JP3951045B2 - 小型圧力容器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は小型圧力容器、その小型圧力容器用の操作装置、それらを備えた噴射装置、噴射装置の連結カートリッジ、小型圧力容器の連結カートリッジ、およびその小型圧力容器の連結カートリッジの中間成形体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、一般的な化粧品や頭髪用化粧料などの原液を容器に充填し、液化ガスや圧縮ガスなどの噴射剤でバルブを介して噴出させるエアゾール装置が用いられている。このようなエアゾール装置は、通常は30〜500cc程度の容量を有し、少量ずつ使うものである。また、室内薫蒸用のエアゾール装置では、一度に全量を噴射するタイプのものも知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このようなエアゾール装置は、比較的強度が高い耐圧容器に充填し、エアゾールバルブや、押しボタンなどの噴射部材を設けているので、装置が大型になり易く携帯に不便である。さらにエアゾール装置は噴射剤を含有しているため、液体化粧品などのように、小袋に詰めた状態で試供品として配布することができない。また、原液だけを小袋に詰めても、エアゾール化したときの噴射状態や使用感などの特性がわからない。そのため、新製品をキャンペーンする場合は、サンプル用であることを表示したエアゾール装置をショーケースの上などにいくつか載置しておき、消費者が自由に手にとって試してもらうなどの方法が採られるが、販売店などに立ち寄った一部の消費者にしか試してもらうことができない。
【0004】
エアゾール装置は内容物の残量が見えないため、未使用であることを表示するべく、透明なシュリンクフィルムで包装したり、一部を破断しなければ開けることができない、いわゆるバージンキャップを設けるものが多い。そのため、開封した時点では、新しい内容物であることがわかる。しかし上記のように内容量が比較的多いので、少量ずつ使用する場合は開封してから相当の期間が経過したものでも、そのまま使用することになる。そのため内容物によっては、経時的に変化したり、誤った使用方法で噴射し、内容物の組成が変動するなど、初期状態の内容物と異なる場合がある。また、前述のサンプル用のエアゾール装置の場合でも、少量ずつ試しに使用させる場合は、いつ開封したエアゾール製品かわからないため、化粧品や薬剤などでは、消費者が不安になる。
【0005】
本発明は一般のエアゾール製品とほぼ同等な使用状態を与えることができ、しかも携帯に便利で、試供品として配布してもコストが安く、数種類の試供品を持ち帰る場合でも消費者の負担にならない包装形態およびそれを使用する装置を提供することを技術課題としている。さらに本発明は、エアゾール装置の内容物を、常に開封直後の状態で使用できるようにし、消費者の不安を少なくすることをも技術課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の小型圧力容器は、上端に開口部を備えた内容積が0.5〜5ccの耐圧性の容器本体と、前記容器本体を開放可能かつ気密に塞ぐシール部とを備えており、そのシール部が、上下動自在に設けられるステムと、そのステムを取り囲み、外周部が容器本体の上端に係合され、常時は内縁がステム孔を塞ぎ、ステムが押し下げられたときにステム孔を開放するバルブラバーと、そのバルブラバーの内側を支持するための支持リブと、そのバルブラバーを容器本体に固着するためのカバーとから構成されており、前記ステムと容器本体の底部との間に、ステムを上方に付勢する付勢手段が設けられていることを特徴としている。
【0007】
このような小型圧力容器においては、前記付勢手段が、ステムと容器本体の底部との間に設けられるバネであるのが好ましい。また、この場合、支持リブとしてステムの下部およびバネを囲むように配置されたディップチューブを用いるのが良い。
【0008】
本発明の小型圧力容器の第2の態様は、上端に開口部を備えた内容積が0.5〜5ccの耐圧性の容器本体と、前記容器本体を開放可能かつ気密に塞ぐシール部とを備えており、そのシール部が、上下動自在に設けられるステムと、そのステムを取り囲み、外周部が容器本体の上端に係合され、常時は内縁がステム孔を塞ぎ、ステムが押し下げられたときにステム孔を開放するバルブラバーと、そのバルブラバーの内側を支持するための支持リブと、そのバルブラバーを容器本体に固着するためのカバーとから構成されており、前記容器本体の底部に、前記ステムを上方に保持すると共に、ステムが押し込まれたときに下降した状態に保持する保持手段が設けられていることを特徴としている。
この小型圧力容器の第2の態様においては、前記保持手段が、前記容器本体の底部に突設された保持部材と、前記ステムの下端に形成された弾力変形することにより保持部材を受け入れる孔とからなるものが好ましい。
【0009】
本発明の小型圧力容器において、前記支持リブが、容器本体の底部から突設されており、その内外を連通するスリットを介して環状に配列されているものが好ましい。また、前記支持リブが、容器本体の側壁の内面から底面にかけて放射状に設けられていてもよい。さらに、前記容器本体を含むすべての構成要素が合成樹脂製とするのが好ましい。
【0010】
本発明の操作装置は、本発明の小型圧力容器を操作するための操作装置であって、前記小型圧力容器を軸方向移動自在に収容する有底筒状の容器収納部を有し、容器収納部の底壁に、小型圧力容器のシール部を開放する開放手段と、開放されたシール部と外部とを連通する通路とが設けられていることを特徴としている。このような操作装置においては、前記開放手段が小型圧力容器の上端から突出するステムと嵌合する嵌合孔を備えているものであってもよい。また、前記容器収納部を複数個備えている操作装置が好ましい。
【0011】
本発明の操作装置の第2の態様は、本発明の小型圧力容器を複数個収納する容器収納部と、それらの小型圧力容器を順に開放する開放手段と、開放手段を操作する操作部と、複数個の小型圧力容器を順に開放手段の位置にずらせていくための送り機構と、握り部とを備えていることを特徴としている。
【0012】
本発明の噴射装置は、上述したいずれかの小型圧力容器と、上述したいずれかの操作装置とからなることを特徴としている。
【0013】
本発明の噴射装置の連結カートリッジは、複数個の噴射装置と、それらの噴射装置を分離可能に連結することを特徴としている。
【0014】
本発明の小型圧力容器の連結カートリッジは、複数個の小型圧力容器と、それらの小型圧力容器を折り取り可能に連結している支持部材とからなることを特徴としている。本発明の小型圧力容器の連結カートリッジの第2の態様は、複数個の小型圧力容器と、隣接する小型圧力容器同士を分離可能に連結する手段とを備えていることを特徴としている。
【0015】
本発明の小型圧力容器の連結カートリッジ中間体は、第1のベースと、その第1のベース上に列設される複数個の容器本体とを一体に成形した容器連結体と、第2のベースと、その第2のベース上に前記容器本体と対応するように列設される複数個の蓋体とを一体に成形した蓋体連結体と、容器連結体の端部と蓋体連結体の端部とを折り曲げ自在に連結するヒンジと、各蓋体に設けられるバルブとを備えていることを特徴としている。
【0016】
【作用および発明の効果】
本発明の小型圧力容器は、内容積が0.5〜5ccと従来の圧力容器に比してはるかに小さいため、一回の使い切りの圧力容器として利用しうる。また、小型であるので、携帯に便利であり、さらに複数個の小型圧力容器を収納する種々の操作装置と組み合わせて用いることができる。小型圧力容器を単体で使用する場合は、通路の外部側の端部にノズルないしスパウトを備えた押しボタンなどの噴出部材を連結し、バルブなどのシール部を外部から操作して、噴出部材から内容物を噴出させることができる。
【0017】
また前記シール部が、上下動自在のステムと、その外周部が容器本体の上端に係合されるバルブラバーと、ステムラバーの内側を支持する支持リブとの間で構成され、ステムと容器の底部との間に、ステムを上方に付勢する付勢手段が設けられているため、ステムを押し込むことにより、ステムラバーの内縁によって常時塞がれているステム孔が開き、シール部を開放することができる。そして、押し込む力を緩めると、付勢手段により元の状態に戻る。そのため、少量ずつ噴射させることも、一度に全量噴射させることもできる。さらに、付勢手段を容器の底部とステムの間に介在させるので、小型の容器であっても、比較的大きい付勢手段を用いることができ、それによりステムの戻り操作が安定する。
【0018】
本発明の小型圧力容器の第2の態様は、シール部が、上下動自在のステムと、その外周部が容器本体の上端に係合されるバルブラバーと、ステムラバーの内側を支持する支持リブとの間で構成され、容器の底部に、ステムを上方に保持すると共に、ステムが押し込まれたときに下降した状態に保持する保持手段が設けられているため、使用しない場合に誤ってステムを押し下げるおそれが少ない。さらに一旦ステムを押し込む操作をするだけで、その後は手を離しても噴射状態を継続することができ、全量を噴射させることができる。また廃棄する際、容器内部は外部と連通しているため、内容物が残っている心配もなく、さらに容器を押しつぶすときに容器が破裂するおそれもない。
【0019】
また、本発明の小型圧力容器の容器本体を含むすべての構成要素を合成樹脂製とする場合は、廃棄のときに分別廃棄をする必要がない。
【0020】
本発明の小型圧力容器の操作装置は、容器収容部に小型圧力容器を収容し、そのシール部を開放手段で開放させて用いる。その状態では、小型圧力容器が軸方向移動自在であるので、容器収容部の開放側から、容器の底部を押すことにより、シール部を間接的に開放させることができる。そして間接的にシール部を操作することにより、容器本体から内容物を噴射させ、通路を通して外部に内容物を噴射させることができる。このように容器の底部を押すだけで操作ができるため、小さいシール部を直接操作するよりも容易にシール部を開放することができ、確実に軸方向にステムなどを押し下げてシール部を開放させることができる。
【0021】
前記開放手段が小型圧力容器の上端から突出するステムと嵌合する嵌合孔を備えている操作装置の場合は、ステムを嵌合孔に嵌合させた状態で容器収納部に小型圧力容器をセットしておく。そしてその状態で、容器の底部側を押し込むと、ステムが押し込まれた状態になり、シール部を開放させることができる。
【0022】
前記容器収納部を複数個備えている操作装置の場合は、1個の小型圧力容器を噴出させることもでき、また、複数個の小型圧力容器を一度に、あるいは順に噴出させることができる。そのため、使用者の意図に応じて噴射量を適宜選択しうる。さらに携帯する場合は、小型圧力容器のケース代わりになる。また、内容物の種類の異なる複数個の小型圧力容器を収納しておき、用途あるいは対象物に合わせて適切な内容物を噴射させることもできる。
【0023】
本発明の操作装置の第2の態様においては、複数個の小型圧力容器を収納する容器収納部と、それらの小型圧力容器を順に開放する開放手段と、開放手段を操作する操作部と、複数個の小型圧力容器を順に開放手段の位置にずらせていくための送り機構とを備えているので、小型圧力容器を順に開放手段の位置にずらせていきながら、1個ずつ噴射させることができる。さらに握り部を備えているので、安定した状態で、狙いを定めて噴射させることができる。
【0024】
本発明の噴射装置は、前述の軸方向に操作して開放する小型圧力容器を操作装置の容器収容部に軸方向移動自在に収容したものであるので、小型圧力容器の底部を押し込むだけでシール部を開放しうる。
【0025】
本発明の噴射装置の連結カートリッジは、複数個の噴射装置と、それらの噴射装置を分離可能に連結するので、搬送や保管時に複数個の全体を一体として取り扱うことができ、使用時に切り取り、携帯することができる。
【0026】
本発明の小型圧力容器の連結カートリッジは、複数個の小型圧力容器と、それらの小型圧力容器を折り取り可能に連結している支持部材とから構成されているので、製造時あるいは搬送や保管時に複数個の全体を一緒に取り扱うことができる。他方、使用時には全体として操作装置にセットすることができ、操作装置によっては、支持部材から各小型圧力容器を折り取って、個別に操作装置にセットして使用することができる。また、支持部材の形状を変えることにより、種々の小型圧力容器の連結カートリッジ形態とすることができる。
【0027】
本発明の小型圧力容器の連結カートリッジの第2の態様は、支持部材を用いずに、隣接する小型圧力容器同士を直接分離可能に連結している。そのため、小型圧力容器の連結カートリッジとしては、より小型にすることができる。また、各小型圧力容器が一列で連結されているので、小型圧力容器を順に送るための送り機構を簡単にすることができる。
【0028】
本発明の小型圧力容器の連結カートリッジの中間体は、容器連結体と蓋体連結体とをヒンジ部分で折り返し、各蓋体で容器を塞ぐことにより、複数個の小型圧力容器を備えたカートリッジを一度に生産することができる。その場合、容器連結体の各容器に原液をあらかじめ充填し、その後に蓋体連結体を容器連結体に被せることができる。そしてその後に蓋体連結体の各蓋体のバルブから圧縮ガスや液化ガスなどの噴射剤を充填することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】
つぎに図面を参照しながら本発明の操作装置、小型圧力容器、噴射装置、小型圧力容器の連結カートリッジおよびその中間体の実施の形態を説明する。図1は本発明の噴射装置の一実施形態を示す斜視図、図2は図1のII-II 線断面、図3は図1の噴射装置の使用状態を示す斜視図、図4および図5aはそれぞれ本発明の小型圧力容器の一実施形態を示す断面図および使用状態の要部断面図、図5bおよび図5cはそれぞれ本発明の小型圧力容器の他の実施形態を示す要部断面図、図6a、図6bは本発明の小型圧力容器の他の実施形態を示す断面図、図7はその小型圧力容器を用いた噴射装置の一実施形態を示す断面図、図8は本発明の小型本発明の噴射装置の他の実施形態を示す斜視図、図9aおよび図9bはその噴射装置用の連結カートリッジを示す斜視図および平面図、図10は本発明の範囲外の小型圧力容器を示す断面図、図11aおよび図11bはそれぞれ本発明の範囲外の小型圧力容器の他の形態およびその使用状態を示す要部断面図、図12aおよび図12bはそれぞれ本発明の範囲外の小型圧力容器のさらに他の形態およびその使用状態を示す要部断面図、図13および図14aはそれぞれ本発明の操作装置のさらに他の実施形態を示す斜視図および断面図、図14bは図14aのX-X 線断面図、図15および図16は本発明の小型圧力容器の連結カートリッジの実施形態を示す斜視図および平面図、図17aおよび図17bは本発明の小型圧力容器の連結カートリッジの中間体の一実施形態を示す平面図および断面図、図18aは本発明の噴射装置のさらに他の実施形態を示す斜視図、図18b〜dはそれぞれ本発明の噴射装置に用いる小型圧力容器の底面の他の実施形態を示す斜視図、図19は本発明の範囲外の噴射装置のさらに他の形態を示す断面図、図20aは本発明の小型圧力容器のさらに他の実施形態を示す断面図、図20bは、本発明の噴射装置の連結カートリッジを示す断面図である。
【0030】
図1に示す噴射装置10は、操作装置11と、その操作装置11に収容される複数個の小型圧力容器12とからなる。この実施形態では、操作装置11は略角柱状で、全体でグリップ(握り)を兼用している。そして上面には、小型圧力容器12を軸方向移動自在に収容する3個の収納部13が形成されており、側面には各小型圧力容器12と対応する噴射ノズル14が設けられている。
【0031】
図2に示すように、収納部13は有底円筒状であり、小型圧力容器12が上下に移動しうるスペース16を設けるべく、小型圧力容器12の容器本体15よりも深くしている。そして収納部13の底壁17には、小型圧力容器12のステム18と嵌合する嵌合孔19が形成されている。嵌合孔19の底には、縦向きの通路20が形成され、さらにその縦向きの通路20と噴射ノズル14とを連通する横向きの通路21が形成されている。なおこの実施形態では、操作装置11の上面に、指を掛けるための凹溝22が、側面から収納部13まで形成されており、下面23は緩く湾曲した凸面としている。操作装置11はたとえば合成樹脂で形成しうるが、他の素材を用いてもよい。また、角柱状のほか、円柱状、楕円体など、他の形態を呈していてもよい。なお、小型圧力容器12を取り出し易くするため、凹溝22を深くするか、底壁17あるいは側壁に指を入れる孔24を形成するのが好ましい。
【0032】
図1の小型圧力容器12は、有底筒状の容器本体15と、その上面に設けられるバルブとを有し、その内容量は、0.5〜5cc程度とするのが好ましい。前記小型圧力容器に充填する内容物としては、有効成分を配合した原液と噴射剤とからなるエアゾール組成物が好ましく、たとえば消炎鎮痛剤、殺菌消毒剤、水虫薬、かゆみ止め、傷薬、点鼻・洗鼻剤、害虫忌避剤、制汗剤、消臭剤、コロン、化粧水、クレンジング剤などの皮膚や粘膜、およびその周辺に用いる人体用製品や、ヘアスプレー、ヘアフォーム、染毛剤、育毛剤、トニックなどの頭髪用製品、空間用消臭剤、殺虫剤などの家庭・車用製品などがあげられる。
【0033】
前記製品の具体例として、たとえば前記消炎鎮痛剤としてはインドメタシンやケトプロフェンなどの消炎鎮痛成分をエタノールなどの低級アルコールもしくはアルコール水溶液に配合した原液と、液化石油ガスやジメチルエーテルなどの噴射剤とからなるエアゾール組成物が好ましい。
【0034】
前記殺菌消毒剤としては塩化ベンザルコニウムや塩化ベンゼトニウム、フェノキシエタノールなどの殺菌成分をエタノールなどの低級アルコールもしくはアルコール水溶液に配合した原液と、液化石油ガスやジメチルエーテルなどの噴射剤とからなるエアゾール組成物が好ましい。
【0035】
前記水虫薬としては硝酸オキシコナゾールや硝酸ミコナゾールなどの水虫用殺菌成分をエタノールなどの低級アルコールに配合した原液、もしくは前記水虫用殺菌成分とタルクや酸化チタンなどの粉末、油分などを配合した原液と、液化石油ガスやジメチルエーテルなどの噴射剤とからなるエアゾール組成物が好ましい。
【0036】
前記かゆみ止めとしてはクロタミトンやd−カンフルなどの鎮痒成分、グリチルレチン酸やアラントインなどの抗炎症成分、グリセリンやスクワランなどの保湿成分などをエタノールなどの低級アルコール、水もしくはアルコール水溶液に配合した原液と、液化石油ガスやジメチルエーテルなどの噴射剤とからなるエアゾール組成物が好ましい。
【0037】
前記傷薬としては塩酸ジブカインや塩酸リドカインなどの局所麻酔成分、グリチルレチン酸やアラントインなど抗炎症成分、タルクや酸化亜鉛などの粉末、界面活性剤やエステルオイルなどの油分などを配合した原液と、液化石油ガスやジメチルエーテルなどの噴射剤とからなるエアゾール組成物が好ましい。
【0038】
前記点鼻・洗鼻剤としては、塩酸ジブカイン、リドカインなどの局所麻酔成分、塩化ベンザルコニウムなどの殺菌成分、グリチルレチン酸などの抗炎症成分、グリセリンなどの等張化成分、l−メントールやハッカ水などの清涼化成分などを生理食塩水などに配合した原液と圧縮空気などの噴射剤とからなるエアゾール組成物が好ましい。
【0039】
前記害虫忌避剤としてはN,N−ジエチル−m−トルアミド(ディート)などの害虫忌避成分、エタノールなどの低級アルコール、シリカやタルクなどの粉末などを配合した原液と、液化石油ガスやジメチルエーテルなどの噴射剤とからなるエアゾール組成物が好ましい。
【0040】
前記制汗剤としてはクロルヒドロキシアルミニウムなどの制汗成分、タルクや酸化チタンなどの粉末、界面活性剤やエステルオイルなどの油分などを配合した原液と、液化石油ガスやジメチルエーテルなどの噴射剤とからなるエアゾール組成物が好ましい。
【0041】
前記消臭剤としては茶エキスなどの消臭成分をエタノールなどの低級アルコールに配合した原液と、液化石油ガスやジメチルエーテルなどの噴射剤とからなるエアゾール組成物が好ましい。
【0042】
前記コロンとしては香料をエタノールなどの低級アルコール、水もしくはアルコール水溶液に配合した原液と、液化石油ガスやジメチルエーテル、窒素ガスなどの噴射剤とからなるエアゾール組成物が好ましい。
【0043】
前記化粧水としてはグリセリンやヒアルロン酸などの保湿成分、各種抽出液などを水に配合した原液と、窒素ガスなどの噴射剤とからなるエアゾール組成物が好ましい。
【0044】
前記クレンジング剤としては界面活性剤などの洗浄成分を水やアルコール水溶液、あるいはエステルオイルなどの油性基剤に配合した原液と、液化石油ガスやジメチルエーテル、窒素ガスなどの噴射剤とからなるエアゾール組成物が好ましい。
【0045】
前記ヘアスプレーとしてはアクリル酸アルカノールアミン液などのセット剤成分、シリコーンオイルなどの潤滑成分などをエタノールなどの低級アルコール、水もしくはアルコール水溶液に配合した原液と、液化石油ガスやジメチルエーテル、窒素ガスなどの噴射剤とからなるエアゾール組成物が好ましい。
【0046】
前記ヘアフォームとしてはアクリル酸アルカノールアミン液などのセット剤成分、シリコーンオイルなどの潤滑成分、非イオン系界面活性剤などの発泡成分などを水もしくはアルコール水溶液に配合した原液と、液化石油ガスやジメチルエーテルなどの噴射剤とからなるエアゾール組成物が好ましい。
【0047】
前記染毛剤としては過酸化水素水などの脱色成分、色素などの染料などを水もしくはアルコール水溶液に配合した原液と、液化石油ガスやジメチルエーテルなどの噴射剤とからなるエアゾール組成物が好ましい。
【0048】
前記育毛剤としてはトウガラシチンキや酢酸トコフェロールなどの血行促進成分、サリチル酸やレゾルシンなどの角質溶解成分、ピリドキシンやレシチンなどの抗脂漏成分などを水もしくはアルコール水溶液に配合した原液と、液化石油ガスやジメチルエーテル、炭酸ガスなどの噴射剤とからなるエアゾール組成物が好ましい。
【0049】
前記トニックとしてはl−メントールなどの清涼化成分などをアルコール水溶液に配合した原液と、液化石油ガスやジメチルエーテル、炭酸ガスなどの噴射剤とからなるエアゾール組成物が好ましい。
【0050】
前記殺虫剤としてはペルメトリンやイミプロトリンなどの殺虫成分、サイネピリンなどの効力増強成分などを灯油に配合した原液と、液化石油ガスやジメチルエーテルなどの噴射剤とからなるエアゾール組成物が好ましい。
【0051】
また、内容物の吐出または噴射形態に特に限定はなく、霧状、ミスト状、泡状、ゲル状などの一般的な形態の他にも、たとえば特許第2706693号などの破泡時にパチパチと音を立てるクラッキングフォーム、特許第2799362号などのゲル状で吐出され、ゲルに剪断を加えると発泡する後発泡性ゲル、特許第2898316号などのパウダースプレー、特許第2960445号などの水性原液が氷結するシャーベットスプレー、特許第3027838号などの温熱感が得られる温感クリームやスプレー、特許第3161869号などの油中水型スプレー、特開平5−345026号などの圧縮空気を用いたスプレー、特開平6−100060号などの棒状に吐出するジェットスプレー、特開平8−253409号などの光沢のあるフォーム、特開平9−157637号などの霧状で噴射し、塗布面でゲル状となるスプレーゲル、特開平9−143038号などの霧状で噴射し、塗布面で発泡するスプレーフォーム、特開2001−118740号などの弾力性のあるフォームなどとすることができる。なお、各小型圧力容器に充填する内容物は同一であってもよく、異なる種類の内容物であってもよい。
【0052】
各小型圧力容器12は、図2に示すように、上下を反転させた状態で操作装置11の収納部13内に収容し、そのステム18を嵌合孔19に嵌合させ、ステム18の先端を嵌合孔19の底に当接させる。この状態で図3に示すように、片手で操作装置11の全体を握り、指で小型圧力容器12の底部を押圧する。それにより小型圧力容器12は下方に押しつけられ、ステム18が容器本体15内に押し込まれることになる。それによりバルブが開放し、ステム18を介して内容物が図2の縦向きの通路20および横向きの通路21を通り、ノズル14から噴出する。
【0053】
その場合、押さえる指の操作によって、いずれの小型圧力容器12を噴出させるか、自由に選択することができる。すなわち1個ずつ操作してもよく、全体を一斉に操作してもよい。したがって噴射させる対象物に応じて、噴射量または噴射させる原液の種類などを適宜選択すればよい。
【0054】
図4は上記の噴射装置10に用いる小型圧力容器12の好ましい実施の形態を示している。この小型圧力容器12は、有底筒状の容器本体15と、その容器本体の上部開口を塞ぐように配置されるバルブ30とからなる。そのバルブ30は、容器本体15の上端に係合される環状のバルブラバー31と、そのバルブラバー31を容器本体15に固着するためのカバー32と、バルブラバー31の中心の孔内に装着されるステム18とを備えている。
【0055】
容器本体15の上部外周はいくらか大径にされ、カバー32の下端を係合させるための環状の段部33が設けられている。そしてカバー32の下部は段部33の下面にかしめ付けられて、バルブラバー31およびステム18を容器本体15に取り付けている。さらにこの実施形態では、容器本体15の底部34からバルブラバー31の内側を支えるための支持リブ35が突設されている。支持リブ35はその内外を連通するためのスリットを介して環状に配列されている。
【0056】
さらに容器本体15の底部34の中心には、保持部材36が突設されている。保持部材36は略円柱状で、高さ方向の中央部がいくらか膨らんでラグビーボールの形態を呈している。そしてステム18の下部37には、保持部材36を受け入れる深い孔38が形成されている。このステム18の下部37はたとえばスリットで分割された弾性片で構成され、保持部材36を受け入れる程度の弾力変形が可能である。そのため、ステム18が上昇している図4の状態では、ステム18の下端を当接してステムの下降を妨げるが、ステム18を強く押し下げると、図5aに示すように、ステム18の下端が弾力的に拡げられながら保持部材36に被さり、ステム18を押し下げた状態に保持することができる形状にしている。なお、保持部材36は容器本体15と一体に成形しうるが、図5bのように別体としてもよい。さらに図5cのように、保持部材36とステムの下部37に係止部36a、37aを形成してもよい。
【0057】
図4に示すように、ステム18の上部は中心孔40を有する有底筒状の形態を呈しており、長さ方向の中間位置にはバルブラバー31の内縁と係合する環状溝41が形成されている。そして環状溝41と中心孔40とは、ステム孔42で連通している。ステム孔42は常時はバルブラバー31によりシールされている。このようなステム18の上部の形態は、ほぼ従来のものと同じである。
【0058】
この小型圧力容器12では、ステム18を操作していない状態では、図4に示すように、ステムラバー31がステム孔42をシールしており、容器の内外は連通していない。そしてステム18の下部37は保持部材36の上端と係合しているので、誤ってステム18に外力が加わっても、ステム18が下がりにくい。他方、意図的にステム18を押し下げると、図5aに示すように、ステム18の下端37が保持部材36の上端によって押し拡げられながら、保持部材36の周囲に嵌合する。それによりステム18は押し下げられた状態に維持される。
【0059】
このようにステム18が押し下げられた状態に維持されると、バルブラバー31が下向きに湾曲され、ステム孔42が開放され、容器本体15の内部と外部とが連通する。それにより内容物がステム18を通して外部に噴出する。この噴出は容器の内容物が全部噴射されるまで、継続する。すなわちこの小型圧力容器12を用いた噴射装置10では、小型圧力容器12は使い切りとなり、全量を噴射すると、新しい小型圧力容器12と交換する。そのとき、孔24から指を入れて小型圧力容器12を取り出すことができる。
【0060】
図4の小型圧力容器12は全量噴射タイプであるが、ステムを押したときだけ噴射するタイプの小型圧力容器も採用しうる。図6の小型圧力容器45は、ステム18と容器本体15の底部34との間に付勢手段としてのバネ46が介在されている。この実施形態ではバネ46は圧縮コイルバネである。ステム18の下端には、バネ46の上端と係合する環状段部47が形成され、容器本体の底部43の中央には、バネ46と係合する係合突起48が突設されている。なお係合穴であってもよい。前記コイルバネに代えて、図4の保持部材と同様な形態のゴムないし合成樹脂製のバネを用いることもできる。なおこの実施形態では、容器本体15の側壁の内面から底面にかけて、バルブラバー31の内縁を支持するための薄肉の支持リブ35aが放射状に設けられている。ただし図4のような、環状に配列した支持リブ35としてもよい。他の部分は図4の小型圧力容器12と同じである。
【0061】
この小型圧力容器45は、バネ46が常時ステム18を上方に付勢している。そしてバネ46の付勢力に抗してステム18を押し下げたときのみ、ステムラバー31を弾力的に変形させて内容物を噴出させることができる。ステム18を押し下げる力を弱めると、ステム18はバネ46の付勢力によって上方に移動し、噴出が止まる。この小型圧力容器45も図1の操作装置11に取り付けて使用することができる。
【0062】
図6bの小型圧力容器45bは、定量噴射タイプの小型圧力容器である。小型圧力容器45bは、図6aの小型容器45aに対し、円筒状の隔壁44と、ステムの下部外周に形成した環状溝内に嵌入された環状パッキン25と、その隔壁44の内面は環状パッキン25が密に嵌入されえる寸法にしている。隔壁44の上部および下部には、支持リブ35aが一体に設けられ、本体15とは別個に形成し、本体15内に嵌入するようにしている。他の部分は図6aの小型圧力容器45と同じである。隔壁44に環状パッキン25が嵌入することによって、隔壁44が閉じ、容器本体の内部は上部室26と下部室27に分かれる。この小型圧力容器45bを倒立の状態で噴射する場合、ステム18を環状パッキン25が隔壁44に嵌入するように押し下げることで、上部室26に収納される定量された内容物だけが噴射される。このような小型圧力容器は、一回に使用する有効成分量が制限されている製品、例えば、医薬品や医薬部外品などに用いるのが好ましい。また、一日に使用する量が制限されている場合、一日に使用できる量を小型圧力容器45bに充填し、それを定量的に決められた回数噴射して用いることもできる。
【0063】
図7の噴射装置50は、1個の小型圧力容器45を収容する収納部13を備えた有底筒状の形態を備えた操作装置51と、その収納部13に収納した図6の小型圧力容器45とからなる。収納部13の深さは、小型圧力容器45の上部のみを収容しうる深さとしており、そのため小型圧力容器45の下部は露出している。ステム18と嵌合する嵌合孔19、縦向きの通路20、横向きの通路21およびノズル14については、図2の操作装置4の場合と同様である。この噴射装置50は、想像線で示すように、操作装置51の底部と小型圧力容器45の底部を指で摘むようにして操作することができる。すなわち操作装置51は押しボタンであるともいえる。またこの押しボタン型の操作装置51を備えた噴射装置50の全体を図1の「握り」状の操作装置11の収容部13に収容してもよい。その場合は操作装置51の側面に噴射ノズル14を設けずに単に開口部を設ければよい。
【0064】
前述の小型圧力容器はいずれも上下を逆にして使用するもでのであり、ディップチューブは用いていない。しかし従来のエアゾール製品と同様にバルブハウジングおよびディップチューブを採用する場合は、正立状態で使用することもできる。また、いわゆるピストンや内袋を用いた二重エアゾール製品の形態とすることにより、いずれの向きで使用することもできるように構成してもよい。
【0065】
図8に示す噴射装置55は、箱状の操作装置56と、その操作装置の収納部57に収納される小型圧力容器58と、その小型圧力容器58のステムおよび上部に取り付けた押しボタン59とから構成されている。操作装置56は本体60と、その本体の端部にヒンジないしジョイント61で連結した開閉自在の蓋体(カバー)62とからなる。前記収納部57は本体60の上面に、複数個、整列状態で配列されている。さらに各収納部57同士は、後述する支持部材を収納するための溝64で連通されている。本体60の側面には、各収納部57と対応する開口部65が設けられている。収納部57の深さは押しボタン59を取り付けた状態の小型圧力容器58の高さよりも浅く、そのため、収納した状態では小型圧力容器58の底部が本体60から突出している。
【0066】
各小型圧力容器58には、図9aに示すように、押しボタン59が取り付けられている。押しボタン59は図7の噴射装置50とほぼ同様の形態を有し、ステムと嵌合する嵌合孔、縦方向の通路、横方向の通路および噴射ノズル14を備えている。そしてそれらの押しボタン59同士は、図9aに示すように、支持部材66により連結されており、複数個の小型圧力容器58は全体として連結カートリッジ67を構成している。この実施形態では、図9bに示すように縦2列、横3列の全体として6個の小型圧力容器58が配列されている。しかし縦列および横列とも、3列あるいは4列以上にすることもできる。支持部材66は、左右方向に延びる1本の幹部68と、その幹部68から側方に延びる複数本の枝部69とからなる。各枝部69は、押しボタン59を射出成形で製造するときのスプルやランナーと兼用することができる。なお、枝部69は、その付け根部で押しボタン59に対して折りとり容易に形成するのが好ましい。それにより、枝部64から折り取ることにより、押しボタン付きの小型圧力容器58として単独で使用することができる。その場合は、押しボタン59自体が操作装置となり、押しボタン付きの小型圧力容器は噴射装置となる。
【0067】
この噴射装置55では、本体60の上部に突出している小型圧力容器58を押し下げると、その小型圧力容器58が押しボタン59に対して下方に押しつけられる。それにより、その小型圧力容器58のステムが押され、押しボタン58の噴射ノズル14から開口部65を通して内容物が噴射される。この噴射装置55は箱状の形態を備えているので、小型圧力容器58の保管用および携帯用のケースとしても使用しうる。また、複数個の小型圧力容器58は支持部材66で一体に連結されているので、一度に操作装置56の収容部57に収容することができる。そのとき溝64が支持部材66を収容する。なお、蓋体60の内面に中蓋(図示されていない)を設け、中蓋ごと蓋体60を閉じることにより、全部の小型圧力容器58を一斉に噴射させるようにすることもできる。
【0068】
前述の小型圧力容器はいずれもステムを備えているが、図10に示す小型圧力容器70のように、ステムを用いないものも採用しうる。この小型圧力容器70は、有底筒状の容器本体15と、その上端に配置されるゴムや合成樹脂などの弾性材料からなる弁体71と、その弁体71を容器本体15に固定するためのカバー32とからなる。カバー32はたとえば金属板からなる。弁体71の中央部72はレンズ状を呈しており、カバー32の中心部の開口73に対して下方から弾力的に当接している。それによりカバー32と弁体71との間でシール作用が確保される。弁体71の周囲の厚肉の環状部分74は、容器本体15とカバー32との間をシールするパッキンとして作用する。なお符号74aは弁体71に形成した連通孔である。
【0069】
このようなステムを有しない小型圧力容器70は、操作装置側にステム18を固定しておき、そのステム18をカバー32の中央の開口73に通し、弁体71の中央部72に当接させておく。そして上下逆に設けた容器本体15の底部側を押し下げると、弁体71がステム18で支持されるので、弁体71が図10における下側に押し下げられ、カバー32の下端と弁体の中央部72のシールが開放される。それにより容器本体15内の内容物が連通孔74aを通り、ステム内を通って外部に噴出する。容器本体15を押し下げる力を弱めると、弁体71の弾力性により、容器本体15が元の位置まで上昇し、噴射が止まる。この小型圧力容器70は、ステムを有しないので、安価に製造することができる。
【0070】
図11aに示す小型圧力容器75は、容器本体15の上部に被せられるガスケット兼用のボール保持部材76と、それを容器本体15に固定するカバー32と、ボール保持部材76によって保持されるボール77とを備えている。ボール保持部材76の中心部には、容器の内外を連通する通路78が形成され、その途中にボール77を弾力的かつ気密に保持する球面状の凹所79が形成されている。このものもステムを備えていない。そのためステムを有する操作装置に用いる。また、この実施形態では容器本体15、カバー32、ボール保持部材76およびボール77のすべてのパーツが合成樹脂で構成されている。そのため分別廃棄の手間が不要である。なお、図4、図6などの他の実施形態についても、すべてのパーツを合成樹脂にすることができる。それらの場合、すべてのパーツの合成樹脂を同一ないし同質の合成樹脂で構成するのが一層好ましい。
【0071】
図11aの小型圧力容器75は、通常の状態ではボール77が凹所79に気密に保持されているので、容器の内外はシールされている。そしてステム18を備えた操作装置に対し、ステム18が通路78の上部に嵌合する状態で装着する。このものは容器本体15の底部を押し込むと、図11bに示すように操作装置のステム18がボール77を容器の内部に押し込み、通路78が連通する。その連通状態は、容器本体の底部から手を離しても維持される。
【0072】
図12aの小型圧力容器75aは、前述のボール支持部材76に代えて、底部が薄い膜77aで塞がれている有底筒状のシール部材76aを用いている。他の部分は図11aの小型圧力容器75と同様である。このものは想像線で示すように、先端が尖ったステム18aを備えた操作装置に上下を逆にして装着し、シール部材76aの上部の空所78aにステム18aが臨むようにする。この状態で小型圧力容器75aの底部を押し込むと、ステム18aの先端がシール部材76aの薄い膜77aを破断し、容器の内外を連通する(図12b参照)。それによりステム18aから操作装置の通路を通じて内容物が噴出する。図10、図11aおよび図12aの小型圧力容器70、75、75aは、いずれもステムを有しないので部品が少なく、軽量かつ安価に製造しうる。
【0073】
図13はピストルタイプの操作装置80を示している。この操作装置80は、複数個の小型圧力容器81を収納しうる回転式の弾倉82と、その弾倉を回転自在に支持する本体83と、本体に連続する握り84と、小型圧力容器81を軸方向に押すためのトリガー85とを備えている。このものはトリガー85を引くことにより、小型圧力容器81の口部を前方に押し、あるいは前部を後方に押すことにより、小型圧力容器のバルブを開放させることができる。使用済みの小型圧力容器81は順次、あるいは一斉に交換する。
【0074】
このものは握り84でしっかりと本体83を支持することができ、噴射させる方向に狙いを付けることができる。そのため取り扱いが容易である。また、トリガー85を引くときの力を利用して、同時に弾倉82を一齣ずつ回転させる送り機構を設ける場合は、一層操作が容易になる。
【0075】
図14aに示すピストルタイプの操作装置87は、握り84の内部に複数個の小型圧力容器81を収容する弾倉82が設けられている。このものも弾倉82を順次上方に送ることができる送り機構、たとえば図14bに示すような、最下段の小型圧力容器を常時上向きに付勢するバネ87aなどの付勢手段を備えた送り機構を設けるのが好ましい。このものは噴射済みの最上段の小型圧力容器を抜き取ると、順に下側の小型圧力容器が上昇していく。このような噴射装置では、さらにトリガー85を引いて噴射させた後に最上段の小型圧力容器をはじき飛ばす機構を設けるのが一層好ましい。
【0076】
図15は図14aの操作装置87に使用する小型圧力容器の連結カートリッジ88を示している。この小型圧力容器の連結カートリッジ88は、複数個の小型圧力容器81を互いに折り取り自在の連結部89で連結したものである。連結部89は小型圧力容器の容器本体15同士を連結するようにしている。この小型圧力容器の連結カートリッジは、容器本体15を一体に成形することができる。しかも容器本体15に原液を充填するとき、さらにバルブを介して噴射剤を充填するときに、同時に充填することができ、いわば一体の部品として取り扱うことができる。そのため、製造が容易である。しかし場合により、たとえば図4などのカバー32同士を連結するようにしてもよい。このような小型圧力容器の連結カートリッジ88を用いる場合は、図14aの操作装置87に、最上段の小型圧力容器を噴射させると共に、その小型圧力容器をすぐ下段の小型圧力容器から切断する機構を設けるのが一層好ましい。
【0077】
図16は小型圧力容器81を、図9bの場合と同様な支持部材66で折り取り自在に連結したものである。なお、図9bの場合は押しボタン59を支持部材66に連結しているが、この実施形態では容器本体15を支持部材66に連結している。このものも容器本体15に原液や噴射剤を充填するときに、一体に取り扱うことができる。
【0078】
図17aに示す小型圧力容器の連結カートリッジの中間体91は、板状の第1のベース92と、その第1のベース92上に列設される複数個の容器本体15とを一体に成形した容器連結体93と、板状の第2のベース94と、その第2のベース上に前記容器本体15と対応するように列設される複数個の蓋体95とを一体に成形した蓋体連結体96とを備えている。さらにこの実施形態では、容器連結体93の端部と蓋体連結体96の端部とをヒンジ97で折り曲げ自在に連結している。また、蓋体95には、前述の場合と同様なバルブ30が取り付けられている。
【0079】
この中間体91では、容器連結体93と蓋体連結体96を一体に成形し、ヒンジ97を樹脂ヒンジとすることができる。そのため容器が小さい場合でも、取り扱いが容易であり、製造工程も簡略化しうる。さらに図17aおよび図17bのように蓋体連結体96を開いている状態で原液を充填し、その後、蓋体連結体96を容器連結体93に取り付け、バルブ30を通じて噴射剤を充填することができる。なお取り付け手段としては、容器開口部と蓋体95とを密に嵌合したり、外力や熱を加えて容器開口部および/または蓋体の一部を変形させて固定する。また、図17aに示すように、各ベース92、94を円板状に形成して、その中心に支持孔98を形成することにより、図13のレボルバー型の操作装置80の回転式の弾倉82として利用しうる。ただしベースの形状、容器本体などの配列状態はこのものに限定されるものではなく、たとえば一列で配列すれば、図1の操作装置に使用しうる。さらに図9のように複数の縦列および横列で配列することもできる。
【0080】
図18aの噴射装置50aは図7の噴射装置50とほぼ同じであるが、小型圧力容器45aの底面に指で押すことを示す表示(マーク)Mが付されている。他の部分は実質的に図7の場合と同じである。表示Mは、たとえば矢印あるいは三角形などとすることにより、噴射方向を示す表示と兼ねさせることもできる。その場合は小型圧力容器45aを操作装置51aに収容するときに、噴射ノズル14の方向と表示Mの方向を合わせるようにする。なお、小型圧力容器の容器本体あるいはカバーの断面形状と、操作装置51の収容部13の断面形状を、円形でなく、所定の向きでのみ合致する異形状としてもよい。それにより常に噴射方向を示す表示と噴射ノズル14の向きを一致させることができる。
【0081】
図18bの小型圧力容器45bでは、一部に指の形状に似せた凹面49を形成している。ただし一部は平坦面49aのまま残している。この凹面49はいわば使用者に指で押すことを促すための表示として作用し、しかも指がフィットするので押しやすい。さらに手元を確認しなくても、指触りで噴射方向を確認することができる利点がある。また平坦面49aがあるので、正立状態にしたときでも安定しており、原液と噴射剤を充填しやすく、また保管や輸送などの点でも取り扱いやすい。図18cは逆に表示Mを凸型にした場合を示している。この表示Mは先端部が立ち上がる三角形状の形態を備えている。このものも指触りで噴射方向が分かる。図18dは球面状に突出した指押し部49cを設けた場合を示している。このものは指がさわったときの感触が柔らかであり、しかもデザイン的に好ましい。
【0082】
図19は傾動式の小型圧力容器100と、その小型圧力容器を収納した操作装置101からなる噴射装置102を示している。この小型圧力容器100は、傾いたステム18をバルブラバー31の復元力で直立状態に戻す公知の傾動式のバルブ103を有する。操作装置101の収容部13は、小型圧力容器100の容器本体15を、ステム18とバルブラバー31の連結部を中心として傾動させうるように、余裕をもって収容する内径にしている。
【0083】
図20aの小型圧力容器105は、正立の状態で噴射させる小型圧力容器である。小型圧力容器105は、ステム104の下部およびバネ46を囲むようにディップチューブ106が配置されている。そのディップチューブ106の上端はバルブラバー103aに接合されている。他の部分は図6aの小型圧力容器45と同じである。このものは、ステム104を押し下げてステム孔107が開放されると、噴射剤の加圧力により、内容物108がステム104を通って噴出する。ディップチューブ106の下端は、本体内の底面に当接させてもよい。その場合は、ディップチューブ106に可撓性を与え、かつ、下端に連通用の切り欠きなどを設けておく。
【0084】
図20bは噴射装置111の連結カートリッジ110を示している。この連結カートリッジ110は、隣接する噴射装置111がフランジ112間を折り取り可能に支持部材113によって連結している。これらは、常時連結されており、使用時や携帯時に切り取ることができる。
【0085】
各噴射装置111は図20bの左端に示すように、小型圧力容器105と操作装置114からなり、その操作装置114は小型圧力容器105を摺動自在に収納する有底筒状の収容部115と、その上に設けられるフランジ112と、その上に設けられるノズル116とから構成される。収容部115の上底には小型圧力容器105のステム104と嵌合する嵌合孔117が形成されている。嵌合孔117の上底には縦向きの通路118が形成され、ノズル116を通り噴射孔119と連結している。さらに、操作装置114の下端部120には、係止部121が設けられており、小型圧力容器105を挿入することで、小型圧力容器105の段部109を支持し小型圧力容器105が操作装置114から脱落しないようにすることができる。
【0086】
この噴射装置111は、使用する際には、フランジ112に人差し指と中指をおいてノズルを噴射対象物に向けて位置決めをし、小型圧力容器105の底部を親指で押し上げることにより噴射することができる。噴射対象物は特に限定されないが、鼻腔、口腔、耳、目、指間などの狭い範囲に用いることが好ましい。
【0087】
図1の操作装置11では、小型圧力容器の個数に対応する通路20、21およびノズル14を設けているが、通路およびノズルを共通にして、それぞれ1本だけ、および1個だけ設けるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の噴射装置の一実施形態を示す斜視図である。
【図2】 図1のII-II 線断面である。
【図3】 図1の噴射装置の使用状態を示す斜視図である。
【図4】 本発明の小型圧力容器の一実施形態を示す断面図である。
【図5】 その小型圧力容器の使用状態の要部断面図である。
【図6】 図6a、図6bは本発明の小型圧力容器の他の実施形態を示す断面図である。
【図7】 その小型圧力容器を用いた噴射装置の一実施形態を示す断面図である。
【図8】 本発明の噴射装置の他の実施形態を示す斜視図である。
【図9】 図9aおよび図9bはその噴射装置用の連結カートリッジを示す斜視図および平面図である。
【図10】本発明の範囲外の小型圧力容器を示す断面図である。
【図11】図11aおよび図11bはそれぞれ本発明の範囲外の小型圧力容器の他の形態およびその使用状態を示す要部断面図である。
【図12】図12aおよび図12bはそれぞれ本発明の範囲外の小型圧力容器のさらに他の形態およびその使用状態を示す要部断面図である。
【図13】 本発明の操作装置のさらに他の実施形態を示す斜視図である。
【図14】 図14aは本発明の操作装置のさらに他の実施形態を示す断面図、図14bは図14aのX-X 線断面図である。
【図15】 本発明の小型圧力容器の連結カートリッジの実施形態を示す斜視図である。
【図16】 本発明の小型圧力容器の連結カートリッジの実施形態を示す平面図である。
【図17】 図17aおよび図17bは本発明の小型圧力容器の連結カートリッジの中間体
の一実施形態を示す平面図および断面図である。
【図18】 図18aは本発明の噴射装置のさらに他の実施形態を示す斜視図、図18b〜dはそれぞれ本発明の噴射装置に用いる小型圧力容器の底面の他の実施形態を示す斜視図である。
【図19】本発明の範囲外の噴射装置のさらに他の形態を示す断面図である。
【図20】 図20aは本発明の小型圧力容器の他の実施形態を示す断面図であり、図20bは本発明の噴射装置の連結カートリッジの実施形態を示す断面図である。
【符号の説明】
10 噴射装置
11 操作装置
12 小型圧力容器
13 収納部
14 噴射ノズル
15 容器本体
16 スペース
17 底壁
18 ステム
19 嵌合孔
20、21 通路
22 凹溝
23 下面
24 孔
25 環状パッキン
26 上部室
27 下部室
30 バルブ
31 バルブラバー
32 カバー
33 段部
34 底部
35 支持リブ
36 保持部材
37 下部
38 孔
40 中心孔
41 環状溝
42 ステム孔
43 鍔部
45 小型圧力容器
45b 小型圧力容器
44 隔壁
46 バネ
47 環状段部
48 係合突起
35a 支持リブ
50 噴射装置
51 操作装置
55 噴射装置
56 操作装置
57 収納部
58 小型圧力容器
59 押しボタン
60 本体
61 ジョイント
62 蓋体
64 溝
65 開口部
66 支持部材
67 連結カートリッジ
68 幹部
69 枝部
70 小型圧力容器
71 弁体
72 中央部
73 開口
74 環状部分
74a 連通孔
75 小型圧力容器
76 ボール保持部材
77 ボール
78 通路
79 凹所
75a 小型圧力容器
76a シール部材
77a 薄い膜
78a 空所
18a ステム
80 操作装置
81 小型圧力容器
82 弾倉
83 本体
84 握り
85 トリガー
87 操作装置
88 連結カートリッジ
89 連結部
91 中間体
92 第1のベース
93 容器連結体
94 第2のベース
95 蓋体
96 蓋体連結体
97 ヒンジ
98 支持孔
50a 噴射装置
45a 小型圧力容器
M 表示
51a 操作装置
45b 小型圧力容器
49 凹面
49a 平坦面
49c 指押し部
100 小型圧力容器
101 操作装置
102 噴射装置
103 バルブ
103a バルブラバー
104 ステム
105 小型圧力容器
106 ディップチューブ
107 ステム孔
108 原液
109 段部
110 連結カートリッジ
111 噴射装置
112 フランジ
113 支持部材
114 操作装置
115 収容部
116 ノズル
117 嵌合孔
118 通路
119 噴射孔
120 下端部
121 係止部
Claims (17)
- 上端に開口部を備えた内容積が0.5〜5ccの耐圧性の容器本体と、前記容器本体を開放可能かつ気密に塞ぐシール部とを備えており、そのシール部が、上下動自在に設けられるステムと、そのステムを取り囲み、外周部が容器本体の上端に係合され、常時は内縁がステム孔を塞ぎ、ステムが押し下げられたときにステム孔を開放するバルブラバーと、そのバルブラバーの内側を支持するための支持リブと、そのバルブラバーを容器本体に固着するためのカバーとから構成されており、前記ステムと容器本体の底部との間に、ステムを上方に付勢する付勢手段が設けられている小型圧力容器。
- 前記付勢手段が、ステムと容器本体の底部との間に設けられるバネである、請求項1記載の小型圧力容器。
- 前記支持リブが、ステムの下部およびバネを囲むように配置されたディップチューブである、請求項2記載の小型圧力容器。
- 上端に開口部を備えた内容積が0.5〜5ccの耐圧性の容器本体と、前記容器本体を開放可能かつ気密に塞ぐシール部とを備えており、そのシール部が、上下動自在に設けられるステムと、そのステムを取り囲み、外周部が容器本体の上端に係合され、常時は内縁がステム孔を塞ぎ、ステムが押し下げられたときにステム孔を開放するバルブラバーと、そのバルブラバーの内側を支持するための支持リブと、そのバルブラバーを容器本体に固着するためのカバーとから構成されており、前記容器本体の底部に、前記ステムを上方に保持すると共に、ステムが押し込まれたときに下降した状態に保持する保持手段が設けられている、小型圧力容器。
- 前記保持手段が、前記容器本体の底部に突設された保持部材と、前記ステムの下端に形成された弾力変形することにより保持部材を受け入れる孔とからなる、請求項4記載の小型圧力容器。
- 前記支持リブが、容器本体の底部から突設されており、その内外を連通するスリットを介して環状に配列されている、請求項1または4記載の小型圧力容器。
- 前記支持リブが、容器本体の側壁の内面から底面にかけて放射状に設けられている、請求項1または4記載の小型圧力容器。
- 前記容器本体を含むすべての構成要素が合成樹脂製である請求項1または4記載の小型圧力容器。
- 請求項1または4記載の小型圧力容器を操作するための操作装置であって、前記小型圧力容器を軸方向移動自在に収容する有底筒状の容器収納部を有し、容器収納部の底壁に、小型圧力容器のシール部を開放する開放手段と、開放されたシール部と外部とを連通する通路とが設けられている、小型圧力容器用の操作装置。
- 前記開放手段が小型圧力容器の上端から突出するステムと嵌合する嵌合孔を備えている請求項9記載の操作装置。
- 前記容器収納部を複数個備えている請求項9記載の操作装置。
- 複数個の請求項1または4記載の小型圧力容器を収納する容器収納部と、それらの小型圧力容器を順に開放する開放手段と、開放手段を操作する操作部と、複数個の小型圧力容器を順に開放手段の位置にずらせていくための送り機構と、握り部とを備えている小型圧力容器用の操作装置。
- 請求項1または4記載の小型圧力容器と、請求項9または12記載の操作装置とからなる噴射装置。
- 請求項13記載の複数個の噴射装置と、それらの噴射装置を分離可能に連結する手段とを備えた、噴射装置の連結カートリッジ。
- 複数個の請求項1または4記載の小型圧力容器と、それらの小型圧力容器を折り取り可能に連結している支持部材とからなる、小型圧力容器の連結カートリッジ。
- 複数個の請求項1または4記載の小型圧力容器と、隣接する小型圧力容器を分離可能に連結する手段とを備えた、小型圧力容器の連結カートリッジ。
- 第1のベースと、その第1のベース上に列設される複数個の容器本体とを一体に成形した容器連結体と、第2のベースと、その第2のベース上に前記容器本体と対応するように列設される複数個の蓋体とを一体に成形した蓋体連結体と、容器連結体の端部と蓋体連結体の端部とを折り曲げ自在に連結するヒンジと、各蓋体に設けられるバルブとを備えている、小型圧力容器の連結カートリッジ中間成形体。
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