルブ
4 エアゾールバルブ
5 バルブハウジング
5a 通路
6 連通孔
7 ステム
8 スプリング
9 ステムラバー
10 弁座
11 弁体
12 ディップチューブ
13 噴射部材
Claims (3)
- 有底筒状の外部容器の開口部にエアゾールバルブが装着されるエアゾール容器と、前記エアゾールバルブに嵌着される噴射部材とを備えており、
前記エアゾール容器が、容器胴体の肉厚が50〜1000μmである金属製容器であり、
前記エアゾールバルブ、噴射部材、またはエアゾールバルブおよび噴射部材を保護するための保護部材に、エアゾール容器の内部から外部へは連通するが、外部から内部へは連通しない逆止弁を設けており、
前記エアゾール容器内の空気をバキュームしてから、常温で気化し、かつ−25〜0℃で液化する噴射剤を含むエアゾール組成物を充填してなるエアゾール製品の廃棄法であって、
(1)エアゾール容器内のエアゾール組成物をほぼ全量排出して前記−25〜0℃で液化する噴射剤の蒸気を該容器の気相部に残留させる工程と、
(2)前記エアゾールバルブを開放状態に維持する工程と、
(3)該容器を−25〜0℃に冷却し、該容器に残留する前記噴射剤を液化させ、容器内部を陰圧にし、容器を変形させる工程と、
(4)前記変形した容器を常温に戻し、該変形した容器内に残留する噴射剤を外部に排出させる工程とを含むエアゾール製品の廃棄法。 - 前記エアゾール製品が、前記噴射部材にエアゾールバルブを開放状態に維持し、エアゾール容器内のエアゾール組成物をほぼ全量排出できる排出機構を備えてなるエアゾール製品である請求項1記載のエアゾール製品の廃棄法。
- 前記エアゾール製品が、前記保護部材にエアゾールバルブを開放状態に維持し、エアゾール容器内のエアゾール組成物をほぼ全量排出できる排出機構を備えてなるエアゾール製品である請求項1または2記載のエアゾール製品の廃棄法。
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