JP4750247B2 - 筆記具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は筆記具に関する。さらに詳細には、軸筒のペン先側外面に弾性材料よりなる筒状のグリップを設け、前記グリップの外面を覆うように軸筒のペン先側外面にキャップを装着可能に設けた筆記具に関する。尚、本発明において、「前」とは、軸筒のペン先側及びキャップの閉塞側を指し、「後」とは、軸筒の尾端側及びキャップの開口側を指す。
【0002】
【従来の技術】
従来この種の筆記具において、キャップの着脱をスムーズにする目的で、例えば、特許第2906391号公報には、「軸筒の外側に、キャップとは異質の弾性材からなる筒体を装着してなる筆記具であって、キャップ部の内周面に筒方向に延びる複数の縦リブを設けたことを特徴とする筆記具用キャップ」が開示されている。
【0003】
前記従来の構造は、弾性材からなる筒体(本発明のグリップに相当)とキャップとの接触力を軽減させることができるとしても、依然として、キャップ着脱の際に、筒体の前端部から後端部までの外面とキャップ内面(即ち縦リブ)とが接触する構造である。そのため、外面に弾性材からなる筒体を設けていないタイプの軸筒にキャップが着脱する場合と比較すると、キャップ着脱がスムーズではない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は前記従来の問題点を解決するものであって、軸筒外面に弾性材料よりなるグリップを設け、前記グリップの外面にキャップを着脱自在に構成したとしても、外面に弾性材料よりなるグリップが存在しない軸筒の場合と同様、十分にスムーズなキャップ着脱が可能となる筆記具を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
〔1〕本発明は、軸筒3のペン先側外面に弾性材料よりなる筒状のグリップ4を設け、前記軸筒3のペン先側外面に前記グリップ4の外面にキャップ6を着脱自在に設けた筆記具1であって、前記グリップ4より前方の軸筒3の外面にキャップ6の内面と乗り越え嵌合する凸部31を設け、前記凸部31の外径を前記グリップ4の前部の外径よりも大きく設定し、前記グリップ4が、前記凸部31の外径より小さい外径の小径部41と、該小径部41の後方に位置し、該小径部41の外径より大きく且つキャップ6の開口端の内径より僅かに小さい外径を有する大径部42とを備えてなり、キャップ6を軸筒3のペン先側外面に装着した際、前記大径部42の外面が、キャップ6の開口端内面によって包囲されてなること(請求項1)を要件とする。
【0006】
(作用)
軸筒3の外面の凸部31の外径がグリップ4の前部の外径より大きいことから、キャップ6の着脱の際(即ち、キャップ装着時またはキャップ取り外し時)、前記凸部31が、キャップ6の内面と円滑に摺動する。それにより、グリップ4の前部外面とキャップ6の内面との接触が回避され、円滑なキャップ6の着脱が可能となる。
【0007】
【0008】
(作用)
前記請求項の構成(前記グリップ4が、前記凸部31の外径より小さい外径の小径部41と、該小径部41の後方に位置し、該小径部41の外径より大きく且つキャップ6の開口端の内径より僅かに小さい外径を有する大径部42とを備えてなり、キャップ6を軸筒3のペン先側外面に装着した際、前記大径部42の外面が、キャップ6の開口端内面によって包囲されてなること)により、キャップ6の着脱の際、凸部31が、キャップ6内面と円滑に摺動し、グリップ4の小径部41の外面とキャップ6の内面との接触が回避され、円滑なキャップの着脱が可能となり、さらに、キャップ装着完了状態で、大径部42の外面がキャップ6の開口端内面によって包囲されることから、キャップ6の径方向のぐらつきが十分に抑止される。その上、前記グリップ4の大径部42が、キャップ6の開口端の内径より僅かに小さい内径を有するため、キャップ6の開口端内面と大径部42の外面とが圧入嵌合状態になることが回避され、より一層、スムーズなキャップ着脱が可能となる。
【0009】
〕前記請求項の筆記具1において、前記小径部41と前記大径部42との間に、後方に向かって次第に大径となる外径を有するガイド部43を設けたこと(請求項)が好ましい。
【0010】
(作用)
キャップ6がグリップ4に対して傾いた状態または相互の軸心がずれた状態で、キャップ装着が成されたとしても、そのキャップ装着過程で、キャップ6の開口端とガイド部43とが摺動し、キャップ6の開口端内面が大径部42外面へ円滑に案内される。それにより、キャップ装着を、より一層、スムーズにすることができる。
【0011】
〕前記請求項1の筆記具1において、前記軸筒3の外面に設けた乗り越え嵌合用の凸部31は、適宜間隔をおいて周状に分散配置される複数の分散状突起であってもよいが、キャップ6の内面との摺動が、より一層、円滑になる点、及び製造が容易である点で、環状であること(請求項)が好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について図面に従って説明する。
【0013】
(第1実施例)
図1及び図2に第1実施例を示す。筆記具1は、筆記具本体2と、筆記具本体2のペン先71側に着脱自在なキャップ6とからなる。また、前記筆記具本体2は、合成樹脂製の軸筒3と、該軸筒3の前端に着脱自在に螺着される金属製の先体5と、該軸筒3内部に交換可能に収容されるレフィル7(ここではボールペンレフィル)とからなる。また、前記キャップ6は、合成樹脂の射出成形よりなる有底円筒体であり、その中間部内周面に環状突起62と複数の分散状突起61とを一体に形成し、その内部の底部に弾性材料よりなるペン先シール部材63を収容し、その外面に挟持部64(いわゆるクリップ)を一体に形成している。
【0014】
前記レフィル7は、主に、ペン先71(ここではボールペンペン先)と、ペン先ホルダー72と、インキ収容筒73とからなり、前記ペン先71を前端に圧入固着した合成樹脂製のペン先ホルダー72が、前記インキ収容筒73の前端に圧入固着されてなる構成である。前記ペン先ホルダー72の中間部外周面には、インキ収容筒73の前端縁と当接し、インキ収容筒73の前端の外径より大きい外径を有する鍔部72aが形成される。また、前記インキ収容筒73の内部には、インキが収容されると共に、該インキの後端には、インキ消費に伴って前進するグリース状の追従体が充填される。また、前記ボールペンペン先は、金属製パイプを外方から押圧変形し複数の内方突起を形成し、該内方突起をボール受座としたパイプ方式であるが、この他にも、ボール受座を金属製本体の切削加工によって形成するタイプであってもよい。
【0015】
前記レフィル7は、軸筒3の前端開口部より軸筒3の内部に挿入され、その後、先体5が軸筒3の前端に螺合される。このとき、前記ペン先ホルダー72の鍔部72aが、軸筒3の前端縁と先体5の内面とにより前後方向に挟持固定される。
【0016】
前記軸筒3は、合成樹脂の射出成形により得られる円筒体であり、その前部外周面には、環状凸部31と、該環状凸部31の前方に位置する環状平滑面32とが一体に形成される。さらに、前記環状凸部31の後方の軸筒3の外面には、環状凹部33が軸方向に延設され、そこに、弾性材料よりなる筒状のグリップ4が設けられる。
【0017】
前記グリップ4は、2色成形等による軸筒3との一体成形によって設けられたり、または軸筒3外面に取り付けられる別部材によって設けられる。前記グリップ4の弾性材料としては、例えば、ゴムや熱可塑性エラストマー等が挙げられる。
【0018】
また、前記グリップ4は、前部の小径部41と、後部の大径部42と、前記小径部41と前記大径部42とを接続する傾斜面状のガイド部43とからなる。前記グリップ4の小径部41の外径は、前記環状凸部31の外径より小さく、また、前記大径部42の外径は、前記小径部41の外径より大きく且つキャップ6の開口端の内径より僅かに小さく設定される。また、前記小径部41の外面には、複数本の環状溝が設けられ、グリップ4を把持した際の滑り止め効果を向上させている。尚、前記ガイド部43の形状は、後方に向かうに従って大径となる形状であれば、傾斜面状の他にも、凸曲面状、凹曲面状等であってもよい。
【0019】
前記キャップ6を前記筆記具本体2のペン先側外面に装着した際、軸筒3の外面の環状凸部31とキャップ6の内面の分散状突起61とが乗り越え嵌合すると同時に、軸筒3の外面の環状平滑面32とキャップ6内面の環状突起62とが圧入嵌合する。キャップ6の開口端の内径は、グリップ4の大径部42の外径より僅かに大きいため、前記大径部42はキャップ6開口端に圧入嵌合されることが回避され、円滑なキャップ6の着脱が可能となると共に、キャップ装着状態でキャップ6の開口端内面により大径部42の外面が包囲されるため、キャップ6の径方向のぐらつきを防止できる。また、キャップ6装着過程で、前記ガイド部43がキャップ6開口端と摺接することにより、キャップ6の開口端を円滑に大径部42へ案内することができる。尚、本実施例では、前記グリップ4の大径部42は、キャップを装着した際にキャップ6の開口端より露出するよう、後方に延長されている。
【0020】
前記凸部31を有する軸筒3を構成する合成樹脂材料は、少なくとも、グリップ4の弾性材料に比べて硬質な材料であって、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート、ポリアセタール、アクリル、ナイロン、アクリルニトリル・スチレン共重合樹脂(AS樹脂)、アクリルニトリル・ブタジエン・スチレン共重合樹脂(ABS樹脂)等が挙げられる。
【0021】
(第2実施例)
図3に第2実施例を示す。これは、第1実施例のグリップ4の変形例であって、第1実施例と異なる点は、小径部41の外面が環状溝等の存在しない環状平滑面よりなる点、ガイド部43の傾斜角度が第1実施例より大きく且つガイド部43の軸方向寸法が第1実施例より短い点、及び、大径部42の軸方向寸法が第1実施例より短く且つキャップ装着状態で大径部42全体がキャップ6の開口端に完全に包囲される点である。尚、作用効果及び他の構成は第1実施例と同様であるため説明は省略する。
【0022】
【発明の効果】
請求項1により、キャップ着脱の際、凸部が、キャップ内面と円滑に摺動するため、グリップの前部外面とキャップ内面との接触が回避され、円滑なキャップの着脱が可能となる。
【0023】
請求項により、円滑なキャップ着脱が可能となるとともに、キャップ装着完了状態で、キャップの径方向のぐらつきが十分に抑止され、さらに、キャップの開口端内面と大径部の外面とが圧入嵌合状態になることが回避されるため、より一層、スムーズなキャップ着脱が可能となる。
【0024】
請求項3により、キャップ装着を、より一層、スムーズにできる。
【0025】
請求項4により、より一層、キャップ内面とのスムーズな摺動が得られると共に、凸部を備えた軸筒の製造が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の要部縦断面図である。
【図2】図1の筆記具本体を示す要部外観図である。二点鎖線は装着したキャップの外形を示す。
【図3】本発明の第2実施例における筆記具本体を示す要部外観図である。二点鎖線は装着したキャップの外形を示す。
【符号の説明】
1 筆記具
2 筆記具本体
3 軸筒
31 凸部(環状凸部)
32 環状平滑面
33 環状凹部
4 グリップ
41 小径部
42 大径部
43 ガイド部
5 先体
6 キャップ
61 分散状突起
62 環状突起
63 ペン先シール部材
64 挟持部
7 レフィル
71 ペン先
72 ペン先ホルダー
72a 鍔部
73 インキ収容筒

Claims (3)

  1. 軸筒のペン先側外面に弾性材料よりなる筒状のグリップを設け、前記軸筒のペン先側外面に前記グリップの外面を覆うようにキャップを着脱自在に設けた筆記具であって、前記グリップより前方の軸筒の外面にキャップの内面と乗り越え嵌合する凸部を設け、前記凸部の外径を前記グリップの前部の外径よりも大きく設定し、前記グリップが、前記凸部の外径より小さい外径の小径部と、該小径部の後方に位置し、該小径部の外径より大きく且つキャップの開口端の内径より僅かに小さい外径を有する大径部とを備えてなり、キャップを軸筒のペン先側外面に装着した際、前記大径部の外面がキャップの開口端内面によって包囲されてなることを特徴とする筆記具。
  2. 前記グリップの小径部と前記大径部との間に、後方に向かって次第に大径となる外径を有するガイド部を設けた請求項記載の筆記具。
  3. 前記凸部が環状である請求項記載の筆記具。
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